品質マネジメントアプローチによる組織への持続的成功の達成を支援するための手引を示すISO 9000ファミリー規格のISO 9004:2009規格(「Managing for the sustained success of an organization -- A quality management approach」)のJIS版のJIS Q 9004:2010規格(「組織の持続的成功のための運営管理―品質マネジメントアプローチ」)が10月20日付けで発行されています


ISO 9001の規格要求事項の範囲を超えての品質マネジメントシステム(以降、QMSと略)の展開を考えている組織にとっては、9004は認証とかの対象にはなりませんが是非活用して欲しい規格です。



さて、……。


定番(商品)というのは、流行とかにかかわりなく、安定しての売上げが見込める代表的な(商品)を言うが、本日紹介する本書は、ISO 9001に取組む組織にとっての定番本。


世界的なベストセールス書としてISO 9001に関わる多くの人に読まれ活用されてきている一冊と思います。


「ISO」(国際標準化機構)のISO/TC176委員会の技術専門家のタスクグループが作成する中小組織のためのISO 9001で何をすべきかとの分かり易い指針書として、これまでに邦訳版についてISO 9001規格の94年版に対応して発行(1997年)され、また2000年版への対応した改訂版(2005年)がありましたが、今回、2008年の追補改正に対応した版が発行され、「中小企業のためのISO9001翻訳委員会」の監訳による書籍が発行されていますので紹介します。


このシリーズの第3版になります。


<<ポイント>>


ISO/SC176が作成したISO 9001の中小企業のための定番の実践ガイドハンドブックの2008年改正対応版。


本書は、冒頭の本書の使い方から始まり、


QMSとは何かという点について、QMSの必要性、始め方、その構築→運用のステップなど


構築の実践的な方法論(これからQMSを構築する場合、既存のQMSの最新化を図ろうとする場合)を


提言しています。


ISO 9001:2008規格の、まえがき、序文から、品質マネジメントシステム―要求事項について、


要求事項への理解の手引きからその要求事項の満たし方についての事例、提案を交えての指針を


分かりやすく解説しています。


本書:「中小企業のためのISO9001何をなすべきかISO/TC 176からの助言 2008年改正対応」です。


本書は、ISOの編著、原著:「ISO 9001 for Small Businesses. What to do」(ISOとITC(国際貿易センター)との共同発行)についての中小企業のためのISO 9001翻訳委員会(委員長 飯塚悦功先生)の監訳にて、2010年10月に日本規格協会より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


ISO」(国際標準化機構)が読者要望に応え「定番本を改訂」!


ISO 9001に取り組みたい/見直したい


スタッフにも最適な実践ガイド


-豊富な事例、やさしい解説


エキスパートからの有益な訳注付き



本書の中核となっている要求事項の解説等を含む『手引き』(ここでは、中小企業向けに、ISO9001:2008の組織への導入とシステム構築をどのように進めるべきかのノウハウについて、具体的に理解できるように実施事項の例も取り込んで解説してします。)の内容は、2008年改正に対応して更新されていますが、全体的な構成等の流れは、2000年版対応の前著(「ISOの本棚」で紹介)とあまり変わってはおりません。


本書には、その内容を補完する以下の付属書があります。


  • 附属書A:品質マネジメントシステムに向けたステップ
  • 附属書B:認証の概要
  • 附属書C:品質マネジメントの原則

本書は、最初に「QMSとは何か」といったQMSについての必要性の確認等からはじまり、


QMSの構築から運用、そして認証までの手順を付属書の内容を参照しながら解説していきます。


そして『手引き』では、用語の解説、まえがき、序文、要求事項といった規格の条項番号に沿って、最初にハッチングで規格本文があり、手引きによる解説が続くとの構成になっています。


とくに「邦訳版のまえがき」でも言及していますが、原著の一部に誤解を招きかねない記述・表現があるとして読者の理解を深める趣旨から本文の該当の箇所に訳注番号が付記され、巻末にまとめて中小企業のためのISO 9001翻訳委員会による訳注が掲載され本書の特徴にもなっています。


<<本書で何が学べるか>>


本書の前々版の原稿案のISO/SC176の審議過程で「このハンドブックは危険である。なぜならば中小企業だけでなくあらゆる起業(一般企業全般)にも適用できる有益な内容が解説されているかである。したがって指針にもかかわらず要求事項として用いられる危険性を秘めている」とのコメントを出したとの件が紹介されている。


前版で原書の一部に原著者の思い込みや誤解と思われる記述、言葉足らずな部分が少なからずあったとのことで訳注が掲載されるようになったとのこと。


今回の版では、我が国からの申し入れで一部その箇所の訂正が施されているとのことだが、訳注ともども『手引き』を活用することで組織のQMSの改善に役立つヒントが多数見いだせるように思います


<<まとめ>>


本書の活用の方法は、色々あると思いますが、ISO 9001に取り組む組織においては、QMSの構築・運用・見直しなどの局面で何か確認したい事項があった際の『手引き』書として手元に置いておきたい一冊と思います


なお本書の目次は、以下の内容です。
本書について
品質マネジメントシステム
 品質マネジメントシステムとは何か
 ISO 9001の品質マネジメントシステムとは何か
 なぜ品質マネジメントシステムが必要か
どのように始めるか
 最初のステップ
 次にすることは何か
 さらに先に進む
 自力でやる
 コンサルタントの活用
 認証とは何か
ISO 9001の手引
使われている用語の説明
ISO 9001
まえがき
序文
  0.1 一般
  0.2 プロセスアプローチ
  0.3 ISO 9004との関係
  0.4 他のマネジメントシステムとの両立性
品質マネジメントシステム―要求事項
1. 適用範囲
  1.1 一般
  1.2 適用
2. 引用規格
3. 定義
4. 品質マネジメントシステム
  4.1 一般要求事項
  4.2 文書化に関する要求事項
5. 経営者の責任
  5.1 経営者のコミットメント
  5.2 顧客重視
  5.3 品質方針
  5.4 計画
  5.5 責任,権限及びコミュニケーション
  5.6 マネジメントレビュー
6. 資源の運用管理
  6.1 資源の提供
  6.2 人的資源
  6.3 インフラストラクチャー
  6.4 作業環境
7. 製品実現
  7.1 製品実現の計画
  7.2 顧客関連のプロセス
  7.3 設計・開発
  7.4 購買
  7.5 製造及びサービス提供
  7.6 監視機器及び測定機器の管理
8. 測定,分析及び改善
  8.1 一般
  8.2 監視及び測定
  8.3 不適合製品の管理
  8.4 データの分析
  8.5 改善
附属書A 品質マネジメントシステムに向けたステップ
附属書B 認証の概要
附属書C 品質マネジメントの原則
参考文献
訳注



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