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ISO9001/ISO14001やさしい統合マニュアル作成と運用の勘どころ

  『組織の経営に役立つ(組織にとって得になる)マネジメントシステムの構築・運用の観点から環境、品質マネジメントシステムの効果的な運用はもとより、両規格の統合マネジメントシステムの確立、運用の勘どころを解説』している本を紹介します。

上記は、その「はじめに」から引用しています。

 ISO9001、ISO14001、OHSAS18001、ISO/TS16949などのマネジメントシステムについて統合したマニュアルを作成して運用している組織もありますが、ISO9001とISO14001のマネジメントシステムについて個別マニュアルのもとで運用している組織も多いかと思います。

 そこで組織のISO マネジメントシステムの統合により、経営効率を上げようと意図する場合、重要な鍵となるのが統合マニュアルの作成と運用をどのように進めるかという点になります。

本書は、ISO9001とISO14001についての統合マニュアルをどのように作成すれば良いか。さらに統合マネジメントシステムの有効な運用を行うための勘どころを解説しています

ISO9001(JISQ9001)ならびにISO14001(JISQ14001)についてマニュアルに盛り込むべき事項を各条項ごとに解説し、統合マネジメントシステム運用の手順についてイメージ図等を使って解説しています

本書:「ISO9001/ISO14001やさしい統合マニュアル作成と運用の勘どころ」です。

本書は、著者:佐藤 公平氏にて、2007年5月に日刊工業新聞社より発行されています。

本書の「はじめに」で冒頭の文に続けて著者は、以下のように述べています。

「とくにマネジメントシステム規格の適確な理解は、効率的な運用に欠かせません。

そこで運用に当たってのマニュアルの作成では、マニュアル作成のポイントを列挙するとともに事例を織り込みながら、より現場の方々への理解を図りました。

既にマネジメントシステムを構築し、運用されている方々にとっては重複する部分もあるかと思いますが、現在の確立されているシステムと比較しながら読んで頂くのも有益ではないかと考えます。

 本書は、規格の経営的意義をご理解頂き(組織にとって得になる)マネジメントシステムを構築、運用して頂ければとまとめました。」

本書は、4つの章から構成されています。

第1章では、「経営に役立つ統合マネジメントシステムとは
として、統合化に向けての背景やマネジメントシステムの概要、経営活動との関連、さらには、統合マネジエントシステムを構築・運用にあたっての考え方、マネジメントシステム規格で用いられる主要な用語の意図を解説しています。

第2章では、「知っておきたい環境マネジメントシステム運用の勘どころ
として、ISO14001規格に基づく環境マネジエントシステムについて規格要求事項について4.1項から4.6項までの各要求項について『マニュアル作成のポイント』、『システム構築・運用上の注意点』について、要点については表による事例を紹介しながら、箇条書きで解説しています。

第3章では、「知っておきたい品質マネジメントシステム運用の勘どころ
として、ISO9001規格に基づく品質マネジメントシステム規格について、4.1項から8.5.3項までの各要求項について、『マニュアル作成と運営のポイント』について、要点については表による事例を紹介しながら、箇条書きで解説しています。

第4章では、「ISO14001:2004/ISO9001:2000 統合マネジメントシステムマニュアルの作成と運用の勘どころ
として、環境/品質マネジメンと規格の共通性として両規格の要求項の対応について表で解説し、統合マネジメントに使用する用語の定義、等に続いて統合マニュアルの作成と運用について解説しています。

 一般に統合マネジメントシステムの構築には、ISO9001かISO14001のどちらを軸にするかの両方の方法がありますが、著者は、ISO14001を軸にISO9001をその要求項に付加した形での統合をこの本では提示しています。統合マニュアルの4.1項から4.6項までの各項について、『統合マニュアル作成と運用のポイント』を箇条書きで解説しています。

ページ数の関係があったのかも知れませんが、統合マニュアルの事例も掲載してもらえたらなお分かり易かったのではないかと思います。

組織のQMSとEMSの統合を考えている方には、このようなニーズも大きいようにも思いますが、統合マネジメントシステムの構築と運用のポイントが分かり易く解説されているので参考になると思います。

ISO9001/ISO14001やさしい統合マニュアル作成と
日刊工業新聞社
佐藤 公平(著)
発売日:2007-05
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:161775

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 経営に役立つ統合マネジメントシステムとは
 1.1 統合化に向けて
 1.2 改善活動を生んだ土壌
 1.3 P-D-C-Aのサイクルを基本に構成
 1.4 経営活動とのつながり
 1.5 システム構築・運用に当たっての注意点
 1.6 規格の用語について
第2章 知っておきたい環境マネジメントシステム運用の勘どころ
 2.1 統合に向けたシステム規格を考える
 2.2 マニュアル作成と運用の勘どころ
第3章 知っておきたい品質マネジメントシステム運用の勘どころ
 3.1 統合化に向けたシステム規格を考える
 3.2 マニュアル作成と運用の勘どころ
第4章 ISO14001:2004/ISO9001:2000 統合マネジメントシステムマニュアルの作成と運用の勘どころ
 4.1 経営に役立つ統合マニュアル作成に向けて
 4.2 環境/品質マネジメント規格の共通性
 4.3 統合マネジメントに移用する用語の定義
 4.4 マニュアル作成と運用の勘どころ


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図解 ISO統合マネジメントがわかる

 ISO9001ISO14001OHSAS18001ISO13485ISO/TS16949ISO22000ISO/IEC27001などの複数のマネジメントシステムについてこれまで組織の内部事情などによりばらばらに運用してきたマネジメントシステムをより経営ビジョンや目標と密着した形態でシームレスに統合して運用したいと考えておられる組織の人は、多いのではないかと思います。当然ながら統合審査を受審すれば、審査費用も安くなることになります。

 組織内でその思いをもって努力され、統合マネジメントシステム(以降IMSと略記)を構築され、成果を挙げておられる組織も多くあります。

 このようなIMSを構築するためどのように進めたら良いかという組織のニーズに応えてその指針となるようなIMSの本は、比較的少ないように思います。

 本日は、組織内で幾つかのマネジメントシステム事務局等を経て経験豊かな著者が企業とマネジメント・システムの関わり、IMSの作り方、統合マニュアル、品質・環境マニュアルなど、IMSのイロハから奥の手までをIMS構築者の視点から解説している本を紹介します。

本書:「図解 ISO統合マネジメントがわかる」です。

ILOガイドライン/厚生労働省指針対応」との副題がついています。

本書では、IMSとしてISO9001:2000、ISO14001:1996、OHSAS18001:1999の統合を取り上げています。

本書は、著者:鈴木 信吾氏で、2001年10月に技術評論社より発行されています。

残念ながら本書は、絶版となっているようです。

 また本書の中でも少し触れていますが、本書の発行以降にISO14001規格は、第二版に改定されていますが、統合マニュアルの一部には、第二版の規格に対応しての修正が必要ですが、本書のIMS構築の考え方等のその他の部分については、そのまま適用できる内容となっています。

本書の「まえがき」で著者は、以下のように述べています。大いに共感できる言葉です。

「『われわれ規格ユーザーは、審査を意識しすぎたマネジメントシステムを運用しているのではないだろうか?

 定期審査を繰り返しながら、企業で活動している私の率直な感想である。
諸般の事情から認証を取得し維持する必要があるのも事実だろうが、認証したからといって、登録証が事業の成功を保証するものではない。
(略)
 マネジメントシステムの原則は、対象とする活動(品質、環境、安全衛生など)に関係なく共通である。本来一つの仕事を、管理体制の都合などからバラバラにマネジメントするのは本末転倒である。

 本書は、ビジョンや経営目標の達成を目指し、実務者が使いやすいシステムを追求した成果をまとめたものである。結果、マネジメントシステムの統合に到達した。私は、人の創造性と活力を生かす統合マネジメントシステムを提唱する。」

本書は、Chapter1から4までの4つのChapterから構成されています。

Chapter1では、「企業とマネジメント・システム」として、IMSの役割、ISOマネジメントシステムについての基本用語や考え方、またマネジメントシステムを船に例えてビジョン指向のマネジメントシステムの筆者の考えを述べています。


Chapter2では、「統合マネジメント・システムの作り方」としてISO他の規格統合化の方向性、環境マネジメントシステム、労働安全衛生マネジメントシステム、品質マネジメントシステムの概要について解説した上で、IMSの構築について、その考え方、具体的な進め方、構築の要点、構築ステップの例の順に詳しく解説しています。

Chapter3では、「統合マニュアル」として、統合マニュアルを作成する手順について、全体的なPDCAサイクルを重視して、マニュアルを策定する方法で、どちらかといえばISO14001をベースにIMSを構築する方法を解説しています。このChapter3が本書の中心になります。具体的には、ISO9001:2000、OHSAS18001:1999、ISO14001:1996の各規格の各要求事項について、その項目の意図する内容の解説から、規格が求めるもの、組織においてそれに対応する具体的な手順等について、統合マニュアルにどのように反映すべきかを分かり易く解説しています。

Chapter4では、「品質/環境マニュアル」として、Chapter3とは違って、ISO9001の品質マニュアルをベースにISO14001を統合した例が紹介されています。

imsbook1.jpg
技術評論社
鈴木 信吾(著)
発売日:2001-10
ランキング:587655


なお本書の目次は、以下の内容です。
はじめに
Chapter1 企業とマネジメント・システム
1-1 統合マネジメント・システムの役割
・企業活動と品質、環境、労働安全衛生マネジメント
・企業の成長とマネジメントの課題
・統合マネジメント・システムの役割
・PDCAを回す経営ツール
1-2 ISOマネジメント・システム
・マネジメントの共通言語としてのISO
・マネジメント・システムの定義
1-3 ビジョン指向のマネジメント・システム
・シンプルなシステムを
・船はどこへ行くか
・本章のまとめ
Chapter2 統合マネジメント・システムの作り方
2-1 規格統合化の動向
・ISOのGMS構想
・AS/NZS 4581
・企業・組織の選択肢
2-2 規格の概要
・環境マネジメント・システム
・労働安全衛生マネジメント・システム
・品質マネジメント・システム
2-3 マネジメント・システム統合の考え方
・マネジメント・システムの流れ
・手順の統合レベル
2-4 統合の進め方
・トップの強い意志
・事務局の統合
・改造か新設か
・統合マニュアル・サンプルの利用
2-5 統合マネジメント・システム構築の要点
・現状からの離脱
・文書化の程度
・メリハリのあるシステムを
2-6 マネジメント・システム構築ステップの例
・構築ステップ例
・敵を知る
・己を知る
・監査に何を期待するかを決める
・マネジメント・システム構築と運用
・継続的改善
Chapter3 統合マニュアル
3-1 統合マニュアルの作成
・マニュアルを作る意味
・規格が要求するもの
・統合マニュアルのサンプル
3-2 マネジメント・システムの目的
・目的を書くねらい
・リーダーシップとマネジメント
・プロセス指向
・自前のマネジメント・システム
3-3 適用範囲、用語の定義
・様々なマネジメントと統合の度合い
・現実的な注意事項・適用除外
・用語の定義の重要性
3-4 統合マネジメント・システムの概要
3-5 方針
・方針の作り方
・方針の取り扱い
3-6 体制
・社員の参画
・責任と権限
・内部監査の責任・権限
・管理責任者
3-7 法的及びその他の要求事項
・規格の要求するもの
・現実な対応
3-8 環境側面
・環境側面とは
・著しい環境側面の決定
3-9 リスク・アセスメント
・リスク・アセスメントの目的
・リスク・アセスメントの実際
3-10 目標、計画(マネジメント・プログラム)
・規格の要求するもの
・企業の求めるもの
3-11 運用管理
・重点管理の発生源対策
・手順書は一つ
・重要な管理ポイントを明確にする
・文書化の程度
・供給者、請負者
・要員に必要な能力の明確化
3-12 緊急事態への準備及び対応
・品質の緊急事態という視点
・緊急度合いに応じた連絡先を決めておく
・テストの意味
・規格の要求するもの
3-13 製品実現の計画
・現状をそのまま文書化し補強する
・環境、労働安全衛生の組み込み
3-14 顧客関連のプロセス
・要求事項の決め方で製品が決まる
・顧客要求の変化
・顧客の定義
3-15 設計・開発
・チームを作る
・製品の環境側面
・設計技術者の能力
3-16 購買
・規格が要求するもの
・購買上の重点課題を可視化する
3-17 製造及びサービス提供
・規格が要求するもの
・工程設計の重要性
・工程設計の検証
3-18 監視機器及び測定機器の管理
・監視測定のポイント
3-19 測定、分析及び改善
・概要
・改善項目の見つけ方
・統計的手法
3-20 顧客満足
・顧客満足度の監視方法
3-21 内部監査
・内部監査の統合
・内部監査の基準
・内部監査員の要請
・内部監査の組織
・内部監査の総括報告
3-22 プロセスの監視及び測定
3-23 製品の監視及び測定
3-24 社内、市場の品質状況に関する監視及び測定
3-25 環境、労働安全衛生に関する監視及び測定
3-26 目標に関する監視及び測定
3-27 不適合品の管理
3-28 データの分析
3-29 継続的改善
3-30 是正処置・予防処置
・是正処置と予防処置
・是正処置の引き金
・予防処置の引き金
3-31 マネジメント・レビュー
3-32 資源の提供
3-33 訓練、自覚及び能力
・規格の要求するもの
・教育・訓練のニーズ
・能力確保のための処置
・有効性の評価
・ILOガイドラインでの訓練
3-34 コミュニケーション
・規格の要求するもの
・現実的な対応
3-35 インフラストラクチャー
3-36 作業環境
3-37 文書、記録の管理
・規格の要求するもの
・統合システムの文書
Chapter4 品質/環境マニュアル
4-1 目的
4-2 マネジメント・システム
4-3 経営者の責任
4-4 資源の運営管理
4-5 製品の実現
4-6 測定、分析、および改善
参考文献


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よくわかるマルチ統合マネジメントシステムの作り方

ISO9001とISO14001との両方の規格認証を取得する組織が増えたこともあって、組織内のISO等に関係するマネジメントシステムを統合化して運用したいとのニーズを持っておられる組織も多いのではないかと思われます。

 すでにISO9001-ISO14001-OHSAS18001ISO9001-ISO/TS16949-ISO14001などについて、例えば、マニュアルも一本化し、目標管理の運用の仕組みをうまく統合してマルチマネジメントシステムIMS:インテクレーテッド・マネジメントシステム)を運用・維持しておられる組織も時々見かけます。

 マニュアルの一本化とまでは、いかなくても文書管理、教育訓練、内部監査、マネジメントレビューなどの共通部分については、下位文書となる規定類や帳票などの統合化を図っておられる組織は、多いように思います。

 統合化の対象マネジメントシステムとしてISO9001、ISO14001、OHSAS18001などに加えて、ISO9001のセクター規格であるISO13485、ISO/TS16949、JISQ9100、ISO22000、ISO13485ISO/IEC27001、JISQ15001などとの組み合わせの統合が考えられます。いずれもPDCAサイクルをベースとする目標管理の仕組みです。

なお運用次第でしょうが、統合のメリットは、より経営と直結したマネジメントシステムの運用がやり易くなり、マネジメントシステムのパフォーマンスが一層向上することがあるかと思われます。

紹介するのは、本書:「よくわかるマルチ統合マネジメントシステムの作り方」です。

著者は、黒柳 要次氏, 小峰 豊 氏, 山井 裕志 氏, 西岡 亮 氏で、イーエムエスジャパンの編集により2004年4月に日刊工業新聞社から発行されています。

よくわかるマルチ統合マネジメントシステムの作り方 よくわかるマルチ統合マネジメントシステムの作り方
黒柳 要次 小峰 豊 山井 裕志

日刊工業新聞社 2004-04
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 本書による統合は、ISO9001とISO14001(1996年版ですが、考え方は、2004年版にも十分適用できると思われます)を中心に、OHSAS18001、HACCP、ISMSなどとの統合計画からマルチマネジメントシステムの構築までの手順とそれに関係するノーハウを分り易く解説しています。ケーススタディとして、印刷会社と食品会社の例が取り上げられています。

 統合マネジメントシステムの事例として、シックスシグマ、ISO9001、ISO13407(「人間中心設計プロセス」)、JISZ9920(「苦情対応MS」:自己宣言)、ISO14001、ECS2000(「倫理法令順守マネジメントシステム」:自己宣言)、BS7799ISMS)、JISQ15001についてのIMS構築を推進された組織の取り組みが簡単に紹介されています。

統合マネジメントモデルとして、ISO9001とISO14001との統合マニュアルの例が示されています。

なお本書の目次は、以下です。
第1章 組織とマネジメントシステム規格
第2章 統合マネジメントシステムの必要性
第3章 統合マネジメントシステムの基本的な仕組み
第4章 統合マネジメントシステムとCSR
第5章 統合マネジメントシステムの構成
第6章 統合マネジメントシステムの構築方法
第7章 ケーススタディ
第8章 統合マネジメントシステムにおける審査
第9章 統合マネジメントシステム事例紹介
第10章 統合マネジメントマニュアル・モデル
資料編 (規格の動向/ISO9001のチェック事例)


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