北朝鮮の世襲は、東アジアに緊張を。


日本の代議士の世襲は、凡庸な政治家を。


歌舞伎役者の世襲は、人間国宝を。


生み出しています。


歌舞伎役者の場合は、家柄・血筋のDNAと


幼少時からの厳しい稽古と精進がなせるもの。


海老蔵さんも今回、役者の生命線(一:声、二:顔、三:姿)


とも言える顔面などに傷害を受け手術とのことだが、


身体だけでなく心にもダメージを受けて


いると思われる。


今回の事件は、異例とも言える警視庁の捜査一課が乗り出し、


すでに加害者に逮捕状が出ているとのこと。


今回の件は、


芸の肥やしという世界を踏み越えており、


「君子危うきに近寄らず」ということに尽きるように思う。


プロとしての自覚が足らなかったと言われても


仕方がない。


さて、


本日の一冊は、「営業のプロ」を論じているもの。


これまでの職業経験は、営業職・営業管理職と営業一本できて、


現在は、コンサルタント、研修講師として営業マネジメントなどを指導し、


またドラッカーの多くの著作にインスピレーションを受けてきたという


著者:長田 周三氏が、


ドラッカーの含蓄深い名言を引用しながら、


自身の体験等を交えて営業プロフェッショナルの在り方を語っている一冊を紹介します。


<<ポイント>>

ドラッカーの言葉を借りながら営業パーソンに向けて筆者の独自の営業プロ論を語っている本。


本書では、


能力・意欲→行動と計画→貢献と成果・時間管理


の営業に関わる目標達成のプロセス


を理解するとの観点から


時系列的にゴール側から遡って営業マネジメントを考察し、


またトレードオフ(二律背反)<重点化>の理解が重要と


した上で筆者の営業プロ像について語っています


例えば、


「知識労働者」は成果をあげるべく自らをマネジメントしなければならない


などのドラッカーのシンプルながら含蓄深い名言を交え説いています。


マネジャーの立場にある方だけでなく、全ての営業パースンにとって示唆を与えると思われる営業論となっています


本書:「ドラッカーが教える 営業プロフェッショナルの条件」です。


本書は、著者:長田 周三氏にて、2010年10月に総合法令出版より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には以下のように書かれています。


営業パースンは、

「知識労働者」であり、

「プロフェッショナル」

でなくてはならない。

「経営学の神様」ドラッカーの著作に学ぶ、

成功する営業パースンのエッセンス。


本書は、本書を理解するための2つの原則を説いたイントロダクションに続いて序章が配されています。


イントロダクションでは、本書のモチーフとなっている以下の2つの原則を説いています。


  1. 目標達成のプロセスの理解
  2. トレードオフ(二律背反)の理解

また序章では、ドラッカーの言葉を引用しながら筆者の「あるべき営業プロフェショナル像」を以下の2点に集約してまとめたものとなっています。


  • 営業パースンは「知識労働者」でなくてはならない
  • 営業パースンは、「プロフェショナル」でなくてはならない

以降の第1章から第6章までの6つの章からなります。


抽象的な概念についても概念図などの図表を交えて説明するなど分かり易い構成になっています。


営業に関わる目標達成のプロセスを理解するとの観点から


時系列的にゴール側から遡ってプロの営業論を説いています。


  • 貢献と成果
  • 時間管理
  • 計画・行動
  • 能力
  • 成長
  • コミュニケーション

このようにゴール側から見るのはなぜかという点について、ゴルフでティーショットからスタートということではなく、逆にパットから遡ってみると全体のプロセスがより見通せるからとしています。


「もしドラ」の大ヒットの便乗とかいうことでなく、ドラッカーの言葉を交えながら72の切り口から筆者の独自の営業プロ論を語るという構成で、説得力に富んだ内容となっています。


営業を理論武装し、マネジメントするとなると経営・マネジメントとの関わりにおいてドラッカーが自然と関連してきます。


筆者が自身の営業活動のなかでドラッカーから得た多くの気付きが本書では具体的な実践論として肉付け展開されています。


本書を通して筆者の営業研修を受けているような雰囲気で営業で大切な「知識労働者」と「プロフェッショナル」としての原則と実践のエッセンスを学べるという構成になっています。


筆者が数々の営業成果をあげた中から体得し、提唱している


勝利の方程式の「営業のベースボールモデル」(相手の懐に入り、受注にまで至る過程の4段階からなる営業活動の手順


などユニークな方法論が本書の至る所に提示されています。


<<本書で何が学べるか>>

本書では、ドラッカーの言葉を借りて筆者の経験に基づく営業の原理・原則に相当する内容から実践論まで明快に説かれています


営業のベテランから新人まで本書から啓発されるところが多いかと思います。


<<まとめ>>

経営者、マネジャーだけでなく営業パースンの方にも是非、読んで頂きたい一冊です。


営業プロフェッショナルとして示唆される点が大いにあると確信します。


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
イントロダクション
序章 営業パーソンへのドラッカーからのメッセージ
第1章 貢献と成果 
第2章 時間管理 
第3章 計画・行動、
第4章 能力 
第5章 成長
第6章 コミュニケーション



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人財力革命』との同じタイトルでの本書は、2になります。

この2では、推薦者が圧倒的に増加し、多彩な分野から6名の方(小原 舞 氏(衆議院議員)、規矩 大義 氏(関東学院大学教授)、山本 ひろふみ 氏(京都市議会議員)、たいま さとこ 氏(作家・画家)、山岡 敬章 氏((株)ワイズ・システム代表取締役)、小林 かな子 氏(銀行勤務・金融資産運用担当))がそれぞれ推薦文を書いています。

前著の「人財力革命 躾と人財育成で、人も組織も大躍進」(「ISOの本棚」でも紹介)では、『優れた人財になるための知識・考え方・ノウハウ』と共に山岡 歳雄氏の人生観・哲学が熱く語られ、幅広く共感を集めたためと思われます。

なお山岡氏は、工学博士、QMS(品質)及びEMS(環境)主任審査員でISO関係専門コンサルタント(認証取得、維持改善等の教育指導)及び経営コンサルタント(新規事業、人財育成を中心とする企業への教育指導)などで活躍中。

建設コンサルタント会社の技術者としてサラリーマン生活を経て、1999年まで約30年にわたり総合建設コンサルタント、土木建築設計施工、一級建築事務所、宅地建物取引業、物流システム管理、新規性開発、経営コンサルタント等の会社の経営に携わってきています。

なぜ続編の位置づけとなるこの本を書いたかについて、筆者の山岡 歳雄 氏は、「ルールとマナーは躾と人財育成にあり!!」と題した本書の『はじめに』で、あなた自身が優れた人財になってこそ、あなたもあなたの周りの人々もあなたの属する何らかの組織も大躍進が可能になるのであり、一人ひとりが積極的かつ自発的に「躾」を「身体」にしっかりと覚え込ませることが大事とした上で、『世に役立つ人財となる』との観点からの「ルールとマナーを備えた人づくり」について以下のように述べています。

各人が「モチベーション」を媒介にして「ルール」と「マナー」をしっかりと自分のものにすることであり、それを可能な限り分かりやすく、文章だけではなく、図表や運用活動シートも使って説明します

子供から大人まで、また個人経営から中小、大企業に至るまで、あらゆる組織で活用可能なものにまとめ上げたので、最後まで読んでいただき、ただちに実行されることを願います。』

ルールとマナーとなるといかにも堅苦しい印象になりますが、筆者の経験談から社会の事象などの多数の事例を交えて親しみ深く平易な構成となっていて、読み進めるうちになるほどとの多くの気付きが得られるという趣の書籍となっています。

<<ポイント>>

優れた人財により人々も組織も躍進できる。そしてルールとマナーを守ることの根幹をなすのが、躾と人財育成とし、その意義を説いている本

本書では、いかに「人財」になるか、また「人財」を育てていくかがテーマとなっています。

最初に本書の全体像(躾と人財育成)を概観し、「ルール」、「モチベーション」、「ビジネスマナー」、「一般常識マナー」などを考察し、自分を客観的に見つめることの重要性そのために気付き・反省し、改善・改革していくことの意義を確認し、気付き・改善のツールとなる「気付き反省シート」、「気付き反省の改善対策シート」を交えての活用を説いています。

「ルール」、「モチベーション」、「ビジネスマナー」、「一般常識マナー」に照準をあて、それらが守られていないことの問題点について多数の事例を交えて考察しながら筆者の見識を説いていきます。

まとめとしてISO 9001 などのマネジメントシステム規格の精神を活用して気付き・反省から改善・改革への展開を可視化していくという手法・手順を取り上げ解説しています。

ISO 9001 などマネジメントシステムの理念を絡ませながら社会のなかでルールや規範を学び、モチベーションやマナーを高めてゆくことで、自分自身を高め、その結果として組織も活性化してゆく」という山岡氏の人生哲学を色濃く表現した内容になっています。

本書:「人財力革命 II」です。

ルールとマナーで日本を活性化する!」との副題が付いています。

本書は、著者:山岡歳雄 氏にて、2010年5月に文芸社より発行されています。


<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。

「ルール・モチベーション・マナー」の

コーチングで人も組織も活力倍増!


本書は、6章から構成されています。

最近のビジネス書は、結構、活字に対してスペースが大きく取られ、内容が薄いものが多いのですが、本書は、コンテンツがぎっしりと詰まり四六並版のサイズで、330ページと濃いものになっています。

一般的には、固い内容でしかも中味がびっしりとなると読む側が多少尻込みするように思われますが、本書は、メリハリを付けた節に区分され、図表や運用活動シートなど交えた文体が簡潔明瞭で、さらに読者を飽きさせない話題をうまく織り込んで展開しているので抵抗感が少なく読破することができます。

本書の「はじめに」で以下の『PHP研究所の人材育成の考え方』を紹介し、この考え方は普遍的な理念ではないかとしています。

 人間にとっての真の幸せとは「自分自身がなりうる最高の自分」になることだとPHPでは考えます

 それは、仕事においても社会生活においても、その人のもてる能力を最大限に発揮し、存在価値を最高に高め、自らの人生の充足と所属する集団や社会への最大の貢献をなすことである、ということを意味します

 弊社の人材開発支援事業もこの思いに立って、単に「仕事ができる人」「組織に役立つ人」を育てることだけではなく、自らを「なりうる最高の自分」に高めるための努力をする人々を支援することを目的にしています。

この考え方に筆者も強く共感し、この理念が本書のモチーフとなっているように思われます。

本書で印象深いと感じた一節を2、3紹介します。

「躾」の初歩は、まず相手を認めると同時に、充分にほめてあげること。また、小さな頃から身に付けやすい行動として、”4S”すなわち「整理・整頓・清掃・清潔」の4つがあります。”4S”を自然な形で身に付ける---これが「躾」の第一歩です。昔から「三つ子の魂百まで」と言われていますが、人の成長を言い表した名言なのではないでしょうか。
 また「三無主義」---”無理・無茶・無駄”をしないことにより、正常な人間としての行動を自然な形で身体に覚え込ませることが可能です。(「第1章 すべては「人財」にあり。気付き・反省、そして改善・改革を」より)


「悪は必ず滅びる」。真面目な経営、真面目に働く人々があってこそ、日本の成長が見えてくるのではないでしょうか。真面目に取り組んでいても、社会情勢、経済・金融情勢の変動により倒産することもあるでしょう。あるいは、後継者の不在という、その組織に特有の事情によって消滅していくこともあり得ます。しかしこれらは、許されるのでないですか。無理に経営を続けるよりも、解散を選択した方が、不法行為で組織を存続させるよりよほど良策なのだと思います。(「第2章 厳守されていない「ルール」、ルール違反」より)


指示されたままに行動するのも、ときには必要なのですが、ずっと「指示待ち人間」のままですと、人は決して成長しません。”率先垂範”人間なればこそ、その人は必ず成長し、成功者の一人となるのです。
 若い人はとくに「指示待ち人間」とはならないように心得ていただきたい。そして、100人中五人の成功者、つまり5%の部類へに入ることへの努力家となるよう願っています。私は、少なくとも中学生のときから、そして社会人として働くようになった時点を含めて今の今に至るまで、1日24時間を有効に活用すべく心得て、『傍楽(はたら)』いています。(「第3章 理念、心念、方針、目的、目標なき人と組織}より)


メモ、すなわち記録は何のために必要なのでしょうか。答えは簡単です。人間は忘れる動物だからです。忘れないうちに、即座にメモを取ることが改善につながっていくのです。
 かくいう私も、若いときからメモを取り、記録することを続けています。それが私自身の自己改善・自己改革につながっていて、記録を蓄積することで自分が変わっていくのです。
 睡眠時だけは別ですが、目にしたこと、聞いたことなど、私たちの周りには常に情報が溢れています。記録の習慣づけにより、さらなる躍進があるのです。 (「第5章 幼児から教え育てなくては大人と言える成人にはならない」より)

上記で一端を紹介しましたが、本書では、モチベーション」を媒介にして「ルール」と「マナー」をしっかりと自分のものとして人財力を「なりうる最高の自分」目指し、高め世の中に貢献していくとの考えが具体的に分かりやすく説かれています。

<<本書で何が学べるか>>

本書では、

  • 教え、教えられとの社会との関わりの中でルールや規範を学び、モチベーションやマナーを高めていくこと。
  • その気付き・反省、そして改善・改革のステップと共に自分自身を高め、その結果として組織も活性化してゆく。

との筆者の人財力の理念・哲学が具体事例を交えて分かりやすく説かれています。 。

<<まとめ>>

今日、家庭でも学校でも社会生活で必要な「ルール」と「マナー」を学ぶことの機会が絶対的に少ないように思います。

本書は、特にこれから社会人になるとの立場の学生の方をはじめ、向上心をもったビジネスパースンには、是非、読んで頂きたい一冊です。

また人財を育てる側の立場にあるマネジャー、経営者の方にも是非、読んで頂きたい一冊です。

なお本書の目次は、以下の内容です。
はじめに ルールとマナーは躾と人財育成にあり!!
第1章 すべては「人財」にあり。気付き・反省、そして改善・改革を
第2章 厳守されていない「ルール」、ルール違反
第3章 理念、心念、方針、目的、目標なき人と組織
第4章 守るべきことが守られていない今の世の中
第5章 幼児から教え育てなくては大人と言える成人にはならない
第6章 気付き・反省はマネジメントシステム活用で改善・改革を可視化しよう



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 ISO 9000:2005(JIS Q 9000:2006 「品質マネジメントシステム−基本及び用語」)による『マネジメント』の用語の定義(3.2.6)は、『組織を指揮し、管理するための調整された活動』ですが、「ザ・マネジメント」との強調したタイトルを含む「日常業務」から「事業計画」等のマネジメントをテーマにした本書の「まえがき」で筆者:福丸 典芳氏は、本書の意図する点について以下のような論旨で述べています。

組織内外の環境(グローバル化、新製品・新技術の開発競争、円高、環境問題などへの対応等)が刻々と変化している状況にある。

この事業環境に対応するためには、変化に耐え得る頑強な日常業務及び事業計画のマネジメントを効率的に行うことが必要だが、中小規模の組織では、マネジメント力の開発・維持が困難である。

このような事態を打破するためには、事業活動に明確なプロセスをどのような方法で設計しマネジメントすれば、目標とする成果を上げることができるのか、組織が持続的に成功するために必要な事業計画をどのようにマネジメントすれば、経営戦略を達成することができるのかについてのアプローチの方法を確立しなければならない。

事業計画のマネジメントに関する方法論は、すでに書籍、ISO規格、JIS規格、マネジメントについても書籍で【日常管理】、【方針管理】として基本的な考え方等は、確立されている。

しかし本書では、管理という用語にアレルギーを感じている人々がいることも考慮し、これらの用語は使用しないで、組織で日常的に使われているマネジメントという用語を使用して、経営戦略を達成することができるのかについてのアプローチの方法に関わる『日常業務から事業計画等のマネジメント』を解説したとのこと。

<<ポイント>>

事業成果を上げるための効果的で効率的な日常業務および事業計画のマネジメントについての考え方や、設計・策定方法、プロセス改善のツール、マネジメントシステムのモデルなどを含むマネジメントの解説書

本書では、

日常業務のマネジメントおよび事業計画のマネジメントの考え方や、設計・策定方法の解説にはじまり、

是正・予防処置、プロセス機能展開、QC七つ道具などの統計的手法、QCストーリー、ISOマネジメントシステム規格の内部監査といったプロセス改善のための各手法の解説、

またISO 9001、ISO 9004、JIS Q 9005、デミング賞のモデルなどのマネジメントシステムのモデルの解説、

さらには、要員の力量、マネジメント能力の開発プログラムといったマネジメントに関する知識の学習までを

自習書、教育用テキストとしての活用の観点の観点も含め、多数の図表を交えて分かり易く解説しています。

本書:「職場を活性化するザ・マネジメント」です。

本書は、著者:福丸 典芳氏にて、2010年8月に日科技連出版社より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

本書は、5章から構成されています。

本書では、全般的にISO 9000、ISO 9001、ISO 9004、JSQC、JIS Q 9005などの引用をはじめ、概念図など多数の図表を交えてマネジメントの基礎をしっかりと学べる展開となっています。

また手順の解説なども、ステップを追っての具体的で実務的な分かり易い解説となっています。

以下で本書の内容を外観してみます。

日常業務のマネジメント」に関して

日々の業務活動を一般的に【日常管理】というが、ここでは【日常業務のマネジメント】とするとの確認、またJSQC((社)日本品質管理学会)による【日常管理】の定義の解説からはじまり、

  • 仕事の品質/質
  • SDCAのサイクルと仕事の標準化
  • プロセスの考え方とマネジメントを効果的なものとするためのプロセスの設計
  • 実施例を交えてのプロセスの機能展開の手順
  • プロセスの有効な評価と改善に関わる方法

といった事項を解説し、最後に「日常業務のマネジメントのポイント」を箇条書きでまとめています。

事業計画のマネジメント」に関して、

PDCAサイクルに基づく事業計画のマネジメントプロセスの基本の考え方の全体像を概観した上で、以下の各ステップについて、JSQC、JIS Q 9005、JIS Q 9006、JIS Q 9023の定義など交えて、考慮すべき事項、具体的な方法・手順等を詳解しています。

  • 経営戦略の策定
  • 事業戦略(事業環境分析、市場及び顧客分析、製品・サービス分析、組織能力像の作成と自己評価、経営資源の配分、リスク分析など)の策定
  • 中長期計画の策定
  • 年度事業方針の策定
  • 年度計画の目標(利益、売上、原価、品質などのKPIの設定など)および方策(手段)の策定
  • 事業計画の実施
  • 事業計画のレビュー

ここでも最後に「事業計画のマネジメントのポイント」を箇条書きでまとめています。

プロセス改善のツール」に関して、

日常業務のマネジメント」と「事業計画のマネジメント」のための以下の各ツールの手法について考え方と手順を解説しています。

  • 是正処置
  • 予防処置
  • プロセス機能展開
  • 統計的手法(QC七つ道具、QC七つ道具の活用によるプロセスの監視・測定、新QC七つ道具、実験計画法)
  • 問題解決型QCストーリー
  • 課題達成型QCストーリー
  • ISOマネジメントシステム規格による内部監査
  • マネジメントシステムの成熟度調査

マネジメントシステムのモデル」について、

ISO9000によるシステム、マネジメントシステム、品質マネジメントシステムの定義、JSQCによるTQMの定義などを確認した上で以下の「マネジメントシステムのモデル」のついての原則の考え方、各要素等を解説しています。

  • ISO 9001
  • ISO 9004
  • JIS Q 9005
  • デミング賞

また「マネジメントに関する知識の学習」に関して、プロセス分析力を向上させる「有効性に着目した内部監査」などの5つの管理層のための「マネジメント能力の開発プログラム」について解説しています。


<<本書で何が学べるか>>

本書では、職場を活性化し事業成果を上げるための効果的で効率的な日常業務および事業計画のマネジメントについての考え方や、設計・策定方法、プロセス改善のツール、マネジメントシステムのモデルなどマネジメントの基本となる考え方、手法、手順を学ぶことができます。

本書は、マネジメント研修の自習書として、社内研修テキストとしても格好の一冊です。


<<まとめ>>

本書は、企業のマネジャーなどの立場の管理層の方には、是非、読んで頂きたい一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
1章 日常業務のマネジメント
1.1 仕事の質
1.2 仕事の標準化
1.3 プロセスの設計
1.4 プロセスの評価および改善
1.5 日常業務のマネジメントのポイント
2章 事業計画のマネジメント
2.1 事業計画のマネジメントアプローチ
2.2 経営戦略の策定
2.3 事業戦略の策定
2.4 中長期計画の策定
2.5 年度事業方針の策定
2.6 目標および方策の策定
2.7 事業計画の実施
2.8 事業計画のレビュー
2.9 事業計画のマネジメントのポイント
3章 プロセス改善のツール
3.1 是正処置
3.2 予防処置
3.3 プロセス機能展開
3.4 統計的手法
3.5 問題解決型QCストーリー
3.6 課題達成型QCストーリー
3.7 ISOマネジメントシステム規格による内部監査
3.8 マネジメントシステムの成熟度調査
4章 マネジメントシステムのモデル
4.1 組織のマネジメントシステム
4.2 ISOで定義する品質マネジメントシステム
4.3 JIS Q 9005のモデル
4.4 デミング賞のモデル
5章 マネジメントに関する知識の学習
5.1 要員の力量
5.2 マネジメント能力の開発プログラム
参考・引用文献


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体力】というのは、一般には、「運動を続けたり病気に耐えたりする、からだの力」ということ。

筆者の西沢 隆二 氏によると、今日のように情報が氾濫しているなかで正確な情報を選択するためには、現代人は、【知的体力】(「自主的で知的な前向きの情報処理能力」)が求められているとし、筆者は、自身がISO9001 規格を相手に多年にわたり「知的体力」を培ってきた。

また本書の「はじめに」で筆者は、

『小学校の教育で、日本型の算数では、「3+2=?」という出題であるのに対して、イギリス型というのは、A+B=5で正解は一つでなくて良い』

というような話題を引いて、

ISO9001の規格というのは、イギリス型でつくられており、上記の「5」が規格で要求されているが、A,Bについては、組織のそれぞれの枠内で組織別に設計せよという性質のものである。

このISO9001への挑戦は、企業が個別に「知的体力」が問われる活動であると述べ、「会社の『知的体力』というのは抽象的だが、これをISO9001の認証取得という具体的な問題に絞ると、それは会社の「知的体力」を写す鏡になっている。」とし、ISO 9001:2008 規格の4項:品質マネジメントシステムの4.1項から8.5.3項までの要求事項に関して、『西沢式 よみこなし』として70問の設問と共に、【知的体力】の観点から論じています。

<<ポイント>>

ISOは、企業の「知的体力」を写す鏡であるとし、ISO 9001:2008 規格について、企業の「知的体力」レベルを確認できるように70の設問を提示し論じている本

本書では、筆者の前著の「ISOマネジメントシステムの崩壊は、なぜ起きたか」(「ISOの本棚」で紹介)を要約的にレビューする【序章】にはじまり、

本書は、ISO9001の規格の解説書では無いとことわった上で、

【本章】において、

ISO 9001:2008 規格の本文について逐条的に『西沢式 よみこなし』として70問の設問を問いかけて、コメントするとともに論じています

本書:「まず、ISO 70問の克服から」です。

経済危機克服に必要な「知的体力」は貴社にあるか」との副題が付いています。

本書は、著者:西沢 隆二 氏にて、2010年6月にルネッサンス・アイから発行されています。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


経済低迷の中、企業は「知的体力」が必要な変革期を迎えている。

ISOは企業の「知的体力」の鏡である。

ある大手企業幹部は外注も含め作業標準の掲示を撤廃した。

経営者は、ISOに反映した自社の「知的体力」を掌握しているのだろうか。

本書はその「知的体力」レベルを70の設問で測定し、貴社の「知的体力」を原点から見直す

ISO取得企業・経営者 必見


本書は、序章と本章とから構成されています。

【序章】では、筆者の前著:「ISOマネジメントシステムの崩壊は、なぜ起きたか」での論の一部を再度、レビューするような内容となっています。

ISO 9001:2008 の構成の基本的な問題点』と題して、ISOマネジメントシステム規格にISO 9001:2000の改訂の際に、PDCAモデルを適用したのが混乱の始まりとし、PDCAモデルは、改善モデルであり、マネジメントシステムモデルとしては無理があるとの論を展開しています。

「コア活動」に関わるDo部分の「運用」、「製品実現」は、マネジメントシステムと分離すべきであったとし、マネジメント規格と製品(「コア活動」)との分離論を展開しています。

またISO 9001:2008 規格は、言語モデルであり、多様な企業から「好ましいマネジメント活動」を「コア活動」から切り離して抽出し、「言語」に表現したものであるが故の長所短所を考察し、特に言語モデルのマネジメントシステム規格を企業へ適用する際に「知的体力」が必要になるとしています

またISO 9001:2008 規格の組織での適用において、マネジメントシステム設計者に依存しており設計者次第で、『書類重視型パラダイム』、あるいは、『「コア活動」重視型パラダイム(品質向上に有効)』となったりすると論じています。

【本章】が本書のメインになります。

本章では、ISO 9001:2008 規格の4.1項:「品質マネジメントシステム:一般要求事項」から8.5.3「予防処置」までの本文について、逐条的に全文にわたり70の設問と共にコメントして論じています

形式は、ISO 9001:2008規格(JIS Q 9001:2008)の各条項番号の要求事項を最初に枠囲みで示し、次いで【西沢式 よみこなし】とのタイトルのもと【設問】と多数の事例など含めての筆者によるコメントが続くという構成になっています

この70問の一端を紹介すると以下の例のような問いかけが取り上げられています。

  • 第1問:「shallにあなたはどう対応したか? 」
  • 第21問:「 品質目標はムリに全部門で全員に立ててはいないか? 」
  • 第39問 :「「7.1」と「7.2」とは順序が逆と思わないか?」
  • 第37問:「 品質マネジメントシステムの有効性の継続的改善の正確な意味を理解しているか?」


本書では、このように、ISOに関わる70の設問と筆者の経験談に基づく事例の解説等を通して、組織の「知的体力」のレベルは、どのような水準にあるかについて見直してみたらと問いかけています

<<本書で何が学べるか>>

本書では、筆者の前著の「ISOマネジメントシステムの崩壊は、なぜ起きたか」(「ISOの本棚」で紹介)を要約的にレビューするPDCAモデルは、改善モデルであり製品(「コア活動」)とは異なったモデルとの序章にはじまり、ISOは、企業の「知的体力」を写す鏡であるとの観点から ISO 9001:2008 規格について、企業の「知的体力」レベルを確認できるような70の設問を提示し論じています。

これらの70の設問は、貴社の「知的体力」レベルを測定し、「知的体力」を原点から見直すためのものと説いています。

<<まとめ>>

本書は、ISO9001の認証を取得されている組織の経営者・QMS管理責任者・事務局等、また、マネジメント層の方から、ISO9001活動に関心がある関係者には是非、読んで頂きたい一冊です

なお本書の目次は、以下の内容です。
序章
ISO9001:2008の構成の基本的な問題点
1. PDCAモデルの誤用とコア活動の軽視
2. 言語モデルとしての規格の長所短所
3. マネジメントシステム設計者が持つパラダイム
本章
1. 一般要求事項(設問1-4)
2. 文書化に対する要求事項(設問5-17)
3. 経営者の責任(設問18-31)
4. 資源の運用管理(設問32-38)
5. 製品実現
5-1. 製品実現の計画と顧客関連のプロセス(設問39-45)
5-2. 設計・開発と購買(設問46-53)
5-3.  製造及びサービス提供と監視機器及び測定機器の管理(設問54-59)
6. 測定、分析及び改善
6-1. 一般、監視及び測定(設問60-64)
6-2. 不適合製品の管理及びデータの分析(設問65-66)
7. 改善(設問67-70)

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書店へいくとドラッカーの関連本が山積みにされているといったコーナーを良く見かけます。

またAmazonのベストセラー書籍の上位をみても幾つかのドラッカー著作が登場しているなどドラッカーの著作は,最近の人気が高いようです。

ドラッカーのマネジメント論は、難解とされていますが、ビジネスの基本となるドラッカーの経営哲学について実際の企業事例を交えながら要点解説しているドラッカーの2002年刊の翻訳書の要約解説書が新書版として復刊されていますので紹介します

本書の「まえがき」で著者:望月護氏(2003年ご逝去)は、ドラッカー教授の著作は役に立つ実践的な本ながら言語の違いもあって読みにくいとされていたので手早く要点を理解できるものがあればよいのだがと自身も感じていた…と本書の執筆に至った動機を述べ、

  • 「市場経済とは何か」
  • 「何のために働いているのか」
  • 「マネジメントとは何か」
  • 「マーケティングと販売とはどこが違うのか」
  • 「イノベーションとは何か」
  • 「実利と浮利との違いは何か」
  • 「儲かる会社と潰れる会社はどこが違うのか」
  • 「生き残るためには何をすれば良いのか」

などさまざまな疑問があるが、幸いにも我々は、ドラッカー教授の叡智から全体と本質を学ぶことができ、この意味が理解できれば若い世代の人たちにとっても「鬼に金棒」になるはずと述べています。

本書では、「お客をつくる」をテーマに9章の構成でドラッカーのマネジメント論を実際の企業事例を紹介しながら解説しています。

<<ポイント>>

お客をつくる」をテーマとしたドラッカーの経営哲学の実践入門書

本書は、ドラッカー翻訳書の要点を短時間で読みたいという人のニーズに応えるための要約本として書かれており、

「間違いだらけのマネジメント」の論に始まり、ドラッカーの著作の引用文を参照しながらお客をつくることを目指す世界最高の叡智と言われるドラッカーのマネジメント論について実際の企業事例を紹介しながら解説しています。

本書:「[新版] ドラッカーの実践経営哲学」です。

ビジネスの基本がすべてわかる!」との副題が付いています。

本書は、著者:望月護氏にて、2010年6月にPHP研究所から「PHPビジネス新書」の一冊として復刊・発行されています。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯並びに表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。

短時間で、「世界最高のマネジメント」を習得できる!

----------------------------------ドラッカー翻訳の第一人者上田惇生氏推薦!

実際の企業事例を交えながら難解と言われている経営理論をやさしく要点解説


難しくて読む気になれない

読んでも分からない

積んどく本だ

そんなあなたも、この一冊があれば大丈夫

ドラッカー入門書の決定版!

本書は、9章から構成されています。

各文節の要所要所にドラッカーの著作から例えば、『ネクスト・ソサエティ』等の翻訳書の要点の引用文が掲載されていてその言葉を巡って企業等の具体事例を交えて解説が進むという構成でドラッカーの考え方が分かり易く解説されており、短時間で読み切ることができる展開になっています。

印象深い一端を紹介します。

「ドラッカーは、リーダーにとって最大の仕事は企業内で働く全ての人間に役割を与えて、やる気を引き題して生産的にし向けることだという。(略)
リーダーとは周囲の人間をやる気にさせて企業を儲けさせ、その結果自分自身も潤う人間のことを言うのである。
そのためにリーダーは夢を語ることが大切なのだ。人間は夢と希望(ビジョン)がなければやる気を起こさない。「笑う門には福来たる」というが、何よりリーダーは周囲を明るい気持ちにさせることが大切だ。情勢がいかに暗くとも、常に周囲を明るい気持ちにさせることができる人間が本当のリーダーだ。」(第1章「間違いだらけのマネジメント」)


「外部から仕入れた価値に、新しく自社で「価値」を加えているからビジネスが成り立っているのである。
付加価値が増えることで経済が成長し、社会が発展しているのである。
しかし価値を生んでもカネを払ってくれる者がいなければ、利益に変えることができない。カネを払ってくれる者は外部にいるお客である。お客がいなければ付加価値を利益に変えることはできないのである。」(第2章「ビジネスの基本」)


「最も大事なことは、危ない会社とは付き合わないことである。危ないと噂の出ている企業や、幹部が辞めていく企業などは危ない会社である。こういう企業との取引は、現金取引にするか入金を絶えずチェックしておくことが必要である。
 営業研修と言えば、もっぱらコミュニケーションの方法や応対の仕方や接客態度の研修が行われているが、ほとんど意味がない。
 営業マンに必要な知識は、お客に買ってもらうしくみをつくるマーケティングの方法論と手順、取引先が破綻した時に必要な回収の方法と手順である。
 教えてくれるテキストがないからである。」
(第4章「販売前のマーケティング」)


「企業は、お客でなく「市場」を見ていなければならない。つまり、「我が社のお客になっていない人たち」を見ていないから不振に陥ってしまうのである。我が社に致命的な打撃を与えるのは「我が社のお客になっていない人たち」(ノンカスタマー)の変化である。(略)
 「我が社のお客になっていない人たち」をよく見て手を打っておけば、売上を伸ばす余地が潜んでいるのである。市場は絶えず変わって行くから、注意して観察することが必要なのである。」
(第5章「お客様は満足していない」)

このような要領で、ドラッカーのマネジメント論の要点を、実際の企業事例を交えながらやさしく解説しています。

<<本書で何が学べるか?>>

本書で、「お客をつくる」をテーマとしたドラッカーのマネジメント論のエッセンスを多くの企業事例を交えながら分かり易く解説しています

多忙のなか、分厚いドラッカーの翻訳書の読破を尻込みしていた人も出張等の隙間時間等を利用して本書でドラッカーの経営哲学への入門が果たせます。

<<まとめ>>

本書は、とっつき易く、ドラッカーのマネジメント論を学びたいとのニーズを持っておられるビジネスパースンにはお奨めの一冊です

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 間違いだらけのマネジメント
第2章 お客軽視が不況を招いた
第3章 ビジネスの基本
第4章 販売前のマーケティング
第5章 お客は満足していない
第6章 お客本位へ
第7章 お客軽視の犯人
第8章 棄てる決断・やめる勇気
第9章 選手交代の時代の主役はあなただ



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RCARoot Cause Analysis根本原因分析)というのは、トラブル・事故等が発生した後に、その背景に潜むと考えられるシステムの問題やヒューマンファクターといった根本原因(組織原因)を特定し、それを是正することで類似の原因によるトラブル・事故の再発を防止する目的に適用されている有効な手法になります。

人に起因するトラブル・事故(:いわゆるヒューマンエラーに関わるトラブル・事故)を防ぐための基本的な考え方から具体的な施策をテーマに説いている本を紹介します。

とくに未然防止活動RCA(根本原因分析)、さらにはFMEA(失敗モード影響解析)とを中心にして、真因を把握し予防、再発防止を行う方法を製品の設計・製造、医療、原子力発電、運輸などの事例を交えて分かり易く解説しています。

とくに

未然防止活動RCAについて言えば楽な方法はない。経営者、管理者、業務担当者が一体となり、トラブル・事故ゼロを目指して汗をかくことが必要である』

と本書の「まえがき」で筆者は述べています。

<<ポイント>>

ヒューマンエラー対策のための基本的な考え方と具体的な活動の進め方に関して、未然防止活動RCAに焦点をあてて解説した解説書。

本書では、

最近のトラブル・事故の特徴を分析し、

未然防止RCAに関わる基本的な考え方、

人に起因するトラブル・事故の未然防止活動

さらにRCA未然防止活動への適用の手順から

未然防止活動RCAの今後の展望までを

取り上げ多くの具体事例を交えて解説しています。

本書:「人に起因するトラブル・事故の未然防止とRCA」です。

未然防止の視点からマネジメントを見直す」との副題が付いています。

本書は、(社)日本品質管理学会監修、著者:中條 武志先生にて、2010年5月に日本規格協会より「質(品質)」をテーマとした教養講座シリーズの「JSQC選書」の一冊として発行されています。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。

人の“注意”や“努力”によらず、

ヒューマンエラーは

避けられる!


RCA(根本原因分析)
FMEA(失敗モード影響解析) 
 等で真因に手を打とう。

病院など、製造業以外の具体的例示も豊富。

本書は、5章から構成されています。

全般的に概念図などを含む多数の図表を交えて具体的で分かり易い解説となっています。

最初に失敗をゼロにするということの難しさがどこにあるのかを正しく理解するとの観点から最近のトラブル・事故にはどのような特徴があるかを考察しています。

本書の全体を基本を解説しながら最初に概観するような構成になっています。

技術不良」と「管理不良」の区分とそれぞれが支配的な場合のパレート図の不良パターンをあげて、技術不良が少なくなると管理不良となるとのパターンを解説し、人の不適切な行動について「意図しないエラー」、「意図的な不順守」、「知識・技能の不足」といった3つのタイプ、また「直接原因」と「根本原因」と不適切な行動との関係、さらに本書の各章の解説について概観しています。

また未然防止RCAについて組織の全員が理解しておくべき基本的な考え方を解説しています。

例えば、(結果だけを追うのではなく結果を生み出すプロセスに着目しこれを管理することに関わる)プロセス重視、そして標準化、PDCAサイクル、改善・管理、再発防止、未然防止、……、ファクトコントロール、全員参加、人間性尊重といった基本的概念を解説しています。

次いで人に対するトラブル・事故を未然に防止するためにどのような活動を行うべきかを説いています。

3つの不適切な行動について、以下の順に力点を置いてその未然防止活動を解説しています。

  • 意図しないエラー
  • 意図的な不順守
  • 知識・技能の不足

例えば、「意図しないエラー」の未然防止活動については、エラープルーフ化とその5つの原理、(FMEA等に基づく)「改善の機会を見つける」→「対策案を作成する」→「対策案を評価・選定・実施する」との3ステップによる未然防止活動の手順を実践例、設計・計画での活動といった構成のもと解説しています。

そして、『RCAによる未然防止活動』を行う手順を解説しています。

ここでは、RCAとはどのようなものかの確認からはじまり、その難しい点、さらに4ステップによるRCAの手順を実践例を交えて解説しています。さらには、RCAを見直し評価する場合の視点についても解説しています。

最後に未然防止活動とRCAがもたらす経営に対するインパクトについて解説し、その今後について展望しています。

本書の「まえがき」で、未然防止活動RCAとの関係について、

未然防止活動はトラブル・事故が起こる前に対策を取る活動」であるのに対して、「RCAは起こったトラブル・事故を分析する活動」で、

一見別々の活動のように見えるが、

未然防止活動は、『同じ問題を別の人が別の場所で繰り返し起こすことを防ぐ活動』で、

RCAが『未然防止活動の不十分な点を起こったトラブル・事故(未然防止に失敗した事象)に基づいて明きからにする活動』と見なせば、

「両者は密接に関連付けて取り組むべきものということがわかるはずである」と述べています。

<<本書で何が学べるか?>>

本書では、人に起因する:すなわちヒューマンエラーに基づくトラブル・事故を防止するための基本的な考え方と具体的な活動の進め方について、とくに未然防止活動RCA(根本原因分析)に焦点を当てて、事例を交えて分かり易く解説しています

<<まとめ>>

本書は、業種、職位等を問わずヒューマンエラーに基づくトラブル・事故ゼロ化に関心を持つ人には、是非、読んで頂きたい一冊です

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 最近のトラブル・事故の特徴
1.1 繰り返されるトラブル・事故
1.2 技術不良と管理不良
1.3 人の不適切な行動の三つのタイプ
1.4 直接原因と根本原因
第2章 未然防止とRCAにかかわる基本的な考え方
2.1 プロセス重視と標準化
2.2 PDCAサイクルと改善・管理
2.3 再発防止と未然防止
2.4 潜在トラブルの顕在化
2.5 重点志向とファクトコントロール
2.6 全員参加と人間性尊重
第3章 人に起因するトラブル・事故の未然防止活動
3.1 意図しないエラーに関する誤解
3.2 エラープルーフ化とは
3.3 エラープルーフ化の原理
3.4 未然防止活動のためのチームを作る
3.5 3ステップによる未然防止活動の手順
3.6 未然防止活動の実践例
3.7 設計・計画における意図しないエラーを防ぐための活動
3.8 意図的な不順守を防ぐための活動
3.9 知識・技能の不足を防ぐための活動
3.10 未然防止活動の組織的推進
第4章 RCAによる未然防止活動のレベルアップ
4.1 RCAとは
4.2 RCAの難しさ
4.3 4ステップによるRCAの手順
4.4 RCAの実践例
4.5 RCAを評価する場合の視点
第5章 未然防止活動とRCAの展開
5.1 経営における未然防止活動とRCAの役割
5.2 未然防止活動とRCAの今後



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The ISO Survey of Certifications  - 2008』 によると2008年度の世界における、ISO 22000:2005の認証組織数は、前年比96%以上の増加、ISO/IEC 27001:2005による認証は、20%以上の増加になったとのことです


またISO9001については、前年比3%の増加、ISO14001は、22%の増加、ISO/TS 16949は、12%の増、ISO 13485:2003が2%増との状況とのことです。



ISO/TSは、ISOが発行する技術仕様書(TS:Technical Specification)で本来は、6年間経過したら国際規格(IS)に移行されることが前提で、移行されなければ廃止されることになっています。


ISO/TS 16949:2002規格は、その意味で2008年に廃止か移行かが決定される位置づけにありましたが、ISO9001:2008規格の追補改訂版の発行に対応して、TSのまま規格作成団体のIATFにより見直され、ISO/TS16494:2009として発行されています


本日は、この自動車業界における品質マネジメントシステム(QMS)のセクター規格のISO/TS 16949:2009規格に対応した基礎知識についてQ&A形式などで分かり易く解説している本を紹介します。


本書は、前著の2009年改正対応の改正版になります。


<<ポイント>>


ISO/TS 16949:2009の基礎知識をQ&Aなどにより分かり易く解説するISO/TS 16949の入門書。


本書では、


ISO/TS 16949:2009とはどのようなものかをQ&Aを通して概観した上で、


ISO/TS 16949規格の誕生から今日までの経緯など自動車業界の動向を踏まえて


ISO/TS16949規格の特徴、概要、認証制度から企業動向、自動車メーカー、サプライヤー


の立場から組織はどのように対処すべきかまで等を解説し、


ISO/TS16949の規格条項、認証、動向の良くある質問をQ&A形式で取り上げ


分かり易く解説しています。


本書:「ISO/TS16949入門〈2009年改正対応〉」です。


本書は、著者:菱沼 雅博 氏にて、2009年12月に日本規格協会より同社の「やさしいシリーズ7」の改訂版として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


基本知識を短時間で学ぶ!

2009年版発行に基づき内容を更新・充実。

お役立ちQ&A満載


本書は、6章から構成されています。


「やさしいシリーズ」の他の書籍と同様、多数のイラストなどの図表が挿入されており、平易な親しみやすい解説となっています。


これから自動車セクター規格に関わる立場にある人のISO/TS 16949の入門書として格好の内容となっています。


本書は、他の「やさしいシリーズ」と同様に最初にQ&Aでその規格の全体像を概観するというところから始まります。


最初の章の『ISO/TS 16949:2009って何ですか?』から『ISO/TS 16949:2009に関して、日本を含め世界における反応や状況はどうなっていますか?』に至る13問のQ&Aを通して、ISO/TS 16949規格を鳥瞰することができます。


次の第2章から第4章では、上記の回答をさらに詳しく補完して解説するという構成となっています。


ISO/TS 16949って何だろう
として、ISO/TS 16949規格の誕生の経緯から、QS-9000、ISO/TS 16949規格の構成と開発組織、我が国、さらには世界の自動車メーカーの動向を解説し、


ISO/TS16949ってどんな規格だろう
として、ISO/TS 16949の特徴及び同規格の各条項の概要、さらには、認証制度の概要について解説し、


企業はどう対応したらよいのか
という点をテーマに世界における企業のISO/TS16949への対応、自動車メーカー、サプライヤーの立場でのスタンスの在り方、また組織への上手な導入のやり方を解説しています。


また実際にISO/TS16949を導入しようとする多くの人が抱く疑問点について、筆者が、セミナーやサプライヤーとの相談でよく受ける質問に対して、以下に区分してQ&A形式で解説しています。(Q1が4問、Q2が3問など枝番が付いたQ&Aが何問かありますが、34問のQ&Aで回答しています。)


  • ISO/TS 16949の各条項
  • ISO/TS 16949の認証
  • ISO/TS 16949の動向

第6章が「むすび」となっており、筆者のISO/TS 16949への展望を述べています。


さらに巻末には、以下の参考資料が添付されています。


  • 参考1 ISO/TS 16949 認証機関一覧
  • 参考2 ISO/TS 16949 認証状況
  • 参考3 ISO/TS 16949 の参考となるウェブサイト一覧

<<本書で何が学べるか?>>


本書によりISO9001の自動車セクター規格であるISO/TS 16949:2009の基礎的な事項を要領よく学ぶことができます。


<<まとめ>>


ISO/TS 16949:2009 規格に関心があり、これから学ぶ関係者が最初に読む本として、本書は、おすすめの一冊です


またこちらの対訳本も必携の一冊です。



<<ISO/TS 16949の関連書籍>>


ISOの本棚のブログでのISO/TS16949の書籍の紹介は、ISO/TS16949のカテゴリーサイトを参考にしてください。



なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 ISO/TS16949を知るための13のQ&A
第2章 ISO/TS16949って何だろう
第3章 ISO/TS16949ってどんな規格だろう
第4章 企業はどう対応したらよいのか
第5章 FAQ(よくある質問)
第6章 むすび
参考1 ISO/TS 16949 認証機関一覧
参考2 ISO/TS 16949 認証状況
参考3 ISO/TS 16949 の参考となるウェブサイト一覧


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ブランドマネジメントというのが何をおこなうものなのか正直なところ知りませんでした。


広告・イメージ戦略を体系的に理論武装したものかなという印象であったが、本書を読んでみると筆者は、ブランディング(Branding)というのは、『売れ続けるための戦略』で、ブランドとは、顧客に対して示した約束が継続的に高度に果たされ続けた結果から生じるもので、企業が顧客に対して示した約束と考えるというのがブランドマネジメントの基本的な考えであるとのこと


また時代は、プロダクトアウトのできたものを売る【Selling】の戦略の時代から、マーケットインの顧客のニーズに合ったものを売る【Marketing】戦略の時代へ、さらに売れ続けるための【Branding】戦略の時代へとマーケティングの強調部分は移行し、顧客との『取引』の時代から『関係性』の時代に移行していると説いています


  • 【Selling】→【Marketing】→【Branding】
  • 【取引】→【関係性】

このブランドマネジメントとこれまでは異なった分野での活動と扱われてきたTQMについて、互いの弱みと強みを補い合うような相互補完的な関係にあるとして、両者の融合による組織能力向上に焦点を当てて説いている本を紹介します。


ブランドマネジメントを顧客関係の構築のための明確なビジョン確立の強力な手法として活用すると共にそのビジョンを具現化するための組織マネジメントの手法としてのTQMとを組み合わせた活用の視点を分かり易く説いています


<<ポイント>>


ブランドマネジメントの枠組みの『ブランド・プロポジションの方法論、さらにブランドマネジメントTQMを融合した組織マネジメントとしての『ビジョン・マネジメント』を説く本。


本書では、


ブランドマネジメントTQMの融合がどのようなシナジー効果を持つかの考察


にはじまり、


ブランドマネジメントとはどのようなものかを概観し、


ブランドマネジメントにおいてのコンセプトを表現するブランド・プロポジションの解説、


ブランド・プロポジションの設計の方法、


ブランドマネジメントTQMとの融合の効用、


ビジョン・マネジメントが企業経営にどのようなインパクトを与えるか


といった点など考察し解説しています。


本書:「ブランドマネジメント」です。


究極的なありたい姿が組織能力を更に高める」との副題が付いています。


本書は、著者:加藤 雄一郎准教授(こちらが先生の「ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記」とのブログのサイト)、(財)日本品質管理学会 監修にて、2009年11月に日本規格協会よりJSQC選書の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


企業と顧客を共に理想状態に導く枠組み

ブランドプロポジションで組織力を高めましょう!


本書は、8章から構成されています。


途中には、/コラム/欄があり、トピックスを解説しています。


概念図などの図表も表現力に富んだものが挿入され、抽象的な概念等を分かり易く解説するための工夫が凝らされています。


ブランドマネジメントTQMがそれぞれどのような関係にあるかという考察から始まっています。


両者のプランニングの面と組織作りの方法との関係を相互補完的とし、両者は密接に結びつくべきでビジョン・マネジメントという新たな経営に向けて両者の融合は極めて強力になると展望していきます。


ブランドマネジメントとはどのようなものか、良好な顧客関係性の構築の位置づけの基盤になるブランドといったブランドマネジメントの基本的な考え方、良好な顧客関係性構築に向けた要件と言った点を解説しています。


ブランド・プロポジションというブランドマネジメントにおける「顧客から見た自社の存在理由」に関わるコンセプトを表現する基本的枠組みについてどのようなものかを説いています。


ブランド・プロポジションについて、その基礎となっている以下のような3ステップのメカニズムとするP.A.Simon意志決定モデルの解説から説き、顧客の購買行動へと適用し、企業のすべての戦略的行動の源となるべきブランドプロポジション設計で明らかになるポイント等を解説していきます。


  1. 目標の設定
  2. 目標と現状の差異の認識
  3. 差異を埋めるための手段行使

このブランド・プロポジションが、企業経営にどのような効果をもたらすかについてB2BのテキスタイルとB2Cのヘアサロンのビジネス系の事例を取り上げその効用を説き、さらにCS経営にブランドマネジメントを導入するとどのような意義があるかを考察し解説しています。


ブランド・プロポジションを設計する5つのステップの中の中心的な方法となる『4Q 洞察』についてどのようなものかどのような手順でそれを進めるか、さらにツリー構造で表現されるVTree表現等について解説しています。


4Q(4 Questions)というのは、洞察を行うための4つの視点(「So what?」、「what?」、「why?」、「True?」)の4つの質問になります


とくにヘアサロンのやりとりの事例を交えて具体的に解説しています。


ブランド・プロポジションを設計するというこの一連の展開は、感性の要素も強いのかなという印象もありますが、最近では、「人材育成プログラムとしてブランド・プロポジション設計演習を組み込みたい」との要請も増えているとのこと。


またブランドマネジメントTQM の融合及びビジョン・マネジメントが企業経営にどのようなインパクトを与えるかを展望しています


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、ブランドマネジメントを分かり易く解説し、さらにブランドマネジメントTQMとの融合がもたらすシナジー的な効果を考察し、顧客関係性構築のためのプランニングの方法論の強みと組織力を持って実体的に具現化するマネジメントとしての強みを合体することで企業経営にインパクトを与えると説いています。


とくに企業と顧客を共に理想状態に導く枠組みの「ブランド・プロポジション」についてその効用、CS経営との関係、ブランド・プロポジションの設計の手順など事例紹介を交えて分かり易く解説しています


<<まとめ>>


ブランドマネジメントTQMの融合とは、どのようなものかに興味を感じた人は、是非、本書を読んでみて下さい。


本書では、ブランドマネジメントTQMの融合がもたらす新鮮な組織論が説かれています。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 はじめに:ブランドマネジメントとTQMの関係
第2章 ブランドマネジメント概論
第3章 コンセプトを表現する基本的枠組み:ブランド・プロポジション
第4章 事例:ブランド・プロポジションの効用
第5章 CS経営にブランドマネジメントを導入する意義
第6章 ブランド・プロポジション設計手続き:4Q洞察とVTreeの活用
第7章 ブランドマネジメントとTQMの融合による今後の展望
第8章 ビジョン:夢と希望に満ち溢れた“究極的なありたい姿”が企業にさらなる飛躍をもたらす


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2008年7月29日付けで、マネジメントシステム規格認証制度の信頼性を確保するために認定機関、認証機関をはじめとする関係者が取り組むべき事項について経済産業省がとりまとめた「マネジメントシステム規格認証制度の信頼性確保のためのガイドライン」が公表されました。


これを受けて、MS(マネジメントシステム)信頼性ガイドライン対応委員会(審査登録機関協議会(JACB)、情報マネジメントシステム認証機関協議会(JISR)、財団法人 日本情報処理開発協会(JIPDEC)及び財団法人 日本適合性認定協会(JAB)の各機関からの委員、有識者として椿広計氏(統計数理研究所 リスク解析戦略研究センター長)及びオブザーバーとして経済産業省認証課が参加)において11回の会議での議論を経てまとめたアクションプランを策定した「MS 信頼性ガイドライン対応委員会 報告書」がこの8月に公開されています。


ここでは、「認証に係る規律の確保」、「審査員の質向上と均質化」、「認定・認証に係る情報公開」といった事項を取り上げています。


さて、約40年にわたり多くの業種で改善プロジェクトをはじめ、ISOマネジメントシステムのコンサルティング活動に携わってきた著者:西沢 隆二 氏がISOマネジメントシステムについて、その審査に合格した企業の不祥事が、今絶えない状況にあるが、それは何故か?と考察している本を紹介します。


本書の「まえがき」で筆者は、ISOマネジメネントシステムについて、以下のように述べています。


ISOマネジメントシステムの審査登録というときは、この品質と環境の「お墨付き」を指す。ところが、企業がかなりのカネをかけて、この「お墨付き」を持っていることが多い。

 ISOマネジメントシステムによる「お墨付き」システムが始まってから、20年ほどになるが、このトラブルは絶えることがない。

「お墨付き」の信用問題にもなっており、言わば、ISOマネジメントシステムの崩壊現象を呈している。(略)

日本政府も「厳しい審査」を要請している。

しかし、効果は薄い。

何故だろうか。
それは、日本では非正規社員の増加や成果主義の拡大による職場活動(本書では「コア活動」と言っている)の荒廃とリンクしているようである。」


<<ポイント>>


ISOマネジメントシステムの「お墨付き」を受けた企業の不祥事が絶えないのは何故かといった点からISOマネジメントシステムの本質論を考察している本


ISOマネジメントシステムと「コア活動」との関わりを概観した上で、


  • ISOマネジメントシステム規格へのPDCAモデルの誤適用
  • 文書と記録の定義のあいまいさ
  • プロセスアプローチのあいまいな説明
  • ムダな膨大な書類の山とその原因
  • 審査員の問題
  • 有益な環境側面という奇妙な解釈の登場

といった観点からその原因を考察しています。


本書:「ISOマネジメントシステムの崩壊は、何故起きたか」です。


本書は、著者:西沢 隆二 氏にて、2009年7月に近代文藝社より発行されています。


本書は、筆者の多年にわたるISOマネジメントシステムのコンサルタントとして、ISOマネジメントシステムの本質の追究をベースに問題点の平易な説明を試みたもので、筆者のホームページの審査や企業活動の記録のエキスをまとめたものとのこと。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


書類重視が

品質活動、環境改善になるという幻想から

コア活動」を軽視したツケ


本書は、3部から構成されています。


以下に本書の概要を紹介します。


1部では、「ISOマネジメントシステムを知るための予備知識
とい題して、7つの章から構成されています。


「マネジメント」(management)の英語の語源からはじまり、野球を例にあげ、組織の活動は、監督が担う「マネジメント活動」(共通性が特徴)プレイヤーが担う「コア活動」(個別性が特徴)との見方を説いています。


ISOマネジメントシステムの概要とISO9001規格、ISO14001の発行の経緯を概観しています。


PDCAサイクルとマネジメントステップを考察し、PDCAサイクルには「コア活動」のDoが存在しているので改善ステップだが、マネジメントステップではないと説いています。


マネジメント活動は、「コア活動」をしているときに、「実施」段階においては「統制」していると解説しています


また「コア活動」とマネジメントシステム活動とのあるべき姿について、品質マネジメント活動は、「品質で「コア活動」を」マネジメントすることが本質とし、品質マネージャーはIE(インダストリアル・エンジニアリング)屋であることが必要と説いています。


マネジメント活動と改善技術との関わりについて、古典的IE論から、トヨタ式生産方式などコア活動重視の意味を総括しています。


さらに、ISOマネジメントシステム審査の仕組み、ISOマネジメントシステム構築に求められる代替実行案の選択能力に関わる設計能力、審査側の課題といった事項を取り上げ論じています


2部では、「ISOマネジメントシステム審査登録制度の崩壊現象と原因
と題して、ISOマネジメントシステム審査登録制度と不祥事の発生など含めた問題事象に関わる原因について考察しています。


第2部は、6つの章から構成されています。


ISOマネジメントシステム規格にPDCAモデルを適用したのが混乱の始まりとし、「コア活動」に関わるDo部分の「運用」、「製品実現」は、マネジメントシステムと分離すべきであったとし、審査現場での事例、各種不祥事の事例等をあげ、マネジメント規格と製品(「コア活動」)との分離論を展開しています。


そしてISO9000による「文書と記録の定義のあいまいさ」、「プロセスアプローチのあいまいな説明」といった事象を論じています。


また品質保証で形式だけのISO9001システムを考えるパラダイムによると書類重視型になり、ムダな膨大な書類の山といった事態につながると「コア活動重視」のパラダイムと比較して論じています。


そして審査員の問題について、shall意識のないとの審査員とのやりとりの事例などあげて問題点の側面を考察しています。


さらに有益な環境側面、審査機関の不適切な事例を取り上げ論じています。


3では、「ISOマネジメントシステム審査登録制度はどうなるか
と題して、第3部は、2ページで本書の内容をまとめた展望を述べるという形になっています。


ISOマネジメントシステムを導入して成功したという会社は、ISOに他の改善方法をうまく組み合わせているとし、基本に「書類重視パラダイム」でなく、「「コア活動」重視パラダイム」があると説いています。


ISOマネジメントシステム審査登録制度はどうなるかの鍵は、この制度を利用する各企業の判断次第であると結んでいます。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、ISOマネジメントシステムの認証を取得した企業にもかかわらず不祥事が発生しているという事象を取り上げて、なぜかという原因を探るということで、筆者がISOコンサルタントとして経験されたISOマネジメントシステムの問題点等を取り上げて考察されています


ISOマネジメントシステム規格の要求事項への適合をもとに構築される仕組みは、不祥事の発生しないことを保証することに照準を当てたものではなく、認証自体も、不祥事が発生しないことへの「お墨付き」でもないため、両者を関連付けて論ずると次第に論点がずれてきてしまいます。


本書でも、不祥事を最初の論点には取り上げていますが、不祥事を決定的になくせるための組織のマネジメントに直接、焦点を当てているわけではありません。


ISOマネジメントシステム規格の認証の取得・非取得の如何に関わらず、不祥事の発生には、組織の倫理観、経営状況、経営方針、風土、体質、権力構造等の側面がケースバイケースで関係します。


審査機関が関与できる部分は、ISO規格に基づく審査の限られた時間・場面での審査員のコンタクトしかありません。


不祥事はそもそも隠蔽される性質のものでしょうからなかなかその間に不祥事にまつわる問題を検出することは困難と思われます。


一方、ISOマネジメントシステムの誤った運用などではらんでいる種々の問題は、確かにISOが経営や品質にインパクトをもたらさないのであれば無駄と言うことになりますので、これは、確実に改善されていく必要があります


確かに筆者の「コア活動」の重視の視点やISOマネジメントシステムに絡んだ種々の危機感には、大いに共感します。


現場・現物・事実が軽視され、形式・書類が重視という風潮になるとそういったマネジメントシステムは、まさに砂上の楼閣ということになります。


<<まとめ>>


経営に役立つ観点からのISOマネジメントシステムの継続的改善に関心がある人は、本書を是非、読んで見て下さい


なお本書の目次は以下の内容です。
1 ISOマネジメントシステムを知るための予備知識
第1章 マネジメント活動とそのコア活動とは何か
第2章 ISOマネジメントシステムとは何か
第3章 マネジメントの基本的なすすめ方
第4章 「コア活動」とマネジメント活動とのあるべき関係
第5章 マネジメント活動と改善技術
第6章 ISOマネジメントシステム審査の構造
第7章 ISOマネジメントシステム構築と審査の本質的な特徴
2 ISOマネジメントシステム審査登録制度の崩壊現象と原因
第1章 ISOマネジメントシステム規格へのPDCAモデルの誤適用
第2章 文書と記録の定義のあいまいさ
第3章 プロセスアプローチのあいまいな説明
第4章 ムダな膨大な書類の山とその原因
第5章 審査員の問題
第6章 有益な環境側面という奇妙な解釈の登場
3 ISOマネジメントシステム審査登録制度はどうなるか





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自己適合宣言に関するISO/IEC 17050-1:2004(JIS Q 17050-1:2005:「適合性評価―供給者適合宣言―第1 部:一般要求事項」)の5.「一般要求事項」において、以下のように規定されています。


適合宣言の発行者(発行機関又は発行人)は,適合宣言の発行,維持,拡大,縮小,一時停止又は取消し,及び対象の規定要求事項への適合に責任をもたなければならない。

適合宣言は,第一者,第二者又は第三者の一つ以上が実施した適切な種類の適合性評価活動(例:試験,測定,監査,検査又は調査)の結果に基づかなければならない。

関与する適合性評価機関は,適用できる場合,該当する国際規格,ガイド及びその他の規準文書を参照することが望ましい。

適合宣言は,同類の製品群に対するものである場合,その製品群の個々の製品に適用されなければならない。

適合宣言は,ある期間にわたって引き渡された同類の製品に対するものである場合,引渡し時又は受領時の個々の製品に適用しなければならない。

適合性評価の適正実施基準として,適合性評価結果をレビューする要員は署名者と異なる者であることが望ましい。」


ちなみに関連して、ISO/IEC 17000:2004(JIS Q 17000:2005)規格において、【適合性評価】(confromity assessment)の用語は、以下のように定義されています。


製品、プロセス、システム、要員又は機関に関する規定要求事項が満たされていることの実証

備考1 適合性評価の分野には、この規格の他の項目において定義されている活動、例えば、試験、検査及び認証、ならびに適合性評価機関の認定が含まれる。

2.この規格における”適合性評価”の対象又は”対象”という表現は、適合性評価が適用される個別の材料、製品、据付け、プロセス、システム、要員又は機関の全体を包括するために使用される。」


一方、ISO14001:2004(JISQ14001:2004)規格の1.適用範囲においても以下のように規定されています。


「この規格は,次の事項を行おうとするどのような組織にも適用できる。
a) 環境マネジメントシステムを確立し,実施し,維持し,改善する。
b) 表明した環境方針との適合を自ら確信する。
c) この規格との適合を次のことによって示す。
1) 自己決定し,自己宣言する。
2) 適合について,組織に対して利害関係をもつ人又はグループ,例えば顧客などによる確認を求める。
3) 自己宣言について組織外部の人又はグループによる確認を求める。
4) 外部機関による環境マネジメントシステムの認証/登録を求める。」


本日は、このISO自己適合宣言をターゲットにISO自己適合宣言の導入の手順から上手な活用法等について詳細に解説している本を紹介します。


<<ポイント>>


ISO自己適合宣言の導入の手順から上手な活用法までを説く本。


本書において、ISO自己適合宣言とはどのようなものかとの解説にはじまり、


関連の国際規格及び国内規格の解説や導入の手順ならびに事例紹介、


ISO有効性診断とマネジメントシステム改善及び活用事例紹介


などを具体的に分かり易く解説しています。


本書:「ISO自己適合宣言」です。


導入の手順と上手な活用法」との副題が付いています。


本書は、編著者:宮野 正克 氏にて、2009年7月に日刊工業新聞社より発行されています。


本書は、ISOマネジメント誌の2008年8月号の「ISO自己適合宣言を上手に活用する」をベースに、加筆訂正して書籍発行されたものになります。


ISO自己適合宣言―導入の手順と上手な活用法
日刊工業新聞社
発売日:2009-07
発送時期:在庫あり。
ランキング:336063

<<本書のエッセンスの一部>>


本書は、7章から構成されています。


多数の写真、イラストなどの図表が文中に挿入されており、視覚的にも分かり易い構成になっています。


各章の終わりには、COLUMN欄があり、「イソ(ISO)9000、馬鹿とハサミは使いよう」などの話題が取り上げられています。


本書の「はじめに」で筆者は、ISO9001品質・ISO14001環境マネジメントシステムはブームから実効重視の成熟期に入ったとし、以下の3つの連携が経営革新と顧客満足に役立つと説いています。


  1. 自己適合宣言…自らやる気で取り組み、効果を引き出す
  2. 検証審査…ISO国際規格の適合を確実に検証する
  3. 有効性診断…費用対効果、有効性を高める

ざっと章を追って概要を紹介します。


第1章では、「ISO自己適合宣言とは
と題して、ISO自己適合宣言の価値とか位置づけの確認にはじまり、ISO自己適合宣言がEUで普及するに至った背景とどのようにしてISO自己適合宣言を行うかとの実施形態(自社監査、顧客監査、検証審査)等の概要を解説しています。


経営に役立つISOとの観点からISO自己適合宣言の効果に関して以下の観点から考察しています。


  1. 適合性評価が合理的で経済的
  2. 自らの業務の適合性判断は自らできる
  3. 形骸化の排除

第2章では、「ISO自己適合宣言関連の国際規格及び国内規格
と題して、国際規格がどのようにつくられるかとの解説にはじまり、ISO/IEC Guide2がベースとなってISO/IEC17000:2004(JISQ17000:2005)規格がつくられ、ISO/IEC Guide22がベースとなってISO/IEC17050-1、2:2004(JISQ 17050-1、2:2005)がつくられたといった経緯や適合性評価に関わる国際規格の種類と形態の概要を解説しています。


またEUと我が国の基本的な風土文化等の違いを比較し、EUの市場統合の動きと適合性評価の経緯、CEマーキング制度や各種形態の自己適合宣言の概要を解説しています。


またISO/IEC 17050-1:2004(JISQ 17050-1:2005)及びISO/IEC 17050-2:2004(JISQ 17050-2:2005)規格の概要について解説しています。


さらにISO個別規格の自己適合宣言について、ISO 9001:2008(JIS Q 9001:2008)規格、ISO/TS 16949:2000(ちなみに現在、要求事項の内容は基本的にTS2と変わらないISO 9001:2008改訂の内容部分を反映したTS3(ISO/TS 16949:2009が発行されています。)、ISO 14001:2004(JIS Q 14001:2004)、ISO 22000:2005、ISO/IEC 27001:2005(JIS Q27001:2006)の各規格についてそれぞれの規格が持つ意義と自己適合宣言運用について解説しています。


第3章では、「ISO自己適合宣言普及事業の紹介
と題して、筆者が属するNPO法人検証審査協会の紹介とその活動の概要、自己適合宣言の検証審査手順の概要、さらに「自己適合宣言は、国際的に信用がおけますか?」といった10件のQ&Aで自己適合宣言に関わる各種概要を解説しています。


第4章では、「ISO自己適合宣言を上手に導入する方法
と題して、ISO認証登録から自己適合宣言へと切換えるような場合の自社完結で、あるいは、検証審査支援による手順、また最初から自己適合宣言を運用するような場合のISO国際規格の調査、社内の組織化と役割分担など導入の手順などを含めISO自己適合宣言の上手な導入方法について解説しています。


また自己適合宣言の発展活用法について、内部監査の充実、ISO有効性診断の活用、BSC(バランストスコアカード)との併用などについて解説しています。


第5章では、「ISO自己適合宣言の事例紹介
と題して、以下の各組織での自己適合宣言の活動・運用の事例について詳細が紹介されています。


  • 長野県飯田市役所
  • (株)樹研工業
  • いであ(株)本社・東京支社
  • 建ゴム工業(株)
  • アズマ工業(株)
  • イシイ フォーチュン
  • 沢根スプリング(株)

第6章では、「ISO有効性診断とマネジメントシステム改善
と題して、ISOの有効性と効率性に焦点をあて、「ISOが経営貢献しているか?」との観点からの有効性診断の上手な活用を推奨し、ISO9004、ISO14004に基づくISO有効性評価を改善に繋げる視点とISO9001及びISO14001の有効性診断法についての考え方、実施手順、評価、改善への展開等について解説しています。


第7章では、「ISO有効性診断の活用事例紹介
と題して、ISO有効性診断を活用した会社の3社の事例(熱処理会社、精密スプリングとその組立機能部品の製造会社、プラスチック射出成形加工会社)についてその経緯と効果や課題などを含めて紹介しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、自ら行動する“自己適合宣言”に焦点をあて、自己適合宣言に関するISO規格の動向や自己適合宣言の組織への導入の手順、また導入事例、ISO有効性診断とその有効活用の方法などを分かりやすく解決しています


<<まとめ>>


本書は、自己適合宣言に関心がある人だけでなく、経営に役立つISOの活用に関心がある人には読んで頂きたい一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 ISO自己適合宣言とは
1.1 ISO自己適合宣言の価値
1.2 ISO自己適合宣言普及の背景
1.3 自己適合宣言の実施形態
第2章 ISO自己適合宣言関連の国際規格及び国内規格
2.1 適合性評価に関する国際規格
2.2 自己適合宣言関連国際規格の解説
2.3 ISO個別規格における自己適合宣言運用
第3章 ISO自己適合宣言普及事業の紹介
3.1 NPO法人ISO検証審査協会の紹介
3.2 自己適合宣言の検証審査手順
3.3 自己適合宣言のQ&A
第4章 ISO自己適合宣言を上手に導入する方法
4.1 ISO認証登録から自己適合宣言への切換え
4.2 最初から自己適合宣言運用
4.3 自己適合宣言の発展活用法
第5章 ISO自己適合宣言の事例紹介
5.1 長野県飯田市役所
5.2 (株)樹研工業
5.3 いであ(株)本社・東京支社
5.4 建ゴム工業(株)
5.5 アズマ工業(株)
5.6 イシイ フォーチュン
5.7 沢根スプリング(株)
第6章 ISO有効性診断とマネジメントシステム改善
6.1 ISO有効性診断と改善活用法
6.2 ISO9001の有効性診断法
第7章 ISO有効性診断の活用事例紹介
7.1 (株)中遠熱処理技研
7.2 光洋スプリング工業(株)
7.3 小笠原加工(株)







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