大相撲が八百長問題で揺れている。


福祉相撲、トーナメントの中止が発表され、春場所が中止されることとなってしまいました。


今年の地方巡業もすべて中止とのこと。


今回の問題は深刻で調査の長期化が避けられず夏場所にまで影響しかねないとのこと。


警視庁が野球賭博事件で押収した力士たちの携帯電話に残っていたメールから疑惑が発覚。


なぜこの時期に八百長問題が沸騰するのかというのも気になる。


相対的に国民の関心はそちらに引きずられることになる。


八百長論議は、これまでにもよく取り上げられできた。


これまでと違うのは、通例ではやったやらないという水掛け論になってしまう八百長という事象について、抜き差しならない客観的な証拠が出たということ。


公表された携帯のやりとりを見ると「こんな風な流れで」など一応らしく見せないそれなりの工夫がされていたようで、何とも劇画的で思わず笑えてしまう。


しかし携帯に登場したとされる14人の力士のうち、八百長を認めたのは3人のみ。


どのくらいの範囲の力士にまで今回の問題が波及するのか分からないが、八百長とは関係なく『がちんこ』で真面目にやってきた力士にはとんだとばっちりである。


これについて大臣等の政治家がやたらと厳しいコメントをし、大相撲への愛情のかけらも感じられないように聞こえるのは残念である。


そんな風にマスコミも編集しているのかも知れないが。


マスコミといえば、先日、小沢氏が強制起訴となった翌日の各新聞社の社説は、「小沢氏は民意に従うべし」といった論調だった。


これはとても変な気がする。


この民意というのはそんなに大きいものだろうか。


国会議員の選出について「1票の格差」が問題にされている。


国政選挙などで有権者が投じる票の有する価値の選挙区による差のこと。


最高裁の判例では、衆議院の場合で約3倍以上、参議院の場合では約6倍以上の差が生じた場合には、違憲ないしは違憲状態との判決が出されている。


小沢氏を国政におくったのは、岩手4区の仮に10万票(?)程度の民意だったとすれば、11人の有権者からなる検察審査会は、満場一致でも2回の審査でわずか22人だ。


まして満場一致ではなく多数決。


検察審査会が民意の名のもとに薄弱な根拠でも一人の政治家を引きずりおろせることになる。


法の下の平等をうたう憲法14条からすれば、司法の世界といえど5,000倍もの民意の格差を認めるようなことになる。


検察審査会は、素人の有権者が選ばれその力量の面でも5,000倍の格差を逆転できる重みを備えた民意を持つものとはとても思えない。


「政治とカネ」とワンパターン化して語られるが、対象の起訴容疑は、政治資金規正法の違反。


要するに陸山会の土地取得の帳簿への記載時期が土地の陸山会名義での登記が行われた2005年度でなく、発生主義的な意味で前年度の土地取得の売買が発生したとする2004年度に記載してなかったことの問題。


2005年度との記載でも間違っていないようにも思えるが。


2005年1月と2004年の10月との3ヶ月だけずれているという点だけで虚偽。


この帳簿への記載のズレの問題に小沢氏自身の関与があったことが証明できないとの東京地検特捜部の2回の繰り返しの判断。


この3ヶ月ずれたとされることと登記の手続きに関連した表記の複雑さが大きく喧伝される「政治とカネ」の問題の実態?


これまでも多数の政治家について金額の多少はあっても帳簿の記載漏れなどを指摘され修正で済んできた種類の問題。


悪質性ということだが、そのお金の出所に水谷建設からの不正な献金等があるのではないかといった点は、当の水谷建設の元会長も否定し、いわゆるガセであったことが明確になっている問題。


不正といえば八百長をやったとする力士でも相撲の取り口でそのように見えないように工作をしているほどでやましいこととの自覚があれば、常識的には、迂回献金とかもっと巧妙に隠してそもそも帳簿などに絶対に取り上げないのが普通。


どう考えても几帳面に万人の目に晒される収支報告書の帳簿に記載するという間抜けな自爆行為をするはずも無いように思える。


与野党もマスコミも「政治とカネ」として大きく取り上げるが、この問題は、なにより国民には損失を与えている要素は少ないように思える。


これから裁判で明らかにされる問題。


ところで、大相撲の話題に戻すと、今回の問題は、


これまで不適合とも言うべき不祥事が相次いでも問題の原因にまで踏み込んで再発防止策(いわゆる是正処置)が行われず、当面の処置とか修正の処置でやり過ごしてきたツケのように見える。


今回、特別調査委員会(座長・伊藤滋早稲田大特命教授)を設置して事実関係の徹底究明を図るとのことだが、警察のように捜査権があるというわけでもなく踏み込んだ抜本的改革へのハードルは高い。


国の財政赤字でも抜本的に踏み込んで手を打つことなく、先送りの当面の処置のみで溜め込んできたツケは将来の時限爆弾のようなものになる。


千兆円にも迫るような莫大な赤字国債を垂れ流し国民を窮地に陥れるところまでにしてしまったこれまでの自民党政権の責任は大きい。


企業組織であればこんなことをすれば、トップは、会社法の特別背任罪で処罰されるのだが。


「政治とカネ」のからみでこれぞ国民への背任行為として追及されるべき巨悪ではと思える。


民主党がこれに歯止めをかけてくれるかと期待したが更に拡大していく流れ。


今後の国民に与える損失の大きさから言えば、証人喚問して追求すべきは、国家財政を今日のような危機状態に陥れた歴代の総理大臣などなのかも知れない。


注目の愛知・名古屋の選挙では、大村氏、河村氏が当選し、既成政党にノーが付きつけられ、地方から首長が主導する改革のうねりが起こっている。




本日は、韓国のベストセラーの翻訳書で、筆者の未来学者のチェ・ユンシク氏と経営者のベ・ドンチョル氏が未来学の観点から富の未来図を展望し、お金持ちになるための「生き方」「働き方」「資産運用」等について具体的に解説している本を紹介します


未来学』というのは、現在の選択が将来にどう影響するか研究する学問。


借金による成長という「お金の誤った使い方」を根本的に直さない限り、金融危機がいつまでも繰り返されるということは,歴史の教訓から明かである


とし、個人、そして企業はどのように備えるかを未来学の予測に基づき解き明かしています


<<ポイント>>


未来学の手法に基づき、富の未来図の世界を展望し、お金持ちになるための「生き方」「働き方」「資産運用」等を説いている本。


本書では、


富の歴史を辿り不動産と株式市場の好況により資産価値が上昇するにつれて消費が増大するという「富の効果」の時代が終わったとし、所有の消費からアクセスの消費の時代へと移行しつつあるといった見方の解説からはじまります。


  • そしてこれから起こる新産業バブルについて金融・世界の未来図として分析。
  • 富を手に入れるための投資先と投資方法を指南。
  • 未来の富を手に入れるため富、労働、産業、技術の世界がどのように変化するかを展望。
  • 2030年の未来での富の未来図と勝者になるために必要な能力を分析。
  • 未来で勝者となるため必要とされると思われる人材及び能力と働き方がどのようなものか。
  • それらのためにどのような能力を磨くべきか。

などお金持ちになるための「生き方」「働き方」「資産運用」を説いています


本書:「富の未来図」です。


本書は、ベ・ドンチョル氏とチェ・ユンシク氏の共著にて金泰旭氏の翻訳にて2011年1月にフォレスト出版より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


今後20年以内に最低でも5回、
全世界的な経済の混乱が
起こると予測している。

そして社会、文化、環境、制度など、
すべての領域が、新たに訪れる変化によって、
まるで痙攣が起こるように揺れ動く時代が来るのである。

私はこのような時代のことを、
ワールド・スペズム」の時代と呼んでいる。
(World-Spasm:世界的痙攣現象

それではこのワールド・スペズムの時代の到来に対し、
私たち個人、そして企業は、
どのように備えなければならないだろうか。


本書は、下記の目次のようにプロローグとエピローグ及び7つの章から構成されています。


各章の終わりには、その章のポイントが箇条書きでシンプルにまとめてあります。


最初に富の歴史を展望し、世界の経済システムは後戻りできないほどの信用中毒(「借金過食症」)に陥ってしまっているなどと現代を分析し金融システムの慢性化した病弊を革新的に改めない限り、今後20年以内に全世界的な金融危機が5回は訪れるだろうと予測している


そして第二次IT革新、バイオ産業、ロボット産業、ナノ産業、新エネルギー産業、宇宙産業などに関わる新技術と新産業により3回~4回のバブルが起こるとし、ジェットコースターのような上下を繰り返すとし、富の獲得のためには、未来への準備が必須と説いています。


これからの時代の投資戦略として「資産を失わず、ローリスクの不確実性を減らす」戦略が必要とし、富が集まるバブとなる知識、時間、空間、霊性の大きな変化を先取りし活用することなど富を増やす資産管理戦略を説いています。


また未来のパラダイムは


  • 後期情報化社会
  • 幻想社会
  • 霊性社会

だとし、富と成功の条件を予測しています。


未来で必要とされる「生き方」「働き方」そして、人材の方向性に関して仮想ビジネスネットワークに属していることの重要性など含め論じています


突出した新規さはなく少し類型的で抽象的過ぎる印象もありますが、なかなか説得力のある議論が展開されているように思います。


<<本書で何が学べるか>>


本書は、「富の未来図」とのタイトルとなっています。


タイトルはお金儲けという印象が強いものとなっていますが、それだけでなく、むしろ未来学を基軸とした自己啓発書としてのカラーが強い本ではないかと感じました。


世界経済を中心に2030年の未来までを展望した上でその時代のなかで個人や企業がいかに成功できるように道を切り開くべきかを論じています


<<まとめ>>


本書には、予測しにくい未来に対処するためのヒントが詰まっており学生からビジネスパースンまで読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
プロローグ 今後20年で金融危機が5回起こる理由
第1章 富の歴史と富の未来―「富の効果」の時代が終わり「所得効果」の時代へ
第2章 金融の未来図、世界の未来図―これから起こる新産業バブル
第3章 新しい「富の管理システム」の作り方―富を手に入れるための投資先と投資方法
第4章 未来の富を手に入れる方法―富、労働、産業、技術。これから起こる世界の変化
第5章 2030年の宝の地図―未来で勝者になるために必要な能力
第6章 未来で必要とされる人材―未来で勝者になるための働き方
第7章 富の能力を準備せよ―勝者が昔からやり続けていること
エピローグ 生きた魂を持つ金持ちになりなさい



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サッカーAFCアジアカップ2011でベスト4が日本、ウズペキスタン、オーストラリア、韓国に決まりました。


「ザックジャパン」が頑張っている。


開催国カタールとの準々決勝を退場で1人欠きながらも、劇的な逆転勝利(日本 3 - 2 カタール)で飾った。


これまでの国際試合では、日本代表の得点パターンは、だいたいセットプレーが中心。


また先攻逃げ切り型を得意としていたが、今回は、得点パターンが多様化しており、明らかにメンタルでも成長しているように感じられる。


アウェーで審判の判定も著しく不利な環境下で、一人退場の上、先行されるようなことがあるとこれまでの試合では、選手は「下を向いて」明らかに意気消沈したり焦ったりしてミスを重ねかえって墓穴を掘るような展開になってしまっていた。


この大会では、一人少なくなったことで使えるスペースを逆に強みとして冷静に高い技術を発揮し、相手の弱点を突きひっくり返すという強さが備わってきているように思う。


このように日本代表のサッカーが成長できているといことは、


一つには、ザッケローニ監督の指導力による部分が大きいように思われる。


トップが変わればチームも変わるということだが、


ヨーロッパなど海外に移籍しての試合経験のなかで、技術でもメンタルでも自信をつけている選手が増えていることも大きな要因だろう。


サッカー選手に限らず、これからの時代は、どんどんアグレッシブに世界に向けて出ていくべきだ。


この大会の試合放映の時間が深夜となるので寝不足が気になるが次の準決勝(1/25)の宿命のライバルの韓国戦ではどのような試合を見せてくれるかが楽しみ。


さて、


世界経済の新たな潮流をテーマとした本書の「おわりに」で大前氏は、


日本人の特徴である「内向き、下向き、うしろ向き」の三拍子をかなぐり捨てて。「外向き、上向き、前向き」に進んでいかなければならない


といつもの大前節を炸裂している。


今回アジアカップ2011の日本代表は、日本人の殻を打ち破って「外向き、上向き、前向き」な姿を見せてくれているように思う。


本日は、大前研一氏が世界経済の潮流を分析し、これからの時代に我が国が再成長していける戦略までをいつもの切れ味で説いている本を紹介します。


本書では、


多極化(後退した日本とアメリカ、そして浮上する新興国群)へと進む世界経済の潮流と浮上する新興国群を生み出す原動力となっている4,000兆円のお金ホームレス・マネー)の流れの現状を俯瞰し、


日本人は、企業も個人も今の世界観をチェンジしなければならない。』


とし、


どのようにして新興国市場とホームレス・マネーを活用するかとの戦略までを分かり易くかみ砕き説いています。


<<ポイント>>


大前研一氏が世界を動かすお金の動きと世界経済の展望を分かり易く説いている本


本書では、


  • アメリカの衰退と中国のバブル崩壊リスク
  • 「ホームレス・マネー」が世界(EU、新興国)にもたらしているインパクト
  • 従来のマクロ経済政策が有効でなくなっていること
  • 我が国の状況と政治の致命的懸念
  • 新興国市場とホームレス・マネー活用戦略

といった切り口について新たな時代の経済動向からそれを巧みに活用していくための発想法と日本経済再成長の処方箋までを明快に歯切れ良く説いています。


本書:「お金の流れが変わった!」です。


新興国が動かす世界経済の新ルール」との副題が付いています。


本書は、著者:大前研一氏にて、2010年12月にPHP研究所より「PHP新書」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


『アメリカだ、中国だと右往左往しているあいだに、世界経済のルールは一変していた。

世界をさまよう4,000兆円の「ホームレス・マネー」がいま、大挙して新興国へと向かい繁栄の種子を蒔いている。

ところが相も変わらずバラマキや借金を続ける無策な政府に、おとなしく従う日本人……。

なぜ金融緩和も財政出動も効果が出ないのか?

ウワサ一発で国が吹っ飛ぶ今日的バブルの正体とは?

企業も個人も、日本人が「チェンジ」すべきはその世界観。お金の動きをいち早く読み、日本がふたたび大発展するための戦略を語ろう。』


本書は、下の目次のように4章から構成されています。


超大国「G2」(アメリカと中国)の黄昏」と題して、アメリカと中国との経済状況の分析からスタートしています。


今や黄昏の大国となってしまったアメリカについては、これまでの反イスラム政策の誤りと世界経済の枠組みがパラダイムシフトしているにもかかわらず、読み誤り、かって日本がたどってきて陥った溝をなぞって混迷の道を歩んでいるのではとの懸念を示しています。


中国についてその目覚ましい経済発展がどうして遂げられたかを分析すると共に内在する課題やバブル崩壊の可能性について警鐘しています。


投資先を求め世界をさまよっている過剰流動性をもった約4,000兆円の「ホームス・マネー」という神出鬼没の巨大なカネに翻弄される世界経済の潮流についてEU、新興諸国の最新の動向などを交え「お金の流れは変わった!」と論じていきます


振興国について「{BRICs」だけでなく「VITAMIN」の時代へ」とし、それらの国々へと莫大な投資資金が流れている。


ちなみに、「VITAMIN」とは、ヴェトナム、インドネシア、タイとトルコ、アルゼンチンと南アフリカ、メキシコ、イラン、イラク、そしてナイジェリアとし大前氏が推奨しているというネーミング。


いまこそ日本は過去の悪弊から脱し、様変わりする海外の現実に目を向け、新しい戦略を構築すべき時期にある。そのためには、さまざまな改革が必要だろう。

 時代は、これまでとはまったく違う局面に入った。そこで問われているのは、わが日本人のもつ世界観の「チェンジ」なのだ。」


としています。


このように経済がボーダレス化した状況下では、従来型の金融緩和財政出動といったマクロ経済政策は通用せず、むしろ逆効果をもたらすこと、


そして、「ボーダレス」、「サイバー」、「マルチプル」といったキーワードに象徴される時代のパラダイムシフトや我が国が抱えている種々の問題を読み解いていきます。


また現在の管政権については、歯に衣着せず以下のように総括しています。


日本の政治を司る政権にたいへんなものを抱え込んでしまった。最優秀な政府をもってしても困難な状況にある日本が、想像を超える無能で幼稚な政府にハイジャックされている---このような認識をいま私たちはもつ必要がある。』


さらに新興国で成功する発想の切り口、日本経済再成長させるための施策など「新興国市場とホームレス・マネー活用戦略」を説いています。


第二次菅内閣では「社会保障と税の一体改革」を目指すとのことですが、国民の支持が無いなかで改革などできるはずはないと思われます。


またこの内閣は、どうみても対米隷属かつ財務省シフトといったカラーが強く、内向きで世界の流れからますます取り残され失われた時代へと逆戻りしている印象があります。


本書でもイギリスのキャメロン首相とクレッグ副首相(共に44歳)のコンビの以下の取組を取り上げています。


  • 4年間で10兆円、公務員だけでも50万人を削減する猛烈な(4人に一人の警官をクビにするといった)リストラ計画。
  • 一定のあいだ入出金のない民間銀行の「休眠口座」の残金を集めて、これを元手に社会政策を担う新しい銀行の創設の提言

これに対して国民も受け入れて、みずからが選んだ新リーダーに従おうというムードにあるとしています。


我が国では確かにどこを見ても「内向き、下向き、うしろ向き」な話題が多いように思います。


多極化した世界との認識に立って国も企業も個人としても新たなビジョンや戦略を考えていくことが必要な時期になってきていると本書を読んで痛感させられます


<<本書で何が学べるか>>


本書では、世界をさまよう4,000兆円の「ホームレス・マネー」がいま、大挙して新興国へと向かい急激な繁栄の種子を蒔いていると新たなお金の流れがもたらすインパクトについて論じています


そして企業も個人もその世界観を「チェンジ」することが必要と説いています。


さらにお金の動きをいち早く読み、日本がふたたび大発展するための戦略はどのようなものかなど大前節を炸裂させ説いています。


<<まとめ>>


2011年以降の自分の立ち位置の再構築、再確認のために是非、本書を読んでみて下さい。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 超大国「G2」の黄昏
1.アメリカ―「唯一の大国」はいかにして崩壊したのか
2.中国―バブル崩壊はいつやってくるか
第2章 お金の流れが変わった!
1.「ホームレス・マネー」に翻弄される世界
2.EU―帝国拡大から防衛へのシナリオ
3.新興国―二十一世紀の世界経済の寵児
第3章 二十一世紀の新パラダイムと日本
1.マクロ経済政策はもう効かない
2.市場が日本を見限る日
第4章 新興国市場とホームレス・マネー活用戦略
1.新興国で成功するための発想
2.日本経済再成長の処方箋



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「グローバル資本主義を生き延びるための思想と技術」と題した「まえがき」で筆者の橘 玲 氏は、本書のコンセプトは『自由に生きることは素晴らしい』という点とし、本書のテーマは、自分の人生を自分で選ぶための経済的な土台(インフラストラクチャー)を確かなものとし、人的資本の価値を最大化していくためにお金と世の中の関係を徹底して考えること」、「一人会社(=マイクロ法人)を含む法人の不思議を解明すること


いうこととした上で、本書について以下のように述べています。


「本書では、マイクロ法人をキーワードに、会計・税務・ファイナンスの基礎知識を分かりや浮く説明し、そこからどのような利益が生じるのかを具体的に示していく。それによって、労働基準法で守られ、雇用契約でがんじがらめに縛られたサラリーマンに比べ、複数の人格を使い分けられるフリーエージェントが決して不利な選択でないことが分かるだろう。

(略)

本書は、理論と実践、そして物語が口語に組み合わされている。記述はできるだけ具体的にし、現在すでに法人を所有しているがその活用法がわからない人や、フリーエージェントを目指すビジネスマン(ウーマン)諸氏にも参考になるだろう。物語では、私が法人(会社)やファイナンスに興味を持った逸話を集めてみた。もちろん、興味のある部分や必要な箇所だけを読んでいただいても構わない。

(略)

マイクロ法人をつくれば、ひとはビンボーになる、そしてそれが、お金持ちへの第一歩だ。そのうえ、”雇われない生き方”を選択すれば、クビになることもない

(略)

 もしあなたが一人の企業家としてこの理不尽な世界を生き抜いていこうと決めたならば、マイクロ法人の思想と技術がきっと役に立つにちがいない。」


<<ポイント>>


マイクロ法人化と“ファイナンス力”(=会計や税務・資金調達の技術)によって合法的にビンボーになる方法など自由に生きるための方法を説く本


橘 玲 氏は、以下のように説きます。


金回りがいいひと』の大半が、自営業者か中小企業経営者というのには、しかるべき理由がある。


個人と法人との立場を合法的に使い分けることで、税務上は存在しないはずのお金を自由に使える現金として手元に持つことができることになる


法人化すれば必ず成功するということではないが、成功した自営業者は、急速にゆたかになっていける


これは、これはべつに彼らが不正なことをしているからではなく、その秘密は“会計力”によって税金ゼロで利益を最大化し、合法的にビンボーになっていることにある


本書:「貧乏はお金持ち」です。


「雇われない生き方」で格差社会を逆転する」との副題が付いています。


本書は、著者:橘 玲 氏にて、2009年6月に講談社 より発行されています。


貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
講談社
発売日:2009-06-04
発送時期:在庫あり。
ランキング:71
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 会社に左右されないって事かな
おすすめ度2 雑な作りの本
おすすめ度5 読み応え満点。制度の中の個人の自由を浮き彫りにした力作
おすすめ度5 この本を派遣村村長におくる
おすすめ度4 フリーランチにありつけ!

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの折り返しには、以下のように書かれています。


会社に左右されない

「人生設計2.0」時代が

やってきた!!

税金ゼロで利益を最大化!社会的弱者が合法的に国家から搾取する方法

サラリーマンだけが知らない

不条理なニッポン国を

快適に生きる

ファイナンスの技術!!


本書では、「正社員になることが幸福だ」という風潮に本当かと問いかけ、もうひとつの (オルタナティブな)生き方、自由な生き方とその土台となるファイナンス力の観点から国家と法人と個人との関わり等を冷徹に追求することがテーマになっています。


これは、『マネーロンダリング』、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』などの筆者の他の著作とも一貫したスタンスになっています。


本書は、5つの章と13の節から構成されています。


章の終わり等には、コラム欄が設けられ、「コラム1:会社を設立しよう」~「コラム6:担保と連帯保証」といった話題が取り上げられ解説されています。


ざっと章の概要を紹介します。


1では、「楽園を追われて」(―フリーエージェントとマイクロ法人の未来)
と題して、情報技術の急速な進化とグローバル市場の拡大により、日本や欧米の企業では、年功序列や終身雇用で高い人件費を負担することができなくなったことや格差社会といった状況となっている種々の社会現象を分析し、概観しています。


アメリカの後を追いかけるように我が国でも労働市場の流動化でフリーエージェントが誕生するという変化が起こりつつあることを示し、クリエイティブクラスが独立するという次の流れを推測しています。


2では、「もうひとつの人格」(―マイクロ法人という奇妙な生き物)
と題して、法人(会社)という存在について考察しています。


ダイエーの創業者の中内功氏とRJRナビスコのロス・ジョンソンの二人についての物語を紹介し、両者の会社への関わり方を紹介し、会社に対する考え方の違いを対比して、法人とはどのような存在なのかを語っています。


法人に与えられる位置づけ、株式会社等の法人の持つ「人格」や仕組みについて色々の観点から考察し、マイクロ法人を設立する具体的な方法・手順を解説しています。


3では、「スター・ウォーズ物語」(―自由に生きるための会計)
と題して、エンロンの破綻、AIGの破綻と金融商品のCDS(クレジット・デフォールト・スワップ)などの話題を取り上げ、資本主義をスター・ウォーズ物語のデススターと擬えて会計がどういうものかを解説しています。


また自由に生きるための会計について、個人の家計とマイクロ法人の会計とを損益を通算し連結決算して利益を最大化し同時に課税所得を最小化する方法の考え方を考察しています。


4では、「磯野家の節税」(―マイクロ法人と税金)
と題して、サザエさん一家でマスオさんが「サラリーマン法人フグタ」を設立したとして、サラリーマンからサラリーマン法人に移行することによりどのようなメリットが生じるのか、マイクロ法人フグタの収支構造をもとに税金を合法的な範囲内で圧縮できるというう考え方と方法について考察しています。


マイクロ法人でも企業の税務会計と同様にして、合法的な範囲内で納税額を圧縮し株主への還元を最大化できると説いています。


マイクロ法人と磯野家を連結しての節税法の幾つかの考え方について考察しています。


5では、「生き残るためのキャッシュフロー管理」(―マイクロ法人のファイナンス)
と題して、ファイナンス理論について解説しています。


ファイナンス理論では、会社を貯金箱ととらえ、機械の内部をどのように調整すれば、より少ない投資でより大きな成果が得られるかを考えるとし、良い貯金箱の条件は、以下の二つと説いています。


  1. より少ないコストで資金を調達する
  2. より高い利回りで資金を運用する

このファイナンスに関わる資金繰り資金調達キャッシュフロー力)について解説しています。


公的融資制度マイクロ法人を組み合わせることで無担保の超低金利融資が受けられることなど各種の話題を交えて説いています。


あとがきで筆者は、この本で書いたことについて「国家に依存するな。国家を道具として使え」とシンプルに言い切っています。


私たちは、国家のない世界を生きることはできないが、生き延びるためになすべきは、国家に依存するのでも権力を拒絶するのでもなく、国家の仕組みを観察し、理解し、道具として利用することだ


と補足しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、マイクロ法人化と“ファイナンス力”(=会計や税務・資金調達の技術)によって合法的にビンボーになる方法など自由に生きるための方法を説いています


どのように稼ぐかは本書の対象外ですが、『金回りがいいひと』が合法的にビンボーになっている実態を理解することで、お金を稼ぐクリエイティブなビジネスプランがあるならば、本書の方法は、会社に左右されない「人生設計2.0」時代の生き方の選択肢になると考えられます


<<まとめ>>


夏目漱石の草枕ではないが、とかく住みにくいと感じられる時代を逞しく生き延びていくためのマイクロ法人化ファイナンスの技術を通してのもうひとつの (オルタナティブな)生き方を本書では、問いかけています


これから起業を考えている人には、本書は参考になると思います


また将来の生活に不安を抱いている人にも逞しく生きのびていくためのヒントが得られると思います。


なお本書の目次は、以下の内容です。
まえがき
1 楽園を追われて
―フリーエージェントとマイクロ法人の未来
 1. この国にはなぜ希望がないのか?
 2. フリーエージェント化する世界
2 もうひとつの人格
―マイクロ法人という奇妙な生き物
 3. ふたつの運命
 4. 「ひと」と「もの」
 5. 株式会社という「人格」
 6. マイクロ法人をつくる
3 スター・ウォーズ物語
―自由に生きるための会計
 7. 資本主義とデススター
 8. 自由に生きるための会計
4 磯野家の節税
―マイクロ法人と税金
 9. マスオさん、人生最大の決断
 10. 節税と脱税のあいまいな境界
5 生き残るためのキャッシュフロー管理
―マイクロ法人のファイナンス
 11. フラワーチルドレンのファイナンス革命
 12. キャシュフロー計算書で資金繰りを理解する
 13. 奇跡のファイナンス
あとがき






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財務3表の仕組みを理解するためのポイントを分かり易く解説した前著の『決算書がすらすらわかる財務3表一体理解法』(「ISOの本棚」ブログで紹介)は、今日までに31万部、売れたとのこと。


同じ著者:國貞 克則氏により、会計の初心者が財務3表を分析する際に、どのようなプロセスをたどれば良いかについての続編が登場しています。


その「はじめに」で筆者は、本書で説いている財務3表の分析のポイントについて以下のように述べています。


「実は、財務3表には見るべきポイントがあります。

会計の仕組みについて理解するためのポイントがあったように、財務分析を上手に進めるためにもポイントがあるのです。

そのポイントさえ、押さえてしまえば、財務分析は難しいものではありません。

さらに言えば、見るべきポイントさえわかれば、財務3表から会社の状況をザックリとと浮かび上がらせることさえ可能です。

 本書は、『決算書がすらすらわかる財務3表一体理解法』のコンセプトと同様に、会計の専門家でない人たちが財務分析のポイントを押さえ、財務3表から会社の状況を読み解いていく方法論を説明した本です。

 大きな特徴は、損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)を図にすることで、直感的に会社の状況が把握できるようにした点にあります

といって、難しい内容は含まれていません。

前作同様、「借方」や「貸方」といったような会計の専門用語はできるだけ使わず、平易な解説にしましたので、肩の力を抜いて読み進めてみてください。」


<<ポイント>>


会計の素人でも財務3表から会社の経営状況を読み説くための独自の「一体分析」法の解説書。


本書では、以下の3つのステップで解説しています。


  1. 決算書を分析するとは、そもそも何をすることか
  2. 分析のポイントをイメージで理解する
  3. たくさんの業界を分析する

本書では、基礎編ドリル編作図マニュアル編といった流れで「一体分析」法を説いています。


本書では、3表の数字を少し加工するだけで会社の経営状況が簡単にわかる独自ノウハウを説いています。


貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)のオリジナル図表を駆使し、わかりやすく解説しています


本書:「財務3表一体分析法」です。


「経営」がわかる決算書の読み方」との副題が付いています。


本書は、著者:國貞 克則 氏にて、2009年5月に朝日新聞出版より「朝日新書」の一冊として発行されています。


財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)
朝日新聞出版
発売日:2009-05-13
発送時期:一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
ランキング:235
おすすめ度:4.0
おすすめ度5 極めてわかりやすい、30万部売れるだけのことはある
おすすめ度4 財務分析の醍醐味が手軽に体験できる「デモソフト」
おすすめ度1 会計を学ぶきっかけとしてはいいかも知れませんが・・・
おすすめ度5 こんな教科書が欲しかった!
おすすめ度5 ビジネスパーソンの財務の基礎教科書として最適

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


理解の次は分析

30万部突破 財務3表一体理解法

待望の第2段!

決算書から大切な数字だけを抜き出して
「一体分析」オリジナル図を作成。
会社の経営状況が簡単に分かる!

会計の仕組みが「理解」できたら次は「分析」

細部に立ち入った勉強は今回も一切不要。

この手法なら全体像をイメージで把握できる。

ベストセラー『財務3表一体理解法』の著者が

満を持して贈る新・会計勉強法第2段。ホワイトカラー必読!


本書は、5章から構成されています。


本書では、PL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CS(キャッシュフロー計算書)の財務3表から必要最低限の数字を抜き出して作成する独自の分析のフォーマットの図をはじめとした多数の図表が挿入されており、本書の説明をひと目で理解できるように分かり易く工夫されています。


また途中で、『会計プラスワン』として、たとえば、【バランスシートの本当の意味】といったトピックスが取り上げられて分かり易く解説されています。


筆者の説明も、ポイントをシンプルに数項目以内に絞り込み重点化した解説となっています。


章を追って簡単に概要を紹介します。


第1章では、「財務分析の基本ポイントを知ろう
と題して、「全体像」、「イメージ」、「繰り返し」という本書での解説スタイルに関わるキーワードを確認した上で、決算書の分析の全体像の理解、分析のポイントのイメージ化、たくさんの事例の積み上げといった観点から財務分析の基本ポイントを説いています。


財務分析のポイントは、「PL・BS・CSを事業経営のプロセスに沿って分析すること」として、財務諸表から以下の5つを読む取ることであると説いています。


  1. どのようにお金を集めてきているか
  2. それを何に投資しているか
  3. その投資した資産を、いかに効率よく活用して売上を作っているか
  4. その売上高をどのように利益に変えているか
  5. 以上の事業全体のプロセスの中で現金がどのように動いているか

またその事業全体のプロセスを分析するために用いる主要な分析指標が、以下の「会社にとって大切な4つの数字」で、当面、この4つを理解しておけばよいと説いています。


  1. ROE
  2. レバレッジ比率
  3. 総資本回転率
  4. 当期純利益率

第2章では、「まず会社の状況をザックリつかもう 基礎編
と題して、以下の3ステップに基づく本書で説く財務分析の基本的なノウハウをマツダの2007年度の決算書の事例について他の自動車メーカーの決算書とを比較しながら解説しています。


  1. 1社1期分の財務諸表で会社の状況をザックリつかむ
  2. 同業他社との比較、期間比較をして会社を立体的に把握する
  3. たくさんの会社を分析して財務分析の間隔を磨く

第3章では、「多くの財務3表を見てセンスを磨こう ドリル編
と題して、2章の1.~3.の流れに沿って電機、百貨店、飲食、携帯電話、インターネット、卸売、金融の7つの業界について会社の状況を簡単に解説しながら財務分析を行うポイントを解説しています。  7つの「ポイント」としてまとめています。


また財務分析のまとめとして、「分析指標の計算より全体像をつかむことの重要性」、「「標準値」を鵜呑みにしないこと」、「財務分析から分かるのは会社の善し悪しというよりは経営者の意志」ということなど強調しています。


第4章では、「実際に図表を作ってみよう 作図マニュアル編
と題して、本書で財務3表分析に用いてきたPLとBSの比較図の作り方とその留意点、とくに本書独自に使ったROEレバレッジ比率の計算式などを解説しています。


第5章では、「より理解を深めるための補足
と題して、「連結」と「配当」について解説し、さらには、個人投資家にとって重要な指標であるPER、PBR、EPS,潜在株式1株あたりの当期純利益、……、ROAなどの指標について解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、会計の素人でも財務諸表から会社の経営状況を読み説けるようになるための独自の財務3表の「一体分析」法を基礎編→ドリル編→作図マニュアル編といった流れで明快に説いています


まず『最初に「利益剰余金」と「有利子負債」をチェックしよう。一般的に優良会社は利益剰余金が積み上がっていて、有利子負債も少ない』といった要領でシンプルに分析のツボを説いています。


<<まとめ>>


会計を専門としない、技術、営業とかの職能のビジネスパースンでザックリとした経営のための財務分析の方法を習得したいとのビジネスパースンには、本書は、お薦めの一冊です。


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
第1章 財務分析の基本ポイントを知ろう
第2章 まず会社の状況をザックリつかもう 基礎編
1. 1社1期分の財務諸表で「基礎データ」を把握する
2. 同業他社・業界標準と比較してみよう
3. 期間比較をすれば成長の軌跡がわかる
第3章 多くの財務3表を見てセンスを磨こう ドリル編
1. パナソニックvs.三洋電機vs.シャープ―電機業界
2. 三越vs.伊勢丹―百貨店業界
3. 吉野屋vs.すき屋 飲食業界
4. ソフトバンクvs.NTTドコモ 携帯電話業界
5. ライブドアvs.楽天 インターネット業界
6. 三菱商事vs.三井物産 卸売業界
7. みずほvs.三井住友+その他の業界の金融ビジネス 金融業界
8. 財務分析のまとめ
第4章 実際に図表を作ってみよう 作図マニュアル編
1. オリジナルフォーマットの作り方
2. 本書で使ったROEとレバレッジ比率について
第5章 より理解を深めるための補足
1. 「連結」がわかれば「少数株主持分」の意味もわかる
2. 利益と配当とBSの関係
3. 個人投資家にとって大切な指標





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中原 圭介 氏は、ファイナンシャルプランナーでエコノミスト。


経歴としては、大学の文学部を卒業後、短資会社、税務職を経て、独立し、現在は、金融コンサルティングを得意とする『アセットベストパートナーズ株式会社』の金融資産運用部ディレクター。

中原氏は、金融機関への助言・提案や顧客の資産運用コンサルティングを行う傍ら、執筆・セミナーなどで金融教育・投資家教育の普及活動にいそしむ。


とくに経済や市場の予測の正確さでは群を抜いていて、『サブプライム後の新資産運用』(「ISOの本棚ブログでも紹介)などの著書や雑誌掲載時のインタビュー内容からその実力は、実証され折り紙付き。


『サブプライム後の新資産運用』では、サブプライム後の経済環境の変化に伴い、従来から資産運用の鉄則として信じられてきた「国際分散投資」、そして「長期資産運用」がもはや通用しないことなどを指摘していました


また特に、筆者の運営しているブログ(「中原圭介の資産運用塾」~NEW~ )や雑誌、マスコミを通して発信し、「株価が暴落し、円相場が急騰する前に、手持ちの資産をすべて現金にして、来るべき時に備えてください」と訴えてきています。

その中原 圭介 氏が、世界経済の裏側と未来、そして正確な経済予測力を身につける方法を中心に語っている本を紹介します


<<ポイント>>


カリスマFPの中原 圭介氏がこれからの世界経済を展望し、良く当たる経済予測法を伝授する本


以下の2点をテーマに取り上げ解説しています。


  1. 中原氏が考える2009年以降の世界経済の行方

  2. 中原流の正確な「経済予測力」を習得する方法

上記に加え、資産運用に失敗しない金融機関の選び方、日本経済復活への政策提言といった点についても説いています。


本書:「サブプライム後の新世界経済」です。


10年先を読む「経済予測力」の磨き方」との副題が付いています。


本書は、著者:中原 圭介 氏にて、2009年3月にフォレスト出版より発行されています。


サブプライム後の新世界経済~10年先を読む「経済予測力」の磨き方~
フォレスト出版
発売日:2009-03-05
発送時期:在庫あり。
ランキング:4
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 単なる経済本ではない
おすすめ度5 中原さんがスゴイ理由
おすすめ度5 最も信用できる世界経済予測
おすすめ度5 歴史学、心理学、哲学の必要性
おすすめ度5 名著「サブプライム後の新資産運用」の続編

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


『日経マネー』など、マネー誌を中心に各メディアで「予測が当たるエコノミスト第1位」と評価されるカリスマFPが教える!

なぜ、エコノミスト(「経済評論家、学者など)の予測は当たらないのか?

「初心者でも読める」と大好評!

知識ゼロでも「実践で使える予測力」が簡単に身につく!

  • 2009年以降の世界経済がどうなるのかを知りたい!
  • 大事な資産を守りたい!
  • 暴落した株の売り時、買い時を知りたい!
  • 株の底値がいつ頃になるのかを知りたい!
  • 為替がどうなるのかを知りたい!
  • これ以上、予測の当たらないエコノミストや金融機関にだまされたくない!

一般には、同業者のエコノミストをまとめてバッサリと辛口に斬り捨てるといったことは、相当の勇気と覚悟が必要だろうと思いますが、これまでの筆者の実績と大いなる自信がなせる筆者ならではの技だろうと思います。


なぜ筆者の「経済予測が当たるのか」について、筆者が常に心がけ、かつ、実践しているアプローチに特徴があるとのこと。


すなわちそのアプローチでは、単に経済学だけでなく、歴史学、心理学、哲学といった学問領域からの見方も含めて総合的な予測を試みているためだと述べ、情報の取捨選択能力の鍛え方から、「歴史学」、「心理学」、「哲学」が正確な経済予測に必要なのかを解説し、その方法を読者にも習得できるように伝授しています。


経済に関する知識が全くなかったとしても、本書の方法を実践することですぐにエコノミスト以上の予測力を身につけることができると断言しています。


本書は、第1章~第5章、さらに我が国の経済政策への提言事項を取り上げた「日本経済復活への政策」と題した終章とから構成されています。


随所にグラフなどの図表が挿入され、分かり易い解説となっています。


ざっとした内容を紹介します。


第1章では、「サブプライム問題を総括する
として、アメリカの借金で回ってきたこれまでの世界経済の成長プロセスが崩壊したと経済知識がなくとも理解できるようにかみ砕いてサブプライム問題について改めて検証しています。


第2章では、「これからの世界経済はどうなるのか?
として、筆者が考える2009年以降の世界経済がどうなるかに行方を展望しています。世界経済は「右肩あがりの成長」から「緩やかな成長に」転換していく等なぜかの根拠を交えて推測をしています。また低成長下におかれる資本主義の未来像についても国内総幸福(GDH)なる指標で表される新しい価値観の必要性などを説いています。


第3章では、「なぜ、エコノミストの予測は当たらないのか?
として、エコノミスト(経済評論家)、アナリスト、経済学者、ファイナンシャルプランナー(FP)をまとめたエコノミストの予測がなぜ外れてしまうかという問題について筆者が多角的に分析しています。そして、なぜ予測が外れたかの検証が重要と説いています。さらに、経済学、金融工学は、実体経済の予測にはほとんど役に立たないとし、実態経済を動かす歴史学、心理学、哲学などの要因も含めて総合的に大局的に評価するべしと説いています。


第4章では、「経済予測力の磨き方
として、経済予測力は、資産運用をしている人だけではなく、経営者、ビジネスパースン、学生、高齢者などすべての人に求められているとして、経済予測力をどのように向上させればよいかを説いています。とくに筆者流の「歴史学的」、「心理学的」、「哲学的」なアプローチを重点解説しています。


第5章では、「資産運用に失敗しない金融機関の選び方
として、資産運用のプロがいない金融機関の勧めに盲目的にうのみにし、投資信託などに投資したりすることのリスクを具体例を挙げて確認しています。また、手数料が安く、堅実で安心できる筆者のおすすめの金融機関リストを紹介しています。


なぜ「歴史学」、「心理学」、「哲学」が正確な経済予測に必要なのかをなのかについては、以下のように述べています。


大局的な経済の見方とは、現在起こっている経済事象が、歴史の似たような事例に照らし合わせて、条件・状況・質的要素・量的要素に差があるのか、差異がある場合は、どのような分析をして予測を導くのが妥当かさまざまな条件下で消費者心理・投資家心理・群集心理はどのようなパターンで流れていくのか哲学的に経済事象の全体構造が認識できているのか、その全体構造は多角的な分析でできているのか、そういったことを同時に考えていくことで養われる。


すなわち経済の動きを読むために大切なのは、


人間の行動の繰り返しを表した歴史であり、


経済行動を決めている人間の心理であり、


世界経済を動かしている全体構造を捉える哲学的思考力です。


であると説いています。


また自分の資産や人生を守るために、複数の予測とそれぞれの対応策を考え、樹形図を頭に描きながら、さまざまなシナリオを想定しておくことが大切であると説いています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、カリスマFPの中原流の2009年以降の世界経済がどうなるかに行方を展望してします


またエコノミストや金融機関の話を鵜呑みにせず、自己責任の範囲で失敗しない資産の運用に向けての正確な「経済予測力」を習得する方法を具体的に伝授しています


さらに資産運用に失敗しない金融機関の選び方、日本経済復活への政策提言といった点についても説いています。


さずがに「予測が当たるエコノミスト第1位」と言われる筆者だけに説得力に富んだ内容になっています。


<<まとめ>>


経済を予測する力:「経済予測力の磨き方」は、まさに一生の資産になります


また理屈ではなく、結果がすべてという世界でもあります。


「予測が当たる」か否かについて、過去の実績が言葉の信頼性の尺度にもなります。


経済リテラシーを向上させるための実務的なノウハウが本書には、満載されており参考になります


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
第1章 サブプライム問題を総括する
(~初心者でもできる「サブプライム問題」入門~)
第2章 これからの世界経済はどうなるのか?
(~2009年以降の世界経済の行方~)
第3章 なぜ、エコノミストの予測は当たらないのか?
(~「エコノミストの予測が当たらない理由」を徹底検証します!~)
第4章 経済予測力の磨き方
(~この章を読めば、エコノミスト以上の予測力が簡単につく~)
第5章 資産運用に失敗しない金融機関の選び方
(~顧客の利益を考える「おすすめ金融機関リスト」を初公開!~)
終章 日本経済復活への政策
(~日本経済はまだまだ復活できる~)





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筆者の和仁 達也(わに・たつや)氏は、大学農学部で、木製廃材の強度を研究していた4年生の春に「いつか経営者になりたい」という自分の思いに気づき、急きょ方向転換し、経営コンサルタントになったという人物。


99年1月にマネジメントコンサルティングの会社を起業し、活躍中。


とくに「難しいことを、わかりやすく楽しく」解説する能力を高く買われ、品川女子学院(高校)にて「ビジネスと生活で使えるお金の授業」を担当。


この授業が大反響を得て、テレビ番組『カンブリア宮殿』でも本書の企画のベースとなった「高校生でもわかるお金の授業」が紹介されているとのこと。


こちらが著者の和仁氏の公式サイトになります。

その筆者がこれ以上はやさしく解説できないのではと思われるくらい分かり易く『お金』にまつわる必須知識について説いています。

「お金を守りたい」、「増やしたい」、「数字音痴を直したい」、「経済への苦手意識を取り除きたい」といったニーズを抱えたユキ、まさひろ、みすず、さやかという4人の登場人物が6限の授業のなかで素朴な疑問を先生にぶつけ答えていくというQ&Aスタイルでイラストを交え分かり易く「お金」「経済」にまつわる何故?について解説しています

20~40代前半のサラリーマンやOLが、ビジネスや日常生活でのお金、経済に関して、給与、税金、儲けのカラクリ、決算書、日本経済、世界経済、投資といった身近なテーマを通して、分かり易くお金のフローの全体像を俯瞰できるような構成となっています

<<ポイント>>


誰もが身につけておきたい「お金」「経済」の知識を平易に説く“マネーの教科書”


お金を「稼ぐ・使う・貯める・活かす」仕組みを「図」(ブロックパズル)を書いて視覚的にわかりやすく解説しています。


しっかりと習得したお金の知識は、一生の財産になります。


表現は、分かり易く高校生目線で書かれていますが、内容は、骨太に今の時代をたくましく生き抜く知恵がたくさん盛り込まれています。


お金と経済についての基本に関する例えば、以下のような素朴な疑問をとりあげ、図解で平易に解説していくという展開で、「給与」、「税金」、「儲けのカラクリ」、「決算書」、「日本経済」、「世界経済」、「投資」といった内容について読者が時限の授業メニューを順次、読み進めるなかでお金・経済のリテラシーを高めていけるように工夫されています。


  • 「飲食」「製造」「サービス」――どの業界が儲け率が高いの?
  • 外資系企業が給料が高いのはなぜ?
  • 「景気が厳しいですね」と言う人は、何もわかっていない
  • あなたの給料を、そんなに上げられない理由
  • 日本の10年後、20年後の財政はどうなっているの?
  • 夢を叶えている人・成功者の共通点とは?

また商品についての原価や利益構造等、ズロックパズルでわかりやすく、会社が儲かる仕組みと会計の基本についても説明しています。


本書:「世界一受けたいお金の授業」です。


面白いほど経済数字に強い人になれる!


一生お金に困らない『稼ぐ、使う、貯める』技術」との副題が付いています。


本書は、著者:和仁 達也 氏(イラスト:高田 真弓 氏)にて、2009年2月に三笠書房より発行されています。


世界一受けたいお金の授業
三笠書房
高田真弓(イラスト)
発売日:2009-02-21
発送時期:通常2~5週間以内に発送
ランキング:118
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 初学者のための入口
おすすめ度4 細野真宏さんのベストセラーの二番煎じの感がありますが、和仁さんなりのまとめ方には別の味があります
おすすめ度5 「お金」初心者にピッタリです!
おすすめ度4 非常に分かりやすい解説書

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


テレビ東京『カンブリア宮殿』に著者出演で、話題沸騰中!

身近な生活アドバイスをコンサルタントがゼロから教えます!

この一冊で未来を「生き抜く」チカラが身につく!


本書では、6限の授業を通して4人の登場人物の発する疑問に答えるといったQ&A形式で、お金を「稼ぐ・使う・貯める・活かす」仕組みを学び、各人の夢をかなえようという構成になっています。


また各項目についての重要な着眼点については、クリップ、枠囲み、まとめなどとして朱色で強調して要約してあるなどぱっと目で見てポイントがレビューできるようになっています。


一杯のコーヒーの収支から、家計簿、会社の収支、さらには日本の国家財政まで、幅広く取り上げていますが、パッと見てわかる「図」(ブロックパズル)で説明されるので、簿記や会計を知らない人でも簡単に読めるように工夫されています。


ざっとした構成を紹介します。


1限目では、「お金持ちのお金の考え方・貧乏人のお金の考え方
として、お金をめぐっての考え方について有効なお金の使い方など体系的に整理しています。またお金の流れを「お金の図」で読み解くための本書の随所で活用されている「図」(ブロックパズル)の解説などがあります。ちなみにブロックパズルとは、積み木のように四角の図を順番に組み立てるような形式でお金の流れを読み解いていくアプローチになります。


2限目では、「会計を学ぶ前に、家計を学ぼう
として、家計簿についてのお金の収支を図で解説し、お金の使い方は「堅実キッチリ生活」、「収支トントン生活」、「贅沢生活」、「道楽生活」の4パターンしかないと説いています。さらにそこから日本の国家財政、我が国が現在、不景気となった本質、目的を持った数字を読むことの重要性を強調しています。


3限目では、「会社の数字を読める人・読めない人
として、決算書の読み方を中心に解説しています。業種と粗利、人件費率と労働分配率、売上高、変動費、人件費、利益、借金の残高の数字から会社の儲けの構造どう見るかなど解説しています。


4限目では、「新聞から、10分で世の中の動きをつかめる
として、新聞の経済欄から読み解く会社の経営状態といった内容について解説しています。図を描いた上で経済の動向と連動させてどう会社の経営状態を判断したらよいかの手順を分かり易く解説しています。とくに全体像をつかむこととお金のメカニズムを知っておくことの重要性について強調しています。


5限目では、「ランチタイム10分間の会話で人を見抜く!
として、お金を増やすには、お金の動きの本質を見抜くことの観点から他人のつくった仕組みに安易に乗らず、仕組みをつくる側の目線で判断することや時間軸を意識し、生涯年収を計算し、予測することの重要性などを説いています。


6限目では、「オーダー待ち10分で、お店の儲けを見抜く
として、レストランで食事をしたときにその店の様子からお店の儲けを見抜く眼を持つ方法など収益シミュレーションのシートを用いて店の儲けを10分で推察する手順など解説しています。また初期投資の金額の業種毎の目安やそのビジネスで採算がとれるのは何年後かといった目算の仕方などを解説しています。またコーヒーの収支の事例をもとに会社の数字の読み方から発展させて、人の生き方論までを説いています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、お金、経済についてブロックパズルの「図」を活用してお金の流れを読み解く方法を基本中の基本から分かり易く解説しています


本書では、「給与」、「税金」、「儲けのカラクリ」、「決算書」、「日本経済」、「世界経済」、「投資」などお金にまつわる「稼ぐ・使う・貯める・活かす」といった仕組みについて予備知識ゼロでも、「図」(ブロックパズル)を書いて視覚的に、理解できるようにかみ砕いて解説されています


<<まとめ>>


本書は、財務、経済、数字が苦手という人のためにお金・経済の基礎の基礎といった事柄について視覚的にも分かり易く読み解くといった趣で構成されています。


本書では、一杯のコーヒーの収支から、家計簿、会社の収支、さらには日本の国家財政まで、一貫して、パッと見てわかる「図」(ブロックパズル)で説明されるので、簿記や会計を知らない人でも読めるお金の教科書です


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
1限目
お金持ちのお金の考え方・貧乏人のお金の考え方
……「ここ」に注目するだけでいい!
2限目
会計を学ぶ前に、家計を学ぼう
……「思考回路」を「お金持ち」に近づける
3限目
会社の数字を読める人・読めない人
……10分でお金の流れのメカニズムをつかむ
4限目
新聞から、10分で世の中の動きをつかめる
……どの情報なら信じられるのか?
5限目
ランチタイム10分間の会話で人を見抜く!
……できる人・伸びる人・選ばれる人
6限目
オーダー待ち10分で、お店の儲けを見抜く
……情報を正確に「見抜き」「分析」する方法




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東京株式市場でも、各国の金融危機対策の状況と連動して、株価の上下動が激しく、投資家も一喜一憂というところでしょうが、少し冷静な視点でみれば、国の実力を反映したしかるべき位置に納まることと思われます。


少し長期的な視点からすれば、企業の株価についてもその企業の価値に見合ったところに収束していくとものと考えられます。


その企業の価値を示す指標は、必ずしも決算書等の数字だけでは判断できないとしても、経営分析により重要な情報が把握できるかと思われます。


「決算書がおもしろいほどわかる本」をはじめ、決算書の読み方の関連本で60万部突破している著者:石島 洋一氏による経営分析の入門書を紹介します。


<<ポイント>>


決算書についての入門者が「いきなり経営分析」をして、最短距離で決算書を理解するための本。


と著者も「はじめに」で本書の目的について述べています。


「よい会社と問題ある会社の違いは、一体どこに現れるのか……」それを、決算書を「いきなり」分析して見抜こうとの観点から、具体的事例の分析からスタートしているので、数字が苦手な人でも興味を持って読み進めていくことができるように構成されています。


財務3表(「貸借対照表」、「損益計算書」、「キャッシュ・フロー計算書」)を「いきなり分析」して、その企業の本質を鋭く把握できるように、そのための必要なポイントについて、分かり易く解説しています


「よい会社」と「そうではない会社」を見極めるための経営分析の指標などの基礎知識に加えて、プロが決算書のどこをどのように見ているかという視点についても解き明かしてします


本書:「いきなりできる! 経営分析」です。


最速・最短で決算書の要点だけをしっかりつかむ」との副題が付いています。


本書は、著者:石島 洋一 氏にて、2008年8月に PHP研究所より、「PHPビジネス新書」の一冊として発行されています。


いきなりできる! 経営分析 (PHPビジネス新書 67)
PHP研究所
発売日:2008-08-19
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:46253

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


「よい会社」と「問題ある会社」の違いは、一体どこに現れるのか……

日本一売れている決算書入門「決算書がおもしろいほどわかる本」の著者がおくる

おもしろいほどすぐわかる!

経営分析入門


本書の表紙の折り返し部には、以下のように書かれています。


  • どの利益を見ればいいのか
  • 会社の安全性を示す指標は?
  • 各種「回転率」が示すものとは?
  • わかりにくい「キャッシュ・フロー計算書」の分析は?

-----------→全て本書で理解できます。


本書は、決算書の構成と、経営分析をするときの勘所を整理して概観している「経営分析のカンドコロ」と題した序章につづく、4つの章から構成されています。


また章の終わりにコラム欄が設けられ、「あなたの会社の純資産はいくららか」といった関連したトピックスが取り上げられています。


イラストなどの図表も多数挿入されていて読み易い構成となっています。また基本的な計算指標については、【Check!】として、枠囲みで整理されています。


「いきなり分析」ということで、最初に具体的な決算書(いずれも著名な会社)が掲載され、それに基づいての経営分析の基本と要点についての解説といった流れになっています。


第1章では、「一番身近な「損益計算書」を分析する」、第2章では、「貸借対照表も「いきなり」分析する」と題して、「損益計算書」については、「売上総利益」、「営業利益」、「経常利益」、「税引前当期純利益」、「当期純利益」の理解などを中心に、また「貸借対照表」については、「流動資産」、「固定資産」、「流動負債」、「固定負債」、「純資産」に分解しての見方を始め、左側と右側の表のバランスの見方や、損益計算書との「売上高」、「利益」、「資産」との関係などの見方といった分析するポイントを解説しています。


第3章では、「経営分析を体系的に理解していこう
として、経営分析の手順について体系的に解説しています。会社がどのくらいの投資(資本支出)出して、どのくらい利益がでたのかといった投資(資本)利益率からはじまる分析手法、EVA(経済的付加価値)による評価、更には、経営分析によって株価を考えてみるといった内容を解説しています。


第4章では、「キャッシュ・フロー計算書を分析する
として、キャッシュ・フロー計算書の分析について解説しています。「営業活動」、「投資活動」、「財務活動」のキャッシュ・フロー計算書の見方から、営業活動キャッシュ・フロー計算書の分析、さらには、フリー・キャッシュフロー分析方法など解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、経営分析の学習によって、決算書の数字の羅列が意味を持った数字として生きてくるとの観点から、決算書を「いきなり」分析して、その企業の本質に鋭く迫るという考え方で、経営分析に必要なポイントを重点的にわかりやすく解説しています


<<まとめ>>


本書では、経営分析を目的として、最速・最短で決算書の要点だけをしっかりつかむ手法が要領よくまとめられ解説されています


これから経営分析に関心があり、これから学ぼうとするビジネスパースンには、本書は、お奨めです。


なお本書の目次は、以下の内容です。
序章 経営分析のカンドコロ
第1章 一番身近な「損益決算書」を分析する
第2章 貸借対照表も「いきなり」分析する
第3章 経営分析を体系的に理解していこう
第4章 キャッシュ・フロー計算書を分析する





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著者の柴山 政行 氏は、公認会計士・税理士。


税務、コンサルティング、監査の各種業務に従事しながら、実務につながる実践的な会計教育を理想にかかげ、会計学および実務簿記などを教え受講者から絶大な支持を得ているとのこと。


また主宰する無料メールマガジン「時事問題で楽しくマスター! 使える会計知識」は、読者5万5000人を突破とのこと。


その著者が、グーグル(Google)をキーワードに経済、会計、金融、ビジネスを取り上げ楽しく気楽に読める新経済学として解説している本を紹介します。


<<ポイント>>


グーグル(Google)をキーワードとした楽しく読める経済エンターテイメント書


グーグル(Google)から最先端の経済・会計・金融・ビジネスを学ぼうというもの。


グーグル一人勝ちの秘密やビジネス戦略、グーグルニュースから学ぶ経済の行方などとの観点から、原油高、サブプライムローン、決算書、M&A、インフレ、金利、為替、証券化、格差社会、財政、ドル安、食糧危機、排出権ビジネス、デリバティブ、モノライン、人口問題、少子高齢化、増税、低賃金、……といったキーワードについて取り上げ解説しています


本書:「Google経済学(グーグル経済学)」です。


10年後にトップに立てる新経済学入門」との副題が付いています。


本書は、著者:柴山 政行 氏にて、2008年9月にフォレスト出版 より発行されています。


Google経済学(グーグル経済学)~10年後にトップに立てる新経済学入門~
フォレスト出版
発売日:2008-09-04
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:187
おすすめ度:3.5
おすすめ度5 サクサク読めて、解りやすい♪
おすすめ度2 時事ネタを集めただけの内容
おすすめ度2 内容が簡単すぎて
おすすめ度2 手を広げすぎ
おすすめ度5 ヤフー信者はやばい!!

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


なぜ、グーグルがわかると、経済、会計、金融、ビジネスがわかるのか!?

経済が変わった!未来を読み解くキーワードは、ここにある!!

『グーグル信者は10年後に笑う!!』

  • 世界経済、日本経済の一歩先まで見える!
  • 今注目のビジネスがわかる!
  • 経済が面白くなる!
  • Googleの秘密がわかる!
  • お金の儲け方がわかる!
  • 現場で役立つ知識が身につく!
  • 経済初心者でも大丈夫!

本書は、「なぜ、グーグルがわかると、経済がわかるのか!?」としたプロローグに続く5つの章から構成されています。その意図するところは、「グーグルをフルに活用することで各種の有用な経済に関する情報を手にすることができる」との意味のようです。


各章の最初にその章をマスターするための5問の「問題」があり、章の終わりに筆者による「答え」が掲載されているという構成になっています。


ざっと内容を紹介します。


第1章では、「グーグルのすごさを知れば、近未来のビジネスが見える!」
として、グーグルの決算書を取り上げ、決算書の見方を解説する展開となっています。


第2章では、「なぜ、グーグルが勝つのか??
と題して、ネット時代のビジネス戦略をグーグルのYouTubeに対するM&Aを事例として取り上げ、M&Aとはどのようなものか等を解説しています。


第3章では、「金儲けのキーワードはグーグルで探せ!
として、証券化のビジネス、サブプライム問題、デリバティブ取引などの金融商品について解説しています。毎日、グーグルニュースを見ていれば、今の時代のビジネスの流れが手に取るようにわかるとしています。現時点で言えば、これから行き過ぎた『証券』ビジネスの反動が出てくるかと思われます。


第4章では、「グーグルニュースから学ぶ 世界経済の行方
として、「資源の高騰」、「人口増加」「食糧問題」「CO2排出権ビジネス」などの話題を取り上げて解説しています。


第5章では、「グーグルニュースから学ぶ 日本経済の行方
として、我が国の「人口減少」、「格差」、「財政不安」、「低金利」といった話題を取り上げて解説しています。


また特別付録として、「グーグルを使い倒そう!」と題して、グーグルの活用術について解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


世界経済の状況は、激しく変化する渦中にありますが、本書では、気楽にサブプライムローン、証券化、デリバティブ、排出権ビジネスなど、世界経済に関わる最新キーワードから財務諸表に関わる会計の基礎等を学ぶことができます


またインターネットの入門者には、グーグルの活用術も学べるかと思われます。


検索エンジンの特質についてグーグルだけの特質のように記載している箇所もあり、少し見方が偏りすぎではと気になります。


<<まとめ>>


本書では、まさに筆者の言う「経済エンターテイメント」で気楽に経済、会計、金融などのキーワードが学べます。


なお本書の目次は、以下の内容です。
プロローグ なぜ、グーグルがわかると、経済がわかるのか!?
第1章 グーグルのすごさを知れば、近未来のビジネスが見える!
(グーグルの決算書を解剖しよう!)
第2章 なぜ、グーグルが勝つのか??
(グーグルから見えた! 新・経済学のキーワード)
第3章 金儲けのキーワードはグーグルで探せ!
(証券化、デリバティブなどを知っておこう!)
第4章 グーグルニュースから学ぶ 世界経済の行方
(「資源高」「人口増加」「食糧問題」「エコ」で世界経済は大きく変わる!)
第5章 グーグルニュースから学ぶ 日本経済の行方
(「人口減少」「格差」「財政不安」「低金利」が日本を動かす!)
特別付録 グーグルを使い倒そう!
(できる人はグーグルをこう使う!) 






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財務とマネジメントを結びつけ、財務の専門家以外の読者を対象に財務の情報をどのように活用し、業績向上に向けて適切な意志決定に結びつけるか等を分かり易く解説していいる本を紹介します。


使えるファイナンス」の真髄が学べるように財務原則、マネジメント、意思決定を連動させて三位一体で解説しています


財務に関する基本的なことがらや、会社が利益を上げるために必要な財務計画の策定方法・長期事業計画の評価方法などビジネスを財務的にマネジメントするための基本と原則について分かり易く解説しています。


マネージャーに実務で求められる財務的なスキルを、分かり易い日常用語でかみ砕いて解説しています。


本書:「財務マネジメントの基本と原則」です。


これ一冊で「使えるファイナンス」の神髄が身に付く」との副題が付いています。


本書は、著者:デイビッド メッキン(David Mecken)の原著:「Nakid Finance:Business Finance Pure and Simple」をベストセラー:『財務3表一体理解法』(「ISOの本棚でも紹介)で知られる國貞 克則 氏の翻訳にて、2008年6月に東洋経済新報社 より発行されています。


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


論理的で、単純明快!

財務原則・マネジメント・意志決定を

「三位一体」で理解すれば、自ずと本質まで見えてくる。

ベストセラー『財務3表一体理解法』著者による渾身の翻訳。


また表紙カバーの折返し部には、本書を以下のように特徴付けています。


ビジネスを財務的にマネジメントするとはどういうことか誰でもわかる言葉で簡潔に解説!


財務マネジメントにおける「3つの基本要素」

  • 財務目標の設定
  • 財務情報の活用
  • 財務のコントロール

利益を生み出す「3つのプロセス」

  • 資産を取得するための資金を調達する
  • 資産を売り上げに変える
  • 売り上げを利益に変える


本書は、4部、18章から構成されています。最初にハッチングでその章で意図する点が解説されます。またエッセンスとなる箇所は、骨子(the bare bones)として、ポイントがシンプルに要約されています。また章の終わりなどに「!重要ポイント」として改めて重要なキーワードや財務の考え方がまとめてあります。


全体的にイラストなどの図表も多数、挿入されていて理解し易い展開となっています。


ざっとした構成は、以下の通りです。


第1章は、「本書の目的」として、本書の意図から全体像を概観するような構成となっています。この章では、『財務の原則を理解することは難しいことでない』、『財務の原則はあなたがよりよい経営判断を行う場合に役立つ』との2点を強調しています。


第1部では、「財務目標の設定
として、第1部には、第2章から第5章(「利益がすべてか」/「どうすれば利益が出せるか」/「財務的な成果はどのように評価されるか」/「大切な数字はどれか」とのタイトル)から構成されています。第1部の狙いとしては、「企業がどのようにして財務目標を設定するのか。さらにその目標を達成するために通過すべき過程とその概要」を解説しています。


第2部では、「財務情報の活用
として、第2部には、第6章から第9章(「なぜ財務諸表を作成するのか」/「財務諸表から何がわかるのか」/「世の中の経済動向全般から何がわかるか」/「会社のマネジメントがうまく行われているかどうかを知るにはどうすればよいのか」)から構成されています。第2部の狙いとしては、「業績を評価するために、ビジネス社会で利用されている財務情報をどのように活用するか」を解説しています。


第3部では、「財務のコントロール
として、第3部には、第10章から第17章(「財務計画はどのようにして立てるか」/「費用をどのようにしてマネジメントするか」/「売り上げをどのようにしてマネジメントするか」/「利益をどのようにしてマネジメントするか」/「キャッシュフローについて」/「キャッシュフローをどのようにマネジメントするか」/「長期的な事業計画について」/「長期的な事業計画に対する意思決定をどのように行うか」から構成されています。。第3部の狙いとしては、「財務成績のコントロールに一般的によく用いられる手法の理解」をテーマに取り上げ解説してします。


第4部では、「まとめ
として、第18章:「断片をどのようにつなぎ合わせるか」から構成され、本書の全体の総括となっています。本書の内容を総合的に捉え、実際に会社や事業の採算をマネジメントしていく上で、さまざまな内容をどのように関連づけて活用するかといった視点から解説しています。資金、資産、売上げ、費用を材料にして利益を生み出す仕掛けが財務的なメカニズムを考えるのが原則と述べ、ビジネスでは多くの課題や難題に直面するが、これらを解決する場合には、基本と原則に立ち戻って、財務上の原則がうまく適用されているかどうかを見定めることが最短の近道と述べています。


本書は、財務原則、マネジメント、意思決定を連動させて三位一体として解説しており、財務をマネジメントする基本と原則を実務的に学ぶことができます。


財務の基本と原則のスキルを習得したいと考えているビジネスパースンには、おすすめです。


財務マネジメントの基本と原則
東洋経済新報社
國貞 克則(翻訳)
発売日:2008-06-06
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:2804

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 本書の目的
 第1部 財務目標の設定
第2章 利益がすべてか
第3章 どうすれば利益が出せるか
第4章 財務的な成果はどのように評価されるか
第5章 大切な数字はどれか
 第2部 財務情報の活用
第6章 なぜ財務諸表を作成するのか
第7章 財務諸表から何がわかるのか
第8章 世の中の経済動向全般から何がわかるか
第9章 会社のマネジメントがうまく行われているかどうかを知るにはどうすればよいのか
 第3部 財務のコントロール
第10章 財務計画はどのようにして立てるか
第11章 費用をどのようにしてマネジメントするか
第12章 売り上げをどのようにしてマネジメントするか
第13章 利益をどのようにしてマネジメントするか
第14章 キャッシュフローについて
第15章 キャッシュフローをどのようにマネジメントするか
第16章 長期的な事業計画について
第17章 長期的な事業計画に対する意思決定をどのように行うか
 第4部 まとめ
第18章 断片をどのようにつなぎ合わせるか




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