ブランド牛にまつわる偽装やうなぎの産地偽装など最近でも「食の安全」を揺るがす事件が後を絶ちません。


先日のうなぎの産地偽装に関わる全国規模の捜査においても食品安全には直接関係しない『不正競争防止法』の違反容疑となっており、マスコミや消費者から食品安全の関連法令の規制強化を求める声が日増しに強くなっているように思います。


これらを受けて所管の大臣も「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)の見直し改正の必要性を言及するといった状況になっています。


ISO 22000:2005規格:([Food safety management sstems−Requirements for any Organization in the food chain]:「食品安全マネジメントシステム−フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項」)について、消費者の「食の安全」への関心の高まりを背景に、食品製造事業者から流通や小売などの食品関連事業者において、ISO 22000に基づく食品安全マネジメントシステム(以降FSMSと略)の認証に向けて取り組む組織が増えてきているようです。


ISO 22000:2005規格において、法令との関係については、以下の要求項が直接に法令に関する要求を規定している他、その他の多くの要求項において法令と関係してきます。(5.1項 b)、5.2項 b)、5.6.1項 c)、5.6.1項、5.6.2項 h)、7.2.2項、7.2.3項、7.3.3項、7.3.3.2項、7.4.2.3項、7.9項、7.10.4項)


本日は、ISO 22000に基づくFSMSに関わる法令の解説書を紹介します。


FSMSの認証取得に必要な基本法令を体系立てて解説しています。


食品安全関係法の必要性やその成立してきた経緯を分かり易く解説すると共に基本法を中心とした関連法の体系と21の個別法令について詳解しています。


21の個別法の制定の背景、目的、定義、法律の対象者と履行義務等につい順序立てて分かり易く解説しています。


またISO22000:2005の要求事項と食品安全関連法との関係についても解説しています。


本書:「すぐ役立つ ISO食品安全関連法令の解説」です。


本書は、株式会社 日本環境認証機構(JACO)の監修ならびに池戸 重信 先生の編著(執筆者は、同先生に加えて、生田 博司 氏、菊池 泰雄 氏、志賀 直史 氏、新蔵 登喜男 氏、杉浦 勝明 氏、的早 剛由 氏)にて、2008年6月にぎょうせい より発行されています。


本書は、4章から構成されています。その概要は、以下のような構成です。


第1章では、「食品安全関係法の必要性と現行法体系の背景
として、人と食べ物との関わりにはじまり、農耕・牧畜の歴史とそれにまつわるリスクに触れ、2001年の牛海綿状脳症(BSE)の問題を背景とした食品安全行政の流れと食品安全基本法の制定、リスク分析手法の導入と食品安全委員会などを中心とした行政組織といった今日の食品安全関係法に至る経緯と体系の背景などを解説しています。


第2章では、「食品安全基本法を中心とする食品安全関係法の体系と改正内容
として、フードチェーンの関係する主な食品安全関連法を体系について総括するとともに食品安全基本法制定に伴って改正された内容をHACCP支援法(食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法)の延長をはじめとして、JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)の改正まで11件の法令の改正のポイントを概説しています。


第3章では、「個別法令の解説
として、『1. 食品安全基本法』、『2. 食糧、農業・農村基本法』、『3. 食品衛生法』から『21. 農地の土壌の汚染防止等に関する法律』に至る21件の個別法令について、法律の性質によって若干ことなってはいるが概ね、「背景」、「目的」、「主な定義等」、「法律の対象となるもの」、「法律の対象となる関係者の責務」、「法律の対象となるものが対応すべきこと」、「留意点」といった順序で法令との条項番号を参照しながら解説しています。概念図や法令の参考資料等が多数挿入されていて、そのポイントが分かり易く解説されています。


第4章では、「ISO22000:2005の要求事項と食品安全関連法
として、ISO 22000:2005規格の要求事項の要約が枠囲みで記載され、その要求事項がどのように食品安全関連法と関係していて、どのような対応が要求されているかについて、各種の指針など参照しながら解説しています。


本書は、食品安全に関係する法令についてISO 22000への適用の観点も交えて体系的に解説しています。


ISO 22000に関係する組織の関係者だけでなく、食品関連企業、外食産業、小売業にいたるまで、食品安全の危機管理の観点からも幅広く役立つ内容と思われ、フードチェーンに関わる関係者には、是非、手もとに備えて置くべき一冊かと思われます。


すぐ役立つ ISO食品安全関連法令の解説 (JACO BOOKS)
ぎょうせい
池戸重信(編集)株式会社 日本環境認証機構(JACO)(監修)
発売日:2008-06-25
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:166491

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 食品安全関係法の必要性と現行法体系の背景
第2章 食品安全基本法を中心とする食品安全関係法の体系と改正内容
第3章 個別法令の解説
1. 食品安全基本法
2. 食糧、農業・農村基本法
3. 食品衛生法
(略)
19. ダイオキシン類対策特別措置法(ダイオキシン対策法)
20. 毒物及び劇物取締法(毒劇法)
21. 農地の土壌の汚染防止等に関する法律
第4章 ISO22000:2005の要求事項と食品安全関連法





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「[ビジュアル図解] 食品工場の品質管理」(ISOの本棚でも紹介)等の著者で「食品工場工場長の仕事とは」のホームページの運営者でもある著者:河岸 宏和氏が、食材を購入している仕入先の点検・監査について100項目の視点からいかに実施すべきかを解説している本を紹介します。


その表紙カバーの折返し部で以下のようにそのポイントを取り上げています。


  • 食品・食材の仕入先を点検・監査するためのポイントとは何か?
  • 偽装や不正のない、安全で衛生的な仕入先を選ぶにはどうすればいいのか?
  • HACCP、ISO、AIBに手法を取り入れながら、ビジュアルに解説する!
  • 食品の原材料仕入担当者、スーパー、生協のバイヤー、外食産業等の購買担当者必読の一冊!!

フードチェーンの上流側(仕入先)の選定、指導、2者監査などの着眼のポイントが明快に解説されています。


本書で取り上げている監査・点検のポイントは、筆者が経験された三十年近くに及ぶ、畜産原料の屠場の管理から、幾つかの食品工場の現場で経験された内容を基本にISO、HACCP、AIBの考え方も反映されたものとのことです。


食品工場の一般的衛生管理、HACCPやISO22000のPP(前提条件プログラム)の実務的なチェックポイントがまとめられた内容となっています。


本書:「[ビジュアル図解] 食品工場の点検と監査」です。


本書は、著者:河岸 宏和氏にて、2008年4月に同文館出版より発行されています。同社の(DO BOOKS)シリーズの一冊になります。


本書の帯には、以下のように書かれています。


安全な食品は、

安全な工場から生まれる

衛生的で安全な食材を仕入れるための、

仕入先の点検と監査のポイント100をビジュアルに解説!


本書の「はじめに」で筆者は、昨今の食品関連の不祥事問題などを総括した上で、「いい食材からいい製品ができる。悪い食材を使用して、いい商品をつくることはできない」、「いい食材を仕入れるためには、自分たちの目で食材を吟味できること」が肝心と述べています。


本書は、10章から構成されています。


各点検・監査の項目について、見開きの2ページを用いて解説しています。


右側のページでは、通し番号:項目名に続いて、小見出しを設けて解説文が掲載されています。


また左側のページには、上部にその項目に関するイラスト、概念図、フロー図などの図があって、図中で留意すべき点については、特に吹き出しで強調して説明されています。


また下部には、点検のポイントが箇条書きで示され、5段階評価で評点を行うためのチェック表が配され、各ポイントについて合計点が記録として集計できるように構成されています。従って、1,500点満点となります。


このように極めて実務的で分かり易い内容となっています。


また各章の終わりには、「‥生,糧楼呂砲弔い董彭のコラム欄が設けてあり、関連のトピックスが取り上げられています。


第1章では、「作業場全体の概要
として、『01点検・監査の考え方』など11項目の作業上の全体に関わる点検・監査項目が取り上げられています。


第2章では、「マニュアル・規定の整備状況
として、『21過去1年間のクレームデータ』などのその工場の服装など衛生管理に関する文書及びデータ等の整備状況についての10項目の点検・監査項目が取り上げられています。


第3章では、「品質管理の状況
として、『22品質管理部門の状況』など検査、異物混入対策などを含めた工場の品質管理に関わる8項目の点検・監査項目が取り上げられています。


第4章では、「敷地から作業場への入り口への管理状況
として、『38作業靴の洗い場の状況』などの敷地から工場の入り口までの衛生管理に関係する8項目の点検・監査項目が取り上げられています。


第5章では、「作業場の状況
として、『39作業場は十分な面積を有しているか』から『58給水給湯設備は十分にあるか』に至る作業場の衛生管理についての20項目の点検・監査項目が取り上げられています。

第6章では、「設備、作業者の状況
として、『59異物混入の防止状況』から『71専用の更衣室が設けられているか』に至る設備と作業者の衛生管理に関する12項目の点検・監査項目が取り上げられています。


第7章では、「帳票の管理状況
として、『71タイムテーブルは作成されているか』などの7項目の点検・監査項目が取り上げられています。


第8章では、「清掃状況とトイレの状況について
として、『84トイレでは専用の履き物に履き替えているか』など作業室、機械設備、ペストコントロール、トイレなどの衛生管理に関する6項目の点検・監査項目が取り上げられています。


第9章では、「使用原料の管理状況
として、『85原料、添加物、包材等を区分して保管しているか』などの使用原料関係の衛生管理に関わる10項目の点検・監査項目が取り上げられています。


第10章では、「教育の実施状況
として、『100点検・監査の面談の対応状況は適切か』などの各種教育の実施状況に関する6項目の点検・監査項目が取り上げられています。


本書では、食品工場の衛生管理の重要なポイントについて、仕入先の実施状況はどのような状態にあるかを点検・監査する実務的な方法を具体的な点検箇所を詳しく図解入りで解説しています


仕入先ということだけでなく、自社工場の衛生管理の観点から改善すべき点はどこかなどを評価する上でも役立つと思われ、食品業界関係者には、読んで頂きたい一冊です


ビジュアル図解食品工場の点検と監査 (DO BOOKS)
同文館出版
河岸 宏和(著)
発売日:2008-04
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:2469
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 大変分かりやすい本です。
おすすめ度5 使える本が出来ましたね
おすすめ度5 食材を仕入れる方、監査される方にお薦めです。


なお本書の概要目次は、以下です。
第1章 作業場全体の概要
第2章 マニュアル・規定の整備状況
第3章 品質管理の状況
第4章 敷地から作業場への入り口への管理状況
第5章 作業場の状況
第6章 設備、作業者の状況
第7章 帳票の管理状況
第8章 清掃状況とトイレの状況について
第9章 使用原料の管理状況
第10章 教育の実施状況





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ISO 22000:2005:「Food safety management systems−Requirements for any organaization in the food chain(食品安全マネジメントシステム−フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項) 規格について、適切に理解できるように150の基礎項目を取りあげ、説明文ならびにイラストと図を融合して、分かり易く、体系的に解説しているISO 22000の入門書を紹介します。


ISO 22000規格の「Introduction:序文」から8章の「Varidation 、verification and improvement of the food safety management System:食品安全マネジメントシステムの妥当性確認、検証及び改善」までの要求事項、内部監査の進め方の手順、審査登録制度等について、テーマ毎に番号が付けられ、規格の章、項番号などを表記し、テーマの表題に加えた副題が設けられ、イラストやフロー図など豊富な図表を交えて、読みもの式の解説文にて、内容の理解がし易い工夫がされています。


本書:「これだけは知っておきたい 完全図解 ISO22000の基礎知識150」です。


本書は、著者:大浜庄司 氏にて2008年3月に日刊工業新聞社より発行されています。


本書の表紙カバーにISO 22000規格を特徴づけている以下のキーワードが書かれてあります。


その1:相互コミュニケーション


その2:システムマネジメント


その3:前提条件プログラム


その4:HACCPの原則




本書の「はしがき」で著者は、本書を以下の方にお奨めしますとしています。確かに間口の広いISO22000の入門書と思います。


  • ISO22000規格を常識的に知りたい方

  • 自組織で認証を取得する推進者・事務局・担当者・係長・課長・部長・経営者

  • 組織内でのISO関連教育テキストとして使用したいコンサルタントの方

  • 指導組織の教育テキストとして使用したいコンサルタントの方



本書は、3章から構成されています。


各章の概要を簡単に紹介します。


第1章では、「ISO22000規格の要求事項の解釈を知る
として、この章がISO22000規格の要求事項の解説を中心とした本書の中核の章になります。「ISO22000規格 食品安全マネジメントシステム−フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項」について、規格の全体像の解説に始まり、次いでHACCPの12手順との関係の解説があり、以降、ISO 22000:2005規格について、日本規格協会の対訳本をベースに序文から『[8.5.2]食品安全マネジメントシステムの更新−その2−(システムの更新活動はトップに報告する)』まで各章の説明文と4章からの規格の要求事項の解釈の解説が
1テーマ1ページという構成で135のテーマが解説されています。テーマの上段に見て分かる図解によるテーマの解説が配置されています。


第2章では、「内部監査の手順を習得する
として、ISO22000の内部監査活動について、計画・実施・フォローアップの流れに沿っての手順のポイントについて、『136. 内部監査の活動の手順を決める』から、『145. フォローアップは是正処理完了を確認する』までを解説しています。テーマの上段に見て分かる4コマのイラストによるテーマの解説が配置されています。またこの章の終わりには、監査の種類(内部監査−外部監査)の図解解説があります。


第3章では、「審査登録制度は組織を認証するしくみである
として、『食品安全マネジメントシステム審査登録制度』から『サーベイランス・再認証・特別審査の審査内容』まで審査登録制度の概要が解説されています。


筆者は、他にもISO9001やISO14001の図解による基礎知識の解説書を書かれていますが、これらの書籍と同様に本書も分かり易い図解により、取り付き難いかも知れないISO22000がより身近に感じられると共に読み進める中でしっかりとISO22000規格要求事項の基本知識が得られる良い入門書と思います



ISO22000の基礎知識150の書籍のJPEG画像

日刊工業新聞社
大浜 庄司(著)
発売日:2008-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:243849


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 ISO22000規格の要求事項の解釈を知る
 1. ISO22000規格 食品安全マネジメントシステム−フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項
 2. ISO22000規格要求事項の相互関連を知る
(規格要求事項とHACCPの12手順との関係)
 3. [0]序文−その1−
(食品安全の必要性とフードチェーン)
 <略>
 133. [8.5.1]継続的改善
(食品安全マネジメントシステムを継続的に改善する)
 134. [8.5.2]食品安全マネジメントシステムの更新−その1−
(食品安全マネジメントシステムを評価し更新する)
 135. [8.5.2]食品安全マネジメントシステムの更新−その2−
(システムの更新活動はトップに報告する)
第2章 内部監査の手順を習得する
 136. 内部監査の活動の手順を決める
 137. 内部監査システムを確立する
 138. 内部監査の目的・範囲・基準を明確にする
 <略>
 143. 最終会議で監査所見・監査結論を提示する
 144. 内部監査報告書を作成する
 145. フォローアップは是正処理完了を確認する
第3章 審査登録制度は組織を認証するしくみである
 146. 食品安全マネジメントシステム審査登録制度
 147. 審査登録機関が行う審査の種類
 148. 審査登録機関への申請から登録証入手までの手順
 149. 初回審査は、第一段階・第二段階で行う
 150. サーベイランス・再認証・特別審査の審査内容






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消費期限や賞味期限の改ざん、原材料、原産地の偽装、更には、輸入加工食品への農薬の混入事件などの問題が相次ぎ、食の安全・安心を求める消費者のニーズが益々、強くなってきています


したがって食品業界を取り巻く環境は、ユーザーの厳しい目、原材料コストの高騰、競争激化の中での製品価格の低迷など、さらに厳しい状況になりつつあります。


現況を突破するには、食品工場の徹底した品質管理が重要だとして、新設備や人員の増加は、ままならないとしても、いかに自社工場をマネジメントし、食品安全・安心プログラムを構築し、運営すれば良いかについて、分かり易く解説している食品工場の品質管理の入門書を紹介します


食品工場品質管理は、安全・安心の管理であるとして、食品工場に求められる品質管理の基本から工場の現状を把握するための見える化、食品安全・安心プログラムとしてのFSMS(本書では、FSMSとは、ISO22000、HACCP、AIB、SQFなどを指しています)の構築と運用、さらに従業員の教育やクレーム対応の進め方についても、多くの事例を交えて詳説しています


本書:「食品工場 安全・安心の品質管理」です。


本書は、著者:高橋 賢祐 氏にて、2008年3月に日本能率協会マネジメント 出版情報事業 より発行されています。


同社の[実務入門]シリーズの一冊になります。


本書の表紙には、以下のように書かれています。


待ったなし!


『現状の工場』


改善ノウハウ


ISO、HACCPの活用を詳説

  • 自工場の見える化
  • 安全・安心プログラムの4ステップ
  • 作業の区分けと内・外部の区画づくり
  • 従業員の衛生教育プログラム
  • クレームへの対応、リコールプログラムの運用
  • 豊富な改善事例

本書は、13章から構成されています。各項目について、見開きの2ページで、右側のページでは、その項目の解説文が、そして左側のページでは、イラストなどの図表が掲載され、解説文を補完するという構成になっています。


また各章の終わりには、COLUMN欄が設けられ、トピックスが取り上げられています。


以下に各章の概要について紹介します。


第1章では、「食品の品質管理とは何か
として、1-1:「食品の品質管理は「安全・安心の管理」で、品質管理の原則とは、無駄、無理、ムラの「3ム」をなくすことだが、食品の品質管理では、さらに「安全・安心の管理」を伴うなどをはじめとして、1-7:「品質管理は稼働中の工場でもできる」まで食品業界の動向と食品の品質管理との関係などを解説しています。


第2章では、「日本の食品工場の実態
として、2-1:「日本の食品製造業の現状」から2-5:「なり手がいない食品工場の工場長」まで現在の食品工場が抱えている課題について総括しています。


第3章では、「食品工場に求められる品質管理の基本
として、3-1:「食品ゆえの管理の特徴」から3-5:「衛生管理を製造工程と工場施設の関係から見る」まで、食品工場ならではの物理的、化学的、生物的なハザードの問題や、一般衛生管理に関わる衛生標準作業手順(SSOP)、衛生的な管理基準に基づくゾーニングなどの基本について解説しています。


第4章では、「まずは工場の現状を知ろう
として、4-1:「知っているようでしらないのが自分の工場」から4-5:「取り上げる問題を『見える形』にする」までにおいて、自社の工場の実態についてクレーム数からクレームの原因究明、モニタリングの結果、KJ法、パレート図、特性要因図を用いて問題点を『見える化』していく方法の一端について解説しています。


第5章では、「食品安全・安心プログラム「FSMS」を導入しよう
として、5-1:「食品安全・安心メネジメントプログラムとは」から5-6:「マネジメントシステムの手法を知る」までにおいて、食品安全・安心マネジメントプログラム(FSMS)について、ISO22000、HACCP、業界毎に構築されたプログラム(AIB、SQF)、企業で独自に構築されたものを取り上げその仕組み、特徴やマネジメントシステムの手法などを筆者流の視点で解説しています。


第6章では、「食品安全・安心プログラムに取り組もう
として、6-1:「プログラムを始める前に」から6-6:「QMS・FSMSで製品設計を行う」までにおいて、上記のどのFSMSを構築するかは自社の目的に応じて身の丈に合ったFSMSを選択するとしてその大まかなステップについて4段階などで構築していく流れなどを解説しています。


第7章では、「安全プログラムのための「ハ―ド」の整備をしよう
として、7-1:「なぜハードの整備が必要となるのか」から7-7:「整備の最初は2Sから」までにおいて、一般的衛生管理に関わる建物、給排水設備、換気設備、エネルギー補給設備などのハード周りの整備について解説しています。


第8章では、「効果を最大限引き出すプログラム構築法
として、8-1:「責任と権限を見える形にする」から8-5:「見える5Sを行う」までにおいて、FSMSの運用上のポイントについて解説しています。


第9章では、「従業員の衛生教育プログラム
として、9-1:「衛生教育プログラムとは」から9-6:「教育プログラムを妨げるものとは」までにおいて、衛生教育プログラムの必要性から、具体的な教育の例からその効果的な方法などについて解説しています。


第10章では、「FSMS運用のポイント
として、10-1:「試運転を行う」から10-7:「FSMSにかかわるコストの考え方」までにおいて、FSMSの運用上のレビュー、記録の管理、監査、内部・外部コニュニケーションなどの留意ポイントについて解説しています。


第11章では、「クレ―ムの活用
として、11-1:「クレームと見える対応」から11-5:「誰もが納得する報告書の書き方」までにおいて、見える対応、クレーム処理の流れ、クレームについての再発防止のための原因の究明、改善手順などクレームの再発防止のための活動のポイントを解説しています。


第12章では、「リコ―ルプログラムとリスク評価
として、12-1:「リコールプログラムに求められること」から12-4:「これから必要になるリスクマネジメント」までにおいて、リコールプログラムの手順、運用のポイント、リスクマネジメントの概要等を解説しています。


第13章では、「食品工場の改善事例
として、13-1:「知識不足は改善方法を間違える」から13-6:「改善を成功させるためには?」までにおいて、食品工場で求められる改善のポイントについて事例を挙げて解説しています。


食品工場の安全・安心に関わる品質管理について、分かり易いイラストやフロー図などを用いて実務的に解説した入門書です


食品工場において、安全・安心に関わる改善活動の必要性を感じておられる工場長、現場リーダーなどを含めた関係者には、本書から参考となるヒントが得られるかと思われます


ただし、本書で、誤植かと思われますが、ISO22000:2005規格について、2007年の発行との記載となっていたり、FSMS(Food safety management systemsと思われる)が食品安全・安心プログラムと命名されていたりと少し違和感がある箇所が散見されました。


食品工場 安全・安心の品質管理 [実務入門] (実務入門)
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
高橋 賢祐(著)
発売日:2008-03-21
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:19046

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 食品の品質管理とは何か
第2章 日本の食品工場の実態
第3章 食品工場に求められる品質管理の基本
第4章 まずは工場の現状を知ろう
第5章 食品安全・安心プログラム「FSMS」を導入しよう
第6章 食品安全・安心プログラムに取り組もう
第7章 安全プログラムのための「ハ―ド」の整備をしよう
第8章 効果を最大限引き出すプログラム構築法
第9章 従業員の衛生教育プログラム
第10章 FSMS運用のポイント
第11章 クレ―ムの活用
第12章 リコ―ルプログラムとリスク評価
第13章 食品工場の改善事例






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食の安心・安全に関わる食品安全マネジメントシステム(FSMS:Food Safety Managemnt Sytem)の国際規格であるISO22000:2005(「食品安全マネジメントシステム−フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項」)規格に基づき認証取得する上で求められる留意事項について解説している本を紹介します。


豊富な実績を持った審査員がISO22000:2005の規格の序文からはじまり、規格要求事項について、その要求事項に関わるポイントと解釈及び留意点、とくに認証機関、審査員視点からの重要点などについて解説しています


さらにまた、認証取得の実務上の留意点や、食品に直接関わる食品製造業に加え、原材料、飼料製造、流通、輸送、保管等の食品に関わるフードチェーンに関わる主要な11業種(分野)を取り上げて、各業種において、押さえておくべき主なハザードの概要からFSMSの構築・運用の要点などについて具体的に紹介しています


本書:「審査員が教える ISO22000実践導入マニュアル」です。


本書は、著者:社団法人 日本能率協会審査登録センターにて、日本能率協会マネジメント 出版情報事業より、2008年3月に発行されています。


本書は、日本能率協会審査登録センターによる「審査員が教える実践導入マニュアル」のシリーズとして、ISO9001、ISO27001に続く3冊目との位置づけになります。



本書の表紙の中央付近に以下のように書かれています。


食品安全マネジメントシステム


安全な食品を提供し、


消費者の信頼を勝ち取るために


不可欠な規格が、


本格スタート!



また表紙の折返し部には、本書の特徴として以下のような点が上げられています。


  • 豊富な実績を持つ審査員が、認証獲得の実務上の留意点を示す


  • ISO22000:2005の要求事項のポイントに沿って、「解釈」をわかり易く示す


  • 主な11業種(分野)での運用の在り方を具体的に示す


本書は、3つの章から構成されています。


[第1章]では、「 ISO22000の必要性と規格、認証制度の概要
として、偽装問題などの食の安全を脅かす事件・事故などの現況を総括し、Codex-HACCP、我が国の「総合衛生管理製造過程承認制度」、「食品安全基本法」などの登場した経緯からISO22000が誕生してきた背景等を解説しています。さらにISO22000の特色について、1.相互コミュニケーション、2.システムマネジメント、3.前提条件プログラム、4.HACCP原則を軸にその概要を解説し、さらにISO22000の認証制度の概要について解説しています。


[第2章]では、「ISO22000の解釈と審査員の目
として、ISO22000規格について、序文から要求事項の食品安全マネジメントシステムの妥当性確認、検証及び改善に至る内容について解説しています。この章が本書のメインの部分になります。内容は、最初に要求事項の概要について枠囲みで示した上で、「解釈と留意点」との項目で、要求事項の解釈と留意すべきポイントが解説され、次いで「審査員の目」との項目にて、前記の「解釈と留意点」の内容を補完するポイントが解説されるという構成となっています。参考となる様式例などの関連の文書・図表も随時挿入されていて分かり易く解説しています。


[第3章]では、「主な業種(分野)での適用のあり方
として、農業・畜産業・水産業から肥料・飼料製造業までの11業種を取り上げ、各業種において、関連するハザードの例が取り上げられ、次いでその業種でFSMSを構築し、運用していく上での留意点について解説しています。


さらに巻末に参考文献、ISO22000:2005の認証範囲に関わるフードチェーンカテゴリーの分類、食品安全に関連する法令・規制などの資料が添付されています。


ISO22000の認証取得を考えている組織の食品安全チームのメンバーなどのISO関係者、経営者、管理者は、勿論のこと、フードチェーンの組織にあって、ISO22000に関心を持つ関係者にお奨めの一冊です


審査員が教える ISO22000実践導入マニュアル
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
社団法人 日本能率協会審査登録センター(著)
発売日:2008-03-15
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:202725


本書の概要目次は,以下の内容です。
[第1章] ISO22000の必要性と規格、認証制度の概要
(食の安全性とISO22000の誕生、ISO22000の特徴、ISO22000認証制度の概要、ISO9001との共通性と補完性)
[第2章] ISO22000の解釈と審査員の目
(序文、適用範囲、引用規格、用語及び定義、食品安全マネジメントシステム、経営者の責任、資源の運用管理、安全な製品の計画及び実現、食品安全マネジメントシステムの妥当性確認、検証及び改善、など)
[第3章] 主な業種(分野)での適用のあり方
(農業・畜産業・水産業、乳処理業(乳業メーカー)、清涼飲料水製造業、惣菜製造業、魚肉練り製品製造業、菓子製造業、レストラン,給食、小売業(スーパーマーケット・コンビニエンスストア、肥料・飼料製造業)





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ISO22000食品安全マネジメントシステム)について、すでに海外認証機関は、審査登録認定を進めてきていますが、2008年 1月28日付けで国内初の認証機関として、2つの審査機関が認定を受けたことが財団法人日本適合性認定協会より発表されています。


昨年来から食品偽装問題が相次いで報道されるなかで、さらに中国製ギョーザの薬物混入事件を契機に輸入加工食品に対する懸念という問題も抱え食の安全・安心を求めるニーズは、益々、高まってきています。


このような背景からISO22000の認証登録は、今後、活性化していくかと思われます。


本日は、食品品質管理のプロとして自らがメーカー、工場、スーパーなどの流通までと、フードチェーンの現場の上流から下流までを経験し、『ビジュアル図解 食品工場の品質管理』(「ISOの本棚」でも紹介)などの著作でも知られる著者が一般の読者を対象に食の品質管理のプロの視点から、食の業界の現状とあるべき姿を論じている本を紹介します


これまで余り明かされなかった食品工場からスーパーまでの食の現場の実態を解き明かし、相次いで露呈した「食の安全」が問われる事件の背景には、どのような問題があるのか等を分かり易く解説しています


またなぜ、食品業界がそれまでの事件から「他山の石」として学び、”食の安全”を徹底することができなかったのかが本書のテーマにもなっています。


さらに消費者が自らが食べるものに真剣な目を向けるべしと説き、「食品の品質管理は、難しいことはない、『ウソをつかない』ことだけである」と説いて、『”ウソ”をついている人を見かけたら私と一緒に今日から笛を吹きませんか?』と投げかけています。


本書:「“食の安全”はどこまで信用できるのか」です。


現場から見た品質管理の真実」との副題が付いています。


本書は、著者:河岸 宏和氏にて、2008年3月にアスキーより、『アスキー新書』の一冊として発行されています。


本書の帯には、以下のように書かれてあります。

「−−工場からスーパーまで、

品質管理のプロが明かす!

食品事件の影にある、

消費者が知らないこと

"中国産は、危ない!→”国産なら安心”か?
特売日に卵が”大量生産”される不思議
”朝採れレタス”が採れたのはいつの朝?

食品業界の皆さん、

家族に説明できない仕事を

していませんか?」


本書は、『序章 食品偽装事件はなぜ続くのか?』からはじまり、5つの章の展開が続き、『終章 食品の現場が向かう明日』で結んでいます。序章では、中国製冷凍ギョーザ事件を取り上げ、併せて07年の食品業界の偽装問題を振り返ると共に中国製冷凍ギョーザ事件の隠れた要因に我が国の食品に対する管理体制の甘さがあったのではと提起しています。


第1章では、「消費者が知らない「賞味期限」のトリック
として、消費・賞味期限の問題を取り上げ、「食品衛生法」、「JAS法」などで期限の設定について「科学的・合理的な根拠を持たないといけない」と定めていますが、その根拠となるべき基準があいまいなため「何となく」といった理由で賞味期限が決められていることなど指摘しています。


第2章では、「卵や肉、身近な食品にはトリックがいっぱい
として、卵のサルモネラ菌の防止策で重要なチルド保管の問題と取り上げ、それが管理されておらず、常温のまま流通されていることを指摘しています。また鶏肉、豚肉、牛肉にまつわる品質問題、水産物の名称のウソ、弁当など加工食品の原材料や賞味期限表示などが免除されている課題などを取り上げ問題提起しています。


第3章 「コンビニ・中国産は危ない」は真実か?
として、「コンビニ食品はかなり安全だ」との論をその品質管理面の現状から解説しています。また最近、「中国の野菜は農薬だらけだから買わない」などとしている主婦が多いようだが、日本の野菜についても、中国の野菜と同じように、危険性をはらんでいることを認識すべきとしています。無農薬栽培、有機野菜にも、土壌への農薬残留の問題や天然系農薬が使われていることなど指摘し、「コンビニ・中国産は危ない」と判断するのであれば、他の日本の食品にも同じ視点を持つべしと述べています。


第4章では、「食品事件を防ぐために本当に必要なこと
として、中国製冷凍ギョーザ事件は、日本業者にも責任があるとし、「化学的危害についての混入を防ぐためのルール作り」に課題があったのではと述べています。もう一つの問題は、工場外で食品やパッケージに手を加えられた場合に、そのことが明確にわかる「タンパーエビデンス」を取り入れなかった点としています。偽装の理由は、儲かるからとし、企業は、コンプライアンスよりも『ビジネスエシックス(企業倫理)』を持つべきと論じています。また続けて『食の管理体制の強化』といった視点から、食品業界における種々の品質管理面での重要な管理ポイントについても具体的に言及しています。


第5章では、「賞味期限は「おいしさ」で判断するべき
として、法律では、食中毒さえ起こさなければ問題なしとしているが、そして細菌検査だけで期限を設定するのは、上記とつながる間違った考えとし、細菌検査と合わせた「おいしさ」を含めた官能検査の結果が重要と述べています。


終章では、「食品の現場が向かう明日
として、フィクションとしての和菓子屋さんの物語というのが登場し、改めて『ビジネスエシックス』の重要性が強調されています。そして消費者の目こそあらゆる「偽装」を打ち破るパワーになると述べています。


本書は、決して、やみくもに危機意識をあおるという訳ではなく、強い危機感を持って、食の品質管理のプロの視点から現状の食品業界が内在している課題に踏み込んで解き明かしています。筆者のビジネスエシックスの重要性を説く論点は、これからの食の安心・安全の方向性を示唆しているように思います。業界関係者のみならず、食に関心のあるすべての人が読んでおきたい一冊といえます


“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実 (アスキー新書 (053))
アスキー
河岸 宏和(著)
発売日:2008-03-10
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:1703
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 今、読んではじめないと間に合わない


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
序章 食品偽装事件はなぜ続くのか? 
第1章 消費者が知らない「賞味期限」のトリック  
第2章 卵や肉、身近な食品にはトリックがいっぱい 
第3章 「コンビニ・中国産は危ない」は真実か? 
第4章 食品事件を防ぐために本当に必要なこと 
第5章 賞味期限は「おいしさ」で判断するべき 
終章 食品の現場が向かう明日





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食品衛生7Sとは、いわゆる5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)活動に食品工場で必須の「洗浄」と「殺菌」を加えたもの


なぜ、いま、食品衛生7S』について、本書の冒頭で、「これからの食品企業は、消費者から信頼されることが大事で、そのためには、整理・整頓・清掃による「見せる衛生管理」、清掃、洗浄、殺菌による「食の安全」、躾による「作業者の規則、挨拶、態度」により総合的な「安全・安心」の取組に向けて食品衛生7Sは有効なシステムになる」と筆者も述べています。


食品衛生7Sは、ISO22000HACCP等のPRP:前提条件プログラム、GMP、一般的衛生管理とかに相当する基幹の部分でまさに食品の安全・安心に関する品質保証の仕組みを確立する土台を構築していく活動になります。


食品衛生7Sについては、すでにその提唱者の米虫先生を中心とした食品安全ネットワークのISO22000研究会による「ISO22000のための食品衛生7S実践講座」(導入編、殺菌・洗浄編・実践編の3巻構成)などの解説書(「ISOの本棚」でも紹介しています)も発行されていますが、本日は、この食品衛生7SについてQ&A形式でわかりやすく解説している入門書を紹介します。


概念図などの図表に加え、豊富な写真やイラストを用いて分かり易く、食品衛生7Sを中心にPRPに対応した全般的な食品の安全・安心に関する活動についてどのように進めるかといった要点を解説しています


本書:「食品衛生7S入門Q&A」です。


整理(Seiri)整頓(Seiton)清掃(Seisou)洗浄(Senjo)殺菌(Sakkin)しつけ(Shitsuke)清潔(Seiketsu)」との副題がついています。


本書は、食品安全ネットワークの米虫節夫先生、角野久史 氏、冨島邦雄 氏の監修のもと同ネットワークメンバーの共同執筆にて、2008年2月に日刊工業新聞社 より発行されています。


複数の著者が執筆するとともすると一貫性に欠けるといった場合もありますが、本書の場合は、そのような不自然さは、全く感じられません。執筆者間で内容が良く練られたことが伺えます。


本書は、13の章から構成されており、トータルで124のQ&Aを通して、食品衛生7Sを中核としたPRPに対応した活動の基礎が学べる構成になっています。


第1章では、「なぜ、今、食品衛生7Sか」として、「5Sは知っていますが、『食品衛生7S』とはどういうものですか」などの食品衛生7Sの概要とその全般的な活動について解説しています。また第2章では、 「ISO22000などと食品衛生7Sとの関係」として、食品衛生法規、総合衛生製造過程の一般衛生プログラム、ISO22000、ISO9001などと食品衛生7Sとの関係について解説されています。


第3章から第9章で以下の章立てで食品衛生7Sについて、どういうことをするかに始まり、その活動のコツや手順などのエッセンスについて解説されています。なお()は、Q&Aの件数です。第3章 整理(8)/第4章 整頓(9)/第5章 清掃(12)/第6章 洗浄(14)/第7章 殺菌(9)/第8章 しつけ(9)/第9章 清潔(7)


第10章では、「ドライ化
として、食品危害の中心となる微生物の増殖に関する水分活性などの観点から必要となるドライ化について、なぜドライ化が必要かに始まり、そのメリットから、ドライ化を進める上でのポイント、留意点など解説しています。


第11章では、「PCO(ペストコントロール)
として、食品工場での異物混入対策として重要なそ族昆虫類対策の必要性に始まり、対策を進めるポイント、PCO業者対応、補虫器、食品衛生7Sとそ族昆虫類対策との関係などを解説しています。


第12章では、「食品等事業者が実施する食品衛生7S
として、食品工場の事業者が行う実践的な食品衛生7S活動は、何をどのように進めたらよいかとの観点から、施設・設備、従業員、原料・仕掛品・商品、使用水、廃棄物・排水、さらには回収や廃棄の考え方までを解説しています。


第13章では、「全社で進める食品衛生7S-食品衛生7Sの運営・推進
として、食品衛生7Sを全社的に推進するためにトップの役割から、組織、キックオフ大会、モチベーション維持、継続的な運営・推進の需要性までの食品衛生7Sの運営・推進のポイント、考え方について解説しています。


本書は、食品衛生7Sについて何時でも手もとにおいてそのポイントを確認できるようなポータブルなハンドブックとしても活用でき、食品衛生7Sの分かり易い入門書として、食品工場の関係者には、お奨めの一冊です


食品衛生7S入門Q&A―整理整頓清掃洗浄殺菌しつけ清潔
日刊工業新聞社
発売日:2008-02
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:220477

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 なぜ、今、食品衛生7Sか
第2章 ISO22000などと食品衛生7Sとの関係
第3章 整理
第4章 整頓
第5章 清掃
第6章 洗浄
第7章 殺菌
第8章 しつけ
第9章 清潔
第10章 ドライ化
第11章 PCO(ペストコントロール)
第12章 食品等事業者が実施する食品衛生7S
第13章 全社で進める食品衛生7S-食品衛生7Sの運営・推進





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 中国製冷凍ギョーザから有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が原因と疑われる健康被害事例が発生したことを受け、食品事業者による関連する商品の自主回収が相次いで行われています。


 また2/1には、農林水産省から関係団体・協会に対して、輸入する食品について、輸出国の製造、加工及び流通段階における有毒有害物質の混入の防止対策について、幅広く確認することにより同様の事案の発生を予防するよう協力要請が出されています。


冷凍食品などの輸入食品について、有毒有害物質が混入していないかを国内に入荷された段階で確認することは、「メタミドホス」とかの物質名が特定されていれば、できたとしてもそれが特定されていなければ、極めて困難と思われます。


対象をポジティブリストに取り上げられている農薬としても、FT-IR、GC-MS、LC-MSなどの高額の分析機器が必要で前処理などのサンプリングから分析についても高度な技術的スキルが必要です。


実際にこれらの機器と分析スキルを備えた依頼分析機関には、多数の依頼サンプルが殺到しているようです。


この種の試験は、基本的に破壊試験となるのでユーザーリスクを許容可能なリスクレベルまで下げられるようなサンプリング手法を前提とした統計的推定が含まれるものとなります。


或いは、製品となった段階での食品の安全性を確認する方法としては、昔ながらの毒味:すなわち、マウスとかモルモットとか金魚などでの安全性確認テストの方が現実的かも知れません。


このようなプロセスは、ISO 9000(JISQ 9000)で『客観的証拠を提示することによって、特定の意図された用途又は適用に関する要求事項が満たされていることを確認すること』と定義されている妥当性確認バリデーションのプロセスになるので、原材料、製造、加工及び流通段階に有害物質が混入する懸念のないことが客観的証拠で確認できるバリデーションプロセスの確立が必要になります。現実的な安全の確認方法としては、バリデーションを徹底して実施することに尽きると思われます。


さて、本日は、大量調理施設における食中毒を予防するために、カラフルな図解や写真などを多く用いて、原材料の管理や下処理・加熱調理等、HACCPの概念に基づいた衛生管理の方法をわかりやすく解説している本を紹介します。


本書:「大量調理施設衛生管理のポイント 3訂」です。


HACCPの考え方に基づく衛生管理手法」との副題が付いています。


本書は、食品衛生研究会 の編集にて、2007年10月に中央法規出版より発行されています。


本書は、平成8年に厚生省から通知された「大量調理施設衛生管理マニュアル」に、平成15年の食品衛生法を改正を踏まえて改訂されたものとのことで、三訂版では、ノロウィルスに関する記述が追加されたとのこと。


本書の表紙の下部に本書の要点について以下のように書かれてあります。


  • 仕入れから、調理・加工、配送等に至る作業手順に沿ってポイント解説


  • 運営管理責任者、衛生管理者、調理従事者が、各作業工程で果たすべき役割を具体的に明示

  • 食中毒菌の特徴や予防のポイントについて明快に解説



本書は、2部から構成されています。


第1部では、「大量調理施設の衛生管理
として、作業開始にあたってに始まり、衛生管理体制の確立/記録の作成・保存の方法/施設の衛生管理/調理器具、機械および容器の管理/使用水の管理/調理従事者の衛生管理などの大量調理施設における衛生管理について総括的に解説しています。また食品の仕入れから検収、原材料の保管/下処理/調理・加工/製品の放冷、保管などから製品の検査と検食の保存/廃棄物の処理などの作業手順と、主要な食中毒菌の解説ならびに食中毒の失敗事例なども交えて、運営管理責任者、衛生管理者、調理従事者が、各作業工程で果たすべき役割について具体的に解説しています。


第2部では、「食品・料理別の衛生管理
として、食品ならびにその調理方法(肉料理/魚介類料理/卵料理/煮込み料理/炒めご飯・パスタ類/盛りつけ料理/サラダ・和え物/水)に区分して、衛生管理面で留意すべき基本的な注意点や使用上の注意など、特に注意すべき食中毒菌、食中毒の失敗事例などを交えて取扱のポイントについて解説しています。


多数のイラストや現場写真など交えて分かり易く、日常の調理現場で衛生管理が効果的に進められるよう実務的な内容となっています



大量調理施設衛生管理のポイント 3訂―HACCPの考え方に基づく衛生管理手法
中央法規出版
食品衛生研究会(編さん)
発売日:2007-10
発送時期:通常4~5日以内に発送
ランキング:109301


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1部 大量調理施設の衛生管理
 1 作業開始にあたって
 (1)衛生管理体制の確立
 (2)記録の作成・保存の方法
 (3)施設の衛生管理
 (4)調理器具、機械および容器の管理
 (5)使用水の管理
 (6)調理従事者の衛生管理
 2 検収
 3 原材料の保管
 4 下処理
 5 調理・加工
 6 製品の放冷、保管
 7 盛りつけ
 8 配食および配送
 9 製品の検査と検食の保存
 10 廃棄物の処理
第2部 食品・料理別の衛生管理
 肉料理
 魚介類料理
 卵料理
 煮込み料理
 炒めご飯・パスタ類
 盛りつけ料理
 サラダ・和え物
 水





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日本食糧新聞社が発行している「月刊食品工場長」の10周年記念出版として発行された、食品工場の現場で必要な手法や概念について写真、イラスト、概念図など図表をふんだんに活用して分かり易く解説している用語集ハンドブックを紹介します。


微生物ハザードに関わる知識から、原材料、添加物や包装も含めての製品関連、食品製造法、製造工程、設備の保守、物流、工場設計など食品工場の実務に必須とされる基本的なキーワードが10章の大項目に区分され取り上げられています。


本書:「現場で役立つ食品工場ハンドブック キーワード365 」です。


本書は、米虫節夫先生、加藤光夫氏、ならびに冨島邦夫氏による監修のもと、食品工場を知る各界の専門家112名による執筆(本書の末尾に執筆者一覧)ならびに「月刊食品工場長」編集部の編集にて、2007年7月に日本食糧新聞社より発行されています。


本書の表紙の折返し部には、本書の特長として以下のように書かれています。


  • 知りたい用語がすぐに引ける
  • 食品工場の現場で必要な手法や概念を掲載
  • 新入社員にも分かり易い内容
  • 後進の指導・育成に幅広く活用できる
  • 大項目毎に要点が分かるイントロダクション付き


本書は、大項目が以下の10項目取り上げられ、最初にその大項目を総括するIntroduction:序論で全体的な概念が解説された上で、各キーワードの用語解説が続くという構成になっています。キーワードは、大文字で書かれ、漢字などの読み方についてルビが付いています。またその言葉の英語訳が付いています。またISOなど略語についてもその元の用語が付記してあります。また一部の用語については、そのキーワードに関連するウェブサイトも参照できるように掲載されています。


本書の大項目は、以下の10項目になります。(そこでは、例えば、以下のようなキーワードが取り上げられています。)


  • マネジメント&品質保証 (ISO,ISO9000シリーズ、……、生産管理士、惣菜管理士)
  • IT&物流 (ロジスティクス、物流、……、インターネット、イントラネット)
  • 衛生管理 (ISO22000、HACCP、……、建築物衛生管理技術者、衛生管理者)
  • 菌・ウイルスなど (微生物、カビ、……、ボツリヌス菌、ノロウイルス)
  • ペストコントロール (IPM、化学的防除、……、ハツカネズミ、ラットサイン)
  • 添加物 (指定添加物、既存添加物、……、加工助剤、キャリーオーバー)
  • 容器・包装 (食品包装、無菌包装、……、印字・印字不良、賞味期限・消費期限)
  • 機械・設備 (金属探知機、X線異物検査装置、……、ボイラー技士、食品冷凍技士)
  • 工場設計 (構造計画、ゾーニング、……、建築基準法、消防法)
  • 環境 (環境マネジメントシステム、環境会計、……、エネルギー管理士)

加えて、本書の末尾には、略語解説、参考文献、索引に続いて執筆者一覧が掲載されています。



食品工場の現場で必要な実務的な知識、概念、手法などについての用語が入門者にも親切に分かり易く解説されており、工場関係者ならば、是非、手もとに置いておきたい一冊です

食品工場ハンドブックのjpg画像
日本食糧新聞社
「月刊食品工場長」編集部(編さん)
発売日:2007-07
ランキング:198307



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 ISO22000食品安全マネジメントシステム規格に対する重要性がここに来てますます上がってきているように思います。


 ところで、2007年度の漢字が『偽』とのこと。この『偽』は、語源をひもとくと、もともとは、動き、変化することの意味だったが、詐と同じ人をだます意味となってきたようだ。ちなみに『為』は、手で象を使役することに由来するとのこと。


 2007年は、食にまつわる種々の偽装問題が相次いで発生し、コンプライアンスやCSRの重要性が再認識されると共に『食の安心・安全』に向けて、認証も開始されたISO 22000への取り組みへの関心が高まってきた年であったように思います


 ISO22000によるFSMSの構築ならびに認証取得に関心を持つ組織にとって、どのようにシステムを構築するかなどの具体的なステップを進めていくためには、他社事例を参考にしてそこから学ぶことが効率的です。


 本日は、このような観点から発行されたFSMS認証取得の事例を紹介している本を紹介します。


2007年5月から本格始動したISO22000の認証制度に基づき、いち早く認証を取得した4企業の事例を詳しく紹介しています。


本書:「食品安全マネジメントシステム認証取得事例集 2ISO22000-」です。


本書は、米虫 節夫 先生の監修にて、2007年12月に日本規格協会より発行されています。


食品安全マネジメントシステム認証取得事例集 1−ISO22000-」(「ISOの本棚」にて紹介)の続編になります。


前著と同じく、編者が主宰する食品安全ネットワークの「ISO22000」研究会の活動が基盤になって作成されたとのことで、1巻では、2社の事例の紹介でしたが、本巻では、4社の事例が掲載されています。


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


食品安全MSの第一人者が監修


認証取得企業、コンサルタント、審査員


の視点から事例を詳解!


本書は、解説編の1、2章並びに4社の認証取得事例を解説している事例編とから構成されています。


解説編では、


第1章では、「ハザード分析の重要性と動的ハザード分析
として、HACCPシステムが作られた経緯から始まり、ISO22000における工程管理、ハザード分析、微生物汚染、ハザードとリスク、静的ハザード分析と動的ハザード分析、更には動的ハザード分析からリスクアセスメントへなどの構成で、ハザード分析の重要性から特に動的なハザード分析手法とその考え方を解説しています。


第2章では、「ISO22000構築に必要な教育・訓練
として、ISO22000における教育・訓練の意義から始まり、食品安全チームリーダー、メンバー、一般社員、内部監査員までどのような教育・訓練プログラムを実施すればよいか等を解説しています。



事例編では、


大山乳業農業協同組合/株式会社アピタ/日清サイエンス株式会社/鳥取県畜産農業協同組合の4社の事例が解説されています。


こちらの構成は、概ね、A.認証取得企業について(概要、FSMSの導入。認証取得の目的、認証取得のステップ、今後の課題、食品安全マニュアル)、さらにB.コンサル機関(詳細略)、またC.審査登録機関(詳細略)といった要領でその取り組みを詳解しています。前記のようにマニュアルが掲載されているほか、取組みに関わる写真や、スケジュール表、関連の帳票類など多くの参考になると思われる情報が満載されています。認証を目指す組織だけでなく、コンサルタント、審査員の立場のコメントも紹介されておりそれぞれの立場で参考になると思われます。


ISO22000casestudy.jpg
日本規格協会
発売日:2007-12
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:449848

なお本書の目次は、以下の内容です。
解説編
第1章 ハザード分析の重要性と動的ハザード分析
 HACCPからHA and CCPへの変化
 ISO22000における工程管理
 ISO22000におけるハザードアナリシス
 ハザードの中心は微生物汚染
 ハザードとリスク/リスクアナリシス
 静的ハザード分析と動的ハザード分析
 動的ハザード分析からリスクアセスメントへ
第2章 ISO22000構築に必要な教育・訓練
 ISO22000の教育・訓練の意義
 食品安全チームリーダー・メンバーのための研修
 一般社員のための教育・訓練
 内部監査員のための教育・訓練
事例編
 大山乳業農業協同組合
 株式会社アピタ
 日清サイエンス株式会社
 鳥取県畜産農業協同組合





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