ノーベルウイークも終わろうとしている。


何人かの日本人の有力候補者が話題にのぼったが。


今年は、残念な結果になりそうだ。


期待が大きいとしてもマスコミも確たる情報を持たず思惑で騒ぎすぎの感がある。


さて、 ………。


不確定で非連続でなかなか未来の予測も困難な状況だが、今日、どこの組織も多くの問題を抱え、リーダーへの責任と期待は大きい。


本日は、リーダー論の定番書をご紹介します。


書を読んでもリーダーシップが獲得できるというものではないとしても読書から得る情報は、優れたリーダーへの成長の大きな糧となるはず。


マネジャーはものごとを正しく行い。

リーダーは正しいことをする。』


との本書の言葉が色々のところで引用されるようになってきていると筆者らは、「著者の言葉」で述べているが、これだけだと禅問答のようで分かり難いと思われるので補足すると。


マネジメント」と「リーダーシップ」の違いについて、詳細には以下のように述べている。


マネージする」とは、「何かを引き起こし、成し遂げ、義務や責任を引き受け、実行すること

であるのに対して

リードする」とは、「人を感化し、方向や進路、行動、意見などをみちびくこと


でこの違いは、決定的で


ビジョンと判断に基づく行動(効果)』と『実務能力に基づく行動(効率)』の差だと説いています。


「リーダーの不在や無能さが暗示しているのは、ビジョンの不在、夢のない社会」とし、「それがもたらすものは、良くて現状維持であり、悪ければ目的と一体感を失って崩壊する社会」で


「我々は、新しいリーダーシップの探求を優先課題とすべき」で


「この責任が引き受けられる人物を,社会は切実に求めている」


「本書の読者のあなたがその一人となること」


と鼓舞される言葉で結んでいます。


<<ポイント>>


ウォレン・ベニスによるリーダーシップに関する世界的名著。


南カリフォルニア大学リーダーシップ研究所の初代所長でレーガン、カーターなど4人の大統領顧問、国際的大企業や各国政府のアドバイザーを務めるなどリーダーシップ研究の第一人者のWarren Bennis(ウォレン・ベニス)。


本書は、成功を収めた90人のアメリカ人リーダーに共通する特徴を見出そうという目的で執筆された『Leaders』(邦訳は『リーダーシップの王道』)の最新版の翻訳書になります。


  • 組織が成功するためには、リーダーシップが欠かせない。
  • 活力に溢れた強い組織をつくるためには、組織のあるべき未来を思い描き、そのビジョンに向かって組織を変革していけるリーダーが必要。

というリーダーについての考え方が本書の中核となっています。


組織文化をつくり、それを伝えていくうえで、リーダーが果たすべき役割を多数の含蓄深いリーダー達の言葉等を交えて説いています。


本書:「本物のリーダーとは何か」です。


本書は、著者:Warren Bennis (ウォレン・ベニス )及びBart Nanus (バート・ナナス )の共著で伊東奈美子 氏の翻訳にて、2011年5月に海と月社 より発行されています。



【送料無料】本物のリー...

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価格:1,890円(税込、送料別)



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のようにかれています。


大前研一氏推薦!

「本書をきっかけにこの国でも真のリーダーが生まれることを願う」


ピーター・ドラッカー
「リーダーシップを身につけたいすべてのエグゼクティブ、マネジャーは、
ベニスの言葉に耳を傾けるべきだ」


トム・ピーターズ
「マネジャーはひとり残らず、本書のメッセージに耳を傾け、それに従うべきだ!
ウォレン・ベニスとバート・ナナスは、新たな傑作を、心がわきたつような名著を世に送り出した。
深く感謝せねばならない」


アルビン・トフラー
「ベニスほど知的で、思慮深く、組織について真剣に考えている人物はそういない。
リーダーシップに関する彼の意見は、すべて傾聴に値する」


フィナンシャル・タイムズ紙
「史上最高のビジネス書ベスト50のひとつ」


本書は、下記の目次のように7章からなります。


ざっと、以下のような構成となっています。


最初に「リーダーシップに関する「誤解」を解く」として、


  • なぜ今、リーダーシップなのか。
  • リーダーシップに欠かせない3要素とは?
  • リーダーシップが今日なぜ以前よりも見られなくなったのか

を論じていき、ビジョンは、リーダーの必需品であり、パワーはリーダーの通貨と説いていきます。


また次の章では、本書のリーダー論の核になる以下の4つの戦略について概観しています。


  1. 人を引きつけるビジョンを描く
  2. あらゆる方法で「意味」を伝える
  3. 「ポジショニング」で信頼を勝ち取る
  4. 自己を創造的に活かす

そして、以降の4つの章で順次その4つの戦略を詳解し、最終章で本書のリーダーシップについての考え方をレビューしまとめるような流れとなっています。


成功を収めた90人のアメリカ人リーダー達に関係する信条、魅力的な言葉、考え方、エピソードなどが満載されており、自然にモチベーションが高められます。


印象に残った2、3の例を挙げてみます。



『考えてみると、人間というのは相手の人柄ではなく、相手が自分をどんな気分にさせてくれるかをもとに、その人を愛するのではないでしょうか。

誰かに喜んで従うときも、ほぼ同じ原理が働いています。その人に従うと、よい気分になるのです。

もちろん、我々は一等軍曹や自己中心的な天才、世話の焼ける配偶者、さまざまな信条を持つ上司などにも従います。

理由はいろいろですが、少なくとも相手にリーダーの資質があるからではない。

誰かに”喜んで”ついていきたいと思うのは、そうすることで自分が良い気分になるからです。

メンバーに毎日、よい気分で仕事をしてもらうこと---これこそ、リーダーシップの本質ではないでしょうか。』(アーウィン・ヘンダーマン)


『この世に粘り強さに代わるものはない。

能力でもだめだ。すばらしい能力を持ちながら、成功できなかった人間など山ほどいる。

天才でもだめだ。”不遇の天才”は、今や決まり文句と言ってよい。

教育でもだめだ。世界は教養ある落伍者であふれているではないか。

粘り強さと決意、それだけがすべてに打ち勝つ。』(カルビン・クーリッジ)


『……人間の内面には、誰もが共有できる場所、指示されなくても何をすべきかを判断し、合意や契約のためではなく、調和の感覚によって、他者と力を合わせられる場所があります。

……たとえばヨットのロープが切れたとき、船員は力を合わせて状況に対処しようとします。

そこには命令する人もいなければ、指示を待つ人も、誰かを邪魔する人もいない。

全員が連帯感で結ばれ、命令を必要としている人などひとりもいないのです』(ワーナー・エアハード)



<<まとめ>>


リーダーシップに関心がある人には、本書は、ぜひ読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
著者のことば―ペーパーバック版によせて
第二版の刊行にあたって
1.リーダーシップに関する「誤解」を解く
今こそ新たな理論を
リーダーシップに欠かせない三要素
狂気じみた時代を生き抜くために
2.「人を率いること」と「自分を律すること」について
ぐれたリーダーの「四つの戦略」
パワーを与え合う
組織のリーダーとしての実行計画
3.戦略I 人を引きつけるビジョンを描く
ビジョンなき組織に未来はない
過去や先達に手がかりを求める
いかに方向を定めるか
意欲をかきたてる条件
4.戦略II あらゆる方法で「意味」を伝える
現代組織の三分類
変革を成功させる三つの原則
先頭に立って指揮をとる
5.戦略III 「ポジショニング」で信頼を勝ち取る
組織のポジショニングの留意点
「QUEST演習」で活路を見出す
三つの教訓
6.戦略IV 自己を創造的に活かす
学習する組織をつくる
組織が変わる六つの学習方法
「学ぶリーダー」になる
キーワードは「オープン」と「参加」
7.「責任を引き受ける」ということ
マネジメント教育の問題点を正す
これからのリーダーに求められること
本物のリーダーであれ


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「tribe」(トライブ)というのは、部族や集団といった意味。


この本は、組織やチームで人を動かすためには何が必要かを説いている一冊。


なぜ、優れたリーダーでも
新しい環境では失敗することが多いのか?


なぜ、並のリーダーでも
本来の能力よりも優れているように見えるのか?


なぜ、失敗ばかりしているリーダーなのに
部下に慕われるのか?


この疑問の解明に取り組むために
ある1人の男が2万4000人を対象にした
10年に及ぶ追跡調査を実施しました。


すると意外なことに
会社の中で部下を動かすのに
リーダーシップはほとんど関係ない
ということが分かったのです。


組織やチームで
人を動かすために必要なこととは?


⇒ http://yoidawn.sakura.ne.jp/info/tribe




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6月下旬にも関わらず、すでに真夏のような暑さが続く。


今年の夏は、どうやら暑くなりそうな気配である。


電力供給の逼迫から厳しい省エネ対応が必要。


家の風通しを良くしたり、天井の空気を換気したりスダレやグリーンカーテンなどで日差しを遮ったりパッシブに冷房負荷を下げる工夫が必要。


西日の遮断の半透明フィルムも有効。


エアコンの節電は、簡単に買い換えというわけにもいかないのでエアコンを切って代替の扇風機で我慢するか、


設定温度を上げるしかないのでこの夏の節電対策も頭が痛いところ。


岩手県平泉町の文化遺産がユネスコの文化遺産に登録。


さらに小笠原諸島が世界自然遺産に登録と明るいニュース。


前者は、東日本大地震の東北復興の象徴的なものになり、後者は、観光と自然保護の両立ということで注目される。


小笠原諸島へ行くには、東京の港から丸1日以上かかる定期船(定員約1,000人)が唯一の交通手段ということ。


どちらもすぐにでも行ってみたくなる魅力を備えているように思う。


一方、国政には全く明るさは見えてこない。


国益を損ねていようと東日本大震災の復興復旧が遅れようとお構いなしで総理の椅子にひたすらしがみついていることが目的化している菅さんにも困ったもの。


そしてときどき見せるあのニタニタ顔は不気味でしかない。


またこのような事態を打開できず右往左往しているように見えてしまう民主党幹部にも力不足を感じてしまう。


とにかく品格なく、自己中心で偏屈で瞬間湯沸かし器のようにすぐ激怒というタイプの人物は、ときに中小企業の社長にも見かけることがあるが決まって社員に世の不条理を見せつけている。


佐賀では、九州電力玄海原発の再稼働を求め、経済産業省が説明会を開催している。


これが国の基本的なスタンスと思うが。


管首相が浜岡原発の停止を要請した際には、休止中の原発も条件が整えば再開するというニュアンスでの話しであった。


ところが「脱原発」が国民の人気を取れるそうとなると自身の思想信条に関係なく国民受けの側にシフトするような無節操な人物にこれ以上無茶苦茶な舵取りを続けさせてはならない。


小泉流「郵政解散」のパクリ的な8月の「脱原発」争点の解散・総選挙まで噂される始末。


「巧言令色は、鮮(すく)ないかな仁。」


と孔子も言っており口先のポピュリズムに騙されてはいけない。




さて本日は、以下の5つのビジネス理論をターゲットとして経営戦略全体を俯瞰的に学ぶという観点から


  • ドラッカーのビジネス理論
  • ポーターの競争戦略論
  • コトラーのマーケティング理論
  • ブルー・オーシャン戦略による市場開拓
  • イノベーター理論、キャズム理論

のエッセンスだけをうまく抽出し「それぞれの理論提唱した本人が仮想の時限の講義を行ないその授業を受講する」といったスタイルでビジネス理論を説き、実際の企業をモデルとしたサンプル事例を交えて解説している一冊を紹介します


筆者の安部 徹也氏は、「ビジネスパーソン最強化プロジェクト」で述べ8万人以上のビジネスパースンにMBA理論を説いて来ていますが、その受講生から特に反響が大きかった戦略や筆者自身が実践され有効だったフレームワークを取り上げ解説とのこと。


<<ポイント>>


経営戦略に関わるメジャーな5つのビジネス理論を講義形式で説いている本。


本書では、以下の5時限の従業のなかで以下の理論を解説しています。


  • 【第1時間目】ドラッカー教授……ミッションとビジョン、環境分析、全社戦略等:【ビジネスの基本】
  • 【第2時間目】ポーター教授……事業戦略:【競争に勝つための戦略】
  • 【第3時間目】コトラー教授……マーケティング戦略:【売れる仕組みの構築法】
  • 【第4時間目】キム教授&モボルニュ教授……ブルー・オーシャン戦略:【競争のない市場の開拓法】
  • 【第5時間目】ロジャーズ教授&ムーア氏……イノベーション:【イノベーションの普及法】

本書では、上記のエッセンスを要領よく抜き取り、さまざまなフレームワークと組み合わせて、企業にとって最も重要なミッション・ビジョンの決定から始まり、その事業目的や目標をどのように効率的に達成していくかを一気通貫で解説するという経営戦略全体の中での位置づけを俯瞰し易い展開となっています


本書:「最強の「ビジネス理論」集中講義 」です。


本書は、著者:安部 徹也氏にて、2011年4月に日本実業出版社より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯や表紙カバーの裏面等には以下のように書かれています。


これだけは知っておきたい経営の常識が、

5つの授業で一気につかめる!

この一冊で「戦略のつながり」が見えてくる!!

  • はじめての人
  • もう一度理解したい人
  • 結果を出したい人 へ

どんな仕事、どんな立場でも、

成果を上げるために必要な

不変のビジネスルールを、

超一流教授陣の講義形式

やさしく解説します。


下記の目次のように本書は、筆者はドリームビジネススクールと呼んでいますが、ドラッカーなど、超一流教授陣が自らの理論について5時限の授業をするとの想定で構成されています。


また1時限で一つずつの理論ということですが、それぞれの授業は、4~6のsectionから構成されています。


理論の理解に加えてそれらの理論をビジネスにどう取り込み活用していくかのという点にも配慮された構成となっています。


各1時限の授業の終わりには、それぞれの戦略のエッセンスが箇条書きで分かり易くまとめてあります。


ここだけを見ていってもこれらのビジネス理論をざっとおさらいしたいという人のニーズを満たすように思います。


全体的に概念図などの図表が多数挿入され、どうしても理屈っぽくなりがちの内容をソフトに分かり易くなるように工夫がされています。


ユニクロ、マクドナルド、メガネ業界など具体的な企業の実例を示しながら読者がより具体的なイメージを持てるような展開となっています。


全体的な流れとしては、1時限目のドラッカー教授のところで


  • 「ミッションとビジョン」(SMARTの法則)
  • 「環境分析」(PEST分析、SWOT分析、コア・コンピタンス)
  • 「全社戦略」(製品、市場、コア・コンピテンスという切り口からの事業ドメインの決定)

といったビジネスの基本を先ず学び、


2時限目でポーター教授による以下のような「競争に勝つための戦略」の骨子の考え方


  • 「収益力の高い業界を見抜くファイブフォース分析法」
  • 「バリューチェーン分析に基づき独自のビジネスモデルを構築して競争優位を築く施策」
  • 「競争を勝ち抜く『差別化戦略』『コスト・リーダーシップ戦略』、『集中戦略』の3つの基本戦略

を学び、


次いでコトラー教授による「売れる仕組みの構築法」では、


  • マーケティングリサーチを通じて自社の強みの活きるターゲット(セグメンテーション、ポジショニングなどの戦略)を設定し、
  • ターゲット顧客のニーズに適合した製品開発や価格設定、プロモーションや流通機会を提供し
  • 売上を最大化(クロスセリング、アップセリング、プライス戦略、プロモーション戦略、プレイス戦略、etc)させる活動

を学び、

またキム教授とモボルニュ教授に学ぶ「競争のない市場の開拓法」(ブルー・オーシャン戦略)については、


競争のない市場を創り出すためのブルー・オーシャン戦略の以下の6つのパスなどの基本的な考え方

  1. 代替産業に目を向ける
  2. 業界内の他の戦略グループから学ぶ
  3. ライバル他社と違う買い手グループにフォーカスする
  4. 補完財や補完サービスを検討する
  5. 機能志向と感性志向を切り替える
  6. 将来を見通す

さらに「アクション・マトリックス」を活用しての

  • ターゲット設定法
  • プロダクトコンセプトやビジネスモデルの構築法
  • 「プライス・コリドー・オブ・サ・マス」を活用しての脱常識の価格設定やコスト削減法

などその骨子を学び


最後にロジャーズ教授とムーア氏に「イノベーションの普及法」としてイノベーションで生まれた新製品を広く社会に浸透させるのに製品のライフサイクルを考慮し「イノベーター」「アーリー・アダプター」「アーリー・マジョリティ」「レイト・マジョリティ」「ラガート」との5つのタイプの消費者層を特徴付けて適切なマーケティング戦略を駆使するとの理論が学べる。


との構成となっています。


本書を通してメジャーなビジネス戦略の基本的な考え方から活用方法まで概観的に学ぶことができます。


本書を通してビジネス理論を俯瞰した上で、オリジナルはいずれもその分厚さ等からして尻込みしてしまうという面もありますが、オリジナルの書籍にあたるというのも良いステップではないかと思います。


<<本書で何が学べるか>>


本書では、ドラッカー教授の「ミッションとビジョン」「環境戦略」「全社戦略」、ポーター教授の「事業戦略」、コトラー教授の「マーケティング戦略」、キム教授とモボルニュ教授の「ブルー・オーシャン戦略」、ロジャーズ教授とムーア氏の「イノベーションの普及法」の5つの理論について第一人者の教授自身が行うという“講義形式”で解説しています


これらの理論をどう活用するかについても企業の実例等を示しながら、わかりやすく説明しています。


各理論の位置づけをざっと俯瞰しながら要領よく学ぶことができる展開になっています。


業種を問わずこれらの経営戦略の本質に関わるツールとしての活用の価値は高いと思います。


<<まとめ>>


本書を通して5つの基本的なビジネス理論を学ぶことができます。


手っ取り早くこれらのビジネス理論をレビューしたいとかのニーズを持つ方には、お奨めの一冊です。


なお本書の目次は以下の内容です。
1時間目 ドラッカー教授に学ぶ「ビジネスの基本」
section1 ビジネスの目的を明確化する
ビジネスはお金儲けのためだけにあらず
section2 目的を具体的な目的に落とし込む
企業のビジョンが世の中を変えていく
(略)
section5 最も強みの生きる事業領域を選ぶ
勝てないところで勝負してはならない
2時間目 ポーター教授に学ぶ「競争に勝つための戦略」
section1 事業の収益性を分析する
利益の善し悪しは「業界」で決まる
section2 独自のビジネスモデルを構築する
価値あるプロセスを見つけ、ビジネスモデルを考えよう
(略)
section5 適切な事業戦略を選ぶ
競合のいない市場で自社の強みに特化する
3時間目 コトラー教授に学ぶ「売れる仕組みの構築法」
section1 マーケティングリサーチを実施する
顧客、競合、自社を知ることから始める
section2 ターゲット顧客を設定する
狙うべき市場を決めて競合との争いを避けよう
(略)
section5 効果的なプロモーションを展開する
プロモーションとは、購入までのストーリーを作ること
section6 適切な流通を築く
売上機会を逃さないためにはプレイス(場所)も重要
4時間目 キム教授とモボルニュ教授に学ぶ「競争のない市場の開拓法」
section1 ブルー・オーシャン戦略を検討する
差別化と低コスト化は同時に実現できる!?
section2 非顧客の共通するニーズを把握する
顧客より非顧客に眼を向けよう
(略)
section5 ブルー・オーシャン戦略の実現性を最終チェック
再び戦略キャンパスで価値曲線を描こう
5時間目 ロジャーズ教授とムーア氏に学ぶ「イノベーションの普及法」
section1 イノベーションを理解する
持続的な成長のためには新しい価値の提供が不可欠
section2 実際にイノベーションを起こす
イノベーションは「7つの機会」から起こしていく
(略)
section4 キャズムを超えて、持続可能な成長を実現する
イノベーションの普及にはニッチ市場も攻めよう



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東日本大震災の被災から3ヶ月が経過。


8千人を超える行方不明者の捜索は今も続き、がれきの撤去で見つかる遺体もある。


しかし復旧復興の動きは遅々としており、仮設住宅の建設も義援金の支給もままならない状況。


福島第1原発の見通しが見えてこないことも大きな困難の一つ。


ここ1週間でも、


  • 「原子力安全・保安院による放射性物質の放出量の上方修正」
  • 「政府がメルトスルーについて公式に認める」
  • 「下水処理施設での汚泥からの放射性物質の相次ぐ大量検出」

などが報道されています。


トラブルで立ち上げが遅れているが「汚染水浄化システム」が増え続ける高濃度の汚染水の処理に有効に機能するかが注目される。


依然として綱渡り状態にある。


一倉定氏は、名著:「一倉定の経営心得」の中で、


  • 「優柔不断は、誤った決定よりなお悪い」
  • 「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも社長の責任である」
  • 「いい会社とか悪い会社とかはない。あるのは、いい社長と悪い社長である。」

…と社長論を説いているが国のトップも同じだ。


時期を問わず悪いトップは即刻、替わってもらうしかない。


首相の退陣時期を巡る政治混乱が続いている。


管内閣の不信任決議案は、菅直人首相の直前の「退陣発言」で急遽、流れが変わり否決となった。


コップの中の嵐の出来事で男を上げたのは、松木けんこう氏のみ。


しかし菅首相の退陣時期は不明確なまま。


自身の退陣について日々、ころころと発言が変わっている。


立つ鳥跡を濁さずと惜しいと言われるくらいでスパッとやめれるのが華。


「退陣発言」をしてしまった上は、早期に退陣すべきと思うが、


「ペテン師」とか言われても管首相の権力の座にしがみつこうとする執念は常識の域を超えており実に困ったもの。


ただ奇妙に感じるのは、同じ穴の狢というべき岡田氏、仙石氏、枝野氏らが揃って人ごとのように早期退陣を要求していること。


菅内閣が国民からの支持を落とし、野党と与党内部からも辞任要求がでてきている原因が、管首相自身によるところは大きいとしても彼らも管首相と共に連帯責任を担うべき立場。


責任とか恥とかいう言葉とは無縁の世界に住む輩。


全く無節操なことでこんな面々にとても信頼感を持てない。


大連立とか揃って言うが民主党内部すらまとめられないのに野党も含めたオールジャパン体制など組めるはずもない。


ないものねだりだが、この体たらくに歯止めを掛けられる救世主たる実力者の登場が待望される。




さて、本日は、著名なコンサルタントでコンサルティングファーム(HRインスティチュート)の代表でもある筆者:野口 吉昭氏が現場をマネジメントできる『話す力』のツボ:「相手を刺激して、場の空気を変える」力の磨き方を指南している本を紹介します。


「プロの話し方として重要なのは、まずは場をマネジメントすること」


「ビジネスシーンで求められるのは、「ひと言」で本質を伝えて、納得してもらい、行動してもらうスキル」



とし、現場での「決め台詞」となる「ひと言」力について語っています。


<<ポイント>>


話の流れをマネジメントするためのコンサルタントの「ひと言」力を指南している本。


本書では、以下の4つの場を基本として、


  • 目的を確認するひと言
  • 覚悟を促すひと言
  • 考えを整理させるひと言
  • 「ぶれない軸」とするためのひと言

場をマネジメントし、場を作り変える奥義・秘伝を説いています


本書:「コンサルタントの「ひと言」力 」です。


話の流れを一気に変える!」との冠が付いています。


本書は、著者:野口 吉昭氏にて、2011年5月にPHP研究所よりPHPビジネス新書の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯や表紙カバーの裏面等には以下のように書かれています。


プロが現場で使っている
45の”決め台詞!


  • そもそも、何をやりたいんでしたっけ?
  • 強みがないなら、作るしかありません。

本質を突き、考えさせて、
人を動かすためのメッセージ。


 ビジネスシーンで「発言する」とき、忘れてはいけないことがあります。

 それは、「仕事をしている人は、そもそもみんな忙しい」「全ての人があなたの話を聞きたいわけではない」という現実だ。

 そこで求められるのは、「ひと言」で本質を伝えて、納得してもらい、行動してもらうスキルです。

 本書は、数々の現場をマネジメントしてきたコンサルタントによる「相手を刺激して、場の空気を変える」力を磨くための一冊である。



本書は、下記の目次のように5章から構成されています。


各章の終わりには、コラム欄が設けられその章のポイントを補完する筆者の考えが示されています。


最初の章は、「相手を刺激して、場の空気を変える」ための言葉(本質を凝縮化した「ひと言」)の重要性や「その場を変えるひと言」をタイミングよく発するための「口くせ化」(キーフレイズを持つこと)のすすめといった本書の背景を説明する内容となっています。


そして、2章から4章において以下の4つの項目に分けて、最初になぜその「ひと言」が大事なのかといった理由を解説し、「どういう時のひと言」かを紹介し、その「場面」、「効果」を含め、種々のエピソードを交えて解説するという流れになっています。


  • 目的を確認するひと言
  • 覚悟を促すひと言
  • 考えを整理させるひと言
  • 「ぶれない軸」とするためのひと言

一端を紹介すると以下のような「ひと言」が取り上げられています。


目的・目標・戦略にズレが生じているときの「ひと言…「ゼロベースで考えてみましょう


決定を納得してもらえる「ひと言…「ごめん、無理


強みを作るための「ひと言…「強みがないなら、作るしかありません


リーダーの覚悟を示す「ひと言…「主体性とは責任と価値づくり



明快で本質を突いた「ひと言」の重みを痛感させてくれる45の使える「ひと言」が取り上げられています。


最後のコラムに掲載されている印象的な言葉を紹介します。


筆者は、「ひと言」力を磨くことの他者とのコミュニケーション上の効用について以下の3点を挙げています。


  1. 自分のことを、相手にひと言で信頼してもらえる。
  2. 自分が言いたいことを相手にひと言で信頼してもらえる。
  3. 相手に行動を促したいときに、ひと言で理解してもらえる。

「ひと言」力を磨くことでコミュニケーション力は確実に高めることができるが一朝一夕に身に着くものでなく物事の本質を凝縮してひと言で表して見ることの習慣づけが大切。


その一歩は、本書のような切り口を実際に真似してみること。


<<本書で何が学べるか>>


本書では、「ひと言」で本質を伝えて、納得してもらい、行動してもらうというビジネスシーンで重要なコミュニケーションスキルについて4つの切り口から解説しています


「相手を刺激して、場の空気を変える」力を磨く45の「ひと言」について事例を交えて学ぶことができます。


<<まとめ>>


本書では、コンサルタントが現場で実際に使っている効果抜群のフレーズと会話術が説かれ、コミュニケーション力を向上させたいビジネスパースンには読んで頂きたい一冊です


なお本書の目次は以下の内容です。
第1章 コンサルタントは、「ひと言」ですべてを決める
1.コンサルタントの「話し方」とは?
2.本質をひと言に「凝縮」する力
3.人と自分を動かす「キーフレイズ」を持っておく
第2章 目的を確認する「ひと言」
なぜ、目的を確認する「ひと言」が大事なのか?
目的が見えない時のひと言
目的が曖昧になってきたときの「ひと言」
(略)
目的遂行への意図を高める「ひと言」
第3章 相手に覚悟を促す「ひと言」
なぜ相手に覚悟を促す「ひと言」が大事なのか?
大きな問題に直面している時のひと言
変わろうとしない人に意識転換を促す「ひと言」
(略)
悩んでいる人を前に進ませる「ひと言」
第4章 相手の考えを整理させる「ひと言」
なぜ、相手の考えを整理させる「ひと言」が大事なのか?
分析のためのひと言
分析の精度を高めるための「ひと言」
(略)
あえて相手を刺激する「ひと言」
第5章 自分の「ぶれない軸」とするための「ひと言」
なぜ、「ぶれない軸」を確認するための「ひと言」が大事なのか?
自分の信念を表すひと言
自分の信条を表すひと言
(略)
本質を探求するためのひと言



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浜岡原発では、原子炉が冷温停止し、原子炉安定状態になったとのこと。


中部電力によると13日に4号機、14日に5号機の停止を完了し、共に原子炉の状態が安定する温度100℃以下の「冷温停止」となったと発表している。


一方、福島原発の状況は、まだまだ予断を許さない状況にあるようです。


ここにきて新たな事象が発生したというものではないが、東京電力が1号機でメルトダウンが起こっていることを認めたもの。


原子力建屋にようやく人が入り、水位計を復旧して、圧力容器内の水位を測り直したところ、燃料棒が全て露出する水位レベルにあることが判明。


スリーマイル島の事故の場合には、冷却水の遮断が2時間20分程度で45%の燃料のメルトダウンが生じていました。


給水が遮断されると一般には、3~5時間でメルトダウンすると言われてきました。


しかし燃料棒の損失が70%とか55%とかという話しはありましたが、メルトダウンということはずっと否定されていました。


政府から東電までこれまで一貫してプレスのリリースについて厳しい情報は、公開されず、楽観的な見通しに終始してきました。


振り返ると震災直後の給水ができなかった12日の段階ですでに燃料棒が全て露出する状態となっていたものと推測されます。


地震および津波の襲来後、電源喪失したが、隔離時復水器(IC)が働いて冷却が行われたもののそれが停止した12日の0時頃から数時間後に炉心の露出がはじまり、炉心の露出が始まる直前に毎時10トンレベルの淡水注入が行なわれたものの内圧が高く注入効果が薄く、その後の遅れた海水注入に至る間にメルトダウンが起こってしまったと推測される。


1号機の現状についての東京電力の推測によると圧力容器の温度が安定していることから、破損した燃料が圧力容器の下に溶け落ち、底にたまっている水でかろうじて冷やされているのではとのこと。


圧力容器の表面温度は、上部で120℃前後、下部で100度℃前後で安定しているとしている。


ただこの温度の計測と推測が正しいのかは、不明。


燃料の塊が格納容器に落下してほとんど圧力容器内に残存していなければ圧力容器自体の表面温度は、安定していることにもなる。


注水される水の物質収支としては、水蒸気で容器外へ排出されるものと水として容器外に排出されるものを差し引いた分が圧力容器の容積に対して残留するということになる。


圧力容器の底部に一度破損が生じるとその破損はどんどん大きくなると推測される。


メルトダウンが起こると水蒸気爆発を起こすことが懸念されていたがその段階はすでに済んでしまっていたことになる。


圧力容器に水がほとんど無い状態でメルトダウンが起こり水蒸気爆発には至らなかったのかと思われる。


果たして海水が注入されるまでにどこまで進んだのか。


溶融し落下した燃料は、コリウム (corium) という2000℃を超す溶岩のような物質になっていると思われ、圧力容器の底に留まっていればよいが、圧力容器を破って格納容器の底に落下していることも懸念される。


これで圧力容器と格納容器が損傷していることが決定的となり、「水棺」(冠水)の構想が無理であることが明確になった。


また1号機の原子炉建屋の地下には、多分、高放射線と推定される3,000トンレベルの大量の汚染水がたまっているとのこと。


東電の発表では、15日から1号機の圧力容器への注水量をこれまでの毎時8トンから10トンに増やして水位計や温度などがどう変化するかを観測していくとのこと。


事故の収束に向けた工程表の大幅な見直しが必要になっている。


工程表が確実なものとして推進できるのは、すでに確立されている技術が使える場合に限られる。


一般的な方法論としては、最も困難な所からアプローチをして見通しをつけていくという方法。


作業も困難な高放射線量の環境下でまして実績のない未知の技術を適用し、今日もコントロール下にない原子炉を工程通りに冷温停止までもっていくのは、至難の業。


そこで、1号機から3号機のなかで比較的扱い易い1号機でトライし、そのやり方を2、3号機に適用するとの攻め方のように推測された。


その1号機で早くも難局に遭遇したということになる。


17日には、工程表の修正計画が公表されるとのこと。


2、3号機の場合も現在の水位計の値が信頼できないとすれば、水位は、1号機と同様の状態になっていると推測される。


これまでの東京電力サイドの発表でも誤りや修正が多いが信頼性の高いデータを確実に採取することが基本。


1、2、3号機とも燃料が現在どこでどのような状態になっているかを的確に把握することからのスタートとなる。


14日、集中廃棄物処理施設で作業していた60代の男性作業員が死亡。


被曝とかではなく心筋梗塞が原因とのことだが、体調不良を訴えてから病院に着くまでに2時間以上掛かったとのことで過酷な作業環境で働く原発作業員の健康管理を強化して欲しいものだ。


5月6日に文部科学省及び米国エネルギー省(DOE)が合同で行った航空機による航空機モニタリングの結果が発表されています。


地図は、福島第1から80キロ圏内での4月6日から29日までのセシウム134、137の地表面への蓄積量を合計したマップ。


すでに福島県の広範囲にチェルノブイリ事故と同程度以上のすさまじい汚染が進んでいる状態となっている。


7、8の両日に福島県内を視察した岡田幹事長のあたかも原子力発電プラントで仕事をするかのような防護服、ゴーグル、マスクの完全防護スタイルが示している通り。


先ず原発プラントの現在の状態が的確に把握できていないと工程表も見通しもない。




経営戦略コンサルタントの第1人者の筆者:堀 紘一氏が「戦略コンサルティング」について語っている本を紹介します。


コンサルティングというプロフェッショナルサービスも敷居が低いと思われるのか「○○コンサルタント」の肩書きも乱立し玉石混交のように思われる。


本書で「プロ」のコンサルタントとはどのようなものかといった筆者が30年間のコンサルタント人生で学んだ仕事哲学を余すところなく披露しています。


コンサルタントに関わりのないビジネスパースンにも役立つ情報が満載されています。


<<ポイント>>


戦略コンサルティング」に関わる知的創造力の磨き方等コンサルティングのすべてを説く本。


本書では、


経営戦略コンサルティングが生まれた経緯から


  • コンサルティングの必要性
  • コンサルタントに求められるスキルとマインド
  • 「プロフェッショナル」としての仕事の流儀と覚悟
  • コンサルティング・ファームの有効活用
  • これからのコンサルティングの展望

までを丁寧に明かしています。


本書:「コンサルティングとは何か」です。


本書は、著者:堀 紘一氏にて、2011年4月にPHP研究所より「PHPビジネス新書」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯や表紙カバーの裏面等には、以下のように書かれています。


あらゆる業種で「プロ」を目指す人へ-----

あなたの仕事でもきっと役立つ

一流の仕事哲学


 ドリームインキュベータ創業者にして、元BCG日本代表という、まさに日本の戦略コンサルタントの第一人者である著者が、初めてその本業である「コンサルティング」について語る!


 その仕事の流儀、本当の役割、求められる能力から、知られざる歴史や「お金」の話まで。コンサルティング業界の人はもちろん、それ以外の人にも多くの発見がある、全ビジネスマン必読の書。


本書は、下記の目次のように6つの章から構成されています。


本書の「はじめに」でハーバード大学・ビショップ教授との


『「何が問題か」が最大の問題である』


との対話など筆者のこれまでのコンサルティング・ファーム等での半生を振り返りながら


『現実社会で真に重要なのは、問題を解くことではなくて、何が問題なのかを探り当てること』


と本書のモチーフとも言える考え方を説いています。


日本では、コンサルティングという仕事の本当の姿が伝わっていないのではないか


というのが本書の執筆に至った動機とのことで最初に「コンサルティング」の世界はどのようなものか


をコンサルティング・ファームのアメリカでの誕生の歴史


と日本での展開の筆者の体験したエピソードなど交えて


経営戦略コンサルティングがどのように根付いてきたかを解説しています。


また「なぜ、コンサルティングが必要なのか」について


日本企業の自前主義と欧米企業の傭兵活用


を概観し、


以下の戦略コンサルティングの「4つの意義」を上げ、実際にどのようにコンサルティングが役立つかを論じています。


  1. 企業は往々にして、顧客を把握できていない。
  2. 「過去の成功体験」が発展を阻害する
  3. 「因果関係」を徹底的に追求できる
  4. 戦略立案には技術と経験が必要

第3章と第4章で、


コンサルタントに求められるスキルとマインド


「プロフェッショナル」としての仕事の流儀と在り方を具体的な事例など交えて説いています。


この3章、4章が本書のポイントになります。


  • 地頭の良さ
  • 素直さ
  • 努力家である
  • 打たれ強さ

を備えていることが優秀なコンサルタントとして成功できる要素としている。


これだけのベースがあれば何をやっても成功しそうな気がする。


また観点を企業視点に変え、コンサルティング・ファームを有効に使いこなすとの切り口。


さらにこれからの戦略コンサルティングの在り方についても展望しています。


過去を振り返りながら率直に自分の仕事の流儀を語っています。


<<本書で何が学べるか>>


本書では、堀紘一氏がコンサルティングの仕事について仕事の流儀から、本当の役割、求められる能力、知られざる歴史など自身のエピソードを交えて丁寧に説いています


特にコンサルタントに関わることの無いビジネスパースンにとっても知的仕事術のマインド等の面で大いに参考になると思います。


<<まとめ>>


本書は、戦略コンサルタントを目指す人だけでなく、企業の企画部門などのコンサルティング・ファームを活用する立場の人や自分の能力向上に関心があるビジネスパースンには、読んで頂きたい一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
はじめに 「何が問題か」が最大の問題である
第1章 経営戦略コンサルティングの誕生
第2章 なぜ、コンサルティングが必要なのか?
第3章 コンサルタントは、生半可な能力では務まらない―求められるスキルとマインド第4章 コンサルタントは「プロフェッショナル」である―その仕事の流儀と覚悟
第5章 コンサルティング・ファームを使いこなせる企業が勝つ
終章 これからのコンサルティング―コンサルティングを超えて



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焼き肉チェーン店のユッケが原因とされる集団食中毒ですでに4名が死亡し、100人近い発症者が出ている。


死亡者からは、病原性大腸菌O111が、入院患者からはO157も確認されておりその原因と見られている。


大腸菌は、菌の表面にあるO抗原(細胞壁由来)とH抗原(べん毛由来)により細かく分類されています。


O111は、111番目、O157は、157番目に発見されたO抗原を持つ大腸菌。


今回のO111は、毒素(ベロ毒素)を産生し溶血性尿毒症症候群(HUS:Hemolytic Uremic Syndrom)などの重篤な症状を起こすH抗原が(O111:H−)のもの。


O157は、同じくHUSを引き起こすものでH抗原が2種類あるが同定されたものは、O157:H7と思われる。


この菌は毒性が強く、ヒトを発症させる菌数はわずか10~50個程度と一般的な食中毒菌より3ケタから5ケタも少ない。


0℃以下での低温保存は、菌の増殖を抑制するだけで死滅させる訳ではない。


ただ加熱に弱い菌であるため、食品の中心温度を75℃以上とし1分以上加熱すれば滅菌できる。


特に病原性大腸菌には、子供は感染し易く、高齢者では重篤化し易い傾向があるようで生肉の摂取は、子供と高齢者にはやめた方がよさそうに思う。


この焼き肉チェーン店を経営する会社は、1997年に北陸で1号店の営業を開始し、現在までに関東圏にも進出し20店舗まで事業を拡大させ急成長してきた会社のようだ。


28歳で起業したという社長は、連日マスコミに登場しているが、逆ギレしたり神妙に土下座をしたりと感情の起伏が激しく自分本位で未熟な人物にしか見えない。


タイミングを失して避難所を訪問し罵声を浴びせかけられても感情をほとんど抑制しているように思われる東京電力の社長とは好対照。


この焼肉チェーン店では、名門ホテルの「クレド」を参考にした礼儀作法の『6大行動規範』などを徹底してきたとのこと。


今となっては、番組関係者の見る眼がなかったということだが、この会社は、テレビの某番組で取り上げられ司会者などから絶賛されていたとのこと。


焼き肉チェーン店の掲げた徹底した低価格路線や礼儀作法の『6大行動規範』は、デフレ時代のニーズにも適合してお客様から評価されてきたのだろう。


しかしコスト指向の営業優先のため肝心の食の安心・安全に関わる衛生管理がもしおろそかにされてきたとすればとんでもないことである。


食中毒の防止のための生肉の表面を削るトリミングの作業が勿体ないとのことから十分に実施されていなかったということのようだ。


過去に遡って食中毒とかの事故はなかったのだろうか。


福井・富山県警の捜査が一斉に関係先に入ったが、この病原性大腸菌の汚染経路の特定も含めて原因究明が待たれるところ。


感染経路としては、牛の生産者から最終の焼き肉店に至るフードチェーンの中のどこかで病原性大腸菌が付着したということになるのだろう。


10~50個程度と微量の付着で発症する菌であること、また過去にさかのぼることになるので汚染経路でのO111の菌のDNAの確定は難しいように思われる。


ただBSEの問題でトレーサビリティが確立されていると思われるので問題のロット等については、かなり絞り込まれてはいくと思われる。


今回の食中毒の患者の中には、ユッケを食べなかった人も含まれているとのことでこのお店の衛生管理に問題があったとも推定される。


病原性大腸菌は、もともと牛の腸管に存在しているものなので本質的に病原性大腸菌による汚染のリスクは、避けがたい面がある。


フードチェーンの途中での菌による汚染の如何に関わらず、仮に途中で微生物汚染があったとしても食肉ブロックの汚染はその表面だけということになるので、最終的に生肉を提供するお店での十分な衛生管理と確実なトリミング作業が食中毒の防止の最も重要な砦ということになる。


またフードチェーンのプロセスの途中までどれだけ微生物の清浄度が維持されてきたとしても最終のお店の衛生状態が悪いとすべて台無しになる。


トリミングは、食品として提供される最終段階で実施されなければ意味が無いとも言える。


ISO的には、食中毒菌がない生食肉の最終の加工のトリミングのプロセスは、「バリデーション」:すなわち妥当性確認の以下のようなものを適用していく手続きを含むプロセスということになる。


  • プロセスのレビュー及び承認のための明確な基準
  • 設備の承認及び要員の適格性確認
  • 所定の方法及び手順の適用
  • 記録に関する要求事項
  • 妥当性の再確認 

これを機に厚生労働省では、生食用の肉について食品衛生法の中で罰則規定も含む基準を設けるとのこと。


生肉の場合に病原性大腸菌以外の食中毒菌として、カンピロバクターやサルモネラ菌などによる食中毒もある。


これらも含めたお店での衛生管理は、HACCPとかISO22000とかを持ち出すまでもなく、設備等のハードウェアの過大な投資が必要というよりは、むしろ手順等を含むソフトウェア部分が重要でソフトウェアにより食中毒リスクの相当の部分が対応できる性質のものである。


  話題を転ずると、…。


5月6日に突然、菅首相が中部電力に対し、浜岡原子力発電所の運転を全面的に停止するよう要請した。


浜岡原発が東海地震の震源域の中心部に位置し、現状では、津波対策が不十分だからとのことだが、他の原発の取扱や今後のエネルギー政策をどのように進めるかなどの説明が不十分で展望が見えない。


この唐突な表明は、いかにも付け焼き刃的で政府が原発の安全性向上に取り組む姿勢のアピールとしての政治的発言としか見えない。


役人の提案にそのまま飛びついたもののように見える。


「官邸の対応はその場限りで場当たり的」として4月末に辞職した内閣官房参与の東大教授の指摘はその通りと実感する。




さて、本日は、数々の企業を再生させたプロフェッショナルの筆者:冨山 和彦氏が『挫折力』をテーマに挫折こそが成功への近道として、挫折に打ち勝つべく「挫折力」の磨き方を伝授している本を紹介します


本書では、まず


挫折力」とは、「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力


として、


積極的に挫折を体験し、それを乗り越えることでこれからの時代に通用する力を身につけよう


とその方法を説いています。


<<ポイント>>


人を最も成長させるのは挫折とし『挫折力の鍛え方を説いている本。


本書では、


挫折は、


『自分の能力以上のことに挑戦した(挑戦しようとした)証拠


など


なぜ今、挫折力なのかについて、


挫折こそが成長へのステップになるとの説明にはじまり、


4つの技の軸から挫折に打ち勝つ力をどのように磨くかを説得力高く説いています


本書:「挫折力」です。


一流になれる50の思考・行動術 」との副題が付いています。


本書は、著者:冨山 和彦氏にて2011年1月にPHP研究所より (PHPビジネス新書) の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯や表紙カバーの裏面等には、以下のように書かれています。


失敗を愛せる人が最後に勝つ。


挫折力を磨くと

  • 打たれ強くなる
  • 過去をリセットできる
  • 敗因を分析し、次の戦いに活かせる
  • 自分という人間がよくわかる

否定的なイメージの「挫折」だが、それを経験した人間だけが、ビジネスで最も必要な「打たれ強さ」を手に入れられる。そして、何より、「己を知る」ことができ、それこそが成長への近道となるのだ。

本書でいう「挫折力」とは、この「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」なのである。

数々の企業を再生させたプロフェッショナルによる、不安定な時代を愉快に生き抜くための希望の書。


本書は、下記の目次に示すように5章から構成されています。


各章は、10程度の節で構成されていますが、節毎にその終わりのところでその節の『ポイント』が簡潔に要約されまとめられています。


最初の章では、挫折こそが成長への近道として挫折を経験しそれを活かしていくことの意味を説得力高く説いています。


『「挫折」を経験することで、「過去のリセット」「敗因の分析」「己を知ること」ができ、それこそが「打たれ強さ」を磨き、成長への近道となる』と説いています。


概ね筆者の論には共感するが、


ただこの7番目に


人間は失敗からしか学べない生きもの。」


とし、


優等生人生は、不機嫌な人生、役に立たないリーダーへの道を約束している。」


と繋いでいます。


しかしこれには少し異論を感じます。


確かに挫折を肥やしにして成長する逞しさがこれからの時代のリーダーには必要ということはあるとしても。


多分に逆説的で、人は、失敗の経験よりは、成功の体験から学ぶことの方が大きいのではないかと思います。


筆者は小さな成功を重ねた優等生は変化への対応力が無くひ弱で脆いとしているけれども。


うまく行かなかったことの原因を探り反省し謙虚に次に活かそうとすることも大切ですが、自分のことでなくともうまく行ったことの方がそこから学ぶことが大きいように思えてなりません。


またこのように過去を振り返る以上に現在に集中すること。


すなわち、「随所作主 立処皆真」(随所に主となれば、立つところ皆真なり)といった姿勢で成功・失敗とかを気にすることなく使命に打ち込むことが大切なように思う。


あとの4章で以下の4つの切り口から挫折に打ち勝つ力をどのように習得していくかを説いています。


  1. ストレス耐性を高め、挫折と折り合う技(9)
  2. 人間関係の泥沼を楽しみ、糧にする技(9)
  3. 捨てる覚悟を持つための技(8)
  4. リアルな「権力」を使いこなす技(14)

どの技もなかなか辛口だが正鵠を射た技と思う。


菅さんとかにも贈りたい気がする。


ポイントとしてのまとめの言葉の一端を紹介する。


敗因の分析は、過去の自分を他人だと思うと意外に気楽にできる。(第2章)


 “悪いニュース”を伝えない本当の理由は、伝える側の当座の自己保身。
 だが人はその結果、最後にもっと酷い形で身をほろぼすことになる
。(第3章)


「捨てる」覚悟こそ、これからのリーダーに必須のもの。(第4章)


苦境においては、リーダー自身が苦心惨憺してひねり出したテーラーメイドの処方箋のみが、本当に人を動かすことができる。(第5章)


<<本書で何が学べるか>>


本書では、「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」の『挫折力』をテーマに「捨てる覚悟の大切さ」「権力を使いこなす術」「金銭へのこだわりの捨て方」など一流のビジネスパースンに成長できる具体的な挫折力を磨く方法(思考法と行動の考え方)を説得力高く説いています


<<まとめ>>


本書は、逞しいホンモノのビジネスリーダーを目指す若者だけでなく、中高年であっても素直に更なる高みを目指す気持ちがある人には、読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は以下の内容です。
第1章 挫折こそが成長への近道
人をもっとも成長させるのは「挫折」である
青年よ、荒野をめざせ
明治維新という大改革の原動力も「挫折力」だった
(略)
挫折体験が履歴書の核になる時代の到来
第2章 挫折に打ち勝つ力(1)
ストレス耐性を高め、挫折と折り合う技
「禍福は糾える縄の如し」が教える人生の知恵とは?
世の中のいわゆる「成功哲学」の欺瞞について
忙しければ悩まない
(略)
勝負は時の運…運命を受け入れることの大切さ
第3章 挫折に打ち勝つ力(2)
人間関係の泥沼を楽しみ、糧にする技
負け組の組織で展開される人間ドラマ
人生いろいろ、カイシャもいろいろ
組織の問題児は、ときに力で排除する必要も
(略)
人間関係の泥沼の中で人間を救ってくれるもの
第4章 挫折に打ち勝つ力(3)
捨てる覚悟を持つための技
へたな延命措置は、むしろ会社の寿命を縮める
本当の危機になる前に動け
捨てられない人、西郷隆盛の「捨て方」
(略)
三十代になったら、捨てる作業を始める
第5章 挫折に打ち勝つ力(4)
リアルな「権力」を使いこなす技
リアルな経営現場で展開される権力の現実とは?
会社の失敗はいつもトップマネジメントから
機能する中間管理職になる方法
(略)
権力者(リーダー)が善なる結果を生み出す人格的な要件について



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福島第1原発の状態は、現場での必死の努力にも関わらず依然として予断を許さない深刻な状況が続いています。


4月12日に政府は、IAEAによる原子力施設事故での国際原子力事象評価尺度(INES)をレベル7(深刻な事故)に引き上げると発表しました。(なおIAEAのINES-2009のpdfファイル<英文>はこちらで参照できます。)


今となって遅すぎというのが率直なところ。


チェルノブイリと比較してこれまでの放射性物質の排出量が1/10とかレベル7が厳しすぎとかあるが、3つの原子炉と4つのプールに関わる事故であること、現在も進行中であること、さらに海水や地下水への排出とかが計算に入れられていないこと等から レベル7で軽すぎることはないように思える。


全ての冷却機能が失われ、水素爆発の相次ぐ発生など当初から米国やフランス等の海外では、INESの評価は、6以上だろうとされていました。


原子力安全・保安院の中村審議官は、すでに震災翌日の会見で、検出された放射性物質から「(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」と炉心溶融の可能性に言及していました。


これは、振り返ると妥当な科学的推察でしたが、菅首相と枝野官房長官は、「国民に不安を与えた」と問題視し、中村審議官を会見の担当から外し、西山審議官へと交替になりました。


「ればたら」というのは、へたくそなゴルフみたいなことになりますが、この時点で危機感を国民と共有ししかるべき手が打たれてきたらと残念に思われます。


そして以降は、今日のような政治的意図を優先した大本営発表スタイルとなりました。


すなわちデータや根拠は示さずに「直ちに影響ない」といったことを連発する枝野官房長官に代表される説明スタイルです。


まるである種の誘導や洗脳を意図しているかのようなディベート的な言い回しに終始する意味のない会見となってしまいました。


また解説のために連日、原子力推進派の御用学者がマスコミに登場し、次々と深刻な事象が起こっても口を揃えて問題は、軽微でコントロールされており、国民の健康影響等に問題は無いとの説明が一貫して強調されてきました。


また食品の放射線についても後付けで絶対に安全とされるコーデックスのガイドラインの水準から我が国独自の緊急事態の「ここまでは国民に我慢して貰おう」との政治的水準へと上げられています。


3月18日段階で原子力安全・保安院は、INESのレベル5としていました。


さらに3月24日には、政府は、原子力委員会から「レベル7の可能性がある」と報告を受けていたにも関わらず放置し隠蔽してきたことになります。


「不確かな情報で国民に不安を与えない」とは、いかにもお上的な発想で国民目線から外れ、国民を軽視しているように見えてしまいます。


しかし明らかに見通しが甘く、これが裏目となり、結果的に海外や国民にも不安感をあおり、むしろ不信感を招くことになってしまいました。


これまでに『ありとあらゆる手を打ちベストを尽くした』とか開き直っていますが、現実には、限られた選択肢のなかから優先順序の一部の手しか打てるはずも無く、往々にして無策の人に限って自己防衛のための責任逃れのパターン化した発言になります。


「先の見通しを立てられる知恵と結果責任を全うしようとする覚悟」がこれまでの行動から感じられないことを国民は、見抜いています。


「日本がつぶれることも想定しなければ」
「原発周辺の避難区域に10年、20年住めない」


等の度重なる心ない発言は後で否定してもすでに被災地の人の信用を失墜してしまっています。


20ほども肝いりで乱立させた「本部」や「会議」は、混乱しており、どの問題をとっても遅々として進まず、まさに会議は踊るとの状態になっているとされています。


「復興構想会議」の議長のコメントもミスキャストなのかわかりませんが、のっけから『震災復興税』を持ち出すなど菅首相の思いを代弁するような政治的なバイアスの強いもので国民に違和感や嫌悪感を感じさせてしまうものとなっています。


統一地方選前半戦の民主党の惨敗は、全てに後手後手で問題解決が進まない菅政権への猛省を促したいとの国民の強いメーセージであったと思います。


にも関わらず『地方選と国政とは別だ』などと国民の思いが伝わらない状態になっています。


また文部科学省は12日、福島県で採取した土壌と葉物野菜からストロンチウム89と90を検出したと発表しています。


土壌は、3月19日に浪江町と飯舘村で採取されたもので、葉物野菜は、3月19日、大玉村や本宮市などで採取されたもの。


分析自体に時間がかかるとしても発表がここまで遅れたのも不思議ですが、文部科学省がこの分析に着手するのが遅かったということかも知れません。


ただこれらのレベルは、いずれも微量で人体に影響がないレベル。


土壌では、ストロンチウム90が最大のレベルのもので32ベクレル/土壌1kg、ストロンチウム89が260ベクレル/土壌1kgとのこと。


同時に分析されたセシウム137は 、51,000ベクレル/土壌1kgで、ストロンチウム90の値は、この0.06%の量だった。


葉物野菜では、ストロンチウム90が最大のレベルのもので5.9ベクレル/野菜1kg、ストロンチウム89が61ベクレル/野菜1kgでとのこと。


こちらもセシウム137比べて、0.007%の量。


ストロンチウム89、90はベータ線のみを放射するので今までのガンマ線検出器では検出できず、分離の前処理を含め測定に1~4週間かかるため発表が遅れていたもの。


ストロンチウム90は、半減期が28.9年と長くベータ崩壊してイットリウム90に変わり、イットリウム90も半減期2.67日でベータ崩壊してジルコニウム90となる。


ストロンチウム89は、半減期が約50日と短く、ともに高レベルのベータを放出します。


化学的性質が同じアルカリ土類金属のカルシウムとよく似ていて水に溶けやすく、人体では骨にたまる傾向がある。


土壌では深い場所まで届き、根から吸い上げられ植物に吸収されやすいとされています。


とくにこれらのストロンチウム同位体の海水への流出と魚介類での濃縮が懸念されます。


ウラニウム235の核分裂では、核分裂生成物は、質量数90−100および135−145の附近に2つの山を持つ分布を持っています。


揮発性が高いため水素爆発等に伴って広域に拡散し、大気中や土壌で検出されているヨウ素131、セシウム137は、後ろ側の山の質量数に対応するもの。


これに対してストロンチウムは、前の方の山の質量数に対応した核種になります。


ストロンチウム89、90は、燃料棒には核分裂生成物としてセシウム同位体と同様にともに約10%程度含まれていると推測されるが、この分析結果からするとストロンチウムの同位体の福島第1原発からの大気中への放出は抑制されかなりの部分が水側にトラップされたものと考えられる。


ストロンチウムは、カルシウムなどと同じアルカリ土類金属なので水に吸収されると水酸化物になると思われ、また海水由来の硫酸イオンと結合し、硫酸塩などの不溶性物質として、かなりの部分は、圧力容器、格納容器、サプレッションプールの底等に固形分として堆積しているのではと推測される。


ただこれらの圧力容器、格納容器等は、破損しているとのことなので、ストロンチウムの同位体の一部は、プルトニウムなどの核分裂副生成物の粒子状物質と共に汚染水と共に地下水や海水に流出していることも懸念される。


トレンチやタービン建屋に溜まっている汚染水についてストロンチウムの検出が報告されていないが、これは隠ぺいというよりは、放射線量が強いため汚染水の表面層の水しかサンプリングされていないためか、または、ガンマ線の核種のみの分析にとどまり、ガンマ線を放出しないストロンチウムを目的とした分析がされていないのではないかと思われる。


沈殿物部分の汚染水のサンプリングととくにガンマ線核種以外のベータ線、アルファ線放出核種の分析も必要。


また2号機の取水口でのサンプリングも底部の砂も含め、ストロンチウム89、90等をターゲットとしたベータ線放出核種の放射性物質の分析を進めて欲しい。


また核分裂副生成物(プルトニウム、アメリシウム等)をターゲットとした分析も必須ではないかと思われる。


これらの分析情報は、魚介類に関わる国民の食の安全を守るために不可欠なデータと思われ、この種の情報公開に不透明さや遅れがあってはならない。


太平洋戦争の際の太平洋各地での玉砕と敗戦の悲劇は、日本軍が情報収集・解析を軽視したところに起因するとされている。


今回の事故を最小の被害範囲にとどめて終息させるには、的確な分析データに基づく情報収集と解析が基本になる。


地震と津波でセンシングシステムの大半を失ってしまったが、世界の知恵を借りて現在の事象を科学的に分析し、的確に把握することが肝心。


歴史は繰り返されることも多いが、今回の原子力事故も政治家等のバイアスがあったり、決して精神論等が先走ることがあってはならない。


東京電力が以下の3段階からなる工程表を17日に発表しています。


  1. 原子炉と使用済み燃料プールの冷却
  2. 放射性物質が含まれた汚染水のとじ込め・処理と大気・土壌中の放射性物質の抑制
  3. 避難指示区域などの放射線量の測定と低減

の3つの区分のもと3ヶ月程度での目標達成の「ステップ1」とそれに続き、3~6カ月での解決を目指す「ステップ2」がこの工程表の骨子。


スマートにまとめられた工程表だが、実際には、各種の的確な分析データの迅速な収集と放射線量が高い現場での地道で困難な作業の積み上げが中心になります。


世界の衆知と技術を集め目標必達を果たして欲しいと願っています。




さて本日は、やる気」を呼び起こす究極の手法を説いた本を紹介します。


モチベーション」をテーマにしたコンサルティング会社の代表である筆者:小笹 芳央氏がさまざまな企業の現場で培ってきた自分や人の思考と行動を変えさせることができるモチベーション・マネジメントのポイントを説いています。


<<ポイント>>


組織を変革するモチベーション・マネジメントの方法について豊富な事例や物語を交えて説く本。


本書では、


モチベーション・マネジメントの方法論、

変化を生み出す「Unfreezeアンフリーズ=解凍」、「Changeチェンジ=変化」、「Refreezeリフリーズ=再凍結」の3つのステップ、

時間、空間、‥‥、集団等の6つのマジックと

さらにそれぞれの4つの技術の組合せによる24の効果


などを分かり易く説いています。


本書:「変化を生み出すモチベーション・マネジメント」です。


6つのマジックで思考と行動が変わる」との副題が付いています。


本書は、著者:小笹 芳央氏にて、2011年3月にPHP研究所より「PHPビジネス新書」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯および表紙カバーの裏面等には、以下のように書かれています。


10年間進化を重ねた

やる気」を

呼び覚ます究極の手法

解凍アンフリーズ)→変化チェンジ)→再凍結リフリーズ


「変わらないといけない」を「変わりたい」にする技術。


 周囲の環境が高速で激変する今、変化に対して二の足を踏むことは死を意味する。

 逆に、モチベーション高く変化に挑むことができたら、どんな時代も軽々と生き抜いてゆける――。

 本書では、絶対化された状況を「アンフリーズ=解凍」し、「チェンジ=変化」させる誘因を提供、新たな行動が正しいと認識させて「リフリーズ=再凍結」する6つのマジックを紹介。

 部下を生き生きと変化させ、組織を変革する方法論を、豊富な事例や物語をまじえてわかりやすく解説する。


ざっとした本書の概要を紹介します。


下記の目次のように本書は、6つの章から構成されています。


全般的に抽象的な概念等を解説するための多数のイラストが挿入されて分かり易く工夫されています。


また5章では、新卒向け求人サイトの運営会社の営業部のマネジャーがメンバーのモチベーションアップを図るという架空の物語が挿入されて臨場感が感じられるものとなっています。


とくに終章は、筆者が代表取締役社長の会社でモチベーション・マネジメントを実際にどのように運用しているのかの具体的な実践例の紹介となっています。


最初の章では、なぜ今、モチベーション・マネジメントが必要かとの変化することの必要性や背景の説明にはじまっています。


そして行動経済学の観点から変化を阻む心理的抵抗等を分析し、


本書の中核となる変化を促すアンフリーズ解凍」→「チェンジ変化」→「リフリーズ再凍結」の3ステップによる方法論を概説するという展開になっています。


第2章~第4章が本書の中核になります。


ここでは、上記の3つのステップの詳細な解説と


それを効果的に推進するための「時間のマジック」等の6つのマジック。


さらに各マジック毎の4つの具体的な技術を説く


といった構成になっています。


なかなか人は、その根のところではなかなか変わることが難しいもの。


だからこそ本書のような練られ実績をあげてきた方法論が必要。


本書の方法論は、抽象的な英語のカタカナ文字等で説かれていますが、具体的な事例を交え説得力のある解説となっています。


本書は、一環してビジネスでの展開を念頭に描かれていますが、ビジネスに限らずスポーツなど幅広い範囲で活用できるメソッドを提供しているように思う


<<本書で何が学べるか>>


本書では、自分自身も含め部下を生き生きと変化させ、組織を変革するのに有効な方法論をわかりやすく解説しています


<<まとめ>>


中堅社員などを抱えるマネジャーだけでなく自分を変えたいと思っている人は、本書を読んで下さい。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 変化を生み出すモチベーション・マネジメント
第2章 Unfreeze/現状の確信に揺らぎを与える
第3章 Change/変化に導いて、新しい行動を引き出す
第4章 Refreeze/新たな行動が正しいと確信させる
第5章 ある若手の物語
終章 リンクアンドモチベーションでの実践例



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東日本大震災から1ヶ月が経過しようとしている。


しかし福島第1原子力発電所の状態は、なかなか好転していく気配が見えない。


東京電力の発表では、7日深夜の余震で1号機の計器が故障したとしている。


余震の直後に、原子炉圧力容器の温度計と格納容器の放射線計の数値が共に急上昇したとのこと。


8日午前6時の温度は、セ氏260.7度と余震前の7日正午に比べて36.9度上がり、放射線量も3倍の毎時100シーベルトになった。


この「数値の変動幅が大きい」ことから計器が故障していると判断したようだ。


だが「数値の変動幅が大きい」ので計器が故障というのは、とても妥当な判断とは思えない。


値が固まり動かなくなったとかであれば別だが、温度計の機械的損傷による故障が起こる場合には、測定値が0になるか∞(無限大)になるのが一般。


温度計は、故障していないと考えるべきでは。


温度の値は、260.7度と高い精度で計測されており、放射線量の3倍の毎時100シーベルトになったことと連動し、両者の大きな変化は、整合しているように思われる。


7日深夜の余震によって圧力容器内の温度が高い値となり、格納容器の放射線量が急上昇する何らかの事象が起こったとも見られる。


1号機の圧力容器では、内部にたまった塩により循環が著しく妨げられているということがある。


ホウ酸も有効に働いているのだろうか。


燃料棒からの核分裂生成物による崩壊熱だけでなくウラニウムの核分裂熱の影響が加算されたことによる温度上昇という懸念はないのだろうか。


1号機の燃料棒の損傷は、70%とされている。


この地震により、損傷していた燃料棒の破片が圧力容器の底部に落ちて塊のような状態になりたまたま一部が再臨界のような状態となったがそれは継続せず臨界は停止したとする見方もできる。


これまでにも1号機では、温度が上がったり下がったりとのデータが公開されていたが圧力容器内の底部では、部分的な再臨界と臨界停止の状態とが繰り返されているのではとの懸念もある。


圧力容器内の中性子の線量データが不明なのでこの辺の状況は、推測になる。


既に1号機の格納容器内での水素爆発の予防とのことで窒素で水素と酸素をパージするとのことで窒素の注入が実施されている。


この格納容器内の酸素は、どこから来たものか。


格納容器が健在とすれば、圧力容器内での水の分解により生成したものということになるのだろうか。


米ハネウエルの無人ヘリコプター「Tホーク」で建屋の上部から内部の映像を撮影することが計画されている。


なかなか出口が見えない綱渡りの状態が続くが、スーパーリーダーの登場でゴールが見える工程表に基づくスタートが切れる状態へとシフトできないものだろうか。


安岡正篤氏は、


決断力・実行力を持った知識あるいは見識が【胆識】。

永続的な理想、目標となる志をもつことを【】。

きびきびとした締めくくりで仕事をすることを【】。


としています。


この難局を越えられる胆識があり節操のあるリーダーが強く望まれる。


しかし「見識すらなく無節操」とかないものねだりを言っていても駄目だろう。


国のレベルでも個人でも新たなグランドデザインのもと再生に向けてのスタートを切っていくことが大切。


グランドデザインには、何を本質として変えないで何を時代に合わせて変化させていくかの不易流行の観点が必要。




不確実な未来といっても現在のどこかに未来につながる兆候は常にあり、また歴史、先人の知恵とかが教えてくれるところは多い。


東日本大震災の想定外の大津波も先人の伝承などが知恵を残してくれていたが。


天災プラス人災で、技術を過信したり、コストを優先にしたりと間違いを起こしてしまう。 


現代を生きるヒントや大切なことを歴史上の人物が教えてくれるとし、黒金ヒロシ氏が織田信長から宮本武蔵まで36人の人物について語っている本を紹介します


テレビ朝日系列「SUNDAY!スクランブル」の黒金ヒロシ氏コーナーの内容が書籍化されたもの。


<<ポイント>>


黒金ヒロシ氏が歴史上の人物から学ぶ現代を生きるためのヒントを説いている本


本書では、【織田信長】『OH!ダ!NO!武・名・我』と題しての織田信長のエピソードの解説からはじまります。


織田信長の一般的な雑駁(ざっぱく)なイメージは<大胆にして好戦的、激情家にして残虐>といったもの。


しかしながら実像は違っており、


人材登用の妙、兵農分離のアイデア、鉄砲への着目等々


先見性を備え既得権益の破壊を進めた時代のパイオニアであったこと等を幾つかの斬新な切り口からのエピソードを紹介しながら説き、


インテリであり、また人としての覚悟ができていたといった人物像を解き明かしていきます。


織田信忠、斎藤道三、豊臣秀吉、徳川家康、などから、福沢諭吉、勝海舟、宮本武蔵まで36人の偉人についてカラフルな各人物の装画を交えて説いています。


本書:「千思万考」です。


歴史で遊ぶ39のメッセージ」との副題が付いています。



本書は、著者:黒鉄ヒロシ氏にて、2011年2月に幻冬舎より発行されています。


<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


大切なことを教えてくれるのは、ドラッカーだけじゃない

龍馬、信長らに学ぶ、現代を生きるためのヒント。

坂本龍馬……時代の先を見通す力

織田信長……「是非に及ばず」人としての覚悟

大久保利通……リーダーとしての資質

西郷隆盛……”人たらし”の魅力

真田幸村……「死のうぞ、真田の者ども!」名スピーチによるチーム団結


上で紹介した織田信長の人物像の解説のように黒金氏による象徴的なキーワードやその人物の言葉を含めたカラフルな人物イラストと共にその人物の生涯、時代背景、隠されたエピソードをからめて説得力鋭くその実像に切り込んでいくという展開になっています。


人物を象徴するキーワードは、良く練られまた駄洒落なども交えて少し刺激的でなかなかウイットが効いたものとなっています。


本書のあとがきで筆者は、以下のように述べています。


『何時頃から身についたものやら、歴史を考える際、つい過去、現在、未来とわけてしまう。

現在と未来の関係はさておき、専らは歴史を過去の括りのなかに閉じ込めたがる。

(略)

過去、現在、未来を離して縦に書くのではなく、過去の上に現在を、その上に未来を重ねて書く方が歴史の正体を理解し易い

(略)

過去、現在、未来と重ねて書いた二次元的理解を、三次元的立体にしてみる。

一本の竹と考えてみてはどうか。竹の節目が時代の区切りであり、長いところもあれば寸詰まった節もある。

(略)

自分の”歴史竹”というものを脳内に立てたい。

(略)

書き込みによって、竹は黒くなっていく。

(略)

自分の”歴史竹”が一様に黒くなったところで、やっと知恵に転化する。

(略)

自分だけの、この”歴史竹”づくりこそ,人生の目的ではなかろうかと独りごちでいるところ。』


…と少し長い紹介になりましたが、本書では、36人の歴史上の人物像が黒金氏の年輪を刻んだ”歴史竹”から輝いて光を放つという味わい深い展開になっています


<<本書で何が学べるか>>


本書では、黒金氏がその蘊蓄をかけて36人の歴史上の人物像を鋭く説いています


歴史上の人物の生き様を通して、日本の文化、武士道、日本人の心といった側面を改めて問い直す機会が得られると思います。


<<まとめ>>


生きにくい現代を生き抜くために自分の原点を見つめ直すヒントがきっと本書から見つかるように思います。


なお本書の目次は下記の内容です。
【織田信長】―OH!ダ!NO!武・名・我
          ―信長のNO!力主義
【織田信忠】―世襲、世襲と人馬は進む
【斎藤道三】―成り上りの限界を教える梟雄
【豊臣秀吉】―戦国ダービー、勝馬ヒデヨシ号
【徳川家康】―イエヤース、orノー
【明智光秀】―魔の、刻の刻
【松永弾正】―信長を二度も裏切った人生の演出家
【大谷吉継】―大谷、GO!GO!
【石田三成】―石田三成裁判
(略)
【森鴎外】―鴎外先に立たず
【新渡戸稲造】―値千金であったニトベ札
  【秋山兄弟】―板の上の鯉
【福沢諭吉】―ならぬ咸臨、するが咸臨
【勝海舟】―回収・改修・海舟
【宮本武蔵】―剣豪現行原稿



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当時27歳だったカダフィ大佐がクーデターにより共和国の事実上の元首となったのは1969年のこと。


丁度、アポロ11号が月面着陸した年になる。


その翌年には、我が国では、大阪万博が開催されている。


その後、「砂漠の狂犬」「アラブの暴れん坊」とか呼ばれつつ独裁政権を長期にわたり維持できてきたのは時代が求めた突出したリーダー力を持っていたからだろう。


戦国時代の武将のようなある種の人間的な魅力を備えていないと部下を命令一下で死地に赴かせるようなことはできないように思う。


特異なキャラクター部分が誇張されているようだが、恐怖を与えるだけでは、軍隊・国家・政権を41年にもわたってまとめきれるものではない。


「人間的魅力の研究」のまえがきで筆者の伊藤肇氏は、魅力の条件を以下の4つの条件からまとめるような構想があったように述べている。


  • 「使命感-生きがい」
  • 「プロフェッショナル」
  • 「ロマン-詩心(うたごころ)」
  • 「無私」

カダフィ大佐という人間がどうプロファイルされるのかよく知らないが欠陥はあったとしてもなかなか興味深い人物に思える。


だが独裁政権というのは、何時の時代もそんなに長く続くものではない。


いつの間にかほころびを生じてくるものということは歴史が証明している。


大体、世襲とかが弱体化、失敗のはじまりになる。


2009年から二男を後継者と位置づけてきたようだが、最近、その二男がテレビで演説している場面が放映されていたが凡庸な人物としか見えなかった。


カダフィ大佐の失敗は、


反米路線から転じて開発中とされていた核兵器を含む大量破壊兵器を廃棄しアメリカとの協調路線に切り替えたこと(これに併せて親アラブから親アフリカへの転換)



特に決定的なのは今回、国民に銃を向け空爆までの無差別攻撃を仕掛け、それが世界中に放映されてしまったことだ。


「天網恢々疎にして漏らさず」というが暴力と恐怖で弾圧し国民に「見ざる聞かざる言わざる」を強制しても,今日のネット社会では電撃的に「百聞は、一見に如かず」状態になる。


独裁者がその権力を維持するのに自分に反旗を翻す勢力を無慈悲に根絶やしにするといったことは、どこの独裁政権でもやってきたことで珍しいことではないのだろうが。


しかしほとんどの場合は、報道や情報が徹底的に規制されその種のことは隠されてしまうはず。


チュニジア、エジプトの革命の波は、中東、北アフリカのアラブ諸国に飛び火した。


この波及は、アジアの独裁国家等にも及びデモ等が行われたとの報道はある。


リビアの場合には、エジプトなどとは異なり国民の失業率こそ30%と高いとされているが、国民一人あたりのGDPは、アフリカではトップクラス(12,062ドル(US$))と生活水準はそれほど悪くないので今日の食べ物もないというレベルの極度の貧困は、反政府の動機にはならない。


ただ広がり行く格差社会への不満はリビア国民には鬱積していたようだ。


民主化要求がリビアにも波及したと報道された初期には、首都のトリポリなどでは、むしろカダフィー支持派の集会が開かれていたほどで政権の崩壊に至るまでの大きな動きに拡大するようには推測されていなかった。


マスコミでは、一様に「大規模」な反政府デモと報じて映像を流していたが、映像を見る限りではエジプトで見られたような百万人とかのレベルではなくどうみても攻撃を受けて逃げるパラパラとした人数しか映っていなかったように見えた。


そのような場面しか写せなかったのかも知れないが。


「大規模」と報じる作為的な意図があったのだろうか。


国際社会がカダフィ大佐の「残虐行為」を非難する流れとなったことから、国よりも部族への帰属意識が高いとされる国民性なのでここが、カダフィ大佐を引き下ろすチャンスとし、同時に部族意識がふつふつとわき上がるという感じで、政府要人や軍人が反カダフイの方向に舵を切り始めたことにより一気に拡大していったと思われる。


カダフィ大佐の死亡説やら亡命説が流れたが、首都のトリポリで支持者を集めて集会を開き徹底抗戦、さらに武器庫も解放とのことなので。


滅亡に至るのが時間の問題だとしてもこのような内戦状態がしばらく続いてしまう気配もあるように思われる。


アラブ世界の不安定は、原油供給の不安定・原油高に繋がり世界の景気動向に大きく影響するのでリビアのこの先が注目される。




さて、本日紹介する一冊は、コンサルタント、研究者、マーケター、プランナーなど、「生み出す変化」で稼ぐプロフェッショナルの知的生産活動の本質について論じたもの


著者は、東京大学大学院生物化学専攻にて修士号取得→マッキンゼー・アンド・カンパニー(4年半)→イェール大学・脳神経科学(3年9カ月)で学位取得(Ph.D.)→帰国しマッキンゼー復帰。マーケティング研究グループで活躍→さらに同社東京事務所で新人教育のトレーニングを担当→2008年からヤフー株式会社で幅広い経営課題・提携案件の推進等に関わってきたというキャリアを持つ安宅 和人氏。


<<ポイント>>


コンサルタント、研究者、マーケター、プランナーなどのプロフェッショナルに向けて価値ある知的生産活動のための『イシュー』からはじめる思考術を説く本。


本書のタイトルに取り上げられている『イシュー』というのは、「issue」のことで辞書では幾つかの説明はあるが「an important topic that people are discussing or arguing about」とかと定義される【論点】ということだろうが、筆者によると以下の両方の条件を満足する問題のこと。


  • 2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
  • 根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題

科学者とコンサルタントとビジネスの現場の経験を通して筆者が見てきた優れた知的生産に共通する仕事術が「バリューのある仕事」をターゲットとするアプローチ。


バリューのある仕事」は、横軸に「イシュー度」と縦軸に「解の質」をとのマトリックスとする図の右上の領域として位置づけられるもの。


ちなみにその各軸に関して以下のように定義している。


イシュー度」:「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ

解の質」:「そのイシューに対してどこまで答えを出せているかの度合い


価値あるアウトプットを生み出すための知的生産の思考術について本書では、イシューの見極めからはじまり報告書や論文にまとめるまでの5つステップによる手順を明快に解説しています。


本書:「イシューからはじめよ」です。


知的生産の「シンプルな本質」』との副題が付いています。


本書は、著者:安宅和人氏にて、2010年11月に英治出版より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には以下のように書かれています。


人生は何かを成し遂げるためにはあまりにも短い。

「脳科学×マッキンゼー×ヤフー」
トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法

「やるべきこと」は
100分の1になる

「根性」に逃げない。
労働時間なんてどうでもいい。
価値のあるアウトプットが生まれればいいのだ。

コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー‥‥
「生み出す変化」で稼ぐプロフェッショナルのための思考術


本書は、本書のエッセンスを概観する序章にはじまり、「イシューを見極める」ことを説く第1章から「伝えるべきものをまとめる」に関する第5章までの5章から構成されています。


この5つの各章は、価値ある知的生産術のための時系列的に整理された5つのステップの取組を解説する流れとなっています。


イシュー度と解の質を各軸とするマトリクスの右上の「バリューのある仕事」の領域へ原点となる左下の領域から出発する際に「一心不乱に大量の仕事をして右上に行こうとする」左回りのアプローチを筆者は「犬の道」と呼び、踏み込んではならないダメな道と述べ、先ずは「イシュー度」を上げて、次に「解の質」を上げる右回りのアプローチを目指すべしと説いています。


筆者は、このような「犬の道」を通っているようでは「リーダーとして大成できない」「リーダーとしての芽を摘む行為」としているがこれには賛成できない。


あくまでコンサルタントなどのプロフェッショナルサービスを提供するスタッフ、専門家等の世界に限定されるものでしかないように思える。


リーダーとしては、自身が全く専門家としての経験がなかったとしてもその人物が価値あるアウトプットを出せるプロフェッショナルかどうかが見極められる眼力を備えられたら良いのではないか。


名選手でなかった名監督は、野球やサッカーでも多数いる。


「プロフェッショナル」の力量のみを突出させたとしても精々参謀レベルで留まり、以下のような人間的魅力を備えていないと大きなリーダーにはなれないように思う。


  • 「使命感-生きがい」
  • 「プロフェッショナル」
  • 「ロマン-詩心(うたごころ)」
  • 「無私」

また知的生産力に秀でて才気煥発の人間は、ともすると自分の才に任せて突っ走ることでキラキラしたものが出過ぎて、第三者からは、それが鼻についたものと受け止められるようになると孔明に斬られた馬謖(ばしょく)のように自滅のもとになる危うさがでてしまうようにも思われる。


また筆者は、「うさぎ跳びを繰り返してもイチロー選手にはなれない。「正しい問題」に集中した「正しい訓練」が成長に向けたカギになる。」 と述べる。


才能を備えた新人から一流選手として大成できるためには良く言われる10,000時間の基礎的なトレーニングが必要とされるとの経験則からすると「犬の道」から飛躍するということもありそうにも思える。


野球選手の育成法として「正しい問題」に集中した「正しい訓練」の道が確立され誰もがイチローになれる道筋が明らかになっている訳ではない。


また「正しい問題」に集中した「正しい訓練」の側になるのかも知れないが禅の荒行に千日回峰行というのもある。


これは「犬の道」とは言えない伝統的な修行の方法だ。 


というような気になる点が少しあったとしても、別に本書の価値を低下させるものではない。


本書では、コンサルタント、研究者、マーケター、プランナーなどのプロフェショナルサービスの仕事の生産性の向上の問題に踏み込み生産性の高いアプローチを具体的に論理性高く解説しています


とくにイシュー度」を上げて、次に「解の質」を上げる右回りのアプローチを繰り返し精度を高めていくとの方法論は実務的で卓越したものと思います。


本書は、しっかりと練られた構想のもと作成されたと思われ、展開がスッキリと構造化され、文章もロジカルでかつ平易で読みやすいものとなっています。


重要なことだが、本書で学んだことが実践できるようになったからといって、決してできる人間になった気になっては駄目だ。


若い時には、生意気なくらいな方が元気があって良いのだが。


しかし組織の風土にもよるが新人として組織に入った時には、当然、そこのトップや上司の方針には、理屈抜きで従うことが必要だ。


舞台は、主役だけで成り立つものではなく、脇役から黒子、裏方まであって成り立つもの。


組織も同じだ。


しかし草食系とか言ってもスポットライトの当たる主役を目指そうとする人は多いが、価値ある黒子や裏方を目指す人は余りいない。


そのため価値ある黒子は、どこでもいつも不足している状況にある。


目立つ目立たないは価値とは無関係。


目立たない黒子を仮に命じられたとしても価値ある実力を蓄えていくことが肝心なこと。


少し本書からそれるた、帝王学の書の「宋名臣言行録」で人物を登用する時の原理原則について以下のように明示している。


人を抜擢する時には「退を好む人間」を挙げるようにすべき。大臣とか社長とかになりたくてなりたくてしようのないのをもってきてはいけない。むしろ、「いやだ、いやだ」と辞退するくらいの男を持ってくるべき。「退を好む男」は本来、清廉で恥を知っているから一度、そういう役職につけると、誠心誠意で働き、けっしてちゃらんぽらんなことをしない。」


残念ながら「退を好む人間」でなく「競馬の馬」のような人間がトップにいるというところから我が国の政治の不幸がはじまっているようだ。


<<本書で何が学べるか>>


本書では、「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」の『イシュー度』を軸とした問題設定と「そのイシューに対してどこまで答えを出せているかの度合い」の『解の質』に着目した解決法を特徴とする価値ある知的生産のための方法論を下記の5つのステップに整理して説いています


  1. 「解く」前にイシューを「見極める」(『イシュードリブン』のステップ)
  2. イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる(『仮説ドリブン(1)』のステップ)
  3. ストーリーを絵コンテにする(『仮説ドリブン(2)』のステップ)
  4. 実際の分析を進める(『アウトプットドリブン』のステップ)
  5. 「伝えるもの」をまとめる(『メッセージドリブン』のステップ)

<<まとめ>>


本書は、コンサルタント、研究者、マーケター、プランナーなどのプロフェショナルサービスの人だけでなく、スタッフ部門等のビジネスパースンにも学ぶべきところが多い一冊だと思います


なお本書の目次は以下の内容です。
はじめに 優れた知的生産に共通すること
序章 この本の考え方―脱「犬の道」
常識を捨てる
バリューのある仕事とは何か
踏み込んではならない「犬の道」
「圧倒的に生産性の高い人」のアプローチ
「根性」に逃げるな
コラム:「噛みしめる」ことを大切にしよう
第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
イシューを見極める
仮説を立てる
「スタンスをとる」ことが肝要
何はともあれ「言葉」にする
言葉で表現するときのポイント
よいイシューの3条件
イシュー特定のための情報収集
イシュー特定の5つのアプローチ
第2章 仮説ドリブン(1)―イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
イシュー分析とは何か
・ステップ1:イシューを分解する
・ステップ2:ストーリーラインを組み立てる
コラム:MECEとフレームワーク
第3章 仮説ドリブン(2)―ストーリーを絵コンテにする
絵コンテとは何か
・ステップ1 軸を整理する
・ステップ2 イメージを具体化する
・ステップ3 方法を明示する
コラム:知覚の特徴から見た分析の本質
第4章 アウトプットドリブン―実際の分析を進める
アウトプットを生み出すとは
トラブルをさばく
軽快に答えを出す
第5章 メッセージドリブン―「伝えるもの」をまとめる
「本質的」「シンプル」を実現する
ストーリーラインを磨き込む
チャートを磨き込む
コラム:「コンプリートワーク」をしよう
おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう



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「歌は世につれ世は歌につれ」


と歌は世相を映す鏡と言われる。


今の時勢は、EXILE(エグザイル)などが象徴しているのかと思われる。


「いつでも君のために I Wish」と愛を語りかけています。


確かに現代は、愛が渇望されているように思われます。


周防大島(正式には屋代島というのだそうだが)という瀬戸内海の山口県大島郡周防大島町に属する島。


人口2万人弱の温暖な地域でリゾート化が進んでいます。


この島の山口-広島側の安芸灘に面して「星野哲郎記念館」というのがあります。


私は、何度か建物を眺めて通り過ぎたことはあるが入ったことはありません。


星野さんは、昨年亡くなられましたが、北島三郎、都はるみ、水前寺清子、鳥羽一郎などの演歌を中心に4000曲の作詞を残され、数々のヒット作を生み出しています。


その一つに水前寺清子さんの代表曲となった「三百六十五歩のマーチ」があります。


「人生は ワン・ツー・パンチ」と繰り返しています。


ジャブの1発に留まることなく2発目の決定打も続けて打ち、いつも新しい希望の虹を抱いてひたすら前向きに元気よく進もうと呼びかけています。


歌詞の「三歩進んで 二歩さがる」とのフレーズには、背景に絵双六(すごろく)のような人生観があるように思われます。


「三百六十五歩のマーチ」がヒット曲となったのは、この絵双六(とくに出世双六)のような、あるいは春夏秋冬で(苦難の冬の時期も耐えれば、やがて春の芽吹きの時期も訪れると)考えるといった人生観が高度成長時代を迎えようとしていた日本人の心情にフィットしていたからかと思われます。


絵双六は、かって児童雑誌の正月号などの付録の定番となっていましたが、今日では余り見かけず、ボードゲームやテレビゲームに進化・発展してきているように思われます。


成功法則というのも時代と共に進化・発展するものなのか。


神田昌典氏と渡部昇一氏とが自己啓発書を読んでもなかなか成功できない理由など解き明かしながら、日本人の成功法則について語っている本を紹介します


ポジティブ思考のもと富と成功をつかむことにフォーカスした西洋由来の人生観とは異質の両者がこれまでの人生で体得し行き着いた日本人のための成功の世界を説いています。


成功法則にも不易流行があるとすれば、そのコアの不易部分はどのようなものになるかを語っています


<<ポイント>>

欧米にはない日本人のための成功法則とはどのようなものかを神田昌典氏と渡部昇一氏とが語っている本


「成功」も歴史的な大転換点にかかっているとし、究極の成功法則は人生と歴史にフォーカスし、自らの「命の意味」を知ることに尽きるとしています


そのために長い時間軸で自分を社会とを位置づけるフレームワークを把握することが必須と説いています。


そして、成功のフレームワークをつくるための以下の7つの条件について語っています。


  • 人生を好転させる条件
  • お金に好かれる条件
  • 人生の流れをつかむ条件
  • 歴史観を育てる条件
  • トレンドを読む条件
  • 人生の師と出会う条件
  • 世代を超えた「知的生活」の条件

渡部氏と神田氏とが世代差を超えて、父が歴史を語り、子が現代に読み解くといった趣で成功法則について語っています


本書:「父から子に語る 日本人の成功法則」です。


人生と歴史のフレームワーク力」との副題が付いています。


本書は、神田昌典氏と渡部昇一 氏との共著にて、2010年12月にフォレスト出版より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


日本人のための
「不滅の成功法則」
があった!

神田昌典が行きついたもの、
渡部昇一が体得した知恵。
自己啓発書を読んでも
成功できない理由が
明らかになる。


本書は、下記の目次のように7章から構成されています。


上に紹介した成功のフレームワークをつくるための7つの条件が各章のテーマになっています。


二人の話は、


渡部氏がその博学の知識・知恵の引き出しの中から、ご自身の歩んできた道や歴史上の偉人のエピソードを取り上げ、その人生観を語れば、


神田氏がマーケッターらしいユニークな感性でフォローし、自分の世界観を交えフレームワークとしてまとめていく


といったやりとりを通して対談が展開されています。


父と子ほどの年代差を超えて両者の対談は、良いシナジー効果を生んで説得力ある内容になっています。


本書の「はじめに」で神田氏が説いていますが、


この時代に生まれて来た自分の「命の意味」を知ることこそ日本人にとっての成功法則


不易部分ではないかというのが本書のモチーフになっています。


そのために長期的な時間軸において自分と社会とを位置づける以下の神田流の3つのフレームワーク等が取り上げられています。


  • 父から子へと受け渡される世代により突き動かされ、70年で一巡する歴史サイクル
  • 個人の人生にも季節があると考え、12年で春夏秋冬が一巡する個人の人生サイクル
  • 7年毎に節目を持って12段階で成長していくシュターナーの人生の成長ステージ

とくに人間や社会は直線ではなく、スパイラル状で進化していくとの認識が大切と説いています。


このあたりは、神田氏のかねてからの主張とも整合しており、ぶれない軸なのだろうと思われます。


一部で神田氏のビジネスの宣伝的な箇所も散見されますが、含蓄に富んだ偉人の言葉など中身濃く取り上げられていて勉強になります。


たとえば、吉田松陰について、門弟・高杉晋作に送った手紙の「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあればいつでも生くべし」の言葉をはじめ、『留魂録』の記述などを参照しながら以下のように結んでいます。


「ニ十歳で命が惜しければ、三十歳になっても惜しいだろう。三十歳で惜しければ、40歳になってもやっぱり命は惜しい。そうしてダラダラ生きているのであれば、「死して不朽の見込み」ありと思うあたりで潔く死ぬのが男だ、というのが松陰の思想の要諦だと思います。」


取り上げられているのは、器の大きな偉人の話題だけではない。


管首相について、


国家観念など要らない。政治の主体は基本的に市民でなければならないからだ


という松下圭一氏先生の『市民自治の思想』


が自分の原点となっていると所信表明演説で述べたことを取り上げ、


そんな反国家的な思想が我が国の首相の「原点」になっているのですから、空恐ろしい話ではありませんか


と斬っている。


これは正鵠を射た話で慧眼である。


参院選以降の連戦連敗の選挙結果等に反映されている民意を聞く耳も失い、原点であるはずの市民からも離れかつ国家観も持たない権力亡者として居座る姿は、空恐ろしく、身内であるはずの参議院議長からも『国を任せられない』との前代未聞の批判がでるのももっともだと思う。


本書から離れますが、松下幸之助さんが自らの事業・経営の使命を知ったとされる「命知」についてのエピソードが、こちらのPanasonic企業情報の「松下幸之助物語」で紹介されています 。


本書の「お金に好かれる条件」の章では、渡部氏が20歳のころにその著作を読んで啓発されたという本多静六博士の骨太の人物像にまつわるエピソードが詳しく紹介されています。


このエピソードをはじめ本書には、読者の「命知」のきっかけになるかも知れない話題が多数語られています。


また本書には神田氏の音声ファイルの無料プレゼントのサイトが紹介されDLできるようになっています。


<<本書で何が学べるか>>

本書では、日本人のための「不変の成功法則」について7つ(人生の好転、お金に好かれる、人生の流れをつかむ、歴史観を育てる、トレンドを読む、人生の師と出会う、知的生活をおくる)の切り口から多彩な歴史上の偉人のエピソードを交え説かれています


渡部氏が歴史を語り、神田氏が現代に読み解くといったやりとりを通して両者の人生観がシナジー効果を持って浮き彫りにされています


<<まとめ>>

本書は、若い世代の方にこそ読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は以下の内容です。
はじめに 「人生のフレームワーク」とは何か?(神田)
第一章 人生を好転させる条件
『マーフィー眠りながら成功する』が私の人生を変えた(神田)自由な社会から「夢」が生まれる(渡部)
成功には社会という視点が必要不可欠(神田)
個人の成功は基礎を固めることからはじまる(渡部)
「下積み仕事」は成功への第一歩(神田)
重要だと思ったことをつづけていれば運は開ける(渡部)
人生のサイクルを知れば運は見きわめられる(神田)
人生には人それぞれの四季がある(渡部)
人生に試練のときは必ずやってくる(神田)
人生には大きなチャンスが3回ある(渡部)
フロー状態で人生のチャンスをつかむ(神田)
運が開けたときこそ、さらに研鑽を積む(渡部)
第二章 お金に好かれる条件
お金は生活を豊かにする「友」である(渡部)
お金はその人の性格を拡大していく(神田)
お金持ちは憎むべき存在ではない(渡部)
「金儲けは汚い」という思想はどこから生まれたのか(神田)
世の中には「汚い富」と「清い富」がある(渡部)
お金に対する罪悪感はリアルなお金で消す(神田)
本業でお金を遣うと本業に返ってくる(渡部)
性格が違う「感謝のお金」と「欲望のお金」(神田)
「お金の達人」だった本多静六博士(渡部)
いまの時代にも必要な「4分の1貯蓄法」の教え(神田)
戦後失われてしまった「個人の幸せ」(渡部)
人生観・死生観はお金の使い方から生まれる(神田)
大損失も厭わない「明治人の気骨」(渡部)
稼いだお金はその人のエネルギーに等しい(神田)
自腹で「私設研究室」をつくる(渡部)
「贅沢」を否定する日本人の嫉妬心(神田)
高所得者に対する税制は社会主義的発想である(渡部)
高所得者が海外に脱出する時代がくる(神田)
お金に対する偽善が幅をきかせる時代(渡部)
お金から好かれる、お金との付き合い方(神田)
第三章 人生の流れをつかむ条件
歴史的大転換は「70年周期」で繰り返される(神田)
「40~50年周期」だった江戸時代(渡部)
「志能公商」という流れで歴史的人物があらわれる(神田)
鳥の目で歴史を見直すと出来事に類似性が見える(渡部)
人生にもビジネスにも現れる「12年」というサイクル(神田)一流二流が決まる「苦悩の時代」の過ごし方(渡部)
ビジネスは森を見れば展開が読める(神田)
第四章 歴史観を育てる条件
戦前・戦後の激動期と2015年の大転換期(神田)
「暗黒時代」ではなかった戦前の社会(渡部)
戦前は国民がタンゴを踊っていた(神田)
「暗黒時代」を象徴する「配給制度」(渡部)
配給制度にならう現代の「子ども手当」と「高校無償化」(神田)
戦後日本を決定づけた「公職追放令」の後遺症(渡部)
左翼思想が幅をきかせた戦後という時代(神田)
「赤い風潮」に染まらなかった上智大学(渡部)
大学も企業も原点に立ち戻るしかない(神田)
第五章 トレンドを読む条件
世代のトレンドは生活環境から見えてくる(神田)
対立からは生活環境は解決されない(渡部)
現在の「グリーン革命」も流行にすぎない(神田)
これからの日本は「ユダヤ化」していく(渡部)
「東アジア共同体」という流れはビジネスでは避けて通れない(神田)
中国があるかぎり「東アジア共同体」は危険(渡部)
日本はアジアの橋わたし役になれるのか(神田)
日本の活路は「エネルギー大国」になること(渡部)
日本の技術イノベーション力は低下している(神田)
「抵抗勢力」がなくなれば日本の将来が見えてくる(渡部)
「心の内戦」の時代に求められるビジネス像(神田)
日本人の本能を呼び覚ますことが未来への第一歩(渡部)
第六章 人生の師と出会う条件
二度の留学体験(神田)
求める気持ちがあれば必ず師に出会える(渡部)
本物の師は成功だけでなく人生の陰影も教えてくれる(神田)
師弟関係に信頼関係は不可欠(渡部)
人生の師はすでにあなたの近くにいる(神田)
師の生き方から自分の人生をイメージする(渡部)
人生のイメージはビジネスでも重要(神田)
尊敬する人の仕事をイメージする(渡部)
パートナーは師と同じくらい人生を左右する(神田)
パートナー選びにおける日本人の知恵(渡部)
第七章 世代を超えた「知的生活」の条件
本だけは与えてくれた両親の教育(渡部)
ビジネスの糧となる濫読のすすめ(神田)
読書はインターネットでは味わえない「精神の食事」である(渡部)
ビジネス書は自分の仕事の刺激材料にする(神田)
日本人の読書時間は驚くほど減っている(渡部)
読書時間を効率よくする究極の方法(神田)
音読には「一石三鳥」の力がある(渡部)
名文を暗記することの効果(神田)
暗記は記憶力を衰えさせることがない(渡部)
インターネットは現代人から記憶力を奪った(神田)
人生は記憶に勝るものなし(渡部)
記憶を一瞬で引き出す未来のツール(神田)
おわりに 書物は時代を超えて英雄を生み出す(渡部)



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化学賞の受賞者の鈴木先生、根岸先生を中心にノーベル賞の授賞式などのセレモニーの様子がテレビで放映されていました。


さすがにそれぞれの道で世界的な成果を上げられた受賞者は、風格とオーラが感じられる。


海外では、伝記(biography)という分野が書籍ですでに確立しているとのこと。


若者が何かの職業を志すときには、まずその分野の成功者の伝記を読んでその行き方を学ぶことからはじめるという。


何事でもプロとしての年輪を重ねていくと独特の雰囲気が積み上がっていくもの。


~らしさが染みついていく。


身振り手振りを交えながら低い声でゆっくりと話す独特の口調と個性的な風貌が人気の戦場カメラマンの渡部陽一さんが頻繁にあちこちのテレビに出演されているのを見る。


戦場カメラマンという職業から想像される人物像とは全く異なるキャラクターであることが渡部さんの人気の大きな要因と思われる。


いつも死の恐怖と隣り合わせの極限の緊張のなかで仕事をしている戦場カメラマンらしい臨場感をテレビでは、全く感じさせない。


むしろ対極的な癒しキャラ。


~らしくない。


この大きなギャップがタレントとしての渡部さんの売り(USP)になっています。


ただこのキャラクターは、おそらくタレントとして作られたもので、渡部さんも戦場では、プロとしてのリアルな別の顔をもっているのかなと想像してしまいます。


渡部さんは、戦場での映像を扱うシャッターのプロ(イマイチの語感合わせ)なのですが、


本日は、プロのライターとして40万部突破の『プロ論』等のベストセラーを続々手がける著者:上阪 徹 氏が文章論を説いている本を紹介します


現役のプロ文章家が「書いて生きていく」人のために「『文章を書く上での本質的な心得』とはどのようなものか」を説いています


本書は伝記ではありませんが、これからプロのライターを目指す人には、必読の一冊です


またビジネス等で各種の文章を書くことに関わっている人にもオススメの本です。


書く前にしっかりと押さえておくべき、


人に会い、人に聞き、人に伝える


といったコミュニケーションの本質を論じています。


<<ポイント>>

文章が上手く書けるようになりたい人のために文章を書く上での重要な心得を説く本。


本書では、


文章の本質、伝わる文章とは何かといった文章の基本について考察し、


表面的な技術ではなく、地に足のついた文章との付き合い方こそ」


が重要との観点から、


  • プロ文章家の心得
  • 重要な聞き方の心得
  • プロの取材の極意

から「プロのライターとしての生き方」までの書いて生きていくためのテクニックとか以前に重要なコミュニケーションの本質を説いています。


本書:「書いて生きていく プロ文章論」です。


本書は、著者:上阪 徹氏にて、2010年11月にミシマ社より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


「それで、本当に伝わりますか?」

40万部突破の『プロ論。』他、ベストセラーを

続々手がける著者が明かす、生きた文章論。

人に会い、人に聞き、人に伝える、

テクニックを超えたコミュニケーションの心得。


本書は、下の目次のように7章から構成されています。


途中に「ライターという職業」など3編のコラムが挿入されています。


本書は、大きな活字で読みやすく、筆者と直接対面して話を聞いているといった雰囲気で読み進めることができる展開となっています。


図表などはほとんど用いられていないのですが、さすがプロのライターらしい表現力でぐいぐい引き込まれる魅力的な展開になっています。


  • 「読んでもらうことの大変さを認識していますか?」
  • 「それは、誰にむかって書く文章ですか?」
  • 「それは、何のために書く文章ですか?」
  • 「自分で理解したことを書いていますか?」
  • 「上手に見せようとしていませんか?」

などと問いかけて問題の提起から説いていきます。


また


  • 「何を伝えたいか、整理できていますか?」
  • 「何を書くかを自分本位に決めていませんか?」

など文章を書く上での心得を確認し、文章を作ることの本質に切り込んでいきます。


  • 「読みやすくなる工夫をしましたか?」
  • 「長い文章を書いていませんか?」

などプロ文章化の心得を説き、


とくに


取材の際には、「話す」ことよりも「聞く」ことが大事であるとプロ文章家としての取材のツボから生き方までを論じています


フリーのライターの世間のイメージは、とても食えないとの印象かも知れない。

けれども文章を書くという機会も、重要性もますます大きくなっているので、もっと多くの若い人にフリーライターという職業を選んで欲しい。

ライターは、決して稼げない職業ではない


と説いています。


さらに仕事観については、


ライターに限らず、


自分ができることをとにかくひたむきにやることが何より大切だ。」


実際、お金とかは結果で、


お金があろうがなかろうが自分の幸せには関係がない。

お金がなくてもキラキラ生きている人は沢山いました。

としています。


全くその通りだと共感します。


本書は、文章論がテーマの本ですが、それだけにとどまらず文章論を通して筆者の人生観が色濃くにじみ出た内容となっています。


ライターという職業が好きということが伝わってきます。


文章を書くということは、自分を語ること。


社会との関わりの中で絶えず自分を成長させていくことが大切で、


そのようななかから本当に人に伝わる文章も書けるようになってくるもの。


ということが本質であるように思います。


<<本書で何が学べるか>>

本書では、プロのライターとして40万部突破の『プロ論』等のベストセラーを次々と手掛けている著者:上阪 徹 氏が文書作成術に加えて、「書いて生きていく」人のために「『文章を書く上での本質的な心得』を説いています


<<まとめ>>

本書は、プロのライターを目指す人だけでなく、ビジネス等で文章の作成に関わっている人には、読んで頂きたい一冊です。


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
第1章 その文章は誰が読む?
第2章 伝わる文章はここが違う
第3章 プロ文章家の心得
第4章 「話す」よりも「聞く」のが大事
第5章 プロの取材はこう行う
第6章 「書く仕事」のキャリア作り
第7章 「職業文章家」として生きる



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