「歌は世につれ世は歌につれ」


と歌は世相を映す鏡と言われる。


今の時勢は、EXILE(エグザイル)などが象徴しているのかと思われる。


「いつでも君のために I Wish」と愛を語りかけています。


確かに現代は、愛が渇望されているように思われます。


周防大島(正式には屋代島というのだそうだが)という瀬戸内海の山口県大島郡周防大島町に属する島。


人口2万人弱の温暖な地域でリゾート化が進んでいます。


この島の山口-広島側の安芸灘に面して「星野哲郎記念館」というのがあります。


私は、何度か建物を眺めて通り過ぎたことはあるが入ったことはありません。


星野さんは、昨年亡くなられましたが、北島三郎、都はるみ、水前寺清子、鳥羽一郎などの演歌を中心に4000曲の作詞を残され、数々のヒット作を生み出しています。


その一つに水前寺清子さんの代表曲となった「三百六十五歩のマーチ」があります。


「人生は ワン・ツー・パンチ」と繰り返しています。


ジャブの1発に留まることなく2発目の決定打も続けて打ち、いつも新しい希望の虹を抱いてひたすら前向きに元気よく進もうと呼びかけています。


歌詞の「三歩進んで 二歩さがる」とのフレーズには、背景に絵双六(すごろく)のような人生観があるように思われます。


「三百六十五歩のマーチ」がヒット曲となったのは、この絵双六(とくに出世双六)のような、あるいは春夏秋冬で(苦難の冬の時期も耐えれば、やがて春の芽吹きの時期も訪れると)考えるといった人生観が高度成長時代を迎えようとしていた日本人の心情にフィットしていたからかと思われます。


絵双六は、かって児童雑誌の正月号などの付録の定番となっていましたが、今日では余り見かけず、ボードゲームやテレビゲームに進化・発展してきているように思われます。


成功法則というのも時代と共に進化・発展するものなのか。


神田昌典氏と渡部昇一氏とが自己啓発書を読んでもなかなか成功できない理由など解き明かしながら、日本人の成功法則について語っている本を紹介します


ポジティブ思考のもと富と成功をつかむことにフォーカスした西洋由来の人生観とは異質の両者がこれまでの人生で体得し行き着いた日本人のための成功の世界を説いています。


成功法則にも不易流行があるとすれば、そのコアの不易部分はどのようなものになるかを語っています


<<ポイント>>

欧米にはない日本人のための成功法則とはどのようなものかを神田昌典氏と渡部昇一氏とが語っている本


「成功」も歴史的な大転換点にかかっているとし、究極の成功法則は人生と歴史にフォーカスし、自らの「命の意味」を知ることに尽きるとしています


そのために長い時間軸で自分を社会とを位置づけるフレームワークを把握することが必須と説いています。


そして、成功のフレームワークをつくるための以下の7つの条件について語っています。


  • 人生を好転させる条件
  • お金に好かれる条件
  • 人生の流れをつかむ条件
  • 歴史観を育てる条件
  • トレンドを読む条件
  • 人生の師と出会う条件
  • 世代を超えた「知的生活」の条件

渡部氏と神田氏とが世代差を超えて、父が歴史を語り、子が現代に読み解くといった趣で成功法則について語っています


本書:「父から子に語る 日本人の成功法則」です。


人生と歴史のフレームワーク力」との副題が付いています。


本書は、神田昌典氏と渡部昇一 氏との共著にて、2010年12月にフォレスト出版より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


日本人のための
「不滅の成功法則」
があった!

神田昌典が行きついたもの、
渡部昇一が体得した知恵。
自己啓発書を読んでも
成功できない理由が
明らかになる。


本書は、下記の目次のように7章から構成されています。


上に紹介した成功のフレームワークをつくるための7つの条件が各章のテーマになっています。


二人の話は、


渡部氏がその博学の知識・知恵の引き出しの中から、ご自身の歩んできた道や歴史上の偉人のエピソードを取り上げ、その人生観を語れば、


神田氏がマーケッターらしいユニークな感性でフォローし、自分の世界観を交えフレームワークとしてまとめていく


といったやりとりを通して対談が展開されています。


父と子ほどの年代差を超えて両者の対談は、良いシナジー効果を生んで説得力ある内容になっています。


本書の「はじめに」で神田氏が説いていますが、


この時代に生まれて来た自分の「命の意味」を知ることこそ日本人にとっての成功法則


不易部分ではないかというのが本書のモチーフになっています。


そのために長期的な時間軸において自分と社会とを位置づける以下の神田流の3つのフレームワーク等が取り上げられています。


  • 父から子へと受け渡される世代により突き動かされ、70年で一巡する歴史サイクル
  • 個人の人生にも季節があると考え、12年で春夏秋冬が一巡する個人の人生サイクル
  • 7年毎に節目を持って12段階で成長していくシュターナーの人生の成長ステージ

とくに人間や社会は直線ではなく、スパイラル状で進化していくとの認識が大切と説いています。


このあたりは、神田氏のかねてからの主張とも整合しており、ぶれない軸なのだろうと思われます。


一部で神田氏のビジネスの宣伝的な箇所も散見されますが、含蓄に富んだ偉人の言葉など中身濃く取り上げられていて勉強になります。


たとえば、吉田松陰について、門弟・高杉晋作に送った手紙の「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあればいつでも生くべし」の言葉をはじめ、『留魂録』の記述などを参照しながら以下のように結んでいます。


「ニ十歳で命が惜しければ、三十歳になっても惜しいだろう。三十歳で惜しければ、40歳になってもやっぱり命は惜しい。そうしてダラダラ生きているのであれば、「死して不朽の見込み」ありと思うあたりで潔く死ぬのが男だ、というのが松陰の思想の要諦だと思います。」


取り上げられているのは、器の大きな偉人の話題だけではない。


管首相について、


国家観念など要らない。政治の主体は基本的に市民でなければならないからだ


という松下圭一氏先生の『市民自治の思想』


が自分の原点となっていると所信表明演説で述べたことを取り上げ、


そんな反国家的な思想が我が国の首相の「原点」になっているのですから、空恐ろしい話ではありませんか


と斬っている。


これは正鵠を射た話で慧眼である。


参院選以降の連戦連敗の選挙結果等に反映されている民意を聞く耳も失い、原点であるはずの市民からも離れかつ国家観も持たない権力亡者として居座る姿は、空恐ろしく、身内であるはずの参議院議長からも『国を任せられない』との前代未聞の批判がでるのももっともだと思う。


本書から離れますが、松下幸之助さんが自らの事業・経営の使命を知ったとされる「命知」についてのエピソードが、こちらのPanasonic企業情報の「松下幸之助物語」で紹介されています 。


本書の「お金に好かれる条件」の章では、渡部氏が20歳のころにその著作を読んで啓発されたという本多静六博士の骨太の人物像にまつわるエピソードが詳しく紹介されています。


このエピソードをはじめ本書には、読者の「命知」のきっかけになるかも知れない話題が多数語られています。


また本書には神田氏の音声ファイルの無料プレゼントのサイトが紹介されDLできるようになっています。


<<本書で何が学べるか>>

本書では、日本人のための「不変の成功法則」について7つ(人生の好転、お金に好かれる、人生の流れをつかむ、歴史観を育てる、トレンドを読む、人生の師と出会う、知的生活をおくる)の切り口から多彩な歴史上の偉人のエピソードを交え説かれています


渡部氏が歴史を語り、神田氏が現代に読み解くといったやりとりを通して両者の人生観がシナジー効果を持って浮き彫りにされています


<<まとめ>>

本書は、若い世代の方にこそ読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は以下の内容です。
はじめに 「人生のフレームワーク」とは何か?(神田)
第一章 人生を好転させる条件
『マーフィー眠りながら成功する』が私の人生を変えた(神田)自由な社会から「夢」が生まれる(渡部)
成功には社会という視点が必要不可欠(神田)
個人の成功は基礎を固めることからはじまる(渡部)
「下積み仕事」は成功への第一歩(神田)
重要だと思ったことをつづけていれば運は開ける(渡部)
人生のサイクルを知れば運は見きわめられる(神田)
人生には人それぞれの四季がある(渡部)
人生に試練のときは必ずやってくる(神田)
人生には大きなチャンスが3回ある(渡部)
フロー状態で人生のチャンスをつかむ(神田)
運が開けたときこそ、さらに研鑽を積む(渡部)
第二章 お金に好かれる条件
お金は生活を豊かにする「友」である(渡部)
お金はその人の性格を拡大していく(神田)
お金持ちは憎むべき存在ではない(渡部)
「金儲けは汚い」という思想はどこから生まれたのか(神田)
世の中には「汚い富」と「清い富」がある(渡部)
お金に対する罪悪感はリアルなお金で消す(神田)
本業でお金を遣うと本業に返ってくる(渡部)
性格が違う「感謝のお金」と「欲望のお金」(神田)
「お金の達人」だった本多静六博士(渡部)
いまの時代にも必要な「4分の1貯蓄法」の教え(神田)
戦後失われてしまった「個人の幸せ」(渡部)
人生観・死生観はお金の使い方から生まれる(神田)
大損失も厭わない「明治人の気骨」(渡部)
稼いだお金はその人のエネルギーに等しい(神田)
自腹で「私設研究室」をつくる(渡部)
「贅沢」を否定する日本人の嫉妬心(神田)
高所得者に対する税制は社会主義的発想である(渡部)
高所得者が海外に脱出する時代がくる(神田)
お金に対する偽善が幅をきかせる時代(渡部)
お金から好かれる、お金との付き合い方(神田)
第三章 人生の流れをつかむ条件
歴史的大転換は「70年周期」で繰り返される(神田)
「40~50年周期」だった江戸時代(渡部)
「志能公商」という流れで歴史的人物があらわれる(神田)
鳥の目で歴史を見直すと出来事に類似性が見える(渡部)
人生にもビジネスにも現れる「12年」というサイクル(神田)一流二流が決まる「苦悩の時代」の過ごし方(渡部)
ビジネスは森を見れば展開が読める(神田)
第四章 歴史観を育てる条件
戦前・戦後の激動期と2015年の大転換期(神田)
「暗黒時代」ではなかった戦前の社会(渡部)
戦前は国民がタンゴを踊っていた(神田)
「暗黒時代」を象徴する「配給制度」(渡部)
配給制度にならう現代の「子ども手当」と「高校無償化」(神田)
戦後日本を決定づけた「公職追放令」の後遺症(渡部)
左翼思想が幅をきかせた戦後という時代(神田)
「赤い風潮」に染まらなかった上智大学(渡部)
大学も企業も原点に立ち戻るしかない(神田)
第五章 トレンドを読む条件
世代のトレンドは生活環境から見えてくる(神田)
対立からは生活環境は解決されない(渡部)
現在の「グリーン革命」も流行にすぎない(神田)
これからの日本は「ユダヤ化」していく(渡部)
「東アジア共同体」という流れはビジネスでは避けて通れない(神田)
中国があるかぎり「東アジア共同体」は危険(渡部)
日本はアジアの橋わたし役になれるのか(神田)
日本の活路は「エネルギー大国」になること(渡部)
日本の技術イノベーション力は低下している(神田)
「抵抗勢力」がなくなれば日本の将来が見えてくる(渡部)
「心の内戦」の時代に求められるビジネス像(神田)
日本人の本能を呼び覚ますことが未来への第一歩(渡部)
第六章 人生の師と出会う条件
二度の留学体験(神田)
求める気持ちがあれば必ず師に出会える(渡部)
本物の師は成功だけでなく人生の陰影も教えてくれる(神田)
師弟関係に信頼関係は不可欠(渡部)
人生の師はすでにあなたの近くにいる(神田)
師の生き方から自分の人生をイメージする(渡部)
人生のイメージはビジネスでも重要(神田)
尊敬する人の仕事をイメージする(渡部)
パートナーは師と同じくらい人生を左右する(神田)
パートナー選びにおける日本人の知恵(渡部)
第七章 世代を超えた「知的生活」の条件
本だけは与えてくれた両親の教育(渡部)
ビジネスの糧となる濫読のすすめ(神田)
読書はインターネットでは味わえない「精神の食事」である(渡部)
ビジネス書は自分の仕事の刺激材料にする(神田)
日本人の読書時間は驚くほど減っている(渡部)
読書時間を効率よくする究極の方法(神田)
音読には「一石三鳥」の力がある(渡部)
名文を暗記することの効果(神田)
暗記は記憶力を衰えさせることがない(渡部)
インターネットは現代人から記憶力を奪った(神田)
人生は記憶に勝るものなし(渡部)
記憶を一瞬で引き出す未来のツール(神田)
おわりに 書物は時代を超えて英雄を生み出す(渡部)


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