QC七つ道具パレート図、特性要因図、ヒストグラム、グラフ、チェックシート、散布図、管理図)は、品質管理等の部門のみならず、企業内の製造、技術、営業、総務といった各種の職場で役立つ統計的な手法になります。

Excelに組み込まれている表計算、グラフ機能、図形機能、関数、分析ツール、ビボットテーブルなどを活用して、QC七つ道具を作る手順を以下のような職場での活用場面を想定しながら図解で解説している入門書を紹介します。

  • 製造部:不良品の項目別パレート図を書いて重要問題を抽出
  • 食品販売部:野菜サラダの売り上げが伸び悩んでいる原因を特性要因図で考察
  • 果実農園部:贈答用リンゴの重さのヒストグラムで品質チェックを実施
  • 営業部:今期の販売実績グラフから販売戦略を検討
  • 総務部:始業時の車両点検にチェックシートを活用
  • 企画部:ダイエットの成果を散布図で評価
  • 健康管理室:日々の血圧値を管理図でチェック

本書で取り扱うExcelは、Excel2007が中心ですが、Excel2003ユーザーにも適用できるように[参考]欄を設け解説されています。

<<ポイント>>

ExcelユーザーのためのQC七つ道具の活用の入門書。

本書では、

事実を図表に表すことで仕事の実態を正確に掴み、現状や課題を視覚的に整理するための統計的手法のQC七つ道具パレート図、特性要因図、ヒストグラム、グラフ、チェックシート、散布図、管理図)を使いこなす観点から、

Excelの表計算やグラフ、関数といった基本的な機能を使ってQC七つ道具を作るための操作手順を企業活動の事例を取り上げ、図解でやさしく解説しています。

本書:「ExcelでつくるQC七つ道具を使いこなす本」です。

分析と改善のためのQC Excel入門」との副題が付いています。

本書は、著者:今里健一郎氏にて、2010年7月に秀和システムから「How-nual図解入門ビジネス」の一冊として発行されています。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書の表紙カバーの下部には、以下のように書かれています。

はじめてでも気楽に作れる!

  • Excelの操作ステップがよ~くわかる!
  • Excelの基本機能で手軽に作成できる
  • 製造、事務、営業活動に活用できる!
  • 企業活動のケースごとに詳細に解説!
  • Excelユーザのための簡単QC入門!


本書は、QC七つ道具の概要から、Excel関数、分析ツールを使うための準備などを説明している第0章はからはじまり、QC七つ道具の作成手順等を解説する7つの章から構成されています。

各章では、最初に、例えば「製造部では、不良品の項目別パレート図を書いて重要問題を引き出しました」といった企業活動のケースがCASE1~CASE7として取り上げられています。

冒頭の【CASE】の箇所では、上記のような具体的事例についてどのようにアプローチするか、またその手法の活用でどのようなことができるかを含め、その章の全体を概観するような構成となっています。

次いで【Step】として、「グラフ機能でパレート図をつくってみよう」といった要領で、手順の解説が操作に関わる何頁かにわたって操作の順番が上部に、下にExcel画面と操作の順番が吹き出し付きの図解で配置されるという構成で解説が進むという流れになっています。

また【Step】に関しては、Excel関数、分析ツールなどを活用しての関連した統計的手法(例えば、「ヒストグラム」に関して、「平均値と標準偏差の計算」、「工程能力指数の算出」といった)の手順の解説が加えられている章もあります。

また章の終わりには、コラム欄があり、『豆知識7 QC七つ道具は統計的品質管理の出発点』といった7つの豆知識の解説が取り上げられています。

また8つの【参考】が挿入され、Excel2003を用いる場合の手順が解説されています。

QC七つ道具については、

  • パレート図
  • 特性要因図
  • ヒストグラム
  • グラフ
  • チェックシート
  • 散布図
  • 管理図

との順に取り上げられ、【CASE】の企業活動のケースから、各QC七つ道具の作成手順の解説、そして、【Step】への展開というように構成されています。

パソコンで実際にExcelを操作しながら、本書を読み進めることでQC七つ道具の作成の手順が図解で一通り理解できるように工夫されています。

<<本書で何が学べるか?>>

本書では、QC七つ道具(パレート図、特性要因図、ヒストグラム、グラフ、チェックシート、散布図、管理図)について、職場で手軽に活用できるようにといった観点から企業活動のケースを中心にExcelで作成して活用する手順について、分かり易い図解で解説しています

はじめてQC七つ道具について学ぶ人でも抵抗感無く、Excelを立ち上げ、気楽に学べるような内容となっています。

<<まとめ>>

職場で、QC七つ道具を分析・改善の統計的手法として活用したいと考えておられる方には、本書は、格好の入門書です。

なお本書の目次は以下の内容です。
第0章 Excelを使うにあたって
1 QC七つ道具とは
2 ExcelでつくるQC七つ道具
3 Excel関数で統計量を計算する
4 Excel分析ツールで解析する
第1章 Excelでつくるパレート図
CASE 1 どこから攻める? パレート図
Step 1 グラフ機能でパレート図をつくってみよう
Step 2 累積比率折れ線グラフを広げてみよう
Step 3 見やすいパレート図に仕上げてみよう
コラム 豆知識1 電気を使わない3つの手動計算機
第2章 Excelでつくる特性要因図
CASE 2 なぜなの? 特性要因図
Step 1 図形機能で特性要因図を書いてみよう
コラム 豆知識2 特性要因図の生い立ち
第3章 Excelでつくるヒストグラム
CASE 3 品質を保持している? ヒストグラム
Step 1 分析ツールでヒストグラムを書いてみよう
Step 2 関数機能で平均値と標準偏差を計算してみよう
Step 3 工程能力指数を求めてみよう
コラム 豆知識3 偏差値とは
第4章 Excelでつくるグラフ
CASE 4 どういう状態なの? グラフ
Step 1 グラフ機能でグラフを書いてみよう
コラム 豆知識4 “見える化”とは
第5章 Excelでつくるチェックシート
CASE 5 もれはないか? チェックシート
Step 1 シートでチェックシートをつくってみよう
Step 2 ピボットテーブルでクロス集計を行ってみよう
コラム 豆知識5 電卓を使わずに“√”を計算する
第6章 Excelでつくる散布図
CASE 6 成果は出たの? 散布図
Step 1 グラフ機能で散布図を書いてみよう
Step 2 層別散布図を書いてみよう
Step 3 散布図に近似直線を書いてみよう
Step 4 関数機能と分析ツールで相関係数を計算してみよう
Step 5 分析ツールで回帰分析を行ってみよう
コラム 豆知識6 相関係数を“r”と呼ぶのは?
第7章 Excelでつくる管理図
CASE 7 状態がどう変わったの? 管理図
Step 1 グラフ機能で管理図を書いてみよう
コラム 豆知識7 QC七つ道具は統計的品質管理の出発点
参考1.Excel2003での関数の使い方
参考2.Excel2003での分析ツールの使い方
参考3.Excel2003でのパレート図の作成
参考4.Excel2003での累積比率折れ線グラフの拡大
参考5.Excel2003でのクロス集計の作成
参考6.Excel2003での散布図の作成
参考7.Excel2003での層別散布図の作成
参考8.Excel2003での近似直線の記入

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QC七つ道具新QC七つ道具といったQC手法は、企業を取り巻く環境が激変し、職場の第一線で就業する人たちの雇用形態が大きく変わったとしてもその必要性は変わらないと筆者は、本書の「はじめに」で述べています。

「不易流行」という言葉がありますが、経営に関わる基本ツールのQCノウハウといった部分は、時代が変わっても不易のコアの部分として引き継いでいくことが必要な部分だと私も共感します。

また2007年問題といった世代交代に関してQCのノウハウを後世に引き継ぐ担い手が少なくなっているという状況も懸念されます。

そのような背景のもと、データを取り扱う際の常識を説明しながら、手法別に解説と演習問題を織り込むといった構成で、QC手法の基本と活用をわかりやすく解説している本を紹介します。

本書は、2008年7~12月にかけて「QCサークル」誌(日科技連出版社)に掲載された「はじめて学ぶQC七つ道具」をベースとして、よく用いられる新QC七つ道具の一部を加えて、より実践的な内容となるよう再編集・加筆したものとのこと。

またQC検定4級から3級の内容により近づけるとの意図のもと再編集されているとのこと。

<<ポイント>>

QC七つ道具などのQC手法の基本と活用を分かり易く説く入門書

本書では、データの取扱の常識といった解説にはじまり

以下のQC七つ道具の特長・作り方・見方・活用法などを説き、

  • グラフ
  • チェックシート
  • パレート図
  • 特性要因図
  • ヒストグラム
  • 散布図
  • 管理図

また新QC七つ道具から連関図法親和図法系統図法マトリックス図法の4手法を取り上げ解説しています。

本書:「QC手法の基本と活用」です。

本書は、山田 佳明氏の編著ならびに羽田 源太郎氏、松田 啓寿氏、 新倉 健一氏の共著にて、2010年5月に日科技連出版社より、「はじめて学ぶシリーズ」の一冊として発行されています。

<<本書のエッセンスの一部>>

本書は、10章から構成されています。

全般的に多数の図表や事例が挿入され分かり易い構成となっています。

第1章~8章までの各章の終わりには、演習問題が添付されています。

またその解答も巻末に掲載されています。

最初に全体的なテーマとして「データは語る」として、情報とデータ、統計的な考え方、データを取り扱う上での基本常識といった内容を取り上げ、また本書で取り上げるQC七つ道具と新QC七つ道具のうちの4つのツールについてざっとどのようなものかを概説しています。

第2章~第8章までがグラフ、チェックシート、パレート図、特性要因図、ヒストグラム、散布図、管理図の順にQC七つ道具についての基本と活用について解説しています。

また新QC七つ道具のうち、連関図については、原因を追究する道具との観点から特性要因図と併せて解説しています。

ここでの各章の解説は、共通して、最初に「○○とは」とのツールの概要の解説にはじまり、その作り方の手順の解説、さらには、見方・使い方の解説が続く構成となっています。

ヒストグラムと管理図については、さらに活用編として「工程能力指数」、「相関係数」を算出するとの解説が加わっています。

第9章では、『代表的な新QC七つ道具』として、親和図法、系統図法、マトリックス図法を取り上げ、それぞれ、「○○とは」とのツールの概要の解説に続き、その作り方の手順を解説しています。

また「トヨタ自動車(株)高岡工場「チェックマンサークル」」のQCサークル活動による改善事例を紹介し、その中でQCツールがどのように活用されていたかを解説しています。

<<本書で何が学べるか?>>

本書では、筆者らの「QCが備え持つ科学性・合理性・効率性などのメリットを、多くの方々に学んでいただき、仕事の管理・改善、そしてQCサークル活動などの小集団活動に活かしてもらえるように」との狙いのもと具体的な事例を交えてQC手法の基本と活用が丁寧に説かれています

<<まとめ>>

QC手法をこれから学ばれる方、今一度、QC手法の基本を押さえておきたい方などに本書はお薦めの一冊です。

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 データは語る
1-1 情報はデータの積み重ね
1-2 統計的な考え方とその活用
1-3 データを取り扱う際の常識
1-4 良く用いられるQC手法の種類と概要
第2章 グラフ
2-1 グラフとは
2-2 代表的なグラフの作り方のポイント
第3章 チェックシート
3-1 チェックシートとは
3-2 チェックシートの作り方の基本
3-3 チェックシートの作り方の手順
第4章 パレート図−重点指向をする道具−
4-1 パレート図とは
4-2 パレート図の作り方
4-3 パレート図の見方・使い方
第5章 特性要因図・連関図−原因を追究する道具−
5-1 特性要因図とは
5-2 特性要因図の作り方
5-3 特性要因図の使い方
5-4 連関図とは
5-5 連関図の作り方
第6章 ヒストグラム
6-1 ヒストグラムとは
6-2 ヒストグラムの作り方
6-3 ヒストグラムの見方・使い方
6-4 活用編…工程能力指数を求める
第7章 散布図
7-1 散布図とは
7-2 散布図の作り方
7-3 散布図の見方・使い方
7-4 活用編…相関係数を求める
第8章 管理図
8-1 管理図とは
8-2 X(エックスバー)-R管理図の作り方
8-3 管理図の見方・使い方
第9章 代表的な新QC七つ道具
9-1 親和図法
9-2 系統図法
9-3 マトリックス図法
第10章 改善事例に見るQC手法の活用
トヨタ自動車(株)高岡工場「チェックマンサークル」

<<QC七つ道具に関する関連書籍>>

以下のようなQC七つ道具に関する解説書があります。

QC七つ道具100問100答 (なるほど・ザ・やさしい統計手法)


2520円

やさしい基礎から,その理論的な解説まで,よく書かれている.現場主任クラスの,品質教育のテキストとして最適である.また,QCサークル活動を進めるにあたり,常に手元に置いておきたい本である.残念なのは,解
改善ブレイン − 定性情報の整理・分析のためのツール


9870円

定性情報(定性データ)は、数値で表すことができず、分析するのが困難な情報と言えます。
しかし、多様化する現代社会では、この定性情報を制することが非常に重要になっています。
定性情報を分
JUSE‐StatWorksによるQC七つ道具、検定・推定入門 (StatWorksによる新品質管理入門シリーズ)


2730円

JUSE‐StatWorksというソフトの解説書という位置づけながら、品質管理における「七つ道具」の一般的な考え方を数式を交えながら解説しているので勉強になった。
ただ、数式に対してアレル
管理者スタッフの新QC七つ道具


2940円

QCの古典的名著です。原論から当たりたい方はお勧めです。

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フリーソフトウェアRを使いながら、統計的品質管理(SQC)の基礎手法であるQC7つ道具の各手法の使い方から、問題解決の手順における総合的な利用法など問題解決に役立つデータ分析に役立つ基本的な手法の習得を目的にRによる統計的品質管理について解説している本を紹介します


Rというのは、近年急速に発展した統計計算グラフィックスのための言語・環境を提供するソフトウェアになります。


Rは、UNIX互換のソフトウェア環境を全てフリーソフトウェアで実装することを目標とするプロジェクトGNUプロジェクトの一つであり、AT&Tベル研究所で J.Chambersと同僚により開発された統計処理言語のS言語を取り入れほぼ同等の機能を備えています。(S言語自体の処理系としては、商用版のS-PLUSが知られています。)


S用に書かれたコードの多くは、変更なしでRでも実行できます。


Rは、以下のような特徴を備えています。


  • R は、オープンソースで、世界の第一線研究者がボランティアで開発に参画しています、Rは、統計的手法による研究活動にオープンソースから参加できます。とても広範囲で高度な、開発速度の速いソフトウェアになっています。
  • Rは、多様な統計手法 (線形・非線形モデル、古典的統計検定、時系列解析、判別分析、クラスタリング、その他) とグラフィックスを提供し、広汎な拡張が可能です。様々な分野・手法に対応した機能拡張パッケージがあり、必要に応じて、自分なりのプログラミングを工夫して自分の目的にかなったRの利用環境をつくっていくことが可能です。
  • 世界中のRユーザが開発した膨大なRプログラム(パッケージ)が「CRAN」(国内の幾つかの大学にそのミラーサイトが設置されています。)と呼ばれるネットワークで配信され、それらをR言語環境単独でオンラインのダウンロード・インストール・アップグレード管理等が可能になっています。フリーソフトなのでGNU General Public License のもとで自分のパソコンに自由にインストールして用いることができます。またRは、動作するOSを選びません(Windows、Mac OS、Unixプラットホーム、類似のLinuxなど)。

本書の編著者の荒木 孝治 教授は、本書の目的及び今回の4年ぶりの改訂となる第2版について以下のように述べています。


本書は、企業の技術者や製造に携わっている人、ものづくりに興味を持つすべての人、さらに経済・商学系から工学系までを学ぶ学生が、フリーソフトウェアRを使いながら、問題解決に役立つデータ分析の基本的な手法を身につけることを目的にしています

本書では、データ分析の方法として、品質管理の基礎手法であるQC七つ道具を取り上げています。

それは、品質管理では、問題解決の方法とそこで役立てるための手法とが有機的に結合された理想的なシステムとして、提示されているからです。

データ分析には関心があるが統計学には余りなじみがない人が、QC七つ道具と呼ばれる基本的な道具を用いて、統計的品質管理SQC)に入門・再入門することを目指しています。
 
第1版の特徴は3つありました。やさしいSQCの入門書であることR及びRcmdrRコマンダー)を利用すること実際に企業内で起こっている豊富な事例を紹介していることです。

4年ぶりに改訂した第2版では、これらに加えて、Rコマンダーのプラグインを利用してさらに機能を拡張し、利用しやすくしたQCツールに基づいて詳しく説明しています。

QC七つ道具(チェックシート・パレート図・管理図(グラフ)・ヒストグラム・特性要因図・散布図・層別)はデータを分析する際に役立つ基本的な手法です。この利用法を学ぶとともに、Rを利用しながら、それらを問題解決においてシステマチックに役立てるための考え方やその方法を学ぶことができます。」


<<ポイント>>


フリーソフトウェアRを使って統計的品質管理の基礎手法であるQC7つ道具の各手法の使い方から、問題解決の手順における総合的な利用法までを解説している統計的品質管理(SQC)の入門書


本書では、


品質管理に関わる基本的な考え方とQC的問題解決と分析ツールを概観し、


Rのインストールから本書で使うRcmdr、RcmdrPlugin、QCtools(編著者の開発)等のパーケージのインストールとその仕組み等を解説し


QC七つ道具チェックシート・パレート図・管理図(グラフ)・ヒストグラム・特性要因図・散布図・層別)、検定推定について解説し。


さらには、「製品不良率の低減」といった3つの解析事例への適用について解説しています。


本書:「フリーソフトウェアRによる統計的品質管理入門 第2版」です。


本書は、編著者:荒木 孝治 教授(ならびに稲葉 太一氏、今里 健一郎氏、清水貴宏氏、橋本 紀子氏、濱口 勝重氏、山来 寧志氏、吉田 節氏の執筆)にて2009年8月に日科技連出版社 より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


日本で最初のRによる品質管理のテキスト

品質管理の分野では、品質改善問題解決を図るための方法とこれに役に立つ手法が理想的なシステムとして提示されている。
本書はフリーソフトウェアRを使いながら、統計的品質管理の基礎手法であるQC七つ道具の各手法の使い方から問題解決の手順における総合的な利用法までを解説。本書によって問題解決のための考え方や基礎手法が身につく。

Rとは何?

  • オープンソースで、世界の第一線の研究者がボランティアで開発に従事した。そのため、データ解析環境が高機能である。
  • フリーソフトウェアでだれでも自由にダウンロードして活用できる。
  • OSはWindoWs、Mac OS、Linuxいずれも利用できる(本書はWindows版で解説)。
  • Rコマンダーに対するプラグインを用いて、QC七つ道具に関してメニューによる分析を可能としている。

本書では、Rのインストールなどの操作に関する画面のキャプチャー像をはじめ、グラフ等の多数の図表が挿入され、Rを用いてのQC七つ道具の活用についての操作の手順などが非常に分かり易いものになっています。


章の終わりの一部に「コラム」があり、章の内容に関係した解説等が付加されています。


本書は、10章から構成されています。


章を追って本書の概要を紹介します。


第1章では、「品質管理をはじめよう−QC的問題解決と分析ツール
と題して、品質管理のPDCAサイクルに基づく問題解決のツールとして、QC七つ道具が最も基本的なツールであるとしQC七つ道具のグラフ、管理図、チェックシート、パレート図、ヒストグラム、特性要因図、散布図、層別についてどのような目的に使われ、何ができるか等を解説しています


次いで「テーマ選定」から「標準化と今後の課題」に至るQC的問題解決の8つのステップについてQC七つ道具がその各ステップでどのように活用できるかとの観点から解説しています。


第2章では、「Rの基本を知っておこう
と題して、最初にRがどのようなソフトウェアでどのような特徴を備えているか等について解説してします。


次いでRのインストールの手順、パッケージのインストールの手順、パッケージの使い方、パッケージRcmdr(Rコマンダー)の利用、Rコマンダーの主要なプラグイン、Rcmdr Plugin.QCtoolsのインストールについて解説しています。


さらにRコマンダーおよびRcmdr Plugin.QCtoolsの起動、Rコマンダーの終了と再起動、データの直接入力、表計算ソフトからのCSV形式ファイルでの読み込みといった内容を含むRコマンダーのしくみについて解説しています。


第3章では、「データを視覚化しよう−グラフ
と題して、一般によく用いられる折れ線グラフ、棒グラフ、帯グラフ、円グラフ、レーダーチャートの各グラフについて、Rによるグラフの作成の手順とそのグラフについてどのように考察するかといった考え方、各グラフの使い分けといった事項を「A工場における製品Xの不良率の推移データ」といった事例を交えて解説しています。


第4章では、「重点指向で問題を解決しよう−パレート図
と題して、『パレート図とは?』といったパレートの法則などの紹介にはじまり、パレート図の役割と作り方と見方について事例を挙げて解説しています。


次いでRによるパレート図の作成手順について解説し、改善効果の把握の目的に活用するといった事例を交えパレート図の活用の仕方を解説しています。


また層別の手法の考え方とパレート図層別について事例を交えてその重要性を強調しています。


第5章では、「データの姿を見よう−分布
と題して、最初に品質特性のばらつきをもったものを測定した結果がデータとして、データ分析における統計的な見方・考え方の習得の必要性を説いています。


またばらつきの対象を理論化したものが確率変数であり、データがばらつく姿を理論化したものが分布として、データと分布の種類について、計量値に関する(正規分布、対数正規分布、指数分布)、計数値に関する(二項分布、ポアソン分布)との概要を解説しています。


特に分布の姿を見るとして、『ヒストグラム』、『箱ひげ図』、『QQプロット』を取り上げ、それぞれの作成手順とその見方について解説し、さらにRを用いての各作成手順について解説しています。また『ヒストグラム』、『箱ひげ図』、『QQプロット』の対応関係についてまとめています。


とくに『ヒストグラム』について層別ヒストグラムの作成、計数値のヒストグラムと分析の注意点、ヒストグラムの見方、工程能力指数Cpの算出と分析の手順等を詳解しています。


第6章では、「工程の変化を捉えよう−管理図
と題して、『管理図とは?』との管理図の概要にはじまり、管理図の種類、解析用管理図と管理用管理図、管理図の見方、工程の変化と管理図管理図の例といった事項を解説しています。


解析用管理図について、X(エックスバー)-R管理図の一般の作成手順とRによる作成手順を解説しています。


またシューハート管理図の見方、工程の変化と管理図に見られる変化パターンとの関係について解説しています。


さらにX(エックスバー)-R管理図以外の管理図として、X(エックスバー)-s管理図、X-R管理図、p管理図について、Rによる作成およびその管理図の見方と分析等について解説しています。


第7章では、「ばらつきの要因をつかもう−特性要因図
と題して、他の章と同様にこの章も『特性要因図とは?』とのタイトルで特性要因図の由来、概要の解説に始まります。


次いで特性要因図の作り方についての手順とアプローチの解説があり、特性要因図の良い例と悪い例の比較を通してその留意ポイント等を解説しています。


また価値ある特性要因図にするためのポイント、特性要因図と他のQC七つ道具の他の手法との関わり、価値ある特性要因図を作成するための10のポイント、といった解説に続き、Rによる(qccパッケージが必要)特性要因図の作成(ただし、一次原因までしか要因表現ができない、大骨も4個に限定などの制約有り)の方法を3つの事例について解説しています。


第8章では、「関係を調べてみよう−散布図
と題して、2変数の対応関係を視覚的に捉えるために用いられる散布図について、『散布図とは?』にはじまり、散布図の描き方、散布図の見方、層別の必要性、散布図層別の例といった事項について解説しています。


散布図の描き方に関して、Rによる散布図の作成方法を解説しています。


また散布図を用いる際の層別の必要性に関して、「周辺箱ひげ図」、「最小2乗直線」、「平滑線」の活用の見方も交えて解説しています。


第9章では、「データの比較をしよう−検定と推定
と題して、Rへのコマンドの直接入力によるグラフの作成や検定・推定を行うデータの分析方法について解説しています。


以下のそれぞれの事例における「基本となる考え方」、「検定」、「推定」について解説し、Rを用いた検定・推定の手順を箱ひげ図を用いての等分散かどうかの判定も含めて解説しています。


  1. 2つの母分散σ12、σ22が既知の場合
  2. 2つの母分散σ12、σ22が未知で等しい場合(σ12=σ22
  3. 2つの母分散σ12、σ22が未知で等分散でない場合(σ12≠σ22
  4. データに対応がある場合

第10章では、「解析事例
と題して、「製品不良率の低減」といった3つの事例を取り上げ、QC七つ道具等を活用してのテーマの選定、品質問題の分析から対策と歯止めに至る問題解決に関わる解析の手順について解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、フリーソフトウェアRを使ってそのインストールからはじまり、Rコマンダーのプラグイン機能を利用した統計的品質管理の基礎手法であるQC7つ道具の各手法についての使い方からQC的見方や考え方、また問題解決の手順における総合的な利用法までを入門者向けに分かり易く解説しています


<<まとめ>>


本書は、QC七つ道具などの統計的手法を用いた品質管理・データ分析の手法をこれから学ぶ人、またソフトウェアRの使用方法を学びたい人などの学習テキストとしてお薦めの一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 品質管理をはじめよう−QC的問題解決と分析ツール
第2章 Rの基本を知っておこう
第3章 データを視覚化しよう−グラフ
第4章 重点指向で問題を解決しよう−パレート図
第5章 データの姿を見よう−分布
第6章 工程の変化を捉えよう−管理図
第7章 ばらつきの要因をつかもう−特性要因図
第8章 関係を調べてみよう−散布図
第9章 データの比較をしよう−検定と推定
第10章 解析事例







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QC七つ道具は、パレート図特性要因図ヒストグラムグラフチェックシート散布図管理図のQC活動のための基本的な七つのツールになります。


本書の著者は、「はじめに」でQC七つ道具のそれぞれの手法は特徴を持っているのでその特徴を理解し、知りたいことに見合った手法を活用すれば、いままで行き詰まっていたことが解明できるかも知れないとした上でQC七つ道具のそれぞれの手法の理解について以下のように述べています。


「実際の改善活動を見てみると、グラフパレート図特性要因図はよく使われていますが、ヒストグラム散布図管理図はそれほど使われていません。

ここでヒストグラムを書けば、もっときめ細かな対策が打てるのではないだろうか?

とか難しいテーマに取り組み、なかなか成果が見えていない事例も、

結果を生み出している仕事の4M(人、機械、材料、方法)との因果関係を散布図から考えることで、発生している問題の原因をつかむことができるのではないだろうか?

と思うこともあります。

また、QC七つ道具を基本に高度なデータ解析へ進めることができます。

ヒストグラムがわかると、平均とバラツキが理解でき、検定・推定や実験計画へと進めることができます。

散布図がわかると、相関関係による相関の程度を数値として把握でき、回帰分析や重回帰分析へと展させていけるのです。」


本日は、QC七つ道具の入門書を紹介します。


<<ポイント>>


QC七つ道具パレート図特性要因図ヒストグラムグラフチェックシート散布図管理図)の基本と使い方について図解により解説している入門書。


筆者は、QC七つ道具について『事実を図表に表すことにより問題を見える形にして、問題解決の方向を示唆してくれる7つの基本的な手法』として、本書において


  • QC七つ道具の特徴と活用法
  • データの必要性と解析手法
  • QC的問題解決の進め方
  • 「管理」と「改善」の考え方

等を図解と例題で分かり易く解説しています。


本書:「QC七つ道具がよ~くわかる本」です。


問題を『見える化』する最適ツール!」との副題が付いています。


本書は、著者:今里 健一郎 氏にて、2009年7月に秀和システムより「How-nual図解入門ビジネス」のシリーズの一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーの下部には、以下のように書かれています。


基本と使い方を徹底解説!

  • QC七つ道具の特徴と活用法がわかる!
  • データの必要性と解析手法がわかる!
  • QC的問題解決の進め方がわかる!
  • 「管理」と「改善」の考え方がよくわかる!
  • 豊富な図解と例題で完全理解できる!

本書は、11章から構成されています。


各章は、章のテーマを解説する7つの節に分かれ、各節では、「1-1 問題の見える化」といったテーマについて、見開きの2ページから解説が構成され、左側のページには、解説文が、右側のページには、イラスト等の図解が配されているとう構成になっています。


各章の最初にQC七つ道具がどのような経緯で誕生したかといった経緯など交えた解説文があります。


また章の終わりには、『問題解決あれこれ十カ条』というテーマのコラム欄が設けられ、第一条:「会合は、参加者の技術を最大公約数にする」から第十条:「使いにくいマニュアルなら作らない方がいい」といった問題解決に関する筆者の考え方が示されています。


章を追って概要を紹介します。


第1章では、「QC七つ道具の活用
と題して、データのグラフ化が問題を見える化するといった例で集めたデータを手法を道具として活用し加工することで、問題の見える化が果たせるという話題に始まります。


QC七つ道具について概説し、データの必要性と取り方について確認し、手法活用の目的からどの手法を用いるかとの選択の考え方、問題を具体化するためのデータの層別、QC手法活用上の留意点、手法活用により得られた情報を書き留めることの重要性などを説いています。


第2章では、「パレート図
と題して、パレート図とはどのような手法か、何が分かり、どのような場面で用いるかといった解説にはじまり、パレート図の作成手順、パレート図から得られる情報、層別及び特性値の重要性、パレート図の活用の際の留意点、更には、改善前後の効果確認などへの適用について解説しています。


第3章では、「特性要因図
と題して、特性要因図とはどのような手法かとの解説に始まり、その表し方、仕事の問題を生み出す4M(人、機械、材料、方法)と結果として発生した問題の原因を4Mで考える方法、特性要因図の書き方の手順、「なぜなぜ」を5回繰り返しての要因の洗い出し、特性要因図による技術ノウハウ等の共有化、仮説検証の方法と特性要因図、特性要因図に基づく実験計画法による最適値の算出などを解説しています。


第4章では、「ヒストグラム
と題して、ヒストグラムはどのような手法かとの解説にはじまり、ヒストグラムによるバラツキ把握、度数表の作成とヒストグラムの作成手順、作成したヒストグラムの見方、規格値など基準との比較による工程状態の判断、平均値と標準偏差の計算、工程能力指数の計算と工程状態の判断といった内容を解説しています。


第5章では、「グラフ
と題して、改めてグラフとは、グラフの特徴といった視覚的に全体像を把握するための手法とし、代表的なグラフの種類、とくに折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフと帯グラフ、レーダーチャートの作成上のポイントと作成上の留意点、より内容を伝わりやすくするためのグラフのビジュアル表現の工夫といった内容を解説しています。


第6章では、「チェックシート
と題して、チェックシートとはどのようなもので、作成上のポイントといった説明に始まり、チェックシートの作成の手順、また6-3 管理用、記録用、調査用といった目的に対応したチェックシートのポイント、また仮説に基づき作成した特性要因図を図で記入するチェックシートとして活用する方法などを解説しています。


第7章では、「散布図
と題して、相関散布図とはどのようなものかとの説明にはじまり、散布図の作成手順、作成した散布図の見方、散布図を活用する際の留意点、相関係数の計算法、回帰直線の作成と食事と運動量とからダイエット効果を予測するといった事例を交えての重回帰分析への展開といった内容を解説しています。


第8章では、「管理図
と題して、管理図とはどのようなもので特にばらつきの管理の観点で異常ばらつきの検出にどのように活用するかといった説明にはじまり、管理図の仕組み、計量値データの管理及び計数値データの管理のための代表的な管理図の概要、とくにX-R(エックスバー-アール)管理のデータシート、管理限界の計算、書き方、さらに管理図の見方と管理図のくせから工程の状態を把握するための見方などを解説しています。


第9章では、「QC的問題解決法の進め方
と題して、問題の解消を目的にテーマを決め、問題を発生させている原因を事実のデータから考え、真の原因に対して有効な対策を実行するQC的問題解決法を取り上げ解説しています。


QC的問題解決法の以下の6つの実施手順を最初に解説し、以降、各ステップ毎にその内容と手順をQC七つ道具の活用を交えて解説しています。


  • ステップ1:テーマの選定
  • ステップ2:現状の把握
  • ステップ3:目標の設定
  • ステップ4:要因の解析
  • ステップ5:対策の立案と実施
  • ステップ6:効果の確認と標準化

第10章では、「管理と改善の考え方
と題して、維持活動SDCA)と改善活動PDCA)活動について解説しています。


日常管理と方針管理との関係、日常管理の対象となる業務区分と業務フロー図の作成方法、QC工程図と管理尺度と管理水準の設定、仕事の状態管理に関わる結果系管理項目と要因系管理項目、管理のレベルアップを図る改善活動の実施手順など重点指向による改善活動、標準化とQC工程図などへの管理の定着といった事項を取り上げ解説しています。


第11章では、「QC七つ道具の演習問題
と題して、「演習-1 不具合発生の状況をグラフに書いてみましょう/演習-2 不具合を層別してパレート図を書いてみましょう/演習-3 寸法の管理図を書いてみましょう/演習-4 寸法のヒストグラムを書いてみましょう/演習-5 平均値と標準偏差を計算してみましょう/演習-6 寸法と作業時間の散布図を書いてみましょう/演習-7 相関係数を計算してみましょう」 といった演習問題が用意され、その解答もあります。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、QC七つ道具(パレート図、特性要因図、ヒストグラム、グラフ、チェックシート、散布図、管理図)の基本とその使い方を学ぶことができます。


特にデータの必要性と解析手法、QC的問題解決の進め方、「管理」と「改善」の考え方などを、多数のイラストなどの図表を交えてわかりやすく説いています。


また巻末には、書き込み式の演習問題と解答が用意されています。


<<まとめ>>


本書は、QC七つ道具の手法についてこれから勉強しようという方には、図解で分かり易く解説されたお薦めの一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 QC七つ道具の活用
第2章 パレート図
第3章 特性要因図
第4章 ヒストグラム
第5章 グラフ
第6章 チェックシート
第7章 散布図
第8章 管理図
第9章 QC的問題解決法の進め方
第10章 管理と改善の考え方
第11章 QC七つ道具の演習問題





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QC七つ道具(グラフパレート図特性要因図チェックシートヒストグラム層別散布図管理図:このように並べると八つ道具になります。一般には、七つ道具としては、グラフと管理図をまとめたり、層別を抜いたりしています。)についての解説の定番書がリニュアル改訂されて発行されています。


定番書というのは、読者の評価と支持があってロングセラーになるもの。


本書も初版が発行されたのが、1980年で今回のリュニュアルまでに約30年間、現場における問題解決の活動の教科書として支持されてきています。


我が国のQCサークル活動の生みの親で日本の品質管理の先駆的指導者であった石川 馨 先生が本書の初版の「発刊に寄せて」で以下のように述べています。


「簡単な、やさしいQC七つ道具は、20年くらい前にわれわれが弁慶の七つ道具になぞらえて命名したものです。この七つ道具で問題の95%は解決できるわけで、日本の企業の各部門で、またトップから現場まで広く使われており大きな効果をあげています。日本は工業で、QC手法、統計的手法を世界で最も活用している国で、特に簡便法の七つ道具の活用は世界一です。
(略)
 QC手法はただ本で読んだり、講義を聞いただけでは役に立ちませし、その活用も上手になりません。私は、いつも碁・将棋と同じようにQC手法を勉強せよと言っています。すなわち、まずやさしい定石を少し覚え、詰め碁・詰め将棋で演習し、次に実践をやってみる。やさしい定石をある程度マスターしたら、次に新しい定石を覚え、演習・実践への活用を行い、これを繰り返していくのです。はじめから、すべての定石を覚えてから実践しようなどというのは机上の空論です。
QC手法も全く同じで、手法を全部知ってから活用しようなどという考え方は、間違いです。先ずやさしい手法の中でも、グラフパレート図特性要因図チェックシートヒストグラム層別くらいまでを勉強して下さい。」


現在、当時とは環境が変わって、自ら問題を発見し、解決していくといった現場力が低下してきていると言われていますが、それに危機感を抱き、改めて現場力の強化に多くの企業が取り組んでいます。


その現場力の強化の観点からQC七つ道具が重要なツールであるという位置づけは、変わりません。


<<ポイント>>


QC七つ道具の各手法の作り方、書き方、見方、使い方を網羅した定番解説書。


また品質管理検定(QC検定)の2級・3級のための参考図書にもなります。


本書の「まえがき」で編者の細谷 克也 氏は、今回のリニュアル改訂のポイントとして以下の点をあげています。


  1. 本書だけでQC七つ道具のすべてを理解できる内容とする
  2. 手法は、やさしく解説し、初心者が理解できるようにする
  3. 作り方・書き方、見方、使い方をきちんと述べる
  4. 事例を新しくする
  5. 新JIS、新ISOに対応したものとする

本書:「やさしいQC七つ道具」です。


現場力を伸ばすために 」との副題が付いています。


本書は、細谷克也 編集ならびに石原 勝吉 氏、廣瀬 一夫 氏、細谷 克也 氏、吉間 英宣 氏 の共著にて、2009年3月に日本規格協会より発行されています。


やさしいQC七つ道具―現場力を伸ばすために リニューアル版
日本規格協会
細谷 克也(編集)
発売日:2009-03
発送時期:在庫あり。
ランキング:36131

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。



日本品質管理学会認定

品質管理検定(QC検定)

毎年3月9月

参考図書2級・3級対応


本書は、第1章~第13章までの各章と、巻末の「演習問題」と「演習問題の解答」とから構成されています。


手法の解説だけに、各ページともイラストを始め、手法に関係する図表が多数、挿入されており、QC七つ道具の作り方・書き方、見方、使い方について具体的にイメージしながら読み進めることができるように工夫されています。


ざっとした構成を紹介します。


第1章では、「QC手法総論
と題して、QC手法の生かし方・使い方について、手法の活用はあくまで手段で目的は、現場の仕事を管理改善することといった確認にはじまり、現場の仕事、QC手法の活用が難しい理由など整理し、総合的な活用に向けての考え方について説いています。またQC手法を活用する上での心構えや留意点、意識づくり場作り、更には、QC手法の活用によって見込まれる効果なまとめています。


第2章~第11章までの各章が、「第2章 グラフ」/「第3章 パレート図」/「第4章 特性要因図」/「第5章 チェックシート」/「第6章 ヒストグラム[?] −作り方と見方−」/「第7章 ヒストグラム[?]」/「第8章 層別」/「第9章 散布図」/「第10章 管理図[?]」/「第11章 管理図[?]」との順でQC七つ道具の各手法についての解説となっています


QC七つ道具の手法について、詳細には、その手法の性質によって違いますが、概ね、その手法の適用、その手法の意図、その手法の作り方、その手法の見方、その手法の使い方、その手法の各種応用例など、その手法の活用上のポイントといったような構成のもとQC七つ道具の各手法の作り方、書き方、見方、使い方が具体的にわかりやすく学べるようになっています。


第12章では、「管理・改善の進め方
と題して、現場の管理→改善→管理→改善→…といったサイクルで現場を進歩・向上させる活動の進め方とQC七つ道具の活用方法等を重点解説しています。ここでは、「現場の管理」とは、品質、生産量・納期、コストを決められた目標通り、ばらつきを小さく作り、同時に、モラール、安全、環境を確保していくこととし、「現場の改善」とは、品質、生産量・納期、コスト、モラール、安全、環境をよりよく向上させることとしそれらに関わる管理と改善においてどのようにQC七つ道具を活用するかを解説しています。


第13章では、「QC手法の活用事例
と題して、<事例 1>の「工程能力の向上にQC手法を活用した改善事例」及び<事例 2>の「不適合品の低減にQC手法を活用した改善事例」というQC手法の二つの事例を取り上げ解説しています。


また巻末には、グラフパレート図特性要因図ヒストグラム層別散布図について14問の演習問題があり、それぞれの解答も掲載されていて、これらを解いて見ることで自分の理解度を確認できるようになっています。


<<QC手法の関係書籍>>


「ISOの本棚」のブログですでに紹介した以下のような『QC七つ道具』などの『QC手法』に関する本がありますのでご参照下さい。



<<本書で何が学べるか?>>


本書は、約30年にわたり、QC七つ道具を学ぶ定番の教科書として活用されてきた本のリニュアル版になります


本書では、QC七つ道具と呼ばれている、グラフにはじまり、パレート図特性要因図チェックシートヒストグラム層別散布図管理図までのQC手法について、それぞれの手法の考え方、何に使えるか、作り方、書き方、見方、使い方の手順、留意点、活用の方法等をやさしく解説しています


QC検定2級・3級に対応しており、本書の巻末には、演習問題およびその解答も掲載されていてこれ一冊でQC七つ道具の基本をしっかりと習得することができます。


<<まとめ>>


本書は、品質管理検定(QC検定)の受験を考えておられる方、QCサークル活動の関係者、現場力を伸張させるためのQC七つ道具を着実に習得したい方には、しっかりとマスターしておきたい一冊です


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
第1章 QC手法総論
第2章 グラフ
第3章 パレート図
第4章 特性要因図
第5章 チェックシート
第6章 ヒストグラム[?] −作り方と見方−
第7章 ヒストグラム[?] 
第8章 層別
第9章 散布図
第10章 管理図[?]
第11章 管理図[?]
第12章 管理・改善の進め方
第13章 QC手法の活用事例





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QCサークル活動が誕生してから半世紀。


現在では、その運営形態も多様化しています。


マンネリ化してしまって形式的な活動となってしまっているところから、問題解決や改善活動といった枠に加えて組織風土の醸成や次世代のリーダー層となる人達の人材育成にQCサークル活動を有効に活用して大きな成果を挙げている組織まで、その優劣の温度差が目立つように思います。


トップマネジメントを含む経営層から、管理者層のQCサークルに対する姿勢・考え方がその分岐点になっているように思います。


これからの時代に自社は、QCサークル活動をどのように位置づけてどのように進めていくかを改めて総括して見るべき時期で、今一度、QCサークル活動の原点部分を見直すことが必要と思われます。


もし自社のQCサークル活動が低調で上手く運用されていないとすれば、成果を挙げているところからその実態を学ぶことが有用であると思います。


愛知県を中心とした東海地区は、自動車関連企業を中心に製造業だけでなくサービス業まで含めてQCサークル活動が活発に行われ、いずれも成果を挙げている代表的な地区です。


本日は、QC(品質管理)の考え方・見方・進め方から、QC手法の基礎、QCストーリーによる問題解決の手順、QCサークル活動のはじまりと活動の概要までを解説している本を紹介します


QCサークルの原点を見直す上でも参考になるかと思われます。


QCサークル東海支部愛知地区の幹事の方々が作成された「QCサークルの基本」との内容のマイクロソフトーパワーポイントを用いてのカラフルでインパクトあるイラストと共に分かり易く作成されたCD−ROMの一部を監修された内容とのことで本書には、CD−ROMが添付されています。


本書:「職場ですぐに使えるQCサークルの知っ得基本」です。


愛知発…
 なるほど・ザ・パワーポイント」との副題が付いています。


本書は、QCサークル東海支部愛知地区の編纂ならびに山田 佳明 氏の監修にて、2008年5月に日科技連出版社より発行されています。


本書は、4章から構成されています。第1章 では、「QCの考え方・見方・すすめ方」とのタイトルで品質管理、品質、管理といったキーワードの意味からQCセンスなどが解説されています。また第2章では、「QC手法の基礎−QC七つ道具−」として、グラフ、チェックシート、パレート図、特性要因図、ヒストグラム、散布図、管理図などの解説と新QC七つ道具の紹介があります。さらに第3章では、「QCストーリーによる問題解決の手順」として、問題解決型QCストーリーについての基本的な手順を中心に解説されています。


この第1章から第3章では、上段部分にパワーポイント(以降PPと略)のスライドがまた下段部分には、ノート部分の解説が3~4段落にまとめられ掲載されています。


第4章では、「QCサークル活動とは」として、QCサークル活動の研修の場面が想定され、下部のノート部分には、講師のセリフが掲載され、またアニメーション動作設定箇所が示されています。そのままでも活用できるような構成になっています。


また添付されているCD−ROMには、本書の全ての内容のPPファイルに加えて、JHS(事務・販売・サービス)部門向けの「楽しく学べるQCサークル活動」と2種類の問題解決型ならびに課題達成型のQCストーリーととその活用事例のPPファイルが付録として添付されており、参考になります。


本書の「まえがき」でQCサークル東海支部愛知地区の世話人の西山氏が以下のように述べています。共感を覚えます。


基本をしっかり理解していなければ応用はできません。モノマネは、いつまで経ってもモノマネのままで、身についたとはいえません。本書で基本(定石)を身につけ、自社、自職場に合った形に応用して、QCサークル活動の悩みや壁を突き破ってください。そして、活性化した、いきいきしたQCサークル活動になることを願ってやみません。』


職場ですぐに使えるQCサークルの知っ得基本の書籍のjpg像
日科技連出版社
QCサークル東海支部愛知地区(編さん)
発売日:2008-05
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:108103


なお本書の概要目次は、以下の通りです。
第1章 QCの考え方・見方・すすめ方
第2章 QC手法の基礎~QC七つ道具~
第3章 QCストーリーによる問題解決の手順
第4章 QCサークル活動とは
<CD−ROMの主要コンテンツ>
上記の第1章~第4章の全ての内容(略)
付録 QCサークル東海支部愛知地区からの発信
付録1.事務・販売・サービス部門におけるQCサークル活動
付録2.問題解決型QCストーリーと課題達成型QCストーリー
付録3.JHS事例集
付録4.おまけに「層別って何?」
演習1 度数分布表
演習2 「『の』の字探しゲームによるばらつき体験の進め方」






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   本日は、品質管理について、その基本と手法の基礎知識を初めて学ぶひとのために書かれた定番の入門書を紹介します。


 新入社員の方から学生の皆さん、更には、企業にあって、今一度、品質管理の基本について見直したいという方、更には、QC検定試験を受けようと考えている方々を対象として書かれています


 QC検定」は、品質管理に関する知識についての客観的な評価のために、2005年から行われている筆記試験で、毎年、3月、9月に開催されています


 QC検定」では、品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々をターゲットとする1級から品質管理の実務をこれからという方々をターゲットとした4級までに区分されています


本書は、3級、4級の受講者に対応する参考図書として日本品質管理学会から認定されています

本書:「品質管理入門テキスト 改訂2版 」です。


本書は、著者:奥村 士郎氏にて、2007年4月に日本規格協会から発行されています。


 本書は、1996年に第1版が発行され、2000年には、改訂され、今回が改訂2版になります。改訂により全般的に見直され、とくに『抜取検査』についての解説が追加されています。


 筆者は、大学や企業で、品質管理及び統計的手法の教育・指導を多年にわたりされています。


本書は、その豊富な経験をもとに、品質管理の自習書として、かゆいところに手の届く配慮がされ、内容的にも明快で教科書としての完成度も高く仕上がっていると思います。

 内容理解のために演習問題を添付しているテキストも多くありますが、その回答が掲載されていないというものも多数見かけます。


確かに手法を学ぶので答えを求めるのではないとの考え方もあります。


しかしながら、本書では、巻末にその演習問題解答も収録してあり自習者に優しい配慮となっています。


本書の内容は、QC検定3級が、『QC七つ道具の個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々』とのことから本書もそれに呼応して、品質管理の基本とQC七つ道具の手法解説から抜取検査、TQMといった解説が核になっています。


本書は、10章から構成されています。


1章では、「品質管理
として、品質管理(SQC)から総合的品質管理(TQM)に始まり、ISO9000:2000規格を引用しての品質管理の用語の定義とか、品質、管理を含め、我が国のQCの歴史、品質管理に関わる各種のキーワードなどについてポイントを解説しています。


2章では、「データについて
として、データの種類、データには,ばらつきがある、統計的な考え方、母集団とサンプルなど品質管理におけるデータの取り扱いの基本的事項を解説しています。


3章では、「データのまとめ方とその活用
として、統計的手法、QC七つ道具のうち層別、パレート図、特性要因図、散布図、チェックシートについて、その考え方から作り方、その活用の手順、留意点などを含めて解説しています。


4章では、「グラフ
として、グラフを作る目的から、その種類、(円グラフ、棒グラフ、帯グラフ、折れ線グラフ)の作り方、グラフを作る上での留意事項などを解説しています。


5章では、「ヒストグラム(度数分布図)
として、ヒストグラムの概要から、作り目的、その作り方、正規確率紙を用いての正規性の検討、ヒストグラムの見方など解説しています。


 6章では、「データの数量的な表し方
として、サンプリングしたデータについての母集団の中心、バラツキの情報のまとめ方。ヒストグラムを活用しての平均、標準偏差の推定、その他、教習具を使っての正規分布の習得、さらに教習具による工程の不適合解析の習得の例が解説されています。


7章では、「管理図(シューハート管理図)
として、JIS Z 9021(シューハート管理図)に基づく、管理図について、種類、その作り方、その見方と活用の仕方などを解説しています。


8章では、「工程解析と改善
として、問題解決型QCストーリーなどの手順に基づく工程解析、工程管理の考え方、さらに標準化、規定及び標準類などの基本を解説しています。


9章では、「抜取検査
として、検査とは、から始まり、検査の分類、特に抜取検査についてその意味、型、累計確率曲線、OC曲線を作成する手順、計数規準型一回抜取検査表の活用など抜取検査の基本とその概要について解説しています。


10章では、「TQMを進めるためには
として、従業員の教育指導、管理・監督者の役割、TQMの実施による効果、TQCからTQMへなどの項目について、その基本と要点を箇条書きにより整理し、解説しています。


品質管理入門テキスト 改訂2版
日本規格協会
奥村 士郎(著)
発売日:2007-04
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:180921

なお本書の主要目次は、以下の内容です。
1. 品質管理
2. データについて
3. データのまとめ方とその活用
4. グラフ
5. ヒストグラム(度数分布図)
6. データの数量的な表し方
7. 管理図(シューハート管理図)
8. 工程解析と改善
9. 抜取検査
10. TQMを進めるためには
付 表
演習問題
演習問題解答





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  プロ野球のセリーグは、巨人が02年以来、5年ぶりに31度目のセ・リーグ優勝を飾りました。ただし日本一の目標には、クライマックスシリーズの突破のハードルと日本シリーズというまだまだ高いハードルが待っています。


 いずれにしても巨人が、ここ何年かの低迷を脱することができたのは、谷、小笠原、李などの戦力強化と若手投手陣の育成、さらに押さえに上原を配し、投打のバランスが取れてきたことで総合力がアップしたことによると思われます。


 企業経営において、営業や技術・開発が攻撃的とすれば、品質管理の位置づけは、守備的なものと思われます


 企業経営において他社との競争優位を確保して利益などの成果を獲得するためには、攻守のバランスが必須


 高度成長期には、雑な守備でも余りそれに足を引っ張られることは少なく、多くの失敗(クレーム)を経験し、痛い授業料を払いながらも、その過程で人材育成を図りつつ、品質向上を果たし、優良企業を目指すといった道も可能であったが、低成長時代には、先ず守備がしっかりしていることが生き残りの要件になります。


 そのため製造の現場で品質管理の基礎がしっかりと理解され、実務的に実践されることが重要になります。そのための品質教育の必要性がますます高まっていると思われます。またそのようなニーズに合致したテキストが望まれていると感じています。


本日は、品質管理の基本に絞ってわかりやすく書かれたテキストとして好評を得てきた本で、本年、現場の再教育ニーズに合わせて、より読みやすくするため改訂された品質管理テキストを紹介します。


本書:「品質管理がわかる本 改訂版」です。


本書は、著者:佃 律志氏にて、2007年5月に日本能率協会マネジメント 出版情報事業 より発行されています。


こちらのブログでも紹介した1998年9月発行の初版の初版の改訂版となります。


基本的な章の構成とその内容の概要について、初版から変わっていませんが、(是非、初版の紹介ブログをご参照下さい)全般的に補足説明に用いられているイラスト等が改定されたほか文書がより分かり易く訂正されています。右側のページにテーマとその解説が左側のページにその解説を補完するイラストなどの図表が掲載というスタイルは変わっていません。


とくにISO9001に関する記述が以前は、1994年版の第二版に対応していましたが、ISO9001:2000規格の第三版に対応した内容になり大幅に改訂されています


また7章のQC七つ道具に関する解説の項で、管理図とくにX(エックスバー)-R(アール)管理図について解説が大幅に強化された内容になっています。


品質管理について品質管理の目的と必要性に関する全般的な解説に始まり、品質管理の基本となる考え方、TQCのための小集団活動の進め方、ISO9001を中心に、品質向上のための統計的品質管理の考え方から、検査の考え方などの基礎と不良対策統計処理、さらにQC七つ道具の作成とそれらを活用した問題解決力など品質管理の基本から実務までが本書により一通り習得できる構成となっており、現場の品質教育にお奨めの一冊です。


本書の出版社による推奨の対象者は、以下のような方とのことですが本書の内容はもっと幅広い階層の方に活用できるように思われます。


●生産現場において品質の維持・向上を課題とするグループ活動のリーダー、メンバー。
●品質管理、品質保証、ISO9000の導入・推進などに従事する現場リーダー、新任管理者・スタッフ。 



品質管理がわかる本 改訂版
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
佃 律志(著)
発売日:2007-05
発送時期:通常4~6日以内に発送
ランキング:58262


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 品質管理の目的と必要性―企業の何が良くなるのか
第2章 品質管理の基本―品質とは、管理とは
第3章 TQCの基本―小集団活動のすすめ方
第4章 統計的品質管理の考え方―やさしい統計理論
第5章 検査の考え方―不良をチェックするしくみ
第6章 品質問題の解決手順―不良対策を例に
第7章 品質問題の解決手法―QC7つ道具とその使い方
第8章 現場主義QCですすめる不良対策






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  SQC(Statistical Quality Control:統計的品質管理)すなわち統計的な方法を用いて、品質や工程などの改善を行うQC手法について、特にMicrosoft Excelの機能だけを使ってできるQC手法について、その考え方、例題なども含めてのExcelを用いての解析ならびにグラフ化するための手順などやさしく解説している本を紹介します。


本書:「すぐわかるEXCELによる品質管理」です。


 本書は、この分野の多数の著作で知られる内田 治 先生で、2004年11月に東京図書より発行されています。1998年の初版本の改訂2版になります。第2版での改訂の主要部分は、抜取検査に関する内容が新たに追加されている点になります。


 多くのSQCのための専用ソフトもあり、それらは、確かに優れた機能を持っていますが、一般的には、高額になります。


 Microsoft Excelのような既にビジネス現場に幅広く導入されている汎用の表計算ソフトを活用することで実務的なSQCのかなりの部分がカバーされるため、このような汎用表計算ソフトの有効な使いこなしが推奨されます


本書では、品質管理についてSQCのための実務的な使いこなしの具体的な方法が解説されています


 少々脱線しますが、Microsoft Excelについて触れるとかっては、ISO9001やISO14001のマニュアル、規定、手順書、各種帳票類などの作成に広く活用されていました。昨今では、主体がほとんどMicrosoft Wordになり、一太郎による文書類とともにMicrosoft Excelの文書を見かける機会は、減りました。


 Microsoft ExcelがISOマネジメントシステムの運用の実務でもっと活用されても良いのでは無いかと考えています。


 例えば、ISO14001において、4.3.1項の「環境側面」などに関係して、組織の管理できる、および影響を及ぼせる環境側面について特定化した結果の一覧表などと、その環境影響の評価から著しい環境側面の特定化などでは、Microsoft Excelを用いるとロジックや計算を含むようなかなりの作業が自動的に進み、さらにその表をソートして影響の大きなものから並べるなど一連の作業が間違いが少なく比較的簡単に進められ、扱うデータが増えるほど効率的です。


 これも一端ですが、ISO9001の8.4項のデータの分析などでは、本書で記載されている手法の活用なども含めてMicrosoft Excelが極めて役立ちます。


 本書では、品質管理の考え方から、QC七つ道具(パレート図、チェックシート、ヒストグラム、散布図、管理図、グラフ、特性要因図)のなかからとくにグラフ、パレート図、ヒストグラム、管理図(8種類の管理図を紹介)についてその解析手順からグラフ化まで例題などを交えて実務的に詳しく解説されています


 さらに品質管理に必要となる統計量・確率分布・検定と推定・相関と回帰、統計手法の基礎知識に関連して工程能力指数、さらにOC曲線の作り方など含めて抜取検査などの項目についてExcelによる統計解析の方法が具体的に解説されています。


 汎用の表計算ソフトのMicrosoft Excelを用いて、SQCを進める際に手元で活用するハンドブック的な本になっています


すぐわかるEXCELによる品質管理
東京図書
内田 治(著)
発売日:2004-11
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:77254

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 品質管理と統計的方法
第2章 グラフ
第3章 パレート図
第4章 ヒストグラム
第5章 統計的方法の基礎知識
第6章 管理図
第7章 検定と推定
第8章 相関と回帰
第9章 抜取検査
第10章 アドインソフト


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  労働安全衛生マネジメントシステム規格のOHSAS18001:2007規格(「18001 Occupational health and safety management systems - Requirements」が初版のOHSAS18001:1999規格の改訂版として発行されています。

上記のようにタイトルも従来のSpecification(仕様)の規格からRequirements(要求事項)を規定した規格になっています。

なお当規格の発行日は、2007年7月31日ですが、BSI(英国規格協会)のサイトでは、既に入手可能です。(34ページで、価格は、50.00ポンドに設定されています。)

 今回の改定のポイントは、安全に対して更に衛生が強調され、統合マネジメントとしての観点からISO14001:2004規格(ならびにISO9001:2000とも)との規格構成を整合させた点などがあげられています。

上記のBSIのサイトで紹介されていますが、OHSAS18001:1999規格から OHSAS18001:2007規格への変更された点の一部を紹介すると例えば、以下のような変更があります。

  • 「衛生」の重要性が、より強調されたこと。
  • P-D-C-Aモデル図は、序文に述べられているのみで、主な各章には記述がなくなった。
  • 順守評価の項が独立した要求項になった。
  • 協議と参加の新たな要求事項が設定された。
  • 事故誘因の調査の新たな要求事項が設定された。

なお初版:1999年版からOHSAS18001:2007規格への移行は、詳細は、審査機関により異なるかもしれませんが、2009年7月1日までとなる模様です。

またガイドライン規格であるOHSAS18002規格(Occupational health and safety management systems - Guidelines for the implementation of OHSAS 18001:労働安全衛生マネジメントシステム-OHSAS18001の実施のための指針:現在は、OHSAS18002:2000規格)の改訂版は2008年 第3四半期の予定とされています。



さて、本日は、7月5日付けの当方のブログで紹介した(データのまとめ方と活用 機の続編でQC七つ道具(パレート図、チェックシート、ヒストグラム、散布図、管理図、グラフ、特性要因図)のなかの特性要因図散布図層別データの数量化を取り上げ、更に新QC七つ道具親和図法、連関図法、系統図法、マトリックス図法、アロー・ダイヤグラム法、PDPC法、マトリックス・データ解析法による言語データの活用も含め、各手法ごとに例を示し、手順・活用のポイントを分かり易く解説している本を紹介します。、


本書:「データのまとめ方と活用 II」です。

本書は、著者:大滝 厚 氏、千葉 力雄 氏、谷津 進氏による共著で、編集:鐵 健司氏にて2000年3月に日本規格協会より発行されています。

本書は、日本規格協会出版の9巻からなる[新版QC入門講座]の第6巻になります。

この[QC入門講座]シリーズは、TQM、管理・改善、社内標準化、品質保証などの進め方の基本を解説する1から4巻までの運営編とQC手法について解説する5から9巻までの手法編から構成されています。このシリーズの初版は、1984年ですが、1999年に新版に改定されています。

本書の「まえがき」で著者の大滝 厚 氏は、以下のように述べています。

「本書は、本講座5の「データのまとめ方と活用?」の続編であり、特性要因図、散布図、層別、データの数値化さらに言語データの活用法についての手順と活用のポイントを、実例を示しながら解説したものである

 執筆にあたっては、第一線の管理・監督者、作業者、QCサークルのメンバーの方々が、自学自習や手法勉強会でも理解できるように、各手法ごとに例を示して、手順に沿って解き、活用のポイントを解説し、最後に演習を自分で解くというステップで構成した。

品質管理では、PDCAのサイクルを回して管理・改善を行うことが大切であるといわれている。

手法の勉強も、このPDCAのサイクルの考え方を活用し、自分自身やサークルの管理、改善の能力向上に努めて欲しいと願っている。」


本書は、5つの章から構成されています。また各章の終わりには、その章の理解のための演習問題が掲載されています。なお演習問題の回答は、末尾にまとめて掲載されています。

6では、「特性要因図
として、特性要因図とは、から始まり、特性要因図のつくり方の手順、使い方と適用例、さらに作成ならびに活用のポイントが幾つかの事例を交えて分かり易く解説されています。


7では、「散布図
として、散布図とはどのようなグラフ化から始まり、散布図のつくり方の手順、その見方とその際の注意事項、さらには、散布図の使い方として、相関と回帰について、相関の検定ならびに回帰直線の求め方など事例を通して分かり易く解説されています。

8では、「層別
として、層別とはから始まり、QC手法を用いての層別の使い方と適用事例、層別のやり方、注意事項、結果による層別と要因による層別の方法について解説しています。


9では、「データの数量化
として、ここでは、中心とばらつきの数量化とその表し方から始まり、度数分布表や変数変化による平均値と標準偏差の算出の方法と計算値の丸め方、また平均と標準偏差の活用方法として、正規分布、工程能力指数(PCI、Cp)、正規分布表、さらには計数値データの数量化などを解説しています。


10では「言語データの活用法
として、新QC七つ道具とはどのようなものかに始まり、親和図法連関図法系統図法マトリックス図法アロー・ダイヤグラム法PDPC法のそれぞれについて、その概要、つくり方の手順、活用例、各活用のポイントの順で解説しています。

「データのまとめ方と活用?」の書籍の図
日本規格協会
大滝 厚(著)谷津 進(著)千葉 力雄(著)鉄 健司(編集)
発売日:2000-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:424826

なお本書の目次は、以下の内容です。
6 特性要因図
7 散布図
8 層別
9 データの数量化
10 言語データの活用法

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