脳の働き、仕組みをしっかりと理解してうまく使うと脳の働きは、何倍にもなる。


逆転の発想ではないが、脳には、良い習慣と悪い習慣があるという。


脳に悪い習慣を知ってやめることで脳の働きを倍増できる。


本書で説く、脳に悪い習慣とは、以下の7つの習慣。


  1. 「興味がない」と物事を避けることが多い

  2. 「嫌だ」「疲れた」とグチを言う

  3. 言われたことをコツコツやる

  4. 常に効率を考えている

  5. やりたくないのに我慢して勉強する

  6. スポーツや絵などの趣味がない

  7. めったに人をほめない

これらをやめればたちどころに頭の働きは好転するという。


以下のようなメリットが得られると説いています。


  • 集中力が高まる
  • 物忘れがなくなり、記憶力が高まる
  • 独創的なアイデアが浮かぶようになる
  • 目標の達成率が高まる
  • ”ここぞ”というときに力を発揮できる
  • 頭が疲れにくくなる
  • コミュニケーションが得意になり、人間関係がよくなる

なぜかと言う点について、『〈勝負脳〉を鍛える』、『ビジネス〈勝負脳〉』、『望みをかなえる脳』、『思考の解体新書』といった勝負脳をテーマとした著作でも知られる脳神経外科医で学者の著者:林 成之教授が知っておきたい脳の仕組み(脳がどのように情報を受け取り、感じ、理解し、思考し、記憶するといったこと)を分かり易く説いている本を紹介します。


本書の「まえがき」で脳の働きについて以下のように述べています。


「読者の皆さんは、脳にとって「良い習慣」と「悪い習慣」があることをご存知ですか?

実は、脳は気持ちのもち方や行動次第で、その働きを良くも悪くもできるのです。

私は、多くの人がこのことを知らないために、脳が持つ素晴らしい力を発揮できていないと感じています。

皆さんが脳に悪い習慣から逃れられない原因の一つは、そもそもそれが脳にとってよくないことだと知らないからだと思います。

いったん、「この習慣は脳に悪いんだな」と認識すれば、「うっかりやってしまう」ことを避けられるようになります。

 本書でご紹介する「脳に悪い習慣」は、それらをすべてやめればいいだけです。

ドリルを解くなどといった特別なトレーニングは、本当に脳を鍛えるうえで意味があることではありませんから、行う必要はありません。

(略)

 本書は私のこれまでの知見をもとに、みなさんが「脳に悪い習慣」を知り、それをやめることで、脳のパフォーマンスを最大限に発揮できれば、との思いで執筆したものです。」


<<ポイント>>


脳の働きが悪くなる7つの習慣を取り上げこれらをやめるだけで頭の働きが良くなる理由について脳のしくみからわかりやすく説いている本。


本書では、


以下のような順番で脳が情報をとらえ、脳が考え、記憶し、それを活用する仕組みにもとづいて脳の力を引き出すのに適した順番になるように本書の解説は、構成され、順にやめていけば、物事への理解力は高まり、「ここぞ」というときに最高のパフォーマンスを発揮し、独創的な思考ができるようになると説いています。


  1. 大脳皮質神経細胞
  2. A10神経群
  3. 前頭前野
  4. 自己報酬神経群
  5. 線条体-基底核-視床
  6. 海馬回・リンビック

本書:「脳に悪い7つの習慣」です。


本書は、著者:林 成之教授にて、2009年9月に幻冬舎より「幻冬舎新書」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの裏面には、以下のように書かれています。


やめるだけで

脳力10倍アップ!

知らないと損する脳のしくみ

脳は気持ちや生活習慣で、その働きがよくも悪くもなる。

この事実を知らないばかりに、脳力を後退させるのはもったいない。

脳に悪い習慣とは、

  1. 「興味がない」と物事を避けることが多い、
  2. 「嫌だ」「疲れた」とグチを言う、
  3. 言われたことをコツコツやる、
  4. 常に効率を考えている、
  5. やりたくないのに我慢して勉強する、
  6. スポーツや絵などの趣味がない、
  7. めったに人をほめない、

の7つ。

これらをやめるだけで頭の働きが倍増する理由を、脳のしくみからわかりやすく解説。


本書は、7章から構成され、順番に7つの脳に悪い習慣を説いていくという展開になっています。


7章の終わりには、脳に悪い習慣を克服するためのチェック表が掲載され、○で自己採点し、○の増加で継続的に改善ができているかを再チェックできるようになっています。


断片的になりますが、印象深いと感じた箇所を紹介します。


脳神経細胞は、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」との3つの本能を持っている。脳はこの本能には、逆らえない。また脳の機能を最大限に活かすためには、脳神経細胞が持つ本能を磨くべきである。「知りたい」という本能(前向きになり物事に興味をもつことで、脳が持つ力が活かされることになる)が脳の原点。

脳が発達するとき「自己保存」(脳は自分を守ろうとする)、「統一・一貫性」(脳は統一・一貫性が保てなくなるような情報を避けようとする)という2つのクセが生まれた。過剰な「自己保存」は、身を滅ぼすことになる。また「統一・一貫性」にとらわれすぎると脳が情報を取り込むことを避けたり、バイアスがかかったりし、正しい理解や深い思考を妨げることになる。

理解力、思考力、記憶力などの脳の力は、どれも最初の感情によってそのパフォーマンスが左右される。マイナスの感情のレッテルを貼ってしまうと、レッテルを貼られた情報は、しっかり理解できず、思考が深まらず、記憶もしにくくなってしまう。「面白くない」「好きじゃない」とのマイナスの感情は持たないこと。先ず興味を持ってチャレンジしてみること。もし「今の仕事が好きになれない」といった場合は、自分で「この条件において」という前提をおいてみることが有効。

感動しないと脳は鈍る。脳にとって、人の話を聞いたときや新しい知識に触れたときなどに素直に「すごいな」と感動することが非常に大切。A10神経群に「尾状核」があり、気持ちを動かすことができると、判断力と理解力が高まる。「感動する力」は脳をレベルアップさせる

楽しいと感じることをやっていると、脳の疲れが取れていく。「疲れない脳」は、興味を持って面白いと思える感性がつくっている。逆に「おもしろくない」「嫌だ」などと愚痴をいったり、愚痴ばかり言う人と一緒にいるとそれだけで脳を疲れさせる。

「ご褒美が得られそうだ。得るためにがんばろう」と脳がとらえるからそれがモチベーションになり、その後の思考力や記憶力が存分に発揮される。自己報酬神経群について知る上で「主体性」が非常に重要なポイントになる。また目的や目標を成し遂げたり、人の役にたったりすることが脳への報酬となる。これは、「仲間になりたい」という本能が「人が喜ぶことが自分にとっても嬉しい」と感じさせるため。

自己報酬機能をよく働かすためには、決断・実行を早くし、達成に向かって一気に駆け上がることが必要。しかし、「一歩一歩」「コツコツ」には、「失敗しないように慎重に進めよう」という「自己保存」のクセが隠れている。「失敗するかも知れない」は脳にとって否定語になる。達成に向けて一気に駆け上がるときに大事なのが、脳に対して明確に「目標」を決めてやること。脳を正しく頑張らせるには、「具体的に何をするか」「いつまでにするか」「今日何をするか」などの目標を明確にすることが必要。

好き嫌いなどの感情を伴なった情報が(思考を生む脳の集まりである)「ダイナミックセンターコア」に達し、「思考」されることによってはじめて「心」が生まれる。人間の思考とは、繰り返し考えることによって高まるものである。効率だけを考えていては独創性は生まれない。素晴らしい独創的なアイデアや新たな発見は、何度も何度も思考することによって生まれる。日頃から物事を正しくとらえる観察眼を磨き、問題について繰り返し深く考える習慣を身に付けていてこそ、ここぞというときに決断・実行を早くすることができるようになる。「自己保存」、「統一・一貫性」という脳のクセが独創的な思考を阻害することがある。

好きなこと、感動したこと、主体的に取り組んだこと、心を込めたことは、記憶に深く残せる。一方、「我慢して勉強している」という状態では、どんなに頑張っても脳がもっている記憶力は働かない。「完璧に覚えたかどうか」を確認するためには、「覚えたことを人にきちんと説明できるか」「三日経っても覚えていることを言えるか」を判断基準にする。完璧な記憶はこうした手順を踏んで、繰り返すことで可能になる。

物事を考えるときにも、身体のバランスを保っていると正確にものが見え、思考力が発揮できる。身体が疲れないので、集中力が維持できるという点もある。空間認知能を低下させる習慣としてあげられるのが、字を雑に書くこと。字をきちんと書かない人は、空間認知脳を鍛えていないことになり、文武両道の才能を育てて以内ことにつながる。海馬回は、リズムに乗っているときにその機能がよく働く。


本書の一端を紹介しましたが、科学的に何故かをかみ砕いて解き明かしながら脳に悪い習慣と脳に良い習慣について興味深く説かれています。


本書のまえがきで、本書の解説に関わる脳の主要な器官との関係で目から入った情報がどのように理解・判断、記憶につながるかを図解して解説しています。


なかなかなじみが薄くとっかかりで違和感を覚えた名称の器官が本書を読み進めるうちに次第に親しみ深く思われてきます。


脳に悪い、良いということは、究極のところ、脳神経細胞の「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」との3つの本能との関わりでどうかを考えてみるとその関わりが見えてくる…のかといった印象が強く残ります。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、脳に悪い7つの習慣を取り上げ、これらをやめるだけで頭の働きが倍増するとして、脳の仕組みとの観点からなぜ悪いのかを科学的に噛み砕いて分かりやすく解き明かして解説しています


本書を順番に読み進める中で実践していくと悪い習慣が改善され、良い脳の働きの習慣を得ることができるように構成が工夫されています。


<<まとめ>>


本書は、さらに脳のパフォーマンスを向上させたい人には、おすすめの一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 脳に悪い習慣1―「興味がない」と物事を避けることが多い、
第2章 脳に悪い習慣2―「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
第3章 脳に悪い習慣3―言われたことをコツコツやる
第4章 脳に悪い習慣4―常に効率を考えている
第5章 脳に悪い習慣5―やりたくないのに、我慢して勉強する
第6章 脳に悪い習慣6―スポーツや絵などの趣味がない
第7章 脳に悪い習慣7―めったに人をほめない


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予見力」というのは、一般の国語辞典などでは、『まだ起こらないうちに、見通して知ることができる力」というような意味になります。


  • 「リーマンショックも、分かる人には分かっていた」
  • 「未来は予測するものではなく、現在にある」
  • 「予見できる人のことを“抽象力がある”人」

と苫米地 英人氏が「予見力」をテーマに『現在の超情報社会を生き抜くスキル』について説いている本を紹介します。


本書の『世界経済危機は、本当に予測できなかった事態なのか?』とのタイトルの「はじめに」で苫米地氏は、今の経済状況は、「予期せぬ出来事」などではなく、「未来は先行きが見えない」ものでもないとした上で、『予見力』について以下のように述べています。


「『予見力』とは、『現在の状況、今まさに起こっている出来事の意味を正しく見る力』で、言い換えると「現在を正しく見ることで、現在の中にある未来を見いだす力」」と述べ、『本書の知識を持ち、トレーニングをすることで、誰でも簡単に身に付けることができる』としています。


また今なぜ予見力が必要かについて以下のように述べています。


「私達は現在、「超情報化社会」を生きています。(略)

多くの人が「先行きが見えない」と悩んでいる原因のひとつには、この極度な情報化があることは明白です。

 ひと昔前ならば、「過去」に起こった情報と、「現在」をリアルタイムで入ってくる情報を分析して処理することができれば、ある程度「未来」を予測することができました。

分析・処理しなければならない情報量が少なかったからです。

 しかし今、同じことをしたならば、情報の海に呑み込まれていまい、「現在」自分がいる場所も、「未来」に自分が向かう場所も、全く見えなくなってしまいます。

まさに情報の”大海”を彷徨い続ける”漂流者”になってしまうのです。

(略)

予見力は、超情報化社会を安全かつ的確に航海するための”地図”であり”コンパス”であり”航海術”です

(略)

 本書を読んでいただき、予見力を身に付けて頂ければ、どれだけ世界が混沌としようとも、100年に一度といわれる大恐慌時代に突入しようとも「想像もできない未来」が訪れようとも、あなたは未来のすべてを手中に収めることができます。

(略)

 予見力こそ、混沌とした現代社会を、そして予測不可能に見えるこれからの未来を生き抜くための究極のスキルです。」


<<ポイント>>


苫米地 英人氏による「現在」を正しく見る力「予見力」を身につける方法の解説書。


本書では、


予見力についてどのような能力であるかを説き、


その予見力を習得するためのトレーニング方法を紹介し、


筆者の予見力で日本を変革していく方法論をトレーニングの参考に説き、


さらに筆者が自らの予見力でイメージしているとてつもない未来像について紹介しています。


本書:「とてつもない未来を引き寄せる予見力」です。


本書は、著者:苫米地英人氏にて、2009年10月に徳間書店より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には以下のように書かれています。


が勝手にスゴい

未来へ導いてくれる!!

  • 人間はコピー可能で不老不死になる!?
  • 人間は物理空間から情報空間に引っ越す!?
  • 天才の抽象度を手に入れる方法とは?
  • 人生を劇的に変える究極のスキルを伝授!

ドクター苫米地の

予言の書」を見逃すな!!

現在の超情報社会では「過去」と「現在」の膨大な情報を分析しても「未来」は読めない。

実は、予見力とは「現在」を正しく見る力である

では、どうやって予見力を身につけるのか?

この本を読めば、リアルな未来をイメージできて、「予期せぬ出来事」や「先行きが見えない」ことはなくなる。

未来が見えないのには、理由があるのだ。


本書は、4章から構成されています。


各章の終わりにその章のポイントについて要約してまとめてあります。


ざっと各章の概要を紹介します。


第1章では、「予見力とは何か?
と題して、予見力とは『未来から現在を見る力』と説いています。


また予見力とは「現在の状況を正しく認識して未来を見つめる力」とも説いています。


人間の脳の仕組み(脳機能の情報処理)と関連付けて、多くの人は、「過去から現在を認識している」ので未来につながる現在を見れていないのだと説いています。


時間は未来から現在、過去に向かって流れている」:未来が「因」であり、現在や過去が「果」であるとの観点から「未来はすでに起こっている」と考えることと説いています。


そして宇宙全体を見渡すことができる俯瞰的な視点をもつことを「抽象度を上げる」ことで「情報空間においては、過去も現在も未来も同時に存在する」との視点を説いています。


現状の延長線上の未来ではなく、「現状の外側にある『想像できない未来を臨場感を持ってイメージすることができれば、現在の世界の認識の仕方が劇的に変化すると説いています。


さらに未来に強い臨場感を持つことができるとホメオスタシスの作用により脳がかってに「とんでもない未来」を実現するための「とんでもない決断をしてくれ、あなたを未来へ導いてくれる」としています。


第2章では、「予見力トレーニング
と題して、「未来が見えない原因」を分析し、それらの問題を解決するためのトレーニングを解説しています。


未来が見えない原因」について以下の3点を取り上げ、解説しています。


  • 過去からの視点のスコトーマ(:心理学的盲点)の問題
  • (特定のタスクを処理する枠組みの)現在の「フレーム」に慣れすぎている(スコトーマになっている)
  • 抽象度のレベルが上げられない

また解決のための方法として、過去から培ってきた価値観をトコトン否定するトレーニングについて以下の方法を説いています。

  • フレームを再構築し、スコトーマを外すための「あまのじゃく」トレーニング
  • 抽象度を上げるための「物事を立体的に見る」トレーニング
  • 臨場感を高める「未来の世界にリアリティを感じる」トレーニング

第3章では、「予見力で日本を変革する
「実践的トレーニング----ドクター苫米地の場合」
と題して、『日本を平和で豊かな国にする』とのテーマで予見力を使っての実践的なトレーニングを説いています。


  • 日本が唯一の国連の常任理事国になる
  • 核保有工から原子力潜水艦を1台ずつリースする
  • 世界経済フォーラム(通称ダボス会議)を日本で開催する
  • 円建てでアメリカ国債を買いまくる

といった予見力の実践から派生する4つの近未来のイメージと4つの日本の国政近未来を論じています。


第4章では、「予見力によって見える未来
と題して、筆者が予見力をもって思い描いている以下のような『常に現状の外側で起こる』『想像もできない未来』について臨場感を持って説いています。


  • 人間の寿命が200年になる
  • 人間の定義が変わる(「情報的存在」になる)
  • 人間はコピー可能で不老不死に

また以下の二つのシナリオを思い描き、筆者は、第2の未来が実現すると確信しているとし、「戦争と差別のない未来」のために日々さまざまな活動をしていると説いています。


  • (第1のシナリオ)
    権力者は破壊者となり人類は滅亡する
  • (第2のシナリオ)
    人類は滅亡しない

<<本書で何が学べるか?>>


本書では、「予見力」をテーマに「現在」を正しく見る力をどのように身に付けるかを説いています。


予見力は、超情報化社会を安全かつ的確に航海するための”地図”であり”コンパス”であり”航海術”と説いています。


予見力」とはどのようなものかを明確にした上で、「未来が見えない原因」を分析し、それらの原因系の問題を解決するためのトレーニング等を解説しています。


本書では、実際に苫米地氏の予見力に基づいた現状の延長を飛び越したかなり大胆なイメージとなる人類、日本の未来像などを公開しています。


<<まとめ>>


本書は、自分を変えたいと思っている人には、是非、読んで頂きたい一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 予見力とは何か?
第2章 予見力トレーニング
第3章 予見力で日本を変革する 実践的トレーニング----ドクター苫米地の場合
第4章 予見力によって見える未来


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脳機能学者としての脳と心に関わる研究成果を活かし、「洗脳」、「自己実現法」などに関する多くの書籍を驚くべきスピードで相次いで発行している苫米地 英人氏が、初の新書を発行しています。


苫米地氏の今回のテーマは、自らも次世代映像メディアと見込まれる「キーホールTV」の開発・提供、メディアと政治をウオッチする雑誌の『サイゾー』を発行したり、TV局との関わり深く活動していますが、それらの経験をベースにメディアの視聴者への影響について脳科学の観点から論じたもの


「テレビという「洗脳装置」」と題した本書の『はじめに』で、『プロダクト・プレースメント』と呼ばれる広告手法:(番組内でさりげなくスポンサーの商品を映し出し視聴者には宣伝広告だと気付かせずに商品の性能や特徴をアピールする)広告手法が増えてきているとし、テレビによる洗脳について以下のように述べています。


「おそらく番組の制作者もスポンサーもそこまで意図していないと思いますが、脳科学的な観点から考えれば、プロダクト・プレイスメントという広告手法は「洗脳そのもの」といっても過言ではないでしょう。

現代の日本人は、受けても送り手も気付いていない、こうした「テレビによる洗脳」にこどものことからずっとさらされ続けています。(略)

本書は、そうした私自身の経験をもとに、「メディアと脳」という視点から、どうすればメディアの「洗脳」から解放され、自分自身の人生を取り戻すことができるのか、できるかぎりわかりやすく説明することを心がけてまとめました。(略)

他人という「ドリームキラー」の洗脳から脱して、本来の自分の目標に邁進する人が、本書をきっかけに一人でもふえることを願います。」


<<ポイント>>


脳機能学者の苫米地 英人氏が洗脳メディアの危険性と他人に影響されない本来の自分の生き方を説く本


本書では、


テレビによる洗脳影響がどのようなものかについて、


あなたは知らない間に毒されていませんか


と説き、


自分の真のゴールに向けての生き方について自己イメージ・心を論じ、


洗脳された価値観の世界から離脱し、真に自立した生き方をすることを説いています。


本書:「テレビは見てはいけない」です。


脱・奴隷の生き方」との副題が付いています。


本書は、著者:苫米地 英人氏にて、2009年9月にPHP研究所より「PHP新書」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの裏面には、以下のように書かれています。


あなたの脳は 知らぬ間に 毒されている!

脳機能学者が教える「だまされない生き方


いま明かされる洗脳メディアの恐怖

  • 視覚情報は最強の洗脳媒体
  • テレビによく出る政治家が当選するのはなぜか
  • 日本のテレビは3秒遅れで放送される
  • メディアは株式上場してはいけない
  • 英語力がメディアによる「洗脳」から身を守る
  • 自殺者増加の一端はテレビが担っている
  • 視聴率真っ赤なウソ
  • 「空気を読め」は差別のシステム etc

日本人はなぜテレビに洗脳されるのか。CMに映し出される魅力的な商品、芸能人が着ている華麗なファッション、著名人が住んでいる高級マンション、有名店の豪勢な料理……それらはホントにあなたが欲しいモノですか? 幸福な生き方ですか?

 「空気を読め」と画一的な価値観を強制してくる最強の洗脳装置を前に、知らぬ間に自分の心が書き換えられる原理とは。だれもが放送局になれる「キーホールTV」の開発・運営にも携わる著者が、日本のマスメディアの危険性と裏事情に鋭く斬り込む。奴隷解放の人生指南。


本書は、3章から構成されています。


印象的に感じた箇所など少し紹介します。


 重要なのは、このホメオスタシスが脳の進化により外部の環境変化に対応するだけではなく、意識の内部変化にも対応することになっている。(略)
 人間は、カレーを食べれば「辛い!」と思ったり、恋人と楽しい時間を過ごしてるときは「幸せだなあ」と感じるというように、つねに意識の中で「表現」しています。これを心の内部の表現という意味で「内部表現」と言います。(略)
 洗脳という行為をひと言で説明するなら、人間の内部表現を書き換えることによって「ホメオスタシスの状態を変える」こと。(略)
 テレビは、私たちの心の中に、臨場感を感じる空間をつくりだします。そしてその空間に映像と音声を介して絶え間なく情報を書き込んでいく。その情報が私たちの内部表現に変化をもたらし、自分が感じている空間の認識を変えさせて、結果的に自分自身をも変化させてしまう。
だからこそテレビが最高の洗脳装置なのです。


安易な英語礼賛を支持しようというのではありません。しかし、日本人もこれからますます英語とつきあわざるをえなくなります。それを感じさせたのもインターネットの普及です。共通言語としての英語は、絶対的なコミュニケーションツールとなりつつあります。(略)
そして日本人が国外のニュース興味がないことの大きな原因は、英語を知らないことです。私は毎日国外のニュースに目を通していますが、日本のメディアではほとんど報じられていないことをそこでたくさん知ります。(略)
 これからますます国際化が進むなかで、英語の力は必須となっていくでしょう。私は、日本の国会議員には、TOEFL(インターネットを通じた次世代TOEFL)で100点以上の努力義務を課すべきだと考えています。


心理学用語に「スコトーマ」という概念があります。「スコトーマ」とは「心理学盲点」という意味です。(略)
 もし人間が自分が存在する世界をすべて認識でしたら脳がパンクしてしまいます。視覚で言えば眼球の網膜に映って、視神経を通じて脳へ送り込まれた映像情報のうち、ほんのごく一部しか脳は解釈していない。眼球が見たすべての映像を解釈することになったら、脳はあっという間にオーバーヒートしてしまうのです。
 だから人間は、自分にとっての重要性を基準に世界を分類し、重要度が高いものしか見えないようにできているのです。自分の安住するコンフォートゾーンから外れたとことにあるものは、重要度が低いために見えなくなっている。
 コンフォートゾーンをズラす意味はそこにあります。コンフォートゾーンをズラすことで今まで見えなかったスコトーマを見ることができるのです


ほんの一端を紹介しましたが、メディアを通して画一的な価値観=空気を読むことを知らず知らずに強制されることについて苫米地氏自身が関わっている活動(少しPR臭がありますが)、メディアの裏事情、社会的な多数の事例を交えて、洗脳装置にだまされるなと舌鋒鋭く、脳科学者というよりは、外科医のように斬っています。


そういえば、その昔、毒舌の社会評論家として有名なジャーナリスト兼ノンフィクション作家の故大宅壮一氏によるテレビの「一億総白痴化」論というのがありましたが、ふと思い出しました。


<<まとめ>>


本書では、興味深い話題満載でマスコミ・メディアに流されない生き方を説いており、苫米地ワールドが堪能できる一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 テレビは見てはいけない
視覚情報は最強の洗脳媒体
テレビはつくり手と受け手がともに「進化」してできた
脳の中の「臨場感空間」
(略)
視聴率の真っ赤なウソ
テレビは見るものからつくるものへ
第2章 脱・奴隷の生き方
敵のパットを「入れ」と願ったタイガー・ウッズ
無意識が「理想の自分」を追いかける
犯罪者は子どものころから自己評価が低い
(略)
ネクタイは「スコトーマ」の象徴
それは、ほんとうにあなたがやりたいことですか
第3章 日本人はなぜお金にだまされやすいのか
麻原がイケメンに見えていたオウム信者
物理世界も目に映った情報にすぎない
臨場感を感じる三つの要素
(略)
詐欺と化した資本主義
お金で買えないものはある。






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ベストセラーとなった筆者:石浦 章一教授の前著の「いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣」(「ISOの本棚」でも紹介)では、今のあなたの生活で何歳まで生きられるかといった「ネイチャー」に掲載されたチェックテストなど紹介し、設問の中味など解説した上で、脳も体も健康で長生きできるかどうかは、10の生活習慣で決まると述べ、以下の10の生活習慣とそのすすめについて解説していました。


  1. 週に2~3回以上、1回30分以上運動をする
  2. 食生活のバランスに気をつけ、食べ過ぎない
  3. ストレスをうまく受け流す
  4. 人とのコミュニケーションのある生活
  5. 好奇心をもって、新たなことに挑戦する
  6. 学習習慣を続ければ記憶力は保たれる
  7. 目標を持つ
  8. 自分に報酬を与える
  9. 本を読む習慣を維持する
  10. 意識的に段取りをする


さて、「いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣」の続編の位置づけとなる本書では、『脳をうまく活発に働かせる』ことがテーマになっています。


脳が喜ぶように勉強や仕事ができるようになれば、楽しく勉強や仕事に取り組むことができるはずで、勉強や仕事の能率があがり効果が上がるだろうとの考え方に立って、どのような生活習慣を重ねていくと『脳をうまく働かせる』ことに結びつくかについて筆者の経験と専門の分子認知科学関連の知見などをベースに興味深くそのための生活習慣のすすめを説いています。


<<ポイント>>


脳をうまく活発に働かせるための生活習慣について説く本


生まれつき備わった能力の違いといったこと以上に、人の能力は後天的なもので日頃の生活習慣の影響が大きいと説いています。


「頭がいい人」「仕事ができる人」というのは、日々の積み重ねによって脳の働きを変え、さらに能力:「脳力」(脳の持つ総合的なパワー)を向上させているとし、


脳の働きにかなった勉強法・仕事術はどのようにしてつくりあげていくか、


また脳が喜ぶ生活習慣とはどのようなもので、


喜んで働く脳」をどのようにつくるか、


さらに年代別の学習法について、どのような着眼点で進めたらよいか等を説いています。


本書:「「脳をうまく働かせる人」の習慣力 」です。


本書は、著者:石浦 章一 教授にて、2009年7月にワックより、「WAC BUNKO」の一冊として発行されています。


「脳をうまく働かせる人」の習慣力 (WAC BUNKO 108)
ワック
発売日:2009-07
発送時期:在庫あり。
ランキング:52812

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


脳力」は生まれつきよりも環境が大きい!

ほめると、脳は活性化する!

目標を設定すれば、脳はやる気になる!

これで、仕事や勉強で大きな差がつく


誰でもできる「脳力」革命!

  • 習慣力を活用して集中力をつける
  • 練習を繰り返すことで脳は効率よく働く
  • 知能が高い人の脳の働き方、低い人の脳の働き方
  • 朝型・夜型は関係なく、規則的な生活で脳が働く
  • プレッシャーを活用して脳力を伸ばす
  • 幅広い読書が脳の底力になる


習慣が脳を変え、「能力」を高める!
勉強でも仕事でも何でもそうですがまずは嫌いにならない。できれば好きになることが大事なのです。「下手の横好き」などといわれますが、下手であってもそれを続けていけば、明らからに脳は変わって、それなりに上手になるのです。


本書は、『脳の働きにかなった勉強法・仕事術』をテーマとした基礎編の第1部(第1章~第6章)と『脳が喜ぶ生活習慣』をテーマとした応用編の第2部(第7章~第9章)とから構成されています。


章を追って概要と印象的な箇所をピックアップして紹介します。


第1章では、「ほめればほめるほど、脳のなかの「報酬回路」を刺激する
と題して、勉強や仕事に上達するためには習慣化が大事で、習慣づけのためにはそれをやることが好きになることで、好きになる早道は人からほめられることと説いています。


 ほめられるとドーパミン神経(「報酬回路」)が刺激され、この回路にドーパミンが流れ快感を感じることでそれを繰り返してやるようになる。


 ほめるのには結果ではなくプロセス、努力をほめることが大切とし、自分でそれをやり一区切りついたところで何か自分に褒美を与えるというのも重要と説いています。


第2章では、「意欲を持てばドーパミンが働く
と題して、好き嫌いに関わっている脳は、大脳辺縁系の扁桃体が関わっているという話題にはじまり、ネズミでのドーパミンに関する実験例を紹介し、意欲を持てばドーパミンが働くとの生理現象との関わりを科学的に解説しています。


 適量のドーパミンとの観点から「意欲的に何かをする」→「ドーパミンの働きが適度に活性化する」→「さらなる意欲がわいてくる」といった循環をつくるというように考えるのがよいだろうとしています。


第3章では、「脳内物質がやる気をつくる?
と題して、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの脳内物質とやる気との関連についてうつ病などとの関わりを解説し、運動や学習など日常の行動の範囲内で脳内物質を健康なレベルに維持することが大切と説いています。


 好奇心の強さについてドーパミンとその受容体(レセプター)の一つであるD4との関係についての興味深い話題を紹介し、また、生まれつきの性格傾向と脳内物質との関係について以下のような関係があること等を解説しています。


  • 「好奇心」:ドーパミン
  • 「神経質」:セロトニン
  • 「人柄が温かい」:ノルアドレナリン

 結論的には、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの3つの脳内物質は密接に関連し、「やる気」については、ドーパミンだけでなく、上記の3物質が密接に関わっていると考えられるとしています


第4章では、「集中力がつく脳の喜ばせ方
と題して、集中力とはどういうものかと脳科学の観点から集中力に焦点をあて、ドーパミンなど脳内物質との関わり、やる気を起こし持続させるための習慣とはどのようなものかなどについて言及しています。


 将来の見返り(報酬)を考える、繰り返し習慣化すること、コーヒー・昼寝・甘いものの効用など脳が集中できる環境づくりなど説いています


第5章では、「記憶力を高める脳活用法
と題して、頭がいいことの要素の一つになる記憶力について記憶力を高め、記憶力の良い状態を維持するための心がけなどを説いています。


 「何かを覚える能力」「その記憶を保持する能力」「必要に応じてその記憶を引き出す能力」が記憶力の要素とし、記憶力の測り方、海馬の「エピソードや知識を短期間、一時的に記憶しておいて、それを大脳皮質の長期的な記憶に移していく」との働きなどを解説し、記憶がしっかりと定着されるためには睡眠が重要であるとしています。


 脳のつながりが良くなると記憶力が高まる、グルタミン酸等の神経伝達物質の働き、女性ホルモンのエストロゲンの働き、タバコの影響、暗記などに対する繰り返しの効果などを解説しています。


第6章では、「脳をうまく働かせる人が頭がいい
と題して、IQの高い人低い人の脳の使い方の違いにはじまり、練習を繰り返すことで「脳力」はパワーアップできるとし、生まれつきよりも環境が大きいと説いています。


 生まれつきの頭の良さ、勉強や仕事の能率を上げることなど遺伝子の関わりなどを論じ、育ってくる環境のなかでどのような使い方をしてきたかの影響が問題としています。


第7章では、「脳が十分に働くための生活
と題して、脳が生き生きと十分に働く生活習慣の要件について考察しています。


この章からが、第2部の実践編となります。


朝型・夜型について脳への影響では関係はなく、規則的な生活をおくることが脳が働く要件とし、徹夜は脳の働きを悪くする、睡眠時間は7.5時間が理想、身体を使えば脳にも良い影響を及ぼすと説いています。


 定期的な週2、3回の運動と、ウオーキングの効用、炭水化物も含めバランスの取れた食事、腹八分目、料理をきちんとつくることの効用、ストレスとそれに対する解消法の楽しみを持つことなど説いています。


第8章では、「「喜んで働く脳」のつくり方
と題して、「喜んで働く脳」をつくるための考え方を説いています。


苦手、嫌だとの思いこみを変えること、復習の習慣、脳を働きやすくするには好きなこと得意なことから着手するといったこと、プレッシャーをうまく活用する、目標と締め切りを設定すること、読書週間、読書内容についての話合い、自分独自の楽しみを見つけるなど柔軟でタフな脳の使い方など説いています。


第9章では、「年代別、脳が喜ぶ学習法
と題して、二十代の勉強法(5項目)、三十代の勉強法(3項目)、四十代、五十代、定年退職後といった年代別に脳が喜ぶ学習法のツボを説いています。


最後に以下の10のポイントを喜んで働く脳のための習慣術としてまとめています。ぶれない習慣術がまとめられています。


  1. 規則的な生活をする
  2. 7~8時間の睡眠
  3. 週に2、3回の運動
  4. 食事のコントロール
  5. ストレスをうまく受け流す
  6. 「嫌だ」「苦手だ」の思いこみを変えるためには、時間を決めて復習する習慣とする
  7. 勉強、仕事は好きなことからはじめる
  8. 少し上の目標を目指し、自分に適度のプレッシャーを与える
  9. 目標をきちんと設定する
  10. 読書をする、そしてその内容を人に話したり、ポイントをメモしたりする

<<本書で何が学べるか?>>


本書では、脳力を向上させるための有効な習慣について脳科学のサイエンスの知見を交えて分かり易く説いています。


オーソドックスにまた極めて説得力に富んだ展開となっています。


<<まとめ>>


能率的で効果的な仕事術や学習法に関心がある人は、本書を是非、読んで下さい。


なお本書の目次は、以下の内容です。
プロローグ 勉強、仕事で脳が喜ぶ習慣をつける
第1部 基礎編 脳の働きにかなった勉強法・仕事術
第1章 ほめればほめるほど、脳のなかの「報酬回路」を刺激する
第2章 意欲を持てばドーパミンが働く
第3章 脳内物質がやる気をつくる?
第4章 集中力がつく脳の喜ばせ方
第5章 記憶力を高める脳活用法
第6章 脳をうまく働かせる人が頭がいい
第2部 実践編 脳が喜ぶ生活習慣
第7章 脳が十分に働くための生活
第8章 「喜んで働く脳」のつくり方
第9章 年代別、脳が喜ぶ学習法





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TPIE」(タイス・プリンシプル・イン・エクセレンス)というのは、ルー・タイスと筆者:苫米地 英人 氏 が一緒に開発した自己実現プログラムの名称


筆者の専門分野の「機能脳科学」と「認知心理学」の最新の研究成果に基づいて、


「だまされやすい」という脳の特徴を利用し


未来の記憶」をつくり


コンフォートゾーン」を高め


誰でも無理なく目標が達成できるという圧倒的な実績がある方法で、


  • 仕事
  • プライベート
  • 夢・目標
  • 投資
  • お金
  • 自信
  • 人間関係

などの「変えたい」「悩んでいる」という問題があれば、


だれでもすぐに実践でき、


ストレスなく結果が出ることが見込める手法。


ちなみにコーチングという概念を40年前に提唱したルー・タイスのプログラムは、


  • 「タイガー・ウッズが父から学んでいた」
  • 「フォーチュン500社の62パーセントが採用」
  • 「北京オリンピックで8個の金メダルを獲得したマイケル・フェルプスを指導した」

…ほか、連邦政府機関、州政府機関、国防総省、警察などに導入され、成果をあげてきている。


とのことで、本書は、『「TPIE」のオフィシャルブック』とのこと。


本書では、理想の自分」をつくるための全21ユニットを公開しています。


<<ポイント>>


苫米地 英人氏による自己実現プログラムTPIEの公式解説書


本書の「親が最大の洗脳者である」と題したプロローグで筆者は、以下のように語りかけています。


「コーヒーにしますか? 紅茶にしますか?」

 と質問されたら、どう答えますか?

 もし、あなたが「コーヒー」と答えたら、実はそれは親の物真似なのです。もちろん、「紅茶」と答えたあなたの判断も親の物真似なのです。

 なぜかというと発達心理学のデータで成人が大人になってから無意識に下す判断のうちの8割9割が親の物真似だといわれているからです。つまり無意識での判断は親の刷り込みによる判断になっているというわけです

 つまり、あなたが下す判断や思考は、親の刷り込みによるものなのです。」


このように人は多くの場合、自分の意志ではなく他人の影響力の下に不十分な生き方をしている面があるとし、自己実現プログラムTPIEで「本当のあなたの人生を」つくりましょうと説いています


本書:「まずは親を超えなさい!」です。


最新の脳科学と認知心理学を基にした自己改革プログラムTPIE」との副題が付いています。


本書は、著者:苫米地 英人氏にて、2009年7月にフォレスト出版より発行されています。


まずは親を超えなさい!~最新の脳科学と認知心理学を基にした自己改革プログラムTPIE~
フォレスト出版
発売日:2009-07-07
発送時期:在庫あり。
ランキング:21
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 1番使えそうな成功本
おすすめ度5 成功できるかできないか。その核心が脳科学的にもわかる最良書
おすすめ度5 TPIEプログラムの紹介
おすすめ度4 わかりやすいタイトル
おすすめ度4 今までの枠の中でしか目標を設定できなければ、今までを越えられない

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


「タイガー・ウッズが父から学んでいた」「フォーチュン500社の62パーセントが採用」
「北京オリンピックで8個の金メダルを獲得したマイケル・フェルプスを指導した」など全世界で40年間の実績を誇るルー・タイスのプログラムを最新の脳科学でバージョンアップさせた「理想の自分」をつくる全21ユニットを初公開!

ついに公式ブックが上陸!

世界最高峰の自己実現プログラム

>>こんな人に読んでもらいたい<<

  • 実現したい「目標」がある
  • 自分を成長させて、「理想の自分」に近づきたい
  • やりたいことがあったのに、「周りから反対」をされてやらなかったことがある
  • 「面接」や「試験」などで、緊張のあまり簡単な答えを忘れてしまったことがある
  • 今の「仕事」、今の「収入」に満足していない
  • 「人間関係」「家族関係」「男女関係」「友人関係」に悩んだことがある
  • 自分に「自信」が持てないことがある

など、上記に一つでもあてはまるものがあるなら、本書はかならず「あなたの人生」にプラスになります。本書で紹介するTPIEは、「あなたの脳」が見る情報を変えてくれるので、間違いなく「新しい人生」がはじまります


本書は、「親が最大の洗脳者である」と題したプロローグに続く、Unit1:「TPIEの世界へ」ではじまりUnit21:「さらなる夢に向かって」に至る21のユニットから構成されています。


断片的になるかと思いますが、本書で興味深く感じた箇所など紹介します。


上で紹介した無意識に下す判断のうちの8割9割が親の物真似ということですが、これは、脳の働きと関係し、私たちの脳は、自分にとって関係が無いと思っていることは、脳幹にあるRAS(網様体賦活系)のフィルターが遮断し、情報を情報として受け取らないということと関係し、自分に植え付けられた「コンフォート・ゾーン」から抜け出せなくなり、先入観や思考パターン、無意識の選択と行動から逃れられなくなるためである。またこれに関係し、スコトーマとは盲点のこと。


過去の強い感情をともなった出来事の記憶の情動記憶が人のハビット(習慣)やアティチュード(行動の性向)の原因になる。またブリーフも情動記憶により形成されている。(なおブリーフとは、体験的な記憶としての信念と自分が言葉として効いた情報を受け入れた結果としての信念の両方をあわせたもの。)
人に生まれつき備わったホメオスタシスの働きにより、現状と現状のゲシュタルトを維持するために、人は無意識のうちに、ブリーフ・システムに違反する新しい行動をすべて排除している。


ブリーフがその人のパフォーマンスを制約するので、コンフォート・ゾーンを変えない限り、この制約から逃れられない。


効果的なセルフ・トークをすれば、新しいセルフ・イメージがどんどん創られることになり、その結果、コンフォート・ゾーンが変わることになる。


セルフイメージというのは、1種の調整メカニズムで、コンフォート・ゾーンの境界を定義するもの。しかし、このコンフォート・ゾーンの存在が人の潜在能力を解き放つ足かせになっている。


マインドを変えコンフォート・ゾーンを拡げ、高めるための方法が、アファメーションセルフ・トークのコントロール、そして心の中で描くビジュアライゼーションである。


アファメーションという技術でゴールの世界の臨場感を高め、ゴールの世界のゲシュタルトを顕在化できればゴールの世界が達成できると説いています。(なお、ゲシュタルトというのは、人間と精神の全体像を持ったまとまりのある構造で統合的な人格とのこと。)


言葉のイメージ喚起力を利用する最も有効な方法がアファメーション。自分でそれを書いて、毎日読むこと。短期的な視点から見れば、アファメーションは、望んでいる結果に直結した行動をとるためのツール。これを利用することで、無意識の判断、無意識の行動を変革し、先の将来的な視点からは、毎日のアファメーションの実践は、未来の自分のあるべき姿の、言語を使ったリハーサルという位置づけになる


I×V=Rというのが、ルー・タイス・プリンシプルの方程式で、Iはイメージ、Vは臨場感、Rはリアリティー。これは、ゴールの世界のセルフ・イメージの臨場感が上がれば、それが現実になるということを意味している、そのためには、先ずはゴールの世界のセルフ・イメージをつくることが必要


人間は、行動を制限されたり禁止されたりして不本意な行動をとるときは、決して高いパフォーマンスをあげることはできない。それは、「仕方ないから、~しなくては」というセルフ・トークが生まれるため、無意識がその状況に対して抵抗するためである。


子供のセルフ・エスティームを育てるには、毎日、以下の2つの質問をやさしく問いかけるとのこと。


  1.  「今日は、何かいいことあった?」
  2.  「明日、楽しみにしていることは何?」

高いセルフ・エスティーム(自尊心で自分のポジションに対する自己評価)と高いエフィカシー(自負心、自分の能力に対する自己評価)に裏付けられたあなたのハビットとアティチュード、そしてパフォーマンスは、周りの人たち、ひいては組織全体のセルフ・エスティームとエフィカシーを高める。それが組織全体としての生産性と業績向上の鍵になる


ここで紹介した内容は、少しカタカナ文字が多い文章になっていますが、この自己実現プログラムの実践の方法は、具体的で分かり易いものになっています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、自己実現プログラム「TPIE」を、全21ユニットによって体系的に解説しています


この「TPIE」は、ルー・タイスのプログラムを苫米地 英人氏の専門分野の「機能脳科学」と「認知心理学」の最新の研究成果に基づいて、「だまされやすい」という脳の特徴を利用し、「未来の記憶」をつくり、「コンフォートゾーン」を高め誰でも無理なく目標が達成できるという方法のバージョンアップ版。


<<まとめ>>


「仕事」「プライベート」「目標達成」「年収アップ」「人間関係」「子育て」…といったことでパフォーマンスを向上させたいと思っている人は、是非、本書を読んでみて下さい。


なお本書の目次は、以下の内容です。
プロローグ 親が最大の洗脳者である!
Unit 1 TPIEの世界へ
Unit 2 スコトーマとRAS─リアリティを見えなくするもの
Unit 3 情動記憶があなたをつくる
Unit 4 人は過去に生きている
Unit 5 自分を過小評価していないか
Unit 6 セルフ・トークで自己イメージを高める
Unit 7 コンフォート・ゾーンは自己イメージが決める
Unit 8 他人の言動を選別する
Unit 9 ハイ・パフォーマンスの実現
Unit 10 エネルギーと創造性の源
Unit 11 現状を超えたゴール設定
Unit 12 公式 I×V=R イメージの再構築
Unit 13 映像で思考し、思考が実現する
Unit 14 最初にゴールがある
Unit 15 したいことをやりなさい
Unit 16 イエス・アイム・グッド
Unit 17 未来の記憶をつくる
Unit 18 新しい「自分らしさ」をつくる
Unit 19 さらに先のゴール
Unit 20 バランス
Unit 21 さらなる夢に向かって







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自分を変えたい」、「こんな人間になりたい」とか思っていてもなかなか「思い通りの自分」は実現できないもの。

このことに関して、本書の「はじめに」で著者:苫米地 英人氏は、以下のように述べています。

「今の自分を脱ぎ捨てて「思い通りの自分」「なりたい自分」になりたい、と私たちはいつも思っています。

ところが、そうして心から願っているはずのことを実現するのは、とても難しい。

どうすれば願いがかなううのか、わかってはいても、なかなか実行することができない。そんな経験をしたことのある人は、沢山いるはずです。

 どうすれば、あなたが思い描く「思い通りの自分」「なりたい自分」を実現できるのでしょうか?

そもそも本当に自分を変えることができるのでしょうか?

スバリ、答えをいってしまいましょう?

可能です。誰でも「思い通りの自分」「なりたい自分」になることができます

ただ、そのために何をすべきか、まだ知らないだけのこと。あなたの夢の実現を妨げているものの正体を知らないだけです。」

自分でも気付かないうちに、自分の人生にブレーキをかけているものの正体を知り、『自己洗脳』の技術でそれを頭の中から取り除き、「思い通りの自分」「なりたい自分」に近づくための『頭の使い方』を説いている本を紹介します

<<ポイント>>

苫米地博士による自分の人生にブレーキをかけている脳の刷り込み状態から解放され脳を目覚めさせる『頭の使い方』を説く本

脳に今までにない変化を起こさせる10の方法を説いています

本書では、

  • 夢実現
  • 目標達成
  • 仕事力の強化
  • 人間関係の改善
  • ダイエットや禁煙の成功
  • コンプレックス解消

……など、あなたの人生をよりよい方向へ舵取りするための手助けとなり脳を目覚めさせるためのさまざまな考え方、方法論を説いています

本書:「脳を味方につける生き方」です。

”今までにない変化”を起こす10の方法」との副題が付いています。

本書は、著者:苫米地 英人 氏にて、2009年7月に三笠書房より発行されています。

脳を味方につける生き方
三笠書房
発売日:2009-07-01
発送時期:在庫あり。
ランキング:58
おすすめ度:5.0
おすすめ度4 シンプルにまとめられ、苫米地さんの習慣も書かれています。
おすすめ度5 これくらい噛み砕いてくれる本を待っていました!
おすすめ度5 この本を読むと行動が変わる
おすすめ度5 もっとも具体的かつ実践的
おすすめ度5 お得感のある一冊。新しい内容が多い。具体的説明が多く、とっつきやすい。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯ならびに表紙カバーの折り返しには、以下のように書かれています。

脳は「頑張る人」より

「楽しむ人」に味方する!

  • 「視点」を変えれば、頭は一瞬で反応する
  • 「自分の常識」をいったんは頭から追い出せ
  • 「こだわらない暮らし」は脳を活性化する

この一冊で「思い通りの人生」の幕が開く!

この本は、あなたの脳にいままでにない変化を起こす本です。

人生を180度変えてしまうほどのパワーを持つ「脳の使い方」を紹介します。

読み終わったとき、あなたの世界が一変することをお約束しましょう。(著者)

脳を味方につければ―――

  • 仕事の効率が飛躍的に上がる!
  • 悪い習慣を今すぐ断ち切れる!
  • 記憶力を抜群に強化できる!
  • 集中力が最高度に上がる!
  • 信じられないほど発想力がつく!

本書は、10章からなります。

各章で「脳の使い方」のノウハウが説かれており、10の方法という副題となっています。

本書は、赤黒の2色刷でメリハリがハッキリした構成となっており、イラストを交えて具体的に分かり易く「脳の使い方」を説いています。

章を追って簡単に概要を紹介します。

1章では、「まずは「心の壁」を取り外すのが出発点!
と題して、変わりたいのに変われないに焦点を当て、今のままで良いという心の壁:「無意識の抵抗」との葛藤がハードルになっていると説いています。

その対処法として、まず「できる」という『演技』をすることが有効であると説いています。

2章では、「頭の中から自分を変える!周りを変える!
と題して、「自分を変える」ための強力な方法は、「周囲を変える」方法とし、「演技」で作られたイメージを見せ、周囲の人々の認識を誘導する
という方法を説いています。

周りの見る眼が変われば、人は簡単に変わることができるとし、最初は、「はったり」でもとにかく「なりたい自分」をなりきることが肝心と説いています。

「無意識の抵抗」を封じ込めるための「お手本を見つけて、徹底的に真似をする」といった具体的な幾つかの演技法とそのためのトレーニング法を取り上げ解説しています。

3章では、「一瞬で「なりたい自分」になるイメージの力
と題して、自分のイメージを早く変えるための自分の顔をつくり変えることで性格までも変えるという11の魔法:<<魔法の化粧品>>、<<魔法のひげ剃り>>といった「イメージトレーニング」のテクニックを解説しています。

その際に「幸せ+気持ちよさ」の臨場感を感じるように行うこと、自分と正反対の人物を演じて演技力UPを図るといった方法を説いています。

4章では、「これが「夢を次々かなえる脳」のつくり方
と題して、やる気の原動力になる『ドーパミン』を分泌し行動へと駆り立てる衝動の『プライミング』を働かせるためのトレーニングについて説いています。

成功イメージの「ゴール」を設定する際に「脳が満足してしまう」ことが無いように、「現状では絶対に達成できないものである」といった制約をつけることの重要性を強調しています。

また『プライミング』を習得し、燃え上がっているときの意識状態(アンカー)と夢をかなえるためにすべき行為(トリガー)を同時に思い浮かべ、両者を結びつけるというための方法、漠然とした夢だと「臨場感」がでないので、夢を分解し、構成要因の各要素をリアルに肉付けして、多角的にイメージすること、夢をプチ体験し、実現させるべき夢を明確にするといった事項などを説いています。

5章では、「「視点」を変えれば、頭は一瞬で反応する
と題して、我々は、知っていることしか認識できないことを確認し、脳が認識の世界を拡げるために行っている「抽象化能力」をターゲットに『抽象度を上げる』という殻を破る方法を取り上げ解説しています。

なりたい自分を掘り下げる観点から『止観』(しかん)という感情レベルでそう思っているかを確認するためのシミュレート方法について詳しく解説しています。

6章では、「「好きなこと」をやるから脳は元気に働く
と題して、モチベーションを維持できるかどうかを決めているのは、究極のところ「好き」、「嫌い」の問題に行きつくとし、嫌な仕事、やりたくない仕事にしがみついても、いいことは何もないと説いています。

また未知の仕事に対する恐怖感のようなものを克服するには、「抽象度の高い思考」で過去の仕事から共通部分を類推することとし、そのためのトレーニング法を解説しています。

7章では、「脳が喜ぶ「リラクゼーション」&「呼吸」法
と題して、「人は毎日生まれ、毎日死んでいる」という考え方で寝る前の反省などはしないこと、どんなに揺すられても目が覚めない深い睡眠法など説いています。

脳を意図的に変えるためには「呼吸法」が大切とし、「リラクゼーション」のための呼吸法およびより深くリラックスするための「ヨーガのポーズ」のシャバーサナ』のポーズの方法を解説しています。

また『シャバーサナ』のポーズの状態で「プライミング」の訓練をすることを勧めています

8章では、「仕事力アップの簡単「脳トレーニング」
と題して、仕事の効率化の方法としては、「2つのことを同時にやる」、「思考の速度を2倍にする」こととし、同時通訳者に見られるように人間の脳は2つ以上のことを同時に処理できる用になっているとし、「2つのことを同時にやる」ためのトレーニング(「オウム返しトレーニング」)などの仕事力アップの方法を説いています。

朝シャワー時の5分を用いての行動計画の立案、「イディオモーター」記憶術などの記憶を引き出す方法など解説しています。

9章では、「「すごいアイデア」を生みだすテクニック
と題して、アイデアについてアイデアをどんどん出すには、「抽象度の高い生き方」が必要とし、そのためには衣食住が満たされた生活が必要としています

1を聞いて10を知る人間は認識する情報力が違うとし、知識量が多いか、あるいは抽象度が高いかの差としています。

10章では、「ここが違う、脳にいい習慣・悪い習慣
と題して、「美食は脳に悪い」と説いています。

脳によい食事とは、必要最小限の量で、味付けや見た目に凝らず、好き嫌いをいわずに出されたものをありがたく頂く。自分の命をつなぐことだけを目的とする精進料理に代表される質素な食事としています

こだわらない暮らしが脳を活性化させる。こだわりがなくなると脳は自由になり、「思考の抽象度」がぐんぐん上がるとしています

「セルフマネジメント」、「30秒リラックス法」、「今ここにいる自分は最高の自分と考えること」、「過去を肯定すること」、「1時間後の「未来」を考えてみよう」、…と説いています。

<<本書で何が学べるか?>>

本書では、自分の人生にブレーキをかけている脳の刷り込み状態から解放され脳を目覚めさせる『頭の使い方』について説いています

本書では、

  • 夢実現
  • 目標達成
  • 仕事力の強化
  • 人間関係の改善
  • ダイエットや禁煙の成功
  • コンプレックス解消

……など人生をよりよい方向へ舵取りするための手助けとなり脳を目覚めさせるためのさまざまな考え方、方法論について説いています

脳科学の最新の成果に基づき、説得力高く『頭の使い方』を高めるトレーニング方法が具体的に分かり易く説かれています

<<まとめ>>

脳を味方につけた生き方」に関心がある人は、是非、読んで見て下さい

なお本書の目次は、以下の内容です。
1章 まずは「心の壁」を取り外すのが出発点!
2章 頭の中から自分を変える!周りを変える!
3章 一瞬で「なりたい自分」になるイメージの力
4章 これが「夢を次々かなえる脳」のつくり方
5章 「視点」を変えれば、頭は一瞬で反応する
6章 「好きなこと」をやるから脳は元気に働く
7章 脳が喜ぶ「リラクゼーション」&「呼吸」法
8章 仕事力アップの簡単「脳トレーニング」
9章 「すごいアイデア」を生みだすテクニック
10章 ここが違う、脳にいい習慣・悪い習慣





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『海馬』(糸井重里氏との共著)、『進化しすぎた脳』、『ゆらぐ脳』(木村俊介氏との共著)、『のうだま』(「ISOの本棚」ブログで紹介)などの著作でも知られる薬学博士で脳研究者の筆者:池谷 裕二准教授が、20年前に卒業した母校で、後輩の高校生たちの前で脳科学の「最前線」を語っている本を紹介します。


本書は、筆者での出身高校で、全校生徒に対して行った講演とさらに9名の興味を示した生徒を前に行った3日間の連続講義の録音テープから再現したものとのことです。


心の構造化」という一貫したテーマのもと、4つのエキサイティングな講義がまとめられています。


私とは何か。


心はなぜ生まれるのか。


といった脳のダイナミックな存在についてビジュアルに、またシンプルにかみ砕いて語っています。


筆者も本書の「おわりに」で「この本は、私が出してきたすべての本の中で、いま一番思い入れがあって、そして、一番好きな本」と述べています。


講義の折りに、解説に用いられた映像は、「動画」として、携帯電話やパソコンから「動画を見る」ことができるように本書でサイトが参照されています。


また、本書の右上や左上の欄外で、3つのシミュレーションをパラパラ漫画で楽しむことができるようにもなっています。


例えば、以下のような話題が取り上げられています。


  • 手を見れば、理系か文系か判別できる?
  • 決断した理由は、脳ではなく、身体が知っている
  • 進化の過程で、動物のパーツを使い回してヒトが完成した
  • 僕らにある「自由」は、自由意志ではなく自由否定
  • 遺伝子は生命の「設計図」じゃない!

<<ポイント>>


池谷 裕二 準教授が母校で後輩の高校生たちに語った脳科学の「最前線」の本


脳科学者は、脳をどうとらえどう解釈しているか、


どんなアイデアや技術を駆使して神秘に挑んでいるか


脳を知ることで、我々の生活スタイルはどのように変わるか


誰もが関心を持つような「心の構造化」にまつわる話題を取り上げ最新の脳科学研究のフレッシュな実験結果も含めイラストなどの図解を交えて分かり易く語っています


本書:「単純な脳、複雑な「私」」です。


または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義」との少し長い副題が付いています。


本書は、著者:池谷裕二 氏にて、2009年5月に朝日出版社より発行されています。


単純な脳、複雑な「私」
朝日出版社
発売日:2009-05-08
発送時期:在庫あり。
ランキング:30
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 驚きの連続。おもしろい。
おすすめ度4 無意識の自分に 会いにゆく
おすすめ度5 "心=mind"? いや、やっぱり"心=heart"なんですなぁ!
おすすめ度5 最先端の脳科学は、研究者だけのものか?
おすすめ度5 これぞ驚きの連続

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーには、長崎 訓子 氏によるイラストと共に以下のように書かれています。


『進化しすぎた脳』を超える興奮!
ため息が出るほど巧妙な脳のシステム。
私とは何か。心はなぜ生まれるのか。

高校生とともに脳科学の深海へ一気にダイブ。
「今までで一番好きな作品」と自らが語る感動の講義録。

20年前に卒業した母校で、
著者が後輩の高校生たちに語る、
脳科学の「最前線」。
切れば血の吹き出る新鮮な情報を手に、
脳のダイナミズムに挑む。

  • 手を見れば、理系か文系か判別できる?
  • ひらめきは寝て待て
  • 決断した理由は、脳ではなく、身体が知っている
  • 「心が痛む」ときは、脳でほんとに痛みを感じている
  • 進化の過程で、動物のパーツを使い回してヒトが完成した
  • 「君は30秒後にミスをする」
  • 僕らにある「自由」は、自由意志ではなく自由否定
  • ランダムなノイズから生み出される美しい秩序――創発
  • 遺伝子は生命の「設計図」じゃない!

かつてないほどの知的興奮が沸きあがる、
4つの講義を収録。


本書は、第1章:「脳は私のことをホントに理解しているのか」(33節)/第2章:「脳は空から心を眺めている」(44節)/第3章:「脳はゆらいで自由をつくりあげる」(64節)/第4章:「脳はノイズから生命を生み出す」(39節)というテーマの4つの章から構成されています。


また巻末には、すべてが英文になるようですが、各章の話題に関わる詳細な文献が整理され紹介されています。


本書では、180の項目が節として取り上げられていますが、その一端を紹介してみます。


  • 脳の快楽は、「腹側被蓋野」(ふくそくひがいや)(:筆者は、英名から『テグメンタ』と呼んででいるとのこと)から生まれる。「恋愛」しているときにテグメンタが活動しているということは、恋愛は快楽だということになる
    (「報酬系・テグメンタが快楽を生む」より)
  • 直感もひらめきも思いつくという意味では、似ているが、思いついた後の様子がまるで違う。「ひらめき」は思いついた後に理由が言えるのに対して、「直感」は自分でも理由が分からない。「ただなんとなくこう思うんだよね」という漠然とした感覚が「直感」。そんな曖昧な感覚ながら、直感は、結構正しいもの
     脳の部位でいうと、理由がわかる「ひらめき」は、理屈や論理に基づく判断なので、おそらく大脳皮質がメインで担当していると思われる。一方の直感は、基底核(大脳基底核)になる。
    (「勘」をサイエンスが扱うと」より)
  • さて、こうして直感は、年齢とともに成長していくことがわかりました。これは逆に言えば、若い頃は、まだ直感力が不足していると言うことでもある。そこで若者たちはどうするかといえば、直感ではないもう一つの能力=「ひらめき」を頼りにするわけです。
    (「グッドエイジング、すなわち勉学へのスイッチ」より)
  • だから「共感」もまた痛みの転用の結果だと言えるね。相手を思いやる温かい気持ちも「痛覚」から生まれるなんて、なんだかホントおもしろいよね。そうやって、僕らの「心」の働きは、動物たちが長い進化の過程でつくり上げてきた脳回路を巧妙に使い回して、その合わせ技の上に成立している
    (「僕らの「心」の働きは、進化の過程の「使い回し」の結果」より)
  • こうして僕らは、自分を知るために、一度、外から自分を眺める必要が生じてしまった。これこそが「幽体離脱」だ。しかし、それによって、僕らに「心」が芽生えた。いやもっと厳密に言えば、自分に心があることを知ってしまった。
    このように脳機能の使い回し、つまり、「前適応」こそが、進化の真髄だ
    (「僕らは自分に「心」があることを知ってしまった」より)
  • 可塑性は僕らの生存のキーポイントだ。経験したものを脳に貯えられるのは、可塑性の恩恵にほかならない。自分は、どんな世界で生まれたか、どんな環境で育ったか、どんな経験をしたか、これらはすべて可塑性を備えた脳回路に貯えられる。僕らの知覚している「世界」の多くは、脳の可塑性を通じて、後天的に形成されたものなんだ
    (「僕らの知覚している「世界」は、脳の可塑性を通じて、後天的に形成された」より)
  • 普段は、脳の中の若干のランダムさと、環境から入ってきた情報の双方によって、ゆらぎが決定されてしまっていて、無意識のうちに惹起された行動を取る。だから行動がほぼ一義的に決まったり、あるいは、行動パターンの選択肢が限られたりして、僕たちは真の意味で自由意志が無いように見える。
    でも、トレーニングすれば、ゆらぎそのものを直接変えられるかも知れない。それがフィードバックの面白さだ
    (「意志的にゆらぎをつくれるか?」より)

以上、一端でしたが、このように次々と脳科学の最前線の興味深い話が展開されています。


 <<本書で何が学べるか?>>


本書には、池谷 裕二 準教授(こちらがホームページ)が母校の高校で行った「自分を使い回しながら進化した脳」をめぐる4つの講義が収められています。

身近な話題を折込ながら、誰もが関心を持つような心の構造化にまつわる話題を取り上げ最新の脳科学研究のフレッシュな実験結果も含めイラストなどの図解を交えて分かり易く語っています


本書を読んで、確かにヒトの脳は、長い長い進化の過程で、体と同様で動物のパーツをうまく使い回してきた結果、今日のような姿になっているということを実感します。


<<まとめ>>


本書は、私とは何か、心はなぜ生まれるのか、といったことに興味を持っていたり、脳科学について学んでみたい思っている方にはお薦めの一冊です


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
第1章 脳は私のことをホントに理解しているのか
第2章 脳は空から心を眺めている
第3章 脳はゆらいで自由をつくりあげる
第4章 脳はノイズから生命を生み出す




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どうも集中力が入らないという自分の弱点を克服したい。


そう思って自己変革にチャレンジするものの、なかなか長続きせず、すぐ元の黙阿弥に、…。


結局、これが自分の持って生まれたものかと諦めてしまう。


というようなことが多いように思われる。が、……。


脳の性質を知り、自分の弱点を克服する」といったテーマで、『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』(「ISOの本棚」で紹介)『脳と気持ちの整理術』(「ISOの本棚」で紹介)などの著作で知られる脳神経外科専門医の著者:築山 節 氏が、『正しい努力をすれば、人は何歳からでも変われるもの』 と説いている本を紹介します


<<ポイント>>


自分を変えるために脳を:生活習慣をどのように変えるかを説いている本


脳の性質に基づき例えば、以下のような自分の弱点を克服するための方法を説いています。


  • やる気が起こらない
  • 早起きを定着させられない
  • 「空気が読めない」と言われる
  • 思い出せない言葉が増えている
  • 時間を無駄遣いしてしまう
  • ネガティブ思考に陥りやすい

脳神経外科専門医らしく、自分の弱点の対象に応じてどのように対処したらよいかとの処方を明快に説いています


本書:「脳から変えるダメな自分」です。


「やる気」と「自信」を取り戻す」との副題が付いています。


本書は、著者:築山 節 氏にて、2009年4月に日本放送出版協会 より発行されています。


脳から変えるダメな自分―「やる気」と「自信」を取り戻す
日本放送出版協会
発売日:2009-04
発送時期:在庫あり。
ランキング:677
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 物足りなさがありますけど。
おすすめ度3 脳の基本回転数を上げるアイドリング
おすすめ度5 病院に行くする前に!

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


脳の性質から知る、自分の弱点に克つ方法

  • 集中力がない
  • 早起きを定着させられない
  • 「空気が読めない」と言われる
  • 思い出せない言葉が増えている
  • 同じ失敗を繰り返す           ほか

ベストセラー『脳が冴える15の習慣』の著者が贈る

「やる気」と「自信」を取り戻す

  • 面倒くさいを禁句にする
  • 覚醒水準の波を自分でコントロールする
  • 「誰かの左脳」に依存していないか

変わらなければいけない―。 そう思ったとき どうすればいいか。

  • 起床時間を一定にする
  • 感情の安全地帯をつくる

なぜ「脳から変える」という発想をもつことが自分を変えることに繋がるのかという点について、本書の「はじめに」で筆者は、


脳というのは、自分そのもののようでいて、「本当はこうありたい」と願っている意志の中枢とは別のものである領域を含んでいて、そのどこかに問題があるため、「こうしよう」と思ってもできない

「こうなろう」と思ってもなれない、ということがある。

それがどこなのかを把握して、何故そうなったかと言う原因を踏まえ、生活を改善したり、意識的なトレーニングを行ったりすれば、理想の自分にずっと近づきやすくなる。」


と述べ、また


脳には、その性質に即した使い方のコツがあり、それを身につけているかどうかで、仕事や勉強の効率が大きく変わる

とくに「やる気が起こらない」、「集中力がない」というのは、脳の使い方に関係が深く、それを改めるだけで、もっと楽に生きられるようになる人が沢山いると思います。」


としています。


本書は、以下のような12の変えたい自分の問題を章の構成として取り上げ、脳科学の観点からどのように対処したらよいかといった解説が進められるという構成になっています。


  • やる気がおこらない
  • 集中力がない
  • 早起きが定着できない
  • 抑制の力が落ちている
  • 「空気が読めない」と言われる
  • 自分の考えがまとめられない
  • 思い出せない言葉が増えている
  • アイデアが浮かばない
  • 時間を無駄遣いしてしまう
  • 同じ失敗をくり返してしまう
  • ネガティブ思考に陥りやすい
  • 変化への対応力がない

上記の12の「ダメな自分」について、ひとつひとつのテーマとして設定し、それを「脳から変える」方法を具体的に説いています。


ダメな自分」の問題の状態の解説と脳科学的な見方、その問題の解決方法の提示といった流れで解説が展開されていきます。


また各章の終わりには、Column欄が設けられ、【脳の働きを鈍化させる『体と心の運動不足』】といった関連するトピックスが取り上げられています。


本書のノウハウの一端を紹介します。


やる気が起こらない自分」を変えるポイントについて以下の3点になる。

  • やる気は行動によって蓄積されるエネルギーと考えること。
  • 適度な運動と作業をし、脳の血流を良くし、また作業興奮を起こすこと
  • 仕事や勉強について小さな課題に分解して、感情系の協力を得やすくすること


「実行できない」「やめられない」「ついやってしまう」といった「抑制の力が落ちている自分」を変えるポイントは、以下の3点になる。

  • 感情系に対して思考系が優位になる状態を確立できるようにすること
  • 抑制の力を高めることは、高次脳機能全体のベースアップに繋がることを理解しておくこと
  • 少し面倒だと思うことを積極的にこなして、抑制の力を強化していくこと


アイデアが浮かばない自分」を変えるポイントは、以下の3点になる。

  • ひらめきは「応用問題を解く力」であると考え、基礎固めをしっかりと行う
  • 前提となる情報を確実に脳にインプットする。そのための復習を重視する
  • 良いアイデアに至るまでの学習と取捨選択のプロセスにも力を入れる


変化への対応力がない自分」を変えるポイントは、以下の3点になる。

  • 変化への対応力は、「時代が変わっても前向きに逞しく生きていける力」になる
  • その中には、やる気、集中力、抑制の力、社会性、主体性が含まれることを知る
  • 脳の「守りと攻め」に気をくばり、社会で活躍できる人であり続けるよう心がける

<<本書で何が学べるか?>>


本書では、「12のダメな自分の弱点に克つ方法」をそれぞれのタイプ別に脳科学的な観点からどのように克服したら良いかの方法をわかりやすく解説しています


自分を変えたいと思っている該当する弱点の克服についてその関係する箇所を絞って読んで行くことで具体的な改善策のヒントが得られるように構成されています。


筆者も書いていますが、該当する弱点が沢山あったとしても、その中から特に絞り込んで重点化して優先順序を設けて対応して行くような考え方が本書の有効な使い方になります。


また最初から読んでいっても本書には、自分の脳を活性化し、有効に活用するための興味深いヒントが満載されています


<<まとめ>>


脳が持つ特質を理解し、有効な脳の使い方・鍛え方を実践して自分のパフォーマンスを改善したいと考えている人には、本書は、お薦めです


なお本書の目次は、以下の内容です。
はじめに
1. やる気が起こらない
2. 集中力がない
3. 早起きを定着させられない
4. 抑制の力が落ちている
5. 「空気が読めない」と言われる
6. 自分の考えをまとめられない
7. 思い出せない言葉が増えている
8. アイデアが浮かばない
9. 時間を無駄遣いしてしまう
10. 同じ失敗を繰り返す
11. ネガティブ思考に陥りやすい
12. 変化への対応力がない




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「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」


というのは孫子の謀攻篇の必勝の極意を説いた有名な言葉ですが、彼を知る前に己を知ることはなかなか難しいもの。


自分の性格というのは、変わらないと思っている人は多いが、人の性格は、けっこう変わる。


また性格だけでなく、考え方や行動も変わるとし、その理由は、もともと脳というのがとても変わりやすい器官であるため


とし、


「人間はどのように変わるのか 」


「どうすれば自分を変えることができるのか 」


をテーマに石浦 章一先生(現在東京大学・大学院総合文化研究科教授。理学博士。専門は分子認知科学。アルツハイマーなどの難病の研究、人間の知能や性格、感情の分子レベルの解明をライフワークに研究活動中)がやわらか脳を作るコツ」を説いている本を紹介します。


自分で自分の可能性を規定してしまうのがいちばん良くないとし、最新脳科学の知見に基づいて、時代や環境に合わせて自分を変え逞しく生き抜いていくためのノウハウを説いています


<<ポイント>>


最新の脳科学に基づき、「打たれ弱い自分」を変えていく性格改造のコツや、ストレス社会を生き抜く「やわらか脳」の作り方を伝授している本。


脳は常に変わろうとしているので、習慣を変えたり行動を変えたりすることで、自分で意識して「変わろうとする力」をナビゲートすれば良い。


性格は、脳内物質「ドーパミン」と「セロトニン」の分泌によって決まり、


しかも、この物質は遺伝しているとのこと。


性格は、少しずつ変えていく方法がある。


そのコツは全部で11項目


上記の11のコツを実行に移すときに必要な脳が「やわらか脳


この方法で脳を変えれば、性格が変わり、


性格が変われば、考え方や行動も変わり、


自分という人間を自分でかえていくことができる


と説いています。


本書:「「やわらか脳」をつくる11のコツ」です。


最新脳科学で解き明かす


性格を自由に変える!」との副題が付いています。


本書は、著者:石浦 章一先生にて、2009年3月にフォレスト出版より発行されています。


「やわらか脳」をつくる11のコツ
フォレスト出版
発売日:2009-03-19
発送時期:在庫あり。
ランキング:155971

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


1週間であなたは変わる!

ストレス社会を生き抜くためには、

先ず自分の「脳のクセ」を知ろう。

巻頭折込 「あなたの「脳のクセ」を知るための
テスト(75項目)」で今すぐチェック!


本書は、4つの章と最新脳科学からみた「遺伝のからくり」おもしろコラム集からなる「性格・行動が親に似る人・似ない人」とした付章とから構成されています。


ざっとした内容を紹介します。


本書は、まず巻頭折込の「あなたの「脳のクセ」を知るためのテスト(75項目)」をチェックしてみるところからはじまります。


チェック表の結果の集計から、<新規探索傾向:脳内物質のドーパミンの分泌傾向が影響する性格>(「探求心」、「衝動性」、「浪費癖」、「秩序の無視」)と<損害回避傾向:脳内物質のセロトニンの分泌傾向が影響する性格>(「悲観傾向」、「リスク回避傾向」、「人見知り傾向」、「疲れやすさ」)との区分から自分の「脳のクセ」について、前記の8つの軸を用いたレーダーチャートに描き自分の性格傾向(骨格部分)を把握できるようなものとなっています。


第1章では、「変わる脳・変わらない性格
と題して、 巻頭折込の性格のクセをつかむテストについて本書で採用しているクロニンジャーの7因子説の分類の解説などを交えて、人の性格の骨格部分にあたる新規探索傾向の特質の「探求心」、「衝動性」、「浪費癖」、「秩序の無視」及び損害回避傾向の特質の「リスク回避傾向」、「人見知り傾向」、「疲れやすさ」といった内容を脳科学的な観点から解説しています


自分の性格の基礎となっている部分を自覚することから「自分を変える」段階に進むことができるとしています。


第2章では、「性格で変わる!ステップアップと人間関係
と題して、人の性格には、「変わりにくい部分」(骨格)と「変わりやすい部分」があるとし、その「人の性格の変わりやすい部分」(肉付き)について、後天的に作られる性格には、「上昇志向」、「人づきあいの協調性」、「自己超越性」があるとして、そういった面の性格の改造をどのようにして行っていけばよいかを説いています。


とくに「上昇志向」について、「自立心」といった5つのポイント、また「協調性」については、「正義感」といった5つのポイント等について変えることでステップアップや人間関係の改善につながり、これらをどう肉付けをしていくかは、あなた次第と説いています。


第3章では、「「打たれ弱い自分」を変える 性格改造11のコツ
と題して、現代のストレス過剰社会を打たれ強く:ストレスに強く生き抜くためにはどうすればよいかを説いています。


カギになるのは「自信」であるとし、自分で自分の脳をリフォームしていくための11のコツ(「1.生活リズムを変える」~「11.あせらずに余裕を持つ」)を説いています。


このノウハウを試そうという方は、性格が変わったら自分にきっと訪れるであろう「さまざまな成功や幸せ」を具体的に思い描くことが有効としています。


第4章では、「「やわらか脳」で「変わりやすい自分」になる!
と題して、 自分の脳を変えるために備えておきたい重要な条件である「やわらか脳」について、「やわらか脳」とはどういうものか、またなぜ重要なのか、さらにそうしたらこの「やわらか脳」をつくることができるかを解説しています。


このどんなことにも臨機応変に対応しうる問題解決能力の高い「やわらか脳について、前頭葉の中心にある情報処置中枢の「ワーキングメモリー」が重要な役割を担っていること、ワーキングメモリーは年をとってからでも鍛えることができること、このワーキングメモリーを鍛えるための「新しいことにチェレンジする」~「とにかく、いつもと違う道を選ぶようにする」といった具体的な方法を伝授しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、先ず自分自身の性格・気質を把握するためのチェックから始まります


これにより自分の遺伝的影響の強い因子がわかります。


そして、最新の脳科学に基づく、自分の性格を変える具体的な11の方法などを説いています。


またどうしても過剰なストレスにさらされてしまう現代社会を逞しく生き抜くために、「臨機応変に対応しうる、問題解決能力の高い脳」である「やわらか脳」をどうやってつくったらよいかなど解説しています。


さらに最新脳科学からみた「遺伝のからくり」なども解説しています。


<<まとめ>>


本書では、どんな時代にも適応してしなやかに生き抜いていく逞しい自分に変えていくための方法が説かれています


ストレス社会にも負けることなくタフにしなやかに生きていくために読んでおきたい一冊です


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
(巻頭折込)まずチェックしてみよう!あなたの「脳のクセ」を知るためのテスト
はじめに 脳は常に変わろうとしている
第1章 変わる脳・変わらない性格
(自分の性格の「屋台骨」をつかむことから始めよう)
第2章 性格で変わる! ステップアップと人間関係
(自分の性格は自分の力で変えられる)
第3章「打たれ弱い自分」を変える 性格改造11のコツ
(自分で脳をナビゲートすれば「自分」が変わっていく!)
第4章 「やわらか脳」で「変わりやすい自分」になる!
(時代を生き残るための「しなやかさ」を身につけよう!)
付章 性格・行動が親に似る人・似ない人
(最新脳科学からみた「遺伝のからくり」おもしろコラム集)






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「パチンコに依存するように勉強にハマる」


というのはユニークな着想ですが、「パチンコに依存する脳の仕組み」を使えば「勉強にハマる」ことができるというもの。


NHK「ためしてガッテン」をはじめ、TV、ラジオ、雑誌、新聞などでの実験、解説、


および『未来の記憶のつくり方』(化学同人)、『僕らはみんなハマってる』(オフィス・エム)、『キレない子どもの育て方』(集英社)、『不老脳』(アスキー新書)などの著書


等でも知られ、【多チャンネル近赤外線分光法】を使って、「学習しているとき」「遊んでいるとき」「運動しているとき」など日常的な脳活動について研究されている


諏訪東京理科大学共通教育センター主任・教授(脳・人システム)の篠原 菊紀 先生が勉強にはまる脳をどうやってつくるかのテクニックを説いています。


こちらが先生のオフィシャルホームページ:「はげひげ」の脳的メモのサイトになります。


脳科学」と「臨床心理学」に基づいた効率勉強法を実践すれば


強い「集中」「記憶」「ヤル気」「勝負力」をつくりあげることができるので、以下のような人でもしっかりと勉強ができるようになり、「資格試験」、「昇進試験」、「TOEIC」、「ビジネススキルの向上」などで成果を得られるはずと説いています。


  • 忙しくて勉強に時間が取れない人
  • 勉強、仕事などのスキルを短期間で身につけたい人
  • 資格試験、昇進試験、語学試験、入学試験などが迫っている人
  • 本番で力を発揮するための勝負力をつけたい人
  • 勉強が続かない人
  • 脳に基づいた「集中」「記憶」「ヤル気」「勝負力」をつけたい人

<<ポイント>>


脳・人システムの篠原 菊紀教授が説く、脳科学および臨床心理学に基づく「勉強にハマル脳の作り方」とそのための35の有効なレッスンについて説いている本。


脳は、いきなり始めるといったことがもともと苦手なように作られている。


とくに勉強などという、不自然極まりないことを始めるのは苦手であるけれども、


本書で紹介する「勉強アタマ」を作って、それに「あなたの勉強」をはめ込んでいくという脳科学および臨床心理学にかなったテクニックを説いています。


本書:「勉強にハマる脳の作り方」です。


脳科学と臨床心理学が合体!


読めば結果が出る35のレッスン」との副題が付いています。


本書は、著者:篠原菊紀 先生にて、2009年4月にフォレスト出版 より発行されています。


勉強にハマる脳の作り方
フォレスト出版
発売日:2009-04-09
発送時期:在庫あり。
ランキング:7
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 具体的でわかりやすい
おすすめ度4 勉強に特化
おすすめ度5 脳をハメる実践レッスン!
おすすめ度5 暗記はするな!
おすすめ度5 科学的根拠がある勉強法!

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


脳が勝手に「勉強アタマ」になるから

強い集中記憶ヤル気勝負力ができる!

パチンコに依存するように勉強にハマル!

「資格試験」「昇進試験」「TOEIC」
「ビジネススキルの向上
」なんでもOK!

記憶は呼び起こすときに消える!
記憶は「呼び起こしたときに不安定化」することがわかっています。
だから思い出すときにもう一度新しく記憶を作り直すことが重要です。
記憶を作るときに大切なことは理解するということです。
そうなると、丸暗記の勉強は余り効率的とはいえません。
しかし、あなたの目標には期限があるはずです。
理解している時間なんて無い!という人も多いと思います。
でもご安心下さい!
本書では、脳科学に基づいた効率的に理解して「結果が出る記憶法」をご紹介しています。


本書は、「ぼくは、どうすれば集中できるようになるんですか?」との「夏休み子供科学電話相談」での「自分のアタマを「勉強アタマ」にするきっかけ」に関する子供とのやりとりを紹介しているプロローグにはじまり、以降の5つの章で、自分の脳を「勉強にハメル」方法とそのための35の実践レッスンを交えて解説するという全体の構成になっています。


ざっと一端を紹介します。


第1章では、「「ハマり」の仕組みをイメージする!―「やる気」と「ハマり」の関係
と題して、「依存」と「ハマリ」と「やる気」といったことがどんなことなのかを科学的に解き明かしていきます。


とくに「ハマるメカニズム」を利用することの意味について解説しています。


脳科学の観点から、無意識化した行動の蓄積や制御の場である線条体が同時に快感の場でもあるために、この線条体を中核とした「ハマリの回路」が「やる気」の回路にもなっているといった話題が取りあげられています。


第2章では、「強い「ハマり」を作る2つの快感とは?
と題して、「ハマリ」をつくるための具体的な方法を説いています。


「ワクワク」「どきどき」のドーパミン神経系が関わる快と、


「ほっとする」「落ち着く」のセロトニン神経系が関わる快


の組み合わせが「ハマリ」を作ると解説しています。


この章からは、「ハマリ」をつくるための12の実践のためのレッスンを交えた解説となっています。


第3章では、「儀式を作る!脳科学とカウンセリング技法に基づいた「正しい集中法」
と題して、人はもともと飽きやすく三日坊主になってしまうが、それでも「集中できた」時があるはずなので、そのときの環境や手順を思い出し、それを「入りの儀式」として儀式化することが必要といろいろのパターンの「正しい集中法」について6つのレッスンを交えて説いています。


第4章では、「暗記はするな!効率的に「強い記憶を作る方法」
と題して、神経細胞の前頭前野外側部側頭葉内側部が関わっている「つながり」(=ネットワーク)である記憶について、合理的な「強い記憶」、すなわち「理解すること」を作る方法について『東大合格生のノートはかならず美しい』の中で紹介されていたノートの持ち主の脳の解析の実験など交えて説いています。


ここでは7つのレッスンが解説されています。


また自分のタイプに合った記憶法を見いだすことと記憶力を高めるための心地よい睡眠の脳科学に照らした重要性を説いています。


第5章では、「脳は達成する!「勝負力の作り方」&「時間管理術」
と題して、北京五輪の際の北島選手のエピソードをあげて、目標となるゴールの肯定的な描き方と最後のひとムチといった前頭葉を活性化させることが勝負力で大切と説いています。


ここでは9つの具体的なレッスンが解説されています。


またゴールについての話し合い=ゴールネゴシエーションの必要性について、解決志向でのゴール設定の具体的で評価可能なゴールといったポイントを解説しています。


また時間管理について、自分の生体リズムを知ってハマリの回路を作動させることが重要と説いています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、脳・人システムの篠原 菊紀教授が脳科学および臨床心理学に基づく勉強にハマル脳の作り方とそのための35の有効なレッスンについて説いています。


脳科学と臨床心理学の裏付けを分かり易く興味深くレクチャーしながら、勉強にハマル脳をどうやって作っていって最高のパフォーマンスを発揮できるようにするかを解説しています


興味深い展開に引き込まれすいすいと読み進めることができますが、これだったら確かに勉強にハマル脳を作るのに有効だろうと共感できる説得力に富んだ本になっています。


<<まとめ>>


本書では、勉強など自分の苦手なことでも三日坊主にならずに集中できる脳科学と臨床心理学の裏付けの基づく方法が説かれています。


資格試験・TOEIC・ビジネススキルの向上といった活用範囲の広いノウハウが最新の脳科学などの興味深い話題と共に学ぶことができます。


この連休に読んでみられてはいかがでしょうか。


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
プロローグ ぼくは、どうすれば集中できるようになるんですか?
第1章 「ハマり」の仕組みをイメージする!―「やる気」と「ハマり」の関係
第2章 強い「ハマり」を作る2つの快感とは?
第3章 儀式を作る!脳科学とカウンセリング技法に基づいた「正しい集中法」
第4章 暗記はするな!効率的に「強い記憶を作る方法」
第5章 脳は達成する!「勝負力の作り方」&「時間管理術」




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