行動科学マネジメント
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短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント
効果が実証された心理学「行動科学」をマネジメントに応用したとのことで、このマネジメント手法を活用すると組織の8割のできない人ができる人に変身するとの手法を解説している本を紹介します。
80:20となるといわゆるパレートの法則の世界で、例えば、「組織の売上高の8割は、全従業員のうちの2割が主として生み出している。」というもの。
しかし2割の優秀なはずの人材だけで組織を構成するとその中で8割方は、あまり機能しなくなり、やはり2割が支えている。逆に8割のできない人だけの集団でも新たに2割のできる人が生まれてくるという話を思い出しました。
上記は、冗談として、多くの企業組織にとっては、人材の採用も難しい中で、現有の人材の戦力化は大きな課題です。
行動科学マネジメントとは、人間の行動原則を、ビジネスに応用するためのマネジメントとのことですが、本書の帯の裏面に『行動科学マネジメント』の概要について以下のように書かれています。
行動科学マネジメントとは………
●行動分析で実証された心理学であり、データに基づく科学的マネジメントです。
●人の望む行動を増やし、望まない行動を減らすことができます。
●あらゆる業務を行動に焦点をあてスモールゴールを設定、生産性の高いマネジメントが実現
●従来10人で行っていた仕事が、8人以下の労力でも可能となります。
●自発的な行動が増え、しかも持続性を確実に向上
●ISO9001、プロジェクトマネジメントに続く、マネジメントの生産性を実現するメソッドです。
本書:「短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント」です。
「人間の行動原則をビジネスに応用」との吹き出しが上記タイトルに付いています。
本書は、『続ける技術』、『リーダーのためのとっておきのスキル』、『ママのやさしさが学力を伸ばす』、『すごい実行力』などの著書で知られる石田淳氏の執筆にて、2007年10月にダイヤモンド社 より発行されています。
この人間の行動を科学する手法を社内マネジメントだけでなく、自ら運営する企業の教育システムにも導入することで5年で10倍という事業規模の驚異的な拡大の成果をあげているとのことです。
このマネジメント手法(例えば、行動原則として、「人は、ある行動をしてから60秒以内にほめられるとその行動を繰り返す」など)を有効に活用することで、8割のできない人ができる人に変身できるばかりか、半分の時間で人材の育成ができたり、人の意欲も向上し、持続させることも可能になるとのことです。
本書の概要としては、最初に行動分析の概要とそのメリットなどの概観。 次いで行動科学の法則について、結果を出すための行動を発見するためのチェックリスト手法や行動の条件などを解説。 そして、行動の決定要素となる「リインフォース」(強化)についての解説。さ らに人が動く理由(ABCモデル)ならびに条件(PST分析)を解説。
まとめとして行動科学の手法を活用してパフォーマンスをあげるための5つのステップとして以下によるとしています。
?「ピンポイント」(望んでいる結果に直結する行動を見つけ)
?「メジャーメント」(行動の数を測定する)
?「フィードバック」(パフォーマンスを調整するための情報を本人にフィードバックし)
?「リインフォースR+」(本人が望むものを与えた時、行動を増やし、望まないものを与えるとその行動を減らすという強化を行う)
?「評価」(数字上の評価を行う)
人の心理とか行動とかの、定性的で曖昧に思われる分野をターゲットとして、現場に立脚したデータ主義に基づく定量化手法という面がいかにもアメリカで育った合理的手法というように感じます。
この手法は、社員の離職率対策、優秀な女性従業員の活用、早期人材育成といった科学的なマネジメントに特化した手法が注目されているとのことですが、サービス業や間接業務などヒューマンファクターの濃い職場での生産性の向上のためのマネジメントなどには、行動科学に基づくこのマネジメント手法を活用すると特に有効かと思われます。
この方法ならどこでも使うことができます。
「1分間マネージャー」の現代版
具体的です
この手の本ではかなり具体的
修士課程なみの内容
なお本書の目次は、以下の内容です。
序章 日本の経営システムを変える
第1章 行動分析とは何か
第2章 すべてのビジネスは行動の集積である
第3章 行動を決める「リインフォース」
第4章 人が動く理由−ABCモデル
第5章 人が動く条件−PST分析
第6章 明日からパフォーマンスが上がる5つのステップ
まとめ 行動分析の実践と可能性
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