「気候ターゲット2℃」というのは、本書の『気候変動キーワード集』の用語説明によると「工業化以前と比較して気温上昇が2℃を超えると、地球規模での気候リスクが急激に増大するという研究をもとに、平均気温の上昇を抑える長期目標としてEUが定めた温度。このまま何も対策を行わない場合、複数のコンピュータシミュレーションの結果から、2026年~2060年に2℃を突破すると予測されている。」と本書の帯の裏面に紹介されています。

 地球の平均気温が工業化以前に比べて2℃を超えて上昇すると、世界中で、社会や生態系が壊滅的な影響を受けると警告し、2℃突破を阻止する新しい取り組みなどをまとめ提示している本を紹介します。

本書:「 気候変動 +2℃ 」です。

本書は、山本良一先生の責任編集、Think the Earth Projectによる編集、2006年4月にダイヤモンド社より発行されています。また独立行政法人 国立環境研究所が編集に協力とのことです。

本書の帯には、以下のように書かれています。

まさか?

地球の平均気温が

2℃上がると

世界はこう変わる!

パラパラめくると、

みるみるわかる。

地球温暖化

ビジュアルブック


本書は、ぱらぱらとめくると、その右側のページに時系列で描かれたCGによる最新のスーパーコンピュータによって計算された地球の平均気温分布図が掲載されています

これは、世界経済が高度成長を続けるというシナリオのもと、1950年の過去から、また2100年の未来に向けて3年ごとに温暖化の進行について、1900年の気温との差を色分けした平均気温上昇率の地域分布図として150年間の変化を描いています

赤から黄色になると温度が上昇し、青から白になると気温が下がっていくことを示しています。

このCGによるぱらぱら動画をめくっていくと青、緑から次第に赤のゾーンが増え、赤と黄色だけの手が付けられないカタストロフィ−の世界になるという動画が描かれています。

左側のページには、「地球ヒストリー」と題しての地球温暖化について環境問題に対するこれまでの取り組みや歴史がまとめ解説されています。

さらに「コラム」欄では、「気温上昇1℃、2℃、3℃で何が起こる?」などのテーマを取り上げて解説しています。

そして「温暖化インパクト」では、地球の平均気温が上昇すると起こりうる被害について、1℃上昇から3~4℃上昇するケースまで解説しています。

また「未来を変える取り組み」では、風力発電など自然エネルギーの利用から、森に還し、森から学ぶ自然塾などの実践的環境教育が解説されています。

ここまでで、CGによる平均気温分布図との対比のページが終了します。

さらに「コンピュータシミュレーションによる温暖化予測-結果から何が読み取れるのか-」として、「地球シミュレータ」による計算の概要が解説されています。

また「気候変動研究の未来」として現在、気候変動について科学的にまだわかっていない点と、これからの研究に期待される点などを総括しています。

さらに本書に関わる用語のキーワード集が掲載され、山本先生によるあとがきに続き、先生による「+2℃突破を阻止するための16のアクションプラン」が最後に掲載されています。


本書を読むと、温暖化と気候変動が地球全体に関わり、ここまで顕在化してきている状況において、この問題に誰も無関係では生きられないという時代になってきているということを痛感します

気候変動 +2℃
ダイヤモンド社
山本 良一(編集)Think the Earth Project(編集)
発売日:2006-04-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:27477
おすすめ度:3.5
おすすめ度1 見た目のインパクトだけ
おすすめ度5 これは真実なのだ、、、
おすすめ度4 ヴィジュアルで気候変動を知る!(入門編)
おすすめ度3 パラパラ絵で温暖化を示す

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 地球温暖化をテーマに、温暖化は既に「暴走」を始めてしまったのか? 残されたわずかな時間で、この「破滅のシナリオ」を回避するために、我々はどうするべきなのかを説いている本を紹介します。

ところで、Googleブック検索のサービスが日本でも始まっています。

 書籍を検索して、ユーザーの興味にあった書籍を見つけ出し購入できる場所や貸出先を案内するサービスです。検索の際に「すべての書籍を検索」 - 「部分プレビューの書籍を検索」 - 「全文表示の書籍を検索」が選択できます。

 部分プレビューでは、書名などの検索キーワードを入力するとその検索キーワードに関係し、部分プレビューができる対象の本の表紙カバーの図と書名とその著者名、発行年度、ページ数などの加えて、その本の概要が示されます。

 この書籍についてのリンクをクリックするとAmazonのプレビューのような書籍のプレビュー、その本の購入先(ネット書店)、その本が借用できる図書館などがリンクで示され、さらに内容のセクション、選択されたページページなどが閲覧できる仕組みになっています。

ちなみに「地球温暖化」というキーワードで本を検索すると「すべての書籍を検索」で 358件、「部分プレビューの書籍を検索」で153件、 「全文表示の書籍を検索」で0件の本が検索されます。

なかなか便利です。しかし本日紹介する本は、まだインデックスされていませんでした。

本書:「 地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか」です。

本書は、「未来バンク」理事長、「ap bank」顧問ほか、さまざまなNPO活動に携わる著者:田中 優氏にて、2007年6月に扶桑社より扶桑社新書の一冊として発行されています。

なお「ap bank」は、Mr.Childrenの櫻井 和寿氏、音楽プロデューサーの小林 武史氏、音楽家の坂本 龍一氏の3人が作ったバンクで、環境に良い、未来を切り拓くアイデアや事業に融資をしています。


本書の帯には、音楽家の坂本龍一氏が以下の言葉を寄せています。

「省エネルギーや

リサイクルなど

「個人の努力」だけでは生き残れない!

残り時間は

もう10年

もない?

また本書の帯の裏面には、本文から抽出された以下の内容が掲載されています。

「英国『インディペンデント』紙の予測によると、現在から2.4度の気温上昇で、地球上の生物種の3分の1が絶滅、3.4 度上昇で北極海の氷がなくなり、熱帯雨林は砂漠になる。

5.4度上昇で世界の食糧供給は尽きる。

そして6.4度上昇で海底からメタン・ハイドレートが噴出して「全球蒸発」、地球上のほとんどの生物種は絶滅する――。

 温暖化はすでに“暴走”を始めてしまったのか? 残されたわずかな時間で、この「破滅のシナリオ」を回避するためには、我々はどうしたらよいかのか?」

本書の「まえがき」で地球温暖化の現実を前に今こそ動き出すべきと以下のように述べています。

地球温暖化問題は「やっぱり本当のことだった」と気付いた時点で対策をしても遅すぎる
(略)
 日本ではなかなか世界で流れている情報が伝えられない。他国に出かける人は多いのだが、そうした現実を見ようとする人は、多くはない。既に地球温暖化の被害に遭っている人たちは真剣に訴えているというのに、日本ではまだ多くの人が背を向けるようにして「大げさな。あんなのは本当の話じゃないさ」と仲間うちでコソコソ話し合っている。
(略)
 現実に温暖化の被害に遭っている人たちがいる。それだけでも動き出すべきではないか。「未来がどうなるのか」の確証がなければ何もしないのでは、水俣病の加害の構図と同じではないか。この悪循環を好循環に変えてみよう。そのためには、たった一人でも、孤独な中でも確信を持つことのできる人が必要だ。同質性依存を乗り越えて動くことのできる人が生まれることが、この社会の方向性を決めるだろう。」


本書の巻頭にグリーンピースジャパンなどから提供されたとする地球温暖化の現状に関わるカラー写真が掲載されています。

地球温暖化について現状からシミュレーション、世界の関連する動向、二酸化炭素の排出量の削減策、家庭に於ける省エネ、環境保護、自然エネルギー社会など幅広く取り上げてあり、内容的にもバランスの取れた地球温暖化問題の啓発書でお奨めの一冊です。

地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか
扶桑社
田中 優(著)
発売日:2007-05-30
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:6301
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 地球温暖化の恐怖だけでなく、具体的な解決方法を提示してくれる
おすすめ度5 残された10年への選択
おすすめ度2 「危ない、危ない」論では逆に信用されない
おすすめ度5 日本のゴアが環境問題の誤解をときはなつ


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 現在は“試合終了”までのロスタイム
第2章 地球温暖化の現実とメカニズム
第3章 石油と戦争と温暖化
第4章 社会の仕組みを変えて、二酸化炭素排出量を減らす
第5章 家庭から二酸化炭素を減らす
第6章 熱の省エネとトクする仕組みの作り方
第7章 自然エネルギー社会のイメージ
第8章 もっと自由に考えよう

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  この6月は、「環境月間」ですが、6月中は、関係府省庁や地方公共団体などにより全国で様々な行事が行われています。これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。

 また毎年この環境月間の6月に、環境基本法第12条及び循環型社会形成推進基本法第14条の規定に基づき、「環境白書」及び「循環型社会形成白書」が発行されています。 環境省が平成18年度に講じた施策・平成19年度に講じようとする施策の年次報告書で第166回国会に提出する年次報告を一般市販する内容のもので、本年は、両者が合本になっています

本書:「平成19年版 環境 循環型社会 白書」です。

総説1 進行する地球温暖化と対策技術

総説2 我が国の循環型社会づくりを支える技術
                -3R・廃棄物処理技術の発展と変遷-」

との副題が付いています。

本書は、環境省 (編さん)により、2007年6月にぎょうせいより発行されています。

また表紙の絵は、PL学園高等学校1年(当時)の前田 恭子さんの作品が、裏表紙の絵は、東京都立工芸高等学校2年(当時)の小島 なつみさんの作品が掲載されています。いずれも「平成19年版環境白書表紙絵コンクール」の受賞作(前者が環境大臣賞、後者が優秀賞)になります。

本書の「刊行にあたって」において、若林環境大臣は以下のように述べています。


「私たちは、かってない深刻な地球の危機とも言える状況に直面しています。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次評価報告書の作業部会が明らかにしたように、既に地球上のほとんどの地域が地球温暖化の影響を受けており、極端な気象現象の頻発、気候システムの急変のみならず、これらによる地球規模での水不足の深刻化、農業への打撃、感染症の増加等も指摘されています。

地球の平和と安全に対する大きな脅威であり、「地球の環境安全保障」として捉えることが必要です。

(略)

本年の環境白書及び循環型社会白書は、進行する地球温暖化の危機を述べるとともに、地球温暖化防止や循環型社会形成のための技術を取り上げました

我が国の優れた技術は、環境問題の解決のみならず地球環境と共存する新しい形の経済を生み、持続可能な社会の形勢に重要な役割を果たします

 また、地球温暖化防止や循環型社会形成のための取組みは一体的に進める必要があり、そうした観点から、本年は、国民の皆様の環境問題や循環型社会形成の取組みの全体像が一体的に見渡せるよう、2つの白書を一冊にまとめた形で公表することにしました
(以降略)」


本書は、『「平成18年度 環境の状況」ならびに平成18年度 循環型社会の形成の状況」』と『「平成19年度 環境の保全に関する施策」ならびに「平成19年度 循環型社会の形成に関する施策」』より構成されています。

『「平成18年度 環境の状況」ならびに平成18年度 循環型社会の形成の状況」』では、
第1部「総説」(総説1「進行する地球温暖化と対策技術」および総説2「我が国の循環型社会づくりを支える技術―3R・廃棄物処理技術の発展と変遷―」ならびに第2部「環境・循環型社会の形成の状況と政府が環境の保全・循環型社会の形成に関して講じた施策」より成ります。

総説1「進行する地球温暖化と対策技術」は、以下の3つの章から構成されています。(第1章「進行する地球温暖化」、第2章「地球温暖化と生物多様性」、第3章「地球温暖化対策を進める技術」)。ここでは地球温暖化の現状、地球温暖化の及ぼす影響、地球温暖化対策技術の状況などが詳細に総括されています。

総説2「我が国の循環型社会づくりを支える技術―3R・廃棄物処理技術の発展と変遷―」では、「国際的な3Rの推進の必要性と我が国技術への期待」、「循環型社会を支える技術」、「技術の開発・導入を促進する政策や制度」「今後の3R・廃棄物処理技術の発展と国際貢献」として、循環型社会を推進の取組みの現況、技術開発、制度・仕組み、今後の技術開発などについて概観しています。


第2部の「環境・循環型社会の形成の状況と政府が環境の保全・循環型社会の形成に関して講じた施策」では、

「地球環境の保全」として地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨・黄沙、海洋環境、森林、砂漠化、南極地域の環境などのテーマについての現状、対策の取組み総括されています。

「大気環境の保全」として、光化学オキシダント、窒素酸化物、浮遊粒子状物質、硫黄酸化物、一酸化炭素、有害大気汚染物質、石綿、騒音・振動、悪臭、その他の大気に係る生活環境についてその現状から、対策技術、監視・観測体制の整備状況などが解説されています。

「水環境、土壌問題、地盤環境の保全」として、水環境、土壌問題、地盤環境の現状から、各保全に関わる取組みを詳しく総括しています。

「廃棄物・リサイクル対策などの物質循環に係る施策」として、その概要から、廃棄物等の発生なららに循環的な利用及び処分の状況、国の取組み、国民、民間団体、産業界の取組みなど総括されています。

「化学物質の環境リスクの評価・管理に係る施策」として、化学物質の環境中の残留実態、化学物質の環境リスク評価、管理、化学物質に関するリスクコミュニケーション、国際的動向と我が国の取組み、国内の毒ガス弾等に係る対策などが総括されています。

「自然環境の保全と自然とのふれあいの促進」として、その現状、生物多様性国家戦略、外来生物等への対応、野生生物の保護管理、自然の再考、国土の空間特性・土地利用に応じた施策、飼養動物の愛護・管理などが総括されています。

「各種施策の基盤、各主体の参加及び国際協力に係る施策」として、政府の取組み、環境影響評価、環境情報の整備と提供・広報の充実、社会経済のグリーン化の取組み、国際的取組の施策などが総括されています。


「平成19年度 循環型社会の形成に関する施策」では、

「地球環境の保全」として、地球温暖化の国内対策、オゾン層保護対策、酸性雨・黄沙対策、海洋環境の保全、心理保全、砂漠化への対処、南極地域の環境の保護のこれからの施策について総括しています。

「大気汚染の保全」として、光化学オキシダント対策、大都市圏等への負荷の集積対策、石綿対策、有害大気汚染物質対策、騒音・振動対策、悪臭対策、ヒートアイランド対策、光害対策、大気環境の監視・観測体制の整備などが解説されています。

「水環境、土壌環境、地盤環境の保全」として、水利用の各段階での負荷低減、閉鎖性水域の水環境保全、水環境の効率的・効果的な監視等の推進、土壌環境の保全、地盤環境の保全などを解説しています。

「廃棄物・リサイクル対策などの物質循環に係る施策」として、概要から、循環型社会の形成に向けた国の取組などを解説しています。

「化学物質の環境リスクの評価・管理に係る施策」として、化学物質の環境リスク評価、管理、リスクコミュニケーション、国際的動向と日本の取組、毒ガス弾等に関する施策などを解説しています。

「自然環境の保全と自然のふれあいの推進」として、生物多様性の保全のための国家戦略と自然環境保全調査、重要地域の保全と生態系ネットワーウ、外来生物等への対応、野生生物の保護管理、自然の再生、生物多様性に関する国際的取組、飼養動物の愛護・管理などについて解説しています。

「各種施策の基盤、各主体の参加及び国際協力に係る施策」として、政府の総合的な取組み、環境影響評価、調査研究。監視・観測等の充実、適正な技術の振興、環境情報の整備と提供・広報の充実、社会経済のグリーン化の取組み、国際的取組の施策などが総括されています。

さらに語句説明と平成18年度中の主な環境問題の動きが掲載されています。まtコラム欄では、「猛暑日の設定」、「生態系サービスの貨幣評価の増大」、……「割り箸リサイクル」、「地域での先進的な取組~北海道滝川市 滝川消費者協会~」などが37件のトピックスについて取り上げられてあります。また付録として、「循環型社会形成に関する資料集」として「循環型社会形成基本法の概要」など14件の資料が添付されています。

A4サイズの413ページに組織での環境教育に役立つ情報が満載の一冊です。

平成19年版 環境 循環型社会 白書の画像
ぎょうせい
環境省(編さん)
発売日:2007-06
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:651

なお本書の目次は、以下の内容です。
・平成18年度 環境の状況
・平成18年度  循環型社会の形成の状況
第1部 総説
総説1 進行する地球温暖化と対策技術
 第1章 進行する地球温暖化
 第2章 地球温暖化と生物多様性
  第3章 地球温暖化対策を進める技術)
総説2 我が国の循環型社会づくりを支える技術―3R・廃棄物処理技術の発展と変遷―
第2部 環境・循環型社会の形成の状況と政府が環境の保全・循環型社会の形成に関して講じた施策
 第1章 地球環境の保全
 第2章 大気環境の保全
 第3章 水環境・土壌環境・地盤環境の保全
 第4章 廃棄物・リサイクル対策などの物質循環に係る施策
 第5章 化学物質の環境リスクの評価・管理に係る施策
 第6章 自然環境の保全と自然とのふれあいの推進
 第7章 各種施策の基盤、各主体の参加及び国際協力に係る施策
・平成19年度 環境の保全の形成に関する施策
・平成19年度 循環型社会の形成に関する施策
 第1章 地球環境の保全
 第2章 大気環境の保全
 第3章 水環境、土壌環境、地盤環境の保全
 第4章 廃棄物・リサイクル対策などの物質循環に係る施策
 第5章 化学物質の環境リスクの評価・管理に係る施策
 第6章 自然環境の保全と自然とのふれあいの推進
 第7章 各種施策の基盤、各主体の参加及び国際協力に係る施策
語句説明
平成18年度における主な環境問題の動き

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「地球環境をこれ以上悪化させたくない、子供のために改善していきたい」という願いは今や地球全体で誰にとっても疑いなく共有されうる前提として話が進んでいる。これに反対したり、異説を唱えたりすることは変わりものだと思われたり、白い目で見られるため、非常に難しい状況になっている。

しかし、こうした地球にやさしいはずの環境活動が錦の御旗と化し、科学的な議論を斥け、合理的な判断を妨げているとしたらどうだろうか。環境活動という大義名分の下に、人々を欺き、むしろ環境を悪化させているとしたら−。」

これは、本書のInntoroduction:「環境問題が人をだます時」の冒頭の言葉を引用したもの。

 名古屋大学の工学部からこの4月1日に中部大学総合工学研究所 教授(副所長)で異動されていますが、「エコロジー幻想」、「リサイクル幻想」、「リサイクル汚染列島」、「リサイクルしてはいけない」などの著書で知られる武田 邦彦先生が環境問題について科学的観点から警鐘を鳴らしておられる本を紹介します。

こちらが武田 邦彦先生のホームページになります。

本書:「 環境問題はなぜウソがまかり通るのか 」です。

本書は、著者:武田 邦彦先生にて、2007年3月に洋泉社より発行されています。

洋泉社ペーパーバックスのシリーズの一冊になります。

本書の表紙には、汚れた地球を両手に抱えた写真が掲載されてありますが、そこには、以下のように書かれてあります。

「京都議定書ぐらいでは

地球温暖化は食い止められない。

ダイオキシンはいかにして

史上最悪の猛毒に仕立て上げられたか、

官製リサイクル運動が隠してきた非効率性と利益誘導の実態とは?」

またその下には、次のように書かれてあります。

「錦の御旗と化した「地球にやさしい」環境活動が、

往々にして科学的な議論を斥け、人々を欺き、

むしろ環境を悪化させている!」

さらに本書の帯には、次のように書かれてあります。

「たかじんのそこまで言って委員会」

環境戦争勃発中!   で話題騒然!

地球をめぐるもう一つの真実!?

本書は、第1章から第6章までの6つの章から構成されています。

第1章では、「資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル」
として、ペットボトルのリサイクルについてかねてからのLCA的な観点から、ペットボトルのリサイクルで環境を汚している。分別回収した方がごみが増える? などペットボトルのリサイクルに資源を7倍使っていると問題提起しています。ペットボトルのリサイクルについて、そのほとんどがマテリアルリサイクルでなく、サーマルリサイクルで処理されている実態を提起し、ペットボトルを分別しても資源にはならないので、一般ゴミと一緒に燃やすのが適切との論を展開されています。ペットボトルのリサイクルより、自動車の量を減らす方が格段に環境にやさしく本質的などとしています。

第2章 では、「ダイオキシンはいかにして猛毒に仕立て上げられたか」
として、ダイオキシンは本当に猛毒なのか?を調査した結果、それほど毒性がないとし、かって撒かれていた農薬によって日本の水田のダイオキシンの量は、ベトナム戦争で散布された量の8倍あったとしている。このようなダイオキシン危険説についてつくられたダイオキシン騒動としてその反駁論を展開しています。さらに環境ホルモンが問題とされた背景や毒性の強いPCBをダイオキシン類として分類された背景などを取り上げています。

第3章では、「地球温暖化で頻発する故意の誤報」
として、地球温暖化騒ぎの元になったそもそもの仮想記事との新聞記事を紹介しています。また南極大陸の気温はむしろ低下していた。北極の氷が溶けて海水面が上がるという言説は、アルキメデスの原理から誤りであること。南極大陸の気温はむしろ低下していたなどを取り上げ、京都議定書ぐらいでは地球温暖化を防げないなどの論を展開し、「少しでも得しよう、お金を儲けようとはせすに、人生にもっと大事なこと-家族、友達、ゆったりした時間−そんなことを大切にしていれば、地球温暖化は自然消滅する」と論じています。

第4章 では、「チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか」
とし、紙のリサイクルに対する先入観と誤解、森林資源破壊の元凶にされてしまった紙などから「紙のリサイクル」については民から官への逆転現象が起きているとし、環境問題が孕んでいる矛盾として、自分だけの健康が守られれば良いのかとマラリアとDDTとの関連について言及し問題提起しています。

第5章では、「環境問題を弄ぶ人たち」
として、「環境トラウマ」に陥った日本人として、本当の環境問題の一つは石油の枯渇である。石油が無くなれば、農業の生産性も著しく低下し、食糧問題にも発展するとしています。

 筆者の正義感が怒りの糾弾の言葉となって強い口調の展開になっていますが、「おわりに」に筆者が書いている。以下の言葉に強い共感を覚える。

「もっと心豊かで平和であり、真面目に着実に働く人が尊敬される牧歌的でシンプルな社会をもう一度つくり直すということに心をおいた方が余程、環境問題に向き合うと思う。」

環境問題はなぜウソがまかり通るのか
洋泉社
武田 邦彦(著)
発売日:2007-02
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:1
おすすめ度:4.0
おすすめ度5 バランス材として
おすすめ度3 まぁまぁおもろいけど
おすすめ度4 環境破壊はこまるけど、原始時代生活も困る。
おすすめ度5 コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
おすすめ度3 官僚が行っているリサイクルの欺瞞を解き明かせ・・?!(;'Д`)ハァハァ

なお本書の目次は、以下の内容です。
Introduction 環境問題が人をだます時
第1章 資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル
第2章 ダイオキシンはいかにして猛毒に仕立て上げられたか
第3章 地球温暖化問題で頻発する故意の誤報 
第4章 チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか
第5章 環境問題を弄ぶ人たち 

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 国連「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の第1作業部会は、2日、地球温暖化の分析・予測をまとめた第4次評価報告書「気候変動2007―自然科学の論拠」を正式に発表しています

この報告書は、地球温暖化の自然科学的な観点から見た根拠について、01年に発表されたIPCC第3次報告書以降の最新の知見をまとめたものです。

過去100年間の地上平均気温が0.74℃上昇し、21世紀末までの200年間を考えると上昇は2.4~6.4℃に達すると予測しています。

 さらにこの変化が、人為起源のCO2などの温室効果ガスの増加によってもたらされた可能性が極めて高いことを指摘し、これまで一部にあった懐疑論をほぼ完全に否定しています。

  この発表を受けて気候変動を研究する日本の科学者15名が同日、気候の安定化に向けて直ちに行動することを呼びかける「緊急メッセージ」を国民に向けて発表しています

その要旨は、以下の内容です。

21 世紀は「低炭素社会」への転換の時代にしなければならない

特に、途上国と比べると、現在1 人当たり数倍の排出を行っている日本を含む先進国は、率先して現在の排出レベルを大幅に削減する必要がある。

 「低炭素社会」の実現には、国民の意識改革と経済・社会制度の大きな変革を必要とする。京都議定書で約束した6%の削減の達成は、「低炭素社会」の実現に向けたほんの最初の一歩である

 温暖化は、私たち市民の予想を遙かに超えるスピードで進行しつつある。その影響も顕在化しつつある。もはや根拠なく科学的な知見の不十分さを口実に対応を躊躇する時ではない

温室効果ガスの大幅な削減という大きな課題に向けて、直ちに行動を開始する必要がある

温暖化防止の鍵は、私たち自身が握っている

 私たちは、消費者であり、生産者であり、教育者であり、納税者でもある。

 また、政策決定プロセスへの参加など、あらゆる場面で温暖化防止の意思表示を行うことができる。

それらの集積が、産業や政府を動かし、「低炭素社会」へ向けて日本を変えていくのである。」

 このような状況下において、企業活動、個人生活でも更なる省エネルギー活動等の強化の取り組みがいよいよ待ったなしのところまできています。

 環境マネジメントの取り組みでしっかりと成果を上げるためには、その基本となるISO14001:2004規格の要求事項を完全に理解しておくことです。

本日は、フロー図など多くの図を用いてISO14001:2004規格の要求事項について分かり易く解説している本を紹介します。

本書:「完全理解ISO14001:2004規格要求事項の解釈」です。

本書は、著者:志村 満氏で、審査員研修機関の螢哀蹇璽丱襯謄ノの監修にて、2005年4月に螢哀蹇璽丱襯謄ノより発行されています。

ISO14001:1966(第一版)規格の対応の2001年刊の前著の第二版規格対応改定版となります。

本書の「2004年版の発刊にあたって」の項で、筆者は、以下のように述べています。

京都議定書の発効を含め環境の話題が高まっているが、21世紀のメガトレンドの一つが環境であることを確信している

メガトレンドとはグローバルな巨大潮流であり、どの企業も巻き込まれてしまうものである。

ISO14001に取り組むことは、時代の潮流に乗って、企業の強みを作り出すことであると考える。

 地球環境問題に関して、世界で統一的な環境法規制の実施は難しいし、あらゆるものを法規制の枠の中に押し込むことは現実的でない。

 それぞれの国においてその企業の事業活動の中で、もっとも貢献できる方法を選択することが効率的な活動であろう。

ISO14001規格に従って環境マネジメントシステムを構築することで、環境に配慮した企業活動に変えることが可能になる。」

 「低炭素社会」に向けての組織活動の中で、EVABAT(経済的に実行可能な最良利用可能技術)に象徴される技術開発の強化も含め、ISO14001への取り組みの意義は、更に高まってきているように思います。

 本書では、初期環境レビューからスタートして、規格要求事項について、4.1項「一般要求事項」から4.6項「マネジメントレビュー」までを順に理解の助けとなるAnnex A(付属書A)を併記して解説しています。 ポイントについては、箇条書きや多くのフロー図を用いて体系的にすっきりと分かり易く工夫され、解説が進められています。

完全理解ISO14001:2004規格要求事項の解釈
グローバルテクノ
志村 満(著)
発売日:2005-04
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:115920

本書の目次は、要求事項の順の以下の内容です。
4.1 一般要求事項
4.2 環境方針
4.3 計画
4.4 実施及び運用
4.5 点検
4.6 マネジメントレビュー


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 環境庁の技官を経て、現在、大学の人間環境学部で教鞭をとる著者が、地球温暖化、環境ホルモン、電磁波、ガン、アトピー、狂牛病、水道水などの環境科学についての「専門家の常識」「理科系の常識」が一般の人たちに伝わっていないとの現状から、理科が苦手な人も含めて『環境の科学』の実態について解説している本を紹介します。

本書:「 環境問題の杞憂 」です。

本書は、著者:藤倉 良 先生で、2006年11月に新潮社より,新潮新書の一冊として発行されています。

本書の帯には、以下のように書かれてあります。

「地球温暖化、環境ホルモン、電磁波、

ガン、アトピー、狂牛病、水道水……

根拠なき不安を

打ち破る!」

「<、あれそんなに

悪くないじゃない!>>

日本は「世界一健康に良い国」

環境問題で寿命は縮まない

ガンもアトピーも増えていない

日本の国土は酸性雨に強い

水道水はもっとも「安全」な水」

また本書の表紙の折り返し部には、以下のように書かれてあります。

「「環境」に関する話題については、日常生活や健康に身近なテーマとして関心が高い一方で、驚くべき誤解や非常識が世間一般にまかり通っています。

一面的な悲観論に振り回されてストレスを溜めたり、不要な努力や出費を強いられたりするのは、なんともばからしい。

地球環境から健康器具まで、中学・高校レベルの科学知識で冷静に捉え直してみれば――。

意外にシンプルで「悪くない」環境問題の現実が見えてきます!」

本書の5章「環境の『常識』に惑わされない」で著者は、以下のように述べています。

「それでは、生活者としての私たちは、どうすればよいのでしょうか。

(略)

私個人は、地球温暖化が最大の脅威だと思っていますし、化石燃料の消費を抑える努力は全世界でやらなければいけないと思っています。

本書で触れることはできませんでしたが、国内では廃棄物をどうするかが重要な問題です。(略)

 けれども、「環境」に気を使いすぎるあまり、マスコミに時々出てくるあやしげな「危険情報」に惑わされ、ストレスを溜め込む必要はありません。(略)

 簡単に言えば、マスメディアで言われていることをそのまま鵜呑みにしない。

その情報源にまでさかのぼってみる。

行政の見解を調べてみる。

そのためにはインターネットは重要なツールであるということです。」

以上のように環境問題について科学的なデータに基づき冷静に判断することの重要性を説いています。

環境問題について環境科学の観点から考えるきっかけになる一冊と思います。

環境問題の杞憂
新潮社
藤倉 良(著)
発売日:2006-11-16
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:6058

なお本書の目次は、以下の通りです。まえがき
1、日本も捨てたものじゃない
日本は世界一健康に良い国である
日本はドイツ以上の環境大国である
日本の環境は年々良くなっている
悪いニュースばかり聞こえてくる理由
2、健康不安に打ち勝つ
環境ホルモンとはなんだったのか
風呂場は路上より危険である
環境問題で寿命は縮まない
ガンもアトピーも「増えて」いない
何が人をガンにするか
本当に気にすべき「食の安全」とは
電磁波が人体に与える影響
3、所詮は人が決めたこと
なぜフロンは禁止されたか
環境に関するふたつの基準
基準は気合いで決まる
ダイオキシン、ここまでなら大丈夫
環境基準を決める
水道水はもっとも「安全」な水である
4、暮らしやすい地球のために
地球は温暖化していない?
温暖化が寒冷化をもたらす?
災害への備えは金利で決まる
環境税は払いたくないことに効果がある
日本の国土は酸性雨に強い
5、環境の「常識」に惑わされない
江戸は環境都市ではなかった?
ディーゼル車vsガソリン車、合成洗剤vs石鹸
「環境にやさしい」とはどういうことか
規制の代償
環境科学はわからないことばかり
忘れてはならない費用対効果
あとがき

<<『環境問題の杞憂』に関するブログを読む>>

『環境問題の杞憂』
藤倉良、2006、『環境問題の杞憂』、新潮新書本書は、マスコミでエキセントリックに 取り上げられがちな環境問題について、改めて冷静にさまざまな立場で考え直そうと言う 趣旨で書かれている。 冒頭、日本人男女の平均余命の長さ(世界の長寿国であること ...
「環境問題の杞憂」
環境問題の杞憂/藤倉 良¥735Amazon.co.jp杞憂(きゆう)《中国古代の杞の人が天が 崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列子」天瑞の故事から》心配する必要の ないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。「―に終わる」 典型七公害は受益圏と ...
環境問題の杞憂
さらには著者の苦労とその足跡を高く評価したい一冊でもある。 にほんブログ村 本ブ ログ 書評・レビューへ. 人気blogランキングへ. 環境問題の杞憂, 環境問題の杞憂 藤倉 良新潮社 2006-11-16 売り上げランキング : 7662 Amazonで詳しく見る by G-Tools.
[books]環境問題の杞憂/ 藤倉良
ISBN:4106101920:image 要するに「マスメディアのは思いつきで、いいかげんで、扇情的」 ってことを嘆いている本。この手の本はけっこう好き。
[購書]『人権と国家』『環境問題の杞憂』『「お墓」の誕生』『沈夫人の ...
環境問題の杞憂. 環境問題の杞憂. 作者: 藤倉良; 出版社/メーカー: 新潮社; メディア: 新書. 「お墓」の誕生―死者祭祀の民俗誌. 「お墓」の誕生―死者祭祀の民俗誌. 作者: 岩田重則; 出版社/メーカー: 岩波書店; メディア: 新書. 沈夫人の料理人 4 (4) ...
11月15日の入荷本から。
●時事『環境問題の杞憂』 藤倉 良税込735円新潮新書/新潮社4106101920 環境問題に 関して言われていることには、根拠があいまいな、あるいは検証の不十分な「通説」が 多いのだというこの本は検証志向。 bk1 ●読むと書く 「書ける人」になるブログ文章 ...
新刊新書 新潮社2006年11月分
新潮新書『環境問題の杞憂』藤倉良『大奥の奥』鈴木由紀子『会議で事件を起こせ』山田 豊『伊勢発見』立松和平.

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 EuP指令「Proposal for a DIRECTIVE OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND THE COUNCIL on establishing a framework for the setting of ecodesign requirements  for energy-using products:『エネルギー使用製品に対する環境配慮設計要求事項設定のための枠組みを構築する指令』」がEUにおけるIPP(包括的環境製品政策:Integrated  Product Policy)に基づいて、発表されたのは、2002年11月になります。

EuP指令は、『世界初の環境配慮設計を義務づける法律』ということになります

EuP指令は、2005年5月に欧州議会の承認を得て、2005年7月にEU理事会指令として発効になりました。

 実施は、EU加盟各国の施行体制が整う2007年8月以降とされていますが、欧州でビジネスを展開中の企業にとってこのEuP指令についての関心は高いかと思われます。

なおEuP指令に関するEUのウェブサイトはこちらになります

本日は、あのRoHS指令を超えるインパクトをもつと言われるEuP指令について、そのポイントを分かり易く解説している本を紹介します

本書:「EuP指令入門」です。

エコデザインマネジメントの実践に向けて」(Introductiom to "EuP Directive" for practical inplementation of Ecodesign Manegemet)との副題がついています。

本書は、市川 芳明 氏編著で、齋藤 潔 氏著, 傘木 和俊 氏著により、2006年11月に産業環境管理協会より発行されています。

本書の「はじめに」で本書の目的とする所について以下のように記載されています。

「本書は、2005年7月22日にEUにおいて官報公示された2005/32/EU「エネルギー使用製品に対する環境配慮設計要求事項設定のための枠組みを構築する指令」および今後予定されている実施措置を含めた、いわゆるEuP指令についての分かりやすい解説を試みたものである

 EuP指令、あるいは通称、エコデザイン指令は、世界で初めて環境配慮設計を法的に義務化した歴史的な法律である。しかし、その内容は必ずしも理解が容易でない。まして環境のエキスパートでない設計者にとっては、欧州向け製品戦略上の大きな課題になるだろう

(略)

 そこで、本書では、入門書としてEuPの生まれた背景、指令本文の日本語訳に基づく主要条文の解説、関連する国際的な動き、そして日本企業としての取組の要点を述べた。巻末には全文の日本語訳も掲載した。本書初版の出版後に実施措置がEU委員会より発行される予定であるが、その際には「対策編」としてさらに具体的な解説を出版する予定である。」

本書は、3部から構成されます。
第1部では、「EuPって何?―背景と経緯」と題して、EUが展開する製品環境政策の「第6次環境行動計画」、「IPP(統合的製品政策)」、「EuP指令」、「欧州新化学品規則案(REACH)」、「廃電気電子機器指令(WEEE指令)」、「有害物質規制指令(RoHS指令)」、「廃自動車指令(ELV指令)、「使用済みバッテリー指令」なども含めて、EuPに至る経緯が解説されています。

第2部では、「EuPとは−その概要−」と題して、現場環境規制から製品環境規制への転換の流れやIPPの根幹を成すLCTライフサイクル思考:Life Cycle Thinking)の理念からサプライチェーン規制としてのEuP規制について触れた上で、EuP指令の対象製品、要求事項などの概要が解説されています。さらにEuP指令の条文の解説が行われ、さらには,IECの技術委員会TC111によるIEC62430への規格化の流れなどを解説しています。

第3部では、「EuP指令がもたらす影響と対策」として、RoHS指令で経験したサプライヤーからの情報入手について、EuP指令では、資源採取からEnd-of-Lifeまでの全ライフサイクルを視野に入れて、設計時に全体最適化を図ることが求められており、新たなサプライチャーンへの対応が求められることや、環境配慮設計のパラメータがRoHS対応に比較して多次元化し複雑化することの課題。またEuP指令で求められるCEマーキングに関する適合性評価制度への対応の課題を取り上げている。
さらには、これらの課題に対しての日本の状況を詳しく総括し、取り組むべき方向性について言及しています

なお巻末にEuP原文(英語版)とその日本語訳が添付されています。

EuP指令入門―エコデザインマネジメントの実践に向けて
産業環境管理協会
市川 芳明(著)齋藤 潔(著)傘木 和俊(著)
発売日:2006-11
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:136361

なお本書の目次は、以下の内容となっています。
発刊にあたって
はじめに
第1部 EuPって何?―背景と経緯
 1章 背景
 2章 経緯
第2部 EuPとは−その概要−
 1章 EuP指令の概要
 2章 EuP枠組み指令の条文解説
 3章 EuPに関する規格化の動向
第3部 EuP指令がもたらす影響と対策
 1章 EuP指令の何が問題か?
 2章 EuP指令にどのように対処すべきか
付属資料
  EuP原文(英語版)
  日本語訳


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地球温暖化に起因すると考えられる台風、ハリケーンの規模の強大化、集中豪雨、異常高温、干ばつ、水不足、食糧不足などの災害は至る所でその影響を発揮しつつあります。

京都議定書の発効を受けてCO2に代表される温室効果ガス排出に関して、既に、ヨーロッパでは、炭素税や排出権取引制度等が導入されてきています。

またISOでは、2006年3月に発行された温室効果ガス排出量の算定・報告・検証に関する国際規格ISO14064が策定されています。(ISO/TC-207のWG3で検討)

現在、JIS化が推進中。

ISO14064は14064-1、-2、-3の3つのパッケージ化されたガイドライン規格で構成されています。

14064-1:「組織の排出量算定報告」に関わるもので『温室効果ガス−第1部:仕様並びに温室効果ガス排出量及び除去量の定量化と報告に関する組織レベルの手引』

14064-2:「プロジェクトの排出削減量算定報告」に関するもので『温室効果ガス−第2部:仕様並びに温室効果ガス排出量削減又は除去量増大の定量化、監視及び報告に関するプロジェクトレベルの手引』

14064-3:「排出量検証」に関するもので『温室効果ガス−第3部:仕様並びに温室効果ガス主張の検査及び検証の手引』

1または2への適合性を3を利用して検証することが可能な構成になっています

また2007年には、WG6で検討され、現在DIS段階にあるISO14065規格「温室効果ガス−温室効果ガスの検証及び検証機関に対する要求事項」が発行される予定となっています。


本日は、上記のISOについては、言及していませんが、気候変動:地球温暖化の現状と 地球環境問題とビジネスとの関わり、さらには世界の機関投資家が重視する、CSRとしての温暖化対策について解説している本を紹介します。

本書:「カーボンリスク」です。
本書には、「CO2・地球温暖化で世界のビジネス・ルールが変わる」との副題が付いています。

本書の著者は、末吉 竹二郎氏ならびに井田 徹治氏で、2006年7月に北星堂書店より発行されています。

末吉氏は、元三菱銀行ニューヨーク支店長でみのもんたの「朝ズバッ!」の人気コメンテーターです。井田氏は、環境問題の著名なジャーナリストです。

本書の冒頭に環境問題で有名なアースポリシー研究所代表のレスター・ブラウン氏からのメッセージが寄せられています。

本書のプロローグで以下のように本書の目的について言及しています。

「京都の約束は、温暖化との戦いの中で画期的なものではあるが、温暖化のない社会を築くには一層の排出削減が必要なのも事実である。温暖化との戦いは、まだ始まったばかりだ。

ここでは、人類が直面する最も解決困難な環境問題とされる地球温暖化をめぐり、世界で今、何が起こっているのかを報告する。

本書の内容は、地球温暖化が日々のビジネスをどう変えるか、を中心に書かれている。だが地球温暖化に取り組むのは、ビジネス界だけではない。温暖化の影響、つまり「カーボンリスク」は、地球上を生きる全ての人に関わる問題だ。本書の最後で述べるように、ビジネスや政治をかえることができるのは、市民一人一人の行動である。
地球温暖化に少しでも関心がある一人でも多くの人に、本書を手にとってもらえれば幸いである。」

カーボンリスク―CO2・地球温暖化で世界のビジネス・ルールが変わる
北星堂書店
末吉 竹二郎(著)井田 徹治(著)
発売日:2006-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:85411

本書の帯の裏面には以下のように書かれてあります。

気候変動が引き起こす災厄はすでに始まっている。

地球環境経営戦略に入れない企業は淘汰される時代になった。

世界の機関投資家が重視する、CSRとしての温暖化対策を提示する。」

なお本書の目次は、以下の内容です。
レスター・ブラウン氏からのメッセージ
プロローグ
第1部 見えてきたカーボンリスク―動き始めた金融界
第1章 温暖化のリスク
第2章 ビジネスを襲うカーボンリスク
第2部 変わるビジネスゲームのルール―ビジネス界とグリーンピースの共同
第3章 ビジネスを変える環境問題―新しい経済の理念
第4章 動き始めたビジネス社会
第3部 カーボンリスクと市民社会―市民が変える企業の行動
第6章 市民社会が生み出す変化
エピローグ
あとがき


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環境マネジメントシステムの構築を進めている企業では、社員教育にも努力している。しかしそのテキストについては、環境マニュアルの作成や受審対策のみに偏ったいわゆるハウツーものが多く、企業が関わりを持つ環境の多面的な要素については必ずしも十分には説明されていないように思われる。
(中略)
本書では環境マニュアルと審査登録のみにとらわれるのではなく、その背景なども含めて、さらに企業の活動や製品を通じての環境とのかかわりなどについても概説する。」

と『まえがき』でその発行の意図について説明されています。

環境に配慮した活動とは、どのようなものかという観点も含めて環境マネジメントシステムについて解説している本を紹介します。

本書:「環境マネジメント入門」です。
「ISO環境規格と企業の環境配慮 」との副題が付けられています。

本書は、著者:岡本 真一先生で、2002年4月に日科技連出版社より第一刷が発行されています。

本書は、2004年11月のISO 14001:2004規格(第二版)の改訂に伴って2005年5月に本書の第4冊の発行の際に、ISO 14001:2004規格(第二版)に関わりがある箇所は、変更・改訂されています。

本書は、環境マネジメントのシステム構築や継続的改善を目指す組織の実務担当者向けおよび大学等での環境マネジメントシステムのための講義テキストとして使用されることを配慮して、作成されていますので、当然ながら、そのような目的の人には、格好の教材となると思われます

本書で解説されている内容のキーワードをざっと拾ってみますと、環境とは、環境と法律、環境問題の経済的側面、地球環境問題、グリーン・コンシューマーリズム、企業の社会的責任、環境と貿易、エコビジネス、環境会計、環境監査、環境情報の開示,ISO14001規格の特徴、環境監査と審査登録、企業の環境配慮ISO9000品質規格との類似点と相違点、組織及び製品の環境配慮、製品のライフ・サイクル・アセスメント、化学物質の安全管理とリスクコミュニケーション、環境マーケティング、循環型社会形成、ゼロ・エミッション等について解説しています。

本書は、全体が7章で構成され、第1章では、「環境とは」及び政治、経済、法令との関わりが概説されています。第2章では、主に利害関係者との関わりについて、第3章では、マネジメントシステム、監査、報告制度について説明されています。
第4章が本書の主題のISOの環境マネジメントシステムについて解説されています。
第5章が環境配慮の技術的側面、第6章では、市場との関わりについて解説されています。第7章では、社会との関わりが触れられ、まとめられています。

また、各章末に簡単な問題が掲載され、多数の参考文献が掲載されています。また各章の終わりにコラム欄が設けられ、キーワードについて解説されています。

環境マネジメント入門―ISO環境規格と企業の環境配慮
日科技連出版社
岡本 真一(著)
発売日:2002-04
発送時期:通常2日間以内に発送
ランキング:512366

なお本書の目次は,以下の内容です。
1.環境とその管理
環境とは/環境の価値/環境の管理/環境と法律/環境問題の経済的側面/地球環境問題(温暖化、オゾン層破壊、酸性雨)
2.環境問題を巡る企業の環境
グリーン・コンシューマリズム/企業の社会的責任と環境問題/環境問題に関する経済的負担の増大とリスク管理/環境と貿易(汚染者負担の原則、多国間環境協定、PPM問題、環境ラベル)/国際標準化機構での環境規格の検討への道程/エコビジネス
3.環境マネジメントシステムと環境監査
我が国における公害防止及び環境管理のシステム/イギリスの環境管理システム/欧米における環境管理・監査システム/ISOにおける環境マネジメントシステム及び監査の検討/環境会計/環境情報の開示
4.ISO環境監査の特徴
ISO14000ファミリー規格の特徴/ISO14001規格の特徴(マネジメントの原則、特徴、組織、基本構成、コミュニケーション、環境影響と環境側面、規格の要求事項)/環境マネジメントシステムにおける継続的改善/ISO14001規格とISO9001規格の類似点と相違点/環境監査と審査登録(目的、適合性評価、内部監査と外部審査、審査登録制度、相互承認)/ISO14001規格導入の目的と審査登録のメリット(導入の目的、審査登録の手順)
5.組織の環境配慮と製品の環境配慮
組織の環境側面と環境影響/環境影響評価/環境パフォーマンス評価/製品のライフサイクルアセスメント(LCAの発展、ライフサイクル・インベトリ分析、ISO規格としてのLCA)/製品設計時の環境配慮(製品規格の環境側面、製品アセスメント、環境適合設計、エコプロダクツと環境効率)/化学物質の安全管理とリスク・コミュニケーション
6.環境マーケティング
環境マーケティングの考え方/環境配慮製品の価値と価格/包装と環境のかかわり/環境コミュニケーション/環境ラベル(環境ラベルとは、ISOにおける環境ラベル規格)/グリーン購入
7.環境調和型社会の構築
循環型社会形成(廃棄物とは、リサイクル、拡大生産者責任、循環経済ビジョン)/ゼロ・エミッション/企業の環境倫理/ISO14000ファミリー規格の目指す方向
付録1 参考図書
付録2 環境関係の情報が得られるホームページ
付録3 組織名一覧

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産業廃棄物について、EICネット環境用語によると以下のように説明しています。

「廃棄物処理法(1970)により、事業活動に伴って発生する特定の廃棄物の区分として定める。多量発生性・有害性の観点から、汚染者負担原則に基づき排出事業者が処理責任を有するものとして現在20種類の産業廃棄物が定められている。うち、特定の事業活動に伴って発生するものに限定される品目が7種類(業種限定産業廃棄物)ある。

産業廃棄物以外を一般廃棄物と呼び、処理責任は市町村とされている。

産業廃棄物の総排出量は2000年度実績で年40,600万トン、汚泥・動物ふん尿・がれき類の上位3品目で8割を占める。

排出事業者が責任をもって処理することを原則とし、そのうち7割までが処理業者に委託される。特定の発生源から同質の廃棄物が大量に発生することから、約4割が再生利用され、減量化も含めて最終処分量は1割強になる。しかし処分場の残余年数は3.9年(首都圏1.2年、ともに2001年4月現在)と逼迫している。」
(「EICネット環境用語」より引用

また環境省がまとめた「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成15年度実績)」のまとめによると、産業廃棄物の現状は、

  • 全国の産業廃棄物の総排出量:前年度に比べ、約1,800万トン(約4.7%)増加
    * 平成15年度総排出量 約4億1,200万トン(前年度 約3億9,300万トン)
  • 業種別排出量:前年度と同様、上位6業種で総排出量の約8割(電気・ガス・熱供給・水道業、農業、建設業、パルプ・紙・紙加工品製造業、化学工業)
     
  • 種類別排出量:前年度と同様、上位3品目で総排出量の約8割(汚泥、動物のふん尿、がれき類)
  • 産業廃棄物の処理状況:前年度に比べ、最終処分量が約2割減少

などの実態となっています。

本日は、産業廃棄物処理について、図解により分かり易く解説している本を紹介します。

本書:「図解 産業廃棄物処理がわかる本」です。

本書は、株式会社ジェネスが監修し、2006年3月に日本実業出版社より発行されています。

なお株式会社ジェネスは、京都に本社をおく環境カンパニーで産業廃棄物の中間処理・最終処分業より構築したノウハウにより、環境コンサルティングセミナーを手掛けている会社です。

  • 業者に処理を依頼した廃棄物は、企業を出た後、どこで、どのように処理されているのか? 
  • 「マニフェスト」とはどのような書類か?
  • 廃棄物処分業者との契約は,どのような契約が必要か?
  • 廃掃法に基づく「適正処理」とは?
  • 不法投棄は、何故おきるのか?
  • 信頼できる中間処理業者の見分け方

など産業廃棄物の流れ、処理の実態から相次ぐ法改正への対応方法までについて産業廃棄物処理のしくみを、実際に産業廃棄物の処理に携わる事業者が、多数の図、写真でわかりやすく解説しています。

ISO14001の関わりで、廃棄物排出事業者にとっては、本書を参考にして自社の産業廃棄物処理の取り組みに関わる啓蒙資料を作成するのに良いかと思われます。

図解 産業廃棄物処理がわかる本
日本実業出版社
株式会社ジェネス(著)
発売日:2006-03-24
発送時期:通常2~3日以内に発送
ランキング:23194

なお本書の目次は、以下の内容です。
序章 最終責任は排出事業者にあり!
1章 産業廃棄物って何だ?
2章 産業廃棄物はどう処理されているのか
3章 これが適正処理の流れだ
4章 知っておきたい「産業廃棄物処理」の事情
5章 不法投棄はなぜ起きる?
6章 知っておきたい「法律・条例」早わかり

なお6月13日付の「環境白書(平成18年版)」のタイトルで紹介した環境白書が環境省のウェブサイトで公開になりました。


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