David Hoyle氏は、30年以上に及ぶ品質管理の経験を持った、イギリスのIQA(Institute of Quality Assurance )の研究員で、公認品質協会名誉会員でもあり、王立航空協会のメンバーで、国際企業のQMSの上級職を歴任し、経営コンサルタントとして多くの企業で品質改善プログラムに携わってきた経歴の人物。


これまでにも、ベストセラーとなった以下のような本が邦訳され発行されています。



そのDavid Hoyle氏により2006年にオランダのELSEVIER社から発行された最新の書籍で品質活動の歴史、及び品質に関する基本的な考え方を中心に、組織がISO9000規格を参考に品質マネジメントシステムを構築する際に、考慮しなければならない重要な概念や考え方について解説している本を紹介します。


品質マネジメントの信条の背景にある概念、原則、考え方、さらにその実践方法などを丁寧に解説しています


本書:「品質マネジメントの核心」です。


本書は、著者:David Hoyle 氏の原著:「Quality Management Essentials」をISO/TC176エキスパートである住本 守 氏の監訳、ならびに角田 陽子さんの翻訳にて、2008年7月に日本規格協会から発行されています。


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


「ISO 9000の有効性を高め、

更なる品質を達成する。

ISO/TC176エキスパートによる監訳と
読者の理解を深める訳注を収録!


また本書の表紙の折返し部には、本書のポイントについて以下のように記述しています。


  • 品質マネジメントの要点を即座に捉え、また単純なものから複雑なものまで多岐にわたる状況で成功を収めるための品質マネジメント原則の適用方法を理解できる。
  • ケーススタディを通し、品質改善のための論拠をプレゼンテーションする方法が学べる
  • 品質達成の運営管理という課題を担う人々のためのチェックリスト、ヒント、助言が満載。

また本書の「監訳にあたって」において、監訳者は、本書の意義に関連してこれまでのISO9000の規格関連の書籍は、ISO 9001の要求事項の説明に終始していて、適合性評価の側面には参考になっても、組織目的の達成に貢献する品質マネジメントシステムを構築する際に参考となるものは、限られているとの述べた上で、「本書は、品質活動の歴史、及び品質に関する基本的な考え方を中心に、組織がISO 9000規格を参考に品質マネジメントシステムを構築する際に、考慮しなければならない多くの重要な概念や考え方を紹介している。書かれていることすべてが必ずしも日本で適用できるわけではないが、より有効な品質マネジメントシステムの構築を目指し、該当する項目を組織の実情に当てはめて再検討することで、新しい第一歩が見えてくると信じる。」と述べています。


本書は、7章から構成されています。
各章の終わりには、まとめがあってその章の概要が要約されています。
第1章から第3章、品質マネジメントシステムに関する基本的な概念の認識のための解説。第4章から第6章では、品質を運営管理する二つの異なるアプローチをターゲットとした解説という構成になっています。


付録Aでは、「考えるヒント」として本書のレビューの相当するような品質について考えるための36項目の文が掲載されています。また付録Bとして品質マネジメント分野で特別な意味を持つ用語や共通語についての簡単な用語解説が添付されています。各章の解説に対する参考文献も充実した内容になっています。さらに本書の要部には、脚注のアンダーラインがあり、読者の理解が深まるように巻末の訳注で監訳者により詳細に解説されています。


各章の概要は以下の構成です。


第1章では、「品質についての概論」
として、品質に関連する概念や原則について概観しています。品質の意味、関連性、広がり、「品質とは、利害関係者のニーズを満たすこと」、利害関係者とは何か、利害関係者のニーズの内容も掘り下げています。また品質の定義について整理した上で、品質の特性について、ビジネス品質、製品品質、組織品質などの側面及びその相互関係について考察しています。


第2章では、「品質の達成, 維持及び改善」
として、品質マネジメントが、ゴールマネジメント(ゴールの達成に導くモデル及び技法)又はリスクマネジメント(失敗の回避に役立つモデル及び技法)かとの論を述べた上で、品質マネジメントの8つの原則について詳解しています。また品質マネジメントの4本柱とする品質計画(QP)、品質管理(QC)、品質改善(QI)、品質保証(QA)の要素と基本原則について、ばらつきの研究ならびにシックスシグマ手法も交えて解説しています。


第3章では、「システムアプローチ」
として、システム思考とはどのようなものかからはじまり、システム、マネジメントシステムの定義、複数のマネジメントシステムを持つ組織における品質マネジメントの位置づけについて考察しています。また品質マネジメントシステムにおけるシステムの適用範囲、システムの設計、統合マネジメントなどについての考え方等を俯瞰的に論じています。


第4章では、「ISO 9000を用いて品質を運営管理する」
として、ISO 9000について、これをどのように活用するかの観点から、ISO 9000を裏打ちする規格に照らした検査との概念をめぐる慣例等で歴史的視点を振り返り、規格の成立から進化の状況から、マネジメントシステム規格の目的及び意図、適合性、品質保証などの概念を整理し、ISO 9000の概念などを詳解しています。さらにISO 9000ファミリーについて、規格の概要からどのように連携して働くかといった相互関係などを解説しています。そして、ISO 9001:2000規格について、「経営者の責任」、「資源の運用管理」、「製品実現」、「測定、分析及び改善」の括りでの要求事項とそれらの関連づけなどISO 9000を用いて品質の達成をどのように運営管理していくかとの概説があり、さらに、ISO 9004:2000の推奨事項を取り入れてのエクセレンスモデルへの発展にも言及しています。


第5章では、「ISO 9000によって品質をどのように考えるか」
として、ISO 9000、品質マネジメント、認証、ISO 9000はなぜ大事なことから目をそらせたか、レビュー、検査、監査ではどう考えるか、ISO 9000ファミリーに対する誤った認識などISO 9000にまつわる混乱や問題点などを論じた上で、ISO 9000によって品質をどのように考えるかを論じています。


第6章では、「プロセスアプローチを用いて品質を運営管理する」
として、前章で論じたISO 9000にまつわる混乱の状況から逃れることができるのが、品質への運営管理のプロセスマネジメントであるとして、プロセスマネジメントの一般理念から、プロセスの特徴、プロセスに基づくマネジメントシステムの構築について詳解しています。ゴール 、市場、重要成功要因、戦略に関わる4つの相互につながりのある『ビジネスプロセスを明確にする』(ステップ1)~『システム統合及び承認』(ステップ8)に至るピロセスアプローチを用いて品質を運営管理するための8つのステップを解説しています。またここのまとめでは、プロセスを設計する際の質問集が表にまとめてあり参考になります。


第7章では、「より効果的な品質の運営管理のための論拠を示す」
として、プロセスの改善について、品質管理責任者やマネジメントに関わる異なったプロセスに関わる4人の人物にまつわるケーススタディが紹介され、一個人が変化の必要性を見いだすことの重要性が解説されています。品質の運営管理を変えるために経営者のコミットメントを確保するためのプレゼンが成功するための留意ポイントや関連する手順などが解説されています。


本書では、品質マネジメントに関わる概念等について巧みに一覧表、概念図、スキーム図、モデル図などに図解して分かり易く解説し、品質管理の技法やツールの要点がスッキリと理解できるように配慮されています。


これまでのISO9001等の解説書では、規格の要求事項について解説をするというものが多かったように思いますが、本書は、ISO 9000ファミリー規格の背景にある概念について、原理原則的に、また幅広い観点から論じていて新鮮な視点も紹介され、なかなか魅力的な内容となっているように思います。


本書は、ISO9000の関連知識のブラッシュアップの目的や、ISO 9001を基盤としての発展系としてのTQMへのステップアップにも参考となる情報が満載されています!


品質マネジメントの核心
日本規格協会
角田 陽子(翻訳)
発売日:2008-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:200284

なお本書の概要目次は、以下です。
第1章 品質についての概論
第2章 品質の達成, 維持及び改善
第3章 システムアプローチ
第4章 ISO 9000を用いて品質を運営管理する
第5章 ISO 9000によって品質をどのように考えるか
第6章 プロセスアプローチを用いて品質を運営管理する
第7章 より効果的な品質の運営管理のための論拠を示す
付録A 考えるヒント
付録B 用語解説
参考文献





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  ISO9001の認証を取得したもののなかなか目に見える成果が得られていないなどの問題に対応し、それは、ISO規格を形式的にとらえ、上手く活用できていないためとの観点から、ISO9000:2000年版の内容をわかりやすく解説するとともに、ISOの本来のねらいを理解してISOを活用し、企業経営に役に立つシステムを構築し、運営するための重点ポイントを解説している本を紹介します。

 とくに、ISO9001:2000について企業に役に立つシステムとして構築し運営していくために、具体的になにをすればよいか等ついて、事例をあげて解説しています。

本書:「ISO9000実践的活用」です。

2000年版対応」との副題が付いています。これは、本書の発売されたのが1994年版から2000年版への移行期間にあったためです。

本書は、著者:岩波 好夫氏により、2003年3月に オーム社 より発行されています。

本書の「はしがき」で「ISOを取得したがクレームの削減には至っていない」、「コストダウンの取組が進捗していない」、「ISOは、一度決めたら変更ができないため、時代と合わない」、「ISOの取組のため書類が増えて困る」などの問題について、これらは、ISO自体の本質的な問題ではなく、ISOの趣旨を十分に理解しておらず、ISO規格について形式的に把握して、うまく活用できてないためであるとし、これからの企業の発展において、日本的経営の長所と欧米式の経営手法(ISO9001)とのベストミックスが重要ではないかとした上で、以下のように述べています。

「ISOは、うまく活用することによって、時代のニーズにあった経営手法(マネジメントツール)として利用することができる。

 ISOを企業経営に役立つものにするためには、品質マネジメントシステムの構築と運用について、審査員やコンサルタントの指示に一方的に従うのではなく、企業の皆さん自身がISOの趣旨をよく理解し、改善を進めていくことが必要です。」

強く共感できる言葉です。

本書は、7つの章から構成されています。また各章の終わりには、「ISO9000ファミリー規格」などのトピックスを取り上げ、その概要を解説しています。

1章では、「ISO9000の概要
として、ISOとは何かから始まり、ISO9000の経緯を述べ、審査登録制度についての概要、ISO9001規格の意図していることやその特徴、認証取得に伴うメリットやデメリットなどの概要について解説しています。

2章では、「ISO9000:2000年版改訂のポイント
として、ISO9000ファミリー規格、QMSの8原則、顧客重視・顧客満足、プロセスアプローチ、継続的改善などのISO9001:2000年版改訂に関わる主要なキーワードや考え方について解説しています。

3章では、「ISO9001:2000年版の解説とポイント
として、ISO9001:2000規格の序文、適用範囲から始まり、規格要求事項の内容とそのポイント部について解説しています。また1994年版(第2版)規格からの変更点についても解説し、章の最後で比較表でまとめています。要求事項については、その内容の要約を示した上で、●ポイント解説(ここではフロー図などを用いて解説しています。)、●1994年版からの変更点の順で解説しています。

4章では、「審査登録と2000年版への移行
として、審査登録機関が実施する登録審査、定期審査、更新審査、拡大審査などの審査についての概要と2000年版への移行審査の内容から対応の方法も含めて解説しています。

5章では、「内部監査のポイント
として、内部監査の目的、、計画、実施、フォローアップまでの内部監査の進め方などのポイントについて解説しています。

6章では、「品質マネジメントシステム構築活動のポイント
として、ISO認証取得の準備から、QMSの構築活動について、ISO認証活動の開始からコンサルタントの活用などについてのポイントを解説しています。

7章では、「品質マネジメントシステムのレベルアップ」
として、QMSのレベルアップの方法について、「文書化とPDCA」、「パフォーマンスの改善」、「ISOの適切な理解」などの観点から事例を交えて解説しています。


先にも紹介した「はしがき」で、本書は、以下のような方々にお奨めとしています。本書は、確かにそのような目的に合致した構成に仕上がっていると思います。

  • 経営に役立つQMSの構築を考えている組織の人
  • 現在のQMSを業務に役立つように改善したいと考えている人
  • 内部監査員のレベルアップを図りたい目的の人

ISO9000実践的活用―2000年版対応
オーム社
岩波 好夫(著)
発売日:2003-03
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:569544

なお本書の目次は、以下の内容です。
1章 ISO9000の概要
2章 ISO9000:2000年版改訂のポイント
3章 ISO9001:2000年版の解説とポイント
4章 審査登録と2000年版への移行
5章 内部監査のポイント
6章 品質マネジメントシステム構築活動のポイント
7章 品質マネジメントシステムのレベルアップ

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  『ISO 9000を超えてこそ企業の持続的発展がある』とする超ISO企業シリーズで、とくに以下の3つの視点に立ってその意義と考え方を解説している本を紹介します。

  1. ISO 9001の枠組みの中での有効活用
  2. ISO 9000からTQMへのステップアップ
  3. 競争優位のためのQMS構築

本書:「総論−ISOを超える」です。

本書は、著者:飯塚 悦功先生にて、超ISO企業研究会の編にて、2005年7月に日本規格協会より発行されています。

同社の【 超ISO企業実践シリーズ】の1巻になります。

このシリーズは、自社内に構築されているISOに基づくQMSをいかにして超えるべきかその基本的な事項の解説と、具体的な実践ガイドを提供しているシリーズの一冊です。

すでに4段階のステップアップでQMSの成熟度を上げるISOからTQM総合質経営へのモデルについても2007年5月に書籍が発行され、5月21日付けのこちらのブログでも紹介しています

本書は、そのファーストステップとしての源流の考えを提示した位置づけの本になっています。

本書の「シリーズ発刊にあたって」で、この超ISO企業シリーズの意図するところについて、著者は、以下のように述べています。

「”ISO9000の有効活用”とは、ISO9000を運用する組織にとっての有効活用という意味である。

社会制度としての第三者認証登録制度の有効性を話題にしているわけではない。

本シリーズは、”ISO9000審査における顧客は、要するに私たちだ”と考える普通の方々に読んで頂きたいとおもって企画した。

もとは購入者のためであろうと、適合性評価における基準文書であろうと、とにかく使えるものなら、いやつかわなければならないというのなら、もっぱら自分のために使って、立派な組織にしたいと考えている、ごく常識的な方々に読んでいただければと思っている。

様々な圧力、雑音、誘惑のなかで、視界が開けず迷いつつ前進している方々に、すっきりとした気分になれるような本をお送りしたいと思う。

このため本シリーズでは、”ISO9000を超える”ということの3つの意味をご理解いただき、その上でTQM(総合質経営)への第一歩(TQMへのファーストステップ)を踏み出すことをねらいとして、代表的な経営課題をいくつも取り上げて、その取組みのステップを分かり易く解説する大部でない一連の書籍をお届けする。

さらに近い将来、競争力向上のために品質マネジメントシステムを自律的に改善・改革することができるような解説をお届けしたいと考えている。」


また本書の「まえがき」で本書の位置づけについて以下のようにも述べています。

「本書は、その(ISO9000の理解とそれに基づく実践を基盤として、これを超える方法についての様々なアプローチについて)総論として、そもそも「ISO9000を超える」とは何を意味しているのか、具体的に何をすることがISO9000を超えることになるのか、超えるためには何を理解し、何を実施すればよいのかなどについて、総合的に解説するものである

想定している読者は、いわゆる見識ある方々である、少なくともISO9000について何らかの問題意識を持ち、有効活用のためにどのような工夫がありうるのか、なぜそれが工夫になり得るのか自分でも考えようとしている方々である

(略)

ISO9000という時流に対して、その正体を見極め、品質保証における位置づけを真正面から論じ、その上でISO9000を経営ツールとして戦略的に活用しようとする方々に対し、思考の基礎を与えようとするものである。」

本書は、5つの章と、「ISO9000からTQMのファースト・ステップ発展表」を掲載している付表から構成されています。

第1章では「超ISO企業
として、「超ISO企業とは」、『ISO9000を適用していて、ISO9000のレベルを超えるQMSを構築・運用して、ビジネスにおいて成功している企業』を意味するとの定義づけからはじまり、ISO9000を超えるとはどういう意味かについて、冒頭に記載した3つの意味が重要な方向性と述べています。

第2章では、「ISO 9000の基礎知識
として規格開発の組織から規格審議のプロセスにはじまり、ISO 9000ファミリー規格、ISO 9001の要求事項の内容、品質マネジメント原則、ISO9000の持つインパクト、QMS審査登録制度などを概観しています。

第3章では、「ISO 9000の有効活用
として、ISO9000の枠組みの中での有効活用のポイントについて、有効活用とは、ISO9000の本質、組織の目的達成のための有効活用などを解説しています。本章の内容は、冒頭のISOを超える第1の意味に対応しています。

第4章では、「ISO 9000からのファースト・ステップ
として、「超ISO企業実践シリーズ」の中核となっているISO9000からTQMへのファーストステップの取組みについて解説しています。本章の内容は、冒頭のISOを超える第2の意味に対応しています。

第5章では、「競争優位のためのQMS構築
として、競争優位の要因にはじまり、その競争優位を実現するためのQMS構築、持続可能な成功のための指針としてのTRQ0005(クォリティマネジメントシステム-持続可能な成長の指針、TRQ0006(クォリティマネジメントシステム-自己評価の指針)の基礎概念の解説、質マネジメント12原則などについて解説しています。

超ISO企業実践シリーズ〈1〉総論 ISOを超える
日本規格協会
飯塚 悦功(著)超ISO企業研究会(編集)
発売日:2005-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:214775

なお本書の目次は、以下の内容です。
シリーズ発刊にあたって
まえがき
第1章 超ISO企業
第2章 ISO 9000の基礎知識
2.1 国際規格の開発
(1) 規格開発の組織
(2) 規格審議のプロセス
2.2 ISO 9000ファミリー規格
(1) QMS規格
(2) ISO 9000ファミリー2000年版
(3) コンシステントペア
2.3 ISO 9001
(1) ISO 9001の要求事項の内容
(2) ISO 9001の理解のために
(3) 品質マネジメント原則
2.4 ISO 9000現象
2.5 QMS審査登録制度
(1) 第三者機関によるQMSの評価
(2) QMS審査登録制度の枠組み
(3) 審査の方法
(4) 審査登録制度が経営に与える影響
第3章 ISO 9000の有効活用
3.1 有効活用とは何か
3.2 ISO 9000の本質の理解
(1) 管理システムの評価
(2) 民間の第三者機関による評価
(3) 適合性評価
(4) 任意の制度
(5) 品質保証+α
(6) 計画どおりの実施
(7) 管理スパンの限定
3.3 組織の目的達成のための有効活用
3.3.1 QMS基盤の確立
(1) 基本動作の徹底
(2) QMSの維持(継続的な見直し)
(3) 外圧の活用
3.3.2 国際的組織への脱皮
(1) QMSの国際モデル
(2) 責任・権限の明確化
(3) 文書によるコミュニケーション
3.3.3 2000年版の特徴の活用
(1) 顧客満足
(2) 継続的改善
(3) プロセスアプローチ
第4章 ISO 9000からのファースト・ステップ
4.1 ISO 9001モデルからのステップアップ
(1) ISO 9000は取ったけれど
(2) ISO 9000の限界
(3) TQMへのステップアップ
4.2 TQM
(1) TQMの全体像
(2) TQMの特徴
(3) ISO 9000からTQMへの道
4.3 ISO 9000からTQMへのステップアップの視点
(1) 品質システムの目的の拡大
(2) 品質活動のレベルアップ
(3) 管理の考え方・方法・システムのレベルアップ
(4) 改善の方法のレベルアップ
4.4 ISO 9000からTQMへの発展モデル
4.5 TQMへのファースト・ステップ
第5章 競争優位のためのQMS構築
5.1 競争優位要因
(1) 成功する組織の共通点
(2) コアコンピタンス
 (3) 競争優位要因
(4) 競争優位要因の例
(5) 二つの企業で
5.2 競争優位を実現するQMSの構築
(1) 競争力という視点での品質の考察
(2) 競争優位のためのQMS構築
5.3 持続可能な成功の指針
(1) 二つのTR(標準報告書)
(2) 持続可能な成功
(3) 事業戦略実現のためのQMSの構築
(4) 質マネジメントの12原則
(5) 価値創出の成熟度レベル
付表 ISO 9000からTQMへのファースト・ステップ発展表

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  こちらのブログでも紹介したISO/TS 16949:2002についての分り易い解説書の「よくわかるISO/TS16949自動車セクター規格のすべて」の著者の長谷川武英氏が世界の自動車メーカーのベンチマークとなっているホンダ品質における取組みを、著者が現場で体験したエピソードを交えて紹介、50のヒントにして一段アップしたQMS改善・運用について語っている本を紹介します。

本書:「目からウロコ!ホンダ流企業品質50のヒント」です。

ISO9000 品質マネジメントの原則の実践」との副題がついています。

本書は、著者:長谷川武英氏にて、2007年3月に日刊工業新聞社より発行されています。

なお長谷川武英氏の経歴等は、元自動車工業会・品質システムWG副主査/海外技術部会メンバー。1970年から28年間本田技研工業蠅砲撞蚕兌膣粥現在は、マネジメントシステムコンサルタント、企業研修講師、JAB(日本適合性認定協会)認定審査員(品質・環境)、IRCA QMS主任審査員、PAC国際相互承認のための登録相互評価員、ASQ(米国品質学会)自動車部門正会員等です。

あとがきにその記述がありますが、本書の当初の企画は、「ISO/TS 16949 自動車セクター規格」の実践のやさしい解説書とのコンセプトとのこと。

しかし折からの製品安全問題:トラック車輪の欠陥再発、食品(洋菓子)のずさんな品質管理、ガス湯沸かし器欠陥の他メーカーへの拡大など社会、消費者に与える問題の重要性に鑑みて。

これらの企業不祥事の再発防止及び社会の持続可能な成長のため、規格個々の要求事項以前に、むしろISO9001やISO/TS16949規格の基礎になっている「品質マネジメントの原則」を実践することの重要性を伝えることが大切であると判断し、その内容を執筆の途中で方向転換されたとのことです。

本書では、著者のホンダでの体験をもとに、品質マネジメントの原則を50のヒントとして語っています。

ヒント1の「企業品質とは」から始まり、ヒント50の「源流改善から「源流強化へ」までの中でイラストを交えて分かり易い文書で、現場での品質マネジメントの実践についてやさしく学べる本となっています。

これもあとがきで著者がヒントの事例についてレビューされていますが、以下のように述べています。

品質マネジメントの原則の中でも、8原則の第1にある「顧客志向」、第2の「リーダーシップ」と第3の「人々の参画」という3つの原則に帰属するものが、企業品質の最も重要な要素であることがよくわかります

その意味ではこれら三つの一つでも欠けていれば、いくらISO9001の品質マネジメントシステムの認証取得をしたとしても本質的には意味がないということです。

 そのことは、ISO9001の認証を得た企業が、顧客を無視した企業活動、経営者の不祥事や無関心、社員の力量不足や無関心などにより衰退していく現状がこれを証明しています。」

 本書では、個々の事例は、「ISO9000品質マネジメントの原則」に関連したヒントとして取り上げられていますが、各ヒントに対応して参考となる「ISO9004:2000:品質マネジメントシステム-パフォーマンス改善の指針」およびISO/TS16949:2002「品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2000適用に関する固有要求事項」を挙げ、その対応を解説しています。

 例えば、ヒント14の「実地テストで確認しろ」では、FMEA(Failure Mode and Effect Analysis:故障モード影響解析)について。

またヒント25の「新製品開発は部門横断アプローチで」では、APQP(Advanced Product Quality Planning:新製品開発の品質計画)に触れて解説しています。

ISO/TS16949:2002規格の要求事項について網羅しているのではなく、断片的に関連を解説しています。

本書と併せてISO/TS16949の対訳本やIATFのガイダンスなどを参照されるのがよいかと思われます。

随所に(有名な「能ある鷹は爪を出せ」、「「過って喜び、売って喜び、造って喜ぶ」、「走りながら考える、転んでどぶに落ちたら這い上がれ」、「成功は99%の失敗の上にできるもの」、「頭を使え、手を使え」)など一部がそのヒントのタイトルにも使われていますが、ホンダ流語録を取り上げています。

hondaiso9000hasegawa .jpg
日刊工業新聞社
長谷川 武英(著)
発売日:2007-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:28924

目次は、省略します。

こちらのブログで紹介していなかった「対訳 ISO/TS16949:2002に対するIATFガイダンス [ポケット版]を紹介します。

このIATFのガイダンスは、自動車分野のセクター規格ISO/TS 16949: 2002 の発行と時を同じくして発行されています。

ISO/TS 16949 の各要求事項に対して必要がある部分について、IATF の公式見解として解説が箇条書きでなされているもので、ISO/TS 16949 の参考文献にもあげられているものです。

こちらガイダンスでは,ISO/TS 16949: 1999 で経験した問題の改善を図り、規格本文に記述された参考例などが、審査の際に要求事項と混同されないよう、今回の規格改正では、参考例は、すべて規格本文から切り離して本ガイダンスに集約されています。

IATFTS16949guidance.jpg
日本規格協会
ISO TS16949自動車セクター規格WG(翻訳)日本自動車工業会(翻訳)自工会=(翻訳)
発売日:2002-10
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:19249

なおこちらは、IATFガイダンスの目次です。
1. 適用範囲(一般・適用)
2. 引用規格
3. 定義
4.1 一般要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
5.1 経営者のコミットメント
5.2 顧客重視
5.3 品質方針
5.4 計画
5.5 責任, 権限及びコミュニケーション
5.6 マネジメントレビュー
6.1 資源の提供
6.2.1 一般
6.3 インフラストラクチャー
6.4 作業環境
7.1 製品実現の計画−参考
7.2.1 製品に関連する要求事項の明確化
7.3 設計・開発
7.4.1 購買プロセス
7.5.1 製造及びサービス提供の管理
7.6 監視機器及び測定機器の管理
8.1 一般
8.2.1 顧客満足
8.3 不適合製品の管理
8.4 データの分析
8.5.1 継続的改善
事前評価ワークシート−サイト審査の前に審査登録機関に提出される情報

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   「ISO9000を超える」をテーマにISO9001にTQMという視点を加味することによって経営課題の解決に挑戦するプロセスを解説しているのが超ISO企業実践シリーズになりますが、本日は、その8巻を紹介します。

 ここで経営課題として取り上げられているのは『人を育てたい』というテーマで、ある中小企業が、この人を育てるという課題をどのようにとらえ、挑戦し、克服したか、そのプロセスを中小建設業を舞台とした事例ストーリーとして解説されている本を紹介します。

本書:「経営課題−人を育てたい」です。

本書は、超ISO企業研究会 編、村川 賢司氏著にて、2005年7月に日本規格協会より 超ISO企業実践シリーズの8巻として発行されています。

本書の帯には、このシリーズについて以下のように紹介しています。

「TQMへのファーストステップ

ISO9000を超えてこそ

企業の持続的発展がある!

「”ISOは超えるためにある”
 …とまで言わないが、」

「ISOに限定されずに、また振り回されずに、自社の強みになるようISOを発展させ、上手にカスタマイズし活用することによって、企業の持続的発展につながる。自社内に構築されているISOい基づくQMSをいかにして超えるべきか、本シリーズで解説する。
ISOの認証を取得したが、目に見える効果がない、役に立っていないなど、ISOに限界を感じている経営者・管理者必読のシリーズ、遂に発刊!


本書の舞台は、人口約25万人の地方都市の蠑寺工務店という従業員150名で年間売上170億円の中規模建設業(総合建設業だが、土木よりも建築物を主体とした工事施行を請け負っている会社で、設計部門を持たない創業55周年の優良企業を舞台にストーリーが展開される。

主要な登場人物は、以下の通り。

  • 飯島先生:TQMとISO9001に基づくQMSに精通した専門家
  • 小寺会長:二代目
  • 小寺社長:三代目、超ISO企業への推進総責任者で人材育成委員会委員長に自ら就任
  • 青木取締役工事部長:TQMとISO9001に基づくQMSの管理責任者
  • 村上総務・人事部長:人材育成推進事務局長
  • 石原工事課長
  • 鈴木主任:人材育成推進事務局

本書は、プロローグとエピローグと4つの章から構成されています。


 プロローグでは、この蠑寺工務店の生い立ちから、経営の姿勢、関係役員の思い、業務概要などのプロフィールを紹介するともにISO9001とのかかわりについてまとめてあります。

 第1章では、「経営課題の整理と課題解決の方向づけ」と題して蠑寺工務店の抱える経営課題を強み・課題などの分析の結果、最重要課題として「人を育てる」に絞り込まれる過程が描かれています。

 第2章では、「人を育てるための実践事項」として、以下の5つのステップにわけ、ステップごとの重要な取り組みが解説されています。(1)力量を明確化し,教育・訓練を実施する。(2)責任・権限を明確化し,なし遂げる喜びを体験させる。(3)方針を設定・展開し,経営への人々の参画を促す。(4)固有技術及び品質管理実践の力量を高める。(5)力量を認知し,力量を高める機会を作る。

 第3章では、「各階層の役割」として、人を育てるための前記の5つのステップを進める上で各階層(経営者、管理者、現場第一線)がそれぞれ果たすべき役割について整理されます。

 第4章では、「小寺工務店“人材育成”を実践する−超ISO企業への人を育てる道のり」として2章、3章の内容を総合して組織がどのようにして5つのステップを実践していったのかについて具体的に解説されます。

エピローグでは、この一連の取り組みが総括され、ポイントが整理されると共に今後の展望が解説されています。

 品質は、人質とも言います。一朝一夕にいかないのが人材の育成。

本書は、建設業を舞台に展開されてはいますが、ここで示されている考え方や実践のプロセスは普遍的な内容で人を育てるという課題をどのようにとらえ、挑戦し、克服したか、そのプロセスは大いに参考になると思います。

超ISO企業実践シリーズ〈8〉経営課題 人を育てたい
日本規格協会
村川 賢司(著)超ISO企業研究会(編集)
発売日:2005-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:55592

なお本書の目次は、以下の内容です。
プロローグ
はじめに
小寺工務店と登場人物の紹介
社長の抱える悩み
 (1) 設立55周年記念パーティ
 (2) 幹部会の話題
 (3) 中小企業のためのISO 9000セミナー
 (4) ISO 9000セミナーを振り返る
 (5) 社長の決意

第1章 経営課題の整理と課題解決の方向づけ
1.1 飯島先生の招聘
1.2 懇談の結果
 (1) 強み
 (2) 課題
 (3) 人材育成における課題の整理
 (4) 人を育てるための五つのステップ
第2章 人を育てるための実践事項
ステップ 1
2.1 力量を明確化し,教育・訓練を実施する
 (1) 組織の価値実現のための業務遂行に必要な力量を整理する
 (2) 組織の人々が現実にもっている力量を把握する
 (3) 教育・訓練の計画を立案,実施し,その有効性及び効率を評価する
 (4) TQM発展へのファースト・ステップを実施できる力量を明確化し,継続的に養う
ステップ 2
2.2 責任・権限を明確化し,なし遂げる喜びを体験させる
 (1) 責任・権限を明確化し,組織全体へ周知する
 (2) トップマネジメントがリーダーシップを発揮し,働きがいを高める
ステップ 3
2.3 方針を設定・展開し,経営への人々の参画を促す
 (1) 人材育成に関する方針を明確化し,組織全体へ展開する
 (2) トップマネジメントは人々の参画を促進する
ステップ 4
2.4 固有技術及び品質管理実践の力量を高める
 (1) 固有技術を研鑚して高めることを重視する
 (2) 科学的な方法を活用し継続的改善を進め,プロセスの有効性と効率を高める
ステップ 5
2.5 力量を認知し,力量を高める機会を作る
 (1) 内部コミュニケーションの仕組みを確立し,士気を高める
 (2) トップマネジメントと組織の人々の間で,双方向の積極的なコミュニケーションを行う
第3章 各階層の役割
3.1 経営者の役割
3.2 管理者の役割
3.3 現場第一線の役割
第4章 小寺工務店“人材育成”を実践する−超ISO企業への人を育てる道のり
4.1 超ISOとTQMのコンセプトの習得
4.2 人材育成の推進計画
4.3 人材育成委員会
4.4 人を育てるための五つのステップの実践
 (1) ステップ 1:力量を明確化し,教育・訓練を実施する
 (2) ステップ 2:責任・権限を明確化し,なし遂げる喜びを体験させる
 (3) ステップ 3:方針を設定・展開し,経営への人々の参画を促す
 (4) ステップ 4:固有技術及び品質管理実践の力量を高める
 (5) ステップ 5:力量を認知し,力量を高める機会を作る
エピローグ


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 「品質管理」という用語は、ISO9000:2005(JISQ9000:2006)規格では、以下のように定義されています。

品質要求事項を満たすことに焦点を合わせた品質マネジメントの一部」(3.2.10項)

 さてISO9000シリーズとの関係も含めて、品質管理の基本を重視し、とくに入門者のために、手法的な基本を図解でわかりやすく解説している本を紹介します。

本書:「品質管理がわかる本」です。

本書は、著者:佃 律志 にて、1999年の8月に日本能率協会マネジメントセンターより発行されています。本書は、現在まで継続的に増刷されています。

日本能率協会マネジメントセンターで発行している『実務入門』シリーズの一冊になります。

本書の表紙の帯には、以下のことが書かれてあります。

品質向上のための基礎と

不良退治など

問題解決力が身につく本

また表紙の折り返し部には、『本書の特長』として以下の点があげられています。

  • 品質管理の基礎が身につく

  • 統計処理など技術的なことがよくわかる

  • 不良対策の力がつく

  • ISO9000との関係がはっきりする

  • グループ活動の活性化に役立つ

本書の「まえがき」で筆者は、本書で意図している事柄について、以下のように述べています。

「品質管理の基本的なことを理解したいという読者のために、専門的なむずかしい話はなるべき抜きにして書いてみたのが本書です。
(略)
 このごろ少し心配になってきたのは、現場の人たちが品質管理の基本を余りよく理解していないということです。3σ(サンシグマ)の意味もよくわかっていない人にしばしば遭遇するのです。
 ところが現場で起こっている品質問題には、以前よりもむずかしいものが多くなっているのです。とくに不良は、QCサークルではちょっと解決はムリだろうなというものが増えてきています。
 工場がそんな状況なのに、品質管理の基本をおろそかにしている人たちが製造に関わっていたら、心配になるのは当然でしょう。
 そんなわけで、基礎的なことだけは理解してもらおうと、本書をまとめてみました。私はけっして高度なテクニックを身につけろといっているのではありません。むしろシンプルな考え方を本書では強調しています。
(略)
 私が皆さんに最も勧めたいのは「現場主義QC」です。これは問題が起こっている現場をよく観察し、何がバラついているかを突き止めようということです。「不良の正体はバラツキ」だからです。あえていえば、これが本書の結論といってもいいでしょう。」


本書は、8つの章から構成されています。見開きの2ページで1項目のテーマを取り上げ、右側のページがその解説の本文が、また左側のぺーじがイラストなどの図表がその解説を補足する内容で構成されています。

第1章では、「品質管理の目的と必要性―企業の何が良くなるのか」として、品質管理と経営、品質とコストダウン、品質と生産性向上、さらにはISO9000との関係やTQCとの関係など品質管理が企業経営にどのようなインパクトを持つかを総括しています。

第2章では、「品質管理活動の基本―品質とは、管理とは」として、ここでは、品質の定義やQC(品質管)とQA(品質保証)との違い、関連用語、TPM(Total Productive Maintaitenance)の概念の解説などがされます。

第3章では、「TQCの基本―小集団活動を中心に」として、QCサークル活動を中心とした小集団活動成功のポイントなどを解説しています。

第4章では、「統計的品質管理の考え方―やさしい統計理論」として、統計の基礎から、標準偏差、正規分布、3σ、信頼度と信頼区間、実験計画法などについて解説しています。

第5章では、「検査の考え方―不良をチェックするしくみ」として、検査、その種類、抜取検査、OC曲線、官能検査、検査実施上の着眼点などについて解説しています。

第6章では、「品質問題の解決手順―不良退治を中心に」として、問題解決の定石、原因究明の方法・手順、対策立案・実施の着眼点、標準化、ポカヨケの考え方などについて解説しています。

第7章では、「品質問題の解決手法―QC7つ道具を中心に」として、「グラフ」、「チェックシート」、「パレート図」、「特性要因図」、「散布図」、「ヒストグラム」、「層別」、「管理図」を取り上げその使い方や活用方法などをわかりやすく解説しています。

第8章では、「不良対策の着眼点―現場主義QCとは」として、不良退治の着眼点、IE手法、VE/VA手法の考え方、5Sの実施などについて解説しています。

品質管理がわかる本
日本能率協会マネジメントセンター
佃 律志(著)
発売日:1998-08
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:68135
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 よくわかる入門書

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 品質管理の目的と必要性―企業の何が良くなるのか
第2章 品質管理活動の基本―品質とは、管理とは
第3章 TQCの基本―小集団活動を中心に
第4章 統計的品質管理の考え方―やさしい統計理論
第5章 検査の考え方―不良をチェックするしくみ
第6章 品質問題の解決手順―不良退治を中心に
第7章 品質問題の解決手法―QC7つ道具を中心に
第8章 不良対策の着眼点―現場主義QCとは


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 ISO9001の認証登録を進められる組織にとって高い関心をもっておられることは、審査登録のためにどんな準備をしておくことが必要か、或いは登録審査の際に、審査員からどのような質問を受け、どのように対応したらよいのかと言う点にあるかと思われます。

本日は、上記のような観点を中心にして、審査登録制度の概要から、ISO9001:2000規格の要求事項、受審活動の推進と審査の受け方などについてQ&Aで解説している書籍を紹介します。

本書:「ISO9000(2000年版)Q&A集」です。

本書は、藤井啓二 氏、青木 昭氏著、細谷克也氏編著で2001年12月に日科技連出版社から発行されています。

本書は、同社の「すぐできるISO9000ファミリー」の第5巻になります。

なおISO9001規格の第二版(1994年版)に対応していた前著では、タイトルは、ずばり「品質システム審査登録Q&A」となっていました。

本書の表紙の折り返し部分には、以下のような内容が書かれてあります。

本書は、『ISO9000(2000年版)Q&A集』である。

ISO9000ファミリー規格による審査登録活動の中で出てくるさまざまな疑問を取り上げ、ズバリQ&A形式で、実例をあげて丁寧に回答してある。

質問項目は、審査登録制度、ISO9001規格の要求事項の解釈、受審活動の推進、登録後の維持活動から移行審査まで取り上げてあるので、審査登録活動に役立つ

なお本書は、現在では、第二版からの移行は、不要となっていますが、2001年に出版された背景から、2003年12月に完了した移行審査への対応も一応含まれています。

本書の構成は、以下の5つのポイントから構成されています。
ISO9000ファミリー規格と審査登録ISO9001要求事項の理解と実施、受審活動の推進と受審方法、審査登録後の維持活動、ィ隠坑坑看版から2000年版への移行審査

本書は、“ここまでやれば認証取得ができる”をターゲットとして、各ポイントについてQ&A形式で、多くの事例を織り込んだ図表に基づいて、わかりやすく解説しています

説明の中では、多くの帳票事例なども取り上げられているので、自社のQMSで用いている記録様式の見直しにも、参考になるかと思われます。

ISO9000(2000年版)Q&A集―2000年改訂版対応
日科技連出版社
細谷 克也(著)
発売日:2001-12
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:447882

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 審査登録制度に関するQ&A
第2章 ISO9001要求事項に関するQ&A
第3章 受審活動の推進と審査の受け方に関するQ&A
第4章 登録後の維持活動に関するQ&A
第5章 移行審査に関するQ&A


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ISO9001:2000の適用範囲において以下のように書かれてあります。

「この規格は、次の二つの事項に該当する組織に対して、品質マネジメントシステムに関する要求事項を規定するものである。
a)顧客要求事項及び適用される規制要求事項を満たした製品を一貫して提供する能力をもつことを実証する必要がある場合。
b)品質マネジメントシステムの継続的改善のプロセスを含むシステムの効果的な運用、並びに顧客要求事項及び適用される規制要求事項への適合の保証を通して、顧客満足の向上を目指す場合。」


不易流行との言葉があります。松尾芭蕉が『奥の細道』の旅の間に体得したとされる概念です。

不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」即ち「不変の真理を知らなければ基礎が、確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない。」との概念です。

QMSにおいて意図した成果を出すために、改めてQMSについての不易流行を考えてみることは意義があると思われます。

QMSの要求事項を不易とすれば、時代的要求にマッチした自社の戦略とも言うべき流行とを矛盾無く合体させて運用することは、難しそうに思われますが、QMSを経営的に生かしきるキーポイントかと思われます。

QMSの基本について、組織全員で、今一度、レビューしてみる上でISO9000の肝の部分をやさしく解説している本を紹介します。

本書:「ISO9000入門」です。

本書は、著者:上月 宏司氏と井上 道也氏の共著で、2002年3月に日本規格協会から発行されています。

同社の「やさしいシリーズの1」になります。

本書は、若い世代からトップまでのISO9000のガイドブックとして、ISO9001の導入段階の組織で教育用のテキストとして良く活用されていたものです。

本書の『プロローグ』で、本書の目的に関して以下のように書かれてあります。

「創業からの頑張りで業績が落ち着いてくると、経営者から一般従業員に至るまで、創業期のような活力を失って慢心に侵されはじめます。 
  (略)
慢心は、人の心の問題です。心の問題だからどうすることもできない。と諦めてしまうことも多いようです。
  (略)
最善の処方箋は、企業のあらゆる構成員が顧客に心を向けることなのです。
  (略)
従業員の一人ひとりに至るまで顧客志向の意識を持たせるには、どうすればよいのでしょうか?
応えは,ISO9001という国際規格にあります。
  (略)
本書は、若い世代の皆さんがはじめて読んでもわかるように、イラストを多く取り入れ、社内教育用にも使用しやすいようにまとめました。さらに企業トップの方々にもISO9001の真髄を理解していただくためにわかりやすく解説したものです。」

ISO9000入門
日本規格協会
上月 宏司(著)井上 道也(著)
発売日:2002-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:288934
おすすめ度:3.0
おすすめ度3 ISOって何?

なお本書の目次は、以下の内容です。
1章 ISO9000ファミリー規格を学ぶ前に
2章 ISO9000って何?
   1. ISO9000の誕生
   2. ISO9000ファミリー規格の全体構成
   3. 品質マネジメントシステムとは
   4. ISO9001は何を要求している
   5. 文書化とは
   6. 内部監査と審査登録制度
3章 ISO9000と日常の活動の関係
4章 ISO9000の導入の成果と注意点
5章 ISO9001導入で知っておきたいこと
6章 取り組みがよかった企業、上手に導入できなかった企業
7章 まとめ


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我が国のものづくりを支えてきたのが、全社で製品の品質向上に取り組むTQM(Total Quality Management:総合的品質管理)。

TQMは、組織全体で製品の品質、サービスの質を向上させる活動です

このTQMの全貌を,予備知識なしで読めることを意図した入門書を紹介します。

本書:「日経文庫 TQM 品質管理入門」です。

本書は、著者:山田 秀先生で、2006年1月に日本経済新聞社より、日経文庫として発行されています。

先にこちらのブログで紹介した「品質管理のためのカイゼン入門 」と同じ著者です。

本書の帯には、以下のように書かれてあります。

クオリティー向上こそ競争力の源泉!

日本のもの造りを支える基本知識

品質管理活動の基本的な考え方、具体的な推進方法など、TQM(総合的品質管理)の全体像をコンパクトに解説。」

また本書の「はじめに」の項で、本書の意図について、要約すると「顧客が求める品質は変化しています。本書は、そうした環境変化を踏まえて「品質とは」から説き起こし、継続的に活動を進める行動指針、個々のプロセスと組織全体を改善する方法まで、 TQMの幅広い全体像を体系的に紹介します。
 TQMについて、最近の話題も含めたコンパクトな入門書として、TQMの幅広い内容をカバーし、歴史的変遷、ISO9000やシックスシグマなど最近の話題を解説することで、品質・質の良い製品・サービスの実現に必要な活動を把握して貰う」と説明しています。

また本書のカバーの折り返しには、以下のことが書かれてあります。

  • 日本のもの造りを支えてきたのは、組織が一丸となって製品・サービスの品質向上に取り組むTQM(総合的品質管理)です。
  • 顧客が求める品質は変化しています。本書は、そうした環境変化を踏まえて「品質とは」から説き起こし、継続的に活動を進める行動指針、個々のプロセスと組織全体を改善する方法まで、TQMの幅広い全体像を体系的に紹介します。
  • 製造業だけでなく、サービス業での活用も意識して解説しました。
  • ISO 9000やシックスシグマなど、関連する最近の話題も取り上げています。
TQM 品質管理入門
日本経済新聞社
山田 秀(著)
発売日:2006-01
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:95563

本書は、後述の目次の通り、6つの章から構成されています。

1章では、「TQMとは、どんなものかからその歴史的な変遷」が紹介され、また本書の構成についての解説もあります。

2章では、「TQMの行動指針と基本的な考え方」が解説されます。

3章では、「個々のプロセスでの実践ツール」が解説されます。

4章では、「組織全体の推進ツール」が解説されます。

5章では、「研究開発、企画、設計、生産・提供、流通などそれぞれの段階のTQMの要点」について解説されます。

6章では、「ISO9000、シックスシグマなどとTQMを実践する風土・文化」について解説がされます。

なお目次は、以下の内容です。
 
[I] TQMとは
 1 TQMのねらい
 2 品質・質(Quality)とは
 3 管理(Management)とは
 4 「総合的(Total)」な活動がなぜ必要か
 5 TQMの歴史的変遷  
 6 TQMの要素と本書の構成
[II] TQMを支える行動指針と基本的考え方
 1 PDCAと継続的改善
 2 プロセスで作りこむ
 3 応急対策と再発防止策
 4 データで語る
[III] 個々のプロセスをレベルアップする方法
 1 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
 2 標準化
 3 改善のステップ
 4 改善のための手法
[IV] 組織全体をレベルアップする方法
 1 総合的に進めるための要点
 2 QCサークル・プロジェクトチーム
 3 方針管理
 4 日常管理
 5 機能別管理  
 6  トップ診断
[V] 各段階でのTQMのポイント
 1 品質保証体系の整備
 2 研究開発・企画段階
 3 設計段階
 4 生産準備・購買管理段階
 5 生産・サービス提供段階  
 6 営業段階
 7  在庫・流通段階
[VI] TQMのモデルとその効果的な活用
 1 ISO9000ファミリー規格
 2 デミング賞
 3 マルコム・ボルドリッジ国家品質賞
 4 シックスシグマ
 5 TQMのエッセンスとモデルの活用  
 6  TQMで目指す文化・風土
 7  TQM導入のポイント
おわりに


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故障モード影響解析FMEA)の目的は、問題が発生する前にプロセス及び製品の問題を予防することにあります
故障モード影響解析FMEA)とは、製品及びプロセスについての問題が発生する前に、問題を識別し、予防する体系的な方法になります。以下のような要領で実施します。

・設計及び工程の潜在的な故障を特定し、予測し、格付けし、評価します。
・潜在的な故障が発生する可能性を除去するか、発生頻度を低くするか、検知能力を上げて発生の可能性を少なくします。
・プロセスをワークシート化して、対策も含めての一連の活動に用いる。

故障モード影響解析FMEA:Failure Mode and Effect Analysis)は、米国軍用規格MIL-P-1629(Procedure for Performing a Failure Mode,Effects and Critical Analysis)として1949年意発行されたのが始まりとのことで、1960年代の半ばから航空機産業の開発に採用され、さらにQS-9000の供給者に対する要求事項(ISO/TS16949にも引き継がれ)に取り込まれ自動車業界から製造業まで広く活用されてきています。

QS-9000では、自動車業界の部品供給者に対して、製品/設計およびプロセスのFMEAを実施して不具合の発生する前にそれらを除く努力をするよう要求しています。

FMEAについての全体像を解説している書籍を紹介します。

本書:「FMEAの基礎故障モード影響解析」です。

本書は、Robin E. Mcdermott, Raymond J. Mikulak, Michael R. Beauregard 著、今井 義男氏訳で、2003年11月に日本規格協会より発行されています。

本書は、10章からなりますが、
第1章と第2章で,FMEAの歴史及びFMEAを実行するとどんな効果が見込めるかを事例に基づき説明しています。
第3章と付属書5で、ISO9001及びQS-9000FMEAの関係が述べられています。
第4章では、コーヒーメーカーの事例についてのFMEAの手順が解説されています。
第5章及び第6章で、FMEAのためのチーム編成と、その運用に関わるノウハウが示されています。第7章では、FMEAが対象とする製品/設計とプロセスの違いについて説明されています。
第8章及び第9章では、FMEAを実施する10段階のステップについて詳しく解説され、家庭用消火器を対象に10のステップが具体的に解説されています。
第10章では、FMEAの対象となる分野の説明があります。

本書の帯には、ISO9000、QS-9000関連、「リスクマネジメント」と「顧客満足のための」必読書と書かれてあります。

FMEAの基礎―故障モード影響解析
日本規格協会
Robin E. Mcdermott(著)Michael R. Beauregard(著)Raymond J. Mikulak(著)今井 義男(翻訳)
発売日:2003-11
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:55322
おすすめ度:3.0
おすすめ度2 基礎ではないですね。
おすすめ度4 読むのに頭が疲れました

なお本書の目次は、以下の内容となっています。
はじめに
第1章 FMEAとは?
第2章 FMEAの目的は?
第3章 ISO 9000,QS-9000及びFMEA
第4章 FMEAの手順
第5章 FMEAチーム
第6章 FMEAチームの裁量権の限界
第7章 製品/設計FMEAに対するプロセスFMEA
第8章 FMEAにおける10のステップ
第9章 FMEAのケーススタディ
第10章 FMEAをいつどの分野で使用すべきか
附属書1:プロセスフローチャートの作成
附属書2:ブレインストーミング
附属書3:厳しさ、発生頻度、及び検出可能性評価についてコンセンサスに達する
附属書4:プロセスを改善する技法
附属書5:QS-9000のFMEAについての要求事項
FMEAの用語集


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