ISO22000:2005規格「食品安全マネジメントシステム−フードチェーンの組織に対する要求事項:Food Safety Management Systems −Requirements for any Organization in the food chain)は、HACCPシステムを中核とする食品安全のためのマネジメントシステム規格です

HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)システムは、「危害要因分析と重要管理点方式」と訳され、世界的に認められている『食品の安全性』を保証するシステムです。国際的には、世界保健機関(WHO)と世界食糧農業機関(FAO)の合同委員会のCodex委員会が提示したCodex規格:「食品衛生一般原則に関する国際業界標準」がその国際的なHACCPシステムとなっています。

本日は、このISO22000について、その概要を知りたいという人が最初に読まれるのにお奨めの本を紹介します

本書:「ISO22000食品安全マネジメントシステム入門」です。

本書は、著者:米虫 節夫先生と金 秀哲氏による共著で、2004年7月に日本規格協会より発行されています。

 同社のシリーズで、「標準化」とか「品質管理」などのテーマについて基本的な事柄や要求事項、条項、これからの展望等についてイラストで分かり易く解説する「やさしいシリーズ」の10巻になります。

本書は、食品安全ネットワークISO22000研究会の内容をまとめたもの。ISO22000:2005規格が発行されたのは、2005年9月ですので、本書は、ISO22000のCD3、DISの段階の内容が反映された構成となっています。

本書の「はじめに」の一端を紹介すると以下のことが書かれてあります。

ISO22000規格は、”HACCPのマネジメントシステムのための規格”であり、ISO9001HACCPではないといわれています。しかし、食品工場の現状を考えいろいろと検討した結果,ISO9001ISO22000としての仕組みを作るのが最も良いのではないかと考えるようになりました。このような仕組みを,9000+22000=31000と計算し、”31000システム”という名で本書の中に紹介しました。


本書は、6章から構成されます。

第1章では、「ISO22000 Q&A」と題して、「Q1 HACCPとはどのようなものですか?」から「Q19 企業における仕組みつくりとISO22000の関係は?」まで19問に回答する形で、ISO22000の概要について解説されています。

第2章では、「HACCPの誕生とその問題点」として、HACCPが誕生した経緯や各国でのHACCP関連の概要、更にCodex-HACCPとそこで規定される7原則12手順についての解釈の違いによる課題(ゆらぎ)について触れています。

第3章では、「ISOとHACCPシステム」として、HACCPからISO22000が生まれてくるまでの流れについてさらに詳細に解説しています。

第4章では、「ISO 22000システム構築のステップ」として、DIS22000の内容を前提に、ISO9001とシステム統合した31000システムを取り上げ、マニュアルなどへのシステム構築にむけての考え方を解説しています。

第5章では、「ISO 22000−食品安全マニュアルの作り方」として、31000システムの考え方に基づき,ISO22000規格の要求事項のポイントの解説とISO9001とシステム統合する観点でのISO22000規格の各要求事項項目に対してのマニュアルの記載例を示して解説しています。

ISO22000食品安全マネジメントシステム入門
日本規格協会
米虫 節夫(著)金 秀哲(著)
発売日:2004-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:187681
おすすめ度:3.5
おすすめ度3 導入は大変な道なのは理解可能。
おすすめ度3 ISO審査員(審査経験有り)が読めば簡単
おすすめ度5 初心者にはわかりやすいのでは


なお本書の目次は、以下の内容です。
はじめに
第1章 ISO 22000 Q&A
Q1 HACCPとはどういうものですか?
Q2 HACCPはなぜ生まれたのですか?
Q3 “Food Safety From Farm To Table”という言葉をよく聞きますが。
Q4 HACCPには欠点がないのですか?
Q5 HACCPは施設・設備などを改修するハードの対策ですか?
Q6 HACCPとISO 9001とはどんな関係ですか?
Q7 HACCPは国際的に定まった一つの規格ですか?
Q8 国際的に基本となるHACCPはないのですか?
Q9 ISO 15161という規格はどのようなものですか?
Q10 ISO 20543という規格はどのようなものですか?
Q11 ISO 20543という規格を聞いたことがあるのですが。
Q12 ISO 22000の対象業種は?
Q13 ISO 22000の章構成はどうなっていますか?
Q14 ISO 22000という規格は既にできているのですか?
Q15 ISO 22000に対応するためには、どのような準備がよいのですか?
Q16 ISO 9001+ISO 22000マニュアルの構成はどのようにすればよいのですか?
Q17 ISO 22000の審査は、どのようになされるのですか?
Q18 仕組みつくりにおける食品衛生新5SとISO 22000の関係は?
Q19 企業における仕組みつくりとISO 22000の関係は?
第2章 HACCPの誕生とその問題点
2.1 HACCPの誕生
2.2 O157食中毒によるHACCPの再発見
2.3 HACCPの欠点
2.4 HACCPはISO 9001の部分システム
2.5 いろいろなHACCP
2.6 HACCPシステムの“ゆらぎ”
第3章 ISOとHACCPシステム
3.1 食品産業で必要なISO 9001
3.2 ISO 15161規格:ISO 9001適用の指針
3.3 ISO 22000:HACCPのマネジメントシステム化の規格
3.4 ISO 20543からISO 22000へ
3.5 ISO 22000の対象業種は
3.6 ISO 22000の章構成
3.7 ISO 22000規格化の進行状況
3.8 日本のISO 22000への対応
第4章 ISO 22000システム構築のステップ
4.1 ISO 22000へ向けた準備
4.2 ISO 9001+ISO 22000マニュアル:31000システムマニュアル
4.3 ISO 22000の審査
4.4 企業における仕組みつくりとISO 22000
第5章 ISO 22000−食品安全マニュアルの作り方
5.1 食品安全マネジメントシステム(第4章)
5.2 経営者の責任(第5章)
5.3 資源の運用管理(第6章)
5.4 安全な製品の計画と実現(第7章)
5.5 食品安全マネジメントシステムの検証、妥当性確認、及び改善(第8章)
おわりに


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「食の安心・安全」に関わる取り組みをどうするかといった論議の中で、昨年の9月に制定されたISO22000:2005規格(食品安全マネジメントシステム)が注目を集めています

フードチェーンに関連する組織が消費者への信頼確保のための施策として、ISO22000と如何に関わり、具体的には、どのようにこれを活用していくべきか」を明らかにするという観点から発行された書籍を紹介します。

本書:「よくわかるISO22000の取り方・活かし方」です。
「食の安全・安心への手引き」との副題が付けられてあります。

本書の編著者は、池戸 重信氏で、湯川 剛一郎氏、湯地 和夫氏、日佐 和夫氏の共著で、2006年6月に日刊工業新聞社より発行されています。

本書の「出版にあたって」のところで、以下のようにISO22000に関わる課題について記載されている。

ISO22000を現場的に導入検討するにあたって、ISO9001,HACCP、トレーサビリティ、前提条件プログラム(PRP[GMP:適正製造規範、GAP:適正農業規範、GHP:適正衛生規範など]に対してどうのように対応するか。」

現行の食品衛生法に基づく総合衛生管理製造過程の承認制度、EUのGAP、一部の各都道府県が実施しているHACCPを中心としたトレーサビリティを含めた食の安心・安全に関する認証制度、さらには、西オーストラリア政府が構築したSQF 1000及び2000などとの関連。」

本書の序論に続く、第1編の第1章、第2章で、ISO22000の位置づけをどう見るべきかとの視点から上記の課題も含めて概観されています。

第3章では、ISO22000規格の概要として、ISO22000規格の解説ならびに関連規格のISO/TS22004,22003、22005のガイドライン規格についても触れた上で、ISO22000の活用メリットを説明しています。

第4,5,6章では、ISO22000以外の食品関連規格や、その他の国際法規、我が国の認証制度について解説されています。

第2編で、ISO22000規格導入の手引きとして、リスクアセスメント手法及び食品安全・品質マニュアルの作成事例について詳細に解説がされます。

また第3編では、ISO22000におけるPRP(前提条件プログラム:一般的衛生管理プログラム)についてのフードチェーンにおける各分野毎の解説,GHP、GRPなどについて解説されています。

また第4編では、食品トレーサビリティの取り組みについて詳しく解説しています。

第5編は、ケーススタディ(事例研究)として、腐敗・変敗から見たケーススタディなどが微生物危害のハザード分析力量向上の観点から解説されています。

以上のように本書では、フードチェーンに関連する企業・組織が消費者への信頼確保のための施策として、ISO22000をいかに認証取得し、現場でどのように活用していくべきかをわかりやすく解説しています

よくわかるISO22000の取り方・活かし方―食の安全・安心への手引き
日刊工業新聞社
池戸 重信(著)湯地 和夫(著)湯川 剛一郎(著)日佐 和夫(著)
発売日:2006-06
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:243988

なお本書の目次は、以下の内容です。

【序論】人間と食べ物との関係に対する再認識
フードチェーン全体を意識しての消費者との乖離の是正
食品の安全性管理技術・制度の変遷と現状
ISO22000の位置付けと果たす役割
ISO22000の活用法
【第1編】ISO22000の国際標準化動向
 第1章「わが国の食品安全性確保制度と国際標準化の動向」
  第2章「ISOおよび食品関連規格の認証」
  第3章「食品マネジメントシステム(ISO22000:2005)規格の概要」
  第4章「ISO22000以外の食品関連国際規格の概要」
  第5章「ISO(国際標準化機構)とその他の国際法規などについて」
  第6章「わが国の認証制度」
【第2編】ISO22000規格導入の手引き
 第1章「食品安全マネジメントとは」
  第2章「ISO22000規格要求事項の構成および内容」
【第3編】ISO22000におけるPRPの具体的取り組みの指針
 第1章「ISO22000導入におけるPRPの概要と位置づけ」
  第2章「一般的衛生管理プログラム」
  第3章「PRPとしての洗浄・殺菌の実際:適正衛生規範(GHP)」
  第4章「農業分野におけるPRP:適正農業規範(GAP)」
  第5章「水産物・畜産物におけるPRP」
  第6章「製造・加工における PRP」
  第7章「流通におけるPRP」
【第4編】食品トレーサビリティ
 第1章「手法としてのトレーサビリティ」
  第2章「食品トレーサビリティの規格化の動き」
  第3章「食品トレーサビリティシステム導入における留意事項」
  第4章「食品トレーサビリティシステム導入の進め方」
【第5編】ケーススタディ(事例研究)
 第1章「ケーススタディの背景」
  第2章「ケーススタディによる教育的意義」
  第3章「過去の経験から見た現在への問題解決のヒント」
  第4章「腐敗・変敗から見たケーススタディ」
  第5章「食中毒事例から見たケーススタディ」


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