アメリカの中間選挙で下院では、民主党が大敗し、共和党が優位を占める結果となり、オバマ大統領も大幅な政権運営の見直しを余儀なくされる状態となっています。


アメリカでは、7月に国家予算編成の担当責任者だったピーター・オルザグが辞任し、9月には大統領経済諮問委員会の委員長だったクリスティーナ・ローマーも辞め、オバマ大統領の経済顧問だったローレンス・サマーズが年末に辞任するなどに象徴されるように失業など米国の経済状況が改善せず、オバマ大統領の人気が低下してきていることが原因とされています。


このような背景のもと米国の金融緩和策と関係して更なるドル安・円高の進行が懸念されています。


また11/13、14のAPEC首脳会議を控えて沖縄県尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像がインターネット上に流出する問題が発生しています。


こういう問題は、利する人が誰かを考察していくと像が見えてくるように思います。


かってない激動の大変化の時代が迫っているのは間違いがないように思います。


本日は、ISO/TS16949:2009規格の入門の解説書(2009規格の改定に対応した改訂2版:前著も「ISOの本棚」で紹介)を取り上げます。


筆者もそのまえがきで述べていますが、本書の初版が発行されたのは、5年前でその間に世界の自動車産業では今までにない様々な変化(「アメリカのビッグ3の衰退」、「中国の自動車生産台数世界一」、「韓国、タイ、インドの台頭」、「ハイブリッド車の普及と量産型電気自動車の開発・製造」、「トヨタ自動車の安全欠陥による史上最大級リコール」、「VWとスズキの提携、日産・ルノーとダイムラーの提携」etc)が生じています。


自動車部品サプライヤーチェーンのグローバル化により自動車部品メーカーでのISO/TS16949のニーズは、世界的に高まって来ています。


この規格は、自動車部品メーカーだけでなく他の製造業のQMSへの活用の価値が高い規格です。


<<ポイント>>


QMSの自動車セクター規格のISO/TS16949:2009規格の解釈と運用について丁寧に解説する入門書(第2版)。


本書では、


自動車産業と品質マネジメントシステム、


ISO/TS16949の認証制度、


ISO/TS16949の用語など含む基本の概説にはじまり、


ISO/TS16949:2009の要求事項のポイント解説を中心に


TSの内部監査とマネジメントレビューの肝について、


内部監査チェックリスト、コアツール(FMEA、SPC、MSA)の活用から、


自動車産業の社会的責任(CSR)とリコール問題にも


TSの観点から言及するなど、


ISO/TS16949:2009規格の解釈から運用等を


図解を交えて入門者向けに分かりやすく解説しています


本書:「よくわかるISO/TS16949 自動車セクター規格のすべて〈2009年版〉(第2版)」です。


本書は、著者:長谷川 武英氏にて、2010年9月に日刊工業新聞社から発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の第1版にあたるISO/TS16949:2002規格に対応した解説書の「よくわかるISO/TS16949 自動車セクター規格のすべて」では、9章から構成されていましたが、本書では、章が一つ減って8章となっています。


前著では、「顧客固有要求事項(COP)」について一つの章を割いていましたが、本書では、その解説が他の章に統合されています。


ISO/TS16949:2009固有要求事項の要点の解説だけでなく、全般的に見直しされていますが、内部監査とマネジメントレビュー、ISO/TS16949要求事項に対する内部監査チェックリスト、自動車産業の社会的責任(CSR)とリコールの章が特に強化され、充実した内容になっています


筆者が本書の読者層として想定している「経営層」、「管理責任者」、「実務者」、「新規参入企業」に向けて各章のはじめでその章の各層向けのおすすめ度というのを星のマークで示しているのも新しいところになります。


ISO/TS16949:2009 固有要求事項の解説に関しては、初版の場合と同様に規格本文の引用部分を枠囲みで示してあるが、IATFの著作権の関係から対訳本とは異なる筆者独自の表現になっています。


このスタイルもなかなか読み易いように思います。


また解説では、特にポイントとなる部分は、ゴシックで強調してまとめられています。


内部監査に関する箇所には、効果的な経営ツールとの観点からウエイトをおいて記載されています。


ISO/TS16949:2009の内部監査は、如何にあるべきか?


またその結果を受けてのマネジメントレビューは、どうあるべきか?


との考察に1章を割き、さらにTSの内部監査チェックリストにも1章を設けるとの構成になっているのも本書の特色となっています。


ちなみに内部監査チェックリストは、規格要求事項の条項番号毎にチェックポイントを表でシンプルな箇条書きでまとめており活用する側での便宜が考慮されたものとなっています。


自動車業界以外でも活用できる内部監査の効果的な手法についての解説が強化され充実しています。


またISO/TS16949:2009の認証を得るためのIATF認証取得ルール第3版に関しても詳解されています。


[日本の自動車業界とISO9000の歴史]といったコラム欄もあり参考になります。


またトヨタ車リコールの問題をTS規格の観点から考察している箇所などはユニークな内容となっています。


FMEAなどのコアツールの解説も初版に引き続き明快なものとなっています。


初版もそうでしたが、図表を多数交えて視覚的にも入門者が取っ付き易い解説となっています。


<<本書で何が学べるか>>


本書では、自動車セクター規格のISO/TS16949によるシステム構築から運用に関する基本的な知識を図表を交えて分かりやすく解説しています


ISO/TS16949:2009規格の全体像を学ぶには、格好の一冊です


自動車業界以外の製造業のQMSの改善に参考となる情報が織り込まれています。


<<まとめ>>


本書は、TS規格に関係する自動車部品サプライヤーチェーンの組織の管理責任者等の関係者以外にも経営者の方にも是非読んで頂きたい一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 自動車産業と品質マネジメントシステム  
1.1 Q・C・Dが重視される自動車産業と製品特性  
1.2 世界における日本の自動車部品産業  
第2章 ISO/TS16949の認証制度  
2.1 自動車産業固有の認証制度の歴史  
2.2 ISO/TS16949の枠組みと要点  
2.3 ISO/TS16949認証制度の特徴  
2.4 ISO/TS16949:2009の認証  
第3章 ISO/TS16949の基本  
3.1 基礎となる「品質マネジメントの8原則」  
3.2 ISO9004:2009(指針)のねらい  
3.3 品質マネジメントシステムの有効性  
3.4 プロセスアプローチ  
3.5 ISO/TS16949:2009ガイダンスマニュアル  
3.6 TSの到達目標  
3.7 適用範囲  
3.8 定義  
第4章 ISO/TS16949:2009固有要求事項の要点  
4.1 一般要求事項  
5. 経営者の責任  
5.6 マネジメントレビュー  
6. 資源の運用管理  
7. 製品実現  
7.2 顧客関連のプロセス  
7.3 設計・開発  
8. 測定、分析及び改善  
8.2.2 内部監査  
第5章 内部監査とマネジメントレビュー  
5.1 内部監査は効果的な経営ツール  
5.2 ISO/TS16949:2009で要求されている内部監査  
5.3 効果的な内部監査員の選定  
5.4 内部監査員の教育と力量  
5.5 効果的な内部監査アプローチ  
5.6 プロセスアプローチ型内部監査  
5.7 内部監査のテクニック  
5.8 有効な指摘  
5.9 暫定処置(封じ込め)、是正処置及びフォローアップ  
5.10 品質リスク予防の内部監査アプローチ  
5.11 内部監査プログラムの有効性  
5.12 マネジメントレビュー  
第6章 ISO/TS16949要求事項に対する内部監査チェックリスト  
4. 品質マネジメントシステム  
5. 経営者の責任  
5.6 マネジメントレビュー  
6. 資源の運用管理  
7. 製品実現  
8. 測定、分析及び改善  
8.2.2 内部監査  
8.5 改善  
第7章 品質コアツールの活用  
7.1 品質コアツールについて  
7.2 故障モード影響解析(FMEA)  
▲ケーススタディ:自動車のSFMEA  
7.3 統計的工程管理手法(SPC)  
7.4 測定解析(MSA)  
第8章 自動車産業の社会的責任(CSR)とリコール  
8.1 自動車のリコール  
8.2 リコール事例にみる問題分析  
8.3 リコールをISO/TS16949で検証する  
8.4 「品質マネジメント8原則」の実践と「内部監査」の活用  


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