あけましておめでとうございます。


今年も宜しくお願いいたします。


正月とかは、日常の多忙の中で埋没してような状態を一応、ご破算にしてリスタートできる良い機会です。


日頃はなかなかできないモノ・コトを考えて直してみるチャンスを提供してくれます。


安岡正篤先生は、物の考え方には、以下の3つの原理があると説いています。


  • 目先で見るか、長い目で見るか
  • 一面的に見るか、多面的(or 全面的)に見るか。
  • 枝葉末節で見るか、根本的に見るか。

後の方の見方を心掛けよとの論になるかと思います。


ISO 9001の効用とかを考えてみるのに。


もしこのような品質マネジメントシステム(以降QMSと略)規格がなかったら組織とかの活動はどうなっているか?


との仮定法で考えて見るのも有効です。


ISO 9001がなければ、まず、認証制度、審査機関、審査員研修期間、審査員、ISOコンサルタントなどの存在がなくなります。


ISO 9001が無かったとしても、


当然、品質管理や品質保証の仕組みは必要で、


さらに


マネジメントの成熟度の高い組織からサプライチェーンの要求としての何らかの取引先へのQMS的なものの要求は行われることと思われます。


この種の要求についてISOのような国際的な標準化されたものがないので、むしろ組織では、諸外国も含め相当に複雑な個別対応が求められているだろうと推定されます。


このように少し連想してもISO 9001の効用が浮かび上がってくるように思われます。


しかし、ISO 9001が本当にあなたの会社の経営に役立っていますかとなると、


ISO 9001の認証を取得したものの自信を持って経営に役立っていると宣言できないという組織も少なくないように思われます。


ISO 9001をどう経営に活かしたらよいかわからないためにそのようになっているとすれば勿体ないと思います


そのような方々のためにISO 9000を経営に役立つ取り組みにしていくためにどのようにすればよいかについて説いている本を紹介します。


定番本の第3版になります。


<<ポイント>>

ISO 9000シリーズの基礎知識、QMSの構築と認証、TQM活用に実践ポイント等をわかりやすく解説した文庫本。


ISO 9000シリーズの概要とこれまでの歴史


ISO 9001に基づくQMSの構築のコツ


から


TQM(総合的品質管理)とのベストミックスによりQMSの有効性を改善していく方策


など経営に役立つISO 9000の知識をわかりやすくコンパクトに解説しています


本書:「ISO9000の知識<第3版>」です。


本書は、著者:中條 武志氏にて、2010年12月に日本経済新聞出版社より、「日経文庫」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。


真に役立つ

取り組みにする!

最新動向をふまえ大幅改定

品質マネジメントシステムの構築と認証、

TQM活用による有効性向上をやさしく解説。


本書は、下記の目次のように5章から構成されています。


概念図などを含む図表が多数挿入されており分かり易い解説になっています。


解説の途中に「ISO規格」、「標準化」、……「保証の方法」といった用語解説のコラムが挿入されており親切な展開になっています。


ざっと以下の流れとなっています。


本書は、ISO9000ISO9001ISO9004の3規格はどのようなものかとの概要、QMS規格の制定から今日までの発展の歴史をたどってみることから始まっています。


またISO9001に基づくQMSの認証制度と認証にまつわる世界的な動向などを概観し、CEマーキングなどを含む製品認証との関わりについても言及しています。


そしてISO9001に基づくQMS構築の重要なポイントを整理して概観した上で、とくに文書化と内部監査に重点化して構築・運用の留意事項を説いています。


QMSが一旦確立されると、標準化・可視化に重きを置いたISO9001の適用を続けているだけでは十分な効果が上げられないとし、TQMの考え方・方法論を取り込んだQMSの実践のために克服すべき5つのポイント等について説き、


QMSの有効性の向上には以下の3つに注力することが望ましいとの観点からTQMの手法・ツールを有効に活用する方法を説くという流れになっています。


  1. 改善を組織的に推進する
  2. 人に起因するトラブル・事故を防ぐ
  3. 魅力的品質を創造する

特にTQMの考え方・方法論を取り込んだQMSの実践のための5つのポイントは、筆者独自の観点になり、説得力に富んだ含蓄ある内容になっています。


TQMの分野でこれまで活用されてきたツール・手法は多彩です。


上記の5つのポイントもそうですが、ISO9001の仕組みにTQMのツール・手法をadd onして改善に取り組むとすれば、先に組織の経営上の課題や問題点を明らかにし、重点化して取り組むことが必要です。


時間は、無限になく経営資源を浪費する余裕はありません。


将来に対する明確なビジョン・ねらいもさることながら、今、改善を行うべき本質的な問題か、またその解決のために有効なTQMのツール・手法があるかを明確にすることからはじめるべきではないかと思います。


そのようなことを整理し、自組織のQMSを見直してみるのに本書は、良いトリガーとなる一冊思います。


<<本書で何が学べるか>>

本書は、ISO 9000シリーズについて、コンパクトにわかりやすく解説する定番書で最新動向を盛り込み改訂されたものです。


ISO 9001に基づくQMSの構築のコツをわかりやすく解説し、ISO 9001にTQM(総合的品質管理)のツール・手法をアドオンして活動を広げていく必要性とそのための実践ポイント等を分かり易く解説しています。


<<まとめ>>

ISO9000シリーズを経営に有効に活かしたいと考えている方々には、お奨めの一冊です。


QMSの有効性の改善のためのヒントが得られると思います


なお本書の目次は、以下の内容です。
1 ISO9000シリーズとは
 1 ISO/TS176によるISO9000シリーズの制定
 2 品質マネジメントシステムとは
 3 品質管理及び品質マネジメントシステム規格の発展の歴史
 4 ISO9001とは
2 品質マネジメントシステム認証制度とその現状
 1 品質マネジメントシステムの認証制度とは
 2 品質マネジメントシステム認証制度をめぐる世界の動向
3 ISO9000リーズに基づいて品質マネジメントシステムを構築する
 1 品質マネジメントシステムを構築する際のポイント
 2 品質マネジメントシステムの文書化
 3 品質マネジメントシステムの内部監査
4 ISO9000シリーズをTQMから見直す
 1 TQMの考え方
 2 ISO9001シリーズとTQMの共通点・相違点
 3 ISO9001シリーズからTQMへ
5 TQMのツール・手法を上手に活用する
 1 改善を組織的に推進する
 2 人に起因するトラブル・事故を防ぐ
 3 魅力的品質を創造する
参考文献



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ブランドマネジメントというのが何をおこなうものなのか正直なところ知りませんでした。


広告・イメージ戦略を体系的に理論武装したものかなという印象であったが、本書を読んでみると筆者は、ブランディング(Branding)というのは、『売れ続けるための戦略』で、ブランドとは、顧客に対して示した約束が継続的に高度に果たされ続けた結果から生じるもので、企業が顧客に対して示した約束と考えるというのがブランドマネジメントの基本的な考えであるとのこと


また時代は、プロダクトアウトのできたものを売る【Selling】の戦略の時代から、マーケットインの顧客のニーズに合ったものを売る【Marketing】戦略の時代へ、さらに売れ続けるための【Branding】戦略の時代へとマーケティングの強調部分は移行し、顧客との『取引』の時代から『関係性』の時代に移行していると説いています


  • 【Selling】→【Marketing】→【Branding】
  • 【取引】→【関係性】

このブランドマネジメントとこれまでは異なった分野での活動と扱われてきたTQMについて、互いの弱みと強みを補い合うような相互補完的な関係にあるとして、両者の融合による組織能力向上に焦点を当てて説いている本を紹介します。


ブランドマネジメントを顧客関係の構築のための明確なビジョン確立の強力な手法として活用すると共にそのビジョンを具現化するための組織マネジメントの手法としてのTQMとを組み合わせた活用の視点を分かり易く説いています


<<ポイント>>


ブランドマネジメントの枠組みの『ブランド・プロポジションの方法論、さらにブランドマネジメントTQMを融合した組織マネジメントとしての『ビジョン・マネジメント』を説く本。


本書では、


ブランドマネジメントTQMの融合がどのようなシナジー効果を持つかの考察


にはじまり、


ブランドマネジメントとはどのようなものかを概観し、


ブランドマネジメントにおいてのコンセプトを表現するブランド・プロポジションの解説、


ブランド・プロポジションの設計の方法、


ブランドマネジメントTQMとの融合の効用、


ビジョン・マネジメントが企業経営にどのようなインパクトを与えるか


といった点など考察し解説しています。


本書:「ブランドマネジメント」です。


究極的なありたい姿が組織能力を更に高める」との副題が付いています。


本書は、著者:加藤 雄一郎准教授(こちらが先生の「ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記」とのブログのサイト)、(財)日本品質管理学会 監修にて、2009年11月に日本規格協会よりJSQC選書の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


企業と顧客を共に理想状態に導く枠組み

ブランドプロポジションで組織力を高めましょう!


本書は、8章から構成されています。


途中には、/コラム/欄があり、トピックスを解説しています。


概念図などの図表も表現力に富んだものが挿入され、抽象的な概念等を分かり易く解説するための工夫が凝らされています。


ブランドマネジメントTQMがそれぞれどのような関係にあるかという考察から始まっています。


両者のプランニングの面と組織作りの方法との関係を相互補完的とし、両者は密接に結びつくべきでビジョン・マネジメントという新たな経営に向けて両者の融合は極めて強力になると展望していきます。


ブランドマネジメントとはどのようなものか、良好な顧客関係性の構築の位置づけの基盤になるブランドといったブランドマネジメントの基本的な考え方、良好な顧客関係性構築に向けた要件と言った点を解説しています。


ブランド・プロポジションというブランドマネジメントにおける「顧客から見た自社の存在理由」に関わるコンセプトを表現する基本的枠組みについてどのようなものかを説いています。


ブランド・プロポジションについて、その基礎となっている以下のような3ステップのメカニズムとするP.A.Simon意志決定モデルの解説から説き、顧客の購買行動へと適用し、企業のすべての戦略的行動の源となるべきブランドプロポジション設計で明らかになるポイント等を解説していきます。


  1. 目標の設定
  2. 目標と現状の差異の認識
  3. 差異を埋めるための手段行使

このブランド・プロポジションが、企業経営にどのような効果をもたらすかについてB2BのテキスタイルとB2Cのヘアサロンのビジネス系の事例を取り上げその効用を説き、さらにCS経営にブランドマネジメントを導入するとどのような意義があるかを考察し解説しています。


ブランド・プロポジションを設計する5つのステップの中の中心的な方法となる『4Q 洞察』についてどのようなものかどのような手順でそれを進めるか、さらにツリー構造で表現されるVTree表現等について解説しています。


4Q(4 Questions)というのは、洞察を行うための4つの視点(「So what?」、「what?」、「why?」、「True?」)の4つの質問になります


とくにヘアサロンのやりとりの事例を交えて具体的に解説しています。


ブランド・プロポジションを設計するというこの一連の展開は、感性の要素も強いのかなという印象もありますが、最近では、「人材育成プログラムとしてブランド・プロポジション設計演習を組み込みたい」との要請も増えているとのこと。


またブランドマネジメントTQM の融合及びビジョン・マネジメントが企業経営にどのようなインパクトを与えるかを展望しています


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、ブランドマネジメントを分かり易く解説し、さらにブランドマネジメントTQMとの融合がもたらすシナジー的な効果を考察し、顧客関係性構築のためのプランニングの方法論の強みと組織力を持って実体的に具現化するマネジメントとしての強みを合体することで企業経営にインパクトを与えると説いています。


とくに企業と顧客を共に理想状態に導く枠組みの「ブランド・プロポジション」についてその効用、CS経営との関係、ブランド・プロポジションの設計の手順など事例紹介を交えて分かり易く解説しています


<<まとめ>>


ブランドマネジメントTQMの融合とは、どのようなものかに興味を感じた人は、是非、本書を読んでみて下さい。


本書では、ブランドマネジメントTQMの融合がもたらす新鮮な組織論が説かれています。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 はじめに:ブランドマネジメントとTQMの関係
第2章 ブランドマネジメント概論
第3章 コンセプトを表現する基本的枠組み:ブランド・プロポジション
第4章 事例:ブランド・プロポジションの効用
第5章 CS経営にブランドマネジメントを導入する意義
第6章 ブランド・プロポジション設計手続き:4Q洞察とVTreeの活用
第7章 ブランドマネジメントとTQMの融合による今後の展望
第8章 ビジョン:夢と希望に満ち溢れた“究極的なありたい姿”が企業にさらなる飛躍をもたらす


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「日本企業は、円高不況、バブル崩壊、低成長経済など、幾多の困難を乗り越えてきた、日本の製造業の強さはどこにあるのか、それは、トップがグローバル市場をにらみながら、現場や現実を直視し、戦略、方針を明示する。そのトップ方針を部課長が具体的に展開する。この上司方針を的確に把握し、各職場で解決しなければならない問題・課題をケーマに設定し、問題解決能力を展開し、次々を問題を解決していくところに日本的経営の強みがある
(略)
今後の日本企業の成長は、得意技術をテコに、成長市場に事業の照準を合わせ、グローバル展開できるかどうかにかかっている。企業競争力を高めるためには、職場スタッフの問題把握と問題解決能力に左右されるといっても過言ではない。」


…と本書の冒頭の「新刊発刊にあたって」で、細谷 克也 委員長(日科技連問題解決部会構成メンバー)が述べています。


本書は、QC的なアプローチに基づく問題解決法の学習書として広く活用されてきた前著の『TQCにおける問題解決法』の新刊となります。


世界金融危機は、急激なスピードで実態経済にも強い影響を及ぼしています。


「短期経済観測調査(短観)」で製造業の業況判断指数(DI)は、過去最悪を更新するといった状況にあります。


そんな中、明るいニュースとして、大阪府東大阪市の中小企業が開発した小型人工衛星「まいど1号」が、23日に打ち上げられたH2Aロケット15号機(温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」のほかに、まいど1号、KKS−1など7つの小型衛星が相乗り)から無事、切り離され、打ち上げに成功しています。

グローバル化が進み企業間の競争が激化する中で、「不易流行」で何をコアとして守り、何を変えていくべきか。


今日のような厳しい環境下でどのような経営戦略のもと組織のモチベーションを集中させどういう手を打ったかの優劣が今後の生き残りから成長に関わってきます。


QC的なアプローチに基づく問題把握問題解決法というのは、日本的経営の強みのコア要素としてさらに強化すべき基盤と考えます。


TQMによる問題解決法の解説書を紹介します。


<<ポイント>>


QC的アプローチによる問題解決の考え方、進め方、手順について、豊富な事例を交えて解説しているTQM学習書


本書では、TQM(総合的品質管理)活動について必要性、どういった活動なのか、問題解決の意義はどこにあるかといったことから…。


QC的なアプローチによる問題解決の考え方、進め方、手順について、事例を交えながら実務に活用できるように丁寧にわかりやすく解説しています。


本書:「TQMにおける問題解決法」です。


本書は、日科技連問題解決研究部会の編にて、2008年12月に日科技連出版社 より発行されています。


なお本書の1985年刊の初版では、「TQCにおける問題解決法」とのタイトルになっていました。


TQMにおける問題解決法
日科技連出版社
日科技連問題解決研究部会(編集)
発売日:2008-12
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:168824

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の「新刊発刊にあたって」にも掲載されていますが、本書を活用することで、以下のことが実現できるとしています。


  1. 「品質」という視点から経営管理を見つめ、経営上の重要問題・課題を解決し、経営課題が達成できる
  2. 競争力の中核となる技術を高め、魅力的商品を創出するための考え方、方法論、そして手法の使い方を学ぶことができる
  3. QC的問題解決に必要なQC的ものの見方・考え方が習得できる
  4. 問題解決能力に優れたスタッフを養成できる
  5. TQM(総合的品質管理)活動とは、何を、どうすることかが理解できる

本書は、9章から構成されています。


ざっと概要を紹介します。


第1章では、「TQMと問題解決
として、これからの企業を取り巻く環境を整理した上で、TQMがなぜ必要なのかに始まり、TQMの定義、我が国のTQMの特徴、TQMがどのような効果をもたらすかなど解説しています。


さらに企業、職場の抱える問題解決について、問題解決の(「問題の抽出」→「問題の解析」→「問題解決の行動」の3つの)ステップ、と問題解決のポイントといった問題解決の意義について解説し、そのポイントを「QC的問題解決10訓」にまとめています。


第2章では、「QC的問題解決の基本
として、QC的問題解決の意義およびQC的の意味といったQC的な考え方の解説にはじまり、問題解決の心構えと問題解決に強い人とはといった問題解決の基本を述べています。


そして、問題解決のためのデータに関して、データの取り方、母集団とサンプリングの考え方などを解説しています。


固有技術と問題解決との適切な関わり、さらにQCチーム、…、QCサークル等のグループの種類と作り方、グループ活動のポイントなどを解説しています。


第3章では、「問題のとらえ方
として、問題とは、『現状と目標、理想との差』とし、問題の発見の仕方、問題発見のポイント、問題の効果的な把握の仕方などの問題のとらえ方を体系的に整理し解説しています。


第4章では、「問題解決の手順
として、『1.問題点の把握』から『14.今後の課題』に至る問題解決の14ステップについて、具体的な事例をあげて、QC7つ道具などのツールの活用も交えてどのような手順で、各ステップにおける留意すべきポイントなども含めて問題解決を進めるかを解説しています。


第5章では、「問題解決のためのQC手法
として、問題解決のツールとして活用するQC手法について解説しています。


QC手法を活用する上での基本的な考え方から、(特性要因図、パレート図、チェックシート、ヒストグラム、散布図、管理図、グラフ)のQC七つ道具、(連関図法、親和図法、マトリックス図法、系統図法、マトリックス・データ解析法、PDPC法、アローダイアグラム)の新QC七つ道具、さらに検定・推定、実験計画法、回帰分析、多変量解析、サンプリング法、抜取検査、FMEA、FTA、ワイブル解析、信頼性工学、官能検査、IE、VE、OR、創造性工学などの概要を解説し、問題解決の手順の中でどのステップでどの手法を(組み合わせて)活用すると効果的かといった手法の選び方について職能別に解説しています。


第6章では、「活動報告書の書き方
として、活動報告書をまとめるに当たっての基本的考え方、まとめ方、文章や図表を作成する上での留意すべき事項などを取り上げて解説しています。


第7章では、「問題解決のための教育
として、QC的なアプローチによる問題解決のために行う教育に関して、その重要性、方法、内容について、全社員を対象として行う際の要点、本書を活用しての問題解決法コースのカリキュラムと内容について概説しています。さらに研究員が実務で抱えている問題を取り上げ、QC的なアプローチを通して指導講師と討議を重ねながら問題解決の実力を養う研究会である「実践研究会」についての要領から進め方、まとめ方までを解説しています。


第8章では、「各部門における効果的問題解決法
として、研究開発、商品企画、設計、生産技術、製造、販売、営業の各部門を取り上げ、それぞれの部門における問題の見つけ方から問題解決法のポイントについて事例を交えて解説しています。


第9章では、「問題解決の実施例
として、組立産業、装置工業、建設業、サービス業の4業種を取り上げ、TQMの推進の中でどのように問題解決が行われたかを解説しています。最初にその業種での問題解決のポイントを解説し、次いで読みどころを説明した上で具体的な事例について詳解しています。


本書により、QC的アプローチに基づく問題解決法の考え方、進め方、手順の基礎から実務への活用までを習得できる構成になっています。


<<TQMに関する書籍>>


「ISOの本棚」のブログですでに紹介した以下のような『TQMに関する』本がありますのでご参照下さい。



<<本書で何が学べるか>>


本書では、TQM(総合的品質管理)活動についてのTQMのおける問題解決法の必要性、どういった活動なのか、問題解決の意義はどこにあるかといったことから説き起こしています。


TQM(総合的品質管理)活動の中核となるQC的なアプローチによる問題解決の考え方、進め方、手順について、事例を交えながら実務的に多数の図表を交えてわかりやすく解説しています


経営も革新が問われていますが、社員も「change!」が問われています。


自らの成長と将来に責任を持つことが必要です。


企業競争力を高めるために職場スタッフとして、更なる問題把握と問題解決能力を高めておくことは優先すべき自己変革の取り組みと考えられます。


<<まとめ>>


本書は、QC的アプローチに基づく問題解決法の考え方、進め方、手順の基礎から実務への活用までを習得できる構成になっており、業種、職能を問わず、問題解決に関心を持つビジネスパースンには読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は以下の内容です。
第1章 TQMと問題解決
第2章 QC的問題解決の基本
第3章 問題のとらえ方
第4章 問題解決の手順
第5章 問題解決のためのQC手法
第6章 活動報告書の書き方
第7章 問題解決のための教育
第8章 各部門における効果的問題解決法
第9章 問題解決の実施例




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ISO 9001の認証を取得した会社について、それが業績向上に結びついている会社とそうでない会社があります。


審査登録が業績向上に結びつくか否かについて両者を比較してみて、「審査登録の成果を左右するもっとも大きな要因は、経営者と品質管理責任者の認識にある」する著者(企業でTQC推進役を10年経験し、ISO審査員として約8年の経歴)が業績向上のために品質ISOを活用してどのように取り組むべきかを説いている本を紹介します。


ISO 9001規格が抽象的であるとし、品質ISO規格の本は、これまでにも多数出ているが、どの参考書にもこのことは触れられなかったと述べ、この抽象的な判断基準による審査・監査の性格と活用方法から規格の神髄を理解して、なぜ失敗するのかを具体的に明示し、レベルアップに向けて規格をどのように使えば良いかを解説しています。


また品質管理の観点から業績向上に役立つ手法、テクニック等も紹介しています。


本書:「だから、あなたの会社の「品質ISO」は失敗する」です。


本書は、著者:中村 伸 氏にて、2008年4月に日刊工業新聞社 より発行されています。


同社の「B&Tブックス」の一冊になります。


本書の表紙カバーの下部には、以下のように書かれています。



「なぜ失敗するのか? なぜううまくいかないのか? どうすれば成功するのか?


失敗から学ぶ


成功のノウハウ教えます


本書は、9章から構成されています。


1章では、ISO 9001の抽象的な判断基準が持つ審査・監査の性格と活用方法について、2~4章では、規格への対処方法とレベルアップのための規格の活用法を提示しています。


また5~9章では、業績の向上に役立つ手法からテクニックを解説するといった展開です。

全般的に、イラストや図表を交えて分かり易く解説されています。


また『余談』と題して「組織の顧客が審査登録機関の顧客か」から「眼は口ほどにものを言う」まで16のトピックスが本文中に取り上げられています。


第1章では、「審査・監査を上手く使わないから審査登録の成果が上がらない
として、認証を返上する組織が出てきていることを取り上げ、その理由が『ISOの認証を継続しても、審査料金に見合うメリットが得られていない』ためだろうと冒頭に述べています。メリットが得られない大きな要因は、審査員が規格の末端的要求への不適合にのみ拘泥し、大局的な見地(顧客満足や継続的改善)からの適切性審査をしないためと述べています。審査・監査の効果を正しく評価するという視点からの順守性審査と適切性審査について幾つかの課題を取り上げ解説しています。とくに規格要求事項への適合に関して、組織側に具体的な判断が委ねられている記述部分については、適切性審査が重要だとの筆者の独自の論点を強調しています。


第2章では、「品質目標が狭いから審査登録の効果が限定される
として、ISO 9000規格の品質、製品、品質目標の定義の確認に始まり、品質目標の設定に関する誤解について解説すると共にISO 14001のような責任者、日程、手段を明示した品質目標の設定の考え方について解説しています。


第3章では、「品質保証の仕組みを認識していないから有効なシステムにならない
として、ISO 9001:2000規格の7.5.2項の「製造及びサービス提供の妥当性確認」等の解釈の品質保証的な観点からの見直しを中心に効果的で効率の良いQMSについて解説しています。


第4章では、「規格の解釈が浅いから効率的なシステム運用に結びつかない
として、前向きの規格の解釈の例として、6.2項「人的資源」、7.3項「設計開発」、8.2.3項「プロセスの監視測定」、4.2項「文書化に関する要求事項」について取り上げ効率的なシステム運用をする考え方を解説しています。


第5章では、「原因究明が浅いからクレーム・不適合品が減らない
として、クレーム件数や不適合製品がなかなか減らない会社では、往々にして原因究明が不十分な場合が多いと述べ、原因究明の基本的な手法から、とくに「なぜなぜ分析」を中心に掘り下げて解説しています。


第6章では、「QC手法を知らないから有効なデータ分析ができない
として、TQC手法について、層別(考え方、MECE、必要十分条件)、グラフの活用(各種ブラフの活用、管理図、工程能力指数、ヒストグラム)、新QC七つ道具(連関図、系統図、親和図法、工程表、アローダイヤグラム、FMEA)などのQC手法の活用について解説しています。


第7章では、「品質管理に確率の考え方を活用していない
として、事前確率と観測確率とを結合して事後確率を評価する『ベイズの定理』を取り上げ、確率論的な考え方を品質管理に活用することの重要性について再検査の必要性の判断などの事例を交えて解説しています。


第8章では、「ヒューマンエラーによる不適合・事故の発生が絶えない
として、ヒューマンエラーを取り上げ、そのメカニズムから6つの対策(「やらずに済ます」、「ポカよけの工夫をする」など)を解説しています。


第9章では、「情報が適切に伝わない
として、会社の仕事の中で要領よく意図や意味を伝える上で、どのような注意や作法が必要かについて解説しています。


また『付表 9001規格の抽象的な部分と具体的な部分の例示』との表が添付されています。


折角のISO 9001の認証を取得していたとしてもそれが経営的な成果に結びついていないとすれば、実にもったいないことで本書の筆者の論点には、大いに、共感します。


ただし、ISO 9001は、あくまでISO 9001の規格要求事項の範囲内でということになりますので筆者の言う適切性審査で提示されたコメント、推奨事項などは、重要なのですが、基本的には、組織には是正義務が発生しないことになります。組織の規模やQMSの段階といったものに応じて、組織側の裁量で、継続的改善の観点から再判断して組織のQMSに取り込むとことになります。


品質ISOを前向きにとらえ、組織のステージに応じて、QMSの効率(すなわち費用対効果比:投入経営資源に対する経営効果のアウトプット)をテーマにしてISO 9004:2000(2009改訂では、JIS Q 9005、9006が取り込まれる)やJIS Q 9005、9006規格、更には、本書のような観点も含めて取り込めば、確実に費用対効果比の高いQMSが目指せると考えます。



「だから、あなたの会社の「品質ISO」は失敗する」のjpeg画像
日刊工業新聞社
中村 伸(著)
発売日:2008-04
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:23941


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 審査・監査を上手く使わないから審査登録の成果が上がらない
第2章 品質目標が狭いから審査登録の効果が限定される
第3章 品質保証の仕組みを認識していないから有効なシステムにならない
第4章 規格の解釈が浅いから効率的なシステム運用に結びつかない
第5章 原因究明が浅いからクレーム・不適合品が減らない
第6章 QC手法を知らないから有効なデータ分析ができない
第7章 品質管理に確率の考え方を活用していない
第8章 ヒューマンエラーによる不適合・事故の発生が絶えない
第9章 情報が適切に伝わない
付表 9001規格の抽象的な部分と具体的な部分の例示





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  継続的改善という言葉がありますが、新たな情報が織り込まれた最新の本がベストかというと品質管理の基本の考え方の面で、出版されてからかなり経過していても名著は沢山あると感じています。

 このような名著について、こちらのブログでも積極的に取り上げていきたいと考えています。

 1984年に発行された本ですが、品質管理を進めていく上で特にその有効性を高めるために重要な20のキーワードを取り上げ、具体的な実例を挙げながらQCTQCTQM)の本質、考え方、進め方を論じ、解説している本を紹介します。

本書:「QC的ものの見方・考え方」です。

本書は、著者:細谷 克也氏にて、1984年に日科技連出版社より発行されています。

本書は、品質月間テキストが原型となって策定されたものです。


 なお蛇足になりますが、1960年(昭和35年)に毎年11月を「品質月間」とすることが決まり、主催機関は日本科学技術連盟、日本規格協会、日本生産性本部、日本能率協会、後援機関は、文部科学省、経済産業省、日本商工会議所、日本放送協会と決められています。

 品質月間の主な目的は、『全社員の品質意識の高揚 顧客満足、従業員満足の徹底 品質保証体制の確認 製品、サービスの質向上 ISO9000認証取得後の品質レベル向上 協力企業の体質強化、経営方針の展開と成果の確認 』等です。

 私が所属していた組織でも品質月間に向けて種々の関連行事が計画され、年間計画で決まってはいるのですが、実務的には、お盆明けの頃からその準備等で忙殺されていたことを思い出します。

 こういった時期に基本的なところで、QC的ものの見方・考え方をレビューしてみることは、意義深いように思います

 本書では、まえがきの前に「効果的なTQC推進の秘訣」の第1条:「TQCにより永続的繁栄のできる企業体質に改善すること」以下の20条の考え方が提示されています。

 本書で取り上げられている20項目のキーワードは、『企業体質の強化 / 全員参加の経営 /品質第一 / PDCAのサイクル /重点指向 / ファクト・コントロール / プロセス・コントロール /消費者指向 / 後工程はお客様 /QC手法の活用 / 問題解決の手順 /標準化 / バラツキ管理 / 再発防止、未然防止 / 源流管理 /教育・普及 /方針管理 / 機能別管理 / QC診断 /人間性の尊重』ですが、この各キーワードについて、以下のような記載順序にて解説されています。

「○○とは?」という形式でのキーワードについての定義やその意図する目的やとくに『QC的なものの見方と考え方』を強調しての解説。

キーワードについて、それを実践することでどのような効果が得られるかを箇条書きでまとめた上で、さらに成果を確実なものにするための進め方、ノウハウ、留意点について詳細に解説。

そのキーワードに関する企業での実施事例を詳しく紹介し、解説。

また最初に本書の推奨される読み方や勉強の仕方などの読み方・使い方のガイドが掲載されています。

トップ、部課長、スタッフを中心に、職場第一線の監督者、QCサークルリーダーなどそれぞれの立場の方に活用される工夫がされていることを上記の読み方・使い方のガイドで説明しています。

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日科技連
細谷 克也(著)
発売日:1984-10
発送時期:通常4~5日以内に発送
ランキング:59508
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 マヌケ工場を立て直してくれた有り難い一冊

なお本書の目次は、以下の内容です。
まえがき
本書の読み方・使い方
1. 企業体質の強化
2. 全員参加の経営
3. 品質第一
4. PDCAのサイクル
5. 重点指向
6. ファクト・コントロール
7. プロセス・コントロール
8. 消費者指向
9. 後工程はお客様
10. QC手法の活用
11. 問題解決の手順
12. 標準化
13. バラツキ管理
14. 再発防止、未然防止
15. 源流管理
16. 教育・普及
17. 方針管理
18. 機能別管理
19. QC診断
20. 人間性の尊重

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 品質保証QA:Quality Assuranse)について、ともすると従来からの品質保証は、品質の作り込みに重点が置かれ、保証責任の部分は少し手薄となる面があったとし、「品質保証は顧客のためのもの」との視点において、従来からの品質保障に加えて、保証活動をシステム化、標準化したISO9001の品質活動と品質保証責任を法的に追及している製造物責任法(PL)法のそれぞれの特徴を生かしたいわばベストミックス型とも言うべき品質保証活動の進め方を説いている本を紹介します。

すなわちTQC・ISO・PLを統合した顧客からの視点を強化したTQMの時代に合致した品質保証について説いています。

本書:「品質保証活動の進め方」です。

本書は、著者:梅田 政夫氏、編集:鐵 健司氏にて2000年2月に日本規格協会より発行されています。

本書は、日本規格協会出版の9巻からなる[新版QC入門講座]の第4巻になります。

この[QC入門講座]シリーズは、TQM、管理・改善、社内標準化、品質保証などの進め方の基本を解説する1から4巻までの運営編とQC手法について解説する5から9巻までの手法編から構成されています。このシリーズの初版は、1984年ですが、1999年に新版に改定されています。

筆者は、本書の「まえがき」で従来の品質保証活動では、品質管理における「品質の作り込み」の延長線上にあって、視点が企業の側にあり、顧客に対する責任面で不足していたのではないかとし、またISOの品質保証に関しても、欠陥品が顧客に渡った場合の対応等が触れられていないとした上で、以下のように述べています。


「保証するということからすれば、顧客の手に渡ってからが重要であり、PL法は欠陥商品による損失に対し企業責任を追及し、しかるべき保証をさせることを狙いにしている。

 TQCからTQMへの脱皮、成長を指向しているこの際、TQC、ISO、PLを総合し、顧客からの視点を強化して、TQM時代の新しい品質保証概念を固めていくのも有意義と考える

本書はこのような観点からまとめてみた。」


本書は、7つの章から構成されています。最後に各章についてその理解を確認するための演習問題が添付されています。


1. では、「品質保証の考え方
として、「経営と品質保証」について顧客があっての会社、顧客満足の基本は品質などに始まり、「保証すること」、「品質とは」、「品質を保証するとは」などの基本についてその考え方、定義などを整理し、解説しています。


2.では、「品質保証活動の進め方
として、品質管理と品質保証の相互関係や位置づけの違いなどに触れた上で、品質保証活動の概念について概念図を用いて解説し、ISO9001、JISマーク制度、GMPやHACCPなどによる品質保証などを解説し、品質保証体系図を取り上げ、従来からの品質保証はこの品質保証体系図に集約されるとした上で、これからの顧客視点の品質保証モデルの考え方について解説しています。ここでは、「品質保証規定」のモデルが資料として紹介されています。


3.では、「設計品質の保証活動
として、設計品質の課題は、顧客の期待と後工程(製造・検査・輸送・据付など)の要望に応える設計が設計品質の2大要件とし、企画品質、試作・開発、社外及び社内に対する設計品質の保証、デザインレビューなどについて留意すべきポイントを解説してます。この章では、関連資料として、FMEA、FTAなどの「信頼性の保証」、フールプルーフ、フェールセーフなどの「安全設計」、ライフサイクルアセスメント(LCA)が解説されています。


4. では、「生産における品質保証活動
として、製造の品質保証とは、当たり外れのない製品を提供することだとし、「品質の作り込み」と「確認のための検査」が中心課題とし、調達資材の品質の保証の考え方、機械・設備などの工程能力とその管理について工程能力の調査、工程能力指数の算出と評価の手順から、組織の仕事の標準化、作業者の教育・訓練、日常管理、異常値などの項目についてフロー図など交えて解説しています。また関連資料として、「品質保証協定締結に関する規程」が紹介されています。


5.では、「試験・検査部門の品質保証活動
として、品質保証における試験・検査の役割の確認からはじまり、計測管理、試験・検査の技術、PPMの品質保証、検査の信頼性、試験・検査の記録についてその留意すべきポイントなど交えながら解説しています。


6.では、「市場における品質保証活動
として、製品が顧客の手に渡り用いられている市場こそ品質保証活動の正念場であるとして、品質に関わる迷惑をかけないための製品の情報提供の適切性や、迷惑をかけたら償いとし、修理、交換、引取などクレーム対応のポイントと、製造物責任対応などを解説しています。また品質保証の十分条件として、アフターサービスと満足度調査、ブランドイメージの醸成、対社内活動とし、クレーム処理体制や新製品開発への営業部門の役割などに言及しています。この章では、「製造物責任法」が主要部の解説と「クレーム恒久対策手順」が掲載されています。

「品質保証活動の進め方」本のjpeg画像
日本規格協会
梅田 政夫(著)鉄 健司(編集)
発売日:2000-02
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:143677

なお本書の目次は、以下の内容です。
1 品質保証の考え方
2 品質保証活動の進め方
3 設計における品質保証活動
4 生産における品質保証活動
5 試験・検査における品質保証活動
6 市場における品質保証活動 


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  企業がTQMを導入・推進する上で必要な品質管理の基本について正しい理解と、実際に展開される諸活動を中心に概説している本を紹介します。

本書:「TQMとその進め方」です。

本書は、日本規格協会出版の9巻からなる[QC入門講座]の第1巻になります。

本書の著者は、この[QC入門講座]シリーズの編集委員長の鐵 健司氏で、本書は、1999年12月に日本規格協会から発行されています。

現在は、この第1巻は、絶版になっているようですが、中古本は、Amazonのマーケットプレイスで入手できます。

この[QC入門講座]シリーズは、TQM、管理・改善、社内標準化、品質保証などの進め方の基本を解説する1から4巻までの運営編とQC手法について解説する5から9巻までの手法編から構成されています。このシリーズの初版は、1984年ですが、1999年に新版に改定されています。

本書は、6つの章から構成されています。

1. では、「品質管理総論」
として、品質管理とは、品質保証とは何かといった品質管理の基本について、デミングサイクルや品質保証活動の仕組みと活動などについて解説しています。

2. では、「わが国の品質管理の歴史」
として、日本の50年にわたる品質管理の変遷について「SQCの時代」から「TQCからTQMの時代」までの5つの時代に区分して概観しています。

3. では、「TQMの導入と推進」
として、TQMの企業への導入・推進に当たって展開される主要な活動を中心に、人材育成のための教育、日常管理、方針管理、社長診断、QCサークル活動、機能別管理などを解説し、TQMによる成果の見方からTQMの推進上の留意点などについて解説しています。

4. では「統計的手法とその活用」
として、統計的手法の活用について、多変量解析、QC七つ道具、検定や推定、相関・回帰分析、実験計画法、官能検査、信頼性手法、新QC七つ道具、商品企画七つ道具、QCストーリーなどに触れ、基本的な手法を活用する上での留意点も含めて解説しています。

5. では、「小集団活動とその導入・推進」
として、QCサークルを始めとした小集団活動の意義、その導入から運営・育成の手順、経営者や管理者・推進者などの役割と心構え等についての解説しています。

6.では、「むすびにかえて(品質管理の基本/QC的な考え方)」
として、本書の全体をレビューし、品質管理の基本の考え方やQC的考え方についてまとめて解説されています。

TQMとその進め方の本の写真
日本規格協会
鉄 健司(著)
発売日:1999-12
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:119181

なお本書の目次は、以下の内容です。
1. 品質管理総論
 1.1 品質管理
 1.2 品質保証
2. わが国の品質管理の歴史
 2.1 わが国への品質管理の導入-SQCの時代
 2.2 日本的品質管理の形成-SQCよりTQCへ
 2.3 生産企業におけるTQCの確立-1970年代
 2.4 生産企業から他業種へのTQCの拡大と国際化-1960年代
 2.5 1990年代の品質管理・21世紀に向けて-TQCからTQMへ
3. TQMの導入と推進
 3.1 TQMの導入にあたって
 3.2 全社的な気運の盛り上がりと経営トップのリーダーシップ
 3.3 推進のための組織と推進計画
 3.4 品質管理の教育・訓練
 3.5 日常管理と管理項目
 3.6 方針管理
 3.7 TQMにおけるQC診断
 3.8 小集団活動の導入と活性化
 3.9 機能別改善活動などの推進
 3.10 TQMの推進による成果および留意点
4. 統計的手法とその活用
 4.1 品質管理と統計的手法
 4.2 統計的な考え方とその活用
 4.3 改善を進めるための手順
 4.4 統計的手法を活用するときの留意点
5. 小集団活動とその導入・推進
 5.1 小集団活動の意義
 5.2 QCサークルとは
 5.3 QCサークル活動の発展
 5.4 QCサークルの導入と運営
 5.5 QCサークル活動の推進
6. むすびにかえて(品質管理の基本/QC的な考え方)
 6.1 品質管理の基本
 6.2 QC的な考え方

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  「ISO9000を超えてこそ企業の持続的発展がある」とのコンセプトのもと、TQM(総合質経営)へのファースト・ステップを踏み出すことを促すことをねらいとしてシリーズ化されている日本規格協会発行の超ISO企業実践シリーズ。

 その内訳は、シリーズ1~3が基本的な事項の解説、またシリーズ4~12が具体的な実践ガイドとなっています。

本日は、その3巻になりますが、TQMを支える思想、管理の仕組み、TQMの支援技術、TQMの運用技術の概要を解説している本を紹介します。

本書:「TQMの基本的考え方−超ISO企業の羅針盤」です。

本書は、『超ISO企業 実践シリーズ 3』として、超ISO企業研究会編にて、飯塚 悦功先生と慈道 順一氏との共著にて、2005年7月に日本規格協会より発行されています。

 本書では、各章のはじめに、その章の全体像が俯瞰できるような構造的な概念図が掲載され整理され、基本的な内容が理解しやすいように工夫されています。

本書は、6つの章から成り、さらに「日本的品質管理の発展」をまとめた付録とTQC、TQMについての参考文献が掲載されています。


第1章では、「企業のはたらき」として、企業のはたらきの中で重要な「いかにしてお客様第一の経営を実現するか」という内容を取り上げ、TQMを通してお客様第一の経営を実現するための考え方について解説しています。

第2章では、「TQMとは何か」として、企業・組織の分野・規模に関わりなく経営の質として貢献できるTQMについて、TQMとは何か、またTQMを構成する考え方、仕組み、更に支援技術などのTQMを構成する要素についてその概要を解説しています。

第3章では、「TQMを支える思想」として、TQMが目標とする思想の中でも、品質を最も重要な目標とする「品質第一」の考え方、またその考え方を実現する方法としてのデータ・事実に基づく管理とは、どのような活動かと言う点を解説し、TQMの特徴でもある「人間性尊重」の意義などについて解説しています。

第4章では、「管理の仕組み」として、理念、ビジョン及び戦略に対する考え方とその策定の方法について解説し、さらにTQMの経営システムを構成する「日常管理」、「方針管理」、「経営要素別管理」の考え方と仕組みについて解説しています。さらに、企業・組織が提供する製品・サービスの品質をお客様に保証し、顧客満足を得るための管理のシステムの「品質保証システム」について解説しています。

第5章では、「TQMの支援技術」として、QCストーリーについて、問題解決法・課題達成法の手順を解説しています。さらに数値データを対象とするQC七つ道具(パレート図、特性要因図、ヒストグラム、グラフ/管理図、チェックシート、散布図、層別)および言語データを対象とする新QC七つ道具(親和図法、連関図法、系統図法、マトリックス図法、マトリックス・データ解析法、PDPC法、アローダイヤグラム法)、さらに統計的手法(:SQC、基本的手法、検定と推定、実験計画法、多変量解析法、回帰分析、信頼性データ解析)、商品企画7つ道具(インタビュー調査、アンケート調査、ポジショニング分析、アイデア発想法、アイデア選択法、コンジョイント分析、品質表)、戦略立案七つ道具(環境分析、製品分析、市場分析、製品・市場分析、プロダクト・ポートフォリオ分析、戦略の要因分析、資源配分分析)、その他のQC手法(DR、OR手法、IE手法、VE/VA手法、モデリング手法、データマイニング、シナリオプランニング)について取り上げて概説しています。

第6章では、「TQMの運用技術」として、TQMを導入し、推進する方法論、個人・組織の活性化及び相互啓発・情報インフラなど解説しています。

超ISO企業実践シリーズ〈3〉TQMの基本的考え方―超ISO企業の羅針盤
日本規格協会
飯塚 悦功(著)慈道 順一(著)超ISO企業研究会(編集)
発売日:2005-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:211496

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 企業のはたらき
1.1 企業の社会的役割
 (1) 企業とは
 (2) 企業の存在感
1.2 お客様第一の経営
 (1) お客様満足
 (2) TQMによる“お客様第一の経営”の実現
第2章 TQMとは何か
2.1 TQMとは
2.2 TQMの構成要素
 (1) TQMを支える思想
 (2) 管理の仕組み
 (3) TQMの支援技術
 (4) TQMを運用する技術
第3章 TQMを支える思想
3.1 品質第一
 (1) 品質(質)とは
 (2) 製品・サービスの品質(質),そして業務・経営の質
 (3) TQMにおける“質”の意義
3.2 データ・事実に基づく管理
 (1) 管理とは
 (2) プロセスで結果を管理する
 (3) データ・事実に基づいて考える
 (4) 維持・改善・革新
3.3 人間性尊重
 (1) 全員参加
 (2) 自主管理
 (3) 業務を通じて成長
第4章 管理の仕組み
4.1 理念・ビジョン・戦略
 (1) 経営理念
 (2) 経営ビジョン
 (3) 経営戦略
4.2 経営管理システム
 (1) 日常管理
 (2) 方針管理
 (3) 経営の要素別管理
 (4) プロジェクト別管理
4.3 品質保証システム
 (1) 品質保証とは
 (2) 品質保証のための手法
 (3) 品質保証体系
 (4) 品質保証のための組織
 (5) 経営トップの診断と品質監査
 (6) 新製品(製品・サービス)開発の品質保証
第5章 TQMの支援技術
5.1 問題解決法・課題達成法
 (1) 問題解決法
 (2) 課題達成法
5.2 QC七つ道具・新QC七つ道具
 (1) QC七つ道具
 (2) 新QC七つ道具
5.3 統計的手法
5.4 商品企画七つ道具
5.5 戦略立案七つ道具
5.6 その他のQC手法
第6章 TQMの運用技術
6.1 TQMを“使う”技術(運用技術)
6.2 体系化すべき運用技術
 (1) 導入・推進の方法論
 (2) 個人及び組織の活性化
 (3) 相互啓発・情報インフラストラクチャー
付録 日本的品質管理の発展
参考文献
索 引


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 ISO9001:2000に関するQMSの取り組みならびにISO14001:2004に関わるEMSの取り組みにおいて、その目標管理に苦労されている会社に対して、TQM(TQC)の目標管理の手法を取り込んでISOと連動させる取り組みを提案し、解説している本を紹介します。

本書:「中小企業のためのISO9001上手な目標管理の取組み方 」です。

本書は、平井 直治氏、内海 政嘉氏、ならびに秦 勝彦氏による共著にて2007年3月に日刊工業新聞社より発行されています。

本書の「まえがき」で著者は、本書の執筆の背景について、以下のように述べています。

「QMSとEMSの審査を通じて気が付いたことは、目標管理に苦労している組織が多いことです。

まず、EMSの目的・目標に関して、初回登録の場合、大半の組織が事務用紙使用量の削減、廃棄物の削減、電力使用量の削減(いわゆる紙・ゴミ・電気)を取り上げます。

ところが、いずれの目的・目標も2~3年すると削減が難しくなり、削減に向けて四苦八苦するというのが現状です。

いずれにしても紙・ゴミ・電気の環境目的・目標では、早晩改善できなくなり、維持管理になってしまいます。

 ではQMSの場合はどうかというと、品質目標に工程不良率の削減を上げた場合、3ヶ月に1回達成度を評価するという程度では、なかなか不良は減らないということが生じます。

もちろん、不適合品の管理、是正処置をしっかりやり、データ分析を確実にやることによって、原因がしっかり分析できていれば可能かも知れません。

(略)
 いずれにしても、EMSにしてもQMSにしても、目標管理がしっかりとできている組織は少ないのが現状ではないでしょうか。

しかし、筆者の知人が指導している会社の中には、ISO9001の目標管理とTQM(TQC)をドッキングして成功している会社が何社かあります。
(略)
そこで、ISOの目標管理で苦労している会社は、TQM(TQC)の目標管理の手法を導入すれば良いのではないかと考えるようになりました。」 

本書は、9章から構成されています。

1章では「ISOマネジメントシステムと目標管理」として、「マネジメントシステム」とは何か、なぜ目標管理で苦労するか、などを述べた上で目標管理とTQMとを連動させることの重要性を説いています。

2章では、「なぜ、TQM(TQC)が重要か?TQM(TQC)を知ると知らないとでは大違い」として、TQM(TQC)の概要について説明し、QC七つ道具や新QC七つ道具などの手法について解説しています。日本式のTQMの発展の陰に武士道精神ありなどのユニークな論を展開し、Spiritual Management(心の経営)とScientific Management(科学的経営)のバランスが大切とし、TQM活動を通してSpiritual Management(心の経営)が磨かれるとしています。

3章でが「日本式品質管理TQM(TQC)における目標管理の進め方」として、TQMからみた目標管理において、TQMの方針管理が目標管理に相当するとして、その進めかたを解説した上で、TQM活動では、トップダウンとボトムアップの両面の取り組みが大切であると解説しています。

4章では「品質方針の立て方」として、ISO9001:2000(JISQ9001:2000)規格の5.3項「品質方針」の要求事項を解説しています。

5章では「目標の立て方」として、目標を立てる上での6つの留意点等について一般的な観点から解説した上で、ISO9001:2000の5.4.1項「品質目標」について解説しています。

6章では、「目標管理にISOとTQMを取り込もう」として、ISOとTQMとの取り組みの一体化の重要性を説き、どのようにその一体化を進めたら良いか、また「一体化」によりどんな波及効果が期待されるかを解説しています。

7章では、「「一体化」プロセスの運用と目標達成度の評価方法」として、6章での一体化を通して、ISO9001の展開をどのようなステップで推進するかという6つのステップを解説し、品質目標の達成度の評価方法について解説しています。

8章では「マネジメント一体化の取組み事例:製造業A社―目標管理とISO9001、TQMの「一体化」推進」として、精密部品の機械加工並びに機械装置の組み立てを行っている従業員数196名の企業Aでの一体化の取り組み事例が紹介されています。「部門目標チェレンジシート」、「不適合製品処理表」、「是正・予防処置報告書」などの帳票が紹介さています。ここでは上記帳票の活用例から目標達成度の評価までのステップが紹介されています。
9章では、「ISO9001とISO14001の統合化と取組み方(目的、目標を中心に)」としてQMSおよびEMSを統合し、とくに目標管理について統合化して進める取り組み方について解説しています。

中小企業のためのISO9001上手な目標管理の取組み方
日刊工業新聞社
平井 直治(著)
発売日:2007-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:59198

なお本書の目次は、以下の内容です。
1章 ISOマネジメントシステムと目標管理
1.1 マネジメントシステムとは
1-2 なぜ目標管理で苦労するのか
1-3 マネジメントシステム間の目標を連動させる
1-4 大きな目標でないと意味がないのか
1-5 目標管理とTQMを連動する
2章 なぜ、TQM(TQC)が重要か?TQM(TQC)を知ると知らないとでは大違い
2-1 日本式品質管理TQM(TQC9とは
2-2 方針管理活動とQCサークル活動
2-3 QCサークル活動事例
2-4 日本式品質管理TQM(TQC)の狙い
2-5 QC手法の活用で驚くほどの効果  ほか
3章 日本式品質管理TQM(TQC)における目標管理の進め方
3-1 TQMからみた目標管理
3-2 企業が効率的にしかも効果的・有効的に運営するためには「仏に魂を入れます」
3-3 ヤル気を引き出したキリマンジャロの登頂
4章 品質方針の立て方
4-1 方針とは
4-2 品質方針を考える
5章 目標の立て方
5-1 目標の持つパワー
5-2 目標値には大きいパワーが潜んでいる
5-3 目標設定のとき陥りやすい、心がけて欲しい5つのポイント
5-4 ISO9001:2000における目標の立て方
6章 目標管理にISOとTQMを取り込もう
6-1 なぜ、「一体化」が必要か
6-2 目標管理へのISOとTQMの「一体化」とは
6-3 「一体化」の推進プロセス
6-4 「一体化」推進による期待効果
7章 「一体化」プロセスの運用と目標達成度の評価方法
7-1 「一体化」の推進によるISO9001の展開
7-2  品質目標達成度の評価方法
8章 マネジメント一体化の取組み事例:製造業A社―目標管理とISO9001、TQMの「一体化」推進
8-1 TQMとの「一体化」推進体制
8-2 「一体化」の取組み
8-3 「一体化」の取組みによる目標達成度の評価
9章 ISO9001とISO14001の統合化と取組み方(目的、目標を中心に)
9-1 ISO9001とISO14001との統合化
9-2 目標管理の統合について

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「ISO9000を超える」をテーマにISO9001にTQMという視点を加味することによって経営課題の解決に挑戦するプロセスを解説しているのが超ISO企業実践シリーズになりますが、本日は、その4巻を紹介します。  

 この4巻では、ISO 9001の認証取得によってそのマネジメントの仕組み等については、特定の顧客からは、評価されて商売には役立っているが、肝心のお客様からのクレーム減には結びついていないという悩みをかかえている企業は少なくないとのことで、このような組織のためにISO9001を基盤としてクレームを減らすためには、どのような取り組みが推奨されるかについてその考え方や実践のステップについて事例を通して解説しています。

本書:「超ISO企業実践シリーズ(4) 経営課題  お客様クレームを減らしたい 」です。

本書は、著者:松本 隆氏, 超ISO企業研究会 の編集にて、2005年7月に日本規格協会より発行されています。

本書の「まえがき」で著者は、以下のように述べています。

「『ISO 9001の認証取得で、品質保証の仕組みはきっちりできたし、認証取得によって特定の顧客からは評価されて商売には役立っているが、肝心のお客様からのクレーム減には結びついていない』という声をよく耳にする。同様な悩みを抱えている企業は少なくない。

 この原因は、ISO9001の仕組みを構築することで実際にクレームを減らすという活動の性格やアプローチの仕方がかなり異なっているからだと思われる。すなわちISO9001は良い品質を維持するために必要な要素を提供するもので、2000年版で「顧客満足」や「継続的改善」が盛り込まれたといっても、それは限定的で、規格そのものの基本は、「維持管理」にあるといえる。

 またISO9001に沿ったQMSの構築に際して、従来の仕事の考え方は変えずに、単に文書をたくさん作ればよいと、ムダな労力と紙を費やしただけという企業も多いのではなかろうか。このような企業は、「仕事を統一・単純化する」という「標準化」の考え方が不足していたといえる

(略)

 ISO9001についても、2000年版で、「品質マネジメントの8原則」を考慮に入れて作成されており、その8原則の中に、TQMの基本的な概念である仝楜匯峺、∩完参加、7兮嚇改善に対応する原則は織り込まれている。ただし、その意味合いや規格そのものへの反映は不十分であるといわれている。

(略)

また、クレームを減らすための仕組みは、ISO9001にもそれなりに備わっているにもかかわらず、実際の業務はISO9001とは異なる取り組みをしている人が多いところに問題があるといえる。」

本書では、お客様クレームを減らすという課題に取り組む架空の中小企業の2社を設定してその活動を通してそのための実践手法等を解説しています。

最初のA社は、機械製品を製造販売している企業の事例で、発生した1件のクレームをどのように処理し、システム全体の改善に結びつけるかという事例として紹介されています。

もう1社のB社は、電子部品を製造・販売している会社で、それまでのクレーム対応や削減活動の弱点について、短期間のチーム活動を通して改善するという全社的な取り組みの事例として紹介されています。

本書は、プロローグおよびエピローグと3つの章から構成されています。

プロローグでは、A社(機械製品を製造販売している従業員約100名で年間売上約20億円の企業)とその登場人物(飯島先生:TQMとISO9001に基づくQMS専門家と山田社長)が紹介され、その「お客様クレームを減らしたい」との社長の課題が示され、お客様クレームを減らすための以下の4つの基本ステップが解説されています。またそのステップとISO9001との関係が解説されています。

  1. お客様からのクレーム情報を集め分析する
  2. 応急処置・恒久処置(再発防止)を講じる。予防処置にもつなげる
  3. 原因解析や対策に当たってはQC手法を十分に活用する
  4. クレームの原因・対策の記録を会社の財産となるように残し活用する


第1章では、「お客様クレーム削減のための実践事項」として、上記の4つの基本ステップでISO9001からのステップアップ内容を交えて何を実施すればよいかが解説された上で、A社の「異常音」クレームに対する実践ステップが表でまとめて解説されています。

第2章では、「各階層の役割と自己診断チェックシート」として、経営者、各部門(管理者と一般従業員)の果たすべき役割について解説され、さらにお客様クレーム減に向けての4つの基本ステップについて自己評価のためのチェックリストが提示されています。

第3章では、「B社の実施事例」としてB社(電子部品を製造・販売している会社で、従業員約230名で年間売上約60億円の企業)とその登場人物(佐藤社長、営業部長、品質管理部長)が紹介され、B社の課題であるクレーム削減を目標としたQCストーリーに基づく12チームによる「BCS(B社の顧客満足(Customer Satisfaction)とクレーム削減(Claim Sakugen)に由来)活動」の取り組み事例が解説されています。

またエピローグでは、A社、B社の各社長と、飯島先生とが「クレームを減らす取り組み」を総括しています。ここで重要な点がまとめられています。例えば、飯島先生は、クレームを減らす基本ステップで大切な3つのポイントとして以下の点を上げています。

  • クレーム処理は、3S(迅速、正確、誠実)を徹底する
  • クレーム対策は、QCストーリーで展開する
  • クレーム実績のデータベース化で失敗に学ぶ

なお付録1では、「社内標準化の考え方」、付録2では、「品質コストの考え方」がそれぞれ解説されています。

超ISO企業実践シリーズ〈4〉経営課題 お客様クレームを減らしたい
日本規格協会
松本 隆(著)超ISO企業研究会(編集)
発売日:2005-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:294339

なお本書の目次は、以下の内容です。
まえがき
プロローグ
はじめに
A社と登場人物の紹介
社長の抱える悩み
お客様クレーム減のための基本ステップ
第1章 お客様クレーム減のための実践事項
ステップ 1
1.1 お客様からのクレーム情報を集め分析する
 ISO 9001からのステップアップ
 苦情とクレームの区別は?
 (1) クレーム情報の重要な意味を知る
 (2) お客様からのクレームを受け付ける
 ISO 9001からのステップアップ
 (3) 現品と実地の調査を行う
 (4) 欠陥発生のメカニズムを究明する
 (5) クレームの原因究明は多面的に行う
ステップ 2
1.2 応急処置・恒久処置(再発防止)を講じる,予防処置にもつなげる
 ISO 9001からのステップアップ
 (1) 的確で素早い応急処置を取る
 (2) 再発防止のために恒久処置を講じる
 (3) 予防処置につなげる
 (4) 恒久/予防処置は,設計・開発段階でも検討・実施する
 (5) 恒久/予防処置の効果を確認し,標準化する
ステップ 3
1.3 原因解析や対策にあたってはQC手法を十分に活用する
 ISO 9001からのステップアップ
 (1) 基礎的な手法を使いこなす
 (2) 解析を的確に行い,対策を確実・迅速にとるための手法を
    活用する
ステップ 4
1.4 クレームの原因・対策の記録を会社の財産となるように残し活用する
 ISO 9001からのステップアップ
 (1) ITを活用してクレームの記録をデータベース化する
 (2) クレームの記録の書式を決める
 (3) クレームの記録を確実に残す
 (4) クレームの記録を分析・活用する
1.5 A社の実施事例(基本ステップに対応するA社の事例)
第2章 各階層の役割と自己診断チェックシート
2.1 各階層の役割
 ISO 9001からのステップアップ
2.2 各部門(管理者と一般従業員)の役割
2.3 自己評価チェックリスト
第3章 B社の実施事例
3.1 B社と登場人物の紹介
3.2 B社の状況
3.3 B社の新たな取組み
3.4 B社の活動成果
エピローグ
付録 1 社内標準化の考え方
付録 2 品質コストの考え方


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