タミフル、メタミドホス、マラカイトグリーン、硫化水素などの化学物質が新聞・テレビなどのニュースで取り上げられる際には、余り良いニュースであることは少なく、大概は、悪いニュースであることが多く、『化学物質は、危険な存在』とのイメージができあがっているように思います。


化学物質の種類としては、すでに200万種類くらいの物質が命名され、登録されていますが、世界で一般に利用されているのは、10万種類程度で、それらの化学物質の有害性情報(とくにハザード評価)について、明確に把握されているかとなると、ラット、マウス、ウサギ、モルモットの経口、吸入、経皮、注射による急性毒性、局所刺激性、感作性、変異原性、反復投与毒性についてのデータがあっても慢性毒性や発ガン性とかということになるとなかなか信頼できるデータも少なくなってしまうという背景があります。とくに発がん性の評価試験には膨大な費用(1億円以上)と期間(3年)を要するということもあります。


毒性レベルが明確に分からないとなるとそのような化学物質に対処する考え方としては、リスクに対するマージンを考慮して安全側で対処するという対応で必要以上に警戒してしまうということになりがちです。


また必要以上に化学物質の危険性を煽る類の本も多数あります。また意外にもこのような本が良く売れていたりします。


<<ポイント>>


・本書のエッセンスは、「化学物質の有害性・安全性情報を適正に理解し、リスクと向き合って上手に付き合う」ということ。


「有機化学美術館」のウェブサイトを運営し、有機化学の楽しさや関連情報を分子構造モデルを交えて分かり易く解説し、発信している著者が我々の日常生活にも密接に関わっていて私たちの体を支えてもいる化学物質について科学的な視点から化学物質の持つリスクにどのように向き合い対処すべきかを説いている本を紹介します。


嫌われがちな化学物質について、それらは一体どこまで危険なものなのか? 実はその影で本当に危険なものが見過ごされてはいないのだろうか? 一方マスコミで持てはやされる「健康食品」の実力はどうなのか? 私たちの生活に深く関わりながら、そのわかりにくさから誤解されがちな「化学物質」について科学者視点で分かり易く解説しています。


本書:「化学物質はなぜ嫌われるのか」です。


「化学物質」のニュースを読み解く 」との副題が付いています。


本書は、著者:佐藤 健太郎 氏にて、2008年6月に技術評論社より発行されています。


同社の「知りたい!サイエンスシリーズ33」になります。


化学物質はなぜ嫌われるのか ~「化学物質」のニュースを読み解く (知りたい!サイエンス 33) (知りたい!サイエンス 33)
技術評論社
発売日:2008-06-25
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:14871
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 中立的で考えを丸くする事が出来る
おすすめ度5 ニュートラルな科学の目

<<本書のエッセンスの一部>>


・環境・健康をめぐる問題には、原因と結果が単純に対応しない複雑な事象が多い。単純な論理のワナには要注意のこと。


・リスクの許容ラインはどこか?「1万分の1以下のリスクなら、受け入れるのが現代人の姿勢だろう」(ジョン・エムズリー教授の提案)としています。<しかし、私は、これには賛成しかねます。このリスクレベルは、高いように思います。いずれにしても世間のコンセンサスが必要。>


・「天然」と「合成」について。「合成品は悪者」との見方が公理化しているが、個々の化合物について適切なデータのもとで判断すべきである。


・「ダイオキシンは猛毒なのかとして、思ったほど毒性が大きなことは無いという立場で論じています。動物実験によれば、ダイオキシン自体には、発ガン性は無く、発ガン促進作用があることがわかっています。」としています。<しかし、確か、EPAの2001年のダイオキシンの毒性の再調査の報告では、発ガン物質と判断されていたように思います。 >


・「DDTの運命」として例に挙げて、リスクと利益のバランスで議論すべきと述べています。筆者に強く共感します。


・「バイオエタノールの是非」と題して、「インディ500」の話題に始まり、地球温暖化、食糧との関連から、ブラジルの現状、シロアリの保有するセルロース分解菌などの話題を展開しています。


・上記の紹介は、第1章の「リスクと向き合う」、第2章の「環境問題」からでしたが、第3章では、「食品不安」について、第4章では、「健康食品」、そして第5章では、「医薬の光と影」にまつわる化学物質の話題が取り上げられています。


・本書は、化学に関する事前知識が無い人でも読めるような平易な分かり易い文章で書かれてあり、表現力に富み説得力ある展開になっています。


<<本書で何が学べるか?>>


・ニュースなどで登場する化学物質についての中立的な立場からの有害性・安全性情報を学ぶことができます。また化学物質のリスクを冷静に見積もり、化学物質の利用について、そのリスクと利益のバランスで評価することの視点が重要なことがよく分かります。


・本書に話題として登場している化学物質の一端は、「ベンゼン含有飲料」、「安息香酸」「ビタミンC」、「砂糖」、「クエン酸」、「ダイオキシン」(2,3,7,8-テトラクロロベンゾダイオキシン)、「DDT」(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)、界面活性剤:「SDS」(ラウリル硫酸ナトリウム)、「環境ホルモン」、「フタル酸エステル類」、
「ホルムアルデヒド」、「トルエン」、「キシレン」、「バイオエタノール」、「合成着色料」(赤色2号ほか)、人工甘味料:(「パラチノース」、「マルチトール」、「スクラロース」)、合成甘味料:(「ズルチン」、「チクロ」、「サッカリン」、「アセチルファムカリウム」、「アスパルテーム」、「フェニルアラニン」)、「ソルビン酸類」、「グリシン」、「酢酸ナトリウム」、「レシチン」、「脂肪酸モノグリセリド」、「ビタミンC・E」、「カロテン」、「プリン体」、「尿酸」、「カフェイン」、BSE:「プリオン」、「ジエチレングリコール」、「ビタミンA」、アミノ酸:(「パリン」、「ロイシン」、「イソロイシン」)、「トラネキサム酸」、コラーゲン:(「ヒドロキシプロリン」、「トリプトファン」)、「ポリフェノール類」、「グルクミン」、「エピガロカテキンガレート」、「テアフラビン」、「コエンザイムQ10」、「レスベラロール」、「ヒスタミン」、「インスリン」、「アスピリン」、「サリチル酸」、「プロスタグランジン」、「アラキドン酸」、「シクロオキシゲナーゼ」、「トロボキサン」、「イプブロフェン」、「インドメタシン」、「セレコキシブ」、「ロフェコキシブ」、「サリドマイド」、「ペニシリン」、「サルファ剤」、「バンコマイシン」、「リネゾリド」、「プラテンシマイシン」、「タミフル」、「リレンザ」(ただし、これらの一部には、商品名が含まれます。)


・上記に記載した化学物質にまつわる関連情報が興味深く、紹介されています。


・また「カラム」欄では、『リスクを比較する 』といった興味深いテーマが取り上げられています。


・巻末に多数の参考文献が紹介されています。


<<まとめ>>


・本書は、ともすると情緒的に危険と感じてしまう化学物質について、


科学的な視点から一体どこまで危険なものなのか? 

実はその影で本当に危険なものが見過ごされてはいないのだろうか? 

昨今、人気が高い「健康食品」の実力はどうなのか? 

我々の日常生活に深く関わりながら、その取っつきにくさのために誤解されがちな化学物質の実際のところはどのようか?


について明解に説き明かしています。


・分かり易く丁寧に書かれてあるので、化学についての知見が無い人でも、上記のような内容について客観的な見方のもとで理解することができると思います。


化学物質について関心があるビジネスパースンに読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 リスクと向き合う
1-1 環境問題の難しさ
1-2 ゼロリスクという幻想
1-3 リスクの許容ライン
1-4 「天然」と「合成」
第2章 環境問題
2-1 ダイオキシンは猛毒なのか
2-2 DDTの運命
2-3 界面活性剤
2-4 環境ホルモン問題は今
2-5 ホルムアルデヒドの話
2-6 バイオエタノールの是非
第3章 食品不安
3-1 合成着色料
3-2 甘味料の話
3-3 アスパルテーム
3-4 保存料・殺菌剤
3-5 『食品の裏側』の裏側
3-6 プリン体の話
3-7 謎の病原体・プリオンとBSE
3-8 中国食品の不安
第4章 健康食品
4-1 健康ブーム
4-2 アミノ酸
4-3 コラーゲン
4-4 活性酸素とポリフェノール
4-5 大ブーム・コエンザイムQ10の化学
4-6 ワインの威力・レスベラトロール
第5章 医薬の光と影
5-1 生命を守る・医薬の闘い
5-2 アスピリンの物語
5-3 サリドマイド復活の日
5-4 抗生物質の危機
5-5 タミフル騒動の虚実





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GHSというのは、『Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:化学品の分類および表示に関する世界調和システム』の略称です


GHSは、国連が中心になり国際的な導入を推進している化学物質について、世界的に統一されたルールに従って、化学品を危険有害性の種類と程度により分類し、その情報が一目でわかるよう、ラベルで表示したり、安全データシートを提供したりするシステムのことです。
詳細には、環境省のGHSのページに分かり易く解説されています。)


ご存じのようにこれに沿って既に、化学物質等に係る表示及び文書交付制度の改善を図ることを目的として、新たに対象に危険物を加えること、絵表示等を表示すべき事項とすること等を含んだ改正労働安全衛生法が、平成18年12月1日から施行されています。


この改正労働安全衛生法第57条及び第57条の2で、表示及び文書交付の対象物についての「GHSモデルラベル表示」及び「GHSモデルMSDS情報」が規定されています。


ところでアメリカ化学会の下部組織CASが発行している化学および関連分野の文献抄録誌のCA(ケミカルアブストラクト)に登録されている化学物質は、200万種を越えていますが、市場で利用される、例えば、我が国で使われている化学物質は、約10万種と言われています。


本日は、このGHS(化学品の分類及び表示に関する国際調和システム)及び表示・文書交付制度(厚生労働省)に対応した化学物質の取扱いについて解説している本を紹介します。


化学物質の有害性・危険性から身を守る方法をはじめ化学製品の表示とその読み方などについて分かり易く解説しています。


本書の「はじめに」で著者も言及していますが、本書は、『何らかの形で工場、土木建築現場、流通関連施設、販売施設、教育・研究施設、事務所等で化学物質・化学製品を取り使う可能性のある方、家庭で化学製品を使う方、これから化学薬品等を実験・実習等ではじめて使用する学生』などの読者を対象に分かり易く化学物質の有害性・危険性から身を守る方法について重点を置いたとのことです。


本書:「化学物質取扱いマニュアル」です。


GHS(化学品の分類及び表示に関する国際調和システム)対応」並びに


「表示・文書交付制度(厚生労働省)対応」


との副題が付いています。


本書は、亀井 太 氏の編纂にて、労働調査会 より2007年10月に発行されています。


本書の表紙には、GHSで使用される爆発、炎、ボンベなどの絵文字が記載してあります。これらの詳細は、巻頭カラー図版で資料1:GHSに使用される絵文字解説、資料2:国連危険物の輸送に関する勧告モデル規則、資料3:図表時早見表(1.図柄別分類、2.色別分類)としてまとめられています。


本書は、2部から構成されています。


第1部:「身近な化学物質に関する知識と管理方法」では、以下の3つの章から構成されています。


第1章では、「化学物質の危険性・有害性とは
として、化学物質はなぜ危険かとの話から、化学物質による健康障害・事故の防ぎ方、化学物質の有害性、化学物質の有害性・危険性の意義と絵文字の例((1)健康有害性、(2)危険性)といった内容で、とくに化学物質の有害性・危険性の意義と絵文字の例に重点を置いて解説されています。


第2章では、「実際の問題発生事例とその解決法
として、災害事例1:「塩素系洗剤と酸性洗剤の混合使用で呼吸困難に」などの5件の身近な化学物質の事故の事例についてイラストも交えてその原因か類似の事故を予防する方法などの解決法も含めて解説しています。


第3章では、「身近な化学物質の日常管理のポイント
として、身近な化学物資の保管から換気などの日常管理に始まり、家庭から職場、更には予期せず発生する身の回りの化学物質についての取扱、さらに化学物質から身を守るための「口に入れない、唇に触れさせない」などの10項目の留意事項が解説されています。


第2部:「図解で見る実際の化学製品の表示とその読み方」では、以下の2つの章から
として、構成されています。


第4章では、「化学品の表示の読み方
では、GHSの図表示について、ラベル表示の読み方、絵文字の読み方、MSDSの読み方について、分かり易く解説されています。


第5章では、「主な化学物質の表示例
として、GHSの例として、【次亜塩素酸カルシウム】など5つの化学物質について、またMSDSの例として、【ホルマリン】の例が取り上げられ、解説されています。



化学物質取扱いマニュアル―GHS(化学品の分類及び表示に関する国際調和システム)対応表示・文書交付制度(厚
労働調査会
亀井 太(編さん)
発売日:2007-10
発送時期:通常3〜5週間以内に発送
ランキング:116192


なお本書の目次は、以下の内容です。
【巻頭カラー図版】
第1部 身近な化学物質に対する知識と管理方法
 第1章 化学物質の危険性・有害性とは
 第2章 実際の問題発生事例とその解決法
 第3章 身近な化学物質の日常管理のポイント
第2部 図解で見る実際の化学製品の表示とその読み方
 第4章 化学品の表示の読み方
 第5章 主な化学物質の表示例
参考資料1 化学物質の表示・文書交付制度の概要
参考資料2 GHS付属書7 GHSラベル要素の配置例





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 GHS(The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:「化学品の分類および表示に関する世界調和システム」)とは、国連が中心となり推進中の化学品の分類および表示に関するシステムですが、2003年にその国連文書が発行され、2006年12月からこのGHSを取り込んだ労働安全衛生法に基づくMSDS・ラベルの作成、表示が要求されています

GHSに基づくMSDS・ラベルについて、MSDS・ラベルの作成者、提供者だけでなく受領する事業者にも利用しやすいようにその全容を解説している入門書を紹介します

本書:「GHS対応 MSDS・ラベル実務早わかり」です。

本書は、山口 潤氏の編著にて、2007年2月に産業環境管理協会より発行されています。

本書の表紙カバーの下部には、以下のように書かれてあります。

MSDS・ラベルの作成者、提供者、

受領する事業者のために


国連番号データベースほか

「GHS関連ソフト」CD付録つき」

本書の「まえがき」で編著者は、本書の意図する点について、以下のように述べています。

「 GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム:The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)の国連文書が2003年に発行され、さらに2006年12月からGHSをとり入れた日本の労働安全衛生法に従ったMSDS・ラベルが要求され、多くの「GHSについてもっと知りたい」との声を聞いています。

本書は、この「GHSについてもっと知りたい」との声にこたえるべく、GHSに従った、MSDS・ラベルについて、全体を見渡せるように作成したものです。

また、読者の便宜をはかるため、関係文書の参照先(リンク)、GHSの注意書きの英語・日本語版データベースおよび国連番号・指針番号にかかわる情報のデータベースを付録のCDとして添付しました

(略)

GHSの「化学品の分類および表示に関する世界調和システム」の名称からは、GHSの方式はに従って作成したMSDS・ラベルは世界中に通用するとの印象を与えますが、日本の例で見られるように、実際は各国がGHSに十分に対応するまでは、各国ごとに異なったMSDS・ラベルが要求されると予想されています。

(略)

本書は、GHSが労働安全衛生法に導入された、2006年末段階における国内でのMSDS・ラベル作成実務について記載しました。MSDS・ラベル作成の際には、GHSのほか考慮すべき多くの国内法がある点をご理解いただけると思います。」


本書は、PART気らPART擦泙任7つの章から構成されています。~靴泙任本文で、鍵聞澆付録という構成になっています。

PART気任蓮◆GHS概要
として、GHSとはの解説から始まり、物理化学的危険性の分類、健康・環境有害性の分類、ラベルの仕様等の概要が解説されています。

PART兇任蓮◆国内法に基づいたMSDS・ラベル概要
として、MSDS・ラベルに関連する国内法として化学物質管理促進法、労働安全衛生法、毒物及び劇物取締法、火薬類取締法、高圧ガス保安法、消防法、化審法、船舶安全法、航空法、海上法・海洋汚染防止法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、悪臭防止法、オゾン層保護法、港湾法、道路法、水道法、下水道法、廃掃法、バーゼル法、麻薬及び向精神薬取締法、覚せい剤取締法、化学兵器禁止法の23の法律についてMSDS/ラベルについての要求事項を概説しています。PART-1では、MSDSについて「MSDS提供の義務化」、「MSDSに関する規格」、「日本化学工業協会のMSDS作成に関する指針」、「MSDSの提供に関する法律等」、PART-2では、「ラベルとは、「ラベル表示に関する法律」、「ラベルのJIS」、「日本化学工業協会の表示に関する指針」、「製品へのラベル表示に関する法律」としてそれぞれ解説しています。

PART靴任蓮MSDS・ラベルの作成法
として、実際にMSDS・ラベルを作成する手順について具体的な手順を具体的な例を挙げながら解説しています。PART-1では「基本的な考え方」、PART-2では「MSDS・ラベルの作成法」として5つのステップによる手順をアセトンの例について解説しています。

PART犬任蓮嵒嬾拭
として、国連による英文の注意書き、ラベル要素について使用されている文言を本書独自にコード化して翻訳文を作成したとのことで、注意書きおよび注意書きに使用した翻訳文言とその要素のコード化例、GHS対応MSDSと従来のMSDSの相違点の概要、さらに巻末のCDに収録されている「GHS関連ソフト」の使用法について解説しています。

PART垢任蓮峪仮畔現顱
として、読者が参照すると便利なGHSに関係した各種のウェブサイトや各資料のダウンロードサイトや参考書について紹介しています。

PARTでは「Q&A」
として、「1.MSDS提供・ラベル表示の法的義務全般」で7件のQ&Aの解説から「9.海外でのGHS表示義務に関する法制化について」の1件のQ&A解説までQ&Aの解説が掲載されています。

PART擦任蓮◆嵳儻豌鮴癲
として、GHS対応のMSDS・ラベル表示に関わる関連用語についての用語集が掲載されています。

MSDS・ラベル実務早わかり―GHS対応
産業環境管理協会
山口 潤(編さん)
発売日:2007-02
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:8433

なお本書の目次は、以下の内容です。
PART GHS概要
-1 GHSとは
-2 物理化学的危険性の分類
-3 健康・環境有害性の分類
-4 ラベルの仕様
PART 国内法に基づいたMSDS・ラベルの概要
-1 国内法に基づいたMSDS
-2 国内法に基づいたラベルとは
PART MSDS・ラベルの作成法
-1 基本的な考え方
-2 MSDS・ラベルの作成法
PART 付録
別紙-1 注意書きおよび注意書きに使用した翻訳文書
別紙-2 注意書きおよびラベル要素のコード化例
別紙 GHS対応MSDSと従来のMSDSとの相違点概要
巻末付録のCDに収録されている「GHS関連ソフト」の使い方
PART 参考文書
-1 参照すると便利な文書
PART Q&A
PART 用語解説

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PRTR制度というのは(「化学物質排出把握管理促進法」)に基づく、以下の制度です。

人の健康や生態系に有害なおそれがある化学物質について、環境中への排出量及び廃棄物に含まれての移動量を事業者が自ら把握して行政庁に報告し、さらに行政庁は事業者からの報告や統計資料を用いた推計に基づき排出量・移動量を集計・公表する制度

またこちらの5/26のブログでも紹介しましたように環境省や経済産業省などのPRTR関連ホームページなどの多くの情報が開示されています。

またPRTR制度自体がテクニカルな内容を含むことからPRTR対象事業者の便宜も考慮し、経済産業省の委託を受けた社団法人 化学工学会が作成した「平成17年度化学物質安全確保・国際規制対策推進等調査報告書」(化学物質排出量等管理マニュアル)等も(2006年3月にも)発行されています。

これは、非常に分かり易く作られた優れたマニュアルに仕上がっていると思います。しかし、226ページにも渡る冊子で、使う側の組織の実務者には、PRTRは、やはり煩雑で分かり難いとの印象を持ち続けている人も多いように聞きます。

PRTR法(汚染物質排出移動登録制度)への対処の仕方をわかりやすく解説している本を2冊、紹介します。

最初にPRTRの全体像をさっとつかむための書籍を紹介します。

本書:「PRTRがみるみるわかる本」で、「制度の概要から導入手順、実践事例までビジュアル解説」との副題が付けられてあります。

本書は、著者が稲永 弘氏でPRTR法が施行される以前の1999年12月に PHP研究所からPHPビジネス選書として発行されています。

本書は、図解を豊富に盛り込み、PRTR制度の概要から導入手順、企業は何をすべきかといった実践例まで、そのポイントをわかりやすく解説しています。
キヤノン株式会社、ソニー株式会社の事例が紹介されています。

PRTRがみるみるわかる本―制度の概要から導入手順、実践事例までビジュアル解説 PRTRがみるみるわかる本―制度の概要から導入手順、実践事例までビジュアル解説
稲永 弘

PHP研究所 1999-12
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目次は、以下の内容(第1章 PRTRとは何か/第2章 先進各国のPRTRと日本のPRTR/第3章 PRTRのしくみを知ろう/第4章 他の環境関連システムとPRTR/第5章 PRTRの導入はこうする/第6章 PRTRの導入事例 )

PRTRについて中小製造業の現場の実務を担当されている方などには、以下の本がおすすめです。

本書:「PRTRの実務ノウハウ」です。

著者は、市川 芳明 氏で2002年9月にオーム社より発行されています。

PRTRの実務ノウハウ PRTRの実務ノウハウ
市川 芳明

オーム社 2002-09
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目次は、以下の内容。(第1章 化学物質管理の動向とPRTR/第2章 化学物質排出把握管理促進法の解説/第3章 ケーススタディから理解するPRTR法/第4章 化学物質の排出・移動量の算出方法/第5章 化学物質管理への取組み事例/第6章 中小企業のPRTR法への取組み方/第7章 PRTRとリスクコミュニケーション/第8章 化学物質に関する法規のまとめ―危険有害性の判定に法律を活用する)

PRTR対象物質の物理化学性状や毒性情報については、独立行政法人製品評価技術基盤機構「PRTR制度対象物質データベース」のウェブサイトにて調べることができます。海外についてアメリカ、イギリス  、オーストラリア、オランダ 、カナダ、EU  、アイルランド、韓国  、スウェーデンのPRTR制度の対象物質の一覧を調べることができます。


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ISO14001の取り組みで化学物質の管理について、一般的には、対象化学物質のMSDSを入手し、そのMSDSに基づいて行う。

一方、PRTR法(「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」:略称「化学物質の排出把握管理促進法」)が制定されて約5年が経過しようとしている。

化学物質の適正の管理と有効なリスクコミュニケーションのためにも、PRTR対象化学物質について、毒性のランク物性値の情報について詳しく解説している書籍を紹介します。

本書:「PRTR・MSDS対象化学物質の毒性ランクと物性情報」です。
化学物質の適切な管理とリスクコミュニケーションのために」との副題がついています。

著者は、浦野 紘平 先生で、2001年10月に化学工業日報社より発行されています。

本書において、毒性ランクは、以下の7種について取り上げ、専門家でなくとも簡単に毒性の強さや確からしさが判断できるように棒グラフで表示されています。

  • 経口長期毒性
  • 吸入長期毒性
  • 発がん性
  • 生殖毒性
  • 変異原性
  • 感作性(アレルギー誘発性)
  • 水生生物毒性

また物性値については、以下の特性値がその情報源と特性値の解説とともに取り上げられています。

  • 組成式
  • 分子量
  • 金属含有率
  • 密度
  • 融点
  • 沸点
  • 蒸気圧
  • 水溶解度
  • オクタノール - 水分配係数(Pow)の対数(Log Pow)
  • オゾン層破壊係数(ODP)

また検索についても、化学物質の学名に加えて慣用名、略称索引も添付されています。

化学物質の適正管理のニーズのある人は勿論、この機会に少し化学物質のリスクコミュニケーションの知見を得たいと思われる人にも格好のデータ集と思います。

PRTR・MSDS対象化学物質の毒性ランクと物性情報―化学物質の適切な管理とリスクコミュニケーションのために PRTR・MSDS対象化学物質の毒性ランクと物性情報―化学物質の適切な管理とリスクコミュニケーションのために
浦野 紘平

化学工業日報社 2003-02
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なお本書の目次は、以下です。
1.はじめに
1.1 化学物質管理とPRTR・MSDS
1.2 本書の目的と使い方
2.毒性ランクについて
2.1 基本的な考え方
2.2 経口長期毒性ランク
2.3 吸入長期毒性ランク
2.4 発がん性ランク
2.5 生殖毒性ランク
2.6 変異原性ランク
2.7 感作性ランク
2.8 水生生物毒性とは
3.性状を示す物性値について
3.1 物性値の種類と意味
3.2 情報源の選定とその優先順位
4.各対象物質の毒性ランクと物性情報シート
4.1 PRTR・MSDS対象化学物質
4.2 MSDSのみ対象物質
5.毒性ランク別物質名リスト・主な用途一覧
5.1 毒性ランク別物質名リスト
5.2 主な用途一覧
6.おわりに
物質名索引
欧文索引
CAS番号索引   

 PRTRとは?というひとのために以下のウェブサイトを紹介します。詳しくPRTRについて解説しております。

  1. 環境省のPRTRインフォメーション広場


  2. 経済産業省の化学物資の排出把握管理促進法

またリスクコミュニケーションについては、環境省のホームページを参考にして下さい。

なおMSDSに関連する法律は、上記の「化学物質の排出把握管理促進法」(PRTR法)、以外にも「労働安全衛生法」、「毒物劇物取締法」などがあります。( MSDSに関する国内規格としてはJIS Z 7250:2005「化学物質等安全データシート(MSDS)―第1部:内容及び項目の順序」があります。)

MSDSは、我が国だけのものではなく、欧米諸国でも法制化されています。

またMSDSに関する国際規格として、ISO-11014-1:1994(Safety  Data sheet for Chemical Products  Part1:(Content and order of sections)があります。




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化学物質の管理は、MSDS化学物質安全データシート)が基本となります。



本日は、その情報入手の関係サイトを紹介します



厚生労働省では、化学物質関係の情報は、こちらで調べることができます。



日本化学工業協会の化学品情報データベースは、こちらです



化学物質の法規制チェックもできます。



社団法人 日本化学物質安全・情報センター(JETOC) のデータベースです。

CAS No.による化学物質調査ができます。さらに海外情報が調べられます。



独立行政法人 製品評価技術基盤機構 の「化学物質総合検索システム」です。

ここでは、・CAS番号・物質名称・化審法官報公示整理番号 (MITI番号)・EINECS(欧州既存商業化学物質リスト)を入力することで、化学物質に関する総合情報(有害性情報や法規制情報等)を検索することが可能です。



こちらは、日本試薬協会のMSDS調査データベースです。



 経済産業省のMSDS制度に関する相談や意見を受け付ける窓口の「MSDS目安箱」の受付は、こちらです。



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