今年は、インフルエンザの流行の兆しがあるようです。


さらには、新型インフルエンザの脅威がひたひたと迫ってきています。


新型インフルエンザについて、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが変異し、人から人へと感染して起きると言われています。


人間は免疫を持っていないことから、急速な世界的大流行(パンデミック)を引き起こす可能性があると危惧されており、日本で発生した場合には、数十万人が死亡するとの推定もあります。


この数字は、1918~19年のスペインかぜの死亡率をもとに推測されているようで、スペインかぜ感染者の死亡率は、2%とのことでしたが、鳥インフルエンザの場合には、感染者の60%が死亡する強毒型になります。


このスペインかぜは人類が遭遇した最初のインフルエンザの大流行(パンデミック)でした。


WHOによると現在は、新型インフルエンザの警戒レベル(フェーズ)区分は、流行危険期のフェーズ3にあり、フェーズ4になると封じ込めがうまくいかなければ、1週間程度で世界中に拡大し、パンデミック発生のフェーズ6まで進んでしまうとの状況にあります。


個人としても企業としても新型インフルエンザに対する適切な理解と予防策の備えが必要です。


さて、BCM事業継続マネジメント)というのは、Business Continuity Managementの頭文字で、地震や津波、台風、火災、パンデミック、テロ、不祥事、取引先の倒産、大規模なシステム障害といった「組織を脅かす潜在的なインパクトを認識し、利害関係者の利益、名声、ブランドおよび価値創造活動を守るため、復旧力(レジリエンシー)及び対応力を構築するための有効な対応を行うフレームワーク、包括的なマネジメントプロセスを指す」と本書の冒頭では、2005年3月の経済産業省の「事業継続計画策定ガイドライン」との定義を引用して解説しています。


さらにBCMの特徴について、以下のようなマネジメントと述べています。


BCMは、事前対策と事後対策を講じることにより、

  1. インシデントの発生時にも事業活動レベルの低下を抑え(インパクトを低減し);
  2. 回復時間を短縮させる;

ことの両方を達成する包括的なマネジメント。


本日は、BCM事業継続マネジメント)の分かり易い入門書を紹介します。


<<ポイント>>


BCM事業継続マネジメント)についての意義から最新動向までを概観し、さらにそのポイントをQ&Aで解説している入門書


BCM事業継続マネジメント)について、


  • リスクマネジメントや防災と何が違うのか?
  • どうやってBCMを構築すればいいのか?
  • BCMに関する規格やガイドラインは?

といったBCMの基本について、英国事業継続協会(BCI)の『BCMガイドライン(BCM Good Practice Guidline』の内容を核にして、「事業の理解」/「BCM戦略」/「個別のBCPの作成」/「訓練及びメンテナンス」/「BCM文化の醸成」などの30問のQ&Aを通じて分かり易く解説しています


本書:「BCM(事業継続マネジメント)入門」です。


本書は、著者:小林 誠 先生と 渡辺 研司 先生の共著にて、2008年12月に日本規格協会より発行されています。


同社の「やさしいシリーズ21」になります。


BCM(事業継続マネジメント)入門 (やさしいシリーズ)
日本規格協会
発売日:2008-12
発送時期:通常3~4日以内に発送
ランキング:150143

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています


Q&Aで理解するBCMの入門書!

  • 地震、台風?津波、不祥事、火災?
  • どうやってBCMを構築すればいいのか?
  • BCMに対する規格やガイドラインは?
  • 新しいリスク(新型インフルエンザなど)に対する備えは…
  • リスクマネジメントや防災と何が違うの?

本書は、2章から構成されています。


第1章では、「BCM総論
と題して、BCMについてその全体像を概観しています。BCMの意味、意義、防災との違い、さらにBCMの位置づけといった解説にはじまり、今日、なぜBCMが必要とされるか、BCMについて取引先から要求された際にはどのような留意が必要かなど解説しています。また BCMとBCPとの違い、事業インパクト分析(BIA)、目標復旧時間(RTO)などの基本用語についてその進め方などの基本を解説し、さらにBCMの歴史から最新動向として、国内の規格、ガイドライン、および国際規格を含む海外の規格、ガイドラインの内容について解説しています。(経済産業省、中小企業庁の指針、ガイド、BS25999-1:2006、BS25999-2:2007規格を含め幅広く取り上げ解説しています。)


第2章では、「Q&Aで知るBCMの実際
と題して、最初に「BCMサイクル(BCMの構築と維持・更新の手順)」/「事業の理解とは」/「基本方針の大切さ」/「専任者や専門部署の設置」といった共通事項を解説した上で、30問のQ&Aにより、BCMについて、PDCAサイクルの順に、例えば、以下のような問いが取り上げられ、分かり易く解説されBCMの実務の理解が進むという流れになっています。


  • 「事業の理解」
    (Q1 事業インパクト分析(BIA)はなぜやらなければならないのですか?~Q5 リスクアセスメントと事業インパクト分析(BIA)は何が違うのですか?)、
  • 「BCM戦略」
    (Q6 BCMの費用対効果はどのように考えればよいですか?~Q9 代替拠点(事業所)の手配が難しい場合,どのように考えればよいですか?)、
  • 「個別のBCPの策定」
    (Q10 BCMとリスクマネジメント,危機管理との関係は?~Q19 部門計画で決めなければならない対応項目は何ですか?)、
  • 「訓練及びメンテナンス」
    (Q20 訓練にはどのような種類があるのですか?~Q23 監査はどのように行うのですか?)、
  • 「BCM文化の醸成」「その他」
    (Q24 社内のBCMに関する意識レベルはどのように測ればよいですか?~Q30 BCMに取り組んでいる企業の市場からの評価はどのような状況ですか?)

上記のQ&Aは、見開きの2ページで多数のイラストや図表を交えて解説され、また重要な用語やポイントに関してわく囲みで【One Point】の解説があります。


また巻末には、資料1として、「自治体がまとめたガイドライン」および資料2として、「主なカタカナ用語の定義(50音順)」(「インシデント」 「インパクト・ベース」といった8つのカタカナのキーワードが解説されています。)


<<本書で何が学べるか?>>


本書は、BCMに関して最初に読むべき本といった趣の本で、 BCMの内容や各種ガイド ライン・規格制定の動き・BCM構築の仕方まで分かり易いQ&A形式で解説しています


本書からBCMの基本的内容・構築手順(BCIガイドライン)・官庁や自治体発行のBCMガイドラインの概要・導入事例などがBCMの基礎から実務の概要を学ぶことができます


<<まとめ>>


BCMには関心があるがやさしい入門書でまず勉強をといったビジネスパースンには、本書は、お奨めです。


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 BCM総論
1.1 BCMの意味,意義
1.2 BCMの必要性
1.3 用語の整理
1.4 BCMの歴史
1.5 BCMの最新動向
第2章 Q&Aで知るBCMの実際
2.1 共通事項
2.2 事業の理解
2.3 BCM戦略
2.4 個別のBCPの策定
2.5 訓練及びメンテナンス
2.6 BCM文化の醸成
2.7 その他
資料1 自治体がまとめたガイドライン
資料2 主なカタカナ用語の定義(50音順)




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事業継続マネジメントシステム(BCMS)適合性評価制度に関して、7月30日に日本情報処理開発協会(JIPDEC)情報マネジメント推進センターは、その実証運用を同日から開始すると発表しています。(また事業継続マネジメントシステム(BCMS)適合性評価制度の検討に関して、財団法人日本適合性認定協会(JAB)との協力も発表されています。)


すでに英国では、事業継続マネジメントシステムの適合性評価について2006年からパイロット運用が開始されていましたが、BS 25999-2:2007の規格発行(2007年11月)と同時のタイミングで第三者認証が開始されており、世界的にも事業継続マネジメントシステム(BCMS)の認証は、注目が高まってきています。また富士通グループが国内初のBS 25999-2:2007による認証をBSI(英国規格協会)より取得しています。


なおJIPDECによる正式運用は、2009年8月を目指すとのスケジュールが発表されています。このような第三者機関による評価制度を運用することで、日本国内のBCMの信頼性向上を目指しています。


すでに世界的にBCMに関する利用ガイド等も多く発行されていますが、2006年3月には、JIPDECによる事業継続管理(BCM)に関する 利用ガイドも発行されています。また経済産業省や内閣府中央防災会議がまとめた国のガイドラインや各業界団体が作成したBCPガイドラインも公表されています。


JIPDECによるBCMSの実証運用に用いられる規格は、BS 25999-2:2007「Business continuity management. Specification」(:事業継続マネジメント−第2部 仕様)で実施されることになります。


またBS規格では、実践のための規範となる規格、 BS 25999-1:2006「Business continuity management . Code of practice」(:事業継続マネジメント−第1部 実践規範)もすでに発行されています。


ISOでも事業継続マネジメントの国際規格化を推進するTC223がまとめた事業継続マネジメントに関する一般公開文書のISO/PAS 22399:2007「Societal Security -Guidelines for incident preparedness and operational continuity management」(・社会全体のセキュリティを意識した一般公開仕様書:緊急事態準備と事業継続マネジメントに取り組むための基準文書)が発行されています。なおBCP(事業継続計画)/BCM(事業継続管理)の国際規格の発行は、今のところ2009年末から2010年と想定されています。


本日は、上記の規格等からは少し離れますが、システム障害や災害が発生した場合でも、ビジネスを停止させない仕組み作りのリスク管理についてのノウハウを図解で解説している入門書を紹介します。

<<ポイント>>


システム障害や災害等へのリスク管理の仕組みである事業継続管理に関わる基本と仕組みを図解で解説する入門書。


システム障害や災害が起きたとき、取引やサービスが停止してしまうと、関係している多くの企業や社会に深刻な影響を与える懸念が生じます。このようなリスク回避のため「事業継続計画(BCP)」「事業継続マネジメント(BCM)」を内部統制の構築と連動させたりして、策定、導入する機運が高まってきています。


事業継続計画の策定手順、内部統制としてBCPを導入する方法、事業継続管理(BCM)の構築方法、ISO化が進むBS25999の取得方法、BCMの資格の種類と試験方法などの事業継続管理の基本と仕組みについてわかりやすく図解にて解説しています


本書:「最新事業継続管理の基本と仕組みがよ~くわかる本」です。


ビジネスを停止させないBCPとBCM」との副題が付いています。


本書は、打川 和男氏の編著にて、共著者:勝俣 良介 氏ならびに 落合 正人 氏にて、2008年6月に秀和システムより発行されています。


最新事業継続管理の基本と仕組みがよ~くわかる本―ビジネスを停止させないBCPとBCM (How-nual図解入門ビジネス)
秀和システム
打川 和男(編さん)
発売日:2008-06
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:103774
おすすめ度:3.5
おすすめ度3 よくわからん
おすすめ度4 ほんとにわかりやすい

<<本書のエッセンスの一部>>


事業継続計画(BCP)および事業継続マネジメント(BCM)に関する準備を効果的に推進する方法を概観しています。


本書では、表紙にも書いていますが、以下のような内容を取り上げて解説しています。


  • 事業継続計画(BCP)の策定手順
  • 内部統制としてBCPを導入する方法
  • 事業継続管理(BCM)の構築方法
  • ISO化が進むBS25999の取得方法
  • BCMに関わる資格の種類と試験の方法

本書は、13章から構成されています。赤(?茶)と黒の2色刷で、多数の概念図やイラストなどを含めた図表が挿入されており、分かり易い解説となっています。各章の終わり等に「カラム」が挿入され、『地域によって変わるリスク−カントリーリスク』などのトピックスが取り上げられ解説されています。


第1章では、「事業継続マネジメントがなぜ必要なのか?」ではじまり、第2章で、「どんなリスクを想定するのか」、第3章では、「用語を理解しよう」とのタイトルで、事業継続マネジメントのについてその基本知識および専門用語等について概観しています。


また第4章から第9章までは、事業継続マネジメント(BCM)の手順と構築方法を時系列的に解説しています。第4章では、事業継続計画(BCP)の策定において重要になる「事業インパクト分析(BIA)」手順とポイントについて解説。第5章では、『脅威の特定』→『リスク分析』→『リスク評価』の手順からなる「リスクアセスメント(RA)」について解説。次いで、第6章では、事業継続計画(BCP)の骨子となる「事業継続戦略を決定する」活動のポイントについて解説。また、第7章では、「インシデントマネジメント計画と事業継続計画」として、事業継続マネジメント(BCM)の中核文書となるインシデントの発生時の初期・初動対応計画と事業継続計画(BCP)の活動計画の策定について解説しています。また第8章では、「エクササイズ」として、インシデントマネジメント計画と事業継続計画、事業復旧計画などの実効性を確認するためのエクササイズ(演習)の方法について解説しています。さらに第9章では、「事業継続マネジメントシステム」として、BDCAサイクルを取り込んでの事業継続マネジメントシステムの構築とその継続的改善の運用について解説しています。


第10章では、「ディザスタリカバリ」として、システム障害に備えるための災害復旧に関わる運用体制について、データとサーバ施設に焦点を当てそのポイントを解説しています。


第11章では、「事業継続計画のガイドライン」について、また第12章では、「事業継続マネジメントの規格」の関連情報を取り上げ解説しています。さらに第13章では、「事業継続マネジメントの資格」として関連する専門資格について解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


事業継続計画(BCP)および事業継続マネジメント(BCM)を構築するためにどのような準備が必要かといった観点から事業継続管理の基本と仕組みについて分かり易く解説しています。


事業継続計画の策定手順、内部統制としてBCPを導入する方法、事業継続管理(BCM)の構築方法、ISO化が進むBS25999の取得方法、BCMの資格の種類と試験方法などをわかりやすく図解にて解説しています。


<<まとめ>>


本書は、金融、通信、交通、電気、ガス、水道などの公共性が高い事業継続管理のシステムのニーズの高い業種の関係者から事業継続リスクの高い事業組織の方々、事業継続管理に関心があるビジネスパースンが最初に読まれる事業継続計画(BCP)および事業継続マネジメント(BCM)の入門書としてお薦めの一冊です。


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 事業継続マネジメントがなぜ必要なのか?
第2章 どんなリスクを想定するのか
第3章 用語を理解しよう
第4章 事業インパクト分析
第5章 リスクアセスメント
第6章 事業継続戦略を決定する
第7章 インシデントマネジメント計画と事業継続計画
第8章 エクササイズ
第9章 事業継続マネジメントシステム
第10章 ディザスタリカバリ
第11章 事業継続計画のガイドライン
第12章 事業継続マネジメントの規格
第13章 事業継続マネジメントの資格





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BCM (business continuity management:事業継続マネジメント)は、地震、火災、テロ、大規模なシステム障害等のそのリスクの発生可能性は低いとしても、万が一、発生した場合には、組織の存亡にも関わる大規模な脅威が発生するような事態においても、企業がいかに事業の継続を図り、取引先に対するサービスの提供の欠落を最小限にするかを目的とする経営管理手法になります。


BCMは、今日では、企業の重要な経営戦略であるリスクマネジメントの1部となっており、企業の経営戦略上、企業が社会的責任を果たし、企業価値を高める上でも必須のものとなってきています。


BCMの仕組み構築の流れとしては、始めにビジネスインパクト分析(BIA)を行い、自社の業務プロセスが抱えるリスクとその影響を把握します。次いで、そのうえで優先的に復旧すべきプロセスとそれに必要な設備やシステムを明らかにし、目標復旧時間の設定や復旧手順を計画していきます。さらにそれに基づいてBCP(business continuity plan:事業継続計画)を策定する。といった枠組みで、BCP(事業継続計画)の策定から、その導入・運用・見直しという継続的改善を含むPDCAマネジメントシステムになります。


BCMSの関連規格としては、英国規格の「BS25999:Part1:Business continuity management. Code of practice:事業継続マネジメントのための実践規範」(2006/11)、「BS25999:Part2:Specification for business continuity management:BCMの仕様」(2007/11)などがすでに規格化されています。


BCMSについて、JIPDEC(日本情報処理開発協会)でもBCMS認証を検討中でこれは、英国規格を用いるものからスタートするようです。


ISOでもBCMSについて、すでにPAS(Publicly Available Specifications:一般公開仕様書)が発行されています。(ISO/PAS 22399:2007:「Societal security - Guideline for incident preparedness and operational continuity management:社会セキュリティ 緊急事態準備と業務継続マネジメントガイドライン」。 なお認証規格化は、2010年とされています。)


本日は、このBCM/BCPについて、事業特性別に地震対策から内部統制までの盛り込むべき最新対策や各産業分野におけるBCMの取り組みや、緊急地震速報の高度活用事例などを交えて実践的に解説している本を紹介します。


本書:「企業価値向上のための事業継続マネジメント」です。


本書は、セコム株式会社の監修にて、2008年5月に リックテレコム より発行されています。


本書は、「BCP/BCM研究」 のvol. 2になります。


本書は、Part1~Part4までの4つのPartで構成されています。


Part.1では、「keynote:企業価値を高めるBCM
として、いま何故BCP/BCMなのかとの観点から、事業リスクマネジメントならびに企業価値の向上の観点からBCP/BCMについて体系的に整理して解説しています。また中小企業庁のBCP策定・運用の支援サイトの「中小企業BCP策定運用指針」を紹介しています。さらに中越沖地震の事例から教訓を引き出すと共に、企業価値向上・コミュニティ・官民連携等の観点から。これからの事業継続マネジメント(BCM)の在り方について総括し、「企業自らの問題意識によって、自らの社会的責任を全うする」との基本精神の重要性を強調しています。


Part.2では、「Business Domain:各産業分野におけるBCMの取り組み
として、医薬品メーカー、ITサービス会社、地方銀行などの各産業分野のBCMの取り組みの事例を解説し、とくに業種毎にその業種ならではのBCMの取り組みのポイントについて詳解しています。


Part.3では、「Earthquake Warning:緊急地震速報の高度活用
として、最初に「緊急地震速報の基礎知識」について解説されています。2007年10月から本格運用が開始されている「緊急地震速報」の防災情報サービスについて財団法人 気象業務支援センターの配信事業部長が、緊急地震速報を利用する上での留意点や活用のヒントなどを解説しています。また緊急地震速報が鉄道運行の地震対策にどのように活かされているかについて、小田急電鉄/相模鉄道の導入の経緯から具体的な活用の方法までを解説しています。さらに地震の「直前」対策と「最中・直後」の対策に着目して鹿島建設が独自に体系化した「リアルタイム防災システム(RDMS)」について、その概要から、導入事例、建設業の事業特性を踏まえてのBCM支援システムの特徴などを解説しています。


Part.4では、「Measures:対策処置の実例
として、BCMの対策処置の実例として、事業継続と内部統制、建物・設備の地震対策に関わる免震・制震技術、都市ガスなどライフラインの災害対策、災害対策ITシステム(DRシステム)の構築のポイント、個人情報漏洩事件などBCMに盛り込む情報セキュリティ対策などの対策処置の重点ポイントなどを解説しています。


BCM/BCPについて、企業価値向上及びリスクマネジメントの観点から、業種毎の最新の対策事例から緊急地震速報の高度活用事例などBCM/BCP構築の参考になる情報が満載されています


企業価値向上のための事業継続マネジメントの書籍のjpg画像
リックテレコム
発売日:2008-05
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:216530

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
Part.1 keynote:企業価値を高めるBCM
1.指針 リスク管理の視点で捉え直す企業価値を高めるBCMの条件
トピックス 中小企業向けガイドライン
2.教訓 中越沖地震の被災実例から学ぶこれからの事業継続管理の在り方
Part.2 Business Domain:各産業分野におけるBCMの取り組み
1. アステラス製薬
2. ITサービス会社2社
トピックス 標準化動向
3. 地銀64行
Part.3 Earthquake Warning:緊急地震速報の高度活用
1. 緊急地震速報の基礎知識
2. 小田急電鉄/相模鉄道
3. 鹿島建設
トピックス 日本LPガス団体協議会
Part.4 Measures:対策処置の実例
1. 事業継続と内部統制
2. 建物・設備の地震対策
3. ライフラインの災害対策
4. 災害対策ITシステムの構築
5. 情報セキュリティ対策
6. ベンダ提案 大規模災害対策サービス
7. ベンダ提案 データベース・バックアップシステム「Standby Express」
トピックス 地域の防災リーダー「防災士」/東京都葛飾福祉工場







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 BCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)とは、自然災害や大火災等の緊急事態に備える企業の危機管理の新手法です。

 経済産業省中小企業庁が中心になって中小企業の事前の備えを支援するため、「中小企業BCP策定運用指針」策定され、2006年2月に公開されています。(前記指針は、こちらの中小企業庁のウェブサイトでダウンロードできます。)

 これは、台風、集中豪雨等の災害で被害を受けた場合に、中小企業の事業中断は、そのまま廃業や倒産といった事態につながり、ひいては、被災地の地域経済はもとより、我が国経済全体に深刻な影響を及ぼすことを懸念してそのような緊急事態に事前の備えをしっかりと講じていただき、万が一、災害に遭っても被害そのものが少なくなるようにするためとのことです。

 この指針には、中小企業の特性や実状に基づいたBCPの策定及び継続的な運用の具体的方法が、わかりやすく説明されている内容となっています

 またBCM (Business Continuity Management:事業継続マネジメント)とは、「組織が存続し続けるために中核事業の特定と事業継続に関する障害を認識し、災害時等において当該事業を継続するための手順(BCP)の確立、及び、その手順を有効に機能させるための教育や訓練、更新、災害に対する事前対策までを含めた管理プロセス」のことになります。

 本日は、この事業継続マネジメントBCM)について、前記中小企業庁の指針を検討したBCP有識者会議のメンバー有志が、初心者をターゲットとして、“身の丈にあったBCPを一人でも作れる”ように、分り易い解説を心がけて執筆されており、BCMの基礎知識から実際のBCP策定・運用のためのノウハウを含めBCMの理解に役立つ本を紹介します。

本書:「危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際」です。

本書は、著者:小林 誠先生執筆・監修により渡辺 研司氏、眞崎 達二郎氏、木根原 良樹氏の執筆、さらに田山 裕信氏、辻 禎之氏、瀧 洋一郎氏の執筆協力にて、2006年11月に日本規格協会より発行されています。

本書の帯には、その特長について以下のように書かれています。

これ一冊でBCM.・BCPがわかる!

  • BCPの策定・運用のためのノウハウを満載
  • 初心者でもわかるようやさしく解説
  • 最短1日でBCPができる

本書は、7つの章と資料編から構成されています。

第1章では、「BCMの基礎知識」として、BCMの定義に始まり、BCMの歴史的な経緯、米国でのDR(災害復旧)からBC(事業継続)への流れをコンピュータの西暦2000年問題や米国同時多発テロ事件などが契機との解説や、国内外のBCPの実施状況などを解説しています。章の最後に主要な用語の簡単な解説が掲載されています。

第2章では、「中小企業庁「中小企業BCP策定運用指針」の概要」として、同指針制定の経緯から指針の考え方、BCM構築のステップアップ、更には、BCPにおけるキャシュフロー対策などをどのように進めるかなど財務診断モデルの考え方を解説しています。

第3章では、「BCP策定のための基本コース」として、中小企業庁の前記指針の基本コースよりも簡単な方法を取り上げて解説しています。ここでは基本方針から緊急時のBCP発動にいたる簡単なBCPのつくり方を解説し、また基本コースとしての財務診断モデルを解説しています。

第4章では、「BCP策定のための中級コース」として、:事業を理解する/BCPの準備/事前対策を検討する/BCPを作成する/BCP文化を定着させる/BCPの診断、維持・更新を行うから成るBCPサイクルを詳細に解説し、中級コースの財務診断モデルとして、事故・災害発生後のキャッシュフローの算定や、事前防災対策、政府の災害時中小企業支援策などを解説しています。

第5章では、「BCP策定のための上級コース」として、BCPの対象をサプライチェーンに拡大し、BCPのリスク分析を深化させ、緊急時におけるBCPの発動、資産の損壊と貸借対照表・キャッシュフローへの影響などを含む上級コース財務診断モデルについて解説しています。

第6章では、「事例に見るBCM構築の実際」としてBCPが有効に機能した事例とポイントとして米国同時多発テロ、新潟県中越地震が解説され、さらに米国、欧州などのBCMの取り組み事例が紹介され、これらの事例を通して、BCM構築をどのように実際的に進めるかを解説しています。またBCMにかかわる人材育成の重要性について、関連する資格要件や人材育成のあり方などを考察しています。

第7章では、「国内外の標準化動向」として、わが国のBCPをめぐる半導体部品製造業界などの例や行政動向、米国の標準化動向、英国の標準化動向、ISOでのTC233委員会の取り組み等が紹介され、指針・規格類の活用方法として、「中小企業BCP策定運用指針」について、経営者・担当者の認識レベルに合わせて具体的なBCMの必要性やステップ確認から着手することを推奨しています。

BCM構築について、丁寧に分かり易く解説されており、経営者・危機管理担当者の必携書としてお奨めの一冊だと思います

危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際
日本規格協会
発売日:2006-11
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:15988
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 BCMがよくわかる。
おすすめ度5 非常に平易でわかりやすい

なお本書の目次は、以下の内容です。

第1章 BCMの基礎知識
1.1 BCMとは
1.2 歴史・背景
1.3 国内外の実施状況
1.4 主要な用語解説
第2章 中小企業庁「中小企業BCP策定運用指針」の概要
2.1 概要
2.2 BCM構築のためのステップアップ
2.3 財務診断モデルの考え方
第3章 BCP策定のための基本コース
3.1 簡単なBCPの作り方
3.2 財務診断モデル(基本コース)
第4章 BCP策定のための中級コース
4.1 BCPサイクル
4.2 財務診断モデル(中級コース)
第5章 BCP策定のための上級コース
5.1 BCPの対象拡大
5.2 BCPの分析深化
5.3 緊急時におけるBCPの発動
5.4 財務診断モデル(上級コース)
第6章 事例に見るBCM構築の実際
6.1 BCMが機能した事例とポイント
6.2 BCMの取組み事例の紹介
6.3 人材育成の重要性
第7章 国内外の標準化動向
7.1 概要
7.2 各国の標準化の動向
7.3 国際標準化の動向
7.4 指針・規格類の活用方法
資 料 編
資料1 事前対策メニュー一覧
資料2 BCP様式類(記入シート)
資料3 BCP関連資料
資料4 中小企業向け施策の概要
資料5 財務診断モデルに関する資料

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