ISO/TS16949:2002について、

  • QS-9000(第3版)を取得していない組織で新たにISO/TS16949:2002の審査登録を目指す自動車業界の組織のガイドとして
  • 自動車業界のサプライヤーが取得済みのQS9000からISO/TS16949:2002へと移行を支援するガイドとして

AIAG(Automotive Industry Action Group:自動車産業行動委員会)が発行している本を紹介します。

本書:「ISO/TS16949:2002実践ガイド」です。

本書は、「Automotive Industry Action Group」(AIAG) の監訳で菱沼 雅博氏の翻訳により、2004年5月に日本規格協会より発行されています。

出版社による本書の概要の紹介文は、以下の通りです。

  •  QS-9000第3版とISO/TS 16949:2002との間で何が新規で、何が相違かを説明し、またプロセス監査を実施する方法に関する実践及び明確な戦略を提供する
  •  ISO/TS 16949:2002が、品質マネジメントシステムの開発及び改善について、いかにプロセスが顧客満足につながるのかを、またプロセスの有効性を評価し改善するための方法を明確にする
  •  本書により,“組織の品質マネジメントシステム(QMS)設計”に際し、適切な計画を活用することの重要性を再認識できる。 」

本書の構成は,約1/5が1.0~7.0として、概要から始まり、QS-9000(第3版)とISO/TS16949:2002規格との違いやプロセスアプローチと監査についての解説や、回避すべき落とし穴として予備審査、審査中や審査後の注意事項などについて解説をしています。

また残りがQS-9000(第3版)とISO/TS16949の対比表をはじめとした要点解説についてのAからMまでの付属書となっています。
例えば、付属書Jでは、「プロセスマッピングの例」との表題で、重要な概念である『タートル図』の考え方やその活用などについて解説しています。

aiagtsguide.JPG
日本規格協会
菱沼 雅博(翻訳)Automotive Industry Action Group(AIAG)(翻訳)
発売日:2004-05
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:187603

なお本書の目次は、以下の通りです。
AIAGの出版物
まえがき
謝 辞
1.0 概 要
2.0 “新規及び相違”は何か
 2.1 顧客志向プロセス
3.0 プロセスアプローチ/監査の説明
 3.1 プロセスアプローチのセクションから期待されること
 3.2 プロセスアプローチを用いる便益
 3.3 プロセスとは何か
 3.4 プロセスの構成要素
 3.5 プロセスアプローチ
4.0 品質マネジメントシステムの構築
 4.1 ステップ1−プロセスの明確化
 4.2 ステップ2−プロセスマッピング
 4.3 ステップ3−有効性
 4.4 ステップ4−監査
 4.5 ステップ5−審査登録機関への文書
5.0 ISO/TS 16949:2002実施のための戦略
6.0 審査登録プロセス
7.0 回避すべき落とし穴
附属書A−QS-9000第3版からISO/TS 16949:2002への対照表
附属書B−ISO/TS 16949:2002からQS-9000第3版への対照表
附属書C−プロセス特定ツール
附属書D−推奨研修
附属書E−IATF連絡先
附属書F−ISO/TS 16949:2002マニュアル
附属書G−熱処理工程の例
附属書H−品質マネジメントシステム監査
附属書I−製造工程監査
附属書J−プロセスマッピングの例
附属書K−登録審査/定期審査の計画指示書
附属書L−文書化戦略
附属書M−参考文献
AIAGについて
メンテナンス要望


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ISO/TS16949:2002規格「品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO 9001:2000 運用に関する固有要求事項」において3つの種類の監査が要求されています。

  • 8.2.2.1項 品質マネジメントシステム監査
  • 8.2.2.2項 製造工程監査
  • 8.2.2.3項 製品監査


しかもこれらのすべての監査は、プロセスアプローチを利用して実施しなければならないと要求されています。

また8.2.2.5項で内部監査員の資格認定については、『組織は、このISO/TS 16949:2002の要求事項を監査する資格を付与された内部監査員を持つこと(6.2.2.2参照)』と(すなわち、顧客要求事項を満たすことに配慮して資格認定することが)要求されています。


ISO/TS16949:2002規格(以降TS2と略)が要求するパフォーマンス向上のためのプロセスアプローチによる内部監査のノウハウについてわかり易く解説している書籍を紹介します。

TS2が目指しているものは、『欠陥予防、並びにばらつき及びムダの低減に重点を置いた継続的改善をもたらすQMS』ということになりますので、これは、TS2の関係組織だけでなく、ISO9001を推進している組織(製造業)のパフォーマンスの向上に大きく寄与できるはずのものということになります。

本書:「ISO/TS16949 プロセスアプローチ内部監査のノウハウ」です。
ISO9001実施組織のパフォーマンス向上に役立つ」と副題がついています。

本書は、著者:沖本 一宏氏(すでにこちらのブログでも紹介した「ISO/TS16949 構築・運用ガイド」などの著者でもあります。)で、2006年10月に日科技連出版社より発行されています。

本書の表紙の折り返し部には、『ISO/TS 16949:2002に対応したプロセスアプローチ内部監査の方法を紹介』との表題で以下のように書かれてあります。

「ISO/TS 16949:2002が要求するパフォーマンスを向上するためには、プロセスアプローチの方法が有効である。本書は、このプロセスアプローチによる内部監査の進め方をわかり易く解説している。

あらゆる製造業のパフォーマンス向上にも活用できる

本書で紹介する顧客指向のプロセスアプローチの方法は,ISO/TS 16949の『タートルチャート』を用いたものであるが,ISO9001を実施しているあらゆる製造業のパフォーマンス向上にも活用できる。」


本書は、6章からなります。

第1章では、「自動車産業はなぜISO/TS16949を要求するのか」との表題で、自動車産業に関わる安全・法規制、技術力・マネジメント力、TS2規格要求事項の12点の特徴などについて解説しています。

第2章では、「オートセクター・プロセスアプローチによる登録審査」との表題で、TS2審査の特徴、とくに顧客指向プロセスアプローチ(COP)審査について、その審査の流れについて解説しています。

第3章では、「内部監査の基本」との表題で、監査の位置づけ、ISO19011:2002「品質/又は環境マネジメントシステム監査のための指針」に準拠した内部監査プラン、内部監査の進め方、TS2 内部監査の特徴やポイントについて解説しています。


第4章では、「プロセスアプローチによる品質マネジメントシステム」との表題で、いまなぜプロセスアプローチか、QMSの構造、プロセスアプローチによる品質マニュアルの特徴、プロセスアプローチ、顧客指向プロセス(COP)などとプロセスアプローチの運用管理のための『タートルチャート』の活用について解説しています。

第5章では、「プロセスアプローチによる内部監査」との表題で、プロセスアプローチに基づく内部監査の進め方、留意点、監査ワークシートの作成、内部監査の指摘と是正処置の方法などについて解説しています。

第6章では、「コアツールの活用と内部監査のポイント」との表題で、APQP(新製品開発計画)、CP(コントロールプラン)、FMEA(潜在的故障モード影響解析)、MSA(測定システム解析)、SPC(統計的工程管理)、PPAP(量産開始申請手続)の各コアツールについての概要の解説と各コアツールの実施状況についての監査時の一般的なチェックポイントについて解説しています。

ISO/TS16949プロセスアプローチ内部監査のノウハウ―ISO9001実施組織のパフォーマンス向上に役立つ
日科技連出版社
沖本 一宏(著)
発売日:2006-10
発送時期:通常1~2週間以内に発送
ランキング:9453


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 自動車産業はなぜISO/TS16949を要求するのか
第2章 オートセクター・プロセスアプローチによる登録審査
第3章 内部監査の基本
第4章 プロセスアプローチによる品質マネジメントシステム
第5章 プロセスアプローチによる内部監査
第6章 コアツールの活用と内部監査のポイント


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ISO/TS 16949:2002規格の序文 05.項「このTSの到達目標」において、以下のように記載されていいます。

このTSの到達目標は、サプライチェーンにおける欠陥予防、並びにばらつき及びムダの低減に重点を置いた継続的改善をもたらす品質マネジメントシステムをつくりあげることである。」

ISO/TS 16949 規格は、自動車産業を対象とした品質マネジメントシステムのセクター規格ですが、上に引用したTSの到達目標にあるように、その内容は、自動車産業のみならず各製造業において、その品質経営のパフォーマンスを改善する目的に幅広く活用できる規格となっています

 これまでに発行されているISO/TS 16949に関係する参考図書としては、AIAG(米国自動車産業アクショングループ)のガイドの翻訳書をはじめ、ISO/TS164949の規格要求事項の解説を主体としたものが多かったように思われます。

 プロセスアプローチの観点からISO/TS16949規格に基づく品質マネジメントシステムの構築と運用について、また特にコアツールの重点解説も含め、図解で分かり易く、解説している入門書が発行されていますので紹介します。

本書:「図解 ISO/TS16949よくわかるプロセスアプローチとコアツール」です。

本書は、著者:岩波 好夫氏で、(「図解 ISO/TS 16949入門」の著者、当ブログで紹介)2006年9月に 日科技連出版社より発行されています。

本書の帯には、以下のように書かれてあります。

「自動車産業品質マネジメントシステムの

国際規格ISO/TS16949で求められる

プロセスアプローチにもとづく

システム構築と運営、コアツールの活用を


図解で分かり易く解説。

実践的入門書!。」

また裏面の帯には、次のことが書かれてあります。

「本書はつぎの方々にお奨めします。

  1. 自動車産業のビジネス・パスポートとなるISO/TS16949認証取得(審査登録)を検討中の企業の方々
  2. 自動車産業のプロセスアプローチ、コアツール、顧客固有の要求事項など、ISO/TS16949で要求されている内容のうち、ISO/TS16949規格要求事項以外についても、理解したいと考えておられる方々
  3. ISO9001認証を取得しているが、品質向上と顧客満足だけでなく、生産性やコストを含めた経営パフォーマンスの改善のために、システムをレベルアップさせたいと考えておられる企業の方々」

本書の構成は、7章からなります。

第1章は、「ISO/TS16949の審査登録とシステム構築」との表題で、ISO/TSの審査登録、システム構築などについてフローで概要とそのステップ毎の課題が解説されています。

第2章は、「現状システムとのギャップ分析」として、組織の現状のQMSとTS2とのギャップ分析の手順について解説しています。

第3章は、「自動車産業のプロセスアプローチ」として、自動車産業の顧客志向に基づくプロセスアプローチについて解説しています。

第4章は、「ISO/TS164949の内部監査」として、ISO19011規格の概要と、システムアプローチに基づく内部監査の方法について解説しています。

第5章は、「プロセス・パフォーマンズの改善」として、TS2の主要なプロセスの、顧客満足プロセス、設計開発プロセス、製造工程プロセス、供給者プロセスについて、パフォーマンスの改善について説明しています。

第6章は、「ISO/TS16949のコアツール」として、『新製品品質計画(先行製品品質計画、APQP)』、『製品承認プロセス(生産部品承認プロセス、PPAP)』、『故障モード影響解析(FMEA)』、『統計的工程管理(SPC)』、『測定システム解析(MSA)』のそれぞれについて解説しています。

第7章は、「顧客固有の要求事項および半導体の要求事項」としてその内容を説明しています。

なお本書で、プロセスアプローチの解説には、幅広く、AIAGの実践ガイドの付属書FでTS2の「監査および実施のための強力な分析ツール」として、取り上げられていた『タートル図』が多く採用され分かり易く解説されています。

turtlediagram.gif 


 

図解ISO/TS16949 よくわかるプロセスアプローチとコアツール
日科技連出版社
岩波 好夫(著)
発売日:2006-09
発送時期:通常1~2週間以内に発送
ランキング:64959

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 ISO/TS16949の審査登録とシステム構築
   1.1 ISO/TS16949審査登録のフロー
   1.2 ISO/TS16949システム構築のフロー
   1.3 ISO/TS16949の関連規格
第2章 現状システムとギャップ分析 
   2.1 ISO/TS16949の適用範囲
   2.2 ISO/TS16949の要求事項とギャップ分析
第3章 自動車産業のプロセスアプローチ
   3.1 プロセスアプローチ
   3.2 自動車産業のプロセスアプローチ
第4章 ISO/TS16949の内部監査
   4.1 ISO/TS16949の概要
   4.2 ISO/TS16949の内部監査
第5章 プロセス・パフォーマンスの改善
   5.1 顧客満足プロセスのパフォーマンス改善
   5.2 設計・開発プロセスのパフォーマンス改善
   5.3 製造工程プロセスのパフォーマンス改善
   5.4 供給者プロセスのパフォーマンス改善
第6章 ISO/TS16949のコアツール
   6.1 ISO/TS16949とコアツール
   6.2 新製品品質計画(APQP)
   6.3 製品承認プロセス(PPAP)
   6.4 故障モード影響解析(FMEA)
   6.5 統計的工程管理(SPC)
   6.6 測定システム解析(MSA)     
第7章 顧客固有の要求事項および半導体の要求事項および半導体の要求事項
       7.1 ダイムラークライスラー固有の要求事項
   7.2 フォード固有の要求事項
   7.3 ゼネラルモータース固有の要求事項
   7.4 半導体の要求事項
付録:用語の解説
参考文献

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ISO/TS 16949:2002 規格(TS2)規格は、ISO 9001:2000をベースに、自動車産業界に固有の要求事項をさらに付加して作成された自動車セクター規格になります

このISO/TS 16949:2002の構築・運用を進める上のノウハウについて詳細に解説しているガイドブックを紹介します。 

ただし、ISO/TS 16949:2002規格の本文とかは、IAOBによる著作権の制約のため、本書とは別に、ISO/TS 16949:2002規格対訳本とか、IATFのガイダンスなどを参照する必要があります。

本書:「ISO/TS 16949構築・運用ガイド」です。

本書は、著者:吉間 英宣氏ならびに沖本 一宏氏の共著で、2004年2月に日科技連出版社より発行されています。

本書の冒頭の「この本を使って頂きたい人々および使い方」で読者として、自動車関連企業(自動車メーカー、関連する部品・材料など及び各種サービスを提供している企業)、また、多くの製造業で、ISO/TS 16949:2002、あるいはISO 9001:2000の導入・推進・技術支援をする人、経営者・管理職者・スタッフ、品質保証・品質管理活動に関係する人達など幅広い人達に役立つよう意図した旨が書かれてあります。

本書の表紙の折り返しに本書の特徴などが書かれてあります。

『品質マネジメントシステムの構築・運用に取り組まれる以下の企業の参考書として有効』

  • ISO9001:2000、QS-9000:1998、ISO/TS 16949:1999からISO/TS16949:2002へ移行する企業
  • 新規にISO/TS 16949:2002を導入・受審する企業


また『ISO/TS 16949:2002を審査登録するメリット』とのタイトルで以下のことが書かれてあります。

  • 審査登録証の取得によって取引条件をクリアでき、登録証を保有することでこれを要求する顧客の取引先として必要条件を満たすことができる
  • 環境マネジメントシステムなど、ほかの分野のマネジメントシステムを構築する際に、効率的に構築できる
  • 自動車産業界のさまざまな業種間の共通言語として、いろいろな場面でコミュニケーションがよくなり、業務の効率が上がる

本書は、9章からなります。

1章では、ISO/TS 16949:2002の概要を解説し、COP(顧客志向プロセス)アプローチなどについて説明しています。

2章は、第三者認証登録制度と審査実施の手順に関する内容を説明しています。

3章は、表を中心にしてQS-9000との違いとISO/TS 16949:2002への移行のポイントなどを解説しています。

本書の中心となる4~8章では、ISO/TS 16949:2002規格の要求事項について、見開きの2ページで、表により、条項、見出し/キーワード、規格の意図、品質マネジメントシステムの構築方法、実践運営のポイントを分かり易く解説しています。

とくにISO/TS 16949:2002規格のISO 9001:2000規格に対する特有の要求事項をクローズアップして識別して表現されています。

また9章では、片山工業株式会社の「品質マニュアル」を紹介しています。

ISO/TS 16949構築・運用ガイド
日科技連出版社
吉間 英宣(著)沖本 一宏(著)
発売日:2004-02
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:106378
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 ISO9001との対応が無いのが残念
おすすめ度4 ISO9001取得後にも

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 ISO/TS 16949:2002とはどんな規格か
第2章 ISO/TS 16949:2002の審査登録
第3章 QS‐9000:1998からISO/TS 16949:2002への移行のポイント
第4章 「品質マネジメントシステム」の構築・運用のポイント
第5章 「経営者の責任」の構築・運用のポイント
第6章 「資源の運用管理」の構築・運用のポイント
第7章 「製品実現」の構築・運用のポイント
第8章 「測定、分析及び改善」の構築・運用のポイント
第9章 品質マニュアルの実例


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ISO/TS16949:2002自動車セクター規格の2005年度の世界での認証組織数は、17,047件(前年比70%増)と伸び、特に中国では、2,151件(459件:前年比359%)と顕著な伸びを示しています。」「ISOの『survey 2005』による

ちなみに日本は、上記の資料で、177件(前年度:169件)となっていますが、日本は,IATFメンバーに入っていない背景もあり、自動車サプライヤーでISO/TS16949:2002に基づきシステム構築をして運用もしているが認証取得を行っていない組織は、かなりの数に及ぶかと思われます。

このISO/TS16949についての入門書を紹介します。

本書:「ISO/TS16949入門」です。

本書は、著者:菱沼 雅博氏で、2004年4月に日本規格協会より、同社の『やさしいシリーズ7』として発行されています。

本書のまえがきで著者は、この本の意図について以下のように述べています。

「この本は、業務上これからISO/TS16949自動車セクター規格を学ぶ必要がある人への入門書として、又は既にある程度知っている人が知識を整理する際の参考となることを意図しています。社内研修での教育テキストとしても活用いただけます。」

本書の構成は、同社のやさしいシリーズの他の本と同様の構成をとっています。

すなわち、本書は、6章からなりますが、第1章では、Q&A形式で例えば「ISO/TS16949:2002って何ですか?」などの質問に、簡潔に答えるような方法で、ISO/TS16949:2002について、その経緯や規格の内容の解説に加え、QS-9000との対比や移行の留意点などについて概説しています。

第2章~第4章までは、第1章で概説された内容をより掘り下げて詳しく解説する構成となっています。また第1章の回答内容について、更に補完するといった形になっています。

第5章は、著者が、セミナーやサプライヤーからの相談で受けた質問をベースとして、いわゆるFAQ(良くある質問)の形式で、ISO/TS16949:2002をシステム構築したり、審査登録の準備をしたりする際の参考となるような事項について、解説しています。

第6章は、著者のむすびの言葉が添えられ、ISO/TS16949審査登録機関一覧などの参考資料が掲載されています。

ISO/TS 16949入門
日本規格協会
菱沼 雅博(著)
発売日:2004-06
発送時期:通常2日間以内に発送
ランキング:76975
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 基本的で分りやすい

なお本書の目次は、以下の内容となっています。
第1章 ISO/TS16949を知るための13のQ&A
Q1 ISO/TS16949:2002って何ですか?
Q2 自動車セクター規格って何ですか?
Q3 ISO9001ではなくてなぜISO/TS16949なのですか?
Q4 IATFは規格作成以外にも機能があるのですか?
Q5 QS-9000との関係はどうなっていますか?
Q6 自動車業界におけるISO/TS16949の位置付けはどうなっていますか?
Q7 審査登録制度はどうなっていますか?
Q8 ISO/TS16949審査登録のビジネス上のメリットは何ですか?
Q9 ISO/TS16949導入にあたって、特に中小企業において、投資に見合ったメリットはありますか?
Q10 実際に審査登録した企業はどういうことをしていますか?
Q11 ISO9001を審査登録していますが、その上ISO/TS16949をとる必要は、あるのですか?
Q12 ISO9001を審査登録していないと、ISO/TS16949の審査登録はできないのでしょうか?
Q13 ISO/TS16949:2002に関して、日本を含め世界における反応や状況は、どうなっていますか?
第2章 ISO/TS16949って何だろう
2.1 ISO/TS16949の誕生
2.2 QS-9000の問題点と改善
2.3 ISO/TS16949の構成
2.4 ISO/TS16949の開発組織
2.5 日本の自動車業界の対応
2.6 各国自動車メーカーの動向
第3章 ISO/TS16949ってどんな規格だろう
3.1 ISO/TS16949の特徴
3.2 ISO/TS16949の各条項の概要
3.3 ISO/TS16949の審査登録制度
3.4 今後の動向
第4章 企業はどう対応したらよいのか
4.1 世界におけるISO/TS16949に対する企業の動向
4.2 自動車メーカーはどう考えればよいか
4.3 ISO/TS16949を導入するサプライヤーは何をすればよいか
4.4 上手に導入するために
第5章 FAQ(よくある質問)
5.1 ISO/TS16949の各条項について
5.2 ISO/TS16949の審査登録について
5.3 ISO/TS16949の動向について
第6章 むすび
参考1 ISO/TS16949審査登録機関一覧
参考2 ISO/TS16949審査登録状況
参考3 ISO/TS16949の参考となるウェブサイト一覧
引用・参考文献


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ISO/TS16949では、ISO9001の目的である顧客満足と、品質マネジメントシステムの有効性の改善に加えて、品質、生産性、およびコストなど企業の種々のパフォーマンスの改善を目的としています

 そしてねらいは、不適合の検出ではなく、不適合の予防と工程レベルの改善です
したがってISO/TS16949は、自動車業界のみならず、あらゆる製造業におけるパフォーマンス改善のために活用することができる規格といえます。」

これは、本日紹介するISO/TS16949 の入門書のまえがきに記載されてある言葉です。

本日紹介するのは、本書:「図解 ISO/TS 16949入門」です。

本書は、著者が、岩波 好夫氏で2005年3月に日科技連出版社より発行されています。

本書の表紙の折り返し部分には、以下のように書かれています。

「本書は、“むずかしい”と言われる自動車産業用マネジメントシステムISO/TS 16949の規格要求事項を要求事項の要旨→要求事項のポイント→QS‐9000からの変更点の流れでわかりやすく解説している。

 規格要求事項の要旨については、その体系を図解し、ビジュアルにとらえることが可能である

さらに、QS‐9000からISO/TS 16949への移行審査にも対応しており、移行の際のポイントをコンパクトにまとめている。」

本書は、以下の3部で構成されています。

  • 1部  ISO/TS 16949の概要:ISO/TS 16949制定の経緯から適用範囲ならびに審査登録制度など解説しています。
  • 2部 ISO/TS 16949の解説:ISO/TS 16949の4項から8項までについて
  1. ISO/TS 16949の要旨」:ポイントをIATFガイドラインの内容も含め、図解により解説
  2. ISO/TS 16949のポイント」:ISO9001の要求事項のポイント+ISO/TS 16949の追加要求事項のポイントを解説
  3. 「QS-9000からの変更点」:QS-9000とISO/TS 16949の変更点を解説
  • 3部 「 ISO/TS 16949のシステム構築と移行のポイント」:QS-9000からの移行、ISO9001からの移行、さらに ISO/TS 16949のシステム構築と運用のポイントを解説しています。

本書は、IAOBの著作権上の理由からか、ISO/TS16949 規格本文が掲載されていないため、別途、「ISO/TS16949 品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2000運用に関する固有要求事項」や「ISO/TS16949 :2002に対するIATFガイダンス」などを参照しながら、読み進めることが必要です。

図解ISO/TS 16949入門
日科技連出版社
岩波 好夫(著)
発売日:2005-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:185686

本書の目次は、以下の内容です。
第1部 ISO/TS16949の概要
     ISO/TS16949制定の経緯と関連規格
     ISO/TS16949のねらいと適用範囲
     ISO/TS16949審査登録制度
第2部 ISO/TS16949の解説
     品質マネジメントシステム
     経営者の責任
     資源の運用管理
     製品実現     
           測定・分析・改善
第3部 ISO/TS16949システム構築と運用のポイント
     ISO/TS16949システム構築のポイント
     ISO/TS16949システム運用のポイント
付録:用語の解説


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ISO/TS 16949:2002(通称TS2)は、2002年に発行された自動車セクター規格で、品質マネジメントシステム(QMS)に関する国際標準になります。

ISO/TS 16949:2002についての分り易い解説書を紹介します。自動車業界の関係者だけでなく、一般製造業でも役に立つと思われます。

本書:「よくわかるISO/TS16949自動車セクター規格のすべて」です。

本書は、著者:長谷川 武英 氏で、日刊工業新聞社より2005年9月に発行されています。

よくわかるISO/TS16949自動車セクター規格のすべて
日刊工業新聞社
長谷川 武英(著)
発売日:2005-09
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:63163

本来、ISO/TSは、ISOが発行する技術仕様書(Technical Specification)で、将来国際規格(IS)への移行を前提とし、発行の3年後にIS化の可否判断が求められ、6年後には,IS化または破棄が決定される性質のものということになります。

この技術仕様書は、IATF(International Automotive Task Force)が作成し、ISO/TS 176傘下のAutomotive Pilot Project により検証された共同策定との経緯となります。

なおISO/TS 16949:2002の関連文書は、以下の4部構成になっています。

  1. 要求事項本文(規格本文)
  2. IATFガイダンス(実例や解説の記述)
  3. Rules for achieving IATF recognition(審査登録のスキーム)
  4. Quality Management System Assessment Check List(審査に用いるチェックリスト)

なお要求事項本文については、 ISO TS16949自動車セクター規格WG翻訳による対訳本があります。

対訳・ISO/TS16949品質マネジメントシステム―自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2000適用に関する固有要求事項 ポケット版
日本規格協会
ISO TS16949自動車セクター規格WG(翻訳)日本自動車工業会(翻訳)自工会=(翻訳)
発売日:2002-10

従来のQS-9000(第3版)が2006年12月14日で廃止とのことで、ISO/TS 16949:2002が自動車業界の実質的なデファクトになる流れで動いています。

なおQS-9000(1994年8月に発行)は、ビッグ3が発端となってのその作成の背景から、「APQP」(新製品開発の品質計画)、「PPAP」(生産部品承認プロセス)、「FMEA」(故障モード影響解析),「SPC」(統計的手法」、「MSA」(測定システム解析)などの日本自動車業界がすでに現場で実践してきた品質管理手法が盛り込まれた特色を備えているが、基本的には、ISO9001:2000の改定に伴う改定を行わないで、ISO/TS16949に集約される流れとなった経緯があります。

なお本書(「よくわかるISO/TS16949自動車セクター規格のすべて」)では、要求事項部分は、IAOB(International Automotive Oversight Bureau)による日本語訳の著作権のため著者による独自訳が掲載されています。(他のTS16949関連本では、著作権のため要求事項自体の記載が無いものが多いかと思われます。)

本書は、フロー図や、重点箇所のハッチング等により分り易く構成されています。

本書は、自動車業界だけでなく、TS16949は、QMSパフォーマンスの向上を目的としていることから製造業においてもそのパフォーマンスの改善部分で大いに参考になると思われます。

なお本書の目次は、以下の内容です。
まえがき
第1章 自動車産業と品質マネジメントシステム
 1.1 自動車産業の特徴と製品特性
 1.2 日本の自動車業界とISO9000
 1.3 なぜ、ISO/TS16949はJISにならなかったのか?
第2章 ISO/TS16949:2002に至る自動車セクター規格の経緯
 2.1 米国ビッグ3から始まったQS―9000
 2.2 自動車セクター規格の基となっているQS―9000の特徴
 2.3 QS―9000からISO/TS16949へ
第3章 ISO/TS16949:2002の基本
 3.1 ISO/TS16949の枠組みと要点
 3.2 審査登録制度の特徴
 3.3 基本となっているISO9000:2000
      品質マネジメントの8原則と解説
 3.4 TSの目標は“QMSパフォーマンスの改善” 
 3.5 プロセスアプローチ
 3.6 ISO/TS16949:2002に対するIATFガイダンス
 3.7 TSの達成目標
 3.8 適用範囲
 3.9 定義
第4章 ISO/TS16949:2002の要求事項の要点
 4.1 一般要求事項
  5. 経営者の責任
 5.6 マネジメントレビュー
  6. 資源の運用管理
  7. 製品実現
 7.2 顧客関連のプロセス
 7.3 設計・開発
  8. 測定、分析及び改善
 8.2.2 内部監査
第5章 ISO/TS16949要求事項に対するチェック項目
  4. 品質マネジメントシステム
  5. 経営者の責任
  6. 資源の運用管理
  7. 製品実現
  8. 測定、分析及び改善
第6章 顧客固有要求事項
第7章 品質コアツール
 7.1 故障モード影響解析(FMEA)
      ケーススタディ:自動車のDFMEA
 7.2 統計的工程管理手法(SPC)
 7.3 測定解析(MSA)
第8章 TSの内部監査
 8.1 内部監査は効果的な経営ツール
 8.2 ISO/TS16949:2002で要求されている内部監査
 8.3 効果的な内部監査員の選定
 8.4 内部監査員の教育及び力量
 8.5 効果的な内部監査アプローチ
 8.6 プロセスアプローチ型内部監査
 8.7 内部監査のテクニック
 8.8 品質リスク予防の内部監査
 8.9 是正処置及びフォローアップ
第9章 自動車産業の社会的責任(CSR)とリコール
 9.1 リコール隠しの原因
 9.2 リコール隠しをISO/TS16949で検証する
 9.3 リコール欠陥を作らないシステムこそが再発防止策


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