財団法人日本科学技術連盟が行うマネジメントシステム監査員(内部監査員、第二者監査の監査員等)の力量に関わる検定制度に関してその4級問題集については、先日の「ISOの本棚」でも紹介しましたが、品質QMS、環境EMSを対象とした3級問題集が発行されていますので紹介します


現在、組織の内部監査員は、ざっと150万人と推定されているようです。


監査員の力量には個人差があって、そのレベルもさまざまなため、システムの有効性に内部監査が十分な機能を果たせていないのではないかとの懸念から検定制度でその力量を見極められるようにしたいとの趣旨のようです


力量の一つの客観的な評価(御墨付き)とある程度の力量の平準化に役立てるというものかと思われます。


このマネジメントシステム監査員検定では、


  • 4級(内部監査員候補者)が共通
  • 3級(監査員メンバー)がQMS、EMS、ISMS、PMS(Pマーク)
  • 2級(監査員チームリーダー)がQMS、EMS、情報セキュリティ(ISMS+PMS)
  • 1級が共通

となっていて、2から4級は誰でも受験できるが、1級(監査員を指導できる立場)は、2級合格者が対象となっています。


2010年10月1日から12月22日までが受け付け期間で、2011年2月26日(3級、4級)、2011年2月27日(2級)などとなっていて、受験料が4級(5,000円)、3級(8,000円)、2級(14,000円)、1級(25,000)とされています。


なお日本科学技術連盟のホームページに詳細なこの制度の案内があります。


<<ポイント>>

監査員検定3級[品質QMS、環境EMS]を対象とした検定試験のための問題及びその解答・解説集。


本書では、


マネジメントシステム監査員検定の概要を解説した上で、


問題編では、問題は、


[品質QMS]では、第1問から第14問まで


[環境EMS]では、第1問から第13問まで


いずれも、平均して各1問に5つ程度(設問のア)~オ)といった)問題があり、いずれも4択で解答を選択するもので解答欄に選択肢の言葉の記号を記入していく形式)が取り上げられています。


解答・解説編では、最初に解答があり、それは、何故かとの解説が続く、


という構成で監査員検定3級のための事前学習のための問題集としてまとめられています。


本書:「マネジメントシステム監査員検定3級問題集[品質QMS、環境EMS]」です。


本書は、著者:日科技連ISO審査登録センターにて、2010年10月に日科技連出版社より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

先に紹介した4級の監査員検定の問題集では、監査員の心構えから、マネジメントシステム、監査の基本的事項を確認するとの内容となっていましたが、


本書では、ISO 19011:2002(JIS Q 19011:2003)規格の内容も含まれていますが、ISO 9000:2005(JIS Q 9000:2006)の基本用語、ISO 9001:2008(JIS Q 9001:2008)、ISO 14001:2004(JIS Q 14001:2004)の各規格の要求事項の理解を中心とした内容になっています


規格要求事項に関わる「不適切な説明」、「適切な説明」を4択から選択したり、要求事項の解説文中の【   】に入れるべき適切な用語を4択から選択したりといった形式になっています。


本書は、検定制度を受験する監査員だけでなく、組織で内部監査員を教育する立場の人にも教育ツールとして活用できる内容にもなっています。


この監査員検定制度が組織の内部監査員の力量の向上に役立ち組織のマネジメントシステムの有効性の改善がより進むように期待したいと思います。


トップの理解によりますが、多くの組織で内部監査員がどのような立場にあるかと言うと当然ながら内部監査員は、組織では多忙な本来業務を抱えており、内部監査員としてはある種ボランティア的な立場でその使命を果たしているという重たい現状があります。


将来、認証機関に所属してのISO審査員を目指すような内部監査員は別としてそうではない大部分の内部監査員には、内部監査自体が余技的な対応にならざるを得ないため内部監査員としての力量向上のためになかなか時間を割けない面があると思います。


認証を取得している組織で認証を維持するためにサーベイランス審査、更新審査などの第三者認証機関の審査の受審が必須です。


審査機関の審査では、各マネジメントシステムの審査員がマネジメントシステムの適合性、有効性等の審査を実施します。


極端な話をすると内部監査員が力量を極めていくと内部監査で外部監査と近似した監査が組織内で実施できることになるかと思われます。


内部監査員にどのような力量を求めるかということになりますが。


第一者、第三者と監査がダブると確かにシステムの改善の可能性は高まると思われます。


この姿は、何か違うように思います。


喩えて言えば、両者の監査の質は、百貨店型と専門店型での棲み分けのようなことが望ましいのではないかと。


第三者監査の認証機関が行う審査は、百貨店型で規格の要求事項等を基準として幅広く行うもの。


組織の内部監査においても、規格の要求は満たさないとマネジメントシステムの体をなさないのでそこは、それなりのチェックをするとして、専門店型でむしろ組織の経営上の問題等を重点化して深掘りするもの。


それには内部監査に対する方法論が必要ですが。


専門店型で組織の経営上の問題等を指摘できるには内部監査員には、規格の要求事項の世界とは違う相当な力量が必要になります。


このようなことができる内部監査員の評価も高く内部監査員自身のモチベーションも高くなります。


専門性を掘りさげる領域は、そのようなニーズさえ明確になっておれば、社内的に困難とすればアウトソースするという選択肢もあると思われます。


少し、書籍の紹介から少し脱線してしまいましたが、……。


人間万事塞翁が馬。


世の中、行動した人だけが結果を得ることができます。


かって私も公害防止管理者試験制度ができたときに自分の業務に関係なく、水質、大気の試験にチャレンジし合格することができました。


結果、後の自分の可能性を拡げることができたと思っています。


監査員検定を受験するかどうか迷っていたら周りの顔色を伺うことなくチャレンジしてみてはどうでしょうか。


この検定に合格したことがスタイタスになるかどうかは別として、自分のステップアップの新しい可能性が開かれることになると思います。


本書は、監査員検定3級[品質QMS、環境EMS]を対象とした検定試験のための問題及びその解答・解説集としてなかなか練られた設問が用意されていると思います。


また解答・解説のページに改めて設問内容が記載してあって改めて問題のパートを見返すといったことが不要といった使い勝手も配慮されています。


<<本書で何が学べるか>>

監査員検定3級[品質QMS、環境EMS]を対象とした検定試験のための問題及びその解答・解説集として事前学習のための分かり易い問題集となっています。


<<まとめ>>

本書は、監査員検定3級[品質QMS、環境EMS]の検定試験の受験の方はもちろん、組織の内部監査員の研修のテキストとしてもオススメの一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
マネジメントシステム監査員制度の概要
問題編
[品質QMS]
解答欄
[環境EMS]
解答欄
解答・解説編
[品質QMS]
解答
[環境EMS]
解答
参考文献


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