あけましておめでとうございます。


今年も宜しくお願いいたします。


正月とかは、日常の多忙の中で埋没してような状態を一応、ご破算にしてリスタートできる良い機会です。


日頃はなかなかできないモノ・コトを考えて直してみるチャンスを提供してくれます。


安岡正篤先生は、物の考え方には、以下の3つの原理があると説いています。


  • 目先で見るか、長い目で見るか
  • 一面的に見るか、多面的(or 全面的)に見るか。
  • 枝葉末節で見るか、根本的に見るか。

後の方の見方を心掛けよとの論になるかと思います。


ISO 9001の効用とかを考えてみるのに。


もしこのような品質マネジメントシステム(以降QMSと略)規格がなかったら組織とかの活動はどうなっているか?


との仮定法で考えて見るのも有効です。


ISO 9001がなければ、まず、認証制度、審査機関、審査員研修期間、審査員、ISOコンサルタントなどの存在がなくなります。


ISO 9001が無かったとしても、


当然、品質管理や品質保証の仕組みは必要で、


さらに


マネジメントの成熟度の高い組織からサプライチェーンの要求としての何らかの取引先へのQMS的なものの要求は行われることと思われます。


この種の要求についてISOのような国際的な標準化されたものがないので、むしろ組織では、諸外国も含め相当に複雑な個別対応が求められているだろうと推定されます。


このように少し連想してもISO 9001の効用が浮かび上がってくるように思われます。


しかし、ISO 9001が本当にあなたの会社の経営に役立っていますかとなると、


ISO 9001の認証を取得したものの自信を持って経営に役立っていると宣言できないという組織も少なくないように思われます。


ISO 9001をどう経営に活かしたらよいかわからないためにそのようになっているとすれば勿体ないと思います


そのような方々のためにISO 9000を経営に役立つ取り組みにしていくためにどのようにすればよいかについて説いている本を紹介します。


定番本の第3版になります。


<<ポイント>>

ISO 9000シリーズの基礎知識、QMSの構築と認証、TQM活用に実践ポイント等をわかりやすく解説した文庫本。


ISO 9000シリーズの概要とこれまでの歴史


ISO 9001に基づくQMSの構築のコツ


から


TQM(総合的品質管理)とのベストミックスによりQMSの有効性を改善していく方策


など経営に役立つISO 9000の知識をわかりやすくコンパクトに解説しています


本書:「ISO9000の知識<第3版>」です。


本書は、著者:中條 武志氏にて、2010年12月に日本経済新聞出版社より、「日経文庫」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


真に役立つ

取り組みにする!

最新動向をふまえ大幅改定

品質マネジメントシステムの構築と認証、

TQM活用による有効性向上をやさしく解説。


本書は、下記の目次のように5章から構成されています。


概念図などを含む図表が多数挿入されており分かり易い解説になっています。


解説の途中に「ISO規格」、「標準化」、……「保証の方法」といった用語解説のコラムが挿入されており親切な展開になっています。


ざっと以下の流れとなっています。


本書は、ISO9000ISO9001ISO9004の3規格はどのようなものかとの概要、QMS規格の制定から今日までの発展の歴史をたどってみることから始まっています。


またISO9001に基づくQMSの認証制度と認証にまつわる世界的な動向などを概観し、CEマーキングなどを含む製品認証との関わりについても言及しています。


そしてISO9001に基づくQMS構築の重要なポイントを整理して概観した上で、とくに文書化と内部監査に重点化して構築・運用の留意事項を説いています。


QMSが一旦確立されると、標準化・可視化に重きを置いたISO9001の適用を続けているだけでは十分な効果が上げられないとし、TQMの考え方・方法論を取り込んだQMSの実践のために克服すべき5つのポイント等について説き、


QMSの有効性の向上には以下の3つに注力することが望ましいとの観点からTQMの手法・ツールを有効に活用する方法を説くという流れになっています。


  1. 改善を組織的に推進する
  2. 人に起因するトラブル・事故を防ぐ
  3. 魅力的品質を創造する

特にTQMの考え方・方法論を取り込んだQMSの実践のための5つのポイントは、筆者独自の観点になり、説得力に富んだ含蓄ある内容になっています。


TQMの分野でこれまで活用されてきたツール・手法は多彩です。


上記の5つのポイントもそうですが、ISO9001の仕組みにTQMのツール・手法をadd onして改善に取り組むとすれば、先に組織の経営上の課題や問題点を明らかにし、重点化して取り組むことが必要です。


時間は、無限になく経営資源を浪費する余裕はありません。


将来に対する明確なビジョン・ねらいもさることながら、今、改善を行うべき本質的な問題か、またその解決のために有効なTQMのツール・手法があるかを明確にすることからはじめるべきではないかと思います。


そのようなことを整理し、自組織のQMSを見直してみるのに本書は、良いトリガーとなる一冊思います。


<<本書で何が学べるか>>

本書は、ISO 9000シリーズについて、コンパクトにわかりやすく解説する定番書で最新動向を盛り込み改訂されたものです。


ISO 9001に基づくQMSの構築のコツをわかりやすく解説し、ISO 9001にTQM(総合的品質管理)のツール・手法をアドオンして活動を広げていく必要性とそのための実践ポイント等を分かり易く解説しています。


<<まとめ>>

ISO9000シリーズを経営に有効に活かしたいと考えている方々には、お奨めの一冊です。


QMSの有効性の改善のためのヒントが得られると思います


なお本書の目次は、以下の内容です。
1 ISO9000シリーズとは
 1 ISO/TS176によるISO9000シリーズの制定
 2 品質マネジメントシステムとは
 3 品質管理及び品質マネジメントシステム規格の発展の歴史
 4 ISO9001とは
2 品質マネジメントシステム認証制度とその現状
 1 品質マネジメントシステムの認証制度とは
 2 品質マネジメントシステム認証制度をめぐる世界の動向
3 ISO9000リーズに基づいて品質マネジメントシステムを構築する
 1 品質マネジメントシステムを構築する際のポイント
 2 品質マネジメントシステムの文書化
 3 品質マネジメントシステムの内部監査
4 ISO9000シリーズをTQMから見直す
 1 TQMの考え方
 2 ISO9001シリーズとTQMの共通点・相違点
 3 ISO9001シリーズからTQMへ
5 TQMのツール・手法を上手に活用する
 1 改善を組織的に推進する
 2 人に起因するトラブル・事故を防ぐ
 3 魅力的品質を創造する
参考文献



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体力】というのは、一般には、「運動を続けたり病気に耐えたりする、からだの力」ということ。

筆者の西沢 隆二 氏によると、今日のように情報が氾濫しているなかで正確な情報を選択するためには、現代人は、【知的体力】(「自主的で知的な前向きの情報処理能力」)が求められているとし、筆者は、自身がISO9001 規格を相手に多年にわたり「知的体力」を培ってきた。

また本書の「はじめに」で筆者は、

『小学校の教育で、日本型の算数では、「3+2=?」という出題であるのに対して、イギリス型というのは、A+B=5で正解は一つでなくて良い』

というような話題を引いて、

ISO9001の規格というのは、イギリス型でつくられており、上記の「5」が規格で要求されているが、A,Bについては、組織のそれぞれの枠内で組織別に設計せよという性質のものである。

このISO9001への挑戦は、企業が個別に「知的体力」が問われる活動であると述べ、「会社の『知的体力』というのは抽象的だが、これをISO9001の認証取得という具体的な問題に絞ると、それは会社の「知的体力」を写す鏡になっている。」とし、ISO 9001:2008 規格の4項:品質マネジメントシステムの4.1項から8.5.3項までの要求事項に関して、『西沢式 よみこなし』として70問の設問と共に、【知的体力】の観点から論じています。

<<ポイント>>

ISOは、企業の「知的体力」を写す鏡であるとし、ISO 9001:2008 規格について、企業の「知的体力」レベルを確認できるように70の設問を提示し論じている本

本書では、筆者の前著の「ISOマネジメントシステムの崩壊は、なぜ起きたか」(「ISOの本棚」で紹介)を要約的にレビューする【序章】にはじまり、

本書は、ISO9001の規格の解説書では無いとことわった上で、

【本章】において、

ISO 9001:2008 規格の本文について逐条的に『西沢式 よみこなし』として70問の設問を問いかけて、コメントするとともに論じています

本書:「まず、ISO 70問の克服から」です。

経済危機克服に必要な「知的体力」は貴社にあるか」との副題が付いています。

本書は、著者:西沢 隆二 氏にて、2010年6月にルネッサンス・アイから発行されています。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


経済低迷の中、企業は「知的体力」が必要な変革期を迎えている。

ISOは企業の「知的体力」の鏡である。

ある大手企業幹部は外注も含め作業標準の掲示を撤廃した。

経営者は、ISOに反映した自社の「知的体力」を掌握しているのだろうか。

本書はその「知的体力」レベルを70の設問で測定し、貴社の「知的体力」を原点から見直す

ISO取得企業・経営者 必見


本書は、序章と本章とから構成されています。

【序章】では、筆者の前著:「ISOマネジメントシステムの崩壊は、なぜ起きたか」での論の一部を再度、レビューするような内容となっています。

ISO 9001:2008 の構成の基本的な問題点』と題して、ISOマネジメントシステム規格にISO 9001:2000の改訂の際に、PDCAモデルを適用したのが混乱の始まりとし、PDCAモデルは、改善モデルであり、マネジメントシステムモデルとしては無理があるとの論を展開しています。

「コア活動」に関わるDo部分の「運用」、「製品実現」は、マネジメントシステムと分離すべきであったとし、マネジメント規格と製品(「コア活動」)との分離論を展開しています。

またISO 9001:2008 規格は、言語モデルであり、多様な企業から「好ましいマネジメント活動」を「コア活動」から切り離して抽出し、「言語」に表現したものであるが故の長所短所を考察し、特に言語モデルのマネジメントシステム規格を企業へ適用する際に「知的体力」が必要になるとしています

またISO 9001:2008 規格の組織での適用において、マネジメントシステム設計者に依存しており設計者次第で、『書類重視型パラダイム』、あるいは、『「コア活動」重視型パラダイム(品質向上に有効)』となったりすると論じています。

【本章】が本書のメインになります。

本章では、ISO 9001:2008 規格の4.1項:「品質マネジメントシステム:一般要求事項」から8.5.3「予防処置」までの本文について、逐条的に全文にわたり70の設問と共にコメントして論じています

形式は、ISO 9001:2008規格(JIS Q 9001:2008)の各条項番号の要求事項を最初に枠囲みで示し、次いで【西沢式 よみこなし】とのタイトルのもと【設問】と多数の事例など含めての筆者によるコメントが続くという構成になっています

この70問の一端を紹介すると以下の例のような問いかけが取り上げられています。

  • 第1問:「shallにあなたはどう対応したか? 」
  • 第21問:「 品質目標はムリに全部門で全員に立ててはいないか? 」
  • 第39問 :「「7.1」と「7.2」とは順序が逆と思わないか?」
  • 第37問:「 品質マネジメントシステムの有効性の継続的改善の正確な意味を理解しているか?」


本書では、このように、ISOに関わる70の設問と筆者の経験談に基づく事例の解説等を通して、組織の「知的体力」のレベルは、どのような水準にあるかについて見直してみたらと問いかけています

<<本書で何が学べるか>>

本書では、筆者の前著の「ISOマネジメントシステムの崩壊は、なぜ起きたか」(「ISOの本棚」で紹介)を要約的にレビューするPDCAモデルは、改善モデルであり製品(「コア活動」)とは異なったモデルとの序章にはじまり、ISOは、企業の「知的体力」を写す鏡であるとの観点から ISO 9001:2008 規格について、企業の「知的体力」レベルを確認できるような70の設問を提示し論じています。

これらの70の設問は、貴社の「知的体力」レベルを測定し、「知的体力」を原点から見直すためのものと説いています。

<<まとめ>>

本書は、ISO9001の認証を取得されている組織の経営者・QMS管理責任者・事務局等、また、マネジメント層の方から、ISO9001活動に関心がある関係者には是非、読んで頂きたい一冊です

なお本書の目次は、以下の内容です。
序章
ISO9001:2008の構成の基本的な問題点
1. PDCAモデルの誤用とコア活動の軽視
2. 言語モデルとしての規格の長所短所
3. マネジメントシステム設計者が持つパラダイム
本章
1. 一般要求事項(設問1-4)
2. 文書化に対する要求事項(設問5-17)
3. 経営者の責任(設問18-31)
4. 資源の運用管理(設問32-38)
5. 製品実現
5-1. 製品実現の計画と顧客関連のプロセス(設問39-45)
5-2. 設計・開発と購買(設問46-53)
5-3.  製造及びサービス提供と監視機器及び測定機器の管理(設問54-59)
6. 測定、分析及び改善
6-1. 一般、監視及び測定(設問60-64)
6-2. 不適合製品の管理及びデータの分析(設問65-66)
7. 改善(設問67-70)

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ISO/TS 16949(「品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2008適用に関する固有要求事項」)規格は、自動車業界をターゲットとしたQMS規格で、この規格に基づく世界での認証件数は、約40,000件。

ISO 9001の2008年の追補改正を受けて、2009年にISO/TS 16949:2009が発行されています。

ISO/TS 16949:2009規格をどう読み、どう使いこなすかを経験豊富な専門家の筆者:菱沼 雅博氏が要求事項の本格的逐条解説等を含めて説いている本を紹介します

本書の「まえがき」によると本書は、『ISO/TS 16949に基づくQMSを構築しようとする組織、または、既に構築している組織が、最新の2009年版を考慮してQMSを見直す際の参考』となるように意図したものとのこと。

<<ポイント>>

ISO/TS 16949:2009の要求事項の本格的逐条解説を通してシステム構築・運用・維持に関わるポイントを説いた自動車業界向けのセクター規格のISO/TS 16949の実践的な解説書

本書は、3部構成となっており、ざっと以下の構成となっています。

第1部では、自動車業界を取り巻く現状の考察にはじまり、自動車業界に特徴的な安全性、信頼性の要求を満たすべく開発されたISO/TS 16949規格の経緯、特徴を解説すると共に将来を展望しています

第2部では、ISO/TS 16949規格の要求事項について条項番号順に規格の本体を枠囲みで記載した上で、解説しています

第3部では、ISO/TS 16949規格に基づく認証制度についての概要を解説しています

本書:「ISO/TS16949:2009 解説と適用ガイド」です。

本書は、著者:菱沼 雅博 氏にて2010年4月に日本規格協会より、「Management System ISO SERIES」の一冊として発行されています。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


TSがおもしろいほどよくわかる!

  • ISO/TS 16949をどう読み、どう伝えるか
    ---日本の実情を踏まえ、TSを徹底的に解き明かす!
  • 経験豊富な専門家による、要求事項の本格的解説(逐条)
    とポイントを突いた実践ガイド


本書は、3部から構成されています。

ISO/TS 16949:2009 品質マネジメントシステムの概要』と題した1部では、 リコール、製造物責任、自動車産業の特徴といった自動車業界の周辺環境とISO/TS 16949との関わりを考察するところから始まります。

品質規格の歴史からISO/TS 16949:2009に至るまでの経緯を概説し、またISO/TS 16949:2009と関連文書、そしてISO/TS 16949 の開発及び運用組織。

そして同規格の要求事項の特徴に関して、到達目標、適用範囲、3項の3.1.1:コントロールプランといった12の用語の定義、顧客重視といった要求事項の主要な考え方。

さらにISO/TS 16949 認証制度の特徴、適用企業のメリット、ISO/TS 16949 の将来といった内容となっています。

ISO/TS 16949:2009 品質マネジメントシステムの要求事項』の第2部が本書の中核になります。

ここでは、ISO/TS 16949:2009 の要求事項についてざっと以下のような要領で逐条的に解説されています。

最初に「対訳ISO/TS16949:2009 品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2008適用に関する固有要求事項[ポケット版]」の日本語訳が枠囲みで引用されています。

条項番号順に以下の流れに沿って解説されています。

  1. 要求事項の意図
  2. 要求事項のポイント
  3. 適用時のガイド

これらを通して、要求事項が何を意図しており、それに対して具体的に組織が何をしたらよいか効率的・効果的な運用にはどのようなことに留意すべきかといった要点が分かり易くガイドされています。

第3部では、『ISO/TS 16949 の認証』として、認証取得に関わる関連情報について、ISO/TS 16949 認証の適用範囲から、審査プロセス、審査の概要が概説されています。

ISO/TS 16949:2009の要求事項の分かり易い体系的な解説書となっています。

<<本書で何が学べるか?>>

本書は、「ISO/TS 16949:2009」(「品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2008適用に関する固有要求事項」)規格の要求事項について本格的解説(逐条)とポイントをついた実践的ガイド書です。

本書一冊で、ISO/TS 16949:2009 規格の基本的な事項から具体的な実践上のポイントまでをしっかりと理解することができます

<<まとめ>>

既存のISO/TS 16949の関係者だけでなくこれからISO/TS 16949 認証にチャレンジする組織の関係者、また自動車業界だけではなく、大量生産に関わる他業種の製造業のQMS関係者にも本書はお薦めの一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1部 ISO/TS 16949:2009
品質マネジメントシステムの概要
1. 自動車業界を取り巻く環境
2. ISO/TS 16949 とは
3. ISO/TS 16949 要求事項の特徴
4. ISO/TS 16949 認証制度の特徴
5. ISO/TS 16949 適用企業のメリット
6. ISO/TS 16949 の将来
第2部 ISO/TS 16949:2009
品質マネジメントシステムの要求事項
序文
0.1 一般
0.2 プロセスアプローチ
0.3 JIS Q 9004との関係
0.4 他のマネジメントシステムとの両立性
0.5 このTSの到達目標
1. 適用範囲
1.1 一般
1.2 適用
2. 引用規格
3. 用語及び定義
3.1 自動車業界の用語及び定義
4. 品質マネジメントシステム
4.1 一般要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
5. 経営者の責任
5.1 経営者のコミットメント
5.2 顧客重視
5.3 品質方針
5.4 計画
5.5 責任,権限及びコミュニケーション
5.6 マネジメントレビュー
6. 資源の運用管理
6.1 資源の提供
6.2 人的資源
6.3 インフラストラクチャー
6.4 作業環境
7. 製品実現
7.1 製品実現の計画
7.2 顧客関連のプロセス
7.3 設計・開発
7.4 購買
7.5 製造及びサービス提供
7.6 監視機器及び測定機器の管理
8. 測定,分析及び改善
8.1 一般
8.2 監視及び測定
8.3 不適合製品の管理
8.4 データの分析
8.5 改善
第3部 ISO/TS 16949 の認証
1. ISO/TS 16949 認証の適用範囲
2. 審査プロセス
3. 審査

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「わかる!ISO 9000ファミリー」というシリーズの本は、日科技連出版社より発行されている品質マネジメントシステムの解説書のシリーズになりますが、第2巻はすでに発行されていますが、その第1巻が次いで改訂発行されていますので紹介します。


これは、ISO 9001:2008JIS Q 9001:2008)規格への改訂に対応したものになります。


本書は、要求事項の解説が中心ですが、『ISO 9000ファミリー規格の概要にはじまり、品質マネジメントシステムの認証制度からISO 9001:2008規格の要求事項までを平易に具体的に解説』した構成になっています。


本書では、ISO 9001規格の要求事項について、要求項番号に沿って、はじめにそれぞれの『要点』をまとめて記載し、次いで平易な日常的に使い慣れている言葉を用いて箇条書きで『解説』するという『要点+解説』というスタイルに沿って解説が進められています。


「わかる!ISO 9000ファミリー」というシリーズの特徴としては、以下の7点を意図しているとのこと。


  1. 実際の審査を多数経験した主任審査員の経験をもとに記述
  2. すでに認証済みの企業の取得経験をもとに記述
  3. 受審のための実例とノウハウが豊富に盛り込まれてある
  4. 規定や帳票等の実例・具体例など実務的な構成を配慮
  5. 幅広い産業分野、業種、製品に対応した内容
  6. シリーズのいずれの巻でもISO 9000ファミリー規格が理解できるよう配慮
  7. 実務にすぐに役立つように考慮

<<ポイント>>


ISO 9001:2008規格の要求事項を中心とした解説書。


規格の概要にはじまり、品質マネジメントシステムの認証制度、ISO 9001:2008規格の要求事項までを分かり易く解説しています。


特に規格の要求事項の読み方は、最初に「要点」を示し、次いで『口語的なスタイル』の「解説」といった2構成で難しさを排除し、平易に解説しています。


本書:「品質マネジメントシステム要求事項の解説 2008年版対応」です。


本書は、著者:細谷 克也 氏 にて、2009年6月に日科技連出版社より、同社の「わかる!ISO 9000ファミリー」のシリーズの第1巻として発行されています。


品質マネジメントシステム要求事項の解説 2008年版対応 (わかる!ISO9000ファミリー)
日科技連出版社
発売日:2009-06
発送時期:在庫あり。
ランキング:100515

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーの折り返しには、以下のように書かれています。


2008年版対応ISO9001は

こう理解する

あらゆる商品やサービスに高い品質が要求される中、品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9000ファミリー規格による品質マネジメントシステムの認証取得(審査登録)は、ますます重要性が増している。

今やISO9001規格の認証取得はビジネスのパスポートとなっている。
 
 本書は、ISO9000ファミリー規格の概要にはじまり、品質マネジメントシステムの認証制度からISO9001:2008規格の要求事項まで平易に、具体的に解説してある。



ざっとした章の構成は、以下のようになっています。


第1章では、「ISO9000ファミリー規格の概要
と題して、1987年に品質保証の国際規格のISO9000シリーズが制定されたことの経緯に始まり、ISOの語源から、ISO9000シリーズ規格について、ISOの組織、1987年制定の規格の概要、以降の今日までの規格の改正の経緯と改正の主要な内容について解説しています。
また、ISO9000ファミリー規格の構成(ISO9000:2005、ISO9001:2008、ISO9004:2000,ISO19011:2002)の概要、ISO900ファミリー規格との国際一致規格であるJISQ9000ファミリー規格の概要、ISO9001規格の位置づけと2000年改正版の特徴と2008年改正版の主な改正内容について解説しています。


第2章では、「品質マネジメントシステムの認証制度
と題して、認証制度が誕生した背景とそれが発展してきた経緯にはじまり、次いで品質マネジメントシステムの認証制度の仕組みの概要、また、認証を取得することが組織にとってはどのような経営上の意義があるか、さらには、2000年版から2008年版への認証の移行措置の概要について解説しています。


第3章から第8章までが、ISO9001:2008規格の解説になります。
 
第3章では、ISO9001(JISQ9001:2008)規格について、「まえがき」から「3.用語及び定義」までの前文の解説を行っています。JISQ9001:2008規格の「まえがき」からハッチング付きの枠囲みで規格の本文が掲載され、続いて『規格の解釈」が箇条書きスタイルでISO9000:2005(JISQ9000:2006)の用語の定義からの引用など交えて、解説されています。


第4章から第8章がJISQ9001:2008規格の4項「品質マネジメントシステム」の要求事項の解説から、8項の「測定、分析、改善」の要求事項の解説に対応したものとなっています。


ここでは、要求事項の箇条項番号に沿って、最初にJISQ9001:2008の要求事項の本文がハッチング付きの枠囲みで掲載され、次いでその要求事項についてまとめた『要求事項の要点』がハッチング付きの枠囲みで掲載され、さらに日常的な言葉を用いた『要求事項の解説』が箇条書きスタイルで続くというダブルの解説といった構成になっています。


とくに『要求事項の解説』では、ISO9000:2005(JISQ9000:2006)の用語の定義からの引用など交えて、実務的で具体的な解説となっています。


また付録1では、「JISQ9000ファミリー規格の用語の意味」として、JISQ9000:2006ほかからJISQ9000ファミリー規格の用語について一覧表にまとめ掲載しています。


さらに付録2では、「限定、接続などに用いる語の解説」として、JISZ8301:2008(「規格票の様式及び作成方法」)に沿って、「及び」、「並びに」、「又は」、「若しくは」の4つの語について用い方、意味、例などを表にまとめて掲載しています。


<<ISO 9001:2008の関係書籍>>


「ISOの本棚」のブログですでに紹介した以下のような『ISO 9001:2008』に関する本がありますのでご参照下さい。



<<本書で何が学べるか?>>


本書では、ISO 9001:2008JIS Q 9001:2008)規格について要求事項を中心に各箇条毎に最初に『要点』を述べ、次いで日常使い慣れている言葉で箇条書きにして丁寧に『解説』するといった構成にて解説しています。


またISO9000ファミリー規格の概要から、品質マネジメントシステムの認証制度についても平易に解説しています


<<まとめ>>


ISO9001:2008の品質マネジメントシステムの要求事項の平易な解説書として、これからISO9001の認証の取得を目指される組織、2008年対応の移行を進められる組織の関係者等には、本書は、お薦めの一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 ISO9000ファミリー規格の概要
第2章 品質マネジメントシステムの認証制度
第3章 ISO9001規格の前文の解説
第4章 「品質マネジメントシステム」の要求事項の解説
第5章 「経営者の責任」の要求事項の解説
第6章 「資源の運用管理」の要求事項の解説
第7章 「製品実現」の要求事項の解説
第8章 「測定、分析及び改善」の要求事項の解説
付録1 JISQ9000ファミリー規格の用語の意味
付録2 限定、接続などに用いる語の解説






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今回のISO 9001:2008の改訂では、ISO 9001規格の要求事項が理解しやすいように表記が見直され、誤解を招く箇所については注記で解説が追加され、組織にとっては理解しやすいようになった

ISO 9001の意図は、規格の追補改定がされても「顧客要求事項を満たすことにより顧客満足を図る」という基本的なスタンスは、何ら変わっていない。

このマネジメントシステムを効果的に活用すれば、いくらでも組織の発展に寄与し、顧客の信頼を獲得できるはずである


というのが本書の「はしがき」でのISOの認証機関の代表でもあり、講演、執筆活動の他に幅広いマネジメントシステムのISO審査員としても活躍中の筆者:萩原 睦幸 氏の論点の一部。


<<ポイント>>


ISO 9001:2008JIS Q 9001:2008)の要求事項のわかりやすい解説書


ISO 9001:2008の原文の意図についてのわかりやすい解説書との意図のもと、ISO 9001:2008JIS Q 9001:2008)【「Quality management systems−Requirements」:『品質マネジメントシステム−要求事項』】規格の要求事項の条項番号順に全項目を記載すると共に、以下の構成で解説する形式となっています。


  • 分かり易い解釈
  • システム構築
  • 審査でのチェックポイント

とくに各要求事項の条文では、ISO 9001:2000規格から変更があった箇所をゴシック体で表記して、新旧規格の差異が対比できるように構成されています。


本書:「ISO9001 わかりやすい解釈 2008年追補改訂版対応」です。


本書は、著者:萩原 睦幸 氏にて、2009年1月にオーム社 より発行されています。


本書は、同じ著者によるISO 9001:2000対応の前著の「新ISO9001わかりやすい解釈」の2008年版対応の改訂版になります。


ISO9001わかりやすい解釈―2008年追補改訂版対応
オーム社
発売日:2009-01
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:51272

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の「はじめに」で筆者は、ISO 9001の認証を返上しようとする組織があることに触れて、その理由は、ISOの意図するところが理解できずに、結局は自組織に役立つ仕組みに昇華できなかったのが原因ではないかとの論を展開しています。


そして、たしかにISO 9001の要求事項は、原語を直訳しているので分かりにくい箇所がある。


けれども分かりにくいならISO 9001だけにとどまらず、ISO 9004(パフォーマンスの指針)やISO 9000(基本及び用語)を参照すれば、何らかの理解を助けるヒントが得られるはずととし、ISO 9001の要求事項のみを頼りにしてシステム構築をしたという考えは、間違っていると述べています。


すなわちISOの要求事項は、マネジメントシステム構築の枠組みを提供しているにすぎないので、枠組みだけで組織の業務ががらっと変わると言ったことは無いはずと。


そして、役立つ仕組みの構築とは、日常の業務を、ISO 9001の観点からチェックし、足りないところを補うという『逆転の発想』をすべきと述べています。


本書は、「ISO 9001の現状」について概観した1部とISO 9001:2008JIS Q 9001:2008)の分かり易い解釈について逐条解説している2部の「解釈と構築のポイント」とから構成されています。


また巻末には、「ISO9001基本用語の解説」が付録として添付されています。


全般的に多数のイラストなどの図表を交えて分かり易い構成になっています。


1部では、「ISO901の現状
と題して、認証取得数が頭打ちになってきている現状の分析からはじまり、国際規格が誕生した背景、ISO9001:2008 年改訂の主旨などを解説しています。


さらに国際規格に対する見方、マネジメントシステムに対する考え方、昨今のISO マネジメントシステムに関わる問題点、時代の変化や動向などを総括しています。


2部では、「解釈と構築のポイント
と題して、こちらが本書の主要部になります。


ISO 9001:2008JIS Q 9001:2008:「品質マネジメントシステム−要求事項」)について「序文」からはじまり、8.5.3項の「予防処置」までの各規格条項について、規格の要求事項を最初に枠囲みでJIS Q 9001:2008の各条項の内容が記載され、次いで「わかりやすいい解釈」、「システム構築」といった順序で記載され、【審査でのチェックポイント】が枠囲みで箇条書きにてまとめられているという構成になっています。


筆者も「まえがき」で言及していますが、「システム構築」、【審査でのチェックポイント】については、あくまで目安ということで見ておくことが必要です。


<<ISO 9001:2008に関する書籍>>


「ISOの本棚」のブログですでに紹介した以下のような『ISO 9001:2008に関する』本がありますのでご参照下さい。



<<本書で何が学べるか>>


本書では、ISO 9001:2008の追補改訂版について原文の意図するところをわかりやすく解説しています。


英語の原文ということではなく、JIS Q 9001:2008:「品質マネジメントシステム−要求事項」の条項毎にその解説とシステム構築や審査でのチェックポイントを記載するという構成になっています。


とくに各要求事項の条文については、2000年版からの変更箇所をゴシック体で表記して新旧の規格の差異が分かり易くなっています。


<<まとめ>>


本書は、ISO9001をすでに取得している、あるいはこれらから取得しようとしている組織、コンサルタント等の関係者には、ISO 9001:2008の追補改訂版についてのシンプルで使いやすい解説書と思われます


なお本書の目次は以下の内容です。
1部 ISO901の現状
1 ISO認証取得にかげり!
2 国際規格誕生の背景
3 ISO9001:2008 年改訂の主旨
4 国際規格は唯一のもの
5 日本人的な考えからの脱却
6 システムという考え方
7 システム構築はスリムに
8 統合システムの構築
9 急増する審査員希望者
10 審査員と戦う時代
11 審査登録機関との付き合い方
12 コンサルタントの活用は最小限に
13 ISOは経営者の意識改革から
14 ISOの効果
15 認証書の返上が出始めた?
2部 解釈と構築のポイント
1 序文
2 適用範囲/引用規格/定義
3 品質マネジメント/一般要求事項
4 文書化に関する要求事項/一般
5 品質マニュアル
6 文書管理
7 記録の管理
8 経営者の責任/経営者のコミットメント
9 顧客重視
10 品質方針
11 計画/品質目標
12 品質マネジメントシステムの計画
13 責任,権限及びコミュニケーション/責任及び権限
14 管理責任者
15 内部コミュニケーション
16 マネジメントレビュー/一般
17 マネジメントレビューへのインプット
18 マネジメントレビューからのアウトプット
19 資源の運用管理/資源の提供
20 人的資源/一般/力量,認識及び教育・訓練
21 インフラストラクチャー
22 作業環境
23 製品実現/製品実現の計画
24 顧客関連のプロセス/製品に関連する要求事項の明確化
25 製品に関連する要求事項のレビュー
26 顧客とのコミュニケーション
27 設計・開発/設計・開発の計画
28 設計・開発へのインプット
29 設計・開発からのアウトプット
30 設計・開発のレビュー
31 設計・開発の検証
32 設計・開発の妥当性確認
33 設計・開発の変更管理
34 購買/購買プロセス
35 購買情報
36 購買製品の検証
37 製造及びサービス提供/製造及びサービス提供の管理
38 製造及びサービス提供に関するプロセスの妥当性確認
39 識別及びトレーサビリティ
40 顧客の所有物
41 製品の保存
42 監視機器及び測定機器の管理
43 測定,分析及び改善/一般
44 監視及び測定/顧客満足
45 内部監査
46 プロセスの監視及び測定
47 製品の監視及び測定
48 不適合製品の管理
49 データの分析
50 改善/継続的改善
51 是正処置
52 予防処置
付録 ISO9001基本用語の解説






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ISO 9001:2008(「Quality Management systems -Requirements」)が以下の3点を目的に第4版として追補改正され2008-11-15に発行されています。


  1. 要求事項の明確化
  2. あいまいさの排除
  3. ISO 14001との両立性の向上

なおこのISO 9001:2000からISO 9001:2008への変更の詳細は、AnnexBに詳細に記載されています。


また平成20年の12月20日にISO 9001:2008規格の完全一致翻訳規格のJIS Q 9001:2008(「品質マネジメントシステム−要求事項」)が発行されています。(ただし官報の公示は、12月22日)


このISO 9001:2008を左側のページにJIS Q 9001:2008 を右側のページに配したポケット版の定番の英日対訳書が発行されています


他のISO国際規格の対訳本と同様にISO中央事務局と日本規格協会との翻訳出版契約による刊行物です。


<<ポイント>>


品質マネジメントシステム関係者の2008年改正対応国際規格の必携本


本書:「対訳ISO9001:2008(JIS Q9001:2008) 品質マネジメントの国際規格[ポケット版] 」です。


本書は、品質マネジメントシステム規格国内委員会の監修、ならびに財団法人 日本規格協会 編者にて、日本規格協会より発行されています。


対訳ISO9001:2008の書籍のjpg画像
日本規格協会
日本規格協会(編さん)
発売日:2009-01
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:90

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


2008年改正対応!

審査員・推進事務局必携

ISO 中央事務局との翻訳出版契約による刊行

  • ISO 9001の全文、ISO 9000から用語及び定義(抜粋)を日英対訳版として編集。
  • 原文(英文)併記によって要求事項の意味をより理解しやすい。
  • 日常業務、審査現場で携帯に便利な新書版。

本書の構成は、ISO 9001の全文とISO 9000の抜粋が日英の対訳で掲載されています


ISO 9001:2008(JIS Q 9001:2008)については、


ISO 9001:2008(「Quality management systems―Requirements」)について、


『Foreword/Introduction/1.Scope』から『8.5 Improvement』まで


そして、Annexes A(informative)「Correspondence between ISO 9001:2008 and ISO 14001:2004」


及びAnnexes B(informative)「Changes between ISO 9001:2000 and ISO 9001:2008」


さらにBibliography


が左側のページに配置されています。


またJIS Q 9001:2008(「品質マネジメントシステム―要求事項」)について、


『まえがき/序文/1 適用範囲』から『8.5 改善』まで


そして附属書A(参考)の「JIS Q 9001:2008 と JIS Q 14001:2004との対比」


及び附属書 B(参考)「JIS Q 9001:2000 から JIS Q 9001:2008への変更」


さらに参考文献


が右側のページにという構成で


全文が英日の対訳として掲載されています。


またISO 9000:2005Quality management systems―Fundamentals and vocabulary」とJIS Q 9000:2006の「品質マネジメントシステム―基本及び用語」について3項が抜粋として英日の対訳で掲載されています。


本書は、前版のISO 9001:2000JIS Q 9001:2000)の日英対訳本と比較すると索引まで入れてのページ数が254ページから302ページと少しボリュームが増えています。


その分定価も税別で2,800円から3,200円とあがっていますが、単独で各規格を購入するよりもはるかにお得です。


<<ISO 9001:2008に関する書籍>>


「ISOの本棚」のブログですでに紹介した以下のような『ISO 9001:2008に関する』本がありますのでご参照下さい。



<<まとめ>>


本書は、QMS審査員、ISOコンサルタントからISO 9001認証取得企業ならびにこれから認証取得に取り組む組織のQMS管理責任者、QMS事務局など品質マネジメントシステムの関係者の定番の必携本です


なお本書の目次の概要は以下の内容です。(日本文の一部)
JIS Q 9001:2008 品質マネジメントシステム―要求事項
まえがき
序  文
1 適用範囲
1.1 一  般
1.2 適  用
2 引用規格
3 用語及び定義
4 品質マネジメントシステム
4.1 一般要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
5 経営者の責任
5.1 経営者のコミットメント
5.2 顧客重視
5.3 品質方針
5.4 計  画
5.5 責任,権限及びコミュニケーション
5.6 マネジメントレビュー
6 資源の運用管理
6.1 資源の提供
6.2 人的資源
6.3 インフラストラクチャー
6.4 作業環境
7 製品実現
7.1 製品実現の計画
7.2 顧客関連のプロセス
7.3 設計・開発
7.4 購  買
7.5 製造及びサービス提供
7.6 監視機器及び測定機器の管理
8  測定,分析及び改善
8.1 一  般
8.2 監視及び測定
8.3 不適合製品の管理
8.4 データの分析
8.5 改  善
附属書 A(参考) JIS Q 9001:2008 と JIS Q 14001:2004との対比
附属書B(参考) JIS Q 9001:2000 から JIS Q 9001:2008への変更
参考文献
JIS Q 9000:2006
品質マネジメントシステム―基本及び用語(抜粋)
3 用語及び定義
3.1 品質に関する用語
3.2 マネジメントに関する用語
3.3 組織に関する用語
3.4 プロセス及び製品に関する用語
3.5 特性に関する用語
3.6 適合性に関する用語
3.7 文書に関する用語
3.8 評価に関する用語
3.9 監査に関する用語
3.10 測定プロセスの品質保証に関する用語
和英索引
英和索引





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ISO 9001:2000規格が追補として改正され、2008年11月15日には、第4版規格のISO 9001:2008が発行されています。


これに連動して昨年末(2008年12月20日)には、ISO 9001:2008規格の完全一致翻訳規格のJIS Q 9001:2008が発行されています。


ISO 9001:2008に関わる関連書籍の発行がこれから計画されているようです。


本日は、2008年改正対応の品質マネジメントシステム規格国内委員会監修にて、規格の意図を解説している書籍を紹介します。

ISO 9001:2000の公式的な観点に基づく『規格の意図の解決書』としてすでに2002年にISO/TC 176エキスパートの飯塚 悦功 先生、棟近 雅彦 先生、住本 守 氏、加藤 重信 氏の共著にて、ISO/TC 176国内対策委員会のレビューのもと日本規格協会より発行されている前著『ISO 9000 要求事項及び用語の解説』の改訂版になります。

本書の「まえがき」で著者を代表して飯塚 悦功 先生が記述していますが、「2008年ISO 9001追補改正版は、実質的にはISO 9001:2000と同一であり、要求事項に追加も変更もなく、適用において実質的に変化はないものと見なされている」ので「追補改正版の解説は前版と酷似した内容となるが、追補改正にあわせた改訂を施し、またこれまでの運用実績をもとに解説を増強した書の存在意義がある」、また「追補改正の名のもとに、どこを何故変えたのかを丁寧に説明する解説書も必要」との観点から改訂されたとのことです。


<<ポイント>>


品質マネジメントシステム規格国内委員会監修によるISO 9001:2008JIS Q 9001:2008)規格の意図を解説した書籍


本書は、3部から構成され、


第1部では、ISO 9001 規格の2008年追補改正版の基本的な特徴ISO 9001の追補改正の審議経緯ISO 9001:2008規格の要求事項の意図の解説、またISO 9001のこれまでの概観認証制度とISO 9000ファミリーのこれからの解説


そして第2部では、ISO 9000:2005JIS Q 9000:2006)に基づく用語の解説


さらに第3部では、ISO 9001:2008JIS Q 9001:2008)の要求事項の解説


といった構成になっています。


本書:「ISO9001:2008(JIS Q9001:2008)要求事項の解説」です。


本書は、品質マネジメントシステム規格国内委員会の監修、ならびに飯塚 悦功 先生、棟近 雅彦 先生、住本 守 氏、平林 良人 氏、福丸 典芳 氏にて2008年12月に日本規格協会より発行されています。


ISO9001:2008(JIS Q9001:2008)要求事項の解説
日本規格協会
発売日:2008-12
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:4123

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


ISO/TC 176 日本代表委員が、ISO 9001 関係者のバイブルを、

いち早く2008年改正対応

我が国で唯一の、

品質マネジメントシステム規格国内委員会監修による

規格の意図を解説した書

ISO 9001という規格が何を要求しているのかを正しく知りたい方にお勧め

改正内容を踏まえた要求事項の正しい解釈


本書は、3部より構成されています。


第1部では、「ISO 9001要求事項 規格の基本的性格
と題して、最初に「ISO 9001規格 2008年追補改正」の全体を総括した上で、ISO 9001の追補改正審議の経緯について、会議の状況、定期見直し、規格の仕様書、追補作業の流れ、とくに審議中に議論となったとされる「Output Matters」と呼ばれる「品質マネジメントシステムが認証されても、そのアウトプットである製品の品質が保証されるとは限らない」との問題に関わる検討経緯、ISO 9000ファミリー規格及び支援規格の規格開発状況、ISO 9001:2008追補改正版の特徴について、規格の構成に関わる特徴、ISO 9001の基本的性格に関わる特徴、ISO 9001の品質マネジメントシステムモデルに関わる特徴などを概観しています。そして、ISO 9001 要求事項の意図の理解のためにとして、「(1)アウトソース及び購買」から「(11)データの分析」までを解説しています。さらに「ISO 9001のこれまでとこれから」として、ISO 9001のこれまでの位置づけを総括し、ISO 9000ファミリー規格の将来について考察しています。


第2部では、「ISO 9000:2005 用語の解説
と題して、ISO 9000:2005で定義されている各用語について、JIS Q 9000:2006の訳語に基づいて解説しています。とくにISO 9000:2005の主要な用語について、定義されている内容の本質や背景面、さらには関連用語との差異、訳語の選択といった面から解説しています。ここでは、ISO 9000:2005(JIS Q 9000:2006)の定義が最初にわく囲みで示され、続いてその解説が記載されるという構成になっています。ここでの用語は、ISO 9000の順序に沿って「品質に関する用語」、「マネジメントに関する用語」、「組織に関する用語」、「プロセス及び製品に関する用語」、「特性に関する用語」、「適合性に関する用語」、「文書に関する用語」、「評価に関する用語」、「監査に関する用語」、「測定プロセスの品質保証に関する用語」の内容で解説されています。


第3部では、「ISO 9001:2008 要求事項の解説
と題して、ISO 9001:2008(JIS Q 9001:2008)規格について、1.2項の「適用」ならびに4.1項の「品質マネジメントシステム 一般要求事項」から8.5.3項の「予防処置」までの要求事項について、最初にわく囲みで規格の内容があり、次いで解説が、さらに要所に「品質マネジメントシステム及びプロセスアプローチに関する要点」といった例のように要求事項のポイントが箇条書きでまとめられるという展開で前著の流れを踏襲した構成となっています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書は、品質マネジメントシステム規格国内委員会監修によるISO 9001:2008規格の意図を解説した書籍です


<<まとめ>>


ISO 9001という規格が何を要求しているのかをしっかり理解しておきたい方には必要な本と思われます


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1部 ISO 9001要求事項 規格の基本的性格
1. ISO 9001規格 2008年追補改正
2. ISO 9001の追補改正審議
3. ISO 9001:2008追補改正版の特徴
4. ISO 9001要求事項の意図の理解のために
5. ISO 9001のこれまでとこれから
第2部 ISO 9000:2005 用語の解説
3.1 品質に関する用語
3.2 マネジメントに関する用語
3.3 組織に関する用語
3.4 プロセス及び製品に関する用語
3.5 特性に関する用語
3.6 適合性に関する用語
3.7 文書に関する用語
3.8 評価に関する用語
3.9 監査に関する用語
3.10 測定プロセスの品質保証に関する用語
第3部 ISO 9001:2008 要求事項の解説
1.2 適用
4. 品質マネジメントシステム
4.1 一般要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
5. 経営者の責任
5.1 経営者のコミットメント
5.2 顧客重視
5.3 品質方針
5.4 計画
5.5 責任,権限及びコミュニケーション
5.6 マネジメントレビュー
6. 資源の運用管理
6.1 資源の提供
6.2 人的資源
6.3 インフラストラクチャー
6.4 作業環境
7. 製品実現
7.1 製品実現の計画
7.2 顧客関連のプロセス
7.3 設計・開発
7.4 購買
7.5 製造及びサービス提供
7.6 監視機器及び測定機器の管理
8. 測定,分析及び改善
8.1 一般
8.2 監視及び測定
8.3 不適合製品の管理
8.4 データの分析
8.5 改善





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  ISO9001:2000JISQ9001:2000)の認証を取得して、何回かの更新審査、サーベイランス審査を迎える組織でも果たしてISO9001を有効に経営のツールとして有効に活用できているかとなると課題を抱えている組織が多いように思います


 このような問題の根幹部分について、なかなか、一般解では役に立たず、現実には、その組織固有の問題の原因がどこにあってどんな処方箋を施したらそれが解決できるのかは、その組織に深く入り込まないと難しい面があると思われます


 いかなる名医といえども顔を見ただけで適切な処方は難しく、うわべだけの対応では、テキトーな占いみたいなものになってしまうかも知れません。


 またISO9001は、あくまでISO9001でその規格要求事項の規定の範囲を超えるようなものではありません。


 しかし、問題の原因がISO9001規格の要求事項の理解不足やISO9001の有効活用に関する情報不足などに関係しているなら是非、そのような観点からの参考書籍や組織の課題に合致したコンサルタントの活用等が課題の解決策に繋がるように思われます


本日は、ISO 9001を企業の活動に“有効に活用”するためのアドバイスやヒントを実践に即してまとめて解説している本を紹介します。


企業が顧客満足・品質・効率などの観点から、ISO9001についてどのように取り組み実際の業務に活用していけば良いかのアドバイスやヒントについて、分かり易いQ&A形式で解説しています。


本書:「Q&A ISO9001活用ハンドブック」です。

本書は、横山 吉男 氏ならびに 武川 和洋 氏による共著にて、2003年3月に共立出版より発行されています。


本書は、5章から構成され、全般的にイラストや図表が多く用いられ、親しみやすい内容となっています。


とくに4章が、ISO9001:2000JISQ9001:2000)規格の要求事項の項番順に4.1項から8.5.3項までQ&A形式で、実際に企業の方が疑問とされるような質問が『何々について教えて下さい』のように括弧で118問が提示され、それについて箇条書きのような整理された形で回答がまとめられており、これが”ISO9001の有効活用”のアドバイス、ヒントとして提示されています。


第1章では、「はじめに
として、Japan as No.1’からの凋落などの世相を総括し、ISO9001に関する課題や本書のテーマであるISO9001の有効活用の必要性といった背景等について説明し、筆者の提言を述べています。


第2章では、「94年版運用の振り返り
として、ISO9001第二版規格の運用の状況とその課題について総括しています。


第3章では、「品質と効率を向上させるための提言
として、品質管理の原点について言及した上で、QMSの取組を製品品質の向上につながる活動にしようと強調しています。そしてISO9001では、有効性を扱い、効率を対象にしていないが効率は、企業経営上、必須であるとして効率を高める視点と仕組みの構築を提言し、解説しています。


第4章では、「品質マネジメントシステム要求項目別:活用の知恵
として、上記したようにQ&A形式による要求項目別:活用の知恵を解説しています。


第5章では、「品質不良低減の具体的事例
として、著者が実際に実施した現場の改善事例が解説され、現場でISO9001をどのように改善に活用するかのアプローチを解説しています。


Q&A ISO9001活用ハンドブック
共立出版
横山 吉男(著)武川 和洋(著)
発売日:2003-03
発送時期:通常2~3日以内に発送
ランキング:213091


なお本書の目次は、以下の内容です。
1.はじめに
2.94年版運用の振り返り
3.品質と効率を向上させるための提言
4.品質マネジメントシステム要求項目別:活用の知恵
5.品質不良低減の具体的事例



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  ISO9001の認証を取得した組織でもそれを活かし、経営成果に結び付けている組織とそうでない組織との2極化があります。

 うまくいっている組織では、一方では

  •  「ISOを人材育成の仕組みとリンクして取り組んで職場のモラール向上が図れた」
  •  「公共工事では、工事成績評価点も上がり、併せて新規の顧客である民間工事の受注状況も増加している」

などの結果を得ているのに対して、以下のような問題点を抱えている組織があります。

  •  「顧客クレームが減らない。製造不良状況が改善されない」
  •  「ISOの費用対効果の面で経営に役に立っていない」
  •  「管理書類が増え、余分な仕事ができて困っている」

うまくいっていない組織において、有効な方法は、うまくいっている組織の情報を取り込み同様に実施してみることでしょうが、そのような情報は、余り公開されていないように思います。

本日は、ISO9001の認証を取得した組織が抱えている75点の具体的な問題点を取り上げ、ISOを活用して、どのように解決すればよいかといった方策について説き、ISOを活用して経営に役立つ取組として実践するためのポイントを解説している本を紹介します

本書:「ISOを活かす」です。

「ISO9000」との副題が付いています。

本書は、著者:岩波 好夫氏にて、2003年8月に日科技連出版社より発行されています。

本書の表紙の折り返し部には、以下のように書かれてあります。

ISO9001は

 このように活かす!

 組織の身近な問題点を

             とことん解決

本書の構成は、6つの章から構成されています。

本書は、問題点のタイトルに続いて、「組織の問題点」として、各組織で発生する問題点を組織からの質問という形式で取り上げています。この箇所は、本文では、ハッチングで囲まれています。次に「ISO活用による解決策」として、ISOの運用上でどのようにそれぞれの課題を解決していくかの方法が解説されています。さらに続いて、『ポイント』として箇条書きでISOを活用して問題点を解決するヒントのエッセンスの部分がまとめてあるというスタイルになっています。


第1章では、「経営パフォーマンスを向上させる方法
として、「ISOには日本的経営の長所が取り入れられている」から「ISO9004でシステムを構築して、パフォーマンスを向上させる」まで12件の経営成果に関する問題点の具体例と解説策が取り上げられています。

第2章では、「顧客満足度を向上させる方法
として、「『顧客の影の声』を活かすことによって、顧客満足度を向上させる」から「知的所有権の保護によって、顧客満足度を向上させる」まで11件の顧客満足に関わる問題事例が取り上げられ、その解説策が示されています。

第3章では、「品質を向上させる方法
として、「ISO、製品規格、品質改善活動の三本柱によって、品質を向上させる」から「コンピュータシステムの管理によって、生産トラブルを防止する」までの20件の製品品質に関する問題事例が取り上げられ、その解決策が示されています。

第4章では、「品質マネジメントシステムを改善する方法 その1:監査の活用
として、「訪米式の定期審査によって、ISOの本当の効果が期待できる」から、「ISO認証取得によって、顧客の監査対応が楽になる」まで9件の監査の活用を通じてQMSを改善するための問題事例とその解決策が提示されています。

第5章では、「品質マネジメントシステムを改善する方法 その1:文書の活用
として、「品質マニュアルをPR資料として、顧客に信頼を与える」から「外部文書も最新版の管理を行って、トラブルを防止する」までの9件の文書の活用を通じてQMSを改善するための問題事例が取り上げられ、その解決策が示されています。

第6章では、「ISOを有効に活用するための、審査員からのアドバイス
として、「ISO9001の『序文』とISO9000が重要」から「コンサルタントに頼り過ぎないことが、効果を上げるポイント」まで14件の審査員の視点からのQMSの問題事例が取り上げられ、その解説策が示されています。


ISOに関わる実務的な問題(会社の経営パフォーマンスの向上、顧客満足度の向上、品質の向上ならびにQMSの改善など)が取り上げられており、その解決策も分かり易く具体的に提示されているので、「ISOを見直し、一層、経営に寄与できるように改善を考えておられる関係者」、「内部監査員の力量の更なる向上を図り、QMSの有効性の継続的改善を推進したいと考えておられる関係者」、「ISOコンサルタントやISO審査員」などISOに関心のあるビジネスパーソンにもお奨めの有用な情報が掲載された一冊である思います

ISOを活かす (スリービー)
日科技連出版社
岩波 好夫(著)
発売日:2003-08
発送時期:通常3〜5週間以内に発送
ランキング:335117

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 経営パフォーマンスを向上させる方法
第2章 顧客満足度を向上させる方法
第3章 品質を向上させる方法
第4章 品質マネジメントシステムを改善する方法 その1:監査の活用
第5章 品質マネジメントシステムを改善する方法 その1:文書の活用
第6章 ISOを有効に活用するための、審査員からのアドバイス

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  試験所・認定機関の能力に関する基準の国際的な調和は、試験・校正機関の国際相互認証とあいまって、必要不可避となっています

 ISO/IEC17025:2005JISQ17025:2005)『試験所・校正機関の能力に関する一般要求事項』規格を適用して試験所・校正機関の認定を審査を受けたいとする事業場にとってその要求内容を的確に理解し、システム構築を進めてくことが必要で、そのような目的にすでに試験所品質システム構築の手引書が発行されています。(すでにこちらのブログでも紹介しています。)

 この規格の前身は、ISO/IEC Guide25でこのガイドをもとにISO/IEC17025:1999の初版が発行されています。その後、発行されたISO9001:2000の第三版の内容を考慮し取り込んで、2005年に上記の第2版の規格として改定されています。また試験所・校正機関の適合性評価を行うための機関に対する一般要求事項を規定する規格がISO/IEC Guide58がベースとなって制定されたISO/IEC17011:2004になります。

本日紹介するのは、ISO/IEC17025:2005規格とJISQ17025:2005のポケット対訳版です

本書:「対訳ISO/IEC17025:2005JIS Q 17025:2005) 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項」です。

本書には、「ポケット版」との冠があります。

本書は、日本規格協会編にて2006年9月に日本規格協会より発行されています。

 さてISO/IEC17025:2005(JISQ17025:2005)規格は、箇条4項がISO9001規格を取り込んだマネジメント上の要求事項ですが、箇条5項に技術的要求事項を設定しているのが大きな特徴になります。

 箇条5項では、試験所・校正機が請け負う試験・校正の種類に応じた技術能力に関する、例えば、計測のトレーサビリティや不確かさに関わる試験所・校正機関の技術的運営に関わる要求要求事項を規定しています

 またこの規格では,規格の本文中へのNOTE(注記)が多数配置されています。これは、規定内容の明確化、規定に対するガイドラインなどを提供するもので、要求は、規定しないという位置づけになります。

この規格では、付属書Aにこの規格とISO9001との項目対照表が、付属書Bに認定機関のための指針(JISQ17011)が示されています。

本書の帯には、以下のように書かれてあります。

「待望のポケット版!!

試験所・校正機関のための

品質マネジメントシステム規格

  • ISO 9001の2000年改訂内容を配慮して、
    ISO/IEC17025が2005年に改定されました
  • 原文と、JISの対訳を、
    持ち運びに便利なポケット版にしました
  • 卓上において、また審査の現場などで
    ご活用ください。」

216ページの新書版で持ち運びに便利です。

ポケット版 対訳ISO/IEC 17025:2005(JIS Q 17025:2005)試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
日本規格協会
日本規格協会(編集)JSA=(編集)
発売日:2006-09
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:148123

なお本書の目次は、以下の内容です。
ISO/IEC 17025:2005
General requirements for the competence
of testing and calibration laboratories
Introduction
1 Scope
2 Normative references
3 Terms and definitions
4 Management requirements
   4.1 Organization ~
   4.15 Management reviews
5 Technical requirements
   5.1 General ~
   5.10 Reporting the results
Annex A (Informative)
   Nominal cross-references to ISO 9001:2000
Annex B (Informative)
   Guidelines for establishing applications
   for specific fields
Bibliography
 JIS Q 17025:2005

試験所及び校正機関の能力に関する
一般要求事項
序文
1. 適用範囲
2. 引用規格
3. 用語及び定義
4. 管理上の要求事項
   4.1 組織 ~
   4.15 マネジメントレビュー
5. 技術的要求事項
   5.1 一般 ~
   5.10 結果の報告
附属書 A (参考)
   JIS Q 9001:2000との項目対照表
附属書 B (参考)
   特定分野に対する適用を確立するための
   指針
参考文献
JIS解説より
JIS Q 9001:2000との項目対照表
(JIS原案作成委員会 検討案)


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