薬局でも新型インフルエンザ対策の使い捨てのウイルス防止マスクやゴーグルなどのコーナーが設けられたりしていますが、警戒レベルがフエーズ3といってもなかなか実感が持てないところですが、専門家は、予防の備えを強く説いています。
本書の監修者のDr.岡田 晴恵(国立感染症研究所ウイルス第3部研究員。専門は感染免疫学、ワクチン学、ウイルス学。)さんは、感染症や新型インフルエンザに関する著作や講演で著名ですが、こちらのブログサイトでも『新型インフルエンザ防御マニュアルQ&A』として、『新型インフルエンザの大流行(パンデミック)に備えて、私たちは何をすべきなのか?』 また、『もし大流行が起こってしまったら、自分と家族を守るために何をすればよいのか?』、さらに 『食糧・日用品の備蓄リスト、および感染しないための注意事項など』をまとめています。
新型インフルエンザの対策の第一歩は「知識のワクチン」の接種として、新型インフルエンザの基礎的知識を解説した本書は、すでに70万部売れたとのこと。
ちなみに「知識のワクチン」とは、新型インフルエンザの正しい知識を身につけることが、本物のワクチンと同じように新型インフルエンザから命を救う効果があることを表した言葉。
新型インフルエンザの封じ込めがうまくいかず、一度、感染が広がってしまうと世界中で甚大な被害が出ることが予想されています。
H5N1鳥インフルエンザが変異し新型インフルエンザとなると、交通網の発達により、世界的な流行、日本での蔓延は避けられないとされています。
新型インフルエンザの予防のスタートは、「知識のワクチン」で、新型インフルエンザの情報について正しい知識を身につけること。
知識の有無の差が命運を分け、自分自身や身近な人を守ることにつながります。
<<ポイント>>
新型インフルエンザに関する必要な情報を集約し、分かり易くまとめた本。
実際に新型インフルエンザが発生したときにも どのように対応すべきかなどの新型インフルエンザの基礎的知識を分かりやすく解説しています。
また備えておくべき備品のリストや適切な感染防止策、自宅での看病の仕方といった個人ができる対策を具体的に解説しています。
本書:「知識のワクチン 新型インフルエンザ予防マニュアル」です。
本書は、岡田 晴恵さんの監修にて、2008年8月に現代けんこう出版より発行されています。24ページに必要な知識がコンパクトにまとめられた210円の本になります。
残念!
まさに、「知識のワクチン」
全社員に配布したい
個人ができる対策がよくわかる
<<本書のエッセンスの一部>>
本書の表紙の下部には、以下のように書かれてあります。
新型インフルエンザ対策の第一歩は、「知識のワクチン」の接種です。
新型インフルエンザを正しく理解し、適切な危機感を持って行動を起こすことが
あなたとあなたの家族を守ることにつながります。
本書は、[知識編]と[対策編]とから構成されています。
カラフルな図解により、新型インフルエンザの基礎知識から、予防から発生後の具体的な対策まで分かり易くかみ砕いて解説されています。
とくに対策編では、『備蓄品チェックリスト』、『感染防止の7箇条』、『自宅での看病の仕方』など重要なポイントが要領よくまとめられています。
そして、最後には、「新型インフルエンザによるパンデミックは必ず起こるの?」から「新型インフルエンザの発生後、どうなったら安心できるの?」などの11問の知りたいQ&Aが用意されています。
<<本書で何が学べるか?>>
「知識のワクチン」がワクチンとして有効であるためには、分かり易いことが一番だと思います。
新型インフルエンザを取り上げた幾つかの本の中で、明快で分かり易いことで、本書は、最右翼のように思います。
本書は、極めて効力の高い新型インフルエンザの「知識のワクチン」です。
<<まとめ>>
本書を会社などでまとめ買いして配布しているところもあるようですが、これから起こる可能性が迫っている新型インフルエンザによるパンデミックの予防のため本書のご一読をお薦めします。
なお本書の目次は、以下の内容です。
[知識編]
新型インフルエンザとは何か?
そもそも鳥インフルエンザって?
出現が恐れられるH5N1型新型インフルエンザ
新型インフルエンザはいつ発生するか?
一度発生すれば、感染拡大を防ぐのは難しい
実際にパンデミックが起きたらどうなるか?
[対策編]
国、自治体、企業、家庭・個人の協力で危機を乗り切る!
流行スピードを遅らせて社会機能を守る!
「予防対策」の決め手はワクチンの備蓄と接種計画
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新型インフルエンザ なんでもQ&A
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