「時間がない」「儲からない」「先が見えない」という状況で走り続けるしかないといった経営者の声を頻繁に聞くが、…。


会社がうまくいくか、どうかの鍵は経営者(とくに、『経営者の思考』)が握っている


と『レバレッジ・リーディング』『レバレッジ勉強法』など、累計70万部突破を誇るレバレッジ・シリーズの著作、そして日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジ・マネジメントのアドバイスを行う著者:本田 直之氏は、言う。


経営者(ここでの経営者は、トップだけでなく、役員、マネジャークラスも含む経営幹部)は、考えることが大前提であるとし、「考えるツール」として、以下の6つの軸について68項目のQ&Aを通して『レバレッジ・シンキング』を説いている本を紹介します。


  1. 経営者のレバレッジ
  2. 戦略のレバレッジ
  3. 営業のレバレッジ
  4. ブランドのレバレッジ
  5. 仕組み化のレバレッジ
  6. 組織のレバレッジ

<<ポイント>>


経営幹部のための実践的なレバレッジ・マネジメントの本


レバレッジ(leverage)は、「てこ」ですが、「レバレッジ・マネジメント」とは、レバレッジを効かせて少ないインプット(経営資源投入)で大きなアウトプット(経営成果)を追求する筆者流のマネジメント手法


本書では、経営幹部に向けて筆者自身が現場で培ってきた生の体験に基づく実践的な経営ノウハウを語っています。


日米のベンチャー企業10数社の経営に携わり、売上の劇的向上、IPOなど数々の実績をあげてきた経営論になります。


帝王学では、以下の3原則が良く説かれます。(評論家:伊藤 肇 氏が『現代の帝王学』で、説いている、その師・安岡 正篤 氏から学んだ「帝王学の三つの柱」である。)


  1. 原理原則を教えてもらう師をもつこと
  2. 直言してくれる側近をもつこと
  3. よき幕賓(ばくひん)をもつこと

しかしこのような師、側近、幕賓(アドバイザー、スポークスマンの意)は、そうそう持てるものではありません。(一国の首相すら持てていないのは歴然。)


筆者は、「はじめに」で、本書が経営幹部にとっての第三者的なアドバイザー機能を持つとし、「セルフチェック」の要素も備えていると述べています。


本書:「レバレッジ・マネジメント」です。


少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略」との副題が付いています。


本書は、著者:本田 直之氏にて、2009年1月に 東洋経済新報社 より発行されています。


レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』
東洋経済新報社
発売日:2009-01-16
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:44
おすすめ度:4.5
おすすめ度3 そろそろネタ切れでしょうか。
おすすめ度4 神楽ポイント
おすすめ度5 装丁がかっこよすぎる!
おすすめ度4 投資視点=「時間を何倍も有効に使う方法」
おすすめ度5 「経営がうまくいく」企業の「経営者」が本当に「やるべきこと」

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


経営者版 レバレッジ・シンキング

累計70万部突破のレバレッジ・シリーズ最新刊!

「時間がない」「儲からない」「余裕がない」…。

すべての原因と結果は

あなたの思考にある。

日米のベンチャー企業の経営者として、売上の劇的向上、IPOなど数々の実績をあげてきた著者による実践的「経営論」



筆者は、「はじめに」で以下のようにそのロジックを展開していく。


「時間がない」「儲からない」「余裕がない」と走り続けるだけの自転車操業では、マイナスのスパイラルに陥り先は暗い。


430万あると言われる企業を大別すると「うまくいくか」「いかないか」どちらかしかない。


そしてその分岐点を分けるのは、「経営者の思考」次第。


今こそ「経営者の思考」を根底から問い直してみよう。


レバレッジとは「てこの原理」のことであるが、経営者は「てこの支点=力の入れどころ」を知っておかなければならないとし、レバレジッジ・マネジメントのチェックポイントを6つのアイテムに分けて取り上げています。


本書は、6章から構成され、「経営者のレバレッジ」(経営者の思考について20のQ)、「戦略のレバレッジ」(会社の将来についての15のQ)、「営業のレバレッジ」(自社の製品・サービスの販売について7のQ)、「ブランドのレバレッジ」(自社のブランド化について10のQ)、「仕組み化のレバレッジ」(会社の業務改善について6のQ)、「組織のレバレッジ」(会社組織の有効な成果について10のQ)との展開になっています。


また本書の最後には、上記の68のチェック項目を一覧表にまとめて、経営者として自己評価できるようにチェック表が添付されています。


本書の一端を紹介します。


第1章の「経営者のレバレッジ」の冒頭で、『考える経営者』になるために以下のような7つの「思考に必要なスキル」を身につけておきたいとしている。


  1. 考える時間を確保するための「時間のスキル
  2. 自分の力で現状を打破する「内部要因思考のスキル
  3. 聞く耳を持ち、良いことは実行する「素直さというスキル
  4. 細かいことをいちいち考えずに自動操縦できる「無意識化のスキル
  5. やらないことを決められる「劣後優位のスキル
  6. 経営戦略を考える上で欠かせない「時代のうねりを見るスキル
  7. 一度の成功を二度、三度と繰り返すための「再現性のスキル

また上記に加えて、思考が一時的な感情に蝕まれないためのメンタルタフネスを備えていればその会社の未来は盤石となると説いています。


これらの各スキル等について詳細に以降のQ&Aスタイルで解説しています。


<<本田 直之 氏の書籍>>


「ISOの本棚」のブログですでに紹介した以下のような『本田 直之』氏の本がありますのでご参照下さい。



<<本書で何が学べるか>>


本書では、マネジャー、役員も含む経営層の立場の人に向けての本田流のレバレッジ・シンキングのエッセンスについて質問形式で68問の解説を通してノウハウが説かれています


少ない労力で高い経営成果をあげるための筆者の経験に基づく「実践的」な生の経営論が語られており参考になります


<<まとめ>>


これから起業を志す人や、ベンチャー企業の経営者、さらに現在、マネジャーの立場にある、これからマネジャーになろうとされるビジネスパースンには、お薦めの一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 経営者のレバレッジ
第2章 戦略のレバレッジ
第3章 営業のレバレッジ
第4章 ブランドのレバレッジ
第5章 仕組み化のレバレッジ
第6章 組織のレバレッジ




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「企業を取り巻く環境は刻々と変化している今日の状況において、最も元気がある企業というのは、お客様との距離を縮め生涯個客を作ることに情熱を傾けている企業である。」と述べ、20世紀をマーケティングの時代、そして21世紀をホスピタリティの時代とする著者が空間的、時間的、数量的、品質的など、ビジネスをあらゆる「距離」というコンセプトから捉えなおし、実践的な手法を提示している本を紹介します


「商品やサービスの企業間格差がなくなったなかで、競争優位性を確保するには、お客様との人間的距離を埋めることが必要。周囲を見渡すと、人々の関心は有形のものから無形のものへとどんどん移行している。今日は、モノよりも心を重視する時代。」とホスピタリティ理論にもとづく経営コンサルタントとして注目されている著者:浦郷 義郎氏が説いています。


<<ポイント>>


ビジネスに「距離」のコンセプトを取り込んだホスピタリティを活かした新しいマーケティングの実践法の解説書


従来のマーケティングによって、確かにお客様と企業との経済・技術的距離は縮まったけれども、お客様との時間的・空間的距離を限りなくゼロに近づけることこそマーケティング成功の鍵と説いています


本書:「ゼロ距離マーケティング」です。


なぜ、あの会社はリピーターが多いのか?」との副題が付いています。


本書は、著者:浦郷 義郎 氏にて、2008年11月にPHP研究所より、PHPビジネス新書の一冊として発行されています。


ゼロ距離マーケティング (PHPビジネス新書)
PHP研究所
発売日:2008-11-19
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:19213

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯、表紙カバーの裏面および折り返し部には、以下のように書かれてあります。


銀行やメーカーから、かまぼこ屋まで-----。

評判のいい企業の秘密は,「距離にあった。

明日のビジネスに活きるホスピタリティの真髄!

  • 企業とお客様との経済・技術的距離
  • 企業とお客様との社会・文化的距離
  • 企業とお客様との精神・倫理的距離

縮まった「距離」もあれば、広がった「距離」もある-----。

今、お客様と「つながる」ためのビジネス新思考をあなたに!

自動販売機化するサービス、差異化の難しくなった商品。一体、どうやって競争優位を生み出せばいいのか―。そんな声の聞こえるビジネス界で、今もっとも元気のある企業は、お客さまとの「距離」を縮め、生涯個客を作ることに情熱を傾けている企業だった!
 空間的、時間的、数量的、品質的…ビジネスをあらゆる「距離」から捉えなおし、実践的な手法を提示する画期的な書。これ一冊であなたのビジネスはうまくいく!


本書は、8章から構成されています。


一部の内容を紹介するとホスピタリティのエッセンスが以下のような起承転結といった論旨で説かれています。


各章のはじめには、『どの時代にもそれぞれの課題がありそれを解くことによって人類は進歩する。(H.ハイネ)<第1章>』といった箴言が掲載されており、また所々に「しおりど」が設けられ、トピックスを取り上げて解説しています。なお「しおりど」(枝折り戸)は、枝を折ってつくった簡単な戸のことで、樹木の枝や竹をつかった扉を、枝折り戸と呼んでいます。


今日、多くのビジネスでお客様対応が自動販売機化されている。口先でこそ「お客様を大切に」、「顧客満足」といっていても、実態はロボット軍団といった無味乾燥の接客対応になり顧客から遠ざかっていることに経営者も「茹で蛙」状態になっていて気づいていない


お客様を処理しているといった思いやりに欠けた対応では、決してお客様は満足するはずがない。お客さまに喜ばれそうだとか、儲かりそうだとか、ただ勘に頼ってのビジネスはとても危険。最近でも多くの若者がベンチャーに挑戦しているが9割以上が失敗に終わっている。仕事というのは、自分たちが汗水を流して発掘していくものだ


企業の経営者は未だにお客様を「顧客」として扱っているが、それではお客様が求めているものが見えない、分からない、悟れないので、お客様を「個客」として、ホスピタリティ・マインドを織り込んだ商品やサービスの提供していくことが必要だ。お客様が逃げ出してしまうことが無いように、日常的に従業員の対応が「最悪の瞬間」、「普通の瞬間」になっていないかを日々分析し、「最高の瞬間」にすべく努力を払うことが必要


戦後の日本の経済発展を振り返り、マーケティングとの関係を総括していくとマーケティングの役割がますます拡大している。特に今日のような成熟した社会では、市場はモノであふれる一方、お客様のニーズはますます個性化しているので、個の市場をタテに開発することが必要。個人も組織も社会との距離をつくってはならない。距離をつくると、個人も組織も社会から遊離してしまう。これまでの英知を結集したマーケティング努力で、様々なベネフィットを享受できるようになっている。


マーケティングは、人間の経済的・技術的ニーズを充足し、フィランソロピーは、社会的・文化的ニーズを満たしてきたが、今日では、お客様の精神的・倫理的ニーズに対しての対応が必要でこの精神的・倫理的ニーズを埋めるのがホスピタリティ。スキルとマインドのバランスがとれていることが大切で、バランスに欠けるとお客様は「生涯顧客」にはなってくれない。売り手の卓越したスキルに加え、精神性や倫理性を含むマインドがこれからのビジネスでもっとも重要なものになっている。なおホスピタリティ・マインド(HOSPITALITY MIND)の定義として(Hearty、Original、Self-contorolliable、Polite、Identical、Thoughtful、Attractive、Liberal、Impressive、Thankful、Youthfulと Mannerly、Interested、Neutral、Delightful)としています。


これまでマーケティングの展開によって、お客様と企業の間の経済的・技術的距離が縮められるようになったが逆に新たな次元の距離を生じさせている。企業不祥事などの信頼を裏切る行為は、お客様との距離をどんどん広げる。また内部統制やコンプライアンス(法令順守)を強化しても事件や事故が減らせるかとすると交通規制を強化しても事故はゼロにはならず、ドライバーの意識を変えないとこれは難しい。これと同様に経営者は従業員と一体になってホスピタリティ・マインドに徹することが必要スキルやノウハウでなく、モノづくりのなかにホスピタリティ・マインドが反映されることで、お客様との人間的距離が縮まることになる


お客様のロイヤリティを獲得するには、従業員がお客様との人間的関係をよくすることが必要。そのための組織をあげての意識改革が必要。管理者の仕事は、作業をすることでなくマネジメントすること。これからの社会では、従業員を組織の歯車としてでなく、自律した一人の人間として従業員を解放していくべきである。部下にもっと創造的な仕事をやらせるような舞台装置を準備することも大切。組織のこれからのキーワードは、「挑戦」、「解放」、「再生」である。その実践がとくに大切。また今日、組織を変革するプロフェッショナルなリーダーが求められている。今日のリーダーに求められているのは、ホスピタリティ・リーダーシップで、コンドルのように大空を舞いながら組織全体を掌握し、ビジョンを提示し、企業の進むべき方向性を示すリーダーが求められている。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、これからの時代に求められる筆者の提唱するゼロ距離マーケティング手法が明快に説かれています。


説得力に富んだ展開でホスピタリティ・マインドが説かれ、強く共感を覚えます。


本書を通して、これからの時代に企業が成功するための方向性について俯瞰することができます。


<<まとめ>>


今年を象徴する言葉として「」が取り上げられていましたが、将来は現在の延長線上にはなく、あるべき姿に向けて現状との段差を意識し、変革を行ってギアチェンジしていくことが個人としてもビジネスにおいても必要です。


明日の個人のあるいはビジネスのあるべき姿を考えていくときに本書の「距離」という視点から俯瞰していくと新たな発見が生まれるかと思います


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 IT化がお客さまとの距離を拡大した
第2章 お客さまはサービス・ロボットに満足するのか
第3章 お客さまの心がわからずにモノやサービスが売れるのか
第4章 マーケティングは多くのベネフィットをもたらした
第5章 ホスピタリティが人間潤滑剤になる
第6章 距離を縮めればベネフィットは増えるのか
第7章 組織ぐるみでホスピタリティに徹してはどうか
第8章 夢と感動を与えるリーダーが必要である






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東京株式市場でも、各国の金融危機対策の状況と連動して、株価の上下動が激しく、投資家も一喜一憂というところでしょうが、少し冷静な視点でみれば、国の実力を反映したしかるべき位置に納まることと思われます。


少し長期的な視点からすれば、企業の株価についてもその企業の価値に見合ったところに収束していくとものと考えられます。


その企業の価値を示す指標は、必ずしも決算書等の数字だけでは判断できないとしても、経営分析により重要な情報が把握できるかと思われます。


「決算書がおもしろいほどわかる本」をはじめ、決算書の読み方の関連本で60万部突破している著者:石島 洋一氏による経営分析の入門書を紹介します。


<<ポイント>>


決算書についての入門者が「いきなり経営分析」をして、最短距離で決算書を理解するための本。


と著者も「はじめに」で本書の目的について述べています。


「よい会社と問題ある会社の違いは、一体どこに現れるのか……」それを、決算書を「いきなり」分析して見抜こうとの観点から、具体的事例の分析からスタートしているので、数字が苦手な人でも興味を持って読み進めていくことができるように構成されています。


財務3表(「貸借対照表」、「損益計算書」、「キャッシュ・フロー計算書」)を「いきなり分析」して、その企業の本質を鋭く把握できるように、そのための必要なポイントについて、分かり易く解説しています


「よい会社」と「そうではない会社」を見極めるための経営分析の指標などの基礎知識に加えて、プロが決算書のどこをどのように見ているかという視点についても解き明かしてします


本書:「いきなりできる! 経営分析」です。


最速・最短で決算書の要点だけをしっかりつかむ」との副題が付いています。


本書は、著者:石島 洋一 氏にて、2008年8月に PHP研究所より、「PHPビジネス新書」の一冊として発行されています。


いきなりできる! 経営分析 (PHPビジネス新書 67)
PHP研究所
発売日:2008-08-19
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:46253

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


「よい会社」と「問題ある会社」の違いは、一体どこに現れるのか……

日本一売れている決算書入門「決算書がおもしろいほどわかる本」の著者がおくる

おもしろいほどすぐわかる!

経営分析入門


本書の表紙の折り返し部には、以下のように書かれています。


  • どの利益を見ればいいのか
  • 会社の安全性を示す指標は?
  • 各種「回転率」が示すものとは?
  • わかりにくい「キャッシュ・フロー計算書」の分析は?

-----------→全て本書で理解できます。


本書は、決算書の構成と、経営分析をするときの勘所を整理して概観している「経営分析のカンドコロ」と題した序章につづく、4つの章から構成されています。


また章の終わりにコラム欄が設けられ、「あなたの会社の純資産はいくららか」といった関連したトピックスが取り上げられています。


イラストなどの図表も多数挿入されていて読み易い構成となっています。また基本的な計算指標については、【Check!】として、枠囲みで整理されています。


「いきなり分析」ということで、最初に具体的な決算書(いずれも著名な会社)が掲載され、それに基づいての経営分析の基本と要点についての解説といった流れになっています。


第1章では、「一番身近な「損益計算書」を分析する」、第2章では、「貸借対照表も「いきなり」分析する」と題して、「損益計算書」については、「売上総利益」、「営業利益」、「経常利益」、「税引前当期純利益」、「当期純利益」の理解などを中心に、また「貸借対照表」については、「流動資産」、「固定資産」、「流動負債」、「固定負債」、「純資産」に分解しての見方を始め、左側と右側の表のバランスの見方や、損益計算書との「売上高」、「利益」、「資産」との関係などの見方といった分析するポイントを解説しています。


第3章では、「経営分析を体系的に理解していこう
として、経営分析の手順について体系的に解説しています。会社がどのくらいの投資(資本支出)出して、どのくらい利益がでたのかといった投資(資本)利益率からはじまる分析手法、EVA(経済的付加価値)による評価、更には、経営分析によって株価を考えてみるといった内容を解説しています。


第4章では、「キャッシュ・フロー計算書を分析する
として、キャッシュ・フロー計算書の分析について解説しています。「営業活動」、「投資活動」、「財務活動」のキャッシュ・フロー計算書の見方から、営業活動キャッシュ・フロー計算書の分析、さらには、フリー・キャッシュフロー分析方法など解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、経営分析の学習によって、決算書の数字の羅列が意味を持った数字として生きてくるとの観点から、決算書を「いきなり」分析して、その企業の本質に鋭く迫るという考え方で、経営分析に必要なポイントを重点的にわかりやすく解説しています


<<まとめ>>


本書では、経営分析を目的として、最速・最短で決算書の要点だけをしっかりつかむ手法が要領よくまとめられ解説されています


これから経営分析に関心があり、これから学ぼうとするビジネスパースンには、本書は、お奨めです。


なお本書の目次は、以下の内容です。
序章 経営分析のカンドコロ
第1章 一番身近な「損益決算書」を分析する
第2章 貸借対照表も「いきなり」分析する
第3章 経営分析を体系的に理解していこう
第4章 キャッシュ・フロー計算書を分析する





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経営コンサルタントである編著者がライフワークとされる「クオリティ・マネジメント」について、デジタルネットワーク時代の流れと共に「エンパワーメント経営」へとパラダイムシフトが行われ、さらには、価値創造企業における「価値創造のリーダーシップ」へと展開しつつあるとして、そのクオリティ・マネジメント革新の流れについて論じている本を紹介します。


公認会計士ならびに経営コンサルタント、QMフォーラム、価値創造フォーラム21等の活動を通して、トップマネジメントとの接する機会が多かった著者が、今から27年前に、当時の関係のあった優良企業および経営者が目指したいた組織の活性化と個人の活性化の一体的展開などを、経営哲学、企業文化、組織文化などの観点から著者が創出したコンセプトがクオリティ・マネジメントというコンセプト。


明確なビジョンと経営戦略のもとに、企業活動のあらゆる局面において、プランニングとコントロールの両面にわたるQualityの追求を通し、組織の活性化が個人の活性化に結びつくManagementの確立をめざして」との観点から定義したものとのこと。


この『クオリティ・マネジメント』というコンセプトの背景には、日本からアメリカに渡って、再び我が国に逆輸入されたようなTQMや経営品質などの概念では表現できない暗黙知の世界が含まれていて、時代を超える企業理念、深い経営思想と哲学に支えられると筆者はその考えを述べています。



本書:「続・価値創造のリーダーシップ」です。


クオリティ・マネジメントふたたび」との副題が付いています。


本書は、編著者:早川 吉春氏にて、2008年6月に致知出版社より発行されています。2003年5月発行の「価値創造のリーダシップ」の続編になります。


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


優れたリーダーたちは、

マネジメントを通じて価値を創造する。

激しく変わる経営環境を生き抜くには

絶対価値の実現こそが鍵なのだ。


本書は、5部から構成されています。


気任蓮◆価値創造のリーダシップ
として、「1.クオリティ・マネジメントの源流」に始まり、「7.エピローグ」までの7章から構成されています。最初にクオリティ・マネジメントのコンセプトが誕生した27年前を振り返り、クオリティ・マネジメントの先駆者の経営者(稲盛 和夫氏、稲川 博通氏、佐治 敬三氏、伊藤 正壽氏、森岡 薫氏)の当時の言葉を振り返りクオリティ・マネジメントの源流を解説しています。次いでデジタルネットワーク時代の流れと共にクオリティ・マネジメントからパラダイムシフトしたとの「エンパワーメント経営」(仕事を渡すと同時に「やる気」を渡す)についてジャック・ウエルチに代表されるアメリカの動向や日本では、京セラ、前川製作所、サンリオなどの経営などの事例を交え、またこれからの時代のコア人材の育成の視点など付加して解説しています。そして、エンパワーメント経営から価値創造企業への展望について、「エンパワーメント・リーダーシップに戦略性を帯電したのが価値創造のリーダシップ」であるなど価値創造企業についての要件などについて事例を交えて論じています。さらに価値創造企業のリーダーについて考察しています。クオリティ・マネジメント革新について、「いつの時代にも価値創造企業であり続けることを通して、アントレプレナーシップの組織化と絶対価値の進化をはかること」と述べています。さらに価値創造のリーダーシップについて、市場原理と人間原理の融合との切り口から「理系の心を持つ経営者のリーダシップ」等を論じています。


兇任蓮◆現代の価値創造リーダーたち
として、岩沙 弘道氏、數土 文夫氏、大橋 洋治氏、長島 徹氏、槍田 松瑩氏、武藤 信一氏、村田 紀敏氏、前田 新造氏の各社長について価値創造リーダーとしてのエピソード、言葉など価値創造リーダーとしての足跡を解説しています。


靴任蓮◆日本とアメリカ(−国のかたちと経営のガバナンス−)
として、「1.はじめに」から「8.エピローグ」に至る8章から構成されています。編著者の経験に基づいての「2.日本の経営者から30年間の薫陶を受けて学んだこと」、「3.アメリカ・ビジネスとの15年間の対峙から学んだこと」といったマネジメント、経営論が取り上げられ、さらに日本とアメリカの経営の違いについての編著者の印象について、マーケット、性善説と性悪説、エンパワーメント経営、ITとエンジニアリング、ガバナンスの考え方といった観点から論じ、アメリカおよび日本の国のかたちの形成と変質について歴史的な経緯を辿りながら概観しています。さらに97年以降の国のかたちについて、失われた10年とは何であったかを経営学的に検証しています。ここで示された経営のクオリティに比べて、我が国の政治、行政および外交のクオリティは、価値創造のリーダーシップとから見ると著しく低いとし、これまでは失われた10年ではなくて「失わせしめし10年」と述べています。こちらの内容は、2004年の価値創造フォーラム21での講演の要約とのことです。


犬任蓮◆日本とアメリカ2(−国のかたちと経営のガバナンス(その2)−)
として、「1.あれから3年(2004年12月~2007年11月)」から「6.エピローグ」に至る6章から構成されています。先の靴ら3年経過して、日本の危機的財政の状況等について、3年間の主要な出来事を振り返りまとめています。さらに社外取締役、監査役に必要とされる「場の目線」など編著者の所感を述べています。また「アメリカの国のかたち」とワシントンの目線として、アメリカの社会構造の問題等を論じ、アメリカの3人の大統領の評価、アメリカからの日本についての3つのレポートなどを紹介しています。日米の10年間で再び見えてきたこと(97年以降の国のかたちの経営学的検証)を振り返り、最後に「円のドル化現象」とソフト・パワーの喪失などを論じた上で日本文化とソフトパワーの回復に向けて、団塊の世代の社会の一隅を支える責任など言及し、「時ということに対する認識」、「場に対する責任」の重要性などを説いています。こちらの内容は、2007年の価値創造フォーラム21での講演の要約とのことです。


垢任蓮◆現代によみがえる価値創造の源流(−クオリティ・マネジメント、ふたたび−)
として、本書の内容をレビューしています。この数年間、著しく国のかたちとガバナンスが崩れ、危機感を感じていると述べ、グローバルな視野と絶対価値、そして開かれたナショナリズムを持つ新しいSAMURAI的リーダーたちの下で国の覚醒をうながし、これからの国のかたちをつくり直さなければならないかもしれない。と結んでいます。


本書は、そのボリュームも含めてなかなか読み応えのある本ですが、明確なビジョンと経営戦略のもとに、企業活動のあらゆる局面において、プランニングとコントロールの両面にわたるQualityの追求を通し、組織の活性化が個人の活性化に結びつくManagementのクオリティ・マネジメントを軸に、絶対的な価値を創造するリーダーシップ像について名経営者の言葉や箴言などを差し挟みながら幅広い視点から論じている良書です。


経営者から次世代のリーダーを目指す方々には、是非、読んで頂きたい一冊です。


続・価値創造のリーダシップの書籍のjpg画像
致知出版社
早川 吉春(編さん)
発売日:2008-06
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:360253

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
価値創造のリーダシップ
現代の価値創造リーダーたち
日本とアメリカ(−国のかたちと経営のガバナンス−)
日本とアメリカ2(−国のかたちと経営のガバナンス(その2)−)
現代によみがえる価値創造の源流(−クオリティ・マネジメント、ふたたび−)





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戦略という言葉は、もともとは、軍事学の用語になります。


戦略は、勝利・成功の方程式のようなもので、日本のビジネスパースンがとくに好み多用されている用語のようです。


戦略は、特定の目標達成のために総合的な調整を通じて力と資源を効果的に運用する技術・理論ということで、現代のビジネス世界においては、戦略的な考え方や戦略立案のためのテクニックは、必須のツールとなっています。


戦略の定義としては、『競争優位性によって、企業目的を持続的に達成するための整合性のある具体的な行動の集合』といった定義などがあります。(本日紹介する本のプロローグでこのように紹介されていますが、敢えて定義はされていません。)


戦略の基盤になるのが情報になりますが、その情報をどのようなロジックのもとで加工し、活用していくかが戦略分析手法のテクニックになります。


本日は、その有効性が確立され、幅広く実務で使われている20の戦略分析手法について企業戦略、事業戦略、戦略展開の用途に分けて明快に実践的に解説している本を紹介します。


業界構造分析/市場成長性分析/収益性分析/プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)/プロジェクト価値経営/コア・コンピタンス経営/業界構造分析/市場成長性分析/収益性分析/プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)/プロジェクト価値経営/コア・コンピタンス経営/市場分析/コンジョイント分析/クラスター分析/製品市場分析/ブルーオーシャン戦略/競合コスト分析/競合反応分析/シナリオ分析/バリューチェーン・バリューシステム分析/方針管理/バランスト・スコアカード(BSC)/シックスシグマのDMAICによる戦略実施/ABC分析/ベンチマーキング の各ツールを取り上げ、実際にどのように実務に活用するかに力点を置いて、各ツールの全体像がわかるように丁寧に解説しています。


本書:「 戦略立案のテクニック 新版」です。


実務で使える20のツール」との副題が付いています。


本書は、著者:長島 牧人 氏にて、2008年5月に日科技連出版社より発行されています。


戦略立案の手法を網羅した解説書として好評だった1997年発行の前著の新版になります。


今回の新版では、コア・コンピタンス経営、プロジェクト価値経営、ブルーオーシャン戦略、コンジェイント分析、バランスト・スコアカード、シックスシグマのDMAICなどが新たに追加解説されています。また、従来から引き継いだ手法についても最新の情報が反映されたものとなっています。


本書の表紙カバーの折返し部に本書の特徴として以下の点があげられています。


  • だれもが有効と認める20の戦略ツールを明快に実践的に解説。それぞれのツールの全体像がわかるように丁寧に明快に解説。

  • よい戦略を作るにはテクニックと構想力が必要となるが、真の構想力は先ずテクニックを実践して経験を積むことによって身につく。

  • 実務に活用するように作られているので、読み物として一読するのではなく、目的・用途に応じて必要な部分を熟読して使う。


本書の「はじめに」で(これは、旧版で書かれたことばになりますが、)著者は、戦略を策定することに関係して以下のように述べています。



「良い戦略を作る能力はもちろん1日にして身に付くわけはなく、先天的な素質と多くの経験を必要とする。ただし経験と素質を必要とするのは構想力の方であり、テクニックは勉強すればだれでも身につけることのできるものである。また、テクニックは他の学問と同様、本を何度も読むことにより、独学でも十分に学ぶことができる。ここに本書を書く意義がある。(略)、真に戦略の構想力をつけるためには、まずテクニックは身につけ、実践を積む以外はないと考えている。」


本書は、戦略立案のテクニックに関わる20のツールを20の章に展開し解説しています。


これらのツールは、
第1部:「企業戦略のための分析手法
では、「業界構造分析」、「市場成長性分析」、「収益性分析」、「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)」、「プロジェクト価値経営」、「コア・コンピタンス経営」がそれぞれの章で解説されています。


第2部:「事業戦略のための分析手法
では、「市場分析」、「コンジョイント分析」、「クラスター分析」、「製品市場分析」、「ブルーオーシャン戦略」、「競合コスト分析」、「競合反応分析」、「シナリオ分析」、「バリューチェーン・バリューシステム分析」がそれぞれの章で解説されています。


第3部:「戦略展開のための分析手法
では、「方針管理」、「バランスト・スコアカード(BSC)」、「シックスシグマのDMAICによる戦略実施」、「ABC分析」、「ベンチマーキング 」がそれぞれの章で解説されています。


全体的に概念図などを含めた多数の図表が挿入されていて分かり易く丁寧に解説されています。


概ね、最初にそのテクニックの意義、目的の解説や、定義、などに続いてそのツールの活用の手順、手法の解説、更に留意点などが解説されるという構成になっています。


また最初の「プロローグ」で『戦略とはなにか』にはじまり、本書の構成と各手法、コンセプトの位置づけ、分類などを解説し、本書で紹介されている手法、理論の相互関係について整理し解説しています。


個別の手法の解説書はありますが、本書のように手法、理論を体系的に集積して解説している類書は、余り見あたりません。教科書的に最初から順に勉強しても良いし、また自分の目的に応じて必要な箇所だけを拾い読みして活用することもできるような構成にもなっています。


本書は、大学のビジネススクール・経営学部などの学生の皆さんから、企業のマネジメントに関わる経営者、管理者、経営戦略手法に関心のあるビジネスパースンやコンサルティング関連企業の関係者のための教育テキストとしてお薦めの一冊です。


戦略立案のテックニックの書籍のjpg画像
日科技連出版社
発売日:2008-05
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:109413

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1部 企業戦略のための分析手法
第1章 業界構造分析
第2章 市場成長性分析
第3章 収益性分析
第4章 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
第5章 プロジェクト価値経営
第6章 コア・コンピタンス経営
第2部 事業戦略のための分析手法
第7章 市場分析
第8章 コンジョイント分析
第9章 クラスター分析
第10章 製品市場分析
第11章 ブルーオーシャン戦略
第12章 競合コスト分析
第13章 競合反応分析
第14章 シナリオ分析
第15章 バリューチェーン・バリューシステム分析
第3部 戦略展開のための分析手法
第16章 方針管理
第17章 バランスト・スコアカード(BSC)
第18章 シックスシグマのDMAICによる戦略実施
第19章 ABC分析
第20章 ベンチマーキング
参考文献





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「絵に描いた餅」といった戦略ではなく、またどこかの教科書からつまみ食いしたようなオリジナリティに欠ける戦略というのではなく、プロの戦略コンサルタントが創る創造的かつ実現可能な戦略が策定できるようとの観点から「見える化」「現場力」などで知られる(株)ローランド・ベルガーのコンサルタント陣が、メンバーの「腹に落ち」、かつ「実際に機能する」戦略の作り方を初歩の初歩から解説している本を紹介します。


戦略の策定のためのフレームワークやツールの実践的な使い方や方法論を解説すると共に、戦略策定のプロセスにおける「プロの技」を伝授しています


「現状分析」→「戦略オプション策定」→「オプション評価・絞り込み」→「計画・アクションへの落とし込み」に至る、戦略策定の各ステップで、具体的に何をすればよいか、何に注意しておくべきなのか、特にプロセスにおける代表的な手法や重要な視点等について、企業事例を交えて解説し、「復習チェック」にてレビューし、簡単な「ワーク」を解きつつ、「プロの視点」といった解説などを通して、使える「プロの戦略策定の技・心構え」を学べるという構成になっています


本書:「事業戦略のレシピ」です。


「使って味を出す現場のための意思決定ツール」との副題が付いています。


本書は、遠藤 功 氏の監修、ならびに鬼頭 孝幸 氏、山邉 圭介 氏、朝来野 晃茂 氏の共著にて、2008年5月に日本能率協会マネジメントセンターから発行されています。


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


「実行できる」戦略作りの授業!


また表紙カバーの折返し部には、次のように書かれてあります。



絵に描いた餅は、

食べられません

理解・納得できなければ

実行もできない。

メンバー全員の「腹に落ちる」

戦略策定プロセスを

惜しみなく紹介。


本書の「監修のことば」で監修者は、「『戦略』とはそもそも自らを「際だたせる」ことである。」と際だった戦略であることの意義を確認した上で、本書で読者に伝えたい「プロの技」は、以下の二つに大別されると述べています。


  • 汎用的とも言えるフレームワークやツールを実際に使いこなす際の、独自の「視点」

  • 実行され、結果につながる「戦略」を策定するための「プロの技」


本書は、「戦略とは何か」とするオープニングとそれに続く6つの章から構成されています。本書は、二色刷(緑黒)でメリハリが付いていて、多数の図表が挿入され、分かり易く構成されています。


各項の最初に「この項目で学ぶこと」としてその章の重点箇所が箇条書きで整理されています。


また手法の解説に続き、その事例が掲載され、具体的に手法がイメージできるように工夫されています。


さらにその項で学んだ内容を自社に適用して学習効果を高めるための「ワーク」、「復習チェック」が挿入されています。


また随所にプロの戦略コンサルタントはどのように考えるかといった「プロの視点」が挿入されていて参考になります。


オープニングでは、「「戦略」とは何か
として、「戦略」の意味について、戦略の目的の確認にはじまり、「戦略」と「ビジョン」、「計画」との違いなどを整理し、解説しています。戦略とは、優位性を強化、拡大していくための「設計図」であり、「デザイン」であるとして解説しています。


第1章では、「「戦略」を作る前に
として、どのようにして戦略とつくるかという策略策定において必要な大枠の考え方を解説しています。戦略策定のプロセスについて、「現状分析」→「戦略オプション策定」→「オプション評価・絞り込み」→「計画・アクションへの落とし込み」の4ステップとして解説しています。以降の第2章から第5章において、前記の各ステップの詳細が解説されるという構成になっています。


第2章では、「戦略策定ステップ1 現状分析
として、現状分析のための手法について解説してします。現状分析の基本は、SWOT分析として、OT分析→SW分析の順に進めていくことが望ましいと解説した上で、OT分析のための「5フォーカス分析」、「ポジショニング分析」、「競合分析」、「成功要因(KFS)分析」、「顧客(消費者、ユーザー企業)分析」について解説し、次いでSW分析のための「業界/パフォーマンス分析」、「ポジショニング分析」、「マーケティング(4P)分析」、「バリューチェーン/ビジネスモデル分析」、「有形資産・無形資産・組織分析」について解説し、最後にSWOTをまとめる際の重要な視点などを解説しています。


第3章では、「戦略策定ステップ2 戦略オプション策定
として、前章のSWOT分析をもとに、選択と集中の選択肢の洗い出しに関わる戦略オプション策定の方法について解説しています。その手順として、「成長オプションの洗い出し」→「脅威への対応オプションの洗い出し」→「磨くべき強み・補強すべき弱みの整理」→「戦略オプションの取りまとめ」との戦略オプション策定の手順について解説しています。またそのための基本的な視点と「オプションツリー」、「MECE」の概念などについても重点解説しています。


第4章では、「戦略策定ステップ3 オプション評価・絞込み
として、前章で洗い出したオプションについて「戦略」としてどのような視点から評価し、絞り込むかというオプション評価・絞込みについて解説しています。絵に描いた餅ではなく、実際に会社が動くことができる戦略が求められるポイントの「論理性」、「実現性」、「納得性」が重要との解説にはじまり、その戦略から得られる「成果」(output)と必要な投入リソース」(input)を明確にすることや実現性の検証の視点、現場の「腹落ち感」に関わる「見える化」の徹底などのポイントを解説しています。


第5章では、「戦略策定ステップ4 計画・アクションへの落とし込み
として、「戦略」を「施策」に落とし込む「戦略の構造化」設計など戦略を実行できる計画・アクションに落とし込んでいくために、進捗をモニタリングできる状態までの計画の詳細化が重要として、「戦略の「施策」への分解(戦略の構造化)」から「戦略実行の推進体制の構築」に至る計画・アクションへの落とし込みのステップと各ステップの留意ポイントなどを解説しています。また施策について、「戦術構築」、「組織としての問題解決などの幾つかのタイプがあるとして解説しています。また具体的なアクションに落とし込む上でのポイントや手順などを解説しています。


第6章では、「確実に「実行」するために
として、戦略を「実行」する上で大切なポイントについて解説しています。「PDCA」の愚直なまでの繰り返し、「見える化」などについて解説し、「骨太で合理的な戦略」と「自ら問題を発見し解決する強い現場力」の両方を兼ね備えていることが強い経営のために必要と強調しています。


本書は、企画室など経営スタッフ部門で事業戦略の策定に関わっているビジネスパースンから、経営者、チームリーダー、部門責任者の方々、事業戦略の策定の基本スキルを習得したいと考えているビジネスパースンには、読んで頂きたい一冊です


事業戦略のレシピ
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
遠藤 功(監修)
発売日:2008-05-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:453
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 地に足のついたツール
おすすめ度5 まさにレシピ
おすすめ度4 プロ意識の高い新入社員にお勧め


なお本書の概要目次は、以下です。
オープニング「戦略」とは何か
第1章 戦略を作る前に
第2章 戦略策定ステップ1 現状分析
第3章 戦略策定ステップ2 戦略オプション策定
第4章 戦略策定ステップ3 オプション評価・絞込み
第5章 戦略策定ステップ4 計画・アクションへの落とし込み
第6章 確実に「実行」するために




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真に優れた計画を確実にモニタリングしていけば、経営革新は必ず達成できる」との観点から「経営革新プロジェクト計画」→「アセスメント」→「経営理念、ミッションの明確化」→「戦略ロードマップの作成」→「実行計画書の作成」→「実施・運用」→「定着・成長」といった7ステップによる中小企業のための経営革新の手順を指南している本を紹介します。


自社の成熟度をチェックし、それに見合う実行計画を立て、定期的なチェックと見直しを通して運営管理していくというBSC(バランス・スコアカード:または、バランスト・スコアカード)を基軸に実行においては、プロジェクトマネジメントの手法を考慮するといったベストミックスのプロセス手法になります。


筆者らの提起しているこの”BSC 2.0”との手法は、BSCを核にプロジェクトマネジメント、技術展開力チェック技法、ベンチマーキング手法の4つの技法を組み合わせたもの。


中小企業が経営革新を実現できるための手法とその進め方について考え方の解説から実例をもとに実務的に分かり易く解説しています。


本書:「中小企業のための経営革新を実現する7つのステップ」です。


実務者の工夫満載 BSC 2.0」との副題が付いています。


本書は、布施 鉄男 氏の監修して、布施早苗氏、藤川惣二氏、ならびに新井美砂 氏の共著にて、2008年4月に日刊工業新聞社より発行されています。


本書の冒頭の「機ニ椽颪髻崕颪なければ!」と思った訳」において、BSCの良さを多くの人に理解してもらい、特に従来の解説書では、BSCを中小企業がそのまま使うには、解説が不足している部分があるのでそれをカバーすることと昨今の企業不祥事などの事象からコンサルタントの使命感を感じた等の本書執筆の動機を述べています。


本書は、5章から構成されています。多数のイラストや概念図などの図表を含めて分かり易い解説となっています。本文中には、途中に「コラム」が挿入され、幾つかの関連する話題が取り上げられています。また巻末には、本書で用いられる主要なキーワードを解説している「使える用語集」が添付されていて参考になります。


第1章では、「今、求められる経営の方向性
として、なぜ革新志向が求められるのか、経営革新とはどのようなものかといった背景の解説にはじまり、経営革新と戦略との関連について経営革新は、昨日の延長線上の活動ではなく、『第2創業』、『戦略的ドメイン転換』などのような視点のものとし、筆者らの”BSC 2.0”を支える4つのツール(BSC、プロジェクトマネジメント、成熟度アセスメント、ベンチマーキング手法)の基本的な考え方と経営革新との関わりについて解説しています。ここでは、例えば、成熟度アセスメントに関係して、(『経営理念・戦略形成力』に関する:「経営理念の形成・リーダーシップ」)、「戦略策定力」、(『計画策定・実行力』に関する:「経営計画立案力」、「経営目標策定力」、「業務プロセス形成力」)、(『組織運営基礎力』に関する:「コニュニケーション力」、「業務維持遂行力」、「モチベーション」、「情報活用力・分析力」)に関わる54項目のチェック設問からなり、BSC導入のベースが備わっているかをチェックできる『革新展開力チェックシート』が掲載されています。


第2章では、「成功・失敗の分かれ道
として、BSCを有効に活用して中期経営計画に基づき目標を達成し、次のステージに進もうという段階の三ノ輪工業株式会社が取り上げられ、その成功の秘訣が整理されています。またBSCをもとに事業計画を作ったものの展開できずに失敗する会社の場合には、どのような点がその失敗ポイントとなるのかも対比的に解説しています。


第3章では、「タイプ別処方箋
として、前記の『革新展開力チェックシート』に関係してBSC導入成功確率が低い企業組織を、「タイプ1:ゆでがえるタイプ」~「タイプ6:組織硬直タイプ」6つのタイプに分類し、それぞれのタイプについて、その企業の特徴、改善のための処方箋、本書の参考とすべきステップの順で、BSC導入の成功確率を高めるための方法が解説されています。


第4章では、「経営革新7つのステップ
として、モデル企業の(株)川崎食品の事例を取り上げ、「経営革新プロジェクト計画」→「アセスメント」→「経営理念、ミッションの明確化」→「戦略ロードマップの作成」→「実行計画書の作成」→「実施・運用」→「定着・成長」といった7ステップから成る中小企業のための経営革新の手順および各ステップで実施すべき事項やそのための手法、さらに留意すべきポイントなどを詳解しています。


第5章では、「経営革新の事例
として、BSC導入で経営革新のステップアップした4つの組織の事例が企業概要、経営革新のニーズ、アセスメント結果、推進体制のポイント、当社の特徴が見えるWBS(Work Brealdown Structure)、戦略ロードマップ、実行計画書、導入・運用、モニタリングとコントロール、事例分析といった切り口で解説されています。なおここでの企業は、特定されないように加工されているとのことです。


本書は、経営革新の実務に関心がある中小企業の経営者、経営企画を担当されている方、リーダー、コンサルタント等の中小企業の支援者の立場にある人には、読んで頂きたい一冊です


中小企業のための経営革新を実現する7つのステップ―実務者の工夫満載BSC2.0
日刊工業新聞社
布施 鉄男(監修)
発売日:2008-04
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:70218
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 実務家が書いた、使えるバランス・スコアカード導入本

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
機ニ椽颪髻崕颪なければ!」と思った訳
供ニ椽颪離┘奪札鵐垢隼箸な
第1章 今、求められる経営の方向性
1. なぜ革新志向が求められるのか
2. 経営革新とはどのようなものか
3. 経営革新と戦略との関連
4. 経営革新と4つのツール
第2章 成功・失敗の分かれ道
1. なぜあの会社は良くなったのか
2. なぜあの会社はつまずいたのか
第3章 タイプ別処方箋
1. タイプ1:ゆでがえるタイプ
2. タイプ2:社長の思いつき経営タイプ
3. タイプ3:ビジョン先行タイプ
4. タイプ4:管理職不在タイプ
5. タイプ5:やりっぱなしタイプ
6. タイプ6:組織硬直タイプ
第4章 経営革新7つのステップ
Step1: 経営革新プロジェクト計画
Step2: アセスメント(革新展開力チェック)
Step3: 経営理念、ミッションの明確化
Step4: 戦略ロードマップの作成
Step5: 実行計画書の作成
Step6: 実施・運用
Step7: 定着・成長」
第5章 経営革新の事例
1. 工業事例:三ノ輪工業株式会社新技術を核にした経営革新への挑戦
2. 流通業事例:株式会社末長 靴卸売業の独自ブランドによる小売店展開
3. 飲食業事例:ママの手(任意組織) 創業から本格経営への転換
4. 組合事例:NKニットファッション卸協同組合 存在意義見直しのための改革 





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従来から5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は、製造業の現場の風土を築き挙げる基本として実践されてきています。


この5S活動に対して、「企業は人をつくる」-----人づくりは“躾”からとの観点から、”躾”を要とし、“躾”は、整理・整頓に・清掃・清潔の基本であり、人間形成をしていく上での基礎になるもの」と間接部門をターゲットとした新5S活動の考え方から進め方を説いている本を紹介します。


心づくりの諸行動を凡事徹底(簡単なことを徹底的に実施すること)でまず人の心を変えることから始めよう』との新5Sその目的は、”人づくり”と改善をしてムダ取りを行い利益向上(儲ける)に貢献すること)を標榜して、その活動を通して、製造業・非製造業の間接部門、自治体などの「事務所」に対して、より良いサービスや利益を生む企業体質への転換を提案しています


本書:「心づくりによる間接部門の新5S活動の進め方」です。


きれいで、たのしい、事務所づくり」との副題が付いています。


本書は、著者:長谷川 祐三 にて、2008年4月に日本規格協会より発行されています。


本書は、著者による「人づくりのために儲ける新5S実践マニュアル」(2002年日本規格協会発行)の姉妹編になります。


本書の「はじめに」で著者は、昨今の風潮や『心づくり』の大切さについて以下のように述べています。


 この数年多発している企業が起こしている不祥事は、苦心も苦労もせず汗もかいたことがない、人と人との連携の大事さ、つまり「感謝」、「気づき」、「思いやり」の心を軽視する、指導的立場の人の考えが、変わっていないからではないでしょうか。

 この新5Sは、心づくりの諸行動を凡事徹底(簡単なことを徹底的に実施すること)でまず人の心を変えることから始めようという仕方です。製造業では、事務所と現場を一緒にされては困るとか、安全とか、品質とか、5Sというものは現場でやればよいことで事務所には関係ないという考え方はもう現代では受け入れられないと思います。このような考え方は払拭されなければなりません。

 仕事以外の清掃などはすべて外部業者に任せるという企業のある一方で、仕事だけでなく従業員が掃除する。それも社内だけでなく地域の清掃やトイレ掃除までする企業も増えてきています。これらの奉仕活動は地域社会から感謝されるだけでなく、掃除をすることにより、従業員の心(心掛け)が要請されているのです。自律する心が育っているのです



本書の冒頭に『トイレ掃除から凡事徹底』を実践してこられたイエローハットの取締相談役の鍵山 秀三郎氏が【本書を製造業、非製造業のムダ取りのみならず、学校を含む自治体のきれいなオフィスづくりに役立つ「心づくり」の教科書としてお薦め致します】との推薦の言葉が寄せられています。


本書は、5章から構成されています。


全般的に多数の写真、イラストなどの図表が多く用いられており、間接部門での豊富な改善事例やチェックシートなども含めて新5Sについての考え方からどのように実践すれば良いかについて具体的にわかりやすく解説されています。


また【躾(しつけ) 仕付け 】、【オズボーンのチェックリスト】などの10件の『コラム』が挿入されています。


第1章では、「新5Sの考え方と定義
として、”躾”を要とする新5Sについて、その目的、なぜ新5Sが必要かとの背景、新5Sの考え方、更には、新5Sの概要について解説しています。(1.心を磨く、2.謙虚な人になれる、3.気付く人になれる、4.感動の心を育む、5.感謝の心が芽生える)との鍵山 秀三郎氏の「日本を美しくする会」の「なぜトイレ掃除か」なども紹介されています。


第2章では、「間接部門の新5S活動の必要性
として、間接部門の業務の再認識から始まり、ムダが多い間接部門こそ新5Sが必要なのになぜ関心が薄く活動が低調になってしまうかなどを分析して詳細に解説しています。


第3章では、「間接部門の新5S実践のポイント
として、事務所のマンネリ化の防止の観点から、事務所のモノの置き方の状態が正常か異常かがわかる基準づくり及びレイアウトの考え方と、ムダの少ない清潔な事務所とするために「躾・整理・整頓・清掃・清潔及び安全」の順に着眼点や改善のポイント等について写真・図の事例を通して、間接部門の新5S実践のポイントについて解説しています。上記の事例では、、直接部門の現場事務所、非製造業の間接・直接部門、更に自治体の事務所にも適用できるように取り上げられています。


第4章では、「間接部門の新5Sチェックシート
として、間接部門の新5Sの進捗状態をチェック・評価して改善するのに用いるための『新5Sチェックシート』(躾、整理・整頓、清掃、清潔)について、作り方、チェックの仕方、その結果をレーダーチャートなどにまとめるといった評価の仕方などを解説しています。


第5章では、「間接部門の新5S活動事例
として、間接部門の新5S活動の進め方について、前記の新5Sチェックシートを用いる方法、小集団活動のQCストーリーとして問題解決の手順、各種の改善活動提案について事例を交えて解説しています。


本書は、多数の具体的な写真やイラストによる事例の解説を交えて製造業の間接部門を中心に、非製造業の間接部門、自治体の事務所にも適用できるように、新5Sを実施する場合の考え方や進め方を分かり易く解説してあります。


職場の風土を変革することは並大抵ではありません。


しかし、この新5S(5S)活動を実践して「人づくり」、「モノづくり」、「サービス性の向上」などで職場の風土改革にも成功し、大きな成果を挙げた企業が多数あります。


本書は、風土の改革やムダ取りの成果を考えておられる経営者からリーダーの立場にある人に是非、読んで頂きたい一冊です



間接部門の新5S活動の進め方:書籍のjpeg画像
日本規格協会
長谷川 祐三(著)
発売日:2008-04
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:13299

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 新5Sの考え方と定義
1.新5Sとは
2.心の新5S
3.新5Sの定義
第2章 間接部門の新5S活動の必要性
1.間接部門とは
2.なぜ間接部門に新5Sが必要か
3.なぜ間接部門の新5S活動は低調か
第3章 間接部門の新5S実践のポイント
1.事務所の位置の基準及びレイアウト
2.躾について
3.整理・整頓について
4.整理・整頓の実施例
5.清掃・清潔について
6.安全について
第4章 間接部門の新5Sチェックシート
1.チェックシートのつくり方と参考例
2.新5S評価レベルの考え方と仕方
第5章 間接部門の新5S活動事例
1. 新5Sチェックシート
2.小集団活動
3.改善提案活動






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企業の業績を究極的に制約するものは、その企業の経営管理モデル。『しかし多くの企業の経営管理は、20世紀初頭に「近代」経営管理のルールや慣行を生み出した人々、すでにとうの昔に亡くなった少数の思想家や実務家によって動かされており、時代遅れになってしまっている』として、経営管理のマネジメントをイノベーションすることをテーマに『ボトム主義経営』などを説いている本を紹介します。


本書は、夢を持ち、なおかつ行動する人をターゲットに書いたものと述べ、経営管理イノベーションには企業の長期的な優位を築く力があるとし、ゴアテックス、グーグル、ホールフーズなどの経営管理のイノベーション事例を詳しく解説しながら、さらに経営管理の未来のグランドデザインとそこに至るべきロードマップについて分かり易く解説しています。


今、あなたの会社を動かしている20世紀型のマネジメントは、かび臭くなってしまった時代遅れの仕組み。官僚主義が、むしろ企業成功の足かせになっている。『新しい皮袋には新しい酒を』すなわちこれからの時代、経営管理のイノベーションがキーになるとし、現場の従業員のすべてが自発的に考え、働き、創造性を発揮し、夢や情熱を実現させることができるマネジメントを目指すべきである。さらに、それを実現している企業を紹介して、未来の経営の方向性について示唆しています


本書:「経営の未来」です。


本書は、Gary.Hamel(ゲイリー・ハメル)とBill.Breen(ビル・ブリーン)の原著」「THE FUTURE of MANAGEMENT」を藤井 清美氏の翻訳にて、2008年2月に日本経済新聞出版社 より発行されています。


マネジメントをイノベーションせよ]との副題が付いています。


本書の帯には、以下のように書かれています。



ボトム主義経営の衝撃!

ゴアテックス、グーグル、ホールフーズなど勝ち続ける

超優良企業は、現場が考え、決断し、責任を取っている。

正統派経営理論の正反対を行く経営管理イノベーション

で大成功している企業の具体例を詳しく紹介する。」


官僚主義が前進の妨げになっている、
『管理システム』がイノ ベーションを押さえ込んでいる、
ボトルネックはボトルの一番上の連中だ、
企業はなぜこれほどの社員の意欲を萎えさせるのか、
社員は本当は賢くてきちんと自己管理できるのだ、
現行の「経営管理」は企業が成功する足かせになっている-----。

こういう思いを抱いている人たちに本書をささげる!


本書は、4部の11章から構成されています。


第1部では、「なぜ経営管理イノベーションが重要なのか
として、「経営管理は終わったのか」をテーマに企業を取り巻く環境が激しく変化している状況で、新たな課題を克服していくのに経営管理手法がそれに対処しきれなくなっている現状等を分析し、「究極の優位」を築いて行く上で、、イノベーションの階層でも最上位に位置する経営管理イノベーションが必要となっていることを解説し、経営管理イノベーションを推進するために必要とされる要件:挑戦課題について解説しています。


第2部では、「経営管理イノベーションの実行例
として、目的で結ばれたコミュニティを築いている「ホールフーズ・マーケット」の事例、そして「イノベーションの民主主義を築いている「W・ L・ゴア社」の事例、さらに進化する優位を目指している「グーグル社」の事例が新たな経営管理モデルの型破りなイノベーション事例として紹介され、そこから経営管理イノベーションのためのベースとなる教訓やそれらの会社の慣行と経営管理イノベーションの課題との関係等を導いています。


第3部では、「経営の未来を思い描く
として、経営管理イノベーションの考え方を生み出す方法論は、以下の3つのような要素がその基盤であると述べ、各要素について1章を割いて解説しています。


1.創造的思考を抑圧している経営管理の正統理論を掘り起こして検証する、秩序だったプロセス。

2.新しい経営管理手法を浮かび上がらせる力を持つ新しい経営原理

3.「プラスの逸脱例」---風変わりだが効果的な経営管理慣行を持つ組織---の慣行から学んだ英知


第4部では、「経営の未来を築く
として、ゼネラル・エレクトリック(GE)、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ワールプールなどのイノベーション事例から100年もの歴史を持つ巨大企業でも、経営管理のDNAを作り替えられるとし、「成長エンジンを築く---IBMの事例」、「集合知を利用する---ベストバイ」の事例を取り上げ、そこから自分の会社を経営管理の次のS字曲線に乗せていくのに役立つ幾つかの教訓を導いています。さらに『マネジメント2.0を築く』として、未来に適した企業を築く唯一の方法が、人間にも適した企業を築くこととし、今こそ、人間の自発性や創造性や情熱を本当に引き出し、尊重し、大切にする21世紀の経営管理モデルを築くチャンスと述べています。


何らかの経営改革の必要性を感じておられるビジネスパーソンが、これからの企業ビジョンなどを考えて構築していく上で、ヒントやトリガーになる思考ツールが満載されている是非とも読んでおきたい一冊です


経営の未来
日本経済新聞出版社
ゲイリー ハメル(著)
発売日:2008-02-16
ランキング:1314
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 日本企業でも充分役に立つ
おすすめ度5 主体性と創造性を解放し、自己組織化する能力を高め、未来から現在を築く、これからの経営・マネジメントを生み出す必読書になる


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
はじめに
第1部 なぜ経営管理イノベーションが重要なのか
 第1章 経営管理は終わったのか
 第2章 究極の優位
 第3章 経営管理イノベーションの挑戦課題
第2部 経営管理イノベーションの実行例
 第4章 目的で結ばれたコミュニティを築く――ホールフーズ・マーケット
 第5章 イノベーションの民主主義を築く――W・ L・ゴア社
 第6章 進化する優位を目指す――グーグル社
第3部 経営の未来を思い描く
 第7章 束縛から逃れる
 第8章 新しい原理を見つける
 第9章 周縁から学ぶ
第4部 経営の未来を築く
 第10章 経営管理イノベーターになる
 第11章 マネジメント2.0を築く





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中小企業診断士として、中小企業の経営改善や製造業の作業改善、品質管理指導などの活動を多年にわたり行ってきた著者が、中堅・中小製造業で既にISO9001の認証を取得している企業及びこれから認証取得を目指す企業の経営者・従業員を対象読者と想定し、『中堅・中小製造業が生き永らえるための有効な手段の一つは、ISOを認証取得し、その運用を有効にすること』と説いている本を紹介します。


そのためには、ISO9001の規格要求事項を良く理解することが必要』とISO規格の項番号の順序でなく、各主要プロセスの視点から解説しています。解説では、ISO9001について、その背景にあるものも含めて、簡単に、カジュアルに記述しながら解説しています。


本書の「はじめに」で、「要求事項がわかりにくい」「取得しても使えない」「効果がでない」などの疑問について、筆者の考察を述べています。


例えば、ISOの要求事項は、経営にとって重要な機能の一つである管理技術の枠組みの構築を求めているものとし、会社経営にとっては、組織の枠組み設定の上手下手よりも、運用の上手下手が、鍵を握る大きな課題と述べています。


そして、運用を有効にするためには管理技術の設定及び活用の他に固有技術が必要で、中堅・中小製造業は、固有技術に優れているが、管理技術に難があるとし、これを強化するのがISOと述べています。


本書:「これでわかった! 経営に活かすISO9001」です。


本書は、著者:田村 英也氏にて、2008年1月に出版文化社より発行されています。



本書の帯には、以下のように書かれています。

  • 要求事項がわかりにくい
  • 取得しても使えない
  • 効果がでない

中堅・中小製造業の悩みを解決!!


ISO9001をベースに


経営との関わりを明かした良書!


テキストや辞書としても最適!



本書は、10章から構成されています。


第1章では、「品質マネジメントシステムの確認:全社~経営マネジメントシステムの確立」として、「品質マネジメントシステムとは何か」についてISO9000:2000のマネジメントに関する用語の定義から始まっています。


以降、第2章:「品質方針展開プロセス」、第3章:「顧客関連プロセス」、第4章:「設計・開発プロセス」、第5章:「購買プロセス」、第6章:「製造プロセス」、第7章:「不適合(製品)管理プロセス/継続改善プロセス」、第8章:「文書管理プロセス」、第9章:「教育・訓練プロセス」第10章:「内部監査プロセス」という構成となっています。


各章では、そのプロセスに関係するJISQ9001:2000の要求項目が取り上げられ、JISQ9000:2000の用語の定義を交えながら、筆者流のかみ砕いての個別の要求項目についての説明が続くという展開になっています。


各章のはじめまたは、終わりにそのプロセスのPDCAを含むインプット~プロセスからアプトプットについてまとめています。


さらにそのプロセスについて中堅・中小製造業のISO/経営上の留意点が総括されています。またISO90001を離れて筆者の独自の中堅・中小製造業の経営論が展開されている箇所もあります。



これでわかった!経営に活かすISO9001
出版文化社
田村 英也(著)
発売日:2008-01-01
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:404538



なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 品質マネジメントシステムの確認
第2章 品質方針展開プロセス
第3章 顧客関連プロセス
第4章 設計・開発プロセス
第5章 購買プロセス
第6章 製造プロセス
第7章 不適合(製品)管理プロセス/継続改善プロセス
第8章 文書管理プロセス
第9章 教育・訓練プロセス
第10章 内部監査プロセス





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